JP2522529Y2 - 円筒研削盤ワーク自動脱着装置 - Google Patents

円筒研削盤ワーク自動脱着装置

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JP2522529Y2
JP2522529Y2 JP1990004099U JP409990U JP2522529Y2 JP 2522529 Y2 JP2522529 Y2 JP 2522529Y2 JP 1990004099 U JP1990004099 U JP 1990004099U JP 409990 U JP409990 U JP 409990U JP 2522529 Y2 JP2522529 Y2 JP 2522529Y2
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俊雄 木田
丈彦 門脇
恭久 工藤
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昭和電線電纜株式会社
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は円筒研削盤に対して円筒状のワークを自動的
に装着、卸下する円筒研削盤ワーク自動脱着装置に係
る。
(従来の技術) 例えば、ファクシミリ装置の感熱ローラのようなゴム
モールドローラは、心金にインジェクションモールドに
よってシリコンゴムの被覆を施して構成されている。上
記のインジェクションモールドによって形成したままの
被覆は、心金に対しての同心の度合が不完全であり、ま
たその表面も十分に平滑とはなっていない。そのため、
インジェクションモールドによりシリコンゴム被覆を施
した後、円筒研削盤によって被覆表面に研削を施すよう
にしている。
而して、従来は円筒研削盤センタに対するワークの脱
着は、(i)人手によって行うか、(ii)ロボットによ
る自動脱着装置を使用するか、(iii)インデックス方
式の自動脱着装置を使用するかの何れかによっていた。
上記(i)〜(iii)の中で人手による脱着は、1人
の作業員が取り扱える円筒研削盤は高々3台程度であ
り、ロスタイムも大きく生産性の点で好ましくない。
そのため、(ii)、(iii)に示したような自動的な
脱着装置が使用されているが、以下第2図、第3図につ
きそれ等の概略を説明する。
先ず、第2図に示したのはロボット使用のワーク自動
脱着装置である。この図において、3台の円筒研削盤1A
〜1Cがロボット2を中心として90°間隔で配置され、円
筒研削盤1Aと1Cの間隔に対向して研削前ワークストック
コンベア3、研削済ワークストックコンベア4がそれぞ
れ設けられている。上記構成のロボット使用のワーク自
動脱着装置においては、ロボット2が研削前ワークスト
ックコンベア3からワークを取り上げ、これを円筒研削
盤1A〜1Cに装着し、研削の終了したワークを円筒研削盤
1A〜1Cから卸下してこれを研削済ワークストックコンベ
ア4に移行させる。上記のロボットの作動は、予めセッ
トしたプログラムによる作動としてもよいし、学習によ
るものとしてもよい。
次に、第3図に示したのはインデックス方式のワーク
自動脱着装置である。この図において、研削前ワークス
トックコンベア11はインデックス駆動であり、研削前ワ
ークWは前記研削前ワークストックコンベア11に等間隔
で装荷されている。また、円筒研削盤12の砥石12aと前
記研削前ワークストックコンベア11端部との間には、後
者と同期して90°宛間欠駆動される円筒状のセンタリン
グ治具13が設けられている。なお、この図中13aは前記
センタリング治具13周面に90°間隔で設けられたワーク
装着部、14は研削盤12から下方に向けて傾斜して前記セ
ンタリング治具13直下に設けられた研削済ワークストッ
カをそれぞれ示している。上記構成のインデックス方式
のワーク脱着装置においては、研削前ワークストックコ
ンベア11はワークWを保持する間隔を1インデックスの
駆動距離としており、センタリング治具13は前記研削前
ワークストックコンベア11の終端においてその停止間に
ワークWを受け取り、前記インデックスと同期して90°
宛の間欠回動を行う。この間欠回動の一の停止間にワー
クWは砥石12aに正対させられ、円筒研削を施される。
この研削を施されたワークWは、次位のインデックスに
おいてセンタリング治具13から離脱し、研削済ストッカ
14に向けて落下しここに貯蔵される。以下、上記の作動
を順次繰り返してワークの円筒研削を実施する。
(考案が解決しようとする課題) 上記何れのワーク自動脱着装置も円筒研削盤に対する
ワークの装着、卸下を自動的、且つ能率的に行うことが
でき、生産性の向上は見られるものの、円筒研削盤前面
にかなりの大きさのスペースを必要とし、その上高価な
装置となる欠点があった。
本考案は上記の事情に基づきなされたもので、円筒研
削盤前面に大きなスペースを必要とせず、しかも比較的
安価に構成することができる円筒研削盤ワーク自動脱着
装置を提供することを目的としている。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案の円筒研削盤ワーク自動脱着装置は、鉛直位と
されたワークマガジンと、前記ワークマガジンの側方に
設けられたチャックセンタと、前記ワークマガジン直下
のワークを前記チャックセンタに対し押進するワーク押
出部材と、前記ワーク押出部材を、前記ワークマガジン
下方位置と前記チャックセンタ直下位置との間を進退駆
動する第1エアシリンダと、前記チャックセンタから落
下したワークを受け入れる受皿と、前記受皿を、前記チ
ャックセンタ直下位置と前記ワークマガジン下方位置と
の間を進退駆動する第2エアシリンダと、前記受皿との
間に前記ワークを保持するワークストッパと、前記ワー
クストッパを前記受皿に対し進退駆動する第3エアシリ
ンダと、第2エアシリンダの出力軸に連結され、かつ前
記受皿及び前記第3エアシリンダに固定された受皿連結
部材と、前記受皿下方に設けられた研削済ワーク受とを
有することを特徴とする。
(作用) 上記構成の本考案円筒研削盤ワーク自動脱着装置にお
いては、チャックセンタの開放、研削済ワークの研削済
ワーク受への移行、次位のワークのワークマガジンから
の押し出し、チャックセンタへの装着等が全自動的にな
される。
(実施例) 第1図は本考案一実施例の正面図である。この図にお
いて、研削前のワークWを貯蔵するワークマガジン21は
ワークWの外径にほぼ等しい短辺と、その軸長にほぼ等
しい長辺とを有する断面長方形の内腔を具えた鉛直の筒
体であり、その下端は基台22の一端に固着されている。
基台22の上面板22a上面の前記ワークマガジン21と反対
側の端部には、ワーク押出シリンダC1が固定され、この
シリンダの出力軸には前記上面板22a上面に沿って可摺
動のワーク押出部材23が取り付けられている。さらに、
前記上面板22a下面には後記説明する受皿を駆動する受
皿駆動シリンダC2が固定されている。受皿駆動シリンダ
C2の出力軸は、前記ワークマガジン21とは反対に突出さ
れている。
また、前記受皿駆動シリンダC2の出力軸には前記上面
板22aの下面に沿って可摺動の受皿連結部材24が連結さ
れている。さらに、前記受皿連結部材24の下面には、出
力軸を前記ワークマガジン21側に向けてワークストッパ
駆動シリンダC3が固定されている。図中25は前記出力軸
先端のワークストッパを示している。
受皿連結部材24のワークマガジン21側端部には、右下
がりに傾斜した受皿26が固着されている。また、基台22
下部には右下がりの傾斜の研削済ワーク受27が設けられ
ている。
前記ワークマガジン21下端の研削機のチャックセンタ
28に対向する面には、ワークを通過させ得る開口が設け
られ、この開口には開口を常時は閉鎖しワーク押出部材
23によりワークが押し出された時、開放するシャッタ29
が設けられている。
上記構成の本考案の円筒研削盤ワーク自動脱着装置は
次のように作動する。今、先行したワークがチャックセ
ンタ28にチャックされて研削されているとする。研削が
終了した時点で、受皿駆動シリンダC2が付勢され、受皿
26は前記チャックセンタ28直下位置まで前進させられる
(なお、この際ワークストッパ駆動シリンダC3は付勢さ
れておらず、しかも受皿連結部材24とともに移動するか
ら、ワークストッパ25と受皿26とは所定の間隔を保持し
たまま前進する)。
ここで、チャックセンタ28を開放する。すると、前記
研削を終了したワークはチャックセンタ28から離脱し、
受皿26とワークストッパ25との間に落下し、ここで停止
する。
次いで、受皿駆動シリンダC2が後退する。
この状態で、ワーク押出シリンダC1が付勢され、ワー
ク押出部材23が前進される。ワーク押出部材23はワーク
マガジン21の最下位置にあるワークWを、シャッタ29を
押し開きながら押し出し、チャックセンタ28の位置に定
位させる。
ここで、チャックセンタ28は作動されワークWをチャ
ックする。次いで、ワーク押出シリンダC1は後退し、ワ
ークマガジン21内では次位のワークが最下位置に落下
し、次に研削されるワークとしての準備態勢をとる。一
方、前記チャックされたワークに対しては研削機による
研削が開始される。
さらに、ワークストッパ駆動シリンダC3が後退され、
ワークストッパ25は受皿26から離間する方向に動き、そ
れ等の間に停止されていたワークは研削済ワーク受27に
移行する。
而して、本考案の円筒研削盤ワーク自動脱着装置にお
いては、上記一連の動作が自動的に繰り返され、研削機
に対するワークの自動供給、研削機による自動研削が連
続的に進行させられる。
[考案の効果] 上記から明らかなように本考案の円筒研削盤ワーク自
動脱着装置においては、ロボットによることなく、簡単
な構造によりワークの自動脱着を実施しているだけでな
く、ワークマガジンを鉛直位に設けてあるため、従来の
インデックス方式の自動脱着装置よりも著しく小さなス
ペースに設置することができる。また、作業員はワーク
マガジンに時々ワークを補充するだけでよいから、1人
の作業員が多くのワーク脱着装置を取り扱うことがで
き、生産性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の正面図、第2図は従来のロボ
ット使用のワーク自動脱着装置概略構成を示す平面図、
第3図は従来のインデックス方式のワーク自動脱着装置
の概略構成を示す側面図である。 21……ワークマガジン、22……基台、22a……上面板、2
3……ワーク押出部材、24……受皿連結部材、25……ワ
ークストッパ、26……受皿、27……研削済ワーク受、28
……チャックセンタ、29……シャッタ、C1……ワーク押
出シリンダ、C2……受皿駆動シリンダ、C3……ワークス
トッパ駆動シリンダ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鉛直位とされたワークマガジンと、前記ワ
    ークマガジンの側方に設けられたチャックセンタと、前
    記ワークマガジン直下のワークを前記チャックセンタに
    対し押進するワーク押出部材と、前記ワーク押出部材
    を、前記ワークマガジン下方位置と前記チャックセンタ
    直下位置との間を進退駆動する第1エアシリンダと、前
    記チャックセンタから落下したワークを受け入れる受皿
    と、前記受皿を、前記チャックセンタ直下位置と前記ワ
    ークマガジン下方位置との間を進退駆動する第2エアシ
    リンダと、前記受皿との間に前記ワークを保持するワー
    クストッパと、前記ワークストッパを前記受皿に対し進
    退駆動する第3エアシリンダと、第2エアシリンダの出
    力軸に連結され、かつ前記受皿及び前記第3エアシリン
    ダに固定された受皿連結部材と、前記受皿下方に設けら
    れた研削済ワーク受とを有することを特徴とする円筒研
    削盤ワーク自動脱着装置。
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