JP2010116086A - 車載用表示装置、表示方法および表示プログラム - Google Patents

車載用表示装置、表示方法および表示プログラム Download PDF

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Chie Izumi
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Tsutomu Sato
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Abstract

【課題】 撮像データ内の物体の認識を容易に行うことができる「車載用表示装置、表示方法および表示プログラム」を提供する。
【解決手段】 本発明に係る車載用表示装置10は、自車周辺を撮像しその撮像データを出力する撮像部20と、自車周辺の物体を検出する物体検出部30と、少なくとも撮像データと自車の走行状態に関する情報とをディスプレイに表示可能な表示部50と、物体検出部30により撮像データ内に物体が検出されたとき、ディスプレイに表示される撮像データの画像サイズが拡大するように表示部を制御する制御部70とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車載用撮像カメラにより撮像された撮像データと速度メータ等のメータ類とを併せて表示する機能を備えた車載用表示装置に関する。
自車には、車内の運転手から見ることができない死角領域が存在する。この死角領域に歩行者や自転車などの物体が存在するか否かを確認するために、リアバンパーやサイドミラーに撮像カメラを設置し、その撮像データを車内ディスプレイに表示する車載用表示装置の実用化が進んでいる。
運転席正面のメータ類の表示パネルには、速度メータ、タコメータ、燃料メータ、水温メータなどの自車の走行状態に関する情報が表示されるが、近年、これらの情報は、ディジタル化されて液晶等のディスプレイに表示されている。そして、ディスプレイには、このような自車の走行状態に関する情報とともに、撮像データが併せて表示されるようになっている。
車載用表示装置に関するいくつかの技術が報告されている。特許文献1は、自車位置、目的地、メニュー画面、誘導路を含むナビゲーション画像を大画面で表示する経路誘導装置に関し、停車用モードのときナビゲーション画像を大画面で表示し、走行用モードのとき時に速度などの情報を大画面で表示する技術を開示している。このモードの切替えは自車の速度に応じて切り換えられる。
特許文献2は、車載用表示装置において、車両のACCスイッチがオンのとき、ナビゲーション画像を拡大した表示し、次いでイグニッションがオンになると、ナビゲーション画像、メータ画像、および警告画像などを含む通常状態に切り替える技術を開示している。
特開平11−51686号公報 特開2007−131292号公報
運転席正面のワイドな液晶ディスプレイに撮像データとメータ類とを併せて表示するシステムにおいて、一般に、ディスプレイの左側には自車の左側を撮像した撮像データが表示され、右側には、自車の右側を撮像した撮像データが表示され、中央にメータ類が表示される。また、撮像カメラが1つの場合には、左ハンドル車であれば、自車の左側を撮像した撮像データがディスプレイの左側に表示され、メータ類が右側に表示される。同様に、右ハンドル車であれば、自車の右側を撮像した撮像データがディスプレイに右側に表示され、メータ類が左側に表示される。
しかし、このような撮像データとメータ類の表示レイアウトは固定的なものが多く、表示レイアウトが固定であると、例えば自車の左側後方から他車が接近しても、それに気が付かない場合があり、また、撮像データの画像サイズが小さいと物体を視認することが難しい場合がある。これでは、撮像データを表示したとしても、運転者に対する警告を有効に与えることができない。
他方、特許文献1および特許文献2は、自車の速度やイグニッションスイッチによって画像サイズを切替える技術を開示しているが、これらによって上記の課題を解決することはできない。
本発明は、このような従来の課題を解決し、撮像データ内の物体の認識を容易に行うことができる車載用表示装置、表示方法および表示プログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る車載用表示装置は、自車周辺を撮像し、その撮像データを出力する撮像手段と、自車周辺の物体を検出する物体検出手段と、少なくとも前記撮像データと自車の走行状態に関する情報とをディスプレイに表示可能な表示手段と、前記物体検出手段により前記撮像データ内に物体が検出されたとき、ディスプレイに表示される撮像データの画像サイズが拡大するように前記表示手段を制御する制御手段とを有する。
好ましくは前記物体検出手段は、自車から物体までの距離を計測する計測手段を含み、前記制御手段は、計測した距離に応じて前記撮像データの画像サイズを変更させる。好ましくは前記撮像手段は、自車の左右のそれぞれの側方を撮像する第1および第2の撮像カメラを含み、前記表示手段は、第1の撮像カメラの第1の撮像データをディスプレイの左側に表示し、第2の撮像カメラの第2の撮像データをディスプレイの右側に表示し、前記制御手段は、第1の撮像データ内に物体が検出されたとき第1の撮像データの画像サイズを拡大させ、第2の撮像データ内に物体が検出されたとき第2の撮像データの画像サイズを拡大させる。さらに前記撮像手段は、自車の後方を撮像する第3の撮像カメラを含み、前記表示手段は、第3の撮像カメラの第3の撮像データをディスプレイの中央に表示し、前記制御手段は、第3の撮像データ内に物体が検出されたとき第3の撮像データの画像サイズを拡大させるようにしてもよい。
好ましくは前記制御手段は、前記自車の走行状態に関する情報をディスプレイの端部で表示させ、ディスプレイの残りの領域に撮像データを表示させる。好ましくは前記制御手段は、撮像データの画像サイズが徐々に拡大するように前記表示手段を制御する。さらに好ましくは前記表示手段は、複数の表示フォーマットを含んでおり、前記表示手段は、前記制御手段からの指示に基づき複数の表示フォーマットの中から該当する表示フォーマットを選択し、選択された表示フォーマットに従い撮像データおよび自車の走行状態に関する情報を表示する。
本発明に係る、撮像カメラによって撮像された撮像データを自車のディスプレイに表示する方法またはプログラムは、撮像データと自車の走行状態に関する情報をディスプレイに表示するステップと、撮像データ内に物体が存在するか否かを検出するステップと、撮像データ内に物体が検出されたとき、ディスプレイに表示される撮像データの画像サイズを拡大するステップとを有する。
本発明によれば、撮像データ内に物体が検出されたとき、撮像データの画像サイズを拡大するようにしたので、運転者は、画像の拡大によって物体が検出されたことを知り、かつ、拡大された撮像データ内の物体を容易に視認することができる。これにより、運転者は、ディスプレイを注視する時間が短くなり、安全運転をすることができる。
以下、本発明の最良の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る車載用表示装置の機能ブロック図である。車載用表示装置10は、自車周辺を撮像する撮像部20と、自車周辺に存在する人や車両、自転車、その他の障害物などの物体を検出する物体検出部30と、自車の速度、エンジン回転数、燃料残量、ラジエータの水温などの自車の走行状態に関する情報を取得する走行状態情報取得部40と、撮像部20によって撮像された撮像データおよび走行状態情報取得部40で取得された情報を表示可能な表示部50と、アラーム等の音声を出力する音声出力部60と、各部を制御する制御部70とを含んで構成される。また、図示しないが、車載用表示装置10は、ユーザからの指示を入力する入力部、ネットワークシステムや外部装置とデータの送受を行う外部I/Fなどを有してもよい。
本実施例において、撮像部20は、好ましくは自車の周辺を撮像する2つの撮像カメラを含む。図2は、撮像カメラの設置例である。2つの撮像カメラ22a、22bは、好ましくは視野角が大きいの魚眼レンズを含み、自車のドアミラーに取り付けられ、それぞれが視野角180°で自車の前方、側方および後方を撮像する。
物体検出部30は、好ましくは、撮像カメラ22a、22bで撮像された撮像データから物体の有無を検出する。すなわち、物体検出部40は、撮像部20から撮像データを受け取り、撮像データを画像処理し、そこから必要な特徴データを抽出する。また、メモリに、予め車両、二輪車、人物など物体の大きさ、輪郭、色彩などのパターン情報を記憶しておき、物体検出部30は、特徴データとパターン情報とのパターンマッチングを行い、両者に一定の類似度があるとき、物体が存在すると判定する。さらに物体検出部40は、物体が存在すると判定したとき、撮像データの倍率や特徴データの大きさ等から、自車から物体までの距離および方向を判別する。
なお、物体の検出方法は、上記のパターンマッチングに限られたものではなく、これ以外にも、赤外線レーダーやミリ波レーダーを照射し、その反射波の情報から物体の有無および物体の位置を検出することも可能である。この場合、物体を検出する範囲は、少なくとも撮像範囲を含む必要があるが、物体検出範囲と撮像範囲とが一致することが望ましい。
走行状態情報取得部40は、例えば、車内のデータバスに接続され、そこから、自車の速度情報、ギアポジション情報、ガゾリンの残量情報、水温情報などを取得する。さらに、走行状態情報取得部30は、ナビゲーション装置やオーディオ装置と接続される場合には、自車位置や目的地までの誘導経路などを含むナビゲーション画像、オーディオ装置が再生している音楽情報、テレビ/ラジオ情報で受信している放送情報を取得することができる。
図3は、表示部の構成例を示すブロック図である。表示部50は、撮像カメラ22aで撮像された撮像データD1を一時的に保存するフレームバッファメモリ52と、撮像カメラ22bで撮像された撮像データD2を一時的に保存するフレームバッファメモリ54と、走行状態情報取得部40で取得された走行状態に関する情報D3を一時的に保存するフレームバッファメモリ56と、制御部70からの制御信号Sに従って、フレームバッファメモリ52、54、56からの画像を合成する画像合成部58と、合成された画像を表示するディスプレイ59とを含む。
制御部70は、例えば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、コンピュータ装置から構成され、好ましくは、内部のメモリに撮像データの表示を制御するためのプログラムを格納し、当該プログラムによって各部を制御する。
次に、車載用表示装置の動作を図4のフローチャートを参照して説明する。自車のイグニッションスイッチがオンされたとき、あるいは自車の走行が開始されたとき、撮像カメラ22a、22bは、自車の左右の撮像を開始する(ステップS101)。撮像データは、物体検出部30と制御部70へ供給される。物体検出部30は、撮像データに基づき撮像データ内に物体が存在するか否かを検出する(ステップS102)。この物体の検出は、一定時間間隔で行われる。
制御部70は、物体検出部30の検出結果を受け取り、撮像データ内に物体が検出されないとき、通常モードで撮像データを表示させる(ステップS103)。他方、撮像データ内に物体が検出されたとき、撮像データを拡大モードで表示させる(ステップS104)。通常モードまたは拡大モードの表示切り替えは、音声出力部60により案内するようにしてもよい。制御部70は、イグニッションスイッチがオフされたとき、自車の走行が停止されたとき、あるいはユーザからの指示があったとき、撮像データの表示を終了させ(ステップS105)、撮像データの表示を継続する場合には、ステップS102からの処理を繰返す。
次に、通常モードと拡大モードについて説明する。制御部70は、物体検出部30の検出結果を受けとり、物体が存在するか否かに応じて表示部50へ制御信号Sを出力する。図5は、制御信号Sの真理値表である。撮像カメラ22aおよび撮像カメラ22bで撮像された撮像データD1およびD2の双方に物体が検出されたとき、制御部70は、2ビットの制御信号「11」を表示部50へ出力する。撮像カメラ22aおよび撮像カメラ22bで撮像された撮像データD1およびD2の双方に物体が検出されないとき、制御部70は、制御信号「00」を表示部50に出力する。撮像カメラ22aまたは撮像カメラ22bの撮像データD1またはD2内に物体が検出されたとき、制御部70は、制御信号「10」または「01」を出力する。制御信号「00」のとき、撮像データは、通常モードでディスプレイに表示され、制御信号「11」、「10」、「01」のとき、撮像データは拡大モードでディスプレイに表示される。
図3に示したように、画像合成部58は、制御部70からの制御信号Sに基づき撮像データの画像サイズを可変する。制御信号Sが通常モードを示すとき、画像合成部58は、撮像データD1、D2および走行状態に関する情報D3を、予め決められた表示レイアウトに従い合成し、これらの画像をディスプレイ59に表示する。他方、制御信号Sが拡大モードを示すとき、画像合成部58は、拡大モードの表示レイアウトに従い撮像データD1、D2および走行状態に関する情報D3を合成し、これらの画像をディスプレイ59に表示する。
画像合成部58は、好ましくは、通常モードと拡大モードに対応する表示フォーマットまたは表示レイアウトを規定した情報をメモリ内に記憶し、この表示フォーマットに従い画像を合成する。図6に、制御信号(通常モードおよび拡大モード)と表示フォーマットとの対応関係を示す。
次に、表示フォーマットの具体例を説明する。図7(a)は、撮像データD1、D2内に物体が検出されないとき、すなわち通常モードの表示フォーマットF4の例である。表示エリア100は、ディスプレイ59の画面サイズに対応している。表示エリア100は、自車の左側の撮像データD1を左側に表示する表示領域102と、自車の右側の撮像データD2を右側に表示する表示領域104と、それらの間の中央部分に、自車の走行状態に関する情報D3を表示する表示領域106とを有する。左右の表示領域102、104はそれぞれ同じ大きさである。表示領域106には、自車の速度メータ、燃料計、ギアポジションなどが表示される。
表示領域106に含まれる速度メータ等の表示態様は、例えば速度メータであれば、0(ゼロ)から最高速度までの範囲内で速度を表示する円形のアナログ速度計と、走行速度を数値で表示するデジタル数値表示であってもよいし、これらを組み合わせた表示であってもよい。
図7(b)は、撮像データD1、D2内に物体が検出されたとき(制御信号が「11」)の拡大モードに対応する表示フォーマットF1の例である。表示フォーマットF1は、左右のそれぞれに物体が検出されているため、撮像データD1、D2の表示領域102、104が、図7(a)のときよりも拡大され、中央の表示領域706がそれに応じて縮小されている。好ましくは、左右の表示領域102、104は、同じサイズとなるように拡大される。
図7(c)は、撮像データD1内に物体が検出されたとき(制御信号が「10」)の拡大モードに対応する表示フォーマットF2の例である。表示フォーマットF2は、物体が検出された撮像データD1の表示領域102のみが拡大され、これに併せて中央の表示領域106が幾分だけ縮小されている。図7(d)は、撮像データD2内に物体が検出されたとき(制御信号が「01」)の拡大モードに対応する表示フォーマットF3の例である。表示フォーマットF3は、物体が検出された撮像データD2の表示領域104のみが拡大され、これに併せて中央の表示領域106が幾分だけ縮小されている。
図7(e)は、表示領域106の変形例を含む表示フォーマットF1の表示例である。表示領域102および104を拡大するために、表示領域106の表示サイズは縮小され、その縮小率に合わせて速度メータ等の表示サイズおよび配置が変更される(図7(b)参照)。しかし、速度メータ等の表示サイズが小さくなったり、配置が変更されると、運転手が瞬時に走行速度を確認できない場合がある。そこで、表示領域106bは、アナログ速度計を消去して、走行速度等を示すデジタル数値表示のみを表示する。具体的には、表示領域106bは、自車の走行速度を示す「40km/h」のみを通常モードのフォーマットF4と同じ位置に表示する。これにより、運転手が速度計の位置を見失うことなく、瞬時に走行速度を確認することができる。また、フォーマットF1において、ギアポジションや燃料計などが表示されているが、例えば選択しているギアポジション「D(ドライブ)」や、ガソリン残量のデジタル表示を表示領域106bに追加してもよい。
画像合成部58は、表示フォーマットに規定された各表示領域の大きさおよび形状に合致するように、撮像データD1、D2および走行状態に関する情報D3の倍率を拡大または縮小し、大きさを加工し、これらの画像を表示フォーマットのレイアウトに従い合成する。
なお、走行状態に関する情報D3を表示する表示領域106を縮小するとき、必ずしもすべての情報を表示せず、一部を非表示としてもよい。例えば、図7(a)の表示領域106には、速度メータ、ギアポジション、燃料計が表示されているが、図7(b)にように縮小の度合いが大きくなる場合には、ギアポジションを非表示としてもよい。さらに、表示領域106において、速度メータ、燃料計、ギアポジションの表示位置を図7(a)の配置から図7(b)のような配置に変更してもよい。
また、撮像データの表示領域を拡大するとき、表示領域が瞬間的に切替わると、ドライバーに違和感を与えたり、拡大表示への切替わりに気がつかない場合がある。そこで、表示領域102、104を拡大するとき、ディスプレイの端部から中央に向けて徐々に表示領域が広がるようなフェージング効果を取り入れ、ユーザが物体の存在に気が付きやすくすることが望ましい。
図8は、図7に示す表示フォーマットの変形例である。図7に示す表示フォーマットでは、撮像データの表示領域102または104を拡大するとき、走行状態に関する情報の表示領域106を縮小したが、図8に表示フォーマットでは、表示領域106を半透過状態で合成表示する。図8(a)のフォーマットF1’は、図7(b)の変形例であり、表示領域102、104は、画面全体を2分するように大きく拡大され、その中央に表示領域106(破線の矩形領域)が合成して表示される。図8(b)のフォーマットF2’は、図7(c)の変形例であり、表示領域106は、拡大されない表示領域104上に移動して合成表示される。図8(c)のフォーマットF3’は、図7(d)の変形例であり、表示領域106は、拡大されない表示領域102上に移動して合成表示される。表示領域106は、好ましくは、撮像データ上の物体を隠さない位置であれば、どこに表示してもよい。このような表示フォーマットにより、表示領域102、104をより拡大して表示することができる。なお、フォーマットF1’、F2’およびF3’の表示領域106は、アナログ表示を削除し、例えば図7(e)のようにデジタル数値表示のみを表示してもよい。
なお、上記実施例では、左右の撮像カメラ22a、22bの撮像データを同時に表示する例を示したが、左右いずれかの撮像データを表示するようにしてもよい。好ましくは、ハンドルが左側の運転席にある場合には、左側の撮像カメラ22aの撮像データD1をディスプレイの左側に表示し、ハンドルが右側の運転席にある場合には、右側の撮像カメラ22bの撮像データD2をディスプレイの右綿に表示する。図9は、ハンドルが左側の運転席にあるときの表示例である。図9(a)は、通常モードの表示フォーマットであり、表示エリア100Aは、撮像データD1を表示する表示領域102と、走行状態に関する情報を表示する表示領域106を左右に配置し、表示領域102と表示領域106はそれぞれ等しい大きさである。図9(b)は、撮像データD1内に物体が検出されたときの表示フォーマットであり、表示領域102が拡大され、表示領域106が縮小される。図9(c)は、図9(b)の変形であり、画面全体に表示領域102が表示され、表示領域106が表示領域100Aの端部に移動され、そこで半透明状態で合成して表示される。図9(d)は、表示領域106の変形を含む表示フォーマットの表示例である。表示領域106bは、アナログ速度計を消去し、走行速度を示すデジタル数値表示「40km/h」は、表示位置を変更せずに表示する。なお、ディスプレイに1つの撮像データを表示する場合には、撮像カメラは1台であってもよく、その場合、左ハンドル車であれば、左側のドアミラーに撮像カメラ22aを設置し、右ハンドル車であれば、右側のドアミラーに撮像カメラ22bを設置する。
次に、本発明の第2の実施例について説明する。第2の実施例では、左右の撮像カメラ22a、22bに加えて、自車中央の後方を撮像する撮像カメラ22cを有する。撮像カメラ22cは、例えばリアバンパーの中央に設置される。
図10は、第2の実施例の表示フォーマットの例を示している。第1の実施例のときと同様に、撮像データD1、D2は、表示領域102、104に表示され、撮像カメラ22cの撮像データD4を表示する表示領域108は、撮像する方向に合わせて中央上方にレイアウトされる。そして表示領域108の下方に、走行状態に関する情報D3を表示する表示領域106がレイアウトされる。なお、図10(a)は、撮像データ内に物体が検出されていない通常モードを示している。
図10(b)は、撮像データD2内に物体が検出されたときの表示フォーマットの例である。表示領域104が拡大され、表示領域102および表示領域108は非表示され、反対側の端部に表示領域106が表示される。図10(c)は、撮像データD1内に物体が検出されたときの表示フォーマットであり、表示領域102が拡大され、表示領域104および表示領域108は非表示され、反対側の端部に表示領域106が表示される。図10(d)は、撮像データD4内に物体が検出されたときの表示フォーマットであり、表示領域108が拡大され、表示領域102および104は非表示される。表示領域106は、両端部に2分割して表示される。これにより、ユーザは、拡大された表示領域から物体の方向を認識し、さらに表示領域内の物体を容易に視認することができる。
次に、本発明の第3の実施例について説明する。第3の実施例は、自車から物体までの距離を計測し、距離に応じて表示領域を拡大することを特徴とする。物体検出部30は、パターンマッチングにより撮像データ内に物体が存在するか否かを検出し、同時に自車から物体までの距離を計測する。パターンマッチング以外の方法、例えば、レーダーにより物体までの距離を計測しても良い。
制御部70は、物体検出部30からの検出結果を受け取り、撮像データ内に物体が存在する場合には、物体までの距離がしきい値よりも大きいか否かを判定する。制御部70は、物体までの距離の判別結果を含む制御信号Sを画像合成部58に出力する。画像合成部58は、制御信号Sに基づき表示フォーマットをメモリから読出し、当該表示フォーマットに応じた画像合成を行う。ここで、画像合成部58は、物体までの距離がしきい値よりも大きいとき、表示領域の拡大率を、例えば50%とし、物体までの距離がしきい値より以下になったとき、表示領域の拡大率を100%とする。
図11(a)は、撮像データD1の表示領域102と走行状態に関する情報D3の表示領域106を通常モードで表示するときの表示フォーマットの例である。図11(b)は、撮像データD1に物体が検出され、かつ物体までの距離がしきい値よりも大きいとき、表示領域102が50%で拡大され、図11(c)は、物体までの距離がしきい値以下のとき、表示領域102が100%で拡大された例を示している。このように、物体の距離に応じて表示領域の拡大率を変えることで、ユーザは、物体が接近しているのか否かを容易に認識することができる。
なお、上記例では、物体までの距離を2段階で判別したが、これ以上の複数段階で距離を判別し、その判別結果に応じて表示領域の拡大率を可変するようにしてもよい。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は、特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求項の範囲に記載された要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施例に係る車載用表示装置の構成を示すブロック図である。 図1に示す撮像部を構成する撮像カメラの設置例である。 図1に示す表示部の構成を示す図である。 本実施例の車載用表示装置の動作を示すフローチャートである。 制御信号Sの真理値表を示す図である。 制御信号Sと表示フォーマットの対応関係を規定するテーブルの例である。 図7(a)ないし(e)は、表示フォーマットの例を示す図である。 図7に示す表示フォーマットの変形例である。 1つの撮像カメラの撮像データを表示するときのフォーマット例を示す図である。 本発明の第2の実施例における表示フォーマットの例を示す図である。 本発明の第3の実施例における表示フォーマットの例を示す図である。
符号の説明
10:車載用表示装置
20:撮像部
22a、22b:撮像カメラ
30:物体検出部
40:走行状態情報取得部
50:表示部
52、54、56:フレームバッファメモリ
58:画像合成部
70:制御部
100、100A:表示エリア
102:撮像データD1の表示領域
104:撮像データD2の表示領域
106:走行状態に関する情報D3の表示領域
108:撮像データD4の表示領域

Claims (11)

  1. 自車周辺を撮像し、その撮像データを出力する撮像手段と、
    自車周辺の物体を検出する物体検出手段と、
    少なくとも前記撮像データと自車の走行状態に関する情報とをディスプレイに表示可能な表示手段と、
    前記物体検出手段により前記撮像データ内に物体が検出されたとき、ディスプレイに表示される撮像データの画像サイズが拡大するように前記表示手段を制御する制御手段と、
    を含む車載用表示装置。
  2. 前記物体検出手段は、自車から物体までの距離を計測する計測手段を含み、前記制御手段は、計測した距離に応じて前記撮像データの画像サイズを変更させる、請求項1に記載の車載用表示装置。
  3. 前記撮像手段は、自車の左右のそれぞれの側方を撮像する第1および第2の撮像カメラを含み、
    前記表示手段は、第1の撮像カメラの第1の撮像データをディスプレイの左側に表示し、第2の撮像カメラの第2の撮像データをディスプレイの右側に表示し、
    前記制御手段は、第1の撮像データ内に物体が検出されたとき第1の撮像データの画像サイズを拡大させ、第2の撮像データ内に物体が検出されたとき第2の撮像データの画像サイズを拡大させる、請求項1または2に記載の車載用表示装置。
  4. 前記撮像手段は、自車の後方を撮像する第3の撮像カメラを含み、
    前記表示手段は、第3の撮像カメラの第3の撮像データをディスプレイの中央に表示し、
    前記制御手段は、第3の撮像データ内に物体が検出されたとき第3の撮像データの画像サイズを拡大させる、請求項1または2に記載の車載用表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記自車の走行状態に関する情報をディスプレイの端部で表示させ、ディスプレイの残りの領域に撮像データを表示させる、請求項1ないし4いずれか1つに記載の車載用表示装置。
  6. 前記制御手段は、撮像データの画像サイズが徐々に拡大するように前記表示手段を制御する、請求項1ないし5いずれか1つに記載の車載用表示装置。
  7. 前記表示手段は、複数の表示フォーマットを含んでおり、前記表示手段は、前記制御手段からの指示に基づき複数の表示フォーマットの中から該当する表示フォーマットを選択し、選択された表示フォーマットに従い撮像データおよび自車の走行状態に関する情報を表示する、請求項1ないし6いずれか1つに記載の車載用表示装置。
  8. 撮像カメラによって撮像された撮像データを自車のディスプレイに表示する方法であって、
    撮像データと自車の走行状態に関する情報をディスプレイに表示するステップと、
    撮像データ内に物体が存在するか否かを検出するステップと、
    撮像データ内に物体が検出されたとき、ディスプレイに表示される撮像データの画像サイズを拡大するステップと、
    を有する表示方法。
  9. 前記拡大するステップは、撮像データの画像サイズを拡大するとき、自車の走行状態に関する情報の画像をディスプレイの端部へ移動させる、請求項8に記載の表示方法。
  10. 撮像カメラは、自車の左右のそれぞれの側方を撮像する第1および第2の撮像カメラを含み、
    第1の撮像カメラの第1の撮像データがディスプレイの左側に表示され、第2の撮像カメラの第2の撮像データがディスプレイの右側に表示され、
    第1の撮像データ内に物体が検出されたとき第1の撮像データの画像が拡大され、第2の撮像データ内に物体が検出されたとき第2の撮像データの画像が拡大される、請求項8または9に記載の表示方法。
  11. 撮像カメラによって撮像された撮像データを自車のディスプレイに表示するプログラムであって、
    撮像データと自車の走行状態に関する情報をディスプレイに表示するステップと、
    撮像データ内に物体が存在するか否かを検出するステップと、
    撮像データ内に物体が検出されたとき、ディスプレイに表示される撮像データの画像を拡大するステップと、
    を有する表示プログラム。
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