JPH0885030A - シンクロギヤ装置の自動組立て方法及び装置 - Google Patents

シンクロギヤ装置の自動組立て方法及び装置

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Publication number
JPH0885030A
JPH0885030A JP6248721A JP24872194A JPH0885030A JP H0885030 A JPH0885030 A JP H0885030A JP 6248721 A JP6248721 A JP 6248721A JP 24872194 A JP24872194 A JP 24872194A JP H0885030 A JPH0885030 A JP H0885030A
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JP
Japan
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synchro
hub
spring
key
sleeve
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Application number
JP6248721A
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English (en)
Inventor
Norio Yamada
則男 山田
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来手作業によって組み付けられていたシン
クロギヤ装置の組付けを3工程に分割し、該3つの工程
を垂直方向に配置してシンクロハブ及びシンクロスリー
ブをシンクロハブ搬送装置及びシンクロスリーブ搬送装
置にセットするだけの簡単な操作を行うだけで、シンク
ロハブを下方から上方に搬送し、ばね、ピン、キーを順
次供給しながら自動的に組み付けて大幅な省力化を図る
と共に作業能率及び作業の安全性を向上させる。 【構成】 ばね供給装置によってばねを供給しながらシ
ンクロハブのばね室に収納し、該ばねを押圧して圧縮さ
せる第1工程と、キー供給装置によってピンが係合した
状態のキーを供給してシンクロハブのキー溝に嵌合させ
る第2工程と、ピンを押圧しながらシンクロハブをシン
クロスリーブに軸方向に嵌合させる第3工程とに分割
し、該3工程からなる組立て工程を垂直方向に配置して
シンクロハブを上方で待機するシンクロスリーブの位置
まで上昇させながら組み立てるようにした構成を特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シンクロギヤ装置の自
動組立て方法及び装置に係り、特に従来、機構が複雑な
ため、手作業によって組み付けるしか方法がなかったシ
ンクロギヤ装置の組付けを3工程に分割し、該3つの工
程を垂直方向に配置してシンクロハブを下方から上方に
搬送しながら、ばね及びピンが摺動自在に係合するキー
を順次供給しながら組み付けて完全に自動的に組み付け
られるようにし、大幅な省力化を図ると共に作業能率及
び作業の安全性を向上させるようにしたシンクロギヤ装
置の自動組立て方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】シンクロギヤ装置は、シンクロハブ内に
一端が係止されるばねと該ばねによりシンクロスリーブ
側に付勢されるピンと該ピンが係合し軸方向に摺動自在
にかつ回転方向に拘束されてシンクロハブに装着される
キーとシンクロハブと軸方向に摺動自在に嵌合するシン
クロスリーブとから構成されているが、複雑な機構をし
ているため、その組付けは作業員の手作業に頼るしか方
法がなかった。
【0003】即ち作業台にシンクロハブを置き、該シン
クロハブのばね室にばねを挿入し、ヘラ状の工具を使用
してばねを圧縮しながら素早くピンが係合して組み合わ
されたキーをシンクロハブのキー溝に嵌合させる作業を
3ヵ所のキー溝について行った後、位相を合わせてシン
クロスリーブのギヤとシンクロハブのギヤとを噛合させ
て組み付けていた。
【0004】しかし、手作業による組付けでは、ばね、
ピン及びキーの組付けを3ヵ所のキー溝ごとに1箇所ず
つ順次組み付けるしかなく、また該作業は作業能率を向
上させることが困難な作業であるので、生産性向上のた
めにはシンクロギヤ装置の自動組立が急務の課題であっ
た。
【0005】また、かなり剛性の強いばねを圧縮しなが
ら素早くキーをキー溝に嵌合させるには、熟練した技術
と共に力を必要とするので、誰でもが行うことができる
作業ではなく作業者が限定される欠点があり、また作業
者への負担が大きく、組付け品質を高品質の状態で一定
に保持し難いという欠点があった。
【0006】更に、剛性の強いばねを圧縮しながらキー
を組み付けるので、該キーの組付け作業中に万一キーが
工具から外れるようなことがあると、キーがばねによっ
て飛ばされて手に当たって手を傷付ける等のおそれがあ
り、安全上からも改良の余地があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、シンクロギヤ装置の組立て方法を
ばね供給装置によってばねを供給しながらシンクロハブ
のばね室に収納した後該ばねを押圧して圧縮させる第1
工程と、キー供給装置によってピンが係合した状態のキ
ーをシンクロハブのキー溝に嵌合させる第2工程と、ピ
ンを押圧しながらシンクロハブをシンクロスリーブに軸
方向に嵌合させる第3工程とに分割して組み立てるよう
にし、自動機により自動的に組み立てることができるよ
うにし、大幅な省力化を図ることである。
【0008】また他の目的は、上記した3工程からなる
組立て工程を垂直方向に配置することにより、シンクロ
ハブを上方で待機するシンクロスリーブの位置まで上昇
させながら第1工程、第2工程及び第3工程と順次自動
的に組み立てることができるようにすることであり、ま
たこれによって小さなスペースを使用しながら作業能率
を大幅に向上させることである。
【0009】更に他の目的は、シンクロハブ搬送装置に
よってシンクロハブを回転方向位相を位置決めした状態
で上方に搬送しながら、ばね供給装置からばねを供給し
てシンクロハブのばね室に収納し、キー供給装置からピ
ンが摺動自在に係合したキーを供給してシンクロハブの
キー溝に組み付け、更にカムリングのカム面にピンを押
圧しながらシンクロハブをシンクロスリーブに組み付け
ることにより、軸方向の移動のみによりキーとピンが組
み付けられたシンクロハブをシンクロスリーブに組み付
けることができるようにし、またこれによってキーがば
ねで弾かれて飛び出すことを皆無として作業者が怪我を
するおそれをなくして作業上の安全性を向上させること
である。
【0010】また他の目的は、ばね供給装置を含んで構
成され、ばねをシンクロハブに形成されたばね室に収納
する第1組立てステージと、キー供給装置を含んで構成
され、ピンが摺動自在に係合するキーをシンクロハブの
キー溝に嵌合させる第2組立てステージと、カムリング
を含んで構成され、該カムリングのカム面でピンを押圧
しながらシンクロハブをシンクロスリーブに噛合させる
第3組立てステージとを垂直方向に配置することによ
り、シンクロハブ及びシンクロスリーブをシンクロハブ
搬送装置及びシンクロスリーブ搬送装置にセットするだ
けで、キーとピンが組み付けられたシンクロハブを上方
で待機するシンクロスリーブの位置まで上昇させながら
自動的にシンクロギヤ装置を組み立てることができるよ
うにすることであり、またこれによって作業者への負担
を軽減させて組付け品質を高品質に維持できるように
し、またシンクロギヤ装置の組立て作業能率を大幅に向
上させることである。
【0011】更に他の目的は、ばね供給装置及びキー供
給装置をシンクロハブに形成されたキー溝の数だけ放射
状に配設して複数のばね、ピン及びキーを同時に組付け
できるようにすることであり、またこれによって作業能
率を大幅に向上させることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】要するに本発明方法(請
求項1)は、シンクロハブ内に一端が係止されるばねと
該ばねによりシンクロスリーブ側に付勢されるピンと該
ピンが係合し軸方向に摺動自在にかつ回転方向に拘束さ
れて前記シンクロハブに装着されるキーと前記シンクロ
ハブと軸方向に摺動自在に嵌合するシンクロスリーブと
からなるシンクロギヤ装置を組み立てる方法において、
前記シンクロハブに形成されたばね室に前記ばねを収納
した後、該ばねを押圧しながら前記ピンが係合した前記
キーを前記シンクロハブのキー溝に嵌合させ、次いで前
記シンクロハブを上方で待機する前記シンクロスリーブ
の位置まで上昇させることにより該シンクロハブを該シ
ンクロスリーブに嵌合させて組み付けることを特徴とす
るものである。
【0013】また本発明方法(請求項2)は、シンクロ
ハブ内に一端が係止されるばねと該ばねによりシンクロ
スリーブ側に付勢されるピンと該ピンが係合し軸方向に
摺動自在にかつ回転方向に拘束されて前記シンクロハブ
に装着されるキーと前記シンクロハブと軸方向に摺動自
在に嵌合するシンクロスリーブとからなるシンクロギヤ
装置を組み立てる方法において、前記シンクロハブに形
成されたばね室にばね供給装置によって供給される前記
ばねを収納した後該ばねを押圧して圧縮させる第1工程
と、前記キーを前記ピンが係合した状態で供給するキー
供給装置から供給して前記シンクロハブのキー溝に嵌合
させる第2工程と、前記ピンを前記シンクロハブに対し
て半径方向に押圧しながら前記シンクロハブを前記シン
クロスリーブに軸方向に摺動させて嵌合させる第3工程
とを有することを特徴とするものである。
【0014】また本発明方法(請求項3)は、シンクロ
ハブ内に一端が係止されるばねと該ばねによりシンクロ
スリーブ側に付勢されるピンと該ピンが係合し軸方向に
摺動自在にかつ回転方向に拘束されて前記シンクロハブ
に装着されるキーと前記シンクロハブと軸方向に摺動自
在に嵌合するシンクロスリーブとからなるシンクロギヤ
装置を組み立て方法において、前記シンクロハブに形成
されたばね室にばね供給装置によって供給される前記ば
ねを収納した後該ばねを押圧して圧縮させる第1工程
と、前記キーを前記ピンが係合した状態で供給するキー
供給装置から供給して前記シンクロハブのキー溝に嵌合
させる第2工程と、前記ピンを前記シンクロハブに対し
て半径方向に押圧しながら前記シンクロハブを前記シン
クロスリーブに軸方向に摺動させて嵌合させる第3工程
とからなる3つの組立て工程を垂直方向に配置し、前記
シンクロハブを垂直方向に移動させながら順次組付ける
ことを特徴とするものである。
【0015】また本発明装置(請求項4)は、シンクロ
ハブ内に一端が係止されるばねと該ばねによりシンクロ
スリーブ側に付勢されるピンと該ピンが係合し軸方向に
摺動自在にかつ回転方向に拘束されて前記シンクロハブ
に装着されるキーと前記シンクロハブと軸方向に摺動自
在に嵌合するシンクロスリーブとからなるシンクロギヤ
装置を組み立てる装置において、前記シンクロハブを回
転方向位相を位置決めして積載し搬送するシンクロハブ
搬送装置と、前記シンクロハブに形成された複数のばね
室に前記ばねを供給して収納する複数のばね供給装置
と、前記ピンが摺動自在に係合する前記キーを供給し前
記シンクロハブのキー溝に嵌合させる複数のキー供給装
置と、前記シンクロハブ搬送装置による前記シンクロハ
ブの搬送に伴なって前記ピンを前記シンクロハブの半径
方向に押圧するカム面が形成されたカムリングと、該カ
ムリングと同軸上に前記シンクロスリーブを搬送するシ
ンクロスリーブ搬送装置とを備えたことを特徴とするも
のである。
【0016】また本発明装置(請求項5)は、シンクロ
ハブ内に一端が係止されるばねと該ばねによりシンクロ
スリーブ側に付勢されるピンと該ピンが係合し軸方向に
摺動自在にかつ回転方向に拘束されて前記シンクロハブ
に装着されるキーと前記シンクロハブと軸方向に摺動自
在に嵌合するシンクロスリーブとからなるシンクロギヤ
装置を組み立てる装置において、前記シンクロハブを回
転方向位相を位置決めして積載し垂直方向に搬送するシ
ンクロハブ搬送装置と、前記シンクロハブに形成された
複数のばね室に前記ばねを供給して収納する複数のばね
供給装置を含む第1組立てステージと、前記ピンが摺動
自在に係合する前記キーを供給し前記シンクロハブのキ
ー溝に嵌合させる複数のキー供給装置を含む第2組立て
ステージと、前記シンクロハブ搬送装置による前記シン
クロハブの搬送に伴なって前記ピンを前記シンクロハブ
の半径方向に押圧するカム面が形成されたカムリングと
該カムリングと同軸上に前記シンクロスリーブを搬送す
るシンクロスリーブ搬送装置とからなる第3組立てステ
ージとから構成されたシンクロギヤ装置の自動組立て装
置であって、前記第1組立てステージ、第2組立てステ
ージ及び第3組立てステージは垂直方向に配置され前記
シンクロハブ搬送装置によって前記シンクロハブを下方
から上方に搬送しながら順次組付けるように構成したこ
とを特徴とするものである。
【0017】
【作用】本発明のシンクロギヤ装置の自動組立て方法及
び装置は、シンクロハブ搬送装置とシンクロスリーブ搬
送装置に夫々シンクロハブ及びシンクロスリーブを積載
するだけで、シンクロハブを上方で待機するシンクロス
リーブの位置まで上昇させながら、ばね供給装置からば
ねを供給し、またキー供給装置からピンが嵌合したキー
を供給して自動的に組み付け、更に該シンクロハブをシ
ンクロスリーブに自動的に噛合させるようにしたので、
シンクロギヤ装置の組立てを完全に自動化することがで
き、作業者への負担が軽減され、かつ作業能率を大幅に
向上させることができると共に組付け品質を高品質に維
持することができる。
【0018】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。図4及び図5において、本発明に係るシンクロギ
ヤ装置の自動組立て装置10は、シンクロハブ搬送装置
11と、ばね供給装置12と、キー供給装置13と、カ
ムリング14と、シンクロスリーブ搬送装置15と、第
1組立てステージ16と、第2組立てステージ18と、
第3組立てステージ19とを備えている。
【0019】まず図1から図3において、シンクロギヤ
装置1の構成について説明すると、シンクロギヤ装置1
はシンクロハブ2、ばね3、シンクロスリーブ4、ピン
5及びキー6とから構成されており、シンクロハブ2に
形成されたばね室2cにばね3が収納されて一端3aが
係止され、該ばね3の他の一端3bにはキー6に摺動自
在に嵌合するピン5が当接してシンクロスリーブ4側
(外方)に付勢されている。
【0020】キー6は、シンクロハブ2のキー溝2dに
軸方向に摺動自在にかつ回転方向に拘束されて装着さ
れ、ばね3のばね力によってキー溝2dに押圧されて抜
け落ちないようになっている。
【0021】そしてシンクロスリーブ4の雌スプライン
4aの歯4bが切り欠かれて形成されたキー挿入部4c
とキー溝2dとの回転方向位相が位相合せされた状態
で、シンクロハブ2の外周に形成された雄スプライン2
aの歯2bとシンクロスリーブ4の雌スプライン4aの
歯4bとが噛合して組み合わされている。
【0022】シンクロギヤ装置の自動組立て装置10
は、図4及び図5において、第1組立てステージ16、
第2組立てステージ18、第3組立てステージ19が垂
直方向に配置された構成となっており、第1組立てステ
ージ16はばね供給装置12を含んで構成され、第2組
立てステージ18はキー供給装置13を含んで構成さ
れ、また第3組立てステージ19はカムリング14及び
シンクロスリーブ搬送装置15が含んで構成されてお
り、更にシンクロハブ搬送装置11が配設されている。
【0023】シンクロハブ搬送装置11は、シンクロハ
ブ2を待機位置20から作業位置21に水平に搬送し、
更に第1組立てステージ16、第2組立てステージ1
8、第3組立てステージ19へと順次上昇させて搬送す
るためのものであって、基台22に2本のガイドレール
23が配設され、移動台24がガイドレール23により
案内されて水平方向に移動できるように配設されてい
る。
【0024】移動台24には、基台22にシリンダ25
が水平に固定されたエアシリンダ27のピストンロッド
26が固定されており、該ピストンロッド26を伸縮さ
せて移動台24をガイドレール23に沿って待機位置2
0から作業位置21に移動させるように構成されてい
る。
【0025】移動台24には、更に垂直方向に配設され
たエアシリンダ28のシリンダ29が固定され、該エア
シリンダ28のピストンロッド30の先端には載置台3
1が固定されており、該載置台31上にシンクロハブ2
を位相決めした状態で積載できるようになっている。
【0026】そして待機位置20において、載置台31
上にシンクロハブ2を位相決めして積載した後、エアシ
リンダ27を作動させて移動台24を水平に移動させて
作業位置21に移動させた後、エアシリンダ28を作動
させてピストンロッド30を伸長させ、シンクロハブ2
を第1組立てステージ16、第2組立てステージ18、
第3組立てステージ19へと順次垂直方向に搬送するよ
うに構成されている。
【0027】ばね供給装置12は、シンクロハブ2にば
ね3を供給するためのものであって、図4から図8にお
いて、第1組立てステージ16に設けられており、シン
クロハブ2のキー溝2dの位置に合わせて120度間隔
で3組配置されている。
【0028】夫々のばね供給装置12には、ばね3を貯
溜する樋32が傾斜して設けられており、該ばね3を重
力で樋32中を転動させてばね案内台33に供給するよ
うになっている。
【0029】ばね案内台33は、上部にばね3を収納し
て軸方向に移動させるための溝33aが形成され、その
先端は第1組立てステージ16に位置決めされたシンク
ロハブ2のばね室2cに対向して位置するように構成さ
れている。
【0030】またばね案内台33の樋32との接合部に
は、溝33aに連続して形成された角穴33bが形成さ
れており、エアシリンダ34のピストンロッド35に固
定されたばね搬送駒36が該角穴33b中を上下方向に
摺動自在に嵌合している。
【0031】そして樋32中を転動してばね案内台33
に供給されたばね3を、エアシリンダ34のピストンロ
ッド35を伸長させることにより、ばね搬送駒36によ
って溝33aの位置まで上昇させるようになっている。
【0032】キー供給装置13は、ピン5が嵌合した状
態のキー6をシンクロハブ2に供給するためのものであ
って、図9から図11において、第2組立てステージ1
8に設けられており、ばね供給装置12と同様にシンク
ロハブ2のキー溝2dの位置に合わせて120度間隔で
3組配置されている。
【0033】夫々のキー供給装置13は、基台22に固
定されたガイドレール38に移動テーブル39が水平方
向に移動可能に配設され、該移動テーブル39にはエア
シリンダ40のピストンロッド41が連結されており、
ピストンロッド41を伸縮させることにより移動テーブ
ル39を第2組立てステージ18に配置されたシンクロ
ハブ2に近接又は離脱させるように構成されている。
【0034】移動テーブル39には、キー供給ヘッド4
2及びエアシリンダ43が固定されており、キー供給ヘ
ッド42に出没自在に嵌合する押え腕44には、エアシ
リンダ43のピストンロッド45が連結されて該エアシ
リンダ43を作動させて押え腕44をキー供給ヘッド4
2から突出させるように構成されている。
【0035】キー供給ヘッド42は、図11において、
ピン5が嵌合したキー6を収納するキー収納室42aが
形成され、該キー収納室42aの前方にはばね押え板4
6が固定されている。
【0036】また該キー供給ヘッド42の上方には、ピ
ン5が嵌合するキー6を多数縦方向に整列させて収納す
るストッカ48が配設されており、該ストッカ48から
ピン5が嵌合するキー6を1つずつ順次キー収納室42
aに供給するようになっている。
【0037】そしてエアシリンダ40が非作動状態であ
る移動テーブル39が後退位置にあるとき、ストッカ4
8からピン5が嵌合するキー6を1組、キー収納室42
aに供給した後、エアシリンダ40を作動させてピスト
ンロッド41を伸長させ、移動テーブル39を第2組立
てステージ18に配置されたシンクロハブ2に近接させ
てキー6をピン5と共に供給するように構成されてい
る。
【0038】またこのとき、ばね供給装置12によって
ばね案内台33の溝33aに供給されているばね3は、
ばね押え板46に押圧されてシンクロハブ2のばね室2
cに挿入されて組み付けられるようになっている。
【0039】カムリング14は、ばね3、ピン5及びキ
ー6が組み付けられたシンクロハブ2をシンクロスリー
ブ4に嵌合させるべく、ばね3に押圧されて突出してい
るピン5を押圧して押し込むためのものであって、図5
において、第3組立てステージ19に設けられており、
シンクロハブ2のキー溝2dの位置に合わせて120度
間隔で3つのカム面14aが形成されている。
【0040】エアシリンダ28を作動させてピストンロ
ッド30を伸長させ、シンクロハブ2を上昇させると、
該カム面14aが突出するピン5に当接し、ばね3の力
に抗して該ピン5をシンクロハブ2内に押し込むように
なっている。
【0041】シンクロスリーブ搬送装置15は、シンク
ロスリーブ4を第3組立てステージ19に搬送するため
のものであって、図5において、基台22に固定された
支柱49にガイドレール50が固定されており、該ガイ
ドレール50に移動ブロック51が摺動自在に嵌合して
いる。
【0042】移動ブロック51には、エアシリンダ52
のピストンロッド53及びシンクロスリーブ保持台54
が固定されており、エアシリンダ52を作動させること
により、シンクロスリーブ保持台54を待機位置55か
ら作業位置である第3組立てステージ19に移動させる
ようになっている。
【0043】シンクロスリーブ保持台54には、シンク
ロスリーブ4の外周に形成された溝4dに係合させて該
シンクロスリーブ4を保持するための手動係合ピン56
が設けられている。
【0044】またシンクロスリーブ保持台54の待機位
置55の下方には、エアシリンダ58のピストンロッド
59に固定され昇降自在に構成された位相合せ板60が
配設されており、該位相合せ板60上にシンクロスリー
ブ4を位相を合わせて積載し、次いでエアシリンダ58
を作動させてシンクロスリーブ4をシンクロスリーブ保
持台54の位置まで上昇させ、手動係合ピン56を手動
で操作して溝4dに係合させてシンクロスリーブ4をセ
ットするように構成されている。
【0045】そして、本発明に係るシンクロギヤ装置の
自動組立て方法(請求項1)は、シンクロハブ2内に一
端3aが係止されるばね3と該ばね3によりシンクロス
リーブ4側に付勢されるピン5と該ピン5が係合し軸方
向に摺動自在にかつ回転方向に拘束されてシンクロハブ
2に装着されるキー6とシンクロハブ2と軸方向に摺動
自在に嵌合するシンクロスリーブ4とからなるシンクロ
ギヤ装置1を組み立てる方法において、シンクロハブ2
に形成されたばね室2cにばね3を収納した後、該ばね
3を押圧しながらピン5が係合したキー6をシンクロハ
ブ2のキー溝2dに嵌合させ、次いでシンクロハブ2を
上方で待機するシンクロスリーブ4の位置まで上昇させ
ることにより該シンクロハブ2を該シンクロスリーブ4
に嵌合させて組み付ける組立て方法である。
【0046】また本発明に係るシンクロギヤ装置の自動
組立て方法(請求項2)は、シンクロハブ2内に一端3
aが係止されるばね3と該ばね3によりシンクロスリー
ブ4側に付勢されるピン5と該ピン5が係合し軸方向に
摺動自在にかつ回転方向に拘束されてシンクロハブ2に
装着されるキー6とシンクロハブ2と軸方向に摺動自在
に嵌合するシンクロスリーブ4とからなるシンクロギヤ
装置1を組み立てる方法において、シンクロハブ2に形
成されたばね室2cにばね供給装置12によって供給さ
れるばね3を収納した後該ばね3を押圧して圧縮させる
第1工程と、キー6をピン5が係合した状態で供給する
キー供給装置13から供給してシンクロハブ2のキー溝
2dに嵌合させる第2工程と、ピン5をシンクロハブ2
に対して半径方向に押圧しながらシンクロハブ2をシン
クロスリーブ4に軸方向に摺動させて嵌合させる第3工
程とを有する組立て方法である。
【0047】また本発明に係るシンクロギヤ装置の自動
組立て方法(請求項3)は、シンクロハブ2内に一端3
aが係止されるばね3と該ばね3によりシンクロスリー
ブ4側に付勢されるピン5と該ピン5が係合し軸方向に
摺動自在にかつ回転方向に拘束されてシンクロハブ2に
装着されるキー6とシンクロハブ2と軸方向に摺動自在
に嵌合するシンクロスリーブ4とからなるシンクロギヤ
装置1を組み立てる方法において、シンクロハブ2に形
成されたばね室2cにばね供給装置12によって供給さ
れるばね3を収納した後該ばね3を押圧して圧縮させる
第1工程と、キー6をピン5が係合した状態で供給する
キー供給装置13から供給してシンクロハブ2のキー溝
2dに嵌合させる第2工程と、ピン5をシンクロハブ2
に対して半径方向に押圧しながらシンクロハブ2をシン
クロスリーブ4に軸方向に摺動させて嵌合させる第3工
程とからなる3つの組立て工程を垂直方向に配置し、シ
ンクロハブ2を垂直方向に移動させながら順次組み付け
る組立て方法である。
【0048】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図4及び図5におい
て、多数のばね3をばね供給装置12の樋32に、また
ピン5が係合した多数のキー6をキー供給装置13のス
トッカ48に縦方向に整列させて収納して準備作業を行
う。
【0049】次いでシンクロハブ2のキー溝2dを位相
決めピン(図示せず)に係合させて回転方向の位相決め
して載置台31上に積載し、またシンクロスリーブ4の
キー挿入部4cを位相決めピン(図示せず)に係合させ
て回転方向の位相決めして位相合せ板60上に積載す
る。
【0050】シンクロギヤ装置の自動組立て装置10の
スイッチ(図示せず)を操作して始動させると、エアシ
リンダ58が作動してピストンロッド59が伸長し、位
相合せ板60と共にシンクロスリーブ4をシンクロスリ
ーブ保持台54の位置まで上昇させる。ここで手動係合
ピン56を操作してシンクロスリーブ4の溝4dに係合
させ、該シンクロスリーブ4をシンクロスリーブ保持台
54にセットする。
【0051】引き続いてエアシリンダ52が作動してピ
ストンロッド53を引き込み、移動ブロック51をガイ
ドレール50に沿って水平に移動させることにより、シ
ンクロスリーブ保持台54を図5の仮想線で示す待機位
置55から実線で示す第3組立てステージ19に移動さ
せて、シンクロスリーブ4を所定の位置で待機させる。
【0052】一方、載置台31上に積載されたシンクロ
ハブ2は、エアシリンダ27が作動することによりピス
トンロッド26を引き込み、移動台24をガイドレール
23で案内しながら、図5の仮想線で示す待機位置20
から実線で示す作業位置21である第1組立てステージ
16に水平方向に移動させる。
【0053】図5から図8及び図12において、ばね供
給装置12の樋32に貯溜されているばね3は、重力の
作用で該樋32中を転動してばね案内台33に供給さ
れ、一本のばね3がばね搬送駒36上に供給される。
【0054】ここでエアシリンダ34のピストンロッド
35を伸長させ、ばね搬送駒36上に乗っているばね3
を溝33aの位置まで上昇させる。
【0055】一方キー供給装置13のストッカ48に収
納されているピン5が係合したキー6は、エアシリンダ
40が非作動状態であり移動テーブル39が後退位置
(図5)にあるとき、キー供給装置13のストッカ48
とキー収納室42aの位置が一致し、該ストッカ48か
らピン5が係合したキー6が1組、キー収納室42aに
供給される。
【0056】そして図5において、エアシリンダ40を
作動させてピストンロッド41を伸長させることによ
り、移動テーブル39をキー供給ヘッド42と共にガイ
ドレール38に沿って水平方向に移動させ、ばね案内台
33の溝33aに供給されているばね3をばね押え板4
6で押圧してシンクロハブ2のばね室2cに挿入して組
み付け、更に該ばね3をばね押え板46で押圧し、圧縮
した状態で保持する。
【0057】このとき、上記したキー供給ヘッド42の
移動により、キー収納室42aに保持されているキー6
は、第2組立てステージ18に搬送されてシンクロハブ
2のキー溝2dの上方に位置し、ここでエアシリンダ4
3を作動させてピストンロッド45を伸長させ、押え腕
44をキー供給ヘッド42から突出させてキー6をばね
押え板46の裏面に押圧して保持する。
【0058】図13において、エアシリンダ28を作動
させてピストンロッド30を伸長させると、シンクロハ
ブ2は載置台31と共に第1組立てステージ16から第
2組立てステージ18へと上昇し、シンクロハブ2のキ
ー溝2dの上方に位置決めされて保持されているキー6
は、キー溝2dに嵌合する。ここでばね3はばね押え板
46で押圧されているので、キー6がキー溝2dに嵌合
する際支障となることはない。
【0059】ピストンロッド30が更に伸長すると、シ
ンクロハブ2のばね室2cに挿入されたばね3の他の一
端3bは、ばね押え板46の表面上を摺動しながら上方
に移動し、やがて該ばね押え板46から外れてピン5に
当接し、該ピン5を外方に付勢するので、キー6はキー
溝2dに押圧され、摩擦力の作用によりシンクロハブ2
から抜け落ちることなく組み込まれる。
【0060】ピストンロッド30が更に伸長すると、図
14において、シンクロハブ2は第3組立てステージ1
9に搬送され、カムリング14の位置に達する。そして
ばね3によって外方に付勢されてキー6から突出してい
るピン5は、カム面14aに当接して押圧され、ばね3
の力に抗してシンクロハブ2内に押し込まれ、該状態の
ままシンクロハブ2は更に上昇し、上方で待機している
シンクロスリーブ4の雌スプライン4aの歯4bとシン
クロハブ2の外周に形成された雄スプライン2aの歯2
bとが噛合して組み付けられる。
【0061】次いで、エアシリンダ52を作動させてピ
ストンロッド53を伸長させ、移動ブロック51をガイ
ドレール50に沿って水平に移動させてシンクロスリー
ブ保持台54を図5の実線で示す第3組立てステージ1
9から仮想線で示す待機位置55に移動させた後、手動
係合ピン56を操作して溝4dとの係合を解除し、シン
クロギヤ装置1を取り外してシンクロギヤ装置1の組付
け作業が終了する。
【0062】また、この間にエアシリンダ43を作動さ
せてピストンロッド45を引き込み、押え腕44をキー
供給ヘッド42中に引き込ませると共に、エアシリンダ
40を作動させてピストンロッド41を引き込み、移動
テーブル39をキー供給ヘッド42と共にガイドレール
38に沿って水平方向に移動させて元の位置に戻し、キ
ー供給ヘッド42に次に組み込むべきキー6をキー供給
装置13から供給して次の組付けに備える。
【0063】更にエアシリンダ34を作動させてピスト
ンロッド35を引き込み、ばね搬送駒36を角穴33b
中で降下させて次のばね3の供給準備を行い、またエア
シリンダ28を作動させてピストンロッド30を引き込
んで載置台31を降下させた後、エアシリンダ27を作
動させてピストンロッド26を伸長させて移動台24を
図5の仮想線で示す待機位置20に移動させ、次の組付
けに備える。
【0064】なお、上記したばね3及びキー6の供給及
び組付けは、3組のばね供給装置12及びキー供給装置
13を同期して作動させ、3ヵ所のキー溝2dに同時に
組付けが行われるので、極めて効率よくシンクロギヤ装
置1の組付けを行うことができ、上記した作用が繰り返
し行われて、約15秒に1組のシンクロギヤ装置1を次
々と組み付けることができる。
【0065】
【発明の効果】本発明は、上記のようにシンクロギヤ装
置の組立て方法をばね供給装置によってばねを供給しな
がらシンクロハブのばね室に収納した後該ばねを押圧し
て圧縮させる第1工程と、キー供給装置によってピンが
係合した状態のキーをシンクロハブのキー溝に嵌合させ
る第2工程と、ピンを押圧しながらシンクロハブをシン
クロスリーブに軸方向に嵌合させる第3工程とに分割し
て組み立てるようにしたので、自動機により自動的に組
み立てることができる効果があり、大幅な省力化を図る
ことができる効果がある。
【0066】また上記した3工程からなる組立て工程を
垂直方向に配置したので、シンクロハブを上方で待機す
るシンクロスリーブの位置まで上昇させながら第1工
程、第2工程及び第3工程と順次自動的に組み立てるこ
とができ、またこの結果小さなスペースを使用しながら
作業能率を大幅に向上させることができる効果がある。
【0067】更には、シンクロハブ搬送装置によってシ
ンクロハブを回転方向位相を位置決めした状態で上方に
搬送しながら、ばね供給装置からばねを供給してシンク
ロハブのばね室に収納し、キー供給装置からピンが摺動
自在に係合したキーを供給してシンクロハブのキー溝に
組み付け、更にカムリングのカム面にピンを押圧しなが
らシンクロハブをシンクロスリーブに組み付けるように
したので、軸方向の移動のみによりキーとピンが組み付
けられたシンクロハブをシンクロスリーブに組み付ける
ことができる効果があり、またこの結果キーがばねで弾
かれて飛び出すのを皆無とすることができ、作業者が怪
我をするおそれもなくなり、作業上の安全性を向上させ
ることができる効果がある。
【0068】またばね供給装置を含んで構成され、ばね
をシンクロハブに形成されたばね室に収納する第1組立
てステージと、キー供給装置を含んで構成され、ピンが
摺動自在に係合するキーをシンクロハブのキー溝に嵌合
させる第2組立てステージと、カムリングを含んで構成
され、該カムリングのカム面でピンを押圧しながらシン
クロハブをシンクロスリーブに噛合させる第3組立てス
テージとを垂直方向に配置したので、シンクロハブ及び
シンクロスリーブをシンクロハブ搬送装置及びシンクロ
スリーブ搬送装置にセットするだけで、キーとピンが組
み付けられたシンクロハブを上方で待機するシンクロス
リーブの位置まで上昇させながら自動的にシンクロギヤ
装置を組み立てることができる効果があり、またこの結
果作業者への負担を軽減させて組付け品質を高品質に維
持できる効果があり、またシンクロギヤ装置の組立て作
業能率を大幅に向上させることができる効果がある。
【0069】更には、ばね供給装置及びキー供給装置を
シンクロハブに形成されたキー溝の数だけ放射状に配設
して複数のばね、ピン及びキーを同時に組付けでき、ま
たこの結果作業能率を大幅に向上させることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】シンクロギヤ装置の分解斜視図である。
【図2】シンクロギヤ装置の要部拡大平面図である。
【図3】図2のIII−III矢視縦断面図である。
【図4】シンクロギヤ装置の自動組立て装置の平面図で
ある。
【図5】シンクロギヤ装置の自動組立て装置の正面図で
ある。
【図6】ばね供給装置の要部平面図である。
【図7】図6のVII−VII矢視縦断面図である。
【図8】図6のVIII−VIII矢視縦断面図であ
る。
【図9】キー供給装置の縦断面図である。
【図10】キー供給装置の正面図である。
【図11】キー供給ヘッドの拡大斜視図である。
【図12】シンクロハブのばね室にばねを組み付ける第
1工程を示す縦断面図である。
【図13】シンクロハブのキー溝にピンが係合したキー
を嵌合させて組み付ける第2工程を示す縦断面図であ
る。
【図14】上方で待機するシンクロスリーブにシンクロ
ハブを組み付ける第3工程を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 シンクロギヤ装置 2 シンクロハブ 2c ばね室 2d キー溝 3 ばね 4 シンクロスリーブ 5 ピン 6 キー 10 シンクロギヤ装置の自動組立て装置 11 シンクロハブ搬送装置 12 ばね供給装置 13 キー供給装置 14 カムリング 14a カム面 15 シンクロスリーブ搬送装置 16 第1組立てステージ 18 第2組立てステージ 19 第3組立てステージ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンクロハブ内に一端が係止されるばね
    と該ばねによりシンクロスリーブ側に付勢されるピンと
    該ピンが係合し軸方向に摺動自在にかつ回転方向に拘束
    されて前記シンクロハブに装着されるキーと前記シンク
    ロハブと軸方向に摺動自在に嵌合するシンクロスリーブ
    とからなるシンクロギヤ装置を組み立てる方法におい
    て、前記シンクロハブに形成されたばね室に前記ばねを
    収納した後、該ばねを押圧しながら前記ピンが係合した
    前記キーを前記シンクロハブのキー溝に嵌合させ、次い
    で前記シンクロハブを上方で待機する前記シンクロスリ
    ーブの位置まで上昇させることにより該シンクロハブを
    該シンクロスリーブに嵌合させて組み付けることを特徴
    とするシンクロギヤ装置の自動組立て方法。
  2. 【請求項2】 シンクロハブ内に一端が係止されるばね
    と該ばねによりシンクロスリーブ側に付勢されるピンと
    該ピンが係合し軸方向に摺動自在にかつ回転方向に拘束
    されて前記シンクロハブに装着されるキーと前記シンク
    ロハブと軸方向に摺動自在に嵌合するシンクロスリーブ
    とからなるシンクロギヤ装置を組み立てる方法におい
    て、前記シンクロハブに形成されたばね室にばね供給装
    置によって供給される前記ばねを収納した後該ばねを押
    圧して圧縮させる第1工程と、前記キーを前記ピンが係
    合した状態で供給するキー供給装置から供給して前記シ
    ンクロハブのキー溝に嵌合させる第2工程と、前記ピン
    を前記シンクロハブに対して半径方向に押圧しながら前
    記シンクロハブを前記シンクロスリーブに軸方向に摺動
    させて嵌合させる第3工程とを有することを特徴とする
    シンクロギヤ装置の自動組立て方法。
  3. 【請求項3】 シンクロハブ内に一端が係止されるばね
    と該ばねによりシンクロスリーブ側に付勢されるピンと
    該ピンが係合し軸方向に摺動自在にかつ回転方向に拘束
    されて前記シンクロハブに装着されるキーと前記シンク
    ロハブと軸方向に摺動自在に嵌合するシンクロスリーブ
    とからなるシンクロギヤ装置を組み立て方法において、
    前記シンクロハブに形成されたばね室にばね供給装置に
    よって供給される前記ばねを収納した後該ばねを押圧し
    て圧縮させる第1工程と、前記キーを前記ピンが係合し
    た状態で供給するキー供給装置から供給して前記シンク
    ロハブのキー溝に嵌合させる第2工程と、前記ピンを前
    記シンクロハブに対して半径方向に押圧しながら前記シ
    ンクロハブを前記シンクロスリーブに軸方向に摺動させ
    て嵌合させる第3工程とからなる3つの組立て工程を垂
    直方向に配置し、前記シンクロハブを垂直方向に移動さ
    せながら順次組み付けることを特徴とするシンクロギヤ
    装置の自動組立て方法。
  4. 【請求項4】 シンクロハブ内に一端が係止されるばね
    と該ばねによりシンクロスリーブ側に付勢されるピンと
    該ピンが係合し軸方向に摺動自在にかつ回転方向に拘束
    されて前記シンクロハブに装着されるキーと前記シンク
    ロハブと軸方向に摺動自在に嵌合するシンクロスリーブ
    とからなるシンクロギヤ装置を組み立てる装置におい
    て、前記シンクロハブを回転方向位相を位置決めして積
    載し搬送するシンクロハブ搬送装置と、前記シンクロハ
    ブに形成された複数のばね室に前記ばねを供給して収納
    する複数のばね供給装置と、前記ピンが摺動自在に係合
    する前記キーを供給し前記シンクロハブのキー溝に嵌合
    させる複数のキー供給装置と、前記シンクロハブ搬送装
    置による前記シンクロハブの搬送に伴なって前記ピンを
    前記シンクロハブの半径方向に押圧するカム面が形成さ
    れたカムリングと、該カムリングと同軸上に前記シンク
    ロスリーブを搬送するシンクロスリーブ搬送装置とを備
    えたことを特徴とするシンクロギヤ装置の自動組立て装
    置。
  5. 【請求項5】 シンクロハブ内に一端が係止されるばね
    と該ばねによりシンクロスリーブ側に付勢されるピンと
    該ピンが係合し軸方向に摺動自在にかつ回転方向に拘束
    されて前記シンクロハブに装着されるキーと前記シンク
    ロハブと軸方向に摺動自在に嵌合するシンクロスリーブ
    とからなるシンクロギヤ装置を組み立てる装置におい
    て、前記シンクロハブを回転方向位相を位置決めして積
    載し垂直方向に搬送するシンクロハブ搬送装置と、前記
    シンクロハブに形成された複数のばね室に前記ばねを供
    給して収納する複数のばね供給装置を含む第1組立てス
    テージと、前記ピンが摺動自在に係合する前記キーを供
    給し前記シンクロハブのキー溝に嵌合させる複数のキー
    供給装置を含む第2組立てステージと、前記シンクロハ
    ブ搬送装置による前記シンクロハブの搬送に伴なって前
    記ピンを前記シンクロハブの半径方向に押圧するカム面
    が形成されたカムリングと該カムリングと同軸上に前記
    シンクロスリーブを搬送するシンクロスリーブ搬送装置
    とからなる第3組立てステージとから構成されたシンク
    ロギヤ装置の自動組立て装置であって、前記第1組立て
    ステージ、第2組立てステージ及び第3組立てステージ
    は垂直方向に配置され前記シンクロハブ搬送装置によっ
    て前記シンクロハブを下方から上方に搬送しながら順次
    組み付けるように構成したことを特徴とするシンクロギ
    ヤ装置の自動組立て装置。
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