JP2002113206A - 遊技機および記録媒体 - Google Patents

遊技機および記録媒体

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JP2002113206A
JP2002113206A JP2000310583A JP2000310583A JP2002113206A JP 2002113206 A JP2002113206 A JP 2002113206A JP 2000310583 A JP2000310583 A JP 2000310583A JP 2000310583 A JP2000310583 A JP 2000310583A JP 2002113206 A JP2002113206 A JP 2002113206A
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Japan
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light
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JP2000310583A
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English (en)
Inventor
Isao Kishi
勇夫 岸
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 LEDやランプによる演出効果を大きくする
ことができ、かつ、特別図柄表示装置により表示される
キャラクタの動きを分かり易くすることができる遊技機
を実現する。 【解決手段】 あるリーチ状態になると、特別図柄表示
器32aにより、レコード盤上にDJが乗ったキャラク
タCAが表示され、そのキャラクタCAが、レコード盤
上を2時方向から10時方向へ円弧状に左移動すると、
その移動に同期して発光部L1〜L20が順次点灯す
る。そして、キャラクタCAが10時方向から2時方向
へ円弧状に右移動すると、その移動に同期して発光部L
20〜L1が順次消灯する。つまり、キャラクタCAの
動きに同期して発光部L1〜L20が順次点灯または消
灯する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコ機に代表さ
れるように、光による演出を行う機能を備えた遊技機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパチンコ機として、たと
えば図16に示すものが知られている。図16は、その
パチンコ機の正面説明図である。パチンコ機500は、
遊技盤502と、この遊技盤502の上部左右のコーナ
ーに設けられたコーナー飾り501と、遊技盤502の
両側に設けられたサイド飾り503と、第1種始動口5
04と、特別図柄表示装置506と、大入賞口508
と、この大入賞口508の左右に設けられた大入賞口飾
り505とを備える。また、各飾りは着色された透光性
の樹脂製カバーと、このカバーの内側に設けられた単色
発光のLEDやランプとにより構成されている。そし
て、遊技者が操作ハンドル512を操作して発射された
遊技球が第1種始動口504に入賞すると、特別図柄表
示装置506が、「0」〜「9」などの複数の図柄を3
箇所に変動表示し、そのうちの左図柄および中図柄が、
たとえば「77」で停止すると、いわゆるリーチ状態と
なる。このとき、特別図柄表示装置506は、リーチを
演出する動画などを表示し、コーナー飾り501、サイ
ド飾り503および大入賞口飾り505が点滅し、これ
に合わせて効果音が再生され、リーチ状態となったこと
を演出する。そして、上記例において右図柄が「7」で
停止すると、大当りが発生し、大入賞口508を所定時
間開放する。
【0003】このとき、特別図柄表示装置506には、
大当りを祝う「大当り」の文字や動画などが表示され、
コーナー飾り501、サイド飾り503および大入賞口
飾り505が点滅し、これに合わせて効果音が再生さ
れ、大当りを演出する。そして、大入賞口508の予め
設定された開放時間が経過するか、あるいは大入賞口5
08に予め設定された所定数の遊技球が入賞すると大入
賞口508が閉口する。このとき、大入賞口508の内
部に設けられた特定領域510を遊技球が通過すると、
連続して大入賞口508が開放する。このように、大入
賞口508が開放してから閉口するまでを1ラウンドと
云い、予め設定された最大ラウンド数を終了すると大当
りによる遊技を終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のパ
チンコ機500では、特別図柄表示装置506が画面に
表示する演出内容には、様々なバリエーションが用意さ
れているため、遊技者を楽しませることができるが、L
EDやランプによる演出としては、それらの点滅速度を
変えるぐらいの演出しか行うことができない。つまり、
従来のパチンコ機では、LEDやランプによる演出効果
が小さいという問題がある。また、特別図柄表示装置5
06の遊技盤に占める面積が大きくなると、遊技球の流
下経路が狭くなるなどの問題が生じることから、特別図
柄表示装置506の画面は小さく設計されているため、
画面に表示されるキャラクタの動きが分かり難いという
問題もある。
【0005】そこでこの発明は、上記問題を解決するた
めになされたものであり、LEDやランプによる演出効
果を大きくすることができ、かつ、特別図柄表示装置に
より表示されるキャラクタの動きを分かり易くすること
ができる遊技機を実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段・作用および効果】この発
明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明
では、図柄を変動表示する機能と、動くキャラクタを表
示する機能とを有する図柄表示手段を備えており、その
図柄表示手段により所定の図柄が表示された場合に遊技
者に有利な遊技状態になる遊技機において、前記キャラ
クタの動きと対応した配列方向を有する複数の発光手段
と、前記図柄表示手段により前記キャラクタが表示され
た際に、前記複数の発光手段の各発光手段を前記キャラ
クタの動きと同期させて順次点灯させる制御手段とを備
えたという技術的手段を用いる。
【0007】つまり、図柄表示手段により動くキャラク
タが表示された際に、そのキャラクタの動きと対応した
配列方向を有する複数の発光手段の各発光手段をキャラ
クタの動きと同期させて順次点灯させることができるた
め、遊技者の注目を図柄表示手段以外に発光手段にも集
めることができる。したがって、図柄表示手段に表示内
容とは何の関連性もなく、ただ単に発光手段の点滅速度
を変えるだけの演出しか行っていない遊技機よりも、発
光手段による演出効果を大きくすることができる。しか
も、発光手段がキャラクタの動きと同期して順次点灯す
るため、遊技者は、発光手段の点灯して行く様子を見る
ことにより、キャラクタの動きを知ることができる。な
お、同期とは、完全に同期している場合の他に、所定時
間(たとえば前後1秒以内)タイミングがずれている場
合を含む意味であり、そのような場合でも、上記同様の
効果を奏することができる。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の遊技機において、前記キャラクタの動きは、円弧を
描く方向であり、前記複数の発光手段は、遊技盤の縁に
おいて円弧状に配列されているという技術的手段を用い
る。
【0009】つまり、遊技盤の縁において円弧状に配列
されている発光手段が、キャラクタの動きに同期して順
次点灯するため、その光が遊技盤の縁に沿って転がるよ
うに見えて面白い。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の遊技機において、前記発光手段は、
赤色を発光する発光素子、緑色を発光する発光素子およ
び青色を発光する発光素子を一体的に組み合わせて構成
されており、前記制御手段は、前記各発光素子を選択的
に制御するという技術的手段を用いる。
【0011】つまり、各発光素子は、一体的に組み合わ
せられており、制御手段は、遊技状態に対応して各発光
素子を選択的に制御するため、選択された発光素子から
発光した光が混じり合って種々の色の光を生成すること
ができる。たとえば、請求項4に記載のように、赤色、
緑色および青色以外の色を生成することができる。たと
えば、赤色を発光する発光素子および青色を発光する発
光素子を選択して両者を発光させると、紫色の光が生成
され、緑色を発光する発光素子および青色を発光する発
光素子を選択して両者を発光させると、黄色の光が生成
され、赤色を発光する発光素子、緑色を発光する発光素
子および青色を発光する発光素子の3素子を選択して3
者を発光させると、白色の光が生成される。また、各発
光素子の輝度や発光時間などを制御することにより、上
記各色以外の種々の色の光を生成することができる。し
たがって、発光手段による演出効果をより一層大きくす
ることができる。
【0012】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記発光手段は、1チップ化されているという技術的手段
を用いる。
【0013】つまり、発光手段は、1チップ化されてい
るため、基板上の発光手段を取付けるための取付スペー
スを小さくすることができる。
【0014】請求項6に記載の発明では、図柄を変動表
示する機能と、動くキャラクタを表示する機能とを有す
る図柄表示手段と、前記キャラクタの動きと対応した配
列方向を有する複数の発光手段と、前記図柄表示手段に
より前記キャラクタが表示された際に、前記複数の発光
手段の各発光手段を前記キャラクタの動きと同期させて
順次点灯させる制御手段とを備えており、前記図柄表示
手段により所定の図柄が表示された場合に遊技者に有利
な遊技状態になる遊技機を機能させるためのコンピュー
タプログラムが記録された記録媒体であって、前記制御
手段が、前記図柄表示手段により前記キャラクタが表示
された際に、前記複数の発光手段の各発光手段を前記キ
ャラクタの動きと同期させて順次点灯させるように制御
するための制御処理を含む処理を実行するためのコンピ
ュータプログラムが記録されたという技術的手段を用い
る。
【0015】つまり、コンピュータによって遊技を制御
する遊技機にあっては、たとえば、後述する発明の実施
の形態に記載するように、遊技機に設けられたROMに
記録されたコンピュータプログラムをCPUが実行する
ことにより機能することから、上記制御プログラムを記
録したROMを使用することにより、請求項1ないし請
求項6のいずれか1つに記載の遊技機を実現できる。
【0016】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下、この発明
に係る遊技機の実施形態について図を参照して説明す
る。なお、以下に記載する各実施形態では、この発明に
係る遊技機として第1種のパチンコ機を例に挙げて説明
する。 [全体の主要構成]まず、この実施形態に係るパチンコ
機の主要構成について図1を参照して説明する。図1
は、この実施形態に係るパチンコ機の外観を示す正面説
明図である。パチンコ機1には、前枠2が開閉可能に備
えられており、その前枠2には、ガラス枠4が開閉可能
に取付けられている。前枠2の右側には、ガラス枠4開
閉用の鍵を差し込む鍵穴3が設けられている。ガラス枠
4の内部には、遊技盤5が設けられており、前枠2の右
側下方には、遊技球を遊技盤5へ発射する発射モータ
(図7において符号15eで示す)を操作するための発
射ハンドル15が回動可能に取付けられている。
【0017】ガラス枠4の下方には、賞球や貸球が供給
される賞球・貸球供給口6aが形成されており、この賞
球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸球供給
口6aから供給された賞球や貸球を溜めておくための上
受け皿6が取り付けられている。上受け皿6の下方に
は、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球や上
受け皿球抜きレバー6bの操作により上受け皿6から排
出された遊技球などを排出する排出口7aが形成されて
いる。排出口7aの排出側には、その排出口7aから排
出された遊技球を収容しておくための下受け皿7が設け
られている。また、遊技盤5の上方には、枠ランプ9が
設けられており、下受け皿7の左側には、灰皿45が設
けられている。
【0018】[遊技盤5の主要構成]次に、遊技盤5の
主要構成について図2および図3を参照して説明する。
図2は、遊技盤5の主要構成を示す正面説明図であり、
図3は、図2に示す遊技盤に設けられたセンターケース
の正面説明図である。図2に示すように、遊技盤5に
は、発射された遊技球を遊技領域へ案内するレール16
が取付けられており、そのレール16の内側には、円形
の遊技領域の下半分を囲むようにして右サイド飾り20
と、左サイド飾り21とが設けられている。両サイド飾
りの間には、下部飾り44が設けられており、その下部
飾り44の中央には、変動入賞装置40が設けられてい
る。この変動入賞装置40には、大当りの発生時に両翼
を開放する大入賞口41が開閉可能に取り付けられてい
る。また、レール16の外周には、遊技領域を囲むよう
にしてコーナー飾り11が取付けられている。
【0019】コーナー飾り11、右サイド飾り20、左
サイド飾り21および下部飾り44は、それぞれ無色透
明の合成樹脂により一体成形されており、光を散乱し易
くするために、ローレット加工またはダイヤカット加工
が施されている。コーナー飾り11、右サイド飾り2
0、左サイド飾り21および下部飾り44には、内側か
ら発光されるLED光を拡散するためにレンズの作用を
する複数の発光部が、それぞれ形成されている。コーナ
ー飾り11の上部左右の各コーナーには、発光部11a
が5箇所ずつ形成されており、右サイド飾り20には、
上から順に発光部L2、L3、L4、L5が形成されて
いる。下部飾り44には、右から順に発光部L6、L
7、L8、L9、L10、L11、L12、L13、L
14、L15が形成されており、左サイド飾り21に
は、下から順に発光部L16、L17、L18、L19
が形成されている。また、コーナー飾り11の上部内縁
寄りの内側には、複数のLED90がちりばめられてい
る。
【0020】遊技盤5の略中央には、センターケース3
0が備えられている。図3に示すように、センターケー
ス30には、天入賞口31と、3個のLEDからなる普
通図柄表示装置34と、この普通図柄表示装置34の始
動可能な回数を4個のLEDにより表示する普通図柄記
憶表示LED35と、複数の図柄、たとえば「1」〜
「9」の数字や絵柄などの特別図柄、動くキャラクタC
Aなどを液晶で表示する特別図柄表示器32aを有する
特別図柄表示装置32と、この特別図柄表示装置32の
始動可能な回数(以下、特別図柄始動記憶数と称する)
を4個のLEDにより表示する特別図柄記憶表示LED
36とが備えられている。特別図柄表示器32aは、画
面の上部の表示部(以下、副表示部と略称する)32b
にリーチ状態の表示を行い、その副表示部32bの下部
の表示部(以下、主表示部と略称する)32cに動くキ
ャラクタCAを表示する。
【0021】図2に示すように、センターケース30の
右側には、発光部L1により装飾された装飾右風車46
が、左側には、発光部L20により装飾された装飾左風
車47がそれぞれ設けられている。装飾右風車46の斜
め右下方には、普通図柄表示装置34を作動させるため
の普通図柄作動右ゲート25が設けられており、装飾左
風車47の斜め左下方には、同じく普通図柄作動左ゲー
ト26がそれぞれ設けられている。普通図柄作動右ゲー
ト25の下方には、右袖入賞口22が設けられており、
普通図柄作動左ゲート26の下方には、左袖入賞口23
が設けられている。センターケース30の両側下方に
は、特別図柄表示装置32を作動させる機能を有する第
1種始動口27,27が設けられており、これらの第1
種始動口27,27の間には普通図柄表示装置34の停
止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開放する普通
電動役物28が設けられている。両翼を開放した普通電
動役物28は、各第1種始動口27と同様に特別図柄表
示装置32を作動開始させる機能を備えている。
【0022】また、大入賞口41の両側には、下入賞口
29,29がそれぞれ設けられており、大入賞口41の
内部には、大入賞口41を連続して開放する機能を有す
る特定領域と、この特定領域を通過した遊技球を検出す
る特定領域スイッチ(図7に符号42aで示す)と、大
入賞口41に入賞した遊技球の数をカウントする大入賞
口スイッチ(図7に符号43aで示す)とが設けられて
いる。また、遊技盤5には、普通の風車24,24と、
入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト
口45とが設けられている。さらに、遊技盤5には、多
くの釘(図示省略)が打ち込まれており、遊技盤5に発
射された遊技球は、釘の間を乱舞しながら落下する。
【0023】[LED90]次に、LED90の構成に
ついて図6を参照して説明する。図6(A)は、LED
90の外形を示す説明図であり、図6(B)は、図6
(A)に示すLED90の内部から光が出射する様子を
示す説明図である。図6(A)に示すように、LED9
0は、薄肉板状のケース91を備えており、そのケース
91の内部に赤色の光を発光する発光素子(以下、赤色
発光素子と称する)92、緑色の光を発光する発光素子
(以下、緑色発光素子と称する)93および青色の光を
発光する発光素子(以下、青色発光素子と称する)94
の3つの発光素子を有する。それら3つの発光素子は、
透明の樹脂97によりケース91の内部にモールドする
ことにより1チップ化されている。ケース91の一方の
側面からは、各発光素子を構成するダイオードのアノー
ドに導通するピン95が導出されており、他方の側面か
らは、カソードに導通するピン96が導出されている。
【0024】図6(B)に示すように、各発光素子から
出射された光は、樹脂97内を拡散し、相互に混じり合
い、赤、緑および青以外の光を作り出すことができる。
たとえば、赤色発光素子92および青色発光素子94を
発光させると、紫色の光が生成され、緑色発光素子93
および青色発光素子94を発光させると、黄色の光が生
成され、赤色発光素子92、緑色発光素子93および青
色発光素子94を発光させると、白色の光が生成され
る。つまり、赤色発光素子92、緑色発光素子93およ
び青色発光素子94が、光の3原色に対応しており、点
灯させる発光素子の組み合わせにより、光の3原色以外
にも多種類の色の光を作り出すことができる。また、上
記発光素子の選択に加えて、各発光素子の輝度、点灯の
タイミングおよび点灯時間の少なくとも1つ以上を組み
合わせて設定することにより、光の残像現象を利用する
ことができるため、見た目の発光色を様々に変化させる
ことができる。
【0025】また、LED90を搭載した各LED基板
の表面は白色に着色されており、LED90から発光す
る色の背景が白色となるため、発光部を通して見た場合
に、各発光色を引き立てることができる。さらに、各L
ED基板の周囲は、白色に着色されているため、従来の
表面が緑色や茶色のLED基板のように、発光部を透か
して見た場合に、LED基板の表面の色がその周囲から
浮いてしまわないので、発光部から透けて見える範囲の
デザインの調和を採ることができる。
【0026】[パチンコ機1の電気的構成]次に、パチ
ンコ機1の電気的構成についてそれをブロックで示す図
7を参照して説明する。パチンコ機1には、主基板10
0が設けられており、この主基板100には、マイクロ
プロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッ
サ110には、遊技の制御を実行するメインCPU11
2と、このメインCPU112が各種制御を実行するた
めの各種制御プログラムや各種コマンドが記録されたR
OM114と、メインCPU112が各種制御プログラ
ムを実行する際にROM114から読出された制御プロ
グラムや遊技中に発生する入賞や大当りに関するデータ
などの各種データを一時的に格納するRAM116とが
搭載されている。
【0027】主基板100には、次に記載するものが電
気的に接続されている。電源基板80、賞球の払出しな
どを制御する払出制御基盤200、特別図柄表示装置3
2、遊技盤5に設けられたランプやLEDを制御するラ
ンプ制御装置300、遊技中の効果音などを制御する音
声制御装置79、遊技球の第1種始動口27,27の通
過を検出する第1種始動口スイッチ27a,27a、入
賞や大当りなどに関する遊技盤情報をパチンコホールの
管理室などに設けられたコンピュータ(図示省略)へ送
信するための遊技枠情報端子基板52、盤面中継基板5
1、遊技枠中継基板53である。
【0028】払出制御基盤200には、主基板100か
ら送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロ
プロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッ
サ210には、賞球の払出しなどを制御するサブCPU
212と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの
制御を実行するための各種制御プログラムが記録された
ROM214と、サブCPU212が各種制御プログラ
ムを実行する際にROM214から読出された制御プロ
グラムや主基板100から送出された入賞数などの各種
データを一時的に格納するRAM216とが搭載されて
いる。また、払出制御基盤200には、電源基板80、
CR接続基板56、発射モータ15eを駆動するための
発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52お
よび払出中継基板55が電気的に接続されている。
【0029】遊技枠中継基板53には、下受け皿7が賞
球で満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ21
bおよびセンサ中継基板54が電気的に接続されてい
る。センサ中継基板54は、賞球ユニット62に備えら
れた賞球払出センサ(払出された賞球を検出するセン
サ)62a,62bおよび払出中継基板55と電気的に
接続されている。賞球の払出機構は、賞球の払出しを効
率良く行うために2カ所設けられており、各払出機構は
賞球ユニット62に備えられた賞球払出モータ62cに
よって駆動される。また、賞球払出センサ62aは一方
の払出機構に設けられており、賞球払出センサ62bは
他方の払出機構に設けられている。
【0030】払出中継基板55には、貸球がなくなった
ことを検出する貸球切れスイッチ61、賞球払出モータ
62cおよび貸球ユニット63が電気的に接続されてい
る。盤面中継基板51には、次に記載するものが電気的
に接続されている。普通電動役物28を開閉させる普通
電動役物ソレノイド28a、普通図柄表示装置34、普
通図柄作動右ゲート25に設けられた右ゲートスイッチ
25a、普通図柄作動左ゲート26に設けられた左ゲー
トスイッチ26a、大入賞口スイッチ43a、右袖入賞
口22への入賞を検出する右袖入賞口スイッチ22a、
左袖入賞口23への入賞を検出する左袖入賞口スイッチ
23a、下入賞口29への入賞を検出する下入賞口スイ
ッチ29a、天入賞口31への入賞を検出する天入賞口
スイッチ31aおよび大入賞口中継基板50である。
【0031】大入賞口中継基板50には、特定領域ソレ
ノイド42b、大入賞口ソレノイド43bおよび特定領
域スイッチ42aが電気的に接続されている。電源基板
80は、CR接続基板56と電気的に接続されており、
CR接続基板56には、プリペイドカードの残りの度数
を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読取る装
置などを備える遊技機外装置部分22と電気的に接続さ
れている。電源基板80は、AC24V(50Hz/6
0Hz)の主電源70から電源の供給を受ける。
【0032】[ランプ制御装置300の電気的構成]次
に、ランプ制御装置300の主な電気的構成について、
それを示す図8参照して説明する。ランプ制御装置30
0は、大入賞口ランプ中継基板301、ランプ制御分配
基板302、枠部ランプ中継基板303、枠LED基板
304およびランプ制御基板305を備える。ランプ制
御分配基板302には、発光部L2〜L5の内側にそれ
ぞれ設けられたLED90が搭載された右サイドLED
基板20aと、発光部L16〜L19の内側にそれぞれ
設けられたLED90が搭載された左サイドLED基板
21aとが接続されている。
【0033】また、ランプ制御分配基板302には、セ
ンターケース30(図2)の上側に設けられたLEDが
搭載されたセンター上LED基板30aと、センターケ
ース30の奥の方に設けられたLEDが搭載されたセン
ター奥LED基板30bと、センターケース30の下側
に設けられたLEDが搭載されたセンター下LED基板
30cと、特別図柄記憶表示LED36(図2)が搭載
された特別図柄記憶表示基板36aと、普通図柄記憶表
示LED35が搭載された普通図柄記憶表示基板35a
と、コーナー飾り11の右コーナーの発光部11aの内
側に設けられたLED90が搭載された右コーナーLE
D基板18と、左コーナーの発光部11aの内側に設け
られたLED90が搭載された左コーナーLED基板1
9と、右袖入賞口22に設けられたLEDが搭載された
右チャッカーLED基板22bと、左袖入賞口23に設
けられたLEDが搭載された左チャッカーLED基板2
3aと、装飾右風車46に設けられたLEDが搭載され
た右風車LED基板46aと、装飾左風車47に設けら
れたLEDが搭載された左風車LED基板47aとが接
続されている。
【0034】ランプ制御分配基板302と接続された大
入賞口ランプ中継基板301には、大入賞口飾り44
(図2)の中央に形成された発光部L10,L11の内
側にそれぞれ設けられたLED90が搭載された大入賞
口中LED基板40aと、大入賞口飾り44の右側に縦
方向に形成された3つの発光部の内側にそれぞれ設けら
れたLED90が搭載された大入賞口右縦LED基板4
0bと、大入賞口飾り44の左側に縦方向に形成された
3つの発光部の内側にそれぞれ設けられたLED90が
搭載された大入賞口右縦LED基板40bと、大入賞口
飾り44の右側に斜めに形成された発光部L6〜L9の
内側にそれぞれ設けられたLED90が搭載された大入
賞口右LED基板40dと、大入賞口飾り44の左側に
斜めに形成された発光部L12〜L15の内側にそれぞ
れ設けられたLED90が搭載された大入賞口左LED
基板40eとが接続されている。
【0035】ランプ制御分配基板302と接続された枠
部ランプ中継基板303には、枠ランプ9(図1)に設
けられたLEDが搭載された枠LED基板304が接続
されている。ランプ制御分配基板302には、上記各種
LEDの点灯または点滅を制御するランプ制御基板30
5が接続されている。ランプ制御基板305は、サブC
PU306と、ROM307と、RAM308とを備え
る。サブCPU306は、主基板100からライン10
0cを介して送出されたランプ制御コマンドを入力し、
ROM307に記憶されたコンピュータプログラムに従
って上記ランプ制御コマンドの内容を解析し、その解析
結果をRAM308に一時的に格納する。続いてCPU
306は、点灯すべきLED、点灯間隔および点灯時間
などを決定し、その決定に対応した信号をランプ制御分
配基板302に送出する。そして、ランプ制御分配基板
302に接続された所定のLEDが点灯または点滅ある
いは消灯する。
【0036】[画像制御コマンド]次に、メインCPU
112が特別図柄表示装置32へ出力する画像制御コマ
ンドについて図12(A)を参照して説明する。図12
(A)は、画像制御コマンドテーブルの内容を一部を省
略して示す説明図である。画像制御コマンドは、E0H
〜E4Hで表される1バイトおよび00H〜0FHで表
される1バイトの計2バイトで構成されており、画像制
御コマンドテーブル114aには、以下に示す画像制御
コマンドが記憶されている。 (1)図3に示すキャラクタCAを変動表示するための
変動パターン1指定コマンド(E0H01H)。(2)
特別図柄表示装置32によって変動表示される図柄の変
動パターンを2〜19の中から選択して指定するための
変動パターン2指定コマンド(E0H02H)〜変動パ
ターン19指定コマンド(E0H0FH)。(3)左図
柄の停止図柄を1〜9の中から選択して指定するための
左図柄1指定コマンド(E1H01H)〜左図柄9指定
コマンド(E1H09H)。(4)中図柄の停止図柄を
1〜9の中から選択して指定するための中図柄1指定コ
マンド(E2H01H)〜中図柄9指定コマンド(E2
H09H)。(5)中図柄の停止図柄としてDJ(ディ
スクジョッキー)のキャラクタを指定するための中図柄
DJ指定コマンド(E2H0CH)。(6)右図柄の停
止図柄を1〜9の中から選択して指定するための右図柄
1指定コマンド(E3H01H)〜右図柄9指定コマン
ド(E3H09H)。(7)右図柄の停止図柄としてD
Jのキャラクタを指定するための右図柄DJ指定コマン
ド(E3H0CH)。(8)全図柄を停止させるための
全図柄停止コマンド(E4H00H)。
【0037】[ランプ制御コマンド]次に、メインCP
U112がLEDやランプを制御するためにランプ制御
装置300へ出力するランプ制御コマンドについて図1
2(B)を参照して説明する。図12(B)は、ランプ
制御コマンドテーブルの内容を一部を省略して示す説明
図である。ランプ制御コマンドは、61H〜66Hで表
される1バイトで構成されており、ランプ制御コマンド
テーブル114bには、変動パターン1指定コマンド
(61H)〜変動パターン6指定コマンド(66H)が
記憶されている。変動パターン1指定コマンドは、発光
部L1〜L20(図4)を順次点灯した後に発光部L2
0〜L1を順次消灯するように制御するコマンドであ
る。また、ランプ制御コマンドの変動パターン1指定コ
マンド〜変動パターン6指定コマンドは、それぞれ画像
制御コマンドの変動パターン1指定コマンド〜変動パタ
ーン6指定コマンドと対応関係にあり、メインCPU1
12が画像制御コマンドの変動パターン1指定コマンド
〜変動パターン6指定コマンドを特別図柄表示装置32
へ出力したときに出力される。たとえば、メインCPU
112は、画像制御コマンドの変動パターン1指定コマ
ンドを特別図柄表示装置32へ出力するときは、ランプ
制御コマンドの変動パターン1指定コマンドをランプ制
御装置300へ出力する。
【0038】[ランプ制御コマンドの流れ]図9はメイ
ンCPU112からサブCPU306へのランプ制御コ
マンドの流れを示す説明図である。メインCPU112
が、メインCPUバス118を介して出力ポート120
に出力したランプ制御コマンドは、メインCPUパラレ
ル出力ポート124を介して出力バッファ126に一時
的に保存された後、サブCPU306に接続された入力
バッファ306mに一時的に保存される。また、メイン
CPU112から出力ポート122に出力された転送信
号が、出力バッファ128および入力バッファ306n
を介してサブCPU306のトリガ入力(TRG2)3
06kに入力されると、入力バッファ306mに保存さ
れているランプ制御コマンドがサブCPUパラレル入力
ポート306pを介してサブCPU306の入力ポート
306jに取込まれ、サブCPU306はコマンドの解
析を実行する。
【0039】[遊技の流れ]次に、遊技の流れについて
図2ないし図5、図10ないし図14を参照して説明す
る。図4は、キャラクタCAが時計の7時の位置に移動
したときの発光部の点灯状態を示す説明図であり、図5
は、キャラクタCAが時計の9時の位置に移動したとき
の発光部の点灯状態を示す説明図である。図10は、特
別図柄およびキャラクタの表示タイミングを示すタイミ
ングチャートであり、図11は、キャラクタの動きの回
転量および発光部の点灯タイミングの関係を示すタイミ
ングチャートである。図13は、メインCPU112が
実行する特別図柄始動口処理の流れを示すフローチャー
トであり、図14は、メインCPU112が実行する特
別図柄表示処理の流れを示すフローチャートである。
【0040】(特別図柄始動口処理)遊技盤5の遊技領
域内に発射された遊技球が、第1種始動口27を通過す
ると、第1種始動口スイッチ27a(図7)がONし、
メインCPU112は、第1種始動口スイッチ27aと
接続された入力ポートの信号レベルの変化を検出し、第
1種始動口スイッチ27aがONしたと判定する(図1
3のステップ(以下、Sと略す)10:Yes)。続い
てメインCPU112は、特別図柄始動記憶数U1が
「4」未満である場合は(S12:Yes)、特別図柄
始動記憶数U1に「1」を加算し(S14)、大当りか
否かを決定する値をカウントする大当りカウンタのカウ
ント値を1つ取得し(S16)、その取得したカウント
値をRAM116に一時的に格納する(S18)。な
お、上記大当りカウンタは、たとえば0〜946の計9
47コマの値をカウントする。
【0041】(特別図柄表示処理)そしてメインCPU
112は、特別図柄が変動中であるか否かを判定し(図
14のS30)、変動中でないと判定すると(S30:
No)、特別図柄始動記憶数U1が「1」以上であるか
否かを判定する(S32)。続いてメインCPU112
は、特別図柄始動記憶数U1が「1」以上であると判定
すると(S32:Yes)、特別図柄始動記憶数U1か
ら「1」を減算し(S34)、RAM116に一時的に
格納されているカウント値を参照し(S36)、そのカ
ウント値が予めROM114に記憶されている大当り値
(たとえば「7」、「113」、「223」)である場
合は、大当りと判定し(S38:Yes)、その大当り
値以外の大当り値である場合は、ハズレと判定する(S
38:No)。続いてメインCPU112は、大当りと
判定した場合は(S38:Yes)、特別図柄表示装置
32に表示する大当り図柄(大当りの停止図柄)および
各図柄の停止パターンを決定する(S40)。大当り図
柄は、大当り図柄乱数(たとえば1〜12)により決定
する。たとえば、大当り図柄乱数「7」を選択した場合
は、停止図柄として「777」が決定される。
【0042】また、メインCPU112は、ハズレと判
定した場合は(S38:No)、特別図柄表示装置32
に表示するハズレ図柄(ハズレの停止図柄)および各図
柄の停止パターンを決定する(S42)。左図柄のハズ
レ図柄は、ハズレ左図柄乱数(たとえば1〜12)によ
り、中図柄のハズレ図柄は、ハズレ中図柄乱数(たとえ
ば1〜12)により、右図柄のハズレ図柄は、ハズレ右
図柄乱数(たとえば1〜12)により、それぞれ決定す
る。停止パターンは、大当りの場合とハズレの場合とで
個別に設定されており、通常停止、通常リーチ、ロング
リーチおよびスーパーリーチなどの停止パターンと、リ
ーチ乱数とが対応付けて設定されている。そしてメイン
CPU112は、リーチ乱数を1つ無作為に選択し、そ
の選択したリーチ乱数と対応付けられている停止パター
ンを選択する。
【0043】続いてメインCPU112は、変動表示処
理を実行する(S44)。この変動表示処理は、S40
またはS42において決定した図柄および停止パターン
に従った処理を行う。ここでは、左図柄、中図柄および
右図柄の各図柄列を高速変動表示した後、各図柄列を
「7・DJ・7」の停止図柄で一旦仮停止させ、次に図
3に示すキャラクタCAなどの表示を行い、その後、
「7・7・7」の大当り図柄を表示するパターンの場合
を例に説明する。図15は、そのパターンを実行する場
合の変動表示処理の流れを示すフローチャートである。
メインCPU112は、画像制御コマンドテーブル11
4a(図12(A))の中から変動パターン19指定コ
マンドを選択して特別図柄表示装置32へ出力する(S
46)。これにより、特別図柄表示装置32は、メイン
CPU112から送出された変動パターン指定コマンド
に従って左図柄、中図柄および右図柄の各図柄列を変動
表示する(図10のt0)。続いてメインCPU112
は、各図柄列の変動時間を計測するタイマTをスタート
させる(S48)。
【0044】続いてメインCPU112は、タイマTの
計測時間Tが予め設定されている変動時間t1を経過す
ると(S50:Yes)、左図柄停止コマンドを特別図
柄表示装置32へ出力し(S52)、左図柄7指定コマ
ンドを特別図柄表示装置32へ出力する(S54)。こ
れにより、特別図柄表示装置32は、左図柄の変動を停
止させ、停止図柄「7」を表示する。続いてメインCP
U112は、タイマTの計測時間Tが予め設定されてい
る変動時間t2を経過すると(S56:Yes)、右図
柄停止コマンドを特別図柄表示装置32へ出力し(S5
8)、右図柄7指定コマンドを特別図柄表示装置32へ
出力する(S60)。これにより、特別図柄表示装置3
2は、右図柄の変動を停止させ、停止図柄「7」を表示
する(図10のt3)。
【0045】続いてメインCPU112は、タイマTの
計測時間Tが予め設定されている変動時間t3を経過す
ると(S62:Yes)、中図柄停止コマンドを特別図
柄表示装置32へ出力し(S64)、中図柄DJ指定コ
マンドを特別図柄表示装置32へ出力する(S66)。
これにより、特別図柄表示装置32は、中図柄の変動を
停止させ、停止図柄「DJ」を表示する。続いてメイン
CPU112は、タイマTの計測時間Tが予め設定され
ている変動時間t4を経過すると(S68:Yes、図
10のt4)、画像制御コマンドテーブル114aの中
から変動パターン1指定コマンドを読出して特別図柄表
示装置32へ出力するとともに、ランプ制御コマンドテ
ーブル114bの中から変動パターン1指定コマンドを
読出してランプ制御装置300へ出力する(S70)。
【0046】(キャラクタおよびLEDの動き)これに
より、特別図柄表示装置32は、図3に示す演出表示を
行う。この演出表示では、主表示部32cに、レコード
盤と、このレコード盤の上に乗ったDJおよび特別図柄
(この例では「7」)を示すキャラクタCAとを表示
し、副表示部32bにおいて左右の図柄に相当する部分
にキャラクタCAを縮小したものを表示し、中図柄に相
当する部分を変動表示する。キャラクタCAの表示開始
位置は、レコード盤の2時方向の位置であり、その後、
図2および図3に示すように、4時方向の位置に移動
し、さらに図4に示すように7時方向の位置に移動し、
さらに図5に示すように9時方向の位置に移動し、その
後、10時方向の位置に移動する。つまり、キャラクタ
CAは、レコード盤の外縁に乗った状態で左方向に円弧
運動する。
【0047】また、ランプ制御装置300は、キャラク
タCAが表示開始位置に存在するときは、発光部L1を
発光させ(図11のt4)、その後、図2および図3に
示すように、キャラクタCAが4時方向に存在するとき
は、発光部L1〜L4を点灯させる(図11のt5)。
さらに、ランプ制御装置300は、キャラクタCAが図
4に示すように7時方向に移動したときは、発光部L1
〜L15を発光させ(図11のt6)、キャラクタCA
が図5に示すように9時方向に移動したときは、発光部
L1〜L19を発光させ(図11のt7)、キャラクタ
CAが10時方向に移動したときは、発光部L1〜L2
0を発光させる(図11のt8)。つまり、ランプ制御
装置300は、キャラクタCAが2時方向の位置から1
0時方向の位置へ移動するに伴って、その移動位置と対
向する発光部L1〜L20を順次点灯させて行く。そし
て、キャラクタCAは、10時方向に到達した後、元の
2時方向の位置に円弧運動しながら戻り、発光部L20
〜L1は、キャラクタCAの移動に伴って順次消灯す
る。そして、キャラクタCAは、2時方向の位置と10
時方向の位置との間を所定回数往復移動し、発光部L1
〜L20は、キャラクタCAの移動に伴って順次点灯
し、あるいは順次消灯する。
【0048】そしてメインCPU112は、予め設定さ
れている変動時間t21が経過すると(S72:Ye
s)、副表示部32bに表示されている中図柄の変動を
停止させるための中図柄停止コマンドを特別図柄表示装
置32へ出力し(S74)、中図柄の停止図柄として
「7」を表示するための中図柄7指定コマンドを特別図
柄表示装置32へ出力する(S76)。これにより、副
表示部32bの中図柄の変動が停止し、中図柄には停止
図柄「7」が表示される。続いてメインCPU112
は、左図柄、中図柄および右図柄の全図柄に拡大した特
別図柄「7」をそれぞれ表示するための全図柄7拡大表
示コマンドを特別図柄表示装置32へ出力する(S7
8)。これにより、特別図柄表示装置32は、「7・7
・7」を表示し、遊技者は、「7・7・7」で大当りが
発生したことを知る。続いてメインCPU112は、タ
イマTをリセットする(S80)。
【0049】[実施形態の効果] (1)以上のように、上記実施形態のパチンコ機1を使
用すれば、特別図柄表示装置32により表示されたキャ
ラクタCAの動きと同期させて発光部L1〜L20を点
灯または消灯させることができるため、発光部による演
出効果を高めることができる。しかも、発光部L1〜L
20は、遊技領域の内周に沿って設けられており、その
動く範囲が大きいため、キャラクタCAの表示が小さく
ても、キャラクタCAの動きを知ることができる。ま
た、発光部L1〜L20は、遊技領域の内周に沿って円
弧状に設けられているため、その光が遊技領域の縁に沿
って転がるように見えて面白い。なお、キャラクタCA
の動きのタイミングと、発光部L1〜L20の発光のタ
イミングとは、所定時間ずれていても、上記同様の効果
を奏することができる。 (2)また、LED90は、赤色発光素子92、緑色発
光素子93および青色発光素子94を一体的に組み合わ
せて構成されており、各発光素子を選択的に制御するた
め、選択された発光素子から発光した光が混じり合って
種々の色の光を生成することができる。したがって、発
光手段による演出効果をより一層大きくすることができ
る。
【0050】(3)さらに、LED90は、1チップ化
されているため、LED基板上のLED90を取付ける
ための取付スペースを小さくすることができる。 (4)各LED基板の表面は白色に着色されているた
め、各LED50から出る光の色を引き立たせることが
できる。また、各LED基板およびその周辺の遊技盤5
は、白色で着色されているため、LED基板と、その周
辺とのデザインの調和を採ることができる。さらに、レ
ール内側の遊技領域が着色模様を施しているのに対し
て、レール外側は、白色領域であるため、遊技領域とそ
の周囲とは好対照をなし、遊技領域を際だたせることが
できる。 (5)コーナー飾り11は、透明の樹脂により一体成形
されているため、従来のように、赤、黄、橙などの彩色
を施した樹脂製部材を組み合わせてカバー510を組み
立てる場合よりも手間がかからない。また、コーナー飾
り11は、無色透明の合成樹脂により形成されているた
め、リサイクルに際しては、着色したものよりもリサイ
クル率が高いので、資源の有効活用を行うことができ
る。
【0051】[他の実施形態] (1)上記実施形態では、発光部L1〜L20の発光色
には言及しなかったが、各発光部の発光色をそれぞれ異
ならせてもよい。また、発光部がL1〜L20の順に点
灯し、続いてL20〜L1の順に消灯する動作を1往復
とした場合に、1往復する毎に各発光部L1〜L20の
発光色を変えることもできる。さらに、各発光部L1〜
L20は、点滅させることもできる。 (2)発光部を遊技領域の周縁に沿って1周するように
設け、キャラクタCAが1周する動きをし、キャラクタ
CAが1周する動きと同期して発光部の点灯または消灯
が1周するように構成することもできる。
【0052】(3)前記実施形態では、キャラクタCA
の形態としてレコード盤の上に乗ったDJおよび特別図
柄「7」を説明したが、2つの特別図柄(たとえば、
「6」と「7」)がレコード盤の上に乗って移動し、い
ずれかの特別図柄が副表示部23bの中図柄の停止図柄
として決定されるように構成することもできる。 (4)特別図柄表示装置32に表示するキャラクタCA
の内容は、前記実施形態のものに限定されるものではな
く、動きのあるものであれば、どのような内容でもよ
い。この場合、発光部の配列方向は、キャラクタの動き
と対応した方向となる。たとえば、キャラクタが直線的
な動きをするものであれば、直線的な配列方向となり、
キャラクタが円弧および直線などを組み合わせた動きを
するものであれば、円弧および直線などを組み合わせた
配列方向となる。
【0053】(5)LED基板と同じ外形であり、LE
D90の取付部位に対応する部分に貫通孔が形成されて
おり、表面が白色の背景板をLED基板の表面に取付け
る構成でもよい。この構成によれば、背景板により、基
板の表面の着色を隠すことができるため、従来から使用
している緑色や茶色の基板をそのまま使用することがで
きる。 (6)LED基板の表面およびその周囲に着色する色と
しては、各発光色を引き立てることができれば、白色以
外の単色を使用することもできる。たとえば、黒色を使
用すれば、LED90が星の役割を果たし、夜空にちり
ばめられた星がきらめくという演出を行うことができ
る。また、LED90の発光色を引き立たせることがで
きれば、模様が付されていても良い。 (7)LED基板およびコーナー飾り11の形状や大き
さ、LED90の取付箇所、あるいは、各発光素子の発
光色や数などは、機種のデザインや演出効果などに対応
させて適宜設計変更することができることは勿論であ
る。 (8)前述の実施形態では、この発明に係る遊技機とし
て第1種パチンコ機を例に挙げて説明したが、第2種パ
チンコ機、第3種パチンコ機、それら以外の種類のパチ
ンコ機、あるいは、スロットマシンなどの他の遊技機に
もこの発明を適用できることは勿論である。
【0054】[各請求項と実施形態との対応関係]特別
図柄表示装置32が、請求項1に記載の図柄表示手段に
対応し、LED90が発光手段に対応する。また、メイ
ンCPU112が制御手段に対応し、メインCPU11
2が実行するS70(図15)が、制御手段として機能
するとともに、請求項6に記載の制御処理に対応する。
さらに、図14に示す特別図柄表示処理および図15に
示す変動表示処理を実行するためのコンピュータプログ
ラムが記録されているROM114が請求項6に記載の
記録媒体に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を
示す正面説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機1に備えられた遊技盤5
の主要構成を示す説明図である。
【図3】図2に示す遊技盤に設けられたセンターケース
の正面説明図である。
【図4】キャラクタCAが時計の7時の位置に移動した
ときの発光部の点灯状態を示す説明図である。
【図5】キャラクタCAが時計の9時の位置に移動した
ときの発光部の点灯状態を示す説明図である。
【図6】図6(A)は、LED90の外形を示す説明図
であり、図6(B)は、図6(A)に示すLED90の
内部から光が出射する様子を示す説明図である。
【図7】パチンコ機1の電気的構成をブロックで示す説
明図である。
【図8】ランプ制御装置300の主な電気的構成を示す
説明図である。
【図9】メインCPU112からサブCPU306への
ランプ制御コマンドの流れを示す説明図である。
【図10】特別図柄およびキャラクタの表示タイミング
を示すタイミングチャートである。
【図11】キャラクタの動きの回転量および発光部の点
灯タイミングの関係を示すタイミングチャートである。
【図12】図12(A)は、画像制御コマンドテーブル
の内容を一部を省略して示す説明図であり、図12
(B)は、ランプ制御コマンドテーブルの内容を一部を
省略して示す説明図である。
【図13】メインCPU112が実行する特別図柄始動
口処理の流れを示すフローチャートである。
【図14】メインCPU112が実行する特別図柄表示
処理の流れを示すフローチャートである。
【図15】メインCPU112が図14のS44におい
て実行する変動表示処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図16】従来のパチンコ機の正面説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 5 遊技盤 11 コーナー飾り 90 LED(発光手段) 92 赤色発光素子 93 緑色発光素子 94 青色発光素子 112 メインCPU(制御手段) 114 ROM(記録媒体)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄を変動表示する機能と、動くキャラ
    クタを表示する機能とを有する図柄表示手段を備えてお
    り、その図柄表示手段により所定の図柄が表示された場
    合に遊技者に有利な遊技状態になる遊技機において、 前記キャラクタの動きと対応した配列方向を有する複数
    の発光手段と、 前記図柄表示手段により前記キャラクタが表示された際
    に、前記複数の発光手段の各発光手段を前記キャラクタ
    の動きと同期させて順次点灯させる制御手段とを備えた
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記キャラクタの動きは、円弧を描く方
    向であり、 前記複数の発光手段は、遊技盤の縁において円弧状に配
    列されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記発光手段は、赤色を発光する発光素
    子、緑色を発光する発光素子および青色を発光する発光
    素子を一体的に組み合わせて構成されており、 前記制御手段は、前記各発光素子を選択的に制御するこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記発光手段は、前記赤色、緑色および
    青色以外の色を発光可能であることを特徴とする請求項
    1ないし請求項3のいずれか1つに記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記発光手段は、1チップ化されている
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1
    つに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 図柄を変動表示する機能と、動くキャラ
    クタを表示する機能とを有する図柄表示手段と、前記キ
    ャラクタの動きと対応した配列方向を有する複数の発光
    手段と、前記図柄表示手段により前記キャラクタが表示
    された際に、前記複数の発光手段の各発光手段を前記キ
    ャラクタの動きと同期させて順次点灯させる制御手段と
    を備えており、前記図柄表示手段により所定の図柄が表
    示された場合に遊技者に有利な遊技状態になる遊技機を
    機能させるためのコンピュータプログラムが記録された
    記録媒体であって、 前記制御手段が、前記図柄表示手段により前記キャラク
    タが表示された際に、前記複数の発光手段の各発光手段
    を前記キャラクタの動きと同期させて順次点灯させるよ
    うに制御するための制御処理を含む処理を実行するため
    のコンピュータプログラムが記録されたことを特徴とす
    る記録媒体。
JP2000310583A 2000-10-11 2000-10-11 遊技機および記録媒体 Pending JP2002113206A (ja)

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