JP2002136702A - 遊技機および記録媒体 - Google Patents

遊技機および記録媒体

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JP2002136702A
JP2002136702A JP2000334859A JP2000334859A JP2002136702A JP 2002136702 A JP2002136702 A JP 2002136702A JP 2000334859 A JP2000334859 A JP 2000334859A JP 2000334859 A JP2000334859 A JP 2000334859A JP 2002136702 A JP2002136702 A JP 2002136702A
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JP2000334859A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Kanazawa
広嗣 金沢
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Maruhon Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruhon Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Maruhon Industry Co Ltd filed Critical Maruhon Industry Co Ltd
Priority to JP2000334859A priority Critical patent/JP2002136702A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来にはない図柄の表示方法を提供すること
により、飽き難い遊技機を実現する。 【解決手段】 特別図柄を変動表示後に停止させ、ズー
ムアウト表示により、多数の特別図柄を表示する。そし
て、特定の範囲を枠Wで囲み、その枠Wを→→と
いうパターンで移動させる。このとき、遊技者は、枠W
により囲まれた範囲の中に大当り図柄の配列が含まれて
いないか、ドキドキしながら探すことになる。そして、
枠Wの移動が停止した後に、最終の特別図柄をズームイ
ンして表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばパチンコ機
に代表されるように、コンピュータにより遊技を制御す
る遊技機に関し、詳しくは、図柄表示装置により特定の
図柄が表示された場合に大当りが発生する遊技機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパチンコ機として、たと
えば図21に示すものが知られている。図21(A)
は、そのパチンコ機に設けられた遊技盤の正面説明図で
あり、図21(B)は、図21(A)に示す遊技盤に設
けられた特別図柄表示装置の画面の説明図である。パチ
ンコ機500は、遊技盤501に特別図柄表示装置50
2と、第1種始動口503と、変動入賞装置510とを
備える。そして、遊技者が図示しない操作ハンドルを操
作して発射された遊技球が第1種始動口503に入賞す
ると、図21(B)に示すように、特別図柄表示装置5
02が、「0」〜「9」などの複数の図柄を表示領域A
〜Cにおいて上から下方向にスクロール表示し、各表示
領域における停止図柄が「777」などの特定の図柄
(大当り図柄)に揃った場合に大当りが発生し、変動入
賞装置510に設けられた大入賞口511を所定時間開
放する。そして、大入賞口511の予め設定された開放
時間が経過するか、あるいは大入賞口511に予め設定
された所定数の遊技球が入賞すると大入賞口511が閉
口する。このとき、大入賞口511の内部に設けられた
特定領域512を遊技球が通過すると、連続して大入賞
口511が開放する。このように、大入賞口511が開
放してから閉口するまでを1ラウンドと云い、予め設定
された最大ラウンド数を終了すると大当りによる遊技を
終了する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したように、従来
のパチンコ機における図柄の表示方法は、図柄を各表示
領域において上から下方向にスクロールさせるものであ
り、最終の図柄の決定方法は、スクロールを停止したと
きに表示されている図柄に決定するものであるが、それ
らの方法は、長年変化していないため、新鮮味に欠けて
きたという問題がある。
【0004】そこでこの発明は、上記問題を解決するた
めになされたものであり、従来にはない図柄の表示方法
を提供することにより、飽き難い遊技機を実現すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用および効果】この発
明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明
では、図柄を表示する図柄表示手段を備えており、前記
図柄表示手段により所定の図柄が表示された場合に、遊
技状態が遊技者に有利な遊技状態に変化する遊技機にお
いて、前記図柄表示手段は、図柄を表示する表示機能
と、この表示機能により表示されている所定の表示領域
をズームアウトすることにより、前記所定の表示領域に
表示されていた図柄の数よりも多くの図柄を表示するズ
ームアウト機能とを備えたという技術的手段を用いる。
【0006】ズームイン機能は、図柄を表示する表示機
能により表示されている所定の表示領域をズームアウト
することにより、前記所定の表示領域に表示されていた
図柄の数よりも多くの図柄を表示する。つまり、図柄表
示手段は、表示領域をズームアウトすることにより、前
記所定の表示領域に表示されていた図柄の数よりも多く
の図柄を表示できるため、従来のように図柄を上から下
方向にスクロールさせて表示する表示方法とは異なる表
示方法を提供できる。また、ズームアウトしたときに表
示されている複数の図柄の中から1つの図柄を所定の図
柄(大当り図柄)に決定することもできるため、従来の
ように必ず3つの停止図柄により大当りか否かを決定す
る方法とは異なる新鮮味のある決定方法を提供できる。
したがって、図柄の表示から決定までを従来とは異なる
方法で提供できるため、従来の方法に飽きた遊技者も新
鮮な感覚で遊技できる。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の遊技機において、前記表示機能により表示されてい
る所定の表示領域をズームインするズームイン機能を備
えたという技術的手段を用いる。
【0008】つまり、ズームインにより、所定の表示領
域を拡大表示することができる。たとえば、それまでど
のような図柄であるか視認できないものをズームインす
ることにより明確化することができる。これにより、遊
技者は、ズームインする過程において、その図柄が自身
が希望する図柄であるか否かドキドキしながら見守るこ
とになるため、従来のように、図柄のスクロールを停止
させて最終図柄を決定するものとは異なる新鮮味のある
遊技を行うことができる。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の遊技機において、前記ズームイン機能は、前記ズー
ムアウト機能によりズームアウトして表示されている複
数の図柄の中に前記所定の図柄が存在する場合に、その
所定の図柄をズームインするという技術的手段を用い
る。
【0010】つまり、ズームアウトにより表示された多
くの図柄の中に所定の図柄(たとえば、後述する発明の
実施の形態に記載するような大当り図柄)が表示されて
いる状態では、その所定の図柄が最終図柄に決定される
ことを知らせることができないが、その所定の図柄をズ
ームインすることにより、その所定の図柄が最終図柄で
あることを知らせることができる。また、遊技者は、ど
の図柄がズームインされるかドキドキしながら見守るこ
とになるため、従来のように、図柄のスクロールを停止
させて最終図柄を決定するものとは異なる新鮮味のある
遊技を行うことができる。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項2に記
載の遊技機において、前記所定の図柄は、複数の図柄に
よる所定の組み合わせから構成されており、前記ズーム
イン機能は、前記ズームアウト機能によりズームアウト
して表示されている複数の図柄の中に前記所定の組み合
わせが存在する場合に、その組み合わせをズームインす
るという技術的手段を用いる。
【0012】つまり、ズームアウトにより表示された多
くの図柄の中に、複数の図柄による所定の組み合わせ
(たとえば、後述する発明の実施の形態に記載するよう
な大当り図柄)が表示されている状態では、その所定の
組み合わせが最終の組み合わせに決定されることを知ら
せることができないが、その所定の組み合わせをズーム
インすることにより、その所定の組み合わせが最終の組
み合わせであることを知らせることができる。また、遊
技者は、どの組み合わせがズームインされるかドキドキ
しながら見守ることになるため、従来のように、各図柄
のスクロールを停止させて最終の組み合わせを決定する
ものとは異なる新鮮味のある遊技を行うことができる。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項2に記
載の遊技機において、前記ズームイン機能は、前記ズー
ムアウト機能によりズームアウトして表示されている複
数の図柄の中に、前記所定の図柄以外の図柄が存在する
場合に、その図柄をズームインするという技術的手段を
用いる。
【0014】つまり、ズームアウトにより表示された多
くの図柄の中に、所定の図柄以外の図柄(たとえば、後
述する発明の実施の形態に記載するようなハズレ図柄)
が表示されている状態では、その所定の図柄以外の図柄
が最終図柄に決定されることを知らせることができない
が、その所定の図柄以外の図柄をズームインすることに
より、その所定の図柄以外の図柄が最終図柄であること
を知らせることができる。また、遊技者は、どの図柄が
ズームインされるかドキドキしながら見守ることになる
ため、従来のように、各図柄のスクロールを停止させて
最終図柄を決定するものとは異なる新鮮味のある遊技を
行うことができる。
【0015】請求項6に記載の発明では、請求項4に記
載の遊技機において、前記ズームイン機能は、前記ズー
ムアウト機能によりズームアウトして表示されている複
数の図柄の中に、前記組み合わせ以外の組み合わせが存
在する場合に、その組み合わせをズームインするという
技術的手段を用いる。
【0016】つまり、ズームアウトにより表示された多
くの図柄の中に、複数の図柄による所定の組み合わせ以
外の組み合わせ(たとえば、後述する発明の実施の形態
に記載するようなハズレ図柄)が表示されている状態で
は、その所定の組み合わせ以外の組み合わせが最終の組
み合わせに決定されることを知らせることができない
が、その所定の組み合わせ以外の組み合わせをズームイ
ンすることにより、その所定の組み合わせ以外の組み合
わせが最終の組み合わせであることを知らせることがで
きる。また、遊技者は、どの組み合わせがズームインさ
れるかドキドキしながら見守ることになるため、従来の
ように、各図柄のスクロールを停止させて最終の組み合
わせを決定するものとは異なる新鮮味のある遊技を行う
ことができる。
【0017】請求項7に記載の発明では、請求項6に記
載の遊技機において、前記ズームイン機能は、前記ズー
ムアウト機能によりズームアウトして表示されている複
数の図柄の中に、前記所定の組み合わせに近い組み合わ
せが存在する場合は、その組み合わせをズームインする
という技術的手段を用いる。
【0018】つまり、ズームアウトにより複数の図柄が
表示された状態からズームインすることにより、所定の
組み合わせに近い組み合わせを表示できるため、遊技者
は、どのような近い組み合わせにズームインされるか、
ドキドキしながらズームインされる箇所の行方を見守る
ことになるので、従来のリーチとは異なる新鮮な感覚で
遊技を楽しむことができる。
【0019】請求項8に記載の発明では、請求項2ない
し請求項7のいずれか1つに記載の遊技機において、前
記ズームアウト機能によりズームアウトして表示されて
いる場合に、前記ズームイン機能によりズームインする
範囲を特定するための表示を行う範囲特定手段を備えた
という技術的手段を用いる。
【0020】つまり、ズームアウト表示している場合
に、その後ズームイン表示する予定の範囲を特定しない
でズームインすると、どの範囲がズームインされたのか
分かり難い場合があるが、請求項8に記載の発明によれ
ば、ズームインする範囲を特定してからズームインする
ことができるため、遊技者は、どの範囲がズームインさ
れて行くかが分かり易い。
【0021】請求項9に記載の発明では、請求項8に記
載の遊技機において、前記範囲特定手段は、前記ズーム
アウト機能によりズームアウトして表示されている表示
領域において、前記範囲を特定する前に前記範囲以外の
範囲を特定する表示を行った後に前記範囲を特定するた
めの表示を行うという技術的手段を用いる。
【0022】つまり、ズームアウト表示されている表示
領域において、ズームインする範囲をいきなり特定する
のではなく、上記範囲以外の範囲を特定する表示を行っ
た後に上記範囲を特定する表示を行うことができるた
め、遊技者は、自身が希望する範囲が特定されるか否
か、ドキドキしながら遊技を楽しむことができる。
【0023】請求項10に記載の発明では、請求項8に
記載の遊技機において、前記範囲特定手段は、前記ズー
ムアウト機能によりズームアウトして表示されている表
示領域において、前記範囲を含む広い範囲を特定する表
示を行った後に前記範囲を特定するための表示を行うと
いう技術的手段を用いる。
【0024】つまり、ズームアウト表示されている表示
領域において、ズームインする範囲をいきなり特定する
のではなく、上記範囲を含む広い範囲を特定する表示を
行った後に上記範囲を特定する表示を行うことができる
ため、遊技者は、自身が希望する範囲に絞り込まれるか
否か、ドキドキしながら遊技を楽しむことができる。
【0025】請求項11に記載の発明では、請求項1な
いし請求項10のいずれか1つに記載の遊技機におい
て、前記ズームアウト機能は、ズームアウトの速度を可
変であるという技術的手段を用いる。
【0026】つまり、ズームアウトの速度を可変するこ
とにより、ズームアウトの時間的な演出を行うことがで
きる。たとえば、ズームアウトの終了に近づいたときに
ズームアウトの速度を落とすことにより、最後の方で表
示される図柄をゆっくりと表示できるため、遊技者は、
自身が希望する図柄が表示されないか、最後まで気を抜
くことなくズームアウトの過程を見守ることになるの
で、従来の図柄表示手法にはない新鮮味のある遊技を楽
しむことができる。
【0027】請求項12に記載の発明では、請求項2な
いし請求項11のいずれか1つに記載の遊技機におい
て、前記ズームイン機能は、ズームインの速度を可変で
あるという技術的手段を用いる。
【0028】つまり、ズームインの速度を可変すること
により、ズームインの時間的な演出を行うことができ
る。たとえば、ズームインの終了に近づいたときにズー
ムインの速度を落とすことにより、遊技者は、ズームイ
ンされる図柄が、果たして自身が希望する図柄であるか
否か、最後まで息を呑んでズームインの過程を見守るこ
とになるので、従来の図柄表示手法にはない新鮮味のあ
る遊技を楽しむことができる。
【0029】請求項13に記載の発明では、請求項2な
いし請求項12のいずれか1つに記載の遊技機におい
て、前記ズームアウトして表示を行うための表示データ
は、前記ズームインして表示を行うための表示データを
間引くことにより生成されるという技術的手段を用い
る。
【0030】つまり、ズームアウトして表示を行うため
の表示データは、ズームインして表示を行うための表示
データを間引くことにより生成されるため、ズームアウ
トして表示を行うために必要なデータ量を、ズームイン
して表示を行うための表示データを使用してズームアウ
ト表示を行う場合よりも少なくすることができる。した
がって、図柄表示を行うためのCPUの負荷を軽減でき
るため、ズームアウト表示を高速で行うことができる。
【0031】請求項13に記載の発明では、図柄を表示
する図柄表示手段を備えており、前記図柄表示手段によ
り所定の図柄が表示された場合に、遊技状態が遊技者に
有利な遊技状態に変化する遊技機において前記図柄表示
手段を機能させるためのコンピュータプログラムが記録
された記録媒体であって、前記図柄表示手段が複数の図
柄を表示する表示処理と、この表示処理により表示され
ている所定の表示領域をズームアウトして表示するズー
ムアウト処理とをコンピュータが実行するためのコンピ
ュータプログラムが記録された記録媒体という技術的手
段を用いる。また、請求項14に記載の発明では、請求
項13に記載の記録媒体において、前記コンピュータプ
ログラムには、前記ズームアウト処理によりズームアウ
トして表示している複数の図柄の中に前記所定の図柄が
存在する場合に、その所定の図柄をズームインして表示
するズームイン処理が含まれているという技術的手段を
用いる。
【0032】つまり、コンピュータによって遊技を制御
する遊技機にあっては、たとえば、後述する発明の実施
の形態に記載するように、遊技機に設けられたROMに
記録されたコンピュータプログラムをCPUが実行する
ことにより機能することから、請求項10に記載のコン
ピュータプログラムを記録したROMを使用することに
より、請求項1ないし請求項12のいずれか1つに記載
の遊技機を実現できる。
【0033】請求項15に記載の発明では、図柄を表示
する図柄表示手段を備えており、前記図柄表示手段によ
り所定の図柄が表示された場合に、遊技状態が遊技者に
有利な遊技状態に変化する遊技機において、前記図柄表
示手段は、図柄を表示する表示機能と、この表示機能に
より表示されている所定の表示領域をズームインするズ
ームイン機能とを備えたという技術的手段を用いる。
【0034】つまり、たとえば何も図柄が表示されてい
ない状態において、所定の表示領域をズームインするこ
とにより、図柄を表示することができるため、従来の図
柄表示手法には存在しない図柄の表示を行うことができ
るので、遊技者は新鮮味のある遊技を楽しむことができ
る。また、たとえば何も図柄が表示されていない状態に
おいて、複数の表示領域をそれぞれ異なるタイミングで
ズームインして行き、各表示領域にそれぞれ図柄を表示
する演出を行い、各図柄が所定の図柄の組み合わせであ
る場合に、遊技状態が遊技者に有利な遊技状態に変化す
るように制御すれば、遊技者は、図柄が次から次へとフ
ェードインして行く過程と同期してドキドキ感を高めて
行くことができる。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る遊技機の実
施形態について図を参照して説明する。なお、以下に記
載する各実施形態では、この発明に係る遊技機として第
1種のパチンコ機を例に挙げて説明する。 [全体の主要構成]まず、この実施形態に係るパチンコ
機の主要構成について図1を参照して説明する。図1
は、この実施形態に係るパチンコ機の外観を示す斜視説
明図である。パチンコ機10には、前枠11が開閉可能
に備えられており、その前枠11には、ガラス枠13が
開閉可能に取付けられている。前枠11の右側には、ガ
ラス枠13開閉用の鍵を差し込む鍵穴12が設けられて
いる。ガラス枠13の内部には、遊技盤14が設けられ
ており、前枠11の右下には、遊技球を遊技盤14へ発
射する発射モータ(図4に符号15eで示す)を操作す
るための発射ハンドル15aが回動可能に取付けられて
いる。
【0036】ガラス枠13の下方には、賞球や貸球が供
給される賞球・貸球供給口20aが形成されており、こ
の賞球・貸球供給口20aの供給側には、その賞球・貸
球供給口20aから供給された賞球や貸球を溜めておく
ための上受け皿20が取り付けられている。上受け皿2
0の下方には、上受け皿20の収容可能数を超えて流下
した賞球や上受け皿球抜きレバー20bの操作により上
受け皿20から排出された遊技球などを排出する排出口
21aが形成されている。排出口21aの排出側には、
その排出口21aから排出された遊技球を収容しておく
ための下受け皿21が設けられている。また、下受け皿
21の左側には、灰皿17が設けられている。
【0037】[遊技盤14の主要構成]次に、遊技盤1
4の主要構成について図2および図3を参照して説明す
る。図2は、遊技盤14の主要構成を示す正面説明図で
ある。図3(A)は、図2に示す遊技盤14に設けられ
たセンターケースの正面説明図であり、図3(B)は、
図3(A)に示すセンターケースに設けられた特別図柄
表示装置により表示された特別図柄が変動している状態
を示す説明図である。図2に示すように、遊技盤14の
略中央には、センターケース30が備えられている。図
3(A)に示すように、センターケース30には、天入
賞口31と、3個のLEDからなる普通図柄表示装置3
4と、この普通図柄表示装置34の作動回数を表示する
4個のLEDからなる普通図柄記憶表示LED35と、
複数の図柄、たとえば「1」〜「9」の数字などの特別
図柄を液晶で変動表示する特別図柄表示装置32と、こ
の特別図柄表示装置32の始動可能な回数を表示する4
個のLEDからなる特別図柄記憶表示LED36とが備
えられている。
【0038】図2に示すように、センターケース30の
左右には、普通図柄表示装置34を作動させるための普
通図柄作動ゲート26,26が設けられている。センタ
ーケース30の下方には、特別図柄表示装置32を作動
させる機能を有する第1種始動口27が設けられてお
り、この第1種始動口27の下方には普通図柄表示装置
34の停止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開放
する普通電動役物28が設けられている。両翼を開放し
た普通電動役物28は、第1種始動口27と同様に特別
図柄表示装置32を作動開始させる機能を備えている。
普通電動役物28の下方には、特別図柄表示装置32の
停止図柄が大当り図柄となった場合に作動する変動入賞
装置40が設けられている。
【0039】この変動入賞装置40には、大当りの発生
時に開放される扉形式の大入賞口41が、その下部両端
を回動軸にして前後に開閉可能に取り付けられており、
この大入賞口41の両側には、普通入賞口29,29が
それぞれ設けられている。また、大入賞口41の内部に
は、大入賞口41を連続して開放する機能を有する特定
領域42と、この特定領域42を通過した遊技球を検出
する特定領域スイッチ(図4に符号42aで示す)と、
大入賞口41に入賞した遊技球の数をカウントする大入
賞口スイッチ(図4に符号43aで示す)とが設けられ
ている。その他、遊技盤14には、複数の風車23と、
袖入賞口24,24と、コーナー飾りランプ18a,1
8aと、サイド飾りランプ18b,18bと、入賞しな
かった遊技球をアウト球として回収するアウト口45と
が設けられている。また、遊技盤14には、多くの釘4
7が打ち込まれており、遊技盤14に発射された遊技球
は、釘47間を乱舞しながら落下する。
【0040】[パチンコ機10の電気的構成]次に、パ
チンコ機10の電気的構成についてそれをブロックで示
す図4を参照して説明する。パチンコ機10には、主基
板100が設けられており、この主基板100には、マ
イクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプ
ロセッサ110には、遊技の制御を実行するメインCP
U112と、このメインCPU112が各種制御を実行
するための各種制御プログラムや各種コマンドが記録さ
れたROM114と、メインCPU112が各種制御プ
ログラムを実行する際にROM114から読出された制
御プログラムや遊技中に発生する入賞や大当りに関する
データなどの各種データを一時的に格納するRAM11
6とが搭載されている。
【0041】主基板100には、次に記載するものが電
気的に接続されている。電源基板80、賞球の払出しな
どを制御する払出制御基盤200、特別図柄表示装置3
2、遊技盤14に設けられたランプやLEDを制御する
ランプ制御装置300、遊技中の効果音などを制御する
音声制御装置79、遊技球の第1種始動口27の通過を
検出する第1種始動口スイッチ27a、入賞や大当りな
どに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに
設けられたコンピュータ(図示省略)へ送信するための
遊技枠情報端子基板52、盤面中継基板51、遊技枠中
継基板53である。
【0042】払出制御基盤200には、主基板100か
ら送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロ
プロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッ
サ210には、賞球の払出しなどを制御するサブCPU
212と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの
制御を実行するための各種制御プログラムが記録された
ROM214と、サブCPU212が各種制御プログラ
ムを実行する際にROM214から読出された制御プロ
グラムや主基板100から送出された入賞数などの各種
データを一時的に格納するRAM216とが搭載されて
いる。また、払出制御基盤200には、電源基板80、
CR接続基板56、発射モータ15eを駆動するための
発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52お
よび払出中継基板55が電気的に接続されている。発射
モータ駆動基板15cには、発射モータ駆動基板15c
から発射モータ15eへ駆動信号を出力させるための発
射スイッチ15dが接続されている。
【0043】遊技枠中継基板53には、下受け皿21が
賞球で満杯になったことを検出する満杯検出スイッチ2
1bおよびセンサ中継基板54が電気的に接続されてい
る。センサ中継基板54は、賞球ユニット62に備えら
れた賞球払出センサ(払出された賞球を検出するセン
サ)62a,62bおよび払出中継基板55と電気的に
接続されている。賞球の払出機構は、賞球の払出しを効
率良く行うために2カ所設けられており、各払出機構は
賞球ユニット62に備えられた賞球払出モータ62cに
よって駆動される。また、賞球払出センサ62aは一方
の払出機構に設けられており、賞球払出センサ62bは
他方の払出機構に設けられている。
【0044】払出中継基板55には、貸球がなくなった
ことを検出する貸球切れスイッチ61、賞球払出モータ
62cおよび貸球ユニット63が電気的に接続されてい
る。盤面中継基板51には、次に記載するものが電気的
に接続されている。普通電動役物28を開閉させる普通
電動役物ソレノイド28a、普通図柄表示装置34、普
通図柄作動ゲート26に設けられたゲートスイッチ26
a(1つは図示省略)、大入賞口スイッチ43a、袖入
賞口24への入賞を検出する袖入賞口スイッチ24a
(1つは図示省略)、下入賞口29への入賞を検出する
下入賞口スイッチ29a、天入賞口31への入賞を検出
する天入賞口スイッチ31aおよび大入賞口中継基板5
0である。
【0045】大入賞口中継基板50には、特定領域ソレ
ノイド42b、大入賞口ソレノイド43bおよび特定領
域スイッチ42aが電気的に接続されている。電源基板
80は、CR接続基板56と電気的に接続されており、
CR接続基板56には、プリペイドカードの残りの度数
を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読取る装
置などを備える遊技機外装置部分22と電気的に接続さ
れている。電源基板80は、AC24V(50Hz/6
0Hz)の主電源70から電源の供給を受ける。
【0046】[画像制御コマンドの流れ]次に、メイン
CPU112から、特別図柄表示装置32に設けられた
サブCPU32e(図6)への画像制御コマンドの流れ
について図5を参照して説明する。図5(A)は、画像
制御コマンドの流れを示す説明図であり、図5(B)
は、転送信号および画像制御コマンドのタイミングチャ
ートである。メインCPU112は、画像制御コマンド
をメインCPUバス118を介して出力ポート120に
出力し、転送信号を出力ポート122に出力する。出力
ポート120に出力した画像制御コマンドは、メインC
PUパラレル出力ポート124を介して出力バッファ1
26に一時的に保存された後、サブCPU32eに接続
された入力バッファ32mに一時的に保存される。ま
た、出力ポート122に出力された転送信号が、出力バ
ッファ128および入力バッファ32nを介してサブC
PU32eのトリガ入力(TRG2)32kに入力され
ると、入力バッファ32mに保存されている画像制御コ
マンドがサブCPUパラレル入力ポート32pを介して
サブCPU32eの入力ポート32jに取込まれ、サブ
CPU32eはコマンド入力処理を実行する。
【0047】[特別図柄表示装置32の電気的構成]次
に、特別図柄表示装置32の主な電気的構成について図
6および図7を参照して説明する。図6は、特別図柄表
示装置32の主な電気的構成をブロックで示す説明図で
ある。図7(A)は、図6に示す特別図柄表示装置32
に備えられたキャラクタROM32iの記憶内容を示す
説明図であり、図7(B)は、ズームイン用データから
データを間引いてズームアウト用データを作成する原理
を示す説明図である。図6に示すように、特別図柄表示
装置32は、特別図柄表示器32a、液晶インバータ基
板32b、液晶アナログ基板32cおよび特別図柄制御
基板32dを備える。特別図柄制御基板32dに搭載さ
れたサブCPU32eは、主基板100からライン10
0aを介して送出された画像制御コマンドを受信すると
ともに、その受信した画像制御コマンドの内容をROM
32fに記録されたコンピュータプログラムに従って解
析する。
【0048】続いてサブCPU32eは、その解析結果
をVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)32g
へ送出する。続いてVDP32gは、キャラクタROM
32iから上記解析結果に対応した図柄やキャラクタな
どを所定の図柄配列で読出す。キャラクタROM32i
には、図7(A)に示すように、「1」〜「9」の数字
を示す特別図柄、優勝カップの絵柄を示す特別図柄、金
の延べ棒の絵柄を示す特別図柄および金貨の絵柄を示す
特別図柄、特別図柄の背景に表示する背景画像、ズーム
インする範囲を特定するための枠を示す画像、遊技が行
われていないときに表示する客待ちデモンストレーショ
ン用の画像、大当り時に表示する「大当り」という文字
などの画像、大当り時の実行ラウンド数を「ラウンド
1」などと表示する画像、大当り終了時に表示する「E
ND」という文字などの画像、「ラッキーチャンスあと
1回」などのメッセージを表示する画像、大入賞口41
に入賞した遊技球が特定領域42を通過したときに
「V」を表示する画像、画像を正常に表示できない場合
に「Sエラー」などを表示する画像データが記憶されて
いる。また、図7(B)に示すように、ズームイン用デ
ータおよびズームアウト用データは、それぞれドットの
集合により構成されており、ズームアウト用データは、
表示の際に、ズームイン用データから所定の複数個所の
ドットを間引くことにより作り出す。なお、図7(B)
は、特別図柄「3」を例に挙げているものであり、他の
特別図柄についても間引き処理が行われる。また、間引
き対象データとしては、特別図柄のイメージに与える影
響が小さい箇所のドットを指定する。
【0049】また、VDP32gは、キャラクタROM
32iから読出した図柄やキャラクタなどのドットのア
ドレス、表示色、回転、拡大および縮小などを上記解析
結果に基づいて演算し、その演算結果を内蔵のパレット
RAM32hに一時的に格納する。続いてVDP32g
は、パレットRAM32hに格納されている演算結果に
基づいてRGB信号を液晶アナログ基板32cへ送出す
る。続いて液晶アナログ基板32cは、取込んだRGB
信号の色補正および輝度調整を行い、その信号を液晶イ
ンバータ基板32bへ送出する。液晶インバータ基板3
2bは、バックライト電源の役割を果たし、取込んだ信
号を昇圧(たとえば、12Vから600V)し、特別図
柄表示器32aへ送出する。そして特別図柄表示器32
aは、取込んだ信号に対応する液晶ドットをスイッチン
グして表示する。これにより、特別図柄の変動表示、停
止図柄の表示、アニメーション画像の表示、大当りの表
示、ラウンド数の表示、前述の各種メッセージの表示な
どを行う。なお、この実施形態では、特別図柄表示器3
2aを構成する液晶は、TFTを用いる。
【0050】[画像制御コマンド]次に、画像制御コマ
ンドについて図8および図9を参照して説明する。図8
は、画像制御コマンドテーブルの内容を一部を省略して
示す説明図であり、図9は、特別図柄表示器32aの表
示領域の説明図である。図9に示すように、特別図柄表
示器32aの表示領域は、表示領域A1〜A9の計9ブ
ロックに設定されている。図8に示すように、画像制御
コマンドは、E0H〜FDHで表される1バイトおよび
00H〜0FHで表される1バイトの計2バイトで構成
されており、画像制御コマンドテーブル114aには、
以下に示す画像制御コマンドが記憶されている。
【0051】(1)各特別図柄列の変動パターンを1〜
19の中から選択して指定するための変動パターン1指
定コマンド(E0H00H)〜変動パターン19指定コ
マンド(E0H12H)。(2)表示領域A1(図9)
を中心に拡大パターン1で表示するためのズームイン1
指定コマンド(E1H00H)〜表示領域A9(図9)
を中心に拡大パターン2で表示するためのズームイン1
8指定コマンド(E1H11H)。(3)表示領域A1
(図9)を中心に縮小パターン1で表示するためのズー
ムアウト1指定コマンド(E2H00H)〜表示領域A
9(図9)を中心に縮小パターン2で表示するためのズ
ームアウト18指定コマンド(E2H11H)。(4)
表示領域A1(図9)に枠(図11において符号Wで示
す)を表示するための枠表示1指定コマンド(E3H0
0H)〜表示領域A9(図9)に枠を表示するための枠
表示9指定コマンド(E3H08H)。(5)枠を移動
パターン1で移動させるための枠移動1指定コマンド
(E4H00H)〜枠を移動パターン18で移動させる
ための枠移動18指定コマンド(E4H11H)。
【0052】(6)左図柄の停止図柄を「1」〜
「9」、「優勝カップ」、「金の延べ棒」および「金
貨」の中から選択して指定するための左図柄1指定コマ
ンド(E5H00H)〜左図柄金貨指定コマンド(E5
H0BH)。(7)中図柄の停止図柄を「1」〜
「9」、「優勝カップ」、「金の延べ棒」および「金
貨」の中から選択して指定するための中図柄1指定コマ
ンド(E6H00H)〜中図柄金貨指定コマンド(E6
H0BH)。(8)右図柄の停止図柄を「1」〜
「9」、「優勝カップ」、「金の延べ棒」および「金
貨」の中から選択して指定するための右図柄1指定コマ
ンド(E7H00H)〜右図柄金貨指定コマンド(E7
H0BH)。(9)全図柄を停止させるための全図柄停
止コマンド(E8H00H)。なお、図示しないが、画
像制御コマンドテーブル114bには、キャラクタRO
M32i(図7)に記憶されている画像を指定して表示
するための画像制御コマンドが記憶されている。
【0053】[特別図柄表示の流れ]次に、特別図柄表
示の流れについて図9ないし図18を参照して説明す
る。図10は、図9に示す表示領域A7を中心に拡大パ
ターン1で表示した画面を示す説明図であり、図11
は、図9に示す表示領域A7を中心に拡大パターン2で
表示した画面上を枠が移動する様子を示す説明図であ
る。図12は、図11に示す画面において3回目の枠表
示により特定された範囲をズームインした画面であり、
大当りの場合の説明図である。図13は、図11に示す
枠移動パターンの他の例を示す説明図である。図14
は、図13に示す画面において3回目の枠表示により特
定された範囲をズームインした画面であり、ハズレの場
合の説明図である。図15は、特別図柄の変動開始から
最終の特別図柄が決定するまでのタイミングチャートで
ある。図16はメインCPU112が実行する特別図柄
始動口処理の流れを示すフローチャートである。図17
はメインCPU112が実行する特別図柄表示処理の流
れを示すフローチャートであり、図18は図17の流れ
の続きを示すフローチャートである。なお、この例で
は、メインCPU112は、図16〜図18に示す処理
をROM114に記録されたコンピュータプログラムに
従って実行する。
【0054】(特別図柄始動口処理)遊技球が第1種始
動口27(図2)を通過し、第1種始動口スイッチ27
a(図4)がONすると、メインCPU112は、第1
種始動口スイッチ27aに接続されている入力ポートの
電圧変化を検出することにより、第1種始動口スイッチ
27aがONしたことを検出する(図16のステップ
(以下、Sという)10:Yes)。続いてメインCP
U112は、特別図柄始動記憶数U1が「4」未満であ
る場合は(S12:Yes)、特別図柄始動記憶数U1
に「1」を加算し(S14)、大当りか否かを決定する
値をカウントする大当りカウンタのカウント値を1つ取
得し(S16)、その取得したカウント値をRAM11
6に一時的に格納する(S18)。なお、上記大当りカ
ウンタは、たとえば0〜946の計947コマの値をカ
ウントする。
【0055】(特別図柄表示処理)そしてメインCPU
112は、特別図柄が変動中であるか否かを判定し(図
17のS30)、変動中でないと判定すると(S30:
No)、特別図柄始動記憶数U1が「1」以上であるか
否かを判定する(S32)。続いてメインCPU112
は、特別図柄始動記憶数U1が「1」以上であると判定
すると(S32:Yes)、特別図柄始動記憶数U1か
ら「1」を減算し(S34)、S18においてRAM1
16に一時的に格納されているカウント値を参照し(S
36)、そのカウント値が予めROM114に記憶され
ている大当り値(たとえば「7」、「113」、「22
3」)である場合は、大当りと判定し(S38:Ye
s)、その大当り値以外の大当り値である場合は、ハズ
レと判定する(S38:No)。続いてメインCPU1
12は、大当りと判定した場合は(S38:Yes)、
特別図柄表示装置32に表示する大当り図柄を決定し
(S40)、特別図柄の変動パターンを決定する(S4
4)。また、メインCPU112は、ハズレと判定した
場合は(S38:No)、ハズレ図柄を決定し(S4
2)、特別図柄の変動パターンを決定する(S44)。
【0056】大当り図柄の決定は、大当り図柄と大当り
図柄決定乱数とを対応付けた大当り図柄決定乱数テーブ
ル(図示省略)を使用し、メインCPU112が、無作
為に選択した大当り図柄決定乱数と対応付けられた大当
り図柄を選択することにより行う。また、ハズレ図柄の
決定は、ハズレ図柄とハズレ図柄決定乱数とを対応付け
たハズレ図柄決定乱数テーブル(図示省略)を使用し、
メインCPU112が、無作為に選択したハズレ図柄決
定乱数と対応付けられたハズレ図柄を選択することによ
り行う。変動パターンの決定は、変動パターンと変動パ
ターン決定乱数とを対応付けた変動パターン決定乱数テ
ーブル(図示省略)を使用し、メインCPU112が、
無作為に選択した変動パターン決定乱数と対応付けられ
た変動パターンを選択することにより行う。
【0057】次にCPU112は、ズームアウトを行う
起点となる表示領域を決定する(S46)。この実施形
態では、図9に示す表示領域A7を中心にしてズームア
ウトを行う。続いてメインCPU112は、ズームアウ
ト表示後にズームインする範囲を特定するための枠W
(図11)を表示する範囲を決定する(S48)。この
実施形態では、図11に示すように、特別図柄の縦3個
×横3個分を囲むことができる大きさの範囲を決定す
る。続いてメインCPU112は、枠Wの移動パターン
を決定する(S50)。この実施形態では、枠Wの移動
パターンは、移動パターン1〜移動パターン18までの
計18種類用意されている。また、移動パターンの決定
は、移動パターンと移動パターン決定乱数とを対応付け
た移動パターン決定乱数テーブル(図示省略)を使用
し、メインCPU112が、無作為に選択した移動パタ
ーン決定乱数と対応付けられた移動パターンを選択する
ことにより行う。この実施形態では、図11において
〜に示す移動パターンを選択するものとする。
【0058】続いてメインCPU112は、ズームイン
する表示領域を決定する(S52)。この実施形態で
は、図11においてで示す枠Wにより囲まれた表示領
域をズームインする。続いてメインCPU112は、S
44において決定した変動パターンを指定する変動パタ
ーン指定コマンドを画像制御コマンドテーブル114b
(図8)から読出して特別図柄表示装置32へ送出する
(S54)。これにより、特別図柄表示装置32は、取
込んだ変動パターン指定コマンドに従って特別図柄の変
動表示を開始する(図3(B)、図15のt0)。続い
てメインCPU112は、後の処理における変動停止、
ズームアウトおよびズームインなどを命令するタイミン
グをカウントするためのタイマTをスタートさせる(S
56)。
【0059】そしてメインCPU112は、タイマTの
計測時間tが予め設定されている時間、つまり各特別図
柄の変動表示を停止する時間t1に達したと判定すると
(S58:Yes)、全図柄停止コマンドを特別図柄表
示装置32へ送出し(S60)、停止図柄指定コマンド
を送出する(S62、図15のt1)。これにより、特
別図柄表示装置32は、全ての特別図柄の変動表示を停
止させる。この実施形態では、その停止時の画面は、図
9に示す画面であるとする。続いてメインCPU112
は、タイマTの計測時間tが予め設定されている時間、
つまり1回目のズームアウトを行う時間t2に達したと
判定すると(S64:Yes)、S46において決定し
たズームアウト領域を起点とした1回目のズームアウト
表示を行うために、画像制御コマンドテーブル114b
の中からズームアウト14指定コマンドを読出して特別
図柄表示装置32へ送出する(S66、図15のt
2)。これにより、特別図柄表示装置32は、図10に
示すように、表示領域A7(図9)を起点とした拡大パ
ターン1のズームアウト表示を行う。この1回目のズー
ムアウトにより、図9に示されている特別図柄よりも縦
横それぞれ1つずつ特別図柄が増加している。なお、そ
の増加した各特別図柄は、勿論、図9に示す状態では、
遊技者が見ることができなかったものである。つまり、
遊技者の目からは、1回目のズームアウト表示により、
今まで隠れていた特別図柄が出現したように見える。ま
た、遊技者は、表示された画面の中に大当り図柄の配列
が含まれていないか、ドキドキしながら探すことにな
る。
【0060】続いてメインCPU112は、タイマTの
計測時間tが予め設定されている時間、つまり2回目の
ズームアウトを行う時間t3に達したと判定すると(S
68:Yes)、S46において決定したズームアウト
領域を起点とした2回目のズームアウト表示を行うため
に、画像制御コマンドテーブル114bの中からズーム
アウト15指定コマンドを読出して特別図柄表示装置3
2へ送出する(S70、図15のt3)。これにより、
特別図柄表示装置32は、図11に示すように、表示領
域A7(図9)を起点とした拡大パターン2のズームア
ウト表示を行う。この2回目のズームアウトにより、図
10に示されている特別図柄よりも縦6個、横2個それ
ぞれ特別図柄が増加している。なお、その増加した各特
別図柄は、勿論、図10に示す状態では、遊技者が見る
ことができなかったものである。つまり、遊技者の目か
らは、2回目のズームアウト表示により、今まで隠れて
いた特別図柄が出現したように見える。また、遊技者
は、表示された画面の中に大当り図柄の配列が含まれて
いないか、ドキドキしながら探すことになる。
【0061】続いてメインCPU112は、タイマTの
計測時間tが予め設定されている時間、つまり枠Wを表
示する時間t4に達したと判定すると(S72:Ye
s)、S48において決定した範囲を枠Wで囲む表示を
行うために、画像制御コマンドテーブル114bの中か
ら枠表示コマンドを読出して特別図柄表示装置32へ送
出する(S74、図15のt4)。これにより、特別図
柄表示装置32は、図11においてで示すように、画
面右下の表示領域において縦3個×横3個の計9個の特
別図柄を囲む枠Wを表示する。このとき、遊技者は、枠
Wにより囲まれた範囲の中に大当り図柄の配列が含まれ
ていないか、ドキドキしながら探すことになる。
【0062】続いてメインCPU112は、タイマTの
計測時間tが予め設定されている時間、つまり枠Wの1
回目の移動を行う時間t5に達したと判定すると(S7
6:Yes)、S50において決定した枠移動パターン
に従って枠Wの1回目の移動を行うために、画像制御コ
マンドテーブル114bの中から枠移動コマンドを読出
して特別図柄表示装置32へ送出する(S78、図15
のt5)。これにより、特別図柄表示装置32は、図1
1においてで示すように、枠Wを画面左略中央の位置
へ移動させる。このとき、遊技者は、移動した枠Wによ
り囲まれた範囲の中に大当り図柄の配列が含まれていな
いか、ドキドキしながら探すことになる。
【0063】続いてメインCPU112は、タイマTの
計測時間tが予め設定されている時間、つまり枠Wの2
回目の移動を行う時間t6に達したと判定すると(S8
0:Yes)、S50において決定した枠移動パターン
に従って枠Wの2回目の移動を行うために、画像制御コ
マンドテーブル114bの中から枠移動コマンドを読出
して特別図柄表示装置32へ送出する(S82、図15
のt6)。これにより、特別図柄表示装置32は、図1
1においてで示すように、枠Wを画面右上方の位置へ
移動させる。このとき、遊技者は、移動した枠Wにより
囲まれた範囲の中に大当り図柄の配列が含まれていない
か、ドキドキしながら探すことになる。
【0064】続いてメインCPU112は、タイマTの
計測時間tが予め設定されている時間、つまりズームイ
ンする時間t7に達したと判定すると(S84:Ye
s)、S52において決定したズームイン領域のズーム
インを行うために、画像制御コマンドテーブル114b
の中からズームイン指定コマンドを読出して特別図柄表
示装置32へ送出する(S86、図15のt7)。これ
により、特別図柄表示装置32は、図12に示すよう
に、図11においてで示す枠Wにより囲まれた表示領
域をズームイン表示する。これにより、最終の特別図柄
が画面に大きく表示されるため、遊技者は、ズームイン
表示された横方向中央に配列された図柄が大当り図柄か
ハズレ図柄かを知ることができる。図11のおよび図
12に示す例では、横方向中央には、優勝カップの絵柄
を示す特別図柄が3つ揃った大当り図柄が表示されてい
る。
【0065】また、S38においてハズレと決定された
場合は、たとえば図13においてで示すように、2回
目に移動した枠Wの表示位置が、図11に示した大当り
の場合とは異なっており、横方向中央には、ハズレ図柄
が配列されている。そして、最終の図柄は、図14に示
すように大きく表示され、遊技者は、ハズレであると認
識することができる。そしてメインCPU112は、タ
イマTをリセットし(S88)、特別図柄表示処理の1
サイクルを終了する。
【0066】[第1実施形態の効果] (1)以上のように、上記第1実施形態のパチンコ機1
を使用すれば、特別図柄表示装置32は、表示領域をズ
ームインまたはズームアウトして表示できるため、従来
のように特別図柄を上から下方向にスクロールさせて表
示する表示方法とは異なる表示方法を提供できる。ま
た、ズームアウトして表示している複数の特別図柄の中
に大当り図柄またはハズレ図柄が存在する場合に、その
特別図柄をズームインして表示できるため、従来のよう
にスクロールしている特別図柄を停止させて最終図柄を
決定する決定方法とは異なる決定方法を提供できる。し
たがって、特別図柄の表示から決定までを従来とは異な
る方法で提供できるため、従来の方法に飽きた遊技者も
新鮮な感覚で遊技できる。 (2)また、ズームアウトにより複数の特別図柄が表示
された状態からズームインすることにより、大当り図柄
またはハズレ図柄による特別図柄の配列を表示できるた
め、遊技者は、どの配列にズームインされるか、ドキド
キしながらズームインされる箇所の行方を見守ることに
なるので、従来の最終図柄の決定とは異なる新鮮な感覚
で遊技を楽しむことができる。 (3)さらに、ズームアウトして表示を行うための画像
データは、ズームインして表示を行うための画像データ
の所定の複数箇所のドットを間引くことにより作り出す
ため、ズームアウト用の専用データをキャラクタROM
32iに記憶しておく必要がないため、キャラクタRO
M32iの記憶容量が小さくて済む。しかも、画像デー
タを処理するサブCPU32eの負荷を軽減できるた
め、画像の表示を高速で行うことができる。
【0067】<第2実施形態>次に、この発明に係る第
2実施形態について図19を参照して説明する。図19
は、この実施形態のパチンコ機に備えられている特別図
柄表示装置の表示画面を示す説明図である。なお、特別
図柄表示装置32の構造および最終図柄の決定手法以外
は、前述の第1実施形態と同じであるため、その同じ部
分の説明を省略する。このパチンコ機の特別図柄表示装
置32に設けられている特別図柄表示器32aは、表示
画面が縦長(たとえば図19に示す例では、アスペクト
比が、約11:17)に形成されており、一度に多くの
特別図柄、特に縦方向に多くの特別図柄を表示できる構
成となっている。
【0068】図19に示す例では、縦方向に6列の特別
図柄が配列されており、遊技球が第1種始動口27を通
過すると、各列は縦方向にスクロールを開始する。そし
て、所定時間経過すると、各列の変動が停止する。この
とき、遊技者は、表示されている多くの特別図柄の中
に、大当り図柄の配列が存在しないか、ドキドキしなが
ら探すことになる。続いて所定時間経過すると、枠Wが
で示す位置に表示され、さらに所定時間経過すると、
枠Wが囲む範囲が縮小され、で示す位置に枠Wが表示
される。そしてさらに所定時間経過すると、さらに枠W
が囲む範囲が縮小され、で示す位置に枠Wが表示され
る。このように、枠Wが段階的に縮小されて行く過程に
おいて、遊技者は、自身が希望する図柄の配列が存在す
る範囲に枠Wが縮小していかないか、ドキドキしながら
枠Wの行方を見守ることになる。そして、枠Wがで示
す位置で停止すると、その枠Wにより囲まれている範囲
に存在する特別図柄が最終図柄に決定され、図12に示
したように、拡大表示される。これにより、遊技者は、
最終の図柄を見ることができるため、大当りかハズレか
を認識することができる。
【0069】[第2実施形態の効果]以上のように、第
2実施形態のパチンコ機を使用すれば、ズームアウト表
示されている表示領域において、ズームインする範囲を
いきなり枠Wにより特定するのではなく、上記範囲を含
む広い範囲を特定する表示を行った後に上記範囲を特定
するように段階的に絞り込んで行くことができるため、
遊技者は、自身が希望する範囲に絞り込まれるか否か、
ドキドキしながら遊技を楽しむことができる。
【0070】[他の実施形態] (1)図20は、他の実施形態のパチンコ機に備えられ
た特別図柄表示装置により表示された画面を示す説明図
である。枠Wにより、横方向に配列された3つの特別図
柄を特定し、その枠Wを所定方向へ複数回移動させ、図
20に示すように、最終の特別図柄を決定するように構
成することもできる。 (2)上記各実施形態では、最後の表示画面における3
つの特別図柄を最終の特別図柄として決定する場合を説
明したが、2図柄または1図柄を最終の図柄に決定する
ように構成することもできる。また、4図柄以上を最終
の図柄に決定するように構成することもできる。さら
に、最終の特別図柄の配列方向は、横方向以外に縦方向
または斜め方向でもよいし、あるいは、横方向、縦方向
および斜め方向のうち、2方向以上を組み合わせてもよ
い。 (3)図12または図14に示す表示を行ったときから
所定時間経過後に、表示されている各特別図柄列を再変
動し、所定時間経過後に大当り図柄またはハズレ図柄を
表示することもできる。また、図14に示すように、大
当り図柄と1つのみ図柄が異なる、いわゆるリーチ状態
の特別図柄が表示された場合にのみ各特別図柄列を再変
動させ、所定時間経過後に大当り図柄またはハズレ図柄
を表示することもできる。
【0071】(4)枠Wは、表示された位置において点
滅させるように表示することもできる。また、枠Wを構
成する各線分を点線、破線、一点鎖線、二点鎖線などに
より表示することもできる。さらに、特定された範囲の
領域内の背景画面として、他の領域内の背景画面とは異
なるものを表示することにより、特定された範囲の領域
と他の領域とを識別できるようにすることもできる。た
とえば、特定された範囲の領域内の背景色を他の領域内
の背景色と異なるように表示する。 (5)ズームアウト表示およびズームイン表示は、所定
の特別図柄が表示されたことを条件として行うように構
成することもでき、その実行タイミングは任意に設定す
ることができる。また、ズームアウトおよびズームイン
を複数回繰り返した後に、最終の特別図柄を決定するこ
ともできる。
【0072】(6)ズームアウトの速度を可変にするこ
ともできる。この構成によれば、ズームアウトの時間的
な演出を行うことができる。たとえば、ズームアウトの
終了に近づいたときにズームアウトの速度を落とすこと
により、最後の方で表示される図柄をゆっくりと表示で
きるため、遊技者は、自身が希望する図柄が表示されな
いか、最後まで気を抜くことなくズームアウトの過程を
見守ることになるので、従来の図柄表示手法にはない新
鮮味のある遊技を楽しむことができる。なお、この構成
を採用したパチンコ機が、請求項11に記載の遊技機に
対応する。 (7)ズームインの速度を可変にすることもできる。こ
の構成によれば、ズームインの時間的な演出を行うこと
ができる。たとえば、ズームインの終了に近づいたとき
にズームインの速度を落とすことにより、遊技者は、ズ
ームインされる図柄が、果たして自身が希望する図柄で
あるか否か、最後まで息を呑んでズームインの過程を見
守ることになるので、従来の図柄表示手法にはない新鮮
味のある遊技を楽しむことができる。なお、この構成を
採用したパチンコ機が、請求項12に記載の遊技機に対
応する。
【0073】[各請求項と実施形態との対応関係]特別
図柄表示装置32が、請求項1に記載の図柄表示手段に
対応し、大当り図柄が所定の図柄に対応し、大当りの発
生が、遊技者に有利な遊技状態に対応する。また、第1
実施形態において、3つ揃った特別図柄をズームインす
る機能が、請求項2および請求項16に記載のズームイ
ン機能に対応し、3つ揃った特別図柄の配列に近い配列
をズームインする機能が、請求項5ないし請求項7に記
載のズームイン機能に対応する。さらに、第1実施形態
において、枠Wを表示して特定の領域を囲む機能が、請
求項8に記載の範囲特定手段に対応し、枠Wを移動させ
て行く機能が、請求項9に記載の範囲特定手段に対応す
る。また、第2実施形態において、枠Wの囲む範囲を縮
小して行く機能が、請求項10に記載の範囲特定手段に
対応する。また、ROM114が請求項14および請求
項15に記載の記録媒体に対応する。そして、メインC
PU112が実行する特別図柄表示処理(図17のS3
0〜S56および図18のS58〜S88)が、請求項
1に記載の図柄表示手段として機能するとともに、請求
項14に記載の表示処理に対応する。また、S46、S
66およびS70が、ズームアウト機能に対応するとと
もに、請求項14に記載のズームアウト処理に対応す
る。さらに、S52およびS86がズームイン機能に対
応するとともに、請求項15に記載のズームイン処理に
対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観を
示す斜視説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機10に備えられた遊技盤
14の主要構成を示す説明図である。
【図3】図3(A)は、図2に示す遊技盤14に設けら
れたセンターケースの正面説明図であり、図3(B)
は、図3(A)に示すセンターケースに設けられた特別
図柄表示装置により表示された特別図柄が変動している
状態を示す説明図である。
【図4】パチンコ機10の電気的構成をブロックで示す
説明図である。
【図5】図5(A)は、画像制御コマンドの流れを示す
説明図であり、図5(B)は、転送信号および画像制御
コマンドのタイミングチャートである。
【図6】特別図柄表示装置32の主な電気的構成をブロ
ックで示す説明図である。
【図7】図7(A)は、図6に示す特別図柄表示装置3
2に備えられたキャラクタROM32iの記憶内容を示
す説明図であり、図7(B)は、ズームイン用データか
らデータを間引いてズームアウト用データを作成する原
理を示す説明図である。
【図8】画像制御コマンドテーブルの内容を一部を省略
して示す説明図である。
【図9】特別図柄表示器32aの表示領域の説明図であ
る。
【図10】図9に示す表示領域A7を中心に拡大パター
ン1で表示した画面を示す説明図である。
【図11】図9に示す表示領域A7を中心に拡大パター
ン2で表示した画面上を枠が移動する様子を示す説明図
である。
【図12】図11に示す画面において3回目の枠表示に
より特定された範囲をズームインした画面である。
【図13】図11に示す枠移動パターンの他の例を示す
説明図である。
【図14】図13に示す画面において3回目の枠表示に
より特定された範囲をズームインした画面であり、ハズ
レの場合の説明図である。
【図15】特別図柄の変動開始から最終の特別図柄が決
定するまでのタイミングチャートである。
【図16】メインCPU112が実行する特別図柄始動
口処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】メインCPU112が実行する特別図柄表示
処理の流れを示すフローチャートである。
【図18】図17の流れの続きを示すフローチャートで
ある。
【図19】第2実施形態のパチンコ機に備えられている
特別図柄表示装置の表示画面を示す説明図である。
【図20】他の実施形態のパチンコ機に備えられた特別
図柄表示装置により表示された画面を示す説明図であ
る。
【図21】図21(A)は、従来のパチンコ機に設けら
れた遊技盤の正面説明図であり、図21(B)は、図2
1(A)に示す遊技盤に設けられた特別図柄表示装置の
画面の説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機(遊技機) 32 特別図柄表示装置(図柄表示手段) 112 メインCPU 114 ROM(記録媒体) W 枠

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄を表示する図柄表示手段を備えてお
    り、前記図柄表示手段により所定の図柄が表示された場
    合に、遊技状態が遊技者に有利な遊技状態に変化する遊
    技機において、 前記図柄表示手段は、 図柄を表示する表示機能と、 この表示機能により表示されている所定の表示領域をズ
    ームアウトすることにより、前記所定の表示領域に表示
    されていた図柄の数よりも多くの図柄を表示するズーム
    アウト機能とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記表示機能により表示されている所定
    の表示領域をズームインするズームイン機能を備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記ズームイン機能は、 前記ズームアウト機能によりズームアウトして表示され
    ている複数の図柄の中に前記所定の図柄が存在する場合
    に、その所定の図柄をズームインすることを特徴とする
    請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記所定の図柄は、複数の図柄による所
    定の組み合わせから構成されており、 前記ズームイン機能は、 前記ズームアウト機能によりズームアウトして表示され
    ている複数の図柄の中に前記所定の組み合わせが存在す
    る場合に、その組み合わせをズームインすることを特徴
    とする請求項2に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記ズームイン機能は、 前記ズームアウト機能によりズームアウトして表示され
    ている複数の図柄の中に、前記所定の図柄以外の図柄が
    存在する場合に、その図柄をズームインすることを特徴
    とする請求項2に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記ズームイン機能は、 前記ズームアウト機能によりズームアウトして表示され
    ている複数の図柄の中に、前記組み合わせ以外の組み合
    わせが存在する場合に、その組み合わせをズームインす
    ることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記ズームイン機能は、 前記ズームアウト機能によりズームアウトして表示され
    ている複数の図柄の中に、前記所定の組み合わせに近い
    組み合わせが存在する場合は、その組み合わせをズーム
    インすることを特徴とする請求項6に記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記ズームアウト機能によりズームアウ
    トして表示されている場合に、前記ズームイン機能によ
    りズームインする範囲を特定するための表示を行う範囲
    特定手段を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求
    項7のいずれか1つに記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記範囲特定手段は、 前記ズームアウト機能によりズームアウトして表示され
    ている表示領域において、前記範囲を特定する前に前記
    範囲以外の範囲を特定する表示を行った後に前記範囲を
    特定するための表示を行うことを特徴とする請求項8に
    記載の遊技機。
  10. 【請求項10】 前記範囲特定手段は、 前記ズームアウト機能によりズームアウトして表示され
    ている表示領域において、前記範囲を含む広い範囲を特
    定する表示を行った後に前記範囲を特定するための表示
    を行うことを特徴とする請求項8に記載の遊技機。
  11. 【請求項11】 前記ズームアウト機能は、 ズームアウトの速度を可変であることを特徴とする請求
    項1ないし請求項10のいずれか1つに記載の遊技機。
  12. 【請求項12】 前記ズームイン機能は、 ズームインの速度を可変であることを特徴とする請求項
    2ないし請求項11のいずれか1つに記載の遊技機。
  13. 【請求項13】 前記ズームアウトして表示を行うため
    の表示データは、前記ズームインして表示を行うための
    表示データを間引くことにより生成されることを特徴と
    する請求項2ないし請求項12のいずれか1つに記載の
    遊技機。
  14. 【請求項14】 図柄を表示する図柄表示手段を備えて
    おり、前記図柄表示手段により所定の図柄が表示された
    場合に、遊技状態が遊技者に有利な遊技状態に変化する
    遊技機において前記図柄表示手段を機能させるためのコ
    ンピュータプログラムが記録された記録媒体であって、 前記図柄表示手段が複数の図柄を表示する表示処理と、 この表示処理により表示されている所定の表示領域をズ
    ームアウトして表示するズームアウト処理とをコンピュ
    ータが実行するためのコンピュータプログラムが記録さ
    れたことを特徴とする記録媒体。
  15. 【請求項15】 前記コンピュータプログラムには、 前記ズームアウト処理によりズームアウトして表示して
    いる複数の図柄の中に前記所定の図柄が存在する場合
    に、その所定の図柄をズームインして表示するズームイ
    ン処理が含まれていることを特徴とする請求項14に記
    載の記録媒体。
  16. 【請求項16】 図柄を表示する図柄表示手段を備えて
    おり、前記図柄表示手段により所定の図柄が表示された
    場合に、遊技状態が遊技者に有利な遊技状態に変化する
    遊技機において、 前記図柄表示手段は、 図柄を表示する表示機能と、 この表示機能により表示されている所定の表示領域をズ
    ームインするズームイン機能とを備えたことを特徴とす
    る遊技機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006149782A (ja) * 2004-11-30 2006-06-15 Aruze Corp 遊技機及びシミュレーションプログラム
JP2018187247A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018187248A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018187249A (ja) * 2017-05-11 2018-11-29 株式会社ニューギン 遊技機

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