JPH0884811A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JPH0884811A
JPH0884811A JP24485594A JP24485594A JPH0884811A JP H0884811 A JPH0884811 A JP H0884811A JP 24485594 A JP24485594 A JP 24485594A JP 24485594 A JP24485594 A JP 24485594A JP H0884811 A JPH0884811 A JP H0884811A
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JP
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display
color
game state
lamp
specific game
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JP24485594A
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English (en)
Inventor
Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
広司 伊東
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Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 混色することにより任意の色彩で発光表示で
き、大きな輝度が得られる小型の表示器を備えた遊技機
を提供する。 【構成】 特定の遊技状態になったことを検出する特定
遊技状態検出手段と、遊技機4前面に設けた三原色のカ
ラーランプ22R,22G,22Bを発光して特定遊技
状態になったことを表示する特定遊技状態表示手段と、
特定遊技状態検出手段からの出力に基づいて、三原色カ
ラーランプを選択して所定の表示状態で表示駆動する制
御手段と、を備え、特定遊技状態表示手段のカラーラン
プは、フィラメント式豆電球の外周面に透光性着色樹脂
で光輝層を形成し、フィラメントに通電するリード線を
上記光輝層から延出させて上記制御手段に導通した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ機、アレンジ
ボール式遊技機、雀球式遊技機、パチスロ式遊技機など
の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えばパチンコ機にあっ
ては、打球が入賞すると点滅するランプ表示器、打球が
入賞し易い特定の遊技状態に変換するとその旨を点灯す
ることによって遊技者に知らせるランプなど様々なラン
プ表示器が設けてある。そして、パチンコ機などの遊技
機は、遊技店における設置場所の一台当りの取付スペー
スが規格化されているので、実際には大きさを自由に拡
大することができない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パチン
コ機に代表されるように、近年の遊技機は、興趣を高め
るために、遊技内容の多様化および複雑化が進み、これ
に伴って入賞具が大型化しており、入賞具の動きも複雑
になっている。また、装飾効果を高めるために、装飾ラ
ンプの数も増加する一方である。ところが、遊技機はそ
の大きさが限られているので、従来構造のランプ表示器
をそのまま数を増やして取り付けることが困難になって
きている。また、発光ダイオード(LED)等の小型発
光源を使用して表示器を構成すると、輝度が低いので光
量が不足する。このため、遊技状態の遷移などの重要な
遊技情報を遊技者にランプの点灯、点滅サイクル等によ
って報知しようとしても、視認性が悪く確実に伝達する
ことが困難である。
【0004】さらに、発光ダイオードは、赤色、緑色、
黄色、橙色などの基本色に限られており、所望する色彩
を自由に発光することはできない。また、青色を発光す
る発光ダイオードも近年になって開発されたが、高価す
ぎて実用に供することができない。
【0005】また、着色白熱ランプは、薄いガラスチュ
ーブの表面を単に着色しただけなので、発光させると着
色ガラスチューブを通してフィラメント部分が白く見え
てしまい、均一にならない。そして、電球の製造技術
上、ガラスチューブを肉厚にすることは困難である。
【0006】そこで、本発明は、混色することにより任
意の色彩で発光表示させることができ、しかも大きな輝
度が得られる小型の発光源を有する表示器、及びこの表
示器を備えた遊技機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載のもの
は、特定の遊技状態になったことを検出する特定遊技状
態検出手段と、遊技機前面の所定部位に設けた三原色の
カラーランプを発光して特定遊技状態になったことを可
視表示する特定遊技状態表示手段と、上記特定遊技状態
検出手段からの検出出力に基づいて、上記遊技状態表示
手段の三原色のカラーランプを選択して所定の表示状態
で表示駆動する制御手段と、を備え、上記特定遊技状態
表示手段のカラーランプは、フィラメント式豆電球の外
周面に透光性着色樹脂で光輝層を形成し、フィラメント
に通電するリード線を上記光輝層から延出させて上記制
御手段に導通したことを特徴とする遊技機である。
【0008】上記特定遊技状態検出手段は、複数の識別
情報を可変表示する可変表示装置と、該可変表示装置の
停止表示した識別情報の組み合せ態様が特定態様になっ
たことを判別する判別手段とから構成することができる
(請求項2)。
【0009】また、上記特定遊技状態検出手段は、所定
の始動信号により開放作動して打球を受入可能な変動入
賞装置と、該変動入賞装置が受け入れた打球が特定入賞
口へ入賞したことを検出する特定入賞検出手段とから構
成することもできる(請求項3)。
【0010】上記特定遊技状態表示手段は、大入賞口に
形成した凹室に臨ませてもよい(請求項4)。
【0011】三原色のカラーランプを有する特定遊技状
態表示手段を遊技盤の複数箇所に配設し、上記制御手段
は、特定遊技状態検出手段からの検出出力に基づいて、
遊技状態に対応して予め設定した色彩で統一して上記特
定遊技状態表示手段を発光させるようにしてもよい(請
求項5)。
【0012】請求項6に記載の遊技機は、表示指令信号
を発生する表示指令信号発生手段と、三原色のカラーラ
ンプを有する表示器と、上記表示指令信号発生手段から
の表示指令信号に基づいて表示器の三原色カラーランプ
を選択して所定の表示状態で表示駆動する制御手段と、
を備え、表示器のカラーランプは、フィラメント式豆電
球の外周面に透光性着色樹脂で光輝層を形成し、フィラ
メントに通電するリード線を上記光輝層から延出させて
制御手段に導通したことを特徴とする。
【0013】また、表示器は、三原色のカラーランプ
と、三原色のカラーランプを組にして支持するランプ基
板と、組にしたカラーランプの前方に配設されたレンズ
部材とを備えた構成にしてもよい(請求項7)。
【0014】
【作用】請求項1に記載の遊技機では、特定遊技状態検
出手段が特定の遊技状態になったことを検出し、この検
出出力に基づいて制御手段が所定の表示状態で遊技機前
面の所定部位に設けた特定遊技状態表示手段の三原色の
カラーランプを発光して特定遊技状態になったことを可
視表示する。この様にして特定遊技状態表示手段の三原
色のカラーランプを選択して発光させて可視表示する
と、選択されたカラーランプのフィラメント式豆電球の
外周面に形成した透光性着色樹脂製の光輝層がその着色
で光輝き、しかもフィラメント式豆電球の光量で光輝く
ので、高い光度でしかも所望する色彩で表示できる。
【0015】請求項2では、可変表示装置が複数の識別
情報を可変表示し、停止表示した識別情報の組み合せ態
様が特定態様になったことを判別手段が判別すると、こ
の判別によって特定遊技状態表示手段の三原色のカラー
ランプが発光して特定遊技状態であることを予め設定し
た色彩で可視表示する。
【0016】請求項3では、所定の始動信号により変動
入賞装置が開放作動し、該変動入賞装置が受け入れた打
球が特定入賞口へ入賞したことを特定入賞検出手段が検
出すると、特定遊技状態表示手段の三原色カラーランプ
が発光して予め設定した色彩で可視表示する。
【0017】請求項4では、特定遊技状態表示手段とし
て、大入賞口に形成した凹室に三原色のカラーランプを
臨ませて設けたので、この三原色のカラーランプが発光
することにより凹室内を予め設定した色彩で照明するこ
とができ、これにより特定遊技状態であることを色彩と
いう要素を含めて可視表示できる。
【0018】請求項5では、制御手段が特定遊技状態検
出手段からの検出出力を受けると、遊技状態に対応して
予め設定した色彩で統一して遊技盤の特定遊技状態表示
手段を発光する。したがって、遊技者は色彩によって遊
技状態を把握できる。
【0019】請求項6では、表示指令信号発生手段から
の表示指令信号に基づいて制御手段が表示器の三原色の
カラーランプを選択して発光する。したがって、この発
光および色彩により所定の情報を可視表示することがで
き、しかも表示器のカラーランプはフィラメント式豆電
球の光量を有するので、様々な色彩で明るく表示でき
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は代表的な遊技機であるパチンコ機1の斜
視図であり、図2はパチンコ機1の窓部に設けた遊技盤
の正面図である。
【0021】図1に示すように、パチンコ機1の前面枠
2の上部に横長な第1表示器3を取り付けてある。ま
た、図2に示すように、前面枠2の窓部を裏側から塞ぐ
ようにして取り付ける遊技盤4には種々の遊技盤前面装
着部材を装着してある。例えば、ガイドレール5等の区
画部材によってほぼ円形の遊技部6を区画し、該遊技部
6の外側の上隅角部に第2表示器7、第3表示器8を、
ガイドレール5の上部から右下に亙って第4表示器9を
取り付け、遊技部6内には、そのほぼ中央にセンター役
物を、左右には区画部材に沿ってサイドランプとして第
5表示器10、第6表示器11を、下部には大入賞口と
して機能するアタッカー12を、該アタッカー12の左
右に第7表示器13、第8表示器14を取り付けてあ
る。
【0022】そして、本実施例ではセンター役物とし
て、複数種類の識別情報を視認不能な速さで可変表示し
て、停止表示した識別情報の組み合せ態様によって大当
りを発生する特別図柄可変表示装置15を使用してお
り、この特別図柄可変表示装置15の上部には7セグメ
ント構成で数字を視認不能な速さで可変表示して、停止
したときの数字の種類によって当りを発生する普通図柄
可変表示装置16を設けてある。また、この普通図柄可
変表示装置16が始動するための条件を成立させる始動
口(通過チャッカ17)を特別図柄可変表示装置15の
左右に配設し、特別図柄可変表示装置15が始動するた
めの条件を成立させる始動口として機能する普通電動役
物18をアタッカー12の上部に配設し、変動入賞装置
の一種である普通電動役物18は、普通図柄可変表示装
置16において当りが発生することを条件として打球を
受け入れ易い状態に変換(開放動作)するように構成し
てある。
【0023】なお、上記した通過チャッカ17、普通電
動役物18に入賞した打球を検出して信号を送出する検
出器(普図始動スイッチ19,第1種始動スイッチ2
0)をそれぞれ設け、これら検出器は変動入賞装置とし
ての普通電動役物18と共に、遊技状態の変更条件成立
を検出する特定遊技状態検出手段として機能する。
【0024】また、通過チャッカ17や普通電動役物1
8に短時間に連続して入賞した場合には、普通図柄可変
表示装置16や特別図柄可変表示装置15で行う別遊技
が時間的に追従し得ないので、この様な場合には始動条
件(入賞)を所定数(本実施例では4つ)まで記憶して
おき、この記憶数を始動記憶表示装置で可視表示してお
く。普通図柄可変表示装置16の始動条件の記憶数を表
示する普通図柄用始動記憶表示装置21は、普通図柄可
変表示装置16の左右にカラーランプ22を2個宛合計
4個配設してなり、特別図柄可変表示装置15の始動条
件の記憶数を表示する特別図柄用始動記憶表示装置23
は、特別図柄可変表示装置15の画面の上方に突設した
庇部24の下にカラーランプ22を4個並べて配設して
なり、ドライバー25からの給電により特別図柄用始動
記憶の数を表示する。
【0025】カラーランプ22は、上記した普通図柄用
始動記憶表示装置21及び特別図柄用始動記憶表示装置
23に使用するばかりでなく、前記した各表示器の光源
としても使用するものである。このカラーランプ22の
構造は、図3に示すように、フィラメント式豆電球31
の外周面に着色配合した透光性合成樹脂で光輝層32を
略円柱状に一体成形して上記豆電球31を包囲し、この
光輝層32には反射板33を埋設するとともに端子状の
リード線34の基端をインサート固着してある。
【0026】豆電球31は、米粒位の大きさの透明ガラ
スチューブの内部にフィラメント(図示せず)を設けた
もので、該フィラメントに導通したリード線35がガラ
スチューブの尻部から引き出されている。そして、この
豆電球31は、尻部を反射板33の係合部36に係合し
た状態で光輝層32内にキャスティングモールドされて
いる。
【0027】反射板33は、豆電球31の光を反射して
効率を高める機能を有することは勿論のこと、光輝層3
2を形成する際に豆電球31の位置を所定位置に合わせ
る位置決めとしての機能、および豆電球31のリード線
35を端子状リード線34に固着する際の押え治具とし
ての機能も併せ持っている。そして、豆電球31の光を
効率良く反射させるための上記円盤状反射板33の下面
には端子を挿入する挿入孔を対向する位置に開設し、外
周面には型との位置合わせを行なう三角錐状の位置決め
部37を90度位相を変えて4箇所突設してある。した
がって、豆電球31の尻部を係合部36内に係合する
と、この豆電球31は反射板33の中心に位置する。ま
た、豆電球31の尻部を係合部36内に確実に係合する
と、反射板33に対する豆電球31の高さが予め設定し
た所定高さに調整される。
【0028】光輝層32は、耐熱性に優れ、変色が生じ
難い樹脂、例えば熱硬化性エポキシ樹脂を所望する色彩
に着色配合して硬化させたものである。そして、本発明
におけるカラーランプ22は光の三原色で発光させるこ
とが必要であるので、光輝層32の色彩を赤色、緑色、
青色(好ましくは青紫)に着色する。また、図面に示す
実施例では、先端部分を曲面で構成して凸レンズ部38
を形成し、全体として高さ(長さ)が約9mmで直径が約
5mmの略円柱体に成形してあり、尻部には直径約6mmの
鍔部39を一体成形してある。なお、本実施例では豆電
球31の直径が約2mmなので、光輝層32は、約1.5
mmの厚さを有し、豆電球31のガラスチューブの厚さに
比較すると遥かに厚い。
【0029】また、この光輝層32の色彩は、上記した
三原色は勿論のこと、黄色、橙色などの基本色の他に、
紫色など光りを吸収し易い色彩を選択しても豆電球31
の輝度が高いので支障なく着色できる。また、発光ダイ
オードでは発光させることができなかった中間色であっ
ても自由に着色することができる。
【0030】そして、この様にして所望する色彩に着色
した光輝層32によってフィラメント式豆電球31の外
周を包囲したカラーランプ22の両リード線34に通電
して単独で点灯すると、豆電球31のフィラメントの白
色光が肉厚な光輝層32を透過して外部に放射される。
したがって、光輝層32は着色された色彩で全体がほぼ
均一に光輝き、豆電球31のフィラメントは外部から視
認できない。なお、豆電球31のフィラメントが白熱す
ると発熱するが、光輝層32は耐熱性に優れ、尚且つ熱
膨張率をガラスチューブの熱膨張率に対応させてあるの
で、光輝層32が溶融したり、或は熱膨張率の差によっ
てガラスチューブが破損するなどのトラブルは発生しな
い。また、光輝層32を無色透明にすると、光輝層32
は白熱電球特有のピカピカした輝きで発光する。
【0031】また、赤色(R)、緑色(G)、青色
(B)という三原色のカラーランプを組にして隣合わ
せ、これらのカラーランプ22R,22G,22Bを選
択して点灯すると、所望する色彩で発光表示することが
できる。例えば、図5に示すように、制御手段からの信
号により三原色のカラーランプを駆動手段であるドライ
バ25によって単純にオン・オフして組み合せると単一
色と混色によって7通りの色彩で発光表示することがで
きる。即ち、単一色は赤色(R)、緑色(G)、青色
(B)の3通りであり、赤色(R)と緑色(G)のカラ
ーランプ22R,22Gを選択して同時に点灯すると混
色が黄色、赤色(R)と青色(B)のカラーランプ22
R,22Bを選択して同時に点灯すると混色が赤紫色、
緑色(G)と青色(B)のカラーランプ22G,22B
を選択して同時に点灯すると混色がスカイブルー(青緑
色)、三原色すべてのカラーランプ22R,22G,2
2Bを選択して同時に点灯すると白色になる。
【0032】さらに、図6に示すように、デジタル・ア
ナログ変換器26を有するドライバ25によって駆動す
ると、各カラーランプ22R,22G,22Bの発光量
を調整して発光させることができるので、図面の実施例
では16通りの光量を得ることができる。
【0033】次に、上記した構成から成る三原色のカラ
ーランプ22R,22G,22Bを有する表示器の構造
について説明する。第1表示器3は、図7に示すよう
に、三原色のカラーランプ22R,22G,22Bを組
にして隣合わせた状態(等間隔の三角形に配置した状
態)で複数の組を取り付けるランプ基板41aと、カラ
ーランプ22の頭部を前方から覆う装飾部材としてのプ
ラスチック製カバー部材43aと、該カバー部材43a
を前方から嵌合する横長な凹部44を前面に形成して該
凹部44内にはカバー部材43aの取付ボス45を形成
した横長なプラスチック製の基台46とからなり、各カ
ラーランプ22はリード線をランプ基板41の孔内に挿
通してプリント配線に半田付けによって固定されてい
る。なお、カバー部材は、三原色の混色を鮮やかにする
ために乳白色など無彩色のクリアープラスチック製であ
ることが望ましい。しかし、着色クリアープラスチック
製でもよく、着色してあるとカラーランプ22の色彩と
融合した色彩で光る。
【0034】そして、この様な構成からなる第1表示器
3を組み立てる場合には、ランプ基板41aをカバー部
材43aの取付座にビス止めして、この状態でカバー部
材43aをランプ基台46の凹部44内に嵌合して取付
ボス45にビス止めすればよい。
【0035】この様にして組立は第1表示器3は、発光
源となるカラーランプ22R,22G,22Bの1個ず
つのサイズは小さくても、光量は従来の白熱ランプと同
様に十分に備えている。したがって、三原色のカラーラ
ンプ22R,22G,22Bを選択して点灯すると、選
択されたカラーランプの各光輝層32が赤色などの色彩
で輝き、この輝きは頭部の凸レンズ部38で増大され
て、選択されたカラーランプの光は混色(単一色のカラ
ーランプが選択された場合には単色)となってカバー部
材43aの表面全体から外部に放出される。
【0036】第2表示器7及び第3表示器8は、図8に
示すように、三原色のカラーランプ22R,22G,2
2Bを組にして取り付けるランプ基板41bと、カラー
ランプ22R,22G,22B及びランプ基板41bを
収納可能であって取付部位の形状に応じて(本実施例で
はほぼ直角三角形に)成形したプラスチック製のカバー
部材43bとからなり、各カラーランプ22R,22
G,22Bはリード線をランプ基板41bの孔内に挿通
してプリント配線に半田付けによって固定されている。
【0037】そして、この様な構成からなる第2表示器
7或は第3表示器8を組み立てる場合には、カラーラン
プ22をカバー部材43b内に後方から臨ませた状態で
ランプ基板41bをカバー部材43bの取付座にビス止
めすればよい。
【0038】この様にして組み立てた第2,第3表示器
7,8は、発光源となるカラーランプ22R,22G,
22Bのサイズは小さくても、光量は従来の白熱ランプ
と同様に十分に備えている。したがって、三原色のカラ
ーランプ22R,22G,22Bを選択して点灯する
と、単一色のカラーランプを選択した場合には当該カラ
ーランプの光輝層32の色彩で発光し、この光がカバー
部材43bを透過して放射され、また、2色以上のカラ
ーランプを選択した場合には混色光がカバー部材を透過
して放射される。このため、色彩の相違により遊技情報
を報知することができ、光量も大きいので遊技者から視
認され易い。
【0039】また、第3表示器8のように、カラーラン
プ22を複数組(本実施例では2組)設け、組ごと別個
に点灯することにより異なる内容を可視表示してもよ
い。本実施例では、一方のカラーランプ22の前方に位
置するカバー部材43bに賞球排出数が15個である旨
の表示「15」を、他方のカラーランプ22の前方に位
置するカバー部材43bに賞球排出数が5個である旨の
表示「5」を記載して、一方の組のカラーランプ22を
点灯することにより「15」を、他方の組のカラーラン
プ22を点灯することにより「5」を異なる色彩によっ
て表示するようにしてもよい。この様に、色彩を異なら
せて賞球排出数を発光表示すると、15個または5個で
あるかの区別が色彩によっても行なわれるので、識別性
を向上させることができる。
【0040】第4表示器9は、図9に示すように、複数
組の三原色カラーランプ22R,22G,22Bを取り
付ける細長いランプ基板41cと、カラーランプ22
R,22G,22B及びランプ基板41cを収納可能で
あって組にしたカラーランプ22R,22G,22Bの
前方に位置する部位にレンズ部材47を設けてガイドレ
ール5の曲率に対応した略円弧形状に成形したプラスチ
ック製のカバー部材43cとからなり、各カラーランプ
22はリード線34をランプ基板41cの孔内に挿通し
てプリント配線に半田付けによって固定されている。ま
た、このカバー部材43cは上下の中程の内面が画部材
として機能するので、この部分を滑らかな曲面48に形
成し、該曲面48の下端に段部49を形成し、該段部4
9から下方の内面に下ガイドレール5を収納して上記曲
面48によって案内されながら流下した打球が下ガイド
レール5に円滑に流下するように構成してある。
【0041】そして、この様な構成からなる第4表示器
9を組み立てる場合には、カラーランプ22R,22
G,22Bをカバー部材43c内に後方から臨ませた状
態でランプ基板41cをカバー部材43cの取付座にビ
ス止めすればよい。
【0042】この様にして組み立てた第4表示器9は、
発光源となる三原色のカラーランプ22R,22G,2
2Bのサイズは小さくても、光量は従来の白熱ランプと
同様に十分に備えている。したがって、三原色のカラー
ランプ22R,22G,22Bを選択して点灯すると、
単一色のカラーランプを選択した場合には当該カラーラ
ンプの光輝層32の色彩で発光し、この光がカバー部材
43bを透過して放射され、また、2色以上のカラーラ
ンプを選択した場合には混色光がカバー部材のレンズ部
材を透過して放射される。このため、色彩の相違により
遊技情報を報知することができ、光量も大きいので遊技
者から視認され易い。なお、カラーランプ22R,22
G,22Bを組ごとに順次点滅させることにより光輝く
部分が移動するように構成してもよい。
【0043】次に、サイドランプとして機能する第5表
示器10は、図10に示すように、複数組のカラーラン
プ22R,22G,22B群を取り付ける細長くて僅か
に彎曲したランプ基板41dと、カラーランプ22R,
22G,22B及びランプ基板41dを収納可能であっ
て各カラーランプ22R,22G,22B群の前方に位
置する部位にレンズ部材47dを設けてガイドレール5
等の区画部材の曲率に対応した略円弧形状に成形したプ
ラスチック製のカバー部材43dとからなり、各カラー
ランプ22R,22G,22Bはリード線34をランプ
基板41dの孔内に挿通してプリント配線に半田付けに
よって固定されている。なお、第6表示器11は、第5
表示器10と形状が左右対象であり、本実施例では同一
の表示器を向きを換えることにより共用している。
【0044】そして、この様な構成からなる第5表示器
10を組み立てる場合には、カラーランプ22R,22
G,22Bをカバー部材43d内に後方から臨ませた状
態でランプ基板41dをカバー部材43dの取付座にビ
ス止めすればよい。
【0045】この様にして組み立てた第5表示器10
は、発光源となるカラーランプ22R,22G,22B
のサイズは小さくても、光量は従来の白熱ランプと同様
に十分に備えている。したがって、三原色のカラーラン
プ22を選択して点灯すると、単一色のカラーランプを
選択した場合には当該カラーランプの光輝層32の色彩
で発光し、この光がカバー部材43bを透過して放射さ
れ、また、2色以上のカラーランプを選択した場合には
混色光がカバー部材のレンズ部材を透過して放射され
る。このため、色彩の相違により遊技情報を報知するこ
とができ、光量も大きいので遊技者から視認され易い。
なお、カラーランプ22R,22G,22Bを組ごとに
順次点滅させることにより光輝く部分が移動するように
構成してもよい。
【0046】第7表示器13は、図2に示すように、一
般入賞口50を一体化したもので、膨出形状に成形した
レンズ部に入賞口50を一体成形したレンズ部材47e
と、レンズ部材47eの膨出レンズ部内に後方から収納
されて止着されるランプ基板(図示せず)とからなり、
該ランプ基板に三原色のカラーランプ22R,22G,
22Bを複数組取り付けてある。なお、入賞口50に入
賞した打球が流下する流路との干渉を回避するために、
カラーランプ22R,22G,22Bは組にして所定の
間隔を空けて左右に1組みずつランプ基板に取り付けて
ある。なお、第8表示器14は、第7表示器13と左右
対象形状であり、構造は同様である。
【0047】この様な入賞口50を一体化した表示器1
3,14は、発光源を収納するスペースが狭いが、カラ
ーランプ22R,22G,22Bは、前述したように、
サイズが従来のLEDと同様に小さいので、占有スペー
スが狭くても三原色分を何等の支障もなく取り付けるこ
とができ、しかも光量に乏しいLEDとは異なり白熱ラ
ンプと同様の光量を確保することができる。したがっ
て、第7,第8表示器13,14はカラーランプ22
R,22G,22Bを選択して点灯すると、その大きな
光量でレンズ部材を所望する色彩で明るく光らせること
ができ、遊技者からの視認性を高めることができる。
【0048】上記した第1乃至第6表示器3,7,8,
9,10,11は、三原色カラーランプ22R,22
G,22Bの発光により遊技者等に遊技に関する情報を
視覚を通して報知したり、或は装飾効果を高めるもので
あるが、本実施例では、サイズは小さくても白熱電球と
同様の高い光量を確保できるカラーランプ22を使用し
ているので、別個単独に取り付けられる単なる表示器に
限らず、他の役物にもカラーランプ22R,22G,2
2Bを設けて表示器と同様に視覚を通しての報知と装飾
を行うことができる。
【0049】例えば、大入賞口(変動入賞装置)として
機能するアタッカー12にあっては、図11に示すよう
に、横長な開閉扉51が受け止めた打球を導入する凹室
52の正面壁を透光性のあるプラスチック板で構成し、
継続入賞検出器(所謂V入賞検出器或は継続スイッチ5
3であり、特定遊技状態検出手段として機能)と入賞球
計数用検出器(カウントスイッチ54)の取付基板55
をランプ基板41と兼用し、この基板55に組にした三
原色のカラーランプ22R,22G,22Bを組みにし
て複数組取り付け、各カラーランプ22R,22G,2
2Bが上記凹室52の正面壁の裏側に位置する様にして
基板55をビス等によってアタッカー12に取り付け
る。なお、継続入賞検出器53および入賞球計数用検出
器54は、検出器ホルダ56を貫通させて先端の球通過
穴53′,54′を凹室52内の所定位置に配置する。
【0050】この様な構成から成るアタッカー12は、
選択されたカラーランプ22R,22G,22Bが点灯
或は点滅すると、白熱電球と同様の光量で凹室52を正
面壁の裏側から所望する色彩で照らすことができる。し
たがって、アタッカー12が開いて遊技を行う特定遊技
状態においては、凹室52内が明るく照らされることに
よって遊技者に特定遊技状態であることを視覚を通して
報知することができ、しかも凹室52内に入った入賞球
を単色あるいは混色など所望する色彩で明るく照らし出
して見やすくすることにより、視覚を通して遊技者に入
賞の喜びを再確認させることができる。このため、遊技
者に対して、特定遊技状態であることの認識と現実に入
賞し続けていることの認識との相乗効果によって遊技の
興趣を向上させることができる。
【0051】また、本実施例では、LED程度の小さな
カラーランプ22R,22G,22Bを凹室52の外部
に壁面に臨ませた状態で取り付けるだけで済むので、ラ
ンプ基板41から被照明部材である壁面までの寸法を従
来の白熱ランプ式照明構造に比較して著しく縮小化する
ことができる。したがって、球の流路やソレノイドなど
が設けられて狭い凹室52の外部の僅かなスペースにで
も支障なく取り付けられる。
【0052】特に、図12および図13に示すような変
動入賞装置57にあっては、左右の回動球受部材58で
受け止めた打球を一旦凹室52′内に流下させてから前
方のV入賞口59や一般入賞口60に入賞させる構造を
採るために凹室52′の奥行きが大きく、しかも凹室5
2′の背後に回動球受部材58の駆動用ソレノイド61
等が配設してあるので凹室照明部材取付スペースが狭い
が、この場合であっても小さなカラーランプ22R,2
2G,22Bであれば三原色の組にしても何等支障なく
装着することができる。さらに、カラーランプ22R,
22G,22Bは、従来の白熱ランプと同様の光量を確
保することができ、しかも色彩を自由に選択することが
できるので、凹室52′内の照明効果を著しく高めるこ
とができる。
【0053】さらにまた、このカラーランプ22R,2
2G,22Bは、三原色を組にして取り付けてあるの
で、点灯するカラーランプ22R,22G,22Bを適
宜に選択することにより様々な色彩を融合してカラーラ
ンプ自体の着色とは異なる色彩で表示することができ
る。
【0054】また、本実施例では特別図柄可変表示装置
15と普通電動役物18との間に配設した一般入賞口6
2については、単なる入賞具としての機能の他に特定遊
技状態表示手段としての機能も兼ね備えるように構成し
てある。具体的には、ポケット状の入賞部を前面の装飾
部から突設した入賞具本体と、1組の三原色カラーラン
プ22R,22G,22Bを取り付けたランプ基板とか
ら構成し、透光性樹脂製入賞具本体の裏側にランプ基板
をビス止めしてカラーランプの光輝層32を入賞具本体
の装飾部に後方から臨ませてある(図示せず)。したが
って、カラーランプ22R,22G,22Bを選択して
発光させると、装飾部および入賞部を後方から光らせる
ことができ、これにより遊技者に視覚を通して情報を伝
えることができると共に、装飾効果を高めることができ
る。
【0055】普通図柄用始動記憶表示装置21および特
別図柄用始動記憶表示装置23は、本実施例において
は、図2に示すように、特別図柄可変表示装置15の装
飾フレーム66に装着してある。普通図柄用始動記憶表
示装置21は、普通図柄可変表示装置16の取付基板を
兼ねたランプ基板に同じ色のカラーランプ22を4個固
定するとともに、普通図柄可変表示装置16を左右のカ
ラーランプ22の間に位置させて固定し、この状態で装
飾フレーム66に開設した4つの窓穴内にカラーランプ
22をそれぞれ後方から臨ませるとともに、矩形窓部内
に普通図柄可変表示装置16を後方から臨ませてランプ
基板を装飾フレームにビスで止着する。
【0056】一方、特別図柄用始動記憶表示装置23
は、ランプ基板に同じ色のカラーランプ22を横一列に
4つ並べて固定し、装飾フレームの庇部24の下方に開
設した窓穴内にカラーランプ22をそれぞれ後方から臨
ませてランプ基板を装飾フレーム66にビスで止着す
る。
【0057】この様にして両始動記憶表示装置21,2
3を構成すると、狭いスペースであっても支障なく装着
することができ、また、カラーランプ22の光量がLE
Dに比較して遥かに強力なので、遊技上重要な始動記憶
数を遊技者が視認し易い状態で確実に表示することがで
きる。また、カラーランプ22は、小さくて光量が豊か
であるばかりでなく、所望する色彩で輝かすことができ
るので、始動記憶表示という大切な表示に適する。
【0058】次に、上記パチンコ機1の遊技内容とこの
遊技状態の変換、およびこれに伴う各表示器等による表
示制御などについて説明する。パチンコ機1の遊技の制
御および表示器等の表示制御は、図14および図15に
示すように、RAM,ROM,CPUなどを備えたマイ
クロコンピュータ構成の制御装置(制御手段)71、換
言すれば予め記憶させたプログラムに則って行い、表示
制御装置もこれらに含まれる。また、「大当り」に代表
される遊技情報は、遊技店の管理室に設置してある管理
装置72に送られて管理データーとして使用される。
【0059】本実施例に挙げたパチンコ機1において
は、図16のフローチャートに示すように、先ずST1
で電源投入を判断し、電源投入時であればST2で初期
化処理を行い、次にST3で確率設定を判断し、予め設
定した条件が成立していればST4で確率設定処理を行
い、次にST5で賞球制御処理を、ST6で乱数更新処
理をST7でスイッチ入力処理を行う。
【0060】このスイッチ入力処理は、図17のフロー
チャートに示すように、特別図柄可変表示装置15の始
動入賞の有無をST8で判断し、始動入賞が有った場合
にはST9で始動記憶が既に最大値「4」であるかを判
断し、「4」でないときにはST10で始動記憶を
「1」加算してからST11で乱数を抽出し、ST12
でこの抽出した乱数を特別図柄乱数判定用記憶領域へ格
納する。
【0061】なお、ST10で始動記憶を「1」加算す
ると、表示制御装置が特別図柄用始動記憶表示装置23
のカラーランプ22を1個追加して点灯する。この様に
始動記憶を表示する様にした理由は、特別図柄可変表示
装置15は1回の可変表示による別遊技を行うにあたっ
て所定時間要するので、この時間内に次の打球が始動口
である普通電動役物18に入ることもあり、この様な場
合には順次所定数(本実施例では4個)まで記憶してお
き、この記憶数を特別図柄用始動記憶表示装置23に表
示することが遊技者にとって遊技の現状を把握し易いか
らである。即ち、記憶数が1つ増加するごとに特別図柄
用始動記憶表示装置23のカラーランプ22の点灯数を
増加して、最大記憶数4個まで点灯し、記憶に基づいて
特別図柄可変表示装置15が作動する度に記憶数を
「1」宛減算すると共に、特別図柄用始動記憶表示装置
23のカラーランプ22を1宛消灯する。これにより遊
技者に記憶数を視覚を通して確認できるように構成した
のである。また、本実施例では、先にも説明したよう
に、カラーランプ22が小さくても白熱電球と同様の光
量があるので、遊技者にとっては記憶数を確認し易く見
落としが殆どない。
【0062】スイッチ入力処理が終了すると、ST13
で処理番号による分岐を行い、ST14の通常処理、S
T15の図柄変動処理、ST16の大当り処理、ST1
7の外れ処理のいずれかに移行する。
【0063】通常処理に移行した場合、図18のフロー
チャートに示すように、ST18で特別図柄表示装置の
始動記憶の有無を判断し、有る場合にはST19で始動
記憶を「1」減算し、これに伴って表示制御装置が特別
図柄用始動記憶表示装置23のカラーランプ22を1個
消灯し、次にST20で特別図柄表示装置乱数判定用記
憶領域より乱数を取得し、ST21で確率が変動中、即
ち確率が通常であるか或はアップしている状態であるか
を判断し、通常確率中であればST22で乱数判定値を
選択し、確率アップ中であればST23で乱数判定値を
選択する。そして、確率アップ中の場合、例えば先の大
当り遊技(特定遊技状態)が終了しており大当り発生確
率を高く設定した状態であり、この遊技状態は遊技者に
とって遊技の興趣に大きな影響を与える事態なので、表
示制御装置がカラーランプの発光により遊技者に報知す
ることが好ましく、本実施例では遊技盤に設けた第2,
第3,第4,第5,第6,第7,第8表示器9の緑色カ
ラーランプ22Gを点灯するように構成してある。即
ち、遊技盤の表示器の発光表示の色彩を統一して表示す
ることにより遊技状態を把握し易くしてある。なお、大
当り遊技中は、上記確率を通常に戻す。
【0064】この様にして乱数判定値を選択したなら
ば、ST24で取得乱数と判定値を比較し、ST25で
当該乱数が当り値であるか否かを判断し、外れであると
判断したならばST26で外れ停止図柄を決定し、大当
りであると判断したならばST27で大当り停止図柄を
決定し、これらの決定が終了したならば図柄変動処理に
移行する。
【0065】ST15の図柄変動処理は、図19のフロ
ーチャートに示すように、ST28で変動停止タイミン
グであるかを判断し、停止タイミングが到来していない
と判断したならばST29で特別図柄可変表示装置15
の可変表示の変動が前半であるか否かを判断し、前半で
あると判断した場合にはST30で高速変動処理、例え
ば3桁の図柄(識別情報)を高速変換し、一方、後半で
あると判断した場合にはST31で低速変動処理、例え
ば2桁の図柄を停止して残り1桁の図柄をゆっくりと変
動する。
【0066】また、上記ST30で特別図柄可変表示装
置15の高速変動処理を行っている間、表示制御装置が
カラーランプの発光により高速変動処理中である旨を可
視表示し、ST31で低速変動処理を行っている間は上
記可視表示態様とは異なる可視表示態様で低速変動処理
中である旨を可視表示してもよい。例えば、高速変動処
理中は、サイドランプ(第5,第6表示器10,11)
の緑色のカラーランプ22Gを高速で点滅させ、低速変
動処理中は青色のカラーランプ22Bをゆっくりと点滅
させることにより、即ち色彩の変化と点滅速度の変化に
より別遊技の前半と後半を判別できるように可視表示
し、これにより別遊技の興趣を高めるように構成しても
よい。
【0067】そして、低速変動処理して先に停止した停
止図柄がリーチ表示であるかをST32で判断し、リー
チが発生していればST33でリーチ変動処理を行うと
ともに、表示制御装置からの信号によりカラーランプ2
2、例えば遊技盤に設けた第2,第3,第4,第5,第
6,第7,第8表示器9の赤色カラーランプ22Rを点
灯するように構成してある。即ち、遊技盤の表示器の発
光表示の色彩を赤色に統一して表示することにより上記
リーチが発生した旨を遊技者に可視表示してもよい。
【0068】一方、ST28で変動停止タイミングが到
来したと判断したならばST34で特別図柄可変表示装
置15の変動を停止せしめ、停止表示された識別情報の
組み合せ態様が特定態様、例えば「7」,「7」,
「7」と揃って大当り図柄になっているかをST35で
判断し、大当り図柄でないと判断したならばST36で
外れ処理に変更し、大当り図柄であると判断した場合に
はST37で大当り処理に処理変更してからST38で
大当り確率を通常の確率に戻す。
【0069】即ち、本実施例では、複数の識別情報を可
変表示する特別図柄可変表示装置15と、この特別図柄
可変表示装置15の停止表示した識別情報の組み合せ態
様が特定態様になったことを判別する制御手段の判別手
段(主としてST25,ST35)とが特定遊技状態検
出手段として機能している。
【0070】大当り処理は、図20のフローチャートで
示すように、ST39のV入賞チェックを行い、ST4
0で大入賞口への入賞球数をチェックし、ST41で1
サイクル終了条件が成立したか否かを判断する。ST3
9のV入賞チェックでは、先ず制御装置71からの給電
によって大入賞口ソレノイド75を励磁し、これにより
アタッカー12の開閉扉51が開かれて打球を受け入れ
易い状態に変換されて1サイクル目が開始され、この開
放状態で打球が継続入賞口(V入賞口)に入賞して継続
スイッチ53が当該入賞球を検出したかをチェックす
る。
【0071】このV入賞口への入賞は、大当りの発生に
基づいて行う大当り遊技(特定遊技状態)を継続するた
めの条件として設定されている。即ち、大当り遊技では
アタッカー12の開閉扉51が所定時間開放し、この間
に継続入賞口に入賞(V入賞)して継続入賞検出器53
で検出されることを条件とし、この条件が成立すると次
のサイクルに移行して大当り遊技を継続することがで
き、このサイクルの更新を所定の回数まで繰り返すこと
ができる。
【0072】そして、1サイクル中における入賞球の数
は入賞球計数用検出器54で検出してカウントされ、所
謂10カウントチェックがST40で行われる。なお、
アタッカー12の凹室52内は、前記したように、カラ
ーランプ22によって明るく照らされているので、入賞
した打球を視覚を通して認識し易いし、さらには入賞し
た打球が継続入賞口に入賞したか否かも容易に確認する
ことができる。
【0073】ST41で1サイクル終了条件成立の判断
が行われ、終了条件が成立していない場合には上記チェ
ックが繰り返し行われて当該サイクルが進行する。一
方、所定時間の経過,アタッカー12への入賞球数が所
定数(例えば10個)に達した場合等の予め設定した終
了条件が成立したと判断された場合には、次のST42
で継続条件が成立しているか否かが判断される。そし
て、継続条件が成立していると判断されると、ST43
で次のサイクルの大当り処理へ移行する。即ち、大入賞
口ソレノイド75が所定時間だけ消磁した後に、ST3
9のV入賞チェックで再度大入賞口ソレノイド75が励
磁してアタッカー12が開放され、上記動作を繰り返
す。そして、サイクルの更新は所定回数まで行うことが
できる。
【0074】一方、ST42で継続条件が成立していな
いと判断されると、即ちV入賞口に入賞がなかったり、
或は最終サイクルで所定時間が経過した場合には、ST
44で確率変動条件の成立が判断され、条件が成立して
いればST45で確率変動を開始し、条件が成立してい
ない場合には通常処理に処理変更される。そして、ST
45の確率変動開始では、確率を変動するとともに、表
示制御装置からの信号により緑色のカラーランプ22を
発光させて遊技者にその旨を可視表示してもよい。例え
ば、遊技盤に設けたすべての表示器9の緑色のカラーラ
ンプ22を点灯することにより遊技者に確率がアップし
た旨を可視表示してもよい。
【0075】大当り遊技は上記の様に処理されるが、こ
の大当り遊技(特定遊技状態)の権利は特別図柄可変表
示装置15によって行なわれる別遊技で大当りの賞態様
が成立することが条件であることは前述した通りであ
り、特別図柄可変表示装置15で別遊技を行なうために
は始動口である普通電動役物18に打球が入賞すること
が条件として設定されている。また、普通電動役物18
は、普通図柄可変表示装置16で行なう別遊技の結果で
打球が入賞し難い状態と打球が入賞し易い状態とに変換
可能であり、普通図柄可変表示装置16で行なう別遊技
を行なうためには始動口である通過チャッカ17に入賞
することが条件として設定されている。そして、これら
普通図柄可変表示装置16と普通電動役物18の作動制
御はST46の普図普電処理で行なわれる。
【0076】即ち、打球が通過チャッカ17を通過する
と、通過チャッカ17(普図始動スイッチ19)が検出
信号を制御装置71に送出し、制御装置71はこの検出
信号に基づいて普通図柄可変表示装置16を作動して識
別情報である数字を高速変換表示し、所定時間が経過し
て停止表示された数字が賞態様を形成していると判断す
れば、例えば停止表示が「7」であると判断すれば、変
動入賞装置構成の普通電動役物18の始動口ソレノイド
73に通電して該普通電動役物18の球受可動部材74
を打球が入賞し易い状態に開く。
【0077】普通図柄可変表示装置16は1回の可変表
示による別遊技を行うにあたって所定時間要するので、
この時間内に次の打球が通過チャッカ17に入ることも
あり、この様な場合には順次所定数(本実施例では4
個)まで記憶しておき、この記憶数を普通図柄用始動記
憶表示装置21に表示する。即ち、記憶数が1つ増加す
るごとに普通図柄用始動記憶表示装置21のカラーラン
プ22の点灯数を増加して、最大記憶数4個まで点灯
し、記憶に基づいて普通図柄可変表示装置16が作動す
るたびに記憶数を「1」宛減算すると共に、普通図柄用
始動記憶表示装置21のカラーランプ22を1宛消灯す
る。これにより遊技者に記憶数を視覚を通して確認でき
るように構成してある。
【0078】この様にして作動する普通電動役物18
は、大当り遊技の前提となる特別図柄可変表示装置15
の始動口として機能しているので、遊技者にとってはこ
の始動口の打球受け入れ状態を把握することは重要であ
る。そこで、本実施例ではST47の照明処理で大当り
遊技の状態と共に普通電動役物18の開放状態を遊技盤
に設けてあるすべての表示器の青色カラーランプ22の
発光という統一した色彩の照明によって行なう。
【0079】照明処理は、図21のフローチャートに示
すように、ST48で確率変動中であるか否かを判断
し、変動中であればST49で確率変動中の表示を行な
う。この表示は、例えば前記したように遊技盤4に設け
た複数或はすべての表示器9の緑色のカラーランプ22
Gを点灯して統一した緑色の発光によって可視表示して
もよい。また、確率変動中でない場合にはST50で大
当り動作中であるかを判断し、大当り動作中であればS
T51で大当りの前半であるかを判断して、大当り動作
の前半であればST52で大当り前半表示を、大当りの
後半であればST53で大当り後半表示を行なう。
【0080】
【表1】
【0081】大当り前半表示は、表1に示すように、遊
技盤4に設けたすべての表示器の赤色カラーランプRと
青色カラーランプBを同時に点灯して統一した赤紫色に
より可視表示し、後半表示は赤色カラーランプRと緑色
カラーランプGを同時に点灯して統一した黄色で可視表
示する。このように、遊技状態の変化を色彩の変化だけ
ではなく、遊技盤のすべての表示器を一斉に同じ色彩で
統一して可視表示すると、遊技者は遊技状態の変化を一
層確実に把握できる。なお、表示器のすべてではなく、
複数の表示器について統一した色彩で可視表示しても同
様の効果を奏する。
【0082】そして、ST54で普通電動役物18が開
放中であるかを判断し、開放中であればST55で普通
電動役物開放表示を行なう。この普通電動役物開放表示
は、表1に示すように、遊技盤に設けてあるすべての表
示器の青色カラーランプ22Bの発光という統一した色
彩の照明によって行なう。
【0083】特定遊技状態(大当り遊技)になったこと
を可視表示する特定遊技状態表示手段として機能する表
示器は、本実施例では第5,第6,第7,第8表示器1
0,11,13,14,アタッカー12であり、これら
のカラーランプを表示制御装置からの信号により一斉に
同期して点滅し、点滅する色彩は、その時の遊技状態、
例えば大当り前半であれば赤色と青色で点滅し、大当り
の後半では赤色と緑色で点滅させる。
【0084】この様に、特定遊技状態表示手段の発光態
様を大当り遊技の前半と後半とで変化させると、カラー
ランプ22の輝度が高いことに加えて色彩が変化するの
で、遊技者は大当り遊技の進行状況を視覚を通して確実
に把握することができ、これにより技術介入を容易にで
き、また、大当り遊技のスリルと興奮を満喫できる。
【0085】そして、大当り遊技が終了したならば特定
遊技状態表示手段のカラーランプ22を一斉に消灯して
初期状態に戻す。したがって、遊技者はアタッカー12
の開閉扉51を改めて確認するまでもなく大当り遊技が
終了したことを特定遊技状態表示手段の表示停止によっ
て認識することができる。
【0086】なお、特定遊技状態表示手段として機能さ
せる表示器は上記に限定されるものではなく、適宜に設
定することができる。また、大当りの前半と後半を可視
表示する態様も適宜に変更して設定できる。そして、い
ずれの表示においても、カラーランプ22の輝度が高い
ので、確実に可視表示することができ、遊技者が不注意
で見落とすことを防止できる。
【0087】また、図12と図13に示す変動入賞装置
57をセンター役物として備えたパチンコ機1の場合、
打球が始動口に入賞すると、この打球を検出した検出器
からの信号に基づいて制御装置がソレノイド61を励磁
して回動球受部材58を1回、或は2回開閉し、この回
動球受部材58の開閉によって当該入賞装置に取り入れ
られた打球がV入賞口59に入賞して継続入賞検出器が
検出すると特定遊技状態(大当り遊技)の権利が発生す
る。したがって、この様な変動入賞装置57を備えた場
合には、当該変動入賞装置57と、該変動入賞装置57
のV入賞口59に入賞した打球を検出する特定入賞検出
手段としての継続入賞検出器とが特定遊技状態検出手段
として機能することになる。
【0088】そして、特定遊技状態検出手段が特定の遊
技状態になったことを検出すると、前記した実施例と同
様に、変動入賞装置57の凹室52′に臨ませて設けた
カラーランプ22の他に第5,第6表示器10,11な
どの表示器の緑色と青色のカラーランプ22を発光させ
て、即ちこれらを特定遊技状態表示手段として機能せし
め、これにより特定遊技状態である旨を遊技者に視覚を
通して明確に認識させることができると共に、特定遊技
状態の興奮を高めることができる。
【0089】また、本発明は、上記した様な特定の遊技
状態を表示する場合に適することは勿論ではあるが、L
EDの様に小さくても白熱ランプの様な光量が得られる
ので、上記特定遊技状態の表示に限定されるものではな
く、表示指令信号を発生する表示指令信号発生手段と、
三原色のカラーランプ22を有する表示器と、表示指令
信号発生手段からの表示指令信号に基づいて表示器の三
原色カラーランプ22を選択して所定の表示状態で表示
駆動する制御手段とによって、特定遊技状態以外の情報
を表示してもよい。
【0090】例えば、表示指令信号発生手段として、ガ
ラス枠80がしっかりと閉じていない状態で信号を送出
する金枠異常検出器81を制御手段71に接続し、ガラ
ス枠80の閉止状態に異常がある場合には金枠異常検出
器81からの表示指令信号に基づいて制御手段71が第
1乃至第8表示器3,7,8,9,1,11,13,1
4のすべてのカラーランプ22R,22G,22Bを所
定の表示状態(例えば1.5秒間隔で赤色、緑色、青色
の順番で点滅させる状態)で表示駆動し、この表示によ
って係員にガラス枠80の異常の発生を報知してもよ
い。また、不正行為の虞れが高い強力な磁力を検出する
と信号を送出する磁力検出器82を前面枠2や遊技盤4
の裏側に取り付け、この磁力検出器82を制御手段71
に接続し、磁力検出器82が強力な磁力を検出して表示
指令信号を制御手段71に送出すると、制御手段71が
第1乃至第8表示器3,7,8,9,1,11,13,
14のすべてのカラーランプ22R,22G,22Bを
所定の表示状態(例えば1.0秒間隔で赤色、緑色、青
色の順番で点滅させる状態)で表示駆動し、この表示に
よって係員に不正行為のチェックが必要である旨を知ら
せるように構成してもよい。
【0091】なお、以上説明した実施例はすべてパチン
コ機1であるが、本発明はこれに限定されるものではな
く、アレンジボール式遊技機、雀球式遊技機、パチスロ
式遊技機、スロットマシンなどどのような遊技機であっ
てもよい。
【0092】また、三原色のカラーランプ22R,22
G,22Bの各光輝部32の形状をすべて円筒形に成形
したが、本発明におけるカラーランプの形状はこれに限
定されるものではない。例えば、図22に示すように、
光輝部32の横断面形状を中心角が120°の扇形の柱
体に成形し、三原色の光輝部32…を合わせる全体とし
て円柱形になるようにして、三つの光輝部32…を接着
剤で接着したりリング40を嵌めるなどして一体化して
もよい。この様に、三原色のカラーランプ22R,22
G,22Bを一体化(ユニット化)すると、一層コンパ
クト化を図ることができ、ランプ基板41への取付作業
においても取り扱いが簡単であり、また、各カラーラン
プ22R,22G,22Bのリード線34を共通化し
て、全体で4本のリード線を接続すればよくなる。した
がって、取付作業を大幅に簡略化することができ、作業
能率を向上することができる。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、表
示器や特定遊技状態表示手段に、フィラメント式豆電球
の外周面に透光性着色樹脂で光輝層を形成した三原色の
カラーランプを備え、この三原色のカラーランプを選択
して発光させた光により表示するので、三種類という少
ない種類のカラーランプで多数種類の色彩で可視表示す
ることができる。したがって、遊技情報の種類と量が多
くなっても、確実に報知することができる。
【0094】そして、遊技状態の変化に応じて発光表示
する表示器において、各表示器の発光表示の色彩をその
遊技状態に対応させて統一することもできる。この様
に、発光表示の色彩を遊技状態ごとに統一すると、遊技
者にとっては、視認性が向上するばかりでなく、発光表
示の内容を理解し易くなり、ひいては遊技状態の把握が
容易になる。
【0095】しかも、本発明におけるカラーランプはサ
イズが小さくても白熱電球と同様の光量を確保すること
ができる。したがって、従来は取付スペースを確保する
ことに難儀していた様な場所にでも表示器或は特定遊技
状態表示手段として取り付けることができ、大きさが事
実上規制されている遊技機を設計する際の自由度を高め
ることができる。この様に、豊富な色彩で大きな光量で
可視表示することができるので、視認性が向上し、遊技
内容が複雑化、多様化した遊技機に適する。また、同時
に、装飾性も著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の斜視図である。
【図2】遊技盤の正面図である。
【図3】カラーランプの正面図である。
【図4】(A)はカラーランプの反射板の平面図、
(B)は反射板の断面図、(C)は反射板の底面図であ
る。
【図5】三原色カラーランプを選択して発光させるドラ
イバと各カラーランプの接続状態を示す概略配線図であ
る。
【図6】デジタル・アナログ変換器を有するドライバと
三原色カラーランプの接続状態を示す概略配線図であ
る。
【図7】第1表示器の分解斜視図である。
【図8】第2表示器および第3表示器の分解斜視図であ
る。
【図9】第4表示器の斜視図である。
【図10】第5表示器の分解斜視図である。
【図11】普通電動役物と一体化した大入賞口としての
アタッカーに三原色カラーランプを取り付ける状態を示
す斜視図である。
【図12】大入賞口である変動入賞装置の他の実施例の
斜視図である。
【図13】図12に示す変動入賞装置の正面図である。
【図14】制御装置(制御手段)の概略ブロック図の一
部である。
【図15】制御装置(制御手段)の概略ブロック図の一
部である。
【図16】制御手段のスタート関係のフローチャートで
ある。
【図17】制御手段のスイッチ入力処理のフローチャー
トである。
【図18】制御手段の通常処理関係のフローチャートで
ある。
【図19】制御手段の図柄変動処理関係のフローチャー
トである。
【図20】制御手段の大当り処理関係のフローチャート
である。
【図21】制御手段の照明処理関係のフローチャートで
ある。
【図22】三原色のカラーランプを一体化した実施例の
斜視図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 3 第1表示器 4 遊技盤 7 第2表示器 8 第3表示器 9 第4表示器 10 第5表示器 11 第6表示器 12 大入賞口として機能する変動入賞装置であるアタ
ッカー 13 第7表示器 14 第8表示器 15 特別図柄可変表示装置 16 普通図柄可変表示装置 17 普通電動役物の始動口として機能する通過チャッ
カ 18 普通電動役物 19 普通図柄表示装置の始動スイッチ 20 特別図柄可変表示装置の始動信号を送出する第1
種始動スイッチ 21 普通図柄用始動記憶表示装置 22 カラーランプ 22R 赤色カラーランプ 22G 緑色カラーランプ 22B 青色カラーランプ 31 フィラメント式豆電球 32 光輝層 43 カバー部材 47 レンズ部材 51 アタッカーの開閉扉 52 凹室 53 継続スイッチ 55 ランプ基板を兼ねた検出器の取付基板 57 変動入賞装置 58 回動球受部材 59 V入賞口 60 一般入賞口 71 制御装置(制御手段) 81 金枠異常検出器 82 磁力検出器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の遊技状態になったことを検出する
    特定遊技状態検出手段と、 遊技機前面の所定部位に設けた三原色のカラーランプを
    発光して特定遊技状態になったことを可視表示する特定
    遊技状態表示手段と、 上記特定遊技状態検出手段からの検出出力に基づいて、
    上記遊技状態表示手段の三原色カラーランプを選択して
    所定の表示状態で表示駆動する制御手段と、を備え、 上記特定遊技状態表示手段のカラーランプは、フィラメ
    ント式豆電球の外周面に透光性着色樹脂で光輝層を形成
    し、フィラメントに通電するリード線を上記光輝層から
    延出させて上記制御手段に導通したことを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 上記特定遊技状態検出手段は、複数の識
    別情報を可変表示する可変表示装置と、該可変表示装置
    の停止表示した識別情報の組み合せ態様が特定態様にな
    ったことを判別する判別手段とから構成したことを特徴
    とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 上記特定遊技状態検出手段は、所定の始
    動信号により開放作動して打球を受け入れ可能な変動入
    賞装置と、該変動入賞装置が受け入れた打球が特定入賞
    口へ入賞したことを検出する特定入賞検出手段とから構
    成したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 上記特定遊技状態表示手段は、大入賞口
    に形成した凹室に臨ませて設けたことを特徴とする請求
    項1から3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 三原色のカラーランプを有する特定遊技
    状態表示手段を遊技盤の複数箇所に配設し、上記制御手
    段は、特定遊技状態検出手段からの検出出力に基づい
    て、遊技状態に対応して予め設定した色彩で統一して上
    記特定遊技状態表示手段を発光させるようにしたもので
    あることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    の遊技機。
  6. 【請求項6】 表示指令信号を発生する表示指令信号発
    生手段と、 三原色のカラーランプを有する表示器と、 上記表示指令信号発生手段からの表示指令信号に基づい
    て表示器の三原色カラーランプを選択して所定の表示状
    態で表示駆動する制御手段と、を備え、 表示器のカラーランプは、フィラメント式豆電球の外周
    面に透光性着色樹脂で光輝層を形成し、フィラメントに
    通電するリード線を上記光輝層から延出させて制御手段
    に導通したことを特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】 表示器は、三原色のカラーランプと、三
    原色のカラーランプを組にして支持するランプ基板と、
    組にしたカラーランプの前方に配設されたレンズ部材と
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
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