JPH0886102A - 配管ユニットにおける前板の取付構造 - Google Patents

配管ユニットにおける前板の取付構造

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JPH0886102A
JPH0886102A JP24689694A JP24689694A JPH0886102A JP H0886102 A JPH0886102 A JP H0886102A JP 24689694 A JP24689694 A JP 24689694A JP 24689694 A JP24689694 A JP 24689694A JP H0886102 A JPH0886102 A JP H0886102A
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JP
Japan
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front plate
reinforcing frame
piping
case
piping case
Prior art date
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JP24689694A
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English (en)
Inventor
Yasuo Kojima
康夫 小島
Hideki Aoki
秀樹 青木
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Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】システムトイレにおける配管ユニットの配管ケ
ース前面に前板を取り付けるに当って、取付構造を簡単
な構造とし、また取付作業性を良好なものとする。 【構成】配管ケース12の前面に、前方且つ斜め上方に
傾斜する係止片部52を備えた支持金具48を垂直な固
定片部50において固定する。一方前板22の上端部に
設けた補強フレーム38に対して高さ調節用のアジャス
トボルト46を下向きに挿通した上、補強フレーム38
に設けたナット40に螺合し、そしてこのアジャストボ
ルト46の下端を係止片部52の上面に当接させる。そ
して係止片部52における傾斜面の作用に基づく後方へ
の付勢力によって、補強フレーム38の後面を配管ケー
ス12前面に当接状態とし、且つ前板22の離脱防止を
する。また補強フレーム38の配管ケース12への当接
作用に基づいて前板22の前後方向位置を規定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、配管ユニットにおけ
る化粧板としての前板の取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】壁パネル,配管ユニット,ブース等トイ
レ構成部材を予め工場で生産し、これらを現場に搬入し
て組立施工し、以て所望のトイレ空間を構成できるよう
にしたシステムトイレが広く用いられている。
【0003】ここで配管ユニットは、配管ケースと、そ
の内部に収容される排水管,給水管等配管と、配管ケー
スの上面及び前面に配設される化粧板としての甲板及び
前板をユニット化したもので、その前面の前板に便器等
衛生器具が取り付けられるようになっている。
【0004】この配管ユニットにおける配管ケース前面
への前板の取付構造として、従来図4(イ)に示すよう
なものが知られている。図において100は配管ケー
ス、102,104は配管ケース100の上面及び前面
に配設された甲板及び前板である。前板104の上端部
には、裏面側に突出する状態で金属角パイプから成る補
強フレーム106が設けられている。
【0005】配管ケース100の上部前面には、支持金
具108が取り付けられている。支持金具108は略L
字状をなす部材であって、配管ケース100の前面に沿
って上下方向に延びる固定片部110と、固定片部11
0の上端部より前方に水平方向に延び出す支持片部11
2を備えており、その固定片部110において溶接等に
より配管ケース100の前面に固定されている。
【0006】この固定片部110の上部と配管ケース1
00の前面との間には、所定深さの且つ上端が開放形態
の挿入隙間114が形成されている。他方、前板104
における補強フレーム106には、係止金具116が取
り付けられている。この係止金具116はL字状をなし
ており、配管ケース100の前面に沿って上下方向に延
びる板状の抜止片部118の下側部分が上記挿入隙間1
14内に挿入され、抜止めされている。
【0007】また水平な固定片部120が補強フレーム
106の上面に対し、一対のボルト122にて固定され
ている。これらボルト122は、補強フレーム106の
内部に溶接されたナット124に対して螺合され、固定
片部120を補強フレーム106の上面に押圧状態に固
定している。
【0008】補強フレーム106には、これらボルト1
22,122の間の位置において上下に貫通のボルト挿
通孔が形成され、そこに高さ調節用のアジャストボルト
126が下向きに挿通されている。このアジャストボル
ト126は、補強フレーム106内部において上記ナッ
ト124とは別途に溶接されたナット128に螺合さ
れ、そしてその下端が支持金具108における支持片部
112上に当接している。
【0009】しかしながらこの取付構造の場合、係止金
具116を前板104の補強フレーム106に固定する
ために2つのボルト122と対応する2つのナット12
4が必要で所要部品点数が多いとともに、これらの他に
アジャストボルト126を螺合するためのナット128
を補強フレーム106内部に溶接固定しなければなら
ず、係止金具116の補強フレーム106への組付けに
多くの工数を必要とするとともに、前板104を配管ケ
ース100に取り付けるに際して、予め係止金具116
を前板104に取り付けておかなければならないといっ
た問題があった。
【0010】一方、前板の取付構造として図4(ロ)に
示す構造が提案されている(実開平2−54490)。
図において130は支持金具であって、垂直な固定片部
132と、前方且つ斜め上方に延び出す係止片部142
とを備えており、固定片部132において配管ケース1
00前面に固定されている。
【0011】他方、前板104の補強フレーム106に
はアジャストボルト140が下向きに挿通された上、ナ
ット144に螺合されている。このアジャストボルト1
40の下端には被係止金具146が回転可能に取り付け
られている。被係止金具146の後端部には、上記支持
金具130の係止片部142に対応した傾斜形状、即ち
後方且つ斜め下方に傾斜する形状の被係止片部148が
設けられ、この被係止片部148が係止片部142に係
止されている。
【0012】そしてこれら係止片部142と被係止片部
148との係合作用に基づいて、前板104の支持及び
配管ケース100からの離脱防止がなされている。
【0013】配管ケース100には、また、前板104
の前後方向の位置調節用の前後調節ボルト150が水平
向きに設けられている。前後調節ボルト150はナット
152に螺合され、先端を前板104の補強フレーム1
06の後面に当接させている。そしてこの前後調節ボル
ト150の回転操作によって、前板104の前後位置が
調節されるようになっている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】後者の(ロ)の取付構
造の場合、単一の個所で前板104の支持及び配管ケー
ス100からの離脱防止ができるものの、前板104の
前後位置調節のために前後調節ボルト150を配管ケー
ス100に取り付ける必要があることから、前板104
の配管ケース100への取付構造部分が複雑化するとと
もに、前板104の取付けに当って前後調節ボルト15
0の操作による前板104の前後位置調節を行わなけれ
ばならない問題がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本願の発明の前板の取付
構造はこのような課題を解決するために案出されたもの
であり、その要旨は、配管ケース内部に排水管,給水管
等配管を収容するとともに、該配管ケース前面に化粧板
としての前板を取り付けて成り、該前板の前面に便器等
衛生器具が取り付けられる配管ユニットにおける該前板
の取付構造であって、前記配管ケースの上部前面に、該
配管ケース前面に固定される固定片部と、該固定片部よ
り該配管ケースから離れる方向の前方に延び出し且つ前
方に進むにつれて斜め上方に傾斜する形状の支持片兼用
の係止片部とを備えた支持部材を、該固定片部において
該配管ケースに固定する一方、前記前板における上端部
裏面に突出状に設けた補強フレームにこれを上下に貫通
するボルト挿通孔を設けるとともに、該ボルト挿通孔に
対して同心状にナットを固設し、該ボルト挿通孔に高さ
調節用のアジャストボルトを下向きに挿通した上該ナッ
トに螺合し、且つその下端を前記支持部材における係止
片部上面に当接させ、更に前記前板における補強フレー
ムの後面を該前板の前面と平行な面に形成する一方、前
記支持部材における係止片部の前後方向幅を該補強フレ
ームの前後方向幅よりも小さくして、該補強フレームの
後面を前記配管ケース前面に直接当接状態と成したこと
にある。
【0016】
【作用及び発明の効果】以上のように本発明は、前方且
つ斜め上方に延びる傾斜形状の支持片兼用の係止片部を
支持部材に設けて、その係止片部の上面にアジャストボ
ルトの下端を当接させ、以て前板の支持を行う一方、前
板裏面に突出状に設けた補強フレームの後面を直接配管
ケース前面に当接させ、それらの当接によって前板の前
後方向位置を規定するようになしたものである。
【0017】本発明によれば、前板の支持及び配管ケー
スからの離脱防止を同一個所において且つ同一の部材に
よって行うことができるとともに、前板における補強フ
レームと配管ケースとの当接によって前板の前後位置を
規定するようにしているので、前板の前後位置調節のた
めの別途の機構は必要とせず、従って前板の配管ケース
への取付部分の構造が単純化するとともに、前板の取付
作業も簡単となる。
【0018】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図3において、10はシステムトイレにおけ
る配管ユニットであって、この配管ユニット10は、配
管ケース12と、内部に収容される排水管14,給水管
16その他配管18と、配管ケース12上面と前面とに
配設される化粧板としての甲板20及び前板22とをユ
ニット化して成るもので、壁面24に接する状態で床面
26に設置されている。
【0019】この配管ユニット10の前面には、具体的
には前板22の前面には衛生器具としての便器28が取
り付けられるようになっている。
【0020】ここで配管ケース12は、前面上端,前面
下端及び後面上端,後面下端のアングル状の横フレーム
材30に、所定間隔毎に配置した矩形枠状の補強枠32
を固設した形態のもので、全体として矩形箱状を成して
いる。
【0021】上記前板22は、図1に示しているように
下地ボード34の表面にタイル等化粧材36を貼着した
形態のもので、上端部に金属角パイプから成る補強フレ
ーム38が裏面に突出する状態で取り付けられている。
ここで補強フレーム38の後面(図中左面)は、前板2
2の前面と平行な平坦面とされている。
【0022】この補強フレーム38には、これを上下方
向に貫通するボルト挿通孔が形成されており、また補強
フレーム38内部においてこのボルト挿通孔と同心状に
ナット40が固設されている。
【0023】そしてかかるボルト挿通孔に高さ調節用の
アジャストボルト46が下向きに挿通され、且つナット
40に螺合されている。このアジャストボルト46は、
この例では大径の頭部を有しない形態のもので、頂面に
工具係合用の溝44が形成されている。またその下端は
補強フレーム38の下面より下方に突出している。
【0024】一方配管ケース12の上部前面、具体的に
は配管ケース12におけるアングル状の横フレーム材3
0の前面には、支持金具(支持部材)48が固定されて
いる。支持金具48は、垂直方向の板状に延びる固定片
部50と、固定片部50の上端より前方(図中右方)に
延び出す板状の係止片部52とから成っており(図2参
照)、その固定片部50において配管ケース12前面に
密着状態で固定されている。
【0025】係止片部52は、上記補強フレーム38の
前後方向幅(図中左右方向幅)よりも同方向の幅が小さ
いものとされており、且つ前方に進むにつれて斜め上方
に傾斜する形状とされている。
【0026】そしてこの係止片部52の上面に対して前
記アジャストボルト46の下端が当接しており、以て前
板22がかかるアジャストボルト46を介して支持され
ている。
【0027】またこの係止片部52における傾斜上面の
作用で前板22が配管ケース12の側に付勢され、その
付勢力によって補強フレーム38の後面が配管ケース1
2の前面に当接状態とされ且つ配管ケース12より離脱
防止されている。
【0028】本例においては、前板22の補強フレーム
38に固設したナット40に予めアジャストボルト46
を螺合してこれを補強フレーム38の下面より突出さ
せ、そしてこれを配管ケース12前面に予め固定した支
持金具48の係止片部52の上面に当接させるようにし
て前板22をセットする。そしてアジャストボルト46
の溝44に工具を係合させてこれを回転操作し、前板2
2の高さ調節を行う。
【0029】以上のようにして前板22を取り付けた状
態では、傾斜形状の係止片部52の作用によって前板2
2が支持されるとともに、配管ケース12の側に付勢さ
れ、以て前板22が配管ケース12から離脱防止される
とともに、係止片部52の付勢作用で補強フレーム38
の後面が配管ケース12の前面に当接状態に保たれ、以
て前板22の前後位置が自動的に規定される。即ち本例
によれば前板22を取り付けたときに、自動的にその前
後位置が定められる。
【0030】本例においては、前板22の支持及び配管
ケース12からの離脱防止を同一個所において且つ同一
の部材によって行うことができるとともに、前板22に
おける補強フレーム38と配管ケース12との当接によ
って、前板22の前後位置を規定するようにしているの
で、前板22の前後位置調節のための別途の機構を必要
とせず、従って前板22の配管ケース12への取付部分
の構造が単純化するとともに、前板22の取付作業も簡
単となる。
【0031】以上本発明の一実施例を詳述したが、本発
明は支持金具として上例以外に図4(ロ)に示す形態の
支持金具130、つまり垂直な板状の固定片部132の
下端から係止片部142が斜め上方に延び出すような形
態の支持金具を用いることも可能であるなど、その主旨
を逸脱しない範囲において、当業者の知識に基づき種々
変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である前板の取付構造の要部
を示す図である。
【図2】同実施例における支持金具の斜視図である。
【図3】同実施例における前板の取付構造を配管ユニッ
トとともに示す側面断面図である。
【図4】従来の前板の取付構造の二形態例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 配管ユニット 12 配管ケース 14 排水管 16 給水管 22 前板 28 便器 38 補強フレーム 40 ナット 46 アジャストボルト 48 支持金具(支持部材) 50 固定片部 52 係止片部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配管ケース内部に排水管,給水管等配管
    を収容するとともに、該配管ケース前面に化粧板として
    の前板を取り付けて成り、該前板の前面に便器等衛生器
    具が取り付けられる配管ユニットにおける該前板の取付
    構造であって前記配管ケースの上部前面に、該配管ケー
    ス前面に固定される固定片部と、該固定片部より該配管
    ケースから離れる方向の前方に延び出し且つ前方に進む
    につれて斜め上方に傾斜する形状の支持片兼用の係止片
    部とを備えた支持部材を、該固定片部において該配管ケ
    ースに固定する一方、前記前板における上端部裏面に突
    出状に設けた補強フレームにこれを上下に貫通するボル
    ト挿通孔を設けるとともに、該ボルト挿通孔に対して同
    心状にナットを固設し、該ボルト挿通孔に高さ調節用の
    アジャストボルトを下向きに挿通した上該ナットに螺合
    し、且つその下端を前記支持部材における係止片部上面
    に当接させ、更に前記前板における補強フレームの後面
    を該前板の前面と平行な面に形成する一方、前記支持部
    材における係止片部の前後方向幅を該補強フレームの前
    後方向幅よりも小さくして、該補強フレームの後面を前
    記配管ケース前面に直接当接状態と成したことを特徴と
    する配管ユニットにおける前板の取付構造。
JP24689694A 1994-09-14 1994-09-14 配管ユニットにおける前板の取付構造 Pending JPH0886102A (ja)

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