JP2019087909A - 画像表示装置、及び画像表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両走行中の運転を、より的確に支援できるようにする。【解決手段】車両2の周囲を俯瞰した画像に、車両2を示す車両アイコン40を、車両2の位置に合わせて重ねた全周囲俯瞰動画像4を生成し、当該全周囲俯瞰動画像4をモニター装置14に出力して表示する支援画像表示装置18において、前記車両2の車速を車速センサ12Cから取得し、車両2が走行している道路に規定されている法定速度をナビゲーション装置16から取得し、車速と法定速度との差に応じて、前記全周囲俯瞰動画像4における前記車両アイコン40の位置を変える構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、画像表示装置、及び画像表示システムに関する。
車両の周囲を撮影した車両周囲画像を、所定の仮想視点から俯瞰した俯瞰画像に変換し、車両のイラスト等を俯瞰画像に合成して表示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この表示により、運転者は、車両と車両周囲の環境との位置関係を的確に把握できる。
特開2010−93567号公報
しかしながら、従来の技術は、車両走行中の運転支援の点において改良の余地があった。
本発明は、車両走行中の運転を、より的確に支援できる画像表示装置、及び画像表示システムを提供することを目的とする。
本発明は、車両の周囲を俯瞰した画像に、前記車両を示す車両画像を、前記車両の位置に合わせて重ねた周囲俯瞰画像を生成し、前記周囲俯瞰画像を表示装置に出力して表示する画像表示装置において、前記車両の車速を取得する車速取得部と、前記車両が走行している道路に規定されている規定速度を取得する規定速度取得部と、を備え、前記車速と前記規定速度との差に応じて、前記周囲俯瞰画像における前記車両画像の位置を変えることを特徴とする。
本発明は、上記画像表示装置において、前記車速と前記規定速度との差が所定速度以内である場合、前記周囲俯瞰画像の中央に前記車両画像を位置させ、前記車速が前記規定速度よりも所定速度以上である場合、前記周囲俯瞰画像での前記車両画像の位置を前記車両の進行方向前方に移動し、前記車速が前記規定速度よりも所定速度以下である場合、前記周囲俯瞰画像での前記車両画像の位置を前記車両の進行方向後方に移動することを特徴とする。
本発明は、上記画像表示装置において、車両の周囲を俯瞰した前記画像に、前記規定速度を示す規定速度画像を重ねて前記周囲俯瞰画像を生成することを特徴とする。
本発明は、上記画像表示装置において、車両の周囲を俯瞰した前記画像の道路に、前記車両の走行予定軌跡を示す走行予定軌跡画像を重ねて前記周囲俯瞰画像を生成することを特徴とする。
本発明は、上記画像表示装置において、前記車両の走行シーンごとに、仮想視点を変えた前記周囲俯瞰画像を生成することを特徴とする。
本発明は、上記画像表示装置において、前記車両が走行中から停車に至る停車時の走行シーン、及び前記車両が発進する発進時の走行シーンでは、前記車速が大きくなるほど、前記周囲俯瞰画像における前記車両画像が中央から前記車両の進行方向後方に移動し当該進行方向前方の範囲が広くなる前記周囲俯瞰画像を生成する、ことを特徴とする。
本発明は、上記画像表示装置において、前記車両の停車時の走行シーン、及び前記車両の発進時の走行シーン以外の走行シーンでは、前記車速が設定速度を超えた場合に、前記周囲俯瞰画像における前記車両の進行方向前方の一部の範囲を拡大した前記周囲俯瞰画像を生成する、ことを特徴とする。
本発明は、上記画像表示装置において、後続車両の情報を取得する後続車両情報取得部を備え、前記車両の停車時の走行シーン、及び前記車両の発進時の走行シーン以外の走行シーンでは、後続車両が存在する場合に、前記周囲俯瞰画像での前記車両画像の位置を前記車両の進行方向前方に移動しつつ前記車両画像の前記進行方向後方に、前記後続車両を示す後続車両画像を重ねた周囲俯瞰画像を生成し、かつ前記後続車両画像を前記車両との前記後続車両との車間距離に応じて変えることを特徴とする。
本発明は、車両の周囲を撮影するカメラと、前記車両の周囲を俯瞰した画像に、前記車両を示す車両画像を、前記車両の位置に合わせて重ねた周囲俯瞰画像を、前記カメラが撮影する動画像に基づいて生成する画像表示装置と、前記周囲俯瞰画像を表示する表示装置と、を備えた画像表示システムにおいて、前記画像表示装置は、前記車両の車速を取得する車速取得部と、前記車両が走行している道路に規定されている規定速度を取得する規定速度取得部と、を備え、前記車速と前記規定速度との差に応じて、前記周囲俯瞰画像における前記車両画像の位置を変えることを特徴とする。
本発明によれば、車両走行中の運転を、より的確に支援できる。
本発明の実施形態に係る走行支援ビュー表示システムを模式的に示す図である。 走行支援ビュー表示システムの機能的構成を示すブロック図である。 全周囲俯瞰動画像と仮想視点との関係を示す図である。 全周囲俯瞰動画像の画像変形の説明図である。 制御部によるビュー表示切替処理を示すフローチャートである。 メニュー画面を呼び出すための操作説明図である。 メニュー画面の一例を示す図である。 発進停車時支援モードにおける全周囲俯瞰動画像の表示態様の一例を示す図である。 制御部による発進停車時支援モードの制御処理を示すフローチャートである。 走行時速度支援モードにおける全周囲俯瞰動画像の表示態様の一例を示す図である。 制御部による走行時速度支援モードの制御処理を示すフローチャートである。 制御部による走行時前方支援モードの制御処理を示すフローチャートである。 走行時後方支援モードにおける全周囲俯瞰動画像の表示態様の一例を示す図である。 制御部による走行時後方支援モードの制御処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る走行支援ビュー表示システム1を模式的に示す図である。
走行支援ビュー表示システム1は、車両2に搭載され、全周囲俯瞰動画像4を運転者に提示することで、運転者の運転を支援するシステムである。
全周囲俯瞰動画像4は、車両2の全周囲の状況(例えば障害物の有無など)を運転者が視認可能にする動画像である。具体的には、全周囲俯瞰動画像4は、仮想視点6(図3参照)から車両2の全周囲3を俯瞰した動画像に、車両2を図像化した車両アイコン40を、この動画像内において車両2が存在する位置に重畳したものである。
また走行支援ビュー表示システム1は、走行シーンに応じて、仮想視点6を自動的に切り替えて全周囲俯瞰動画像4を運転者に提示可能に構成されている。この切り替えにより、運転者は、その走行シーンに適した全周囲俯瞰動画像4を視認することで、車両2の全周囲の状況を的確に把握することができる。
図2は、走行支援ビュー表示システム1の機能的構成を示すブロック図である。
同図に示すように、走行支援ビュー表示システム1は、全周囲撮影部10と、検出部12と、モニター装置14と、ナビゲーション装置16と、支援画像表示装置18と、を備えている。
全周囲撮影部10は、車両2の全周囲を撮影した動画像を支援画像表示装置18に出力するものであり、車両2の前方を撮影する前方カメラ10Aと、左側方を撮影する左側方カメラ10Bと、右側方を撮影する右側方カメラ10Cと、後方を撮影する後方カメラ10Dと、を備えている。これら前方カメラ10A、左側方カメラ10B、右側方カメラ10C、後方カメラ10Dは、車両2の全周囲に亘る範囲を、死角領域を生じさせることなく撮影可能に当該車両2に取り付けられており、それぞれが動画像をコンポジット信号により支援画像表示装置18に出力する。
検出部12は、車両2の挙動(走行状態や運転操作状態などの各種状態)を示す車両情報を検出し、当該車両情報を支援画像表示装置18に出力する。本実施形態では、検出部12は、舵角センサ12Aと、シフト位置センサ12Bと、車速センサ12Cと、ウィンカーセンサ12Dと、後側方車両検知システム12Eと、を備えている。
舵角センサ12Aはステアリングの操舵角を検出するセンサであり、シフト位置センサ12Bは変速機のシフト位置を検出するセンサである。また車速センサ12Cは、車両2の車速を示す車速パルスを検出するセンサであり、ウィンカーセンサ12Dは、ウィンカー(方向指示器)の操作ポジションを検出するセンサである。また後側方車両検知システム12Eは、車両2の走行中に、車両進行方向の後方に存在する他の走行車両(以下、「後続車両」と言う)の情報(具体的には、後続車両の有無、及び車間距離)を検知可能なシステムである。後続車両の検知には、例えばミリ波レーダーや、車両2の後方を撮影した画像に対する画像認識処理などが用いられる。
これら操舵角、シフト位置、車速、ウィンカーの操作ポジション、後続車両の有無、及び後続車両との車間距離が車両情報として検出部12から支援画像表示装置18に入力される。
モニター装置14は、全周囲俯瞰動画像4や、その他の各種情報を表示する表示装置であり、さらにタッチパネル14Aを備えている。タッチパネル14Aは、運転者などのユーザの操作を受け付ける操作入力部であり、操作入力を支援画像表示装置18に出力する。なお、表示装置と、操作入力部とは別体の装置であってもよく、また表示装置には例えばヘッドアップディスプレイを用いることもできる。
ナビゲーション装置16は、モニター装置14に、地図と、車両2の現在位置と、車両2の走行予定経路と、を表示し、目的などへの経路を案内する装置であり、地図データ17を記憶し、或いは、インターネット等を通じて取得可能に構成されている。また、ナビゲーション装置16は、支援画像表示装置18からの要求に応じて、当該支援画像表示装置18に地図データ17や走行予定経路を出力する。
地図データ17には、道路ごとに法律等で規定されている走行速度(以下、「法定速度」と言う)が格納されており、支援画像表示装置18は、車両2が走行中の道路の法定速度を、地図データ17に基づいて特定可能になっている。
支援画像表示装置18は、全周囲俯瞰動画像4を生成し、モニター装置14に表示する機能と、全周囲俯瞰動画像4の仮想視点6を自動或いはユーザ操作に応じて切り替えて表示する機能と、を備え、図2に示すように、制御部20と、メモリ22と、画像処理部24と、SDRAM26と、を備えている。
制御部20は、画像処理部24を制御することで、全周囲俯瞰動画像4の生成、及び表示機能や、全周囲俯瞰動画像4の仮想視点6の切り替え機能などの各種機能を実現するものである。また制御部20は、検出部12やナビゲーション装置16から入力される各種信号やデータに基づいて、車両2の車両情報(シフト位置、車速、法定速度、後続車両の情報、舵角、ウィンカー操作ポジションなど)を取得する車両情報取得部としても機能する。制御部20は、マイクロプロセッサーなどの各種のプロセッサによって実現されており、プロセッサが所定のコンピュータプログラムを実行することで、上記の制御が行われる。
メモリ22は、制御部20の制御の用に供される各種のデータ(コンピュータプログラムや、車両アイコン40のデータ、後述するマップパターン42など)を格納する。
画像処理部24は、制御部20の制御の下、全周囲撮影部10の動画像に基づいて全周囲俯瞰動画像4を生成し、モニター装置14に出力するものであり、例えばASICなどの電気的回路によって実現されている。
SDRAM26は、各種データを一時的に記憶する記憶装置であり、画像処理部24のワークエリアとして機能する。
また、上述の画像処理部24は、映像入力処理部28と、座標変換部30と、映像出力処理部32と、を備えている。
映像入力処理部28は、アナログ映像信号をデジタル映像信号に変換する、いわゆるデジタルビデオデコーダであり、A/D変換回路34と、デコーダ回路36とを備え、これらA/D変換回路34、及びデコーダ回路36が、全周囲撮影部10の前方カメラ10A、左側方カメラ10B、右側方カメラ10C、及び後方カメラ10Dごとに設けられている。
A/D変換回路34は、全周囲撮影部10が出力するコンポジット信号をアナログ−デジタル変換しデコーダ回路36に出力する。デコーダ回路36は、デジタル化されたコンポジット信号を、コンポーネント・デジタルビデオ信号に変換し座標変換部30に出力する。このコンポーネント・デジタルビデオ信号には、RGBコンポーネント・デジタルビデオ信号やYCbCrコンポーネント・デジタルビデオ信号などが用いられる。
座標変換部30は、制御部20の制御の下、映像入力処理部28のコンポーネント・デジタルビデオ信号に基づいて全周囲俯瞰動画像4を生成し、映像出力処理部32に出力する。
具体的には、座標変換部30は、前方カメラ10A、左側方カメラ10B、右側方カメラ10C、及び後方カメラ10Dのコンポーネント・デジタルビデオ信号を合成して車両2の全周囲をカバーした全周囲動画像を生成する。次いで、座標変換部30は、全周囲動画像を座標変換することで車両2の全周囲を所定の仮想視点6から俯瞰した俯瞰動画像を生成する。そして座標変換部30は、車両2を図像化したイラストである自車両アイコン40を、俯瞰動画像における車両2の位置に合わせて重畳し、全周囲俯瞰動画像4を生成する。
またメモリ22には、車両2の全周囲を映す全周囲動画像の各画像の座標点と、全周囲俯瞰動画像4の各画素の座標点の対応関係を規定したデータ(以下、「マップパターン」と言い、符号42を付す)が予め格納されている。座標変換部30は、このマップパターン42を参照して全周囲動画像を座標変換し全周囲俯瞰動画像4を生成する。
映像出力処理部32は、座標変換部30からのデジタル映像信号をアナログ映像信号に変換し、モニター装置14に出力するデジタルビデオエンコーダーであり、エンコーダ回路48と、D/A変換回路49と、を備えている。
エンコーダ回路48は、座標変換部30が出力する全周囲俯瞰動画像4のデジタルビデオ信号を、コンポジット・デジタルビデオ信号に変換しD/A変換回路49に出力する。このコンポジット・デジタルビデオ信号には、例えばRGBコンポジット・デジタルビデオ信号やYCbCrコンポジット・デジタルビデオ信号などが用いられる。
D/A変換回路49は、コンポジット・デジタルビデオ信号をデジタル−アナログ変換し、モニター装置14に出力する。これにより、全周囲俯瞰動画像4がモニター装置14に表示される。
図3は、全周囲俯瞰動画像4と仮想視点6との関係を示す図である。
支援画像表示装置18は、車両2を2次元的、又は3次元的に描いた全周囲俯瞰動画像4を選択的に表示可能に構成されている。
具体的には、図3に示すように、仮想視点6の視線方向Dと地面Rとが成す角度θ(以下、単に「視線方向Dの角度θ」と言う)を90度に設定することで、車両2が地面Rに平行な面で平面視されるので、車両2が2次元的に描かれる全周囲俯瞰動画像4が得られる。一方、視線方向Dの角度θを90度以外に設定することで、車両2を斜視されるので、車両2が3次元的に描かれる全周囲俯瞰動画像4が得られる。
ここで、仮想視点6の位置、又は視線方向Dの角度θが変わると、視線方向Dが指す箇所Pが移動し、この箇所Pの移動に伴って、全周囲俯瞰動画像4における車両アイコン40の位置も変わる。
例えば、図3において、視線方向Dが指す箇所Pが車両2の進行方向前方Gfに移動すると、全周囲俯瞰動画像4では車両アイコン40が進行方向後方Grに移動し、また、これに伴い、車両2の進行方向前方Gfを映し出す範囲が増える。換言すれば、全周囲俯瞰動画像4において、映し出す範囲を拡げる方向(車両アイコン40の移動方向)に応じた方向に、視線方向Dが指す箇所Pを移動させることで、当該範囲が広がった全周囲俯瞰動画像4を運転者に提示することができ、当該範囲の状況を運転者が、より詳細に把握できるようになる。
本実施形態では、座標変換部30が、制御部20の指示に基づいて、仮想視点6を適宜に切り替えた座標変換を実行することで、車両2を2次元的又は3次元的に描いた全周囲俯瞰動画像4や、車両アイコン40の位置を移動した全周囲俯瞰動画像4を生成する。また、仮想視点6の位置等が変わることで、仮想視点6から俯瞰したときの車両2の外観形状も変化するため、座標変換部30は、全周囲俯瞰動画像4の生成の際には、変化後の外観形状に見合った車両アイコン40を用いる。各外観形状の車両アイコン40は予めメモリ22に格納されている。
なお、以下の説明において、車両2が2次元的に描かれた全周囲俯瞰動画像4の表示を「2次元ビュー表示」と言い、車両2が3次元的に描かれた全周囲俯瞰動画像4の表示を「3次元ビュー表示」と言うことにする。
また、異なる仮想視点6の全周囲俯瞰動画像4に表示を切り替えることを「ビュー表示を切り替える」と言うこともある。
図4は、全周囲俯瞰動画像4の画像変形の説明図である。
座標変換部30は、制御部20の制御の下、全周囲俯瞰動画像4の拡大や縮小、回転、反転、歪み補正といった各種の画像変形処理を実行可能に構成されており、例えば、図4に示すように、3次元ビュー表示において、全周囲俯瞰動画像4のうち、進行方向前方Gfを含む所定範囲43を拡大して表示できるようになっている。
本実施形態では、各種の画像変形処理に対応するマップパターン42、及び、仮想視点6の切り替えごとのマップパターン42が予めメモリ22に格納されている。そして、座標変換部30が、制御部20の指示に基づいて、座標変換の際に参照するマップパターン42を切り替えることで、2次元ビュー表示/3次元ビュー表示の切替えや、各種の画像変形が施されたビュー表示が行われる。
また、本実施形態では、制御部20は、ナビゲーション装置16の地図データ17、及び走行予定経路を取得している場合、必要に応じて座標変換部30を制御して、全周囲俯瞰動画像4に、道路の走行レーン45や、道路上の走行予定軌跡画像46等を重畳させる。これにより、図4に示すように、全周囲俯瞰動画像4には、走行レーン45や、走行予定軌跡画像46も表示されることとなり、運転支援を、より十分に行うことができる。
なお、座標変換部30は、制御部20の指示に応じて、メニュー画面等の各種の表示画面のデジタル映像信号も適宜に生成する。すなわち、メモリ22は、各種の表示画面を生成するための画像データが格納されており、座標変換部30が制御部20の命令に基づいて、適宜に画像データをメモリ22から読み出し、表示画面のデジタル映像信号を生成し、映像出力処理部32に出力する。これにより、モニター装置14には、全周囲俯瞰動画像4の他にも、各種の表示画面が表示される。
次いで、走行支援ビュー表示システム1の動作について詳述する。
走行支援ビュー表示システム1は、車両2のACC電源がオンになる等して通電が開始されると、制御部20が画像処理部24を制御して全周囲俯瞰動画像4を生成し、モニター装置14に表示することで、ビュー表示が開始される。このビュー表示における仮想視点6の位置等は初期設定に従う。そして運転者等のユーザが切替操作をすることで、操作に応じてビュー表示が切り替えられる。本実施形態では、このビュー表示の切替操作は、車両2が停車している場合に限り、操作可能になっている。
図5は、制御部20によるビュー表示切替処理を示すフローチャートである。
制御部20は、車両2が停車中か否かを車両情報に基づいて判断し(ステップSa1)、車両2が停車中でない場合(ステップSa1:NO)、ビュー表示の切り替えは行わないようにするために処理を終了する。一方、車両2が停車中である場合には(ステップSa1:YES)、制御部20は、ビュー表示の切替操作のユーザ入力を待ち受ける(ステップSa2)。本実施形態では、車両2の停車は、変速機のシフト位置に基づいて判断されており、シフト位置がパーキング位置(P)又はニュートラル位置(N)である場合に、車両2が停車中であると判断される。
また、ビュー表示の切替操作は、図6に示すように、モニター装置14において、全周囲俯瞰動画像4の車両アイコン40をユーザがタッチ操作するとことで制御部20に入力される。
制御部20は、ビュー表示の切替操作が入力された場合(ステップSa2:YES)、ビュー表示を切り替えるためのメニュー画面51をモニター装置14に表示する(ステップSa3)。
図7は、メニュー画面51の一例を示す図である。
メニュー画面51には、ビュー表示のモードとして、次の4つのモードが択一的に選択可能に表示されている。すなわち、発進停車時支援モードM1、走行時速度支援モードM2、走行時前方支援モードM3、及び走行時後方支援モードM4である。
発進停車時支援モードM1は、車両2の発進時の走行シーン、及び停車時の走行シーンでの運転を適切に支援する態様で全周囲俯瞰動画像4を表示するモードである。走行時速度支援モードM2、走行時前方支援モードM3、及び走行時後方支援モードM4は、車両2の走行中の走行シーン(発進停の走行シーン、及び停車時の走行シーンを除く)の運転を適切に支援する態様で全周囲俯瞰動画像4を表示するモードである。
このように、車両2の走行シーンを、車両2の発進時及び停車時と、それ以外の車両2の走行中とに分け、走行シーンごとに適切な全周囲俯瞰動画像4の表示態様を設定することで、走行シーンに応じた適切な俯瞰動画像を運転者に提供し、より的確に運転を支援できる。
なお、各モードにおける全周囲俯瞰動画像4の表示態様については後述する。
さて、メニュー画面51において、いずれかのビュー表示モードがユーザによって選択されると(ステップSa4)、図5に示すように、制御部20は、選択されたビュー表示モードにモニター装置14の表示を切り替え(ステップSa5)、処理を終了する。
次いで、上記「発進停車時支援モード」、「走行時前方支援モード」、「走行時後方支援モード」、及び「走行時速度支援モード」について説明する。なお、以下の説明では、法定速度「50km/h」の道路を車両2が走行しているものとする。
<発進停車時支援モードM1>
図8は、発進停車時支援モードM1における全周囲俯瞰動画像4の表示態様の一例を示す図である。
発進停車時支援モードM1では、車両2が発進後の走行シーンである場合、車速が上がるにつれて仮想視点6を車両2の進行方向後方Grへと移動し、仮想視点6の視線方向Dが指す箇所Pを車両2の進行方向前方Gfに車両2から遠ざけることで、全周囲俯瞰動画像4において車両アイコン40を中央Oから進行方向後方Grに移動し、進行方向前方Gfの範囲を車速に応じて広く映し出している。これとは逆に、車両2が走行中から停車に至る走行シーンである場合、車速が下げるにつれて、仮想視点6を車両2の進行方向後方Grから元の位置(本実施形態では車両2の真上)に復帰させることで、全周囲俯瞰動画像4における車両アイコン40を中央Oに復帰させ、全周囲俯瞰動画像4における進行方向後方Grの範囲を車速に応じて、元の大きさに戻している。
図9は、制御部20による発進停車時支援モードM1の制御処理を示すフローチャートである。
制御部20は、車両情報に基づいて車両2が走行中であるか否かを判断する(ステップSb1)。本実施形態では、車両2の走行中か否かは、変速機のシフト位置に基づいて判断されており、シフト位置がドライブ位置(D)である場合に、車両2が走行中であると判断される。そして車両2が走行中である場合(ステップSb1:YES)、制御部20は、車両2の車速に応じて、仮想視点6の視線方向Dが指す箇所Pを移動する。本実施形態では、前掲図8に示すように、車速を「低速度」、「中速度」、及び「通常速度」の3段階に分け、段階ごとに視線方向Dが指す箇所Pを変化させている。
具体的には、制御部20は、車速パルスを取得して車速を判断する(ステップSb2)。
車速が「低速度」である場合(ステップSb3:YES)、モニター装置14のビュー表示を低速度用ビュー表示に切り替える(ステップSb4)。
本実施形態では、「10km/h」未満の車速が低速度に分類される。また低速度用ビュー表示には、図8に示すように、2次元ビュー表示において、全周囲俯瞰動画像4の略中央Oに車両アイコン40を配置した表示(2次元トップビュー表示)が用いられている。制御部20は、この低速度用ビュー表示(2次元トップビュー表示)に対応するマップパターン42を座標変換部30に指示して全周囲俯瞰動画像4を生成させ、これにより、モニター装置14の表示が低速度用ビュー表示に切り替えられる。
一方、車速が「中速度」である場合(ステップSb5:YES)、制御部20は、モニター装置14のビュー表示を中速度用ビュー表示に切り替え(ステップSb6)、車速が「通常速度」である場合(ステップSb7)、制御部20は、モニター装置14のビュー表示を通常速度用ビュー表示に切り替える(ステップSb8)。
本実施形態では、「10km/h」以上「25km/h」未満の車速が中速度に分類され、「25km/h」以上「40km/h」未満の車速が通常速度に分類される。
中速度用ビュー表示、及び通常速度用ビュー表示は、図8に示すように、3次元ビュー表示である。また通常速度用ビュー表示は、中速度用ビュー表示に比べて、車両アイコン40が中央Oから進行方向後方Grに移動することで、当該車両アイコン40の進行方向前方Gfの範囲が広く映し出されている。
これらステップSb1〜ステップSb8の処理は、車両2が走行中の間、繰り返し実行され、車両2が停車した場合に(ステップSb9:YES)、制御部20は処理を終了する。なお、車両2の停車時には車速が低速になるため、ビュー表示は低速度用ビュー表示(2次元トップビュー)に切り替えられることとなる。
このように、発進停車時支援モードM1では、車両2の発進時には車速が上がるにつれて、全周囲俯瞰動画像4において進行方向前方Gfの範囲が広くなるように映し出され、また車両2の停車時には車速が下がるにつれて、全周囲俯瞰動画像4において進行方向後方Grの範囲の広さが元に戻るように映し出される。
これにより、運転者は、発進時及び停車時には車両2の進行方向前方Gf及び進行方向後方Grの障害物を、車速に応じた適切な範囲で確認することができる。したがって、車両2の周辺の危険な障害物(人や自転車など)を、車速に応じた適切なタイミングで気付くことができ、運転が的確に支援されることとなる。
<走行時速度支援モードM2>
図10は、走行時速度支援モードM2における全周囲俯瞰動画像4の表示態様の一例を示す図である。
走行時速度支援モードM2では、同図に示すように、全周囲俯瞰動画像4における車両アイコン40の表示位置が、車両2の車速と、道路の法定速度との相対値に応じて移動する。この移動により、運転者が車両2の速度状況を的確に把握できるようになっている。
図11は、制御部20による走行時速度支援モードM2の制御処理を示すフローチャートである。
制御部20は、車両情報に基づいて車両2が走行中であるか否かを判断する(ステップSc1)。本実施形態では、車両2の走行中か否かは、上述の通り、変速機のシフト位置に基づいて判断されており、シフト位置がドライブ位置(D)である場合に、車両2が走行中であると判断される。そして車両2が走行中である場合(ステップSc1:YES)、制御部20は、車両2の車速と、当該車両2が走行中の道路の法定速度との相対値に応じて、全周囲俯瞰動画像4における車両アイコン40の位置を移動する。本実施形態では、前掲図10に示すように、車速と法定速度との相対値に応じて、車速を「低速度」、「速度不足」、及び「速度過多」の3段階に分け、段階ごとに車両アイコン40の位置を変えている。
具体的には、制御部20は、ナビゲーション装置16の地図データ17に基づいて、走行中の道路の法定速度を取得し(ステップSc2)、車速パルスに基づいて車速を判断する(ステップSc3)。そして、制御部20は、車速と法定速度との相対値に基づいて、車速が「適正速度」、「速度不足」、及び「速度過多」のどれに該当するかを判断する(ステップSc4、Sc5、Sc6)。本実施形態では、車速と法定速度との差が所定速度以内(例えば±10km/h)である場合を「適正速度」とし、これに対して、車速が法定速度よりも所定速度以下の場合を「速度不足」とし、車速が法定速度よりも所定速度以上の場合を「速度過多」としている。
制御部20は、車速が「適正範囲」である場合(ステップSc4:YES)、座標変換部30を制御し、図10に示すように、周囲俯瞰動画像4における車両アイコン40の位置を、車両2の進行方向の中央Oに配置する(ステップSc7)。一方、車速が「速度不足」である場合(ステップSb5:YES)、座標変換部30を制御し、図10に示すように、全周囲俯瞰動画像4における車両アイコン40の位置を、中央Oから進行方向後方Grにずれた位置に配置する(ステップSc8)。これとは逆に、車速が「速度過多」である場合(ステップSb6:YES)、座標変換部30を制御し、図10に示すように、全周囲俯瞰動画像4における車両アイコン40の位置を、中央Oから進行方向前方Gfにずれた位置に配置する(ステップSc9)。
本実施形態では、全周囲俯瞰動画像4における車両アイコン40の移動は、仮想視点6を変えずに行われており、全周囲俯瞰動画像4において、全周囲の俯瞰動画像は車速にかかわらずに共通し、車両アイコン40の位置だけが車速と法定速度との相対値に応じて変化するようになっている。
すなわち、ステップSc7、Sc8、Sc9のいずれにおいても、座標変換部30は、同じマップパターン42を参照して座標変換を行って全周囲の俯瞰動画像を生成した後、この俯瞰動画像に車両アイコン40を、車速と法定速度との相対値に応じた位置に重畳して全周囲俯瞰動画像4を生成している。このとき参照されるマップパターン42は、2次元ビュー表示、及び3次元ビュー表示のいずれでもよいが、車両2の位置が中央Oになる(仮想視点6の視線方向Dが指す箇所Pが車両2である)ものが用いられる。車両アイコン40の中央Oからの移動量は、車速と法定速度との相対値に応じて増減してもよい。
また、座標変換部30は、制御部20の制御の下、全周囲の俯瞰動画像に、法定速度を示す画像である速度表示アイコン47を重畳しており、全周囲俯瞰動画像4において速度表示アイコン47が適宜の位置(本実施形態では道路脇)に表示される。
これらステップSc1〜ステップSc9の処理は、車両2が走行中の間、繰り返し実行され、車両2が停車した場合に(ステップSc10:YES)、制御部20は処理を終了する。
このように、走行時速度支援モードM2では、全周囲俯瞰動画像4において、車両2の車速と、道路の法定速度との相対値に応じた位置に車両アイコン40が表示される。この表示により、運転者は、車両2の速度状況を簡単、かつ的確に判断できる。また、全周囲俯瞰動画像4には、速度表示アイコン47が表示されることで、運転者が法定速度を容易に確認できる。これに加え、全周囲俯瞰動画像4には、走行予定軌跡画像46や走行レーン45も表示されるので、より効果的に運転を支援できる。
<走行時前方支援モードM3>
走行時前方支援モードM3は、車両2が走行中の間、車速に応じて、例えば前掲図4に示すように、3次元ビュー表示において車両2の進行方向前方Gfを拡大表示することで、車両2の進行方向前方Gfの障害物を運転者が認識し易くするものである。
図12は、制御部20による走行時前方支援モードM3の制御処理を示すフローチャートである。
制御部20は、車両情報(本実施形態ではシフト位置)に基づいて車両2が走行中であるか否かを判断する(ステップSd1)。車両2が走行中である場合(ステップSd1:YES)、制御部20は、車速が設定速度を超えているときに、ビュー表示において進行方向前方Gfを拡大して表示する。
具体的には、制御部20は、ナビゲーション装置16の地図データ17に基づいて、車両2が走行中の道路の法定速度を特定し(ステップSd2)、また、車速パルスに基づいて車速を特定する(ステップSd3)。次いで、制御部20は、車速が設定速度以下か否かを判断する(ステップSd4)。本実施形態では、この設定速度は、法定速度に応じて適宜に設定することができ、本実施形態では、法定速度から所定速度(例えば10km/h)以下の速度に設定されている。
車速が設定速度以下である場合(ステップSd4:YES)、制御部20は、座標変換部30を制御して、走行時前方支援モードM3における通常のビュー表示に切り替える(ステップSd5)。このビュー表示では、前掲図4に示すように、車両2の進行方向後方Grから当該車両2を斜めに俯瞰した全周囲俯瞰動画像4が表示される。
そして、車速が設定速度を超えている場合(ステップSd4:NO)、制御部20は、画像処理部24を制御して、通常のビュー表示において進行方向前方Gfを拡大したビュー表示に切り替える(ステップSd6)。
これらステップSd1〜ステップSd6の処理は、車両2が走行中の間、繰り返し実行され、車両2が停車した場合に(ステップSd7:YES)、制御部20は処理を終了する。
このように、走行時前方支援モードM3においては、車速に応じて進行方向前方の表示が拡大されるので、進行方向前方の障害物(駐車車両や歩行者等)の有無を運転者が把握し易くなる。これにより、運転者は、走行中に、これから起こり得ることの予測が容易となり、安心感が与えられる。
<走行時後方支援モードM4>
図13は、走行時後方支援モードM4における全周囲俯瞰動画像4の表示態様の一例を示す図である。
走行時後方支援モードM4では、同図に示すように、車両2の走行中において、後続車両が存在する場合、全周囲俯瞰動画像4において、車両アイコン40の進行方向後方Grに、後続車両を示す画像である後続車両アイコン50が表示される。さらに、車両2と後続車両との車間距離に応じて、後続車両アイコン50の表示態様が変化する。
図14は、制御部20による走行時後方支援モードM4の制御処理を示すフローチャートである。
制御部20は、車両情報(本実施形態ではシフト位置)に基づいて車両2が走行中であるか否かを判断する(ステップSe1)。車両2が走行中である場合(ステップSc1:YES)、制御部20は、車両2と後続車両との車間距離に基づいて全周囲俯瞰動画像4の表示を制御するために、次の処理を実行する。
すなわち、制御部20は、車両情報に基づいて後続車両の車間距離を取得する(ステップSe2)。本実施形態では、後続車両の有無、及び車間距離は、後側方車両検知システム12Eによって検知されている。
後続車両がいない場合(ステップSe3:YES)、制御部20は、座標変換部30を制御し、図13に示すように、周囲俯瞰動画像4における車両アイコン40の位置を、中央Oよりも進行方向後方Grに移動した位置に配置する(ステップSe4)。
一方、後続車両が検知された場合(ステップSe3:NO)、制御部20は、座標変換部30を制御し、図13に示すように、周囲俯瞰動画像4における車両アイコン40の位置を中央Oに配置し、車両アイコン40の進行方向後方Grに後続車両アイコン50を配置する(ステップSe5)。
次いで、制御部20は、車両2と後続車両との車間距離に応じて後続車両アイコン50の表示態様を変えるべく、車間距離が「長距離」、「中距離」、「近距離」、及び「異常接近」のどれに該当するかを判断する(ステップSe6、Se7、Se8、Se9)。なお、これら「長距離」、「中距離」、「近距離」、及び「異常接近」における距離は適宜に設定される。
本実施形態では、後続車両アイコン50は、図10に示すように、車体を模した車体部50Aと、バンパーを模したバンパー部50Bと、を備え、バンパー部50Bの表示色が車間距離に応じて変化するようになっている。
具体的には、制御部20は、車間距離が「長距離」である場合(ステップSe6:YES)、後続車両アイコン50のバンパー部50Bを緑色にする(ステップSe10)。また、制御部20は、車間距離が「中距離」である場合には(ステップSe7:YES)、後続車両アイコン50のバンパー部50Bを黄色にし(ステップSe11)、車間距離が「近距離」である場合には(ステップSe8:YES)、後続車両アイコン50のバンパー部50Bを赤色にし(ステップSe12)、車間距離が「異常接近」である場合には(ステップSe13)、後続車両アイコン50のバンパー部50Bを赤色と白色の交互点滅で表示する(ステップSe13)。
これらステップSe1〜ステップSe13の処理は、車両2が走行中の間、繰り返し実行され、車両2が停車した場合に(ステップSe14:YES)、制御部20は処理を終了する。
このように、走行時後方支援モードM4では、後続車両アイコン50によって後続車両の有無、及び車間距離が示されるので、運転者は、後続車両の状況を的確に判断できる。
なお、走行時後方支援モードM4において、検出対象の後続車両は、車両2と同一の走行レーンを走行している車両に限らない。例えば運転者が車線変更の運転操作を行っている場合には、車線変更先の走行レーンを走行している車両を後続車両として検出してもよい。これにより、車両の走行レーン変更中においても、車線変更先の後続車両を運転者に把握させることができる。なお、車両2の車線変更、及び車線変更先の走行レーンは、例えば、舵角センサ12Aが検出するステアリングの操舵角や、ウィンカーセンサ12Dが検出するウィンカーポジションの変化等に基づいて特定可能である。
上述した実施形態によれば、次のような効果を奏する。
本実施形態では、車速と法定速度との差に応じて、全周囲俯瞰動画像4での車両アイコン40の位置が変わるので、運転者は、車両2の周囲の状況のみならず、車速も合わせて把握することができ、より効果的に運転を支援できる。
本実施形態では、車速と法定速度との大小に応じて、全周囲俯瞰動画像4の中で車両アイコンの位置が車両2の進行方向前方Gf又は進行方向後方Grに移動するので、運転者は車速の大小を一瞥しただけで直感的に把握できる。
本実施形態では、法定速度を示す速度表示アイコン47を重ねて全周囲俯瞰動画像4を生成する。これにより、全周囲俯瞰動画像4に映った速度標識が不鮮明であった場合でも、運転者に法定速度を確実に把握させることができる。
本実施形態では、車両2の走行予定軌跡を示す走行予定軌跡画像46を重ねて全周囲俯瞰動画像4を生成するので、運転者は、車両2の周囲のうち車両2の走行予定の箇所の状況を意識的に把握することができる。
本実施形態では、車両2の走行シーンごとに、仮想視点6を変えた全周囲俯瞰動画像4を生成するので、走行シーンごとに適切な全周囲俯瞰動画像4によって、運転者の運転をより的確に支援できる。
本実施形態では、車両2が走行中から停車に至る停車時の走行シーン、及び車両2が発進する発進時の走行シーンでは、車速が大きくなるほど、全周囲俯瞰動画像4において車両アイコン40が中央Oから車両2の進行方向前方Gfに移動し当該進行方向前方Gfの範囲が広くなるようにした。
これにより、運転者は、車両2の周囲の状況に加え、発進時においては車両2の進行方向前方Gfの状況を、より的確に把握でき、また停車時においては車両2の進行方向後方Grの状況を、より的確に把握できる。
本実施形態では、車両2の停車時の走行シーン、及び車両2の発進時の走行シーン以外の走行シーンでは、車速が設定速度を超えた場合に、全周囲俯瞰動画像4における車両2の進行方向前方Gfの一部の所定範囲43を拡大する。
これにより、車両2が比較的高速で走行している間は、車両2の進行方向前方Gfの状況の視認性が高められるので、高速走行時の走行シーンにおける運転者の運転を、より的確に支援できる。
本実施形態では、後続車両が存在する場合に、全周囲俯瞰動画像4での車両アイコン40の位置を車両2の進行方向前方Gfに移動しつつ車両アイコン40の進行方向後方Grに、後続車両を示す後続車両アイコン50を重ねて表示し、かつ後続車両アイコン50の表示態様を車両2との後続車両との車間距離に応じて変えるようにした。
これにより、運転者は、車両2の周囲の状況に加え、後続車両の有無、及び、車間距離を容易に把握することができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示したものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、及び応用が可能である。
上述した実施形態において、座標変換部30は、マップパターン42を参照して座標変換を実行したが、これに限らない。すなわち、座標変換部30は、所定の座標変換演算をリアルアイムに実行して、座標変換を実行してもよい。
上述した実施形態において、車速や法定速度、後続車両の情報といった各種の車両情報を検出する手段は、上述した検出部12やナビゲーション装置16に限らず、任意の手段を用いることができる。
走行時速度支援モードM2において、車速と法定速度との相対値に応じた移動量で車両アイコン40を無段階に移動してもよい。
1 走行支援ビュー表示システム(画像表示システム)
2 車両
4 全周囲俯瞰動画像(周囲俯瞰画像)
6 仮想視点
10 周囲撮影部
10A 前方カメラ
10B 左側方カメラ
10C 右側方カメラ
10D 後方カメラ
12 検出部
12A 舵角センサ
12B シフト位置センサ
12C 車速センサ
12D ウィンカーセンサ
12E 後側方車両検知システム
14 モニター装置(表示装置)
14A タッチパネル
16 ナビゲーション装置
17 地図データ
18 支援画像表示装置(画像表示装置)
20 制御部(車速取得部、規定速度取得部、後続車両情報取得部)
24 画像処理部
30 座標変換部
40 車両アイコン(車両画像)
42 マップパターン
43 所定範囲
46 走行予定軌跡画像
47 速度表示アイコン(規定速度画像)
50 後続車両アイコン(後続車両画像)
51 メニュー画面
D 視線方向
Gf 進行方向前方
Gr 進行方向後方
O 中央

Claims (9)

  1. 車両の周囲を俯瞰した画像に、前記車両を示す車両画像を、前記車両の位置に合わせて重ねた周囲俯瞰画像を生成し、前記周囲俯瞰画像を表示装置に出力して表示する画像表示装置において、
    前記車両の車速を取得する車速取得部と、
    前記車両が走行している道路に規定されている規定速度を取得する規定速度取得部と、を備え、
    前記車速と前記規定速度との差に応じて、前記周囲俯瞰画像における前記車両画像の位置を変える
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記車速と前記規定速度との差が所定速度以内である場合、前記周囲俯瞰画像の中央に前記車両画像を位置させ、
    前記車速が前記規定速度よりも所定速度以上である場合、前記周囲俯瞰画像での前記車両画像の位置を前記車両の進行方向前方に移動し、
    前記車速が前記規定速度よりも所定速度以下である場合、前記周囲俯瞰画像での前記車両画像の位置を前記車両の進行方向後方に移動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 車両の周囲を俯瞰した前記画像に、前記規定速度を示す規定速度画像を重ねて前記周囲俯瞰画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
  4. 車両の周囲を俯瞰した前記画像の道路に、前記車両の走行予定軌跡を示す走行予定軌跡画像を重ねて前記周囲俯瞰画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1−3のいずれかに記載の画像表示装置。
  5. 前記車両の走行シーンごとに、仮想視点を変えた前記周囲俯瞰画像を生成する
    ことを特徴とする請求項1−4のいずれかに記載の画像表示装置。
  6. 前記車両が走行中から停車に至る停車時の走行シーン、及び前記車両が発進する発進時の走行シーンでは、前記車速が大きくなるほど、前記周囲俯瞰画像における前記車両画像が中央から前記車両の進行方向後方に移動し当該進行方向前方の範囲が広くなる前記周囲俯瞰画像を生成する、ことを特徴とする請求項5に記載の画像表示装置。
  7. 前記車両の停車時の走行シーン、及び前記車両の発進時の走行シーン以外の走行シーンでは、前記車速が設定速度を超えた場合に、前記周囲俯瞰画像における前記車両の進行方向前方の一部の範囲を拡大した前記周囲俯瞰画像を生成する、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像表示装置。
  8. 後続車両の情報を取得する後続車両情報取得部を備え、
    前記車両の停車時の走行シーン、及び前記車両の発進時の走行シーン以外の走行シーンでは、後続車両が存在する場合に、前記周囲俯瞰画像での前記車両画像の位置を前記車両の進行方向前方に移動しつつ前記車両画像の前記進行方向後方に、前記後続車両を示す後続車両画像を重ねた周囲俯瞰画像を生成し、かつ前記後続車両画像を前記車両との前記後続車両との車間距離に応じて変える
    ことを特徴とする請求項5−7のいずれかに記載の画像表示装置。
  9. 車両の周囲を撮影するカメラと、
    前記車両の周囲を俯瞰した画像に、前記車両を示す車両画像を、前記車両の位置に合わせて重ねた周囲俯瞰画像を、前記カメラが撮影する動画像に基づいて生成する画像表示装置と、
    前記周囲俯瞰画像を表示する表示装置と、を備えた画像表示システムにおいて、
    前記画像表示装置は、
    前記車両の車速を取得する車速取得部と、
    前記車両が走行している道路に規定されている規定速度を取得する規定速度取得部と、を備え、
    前記車速と前記規定速度との差に応じて、前記周囲俯瞰画像における前記車両画像の位置を変える
    ことを特徴とする画像表示システム。
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