JPH0884137A - クロック再生回路 - Google Patents

クロック再生回路

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JPH0884137A
JPH0884137A JP6219107A JP21910794A JPH0884137A JP H0884137 A JPH0884137 A JP H0884137A JP 6219107 A JP6219107 A JP 6219107A JP 21910794 A JP21910794 A JP 21910794A JP H0884137 A JPH0884137 A JP H0884137A
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JP
Japan
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data
clock
programmable divider
bit
circuit
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JP6219107A
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Inventor
Hiroyuki Fujio
裕幸 藤生
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 デジタルPLLを用いたバーストデータ受信
において、同期引き込みしやすく、同期外れしにくいク
ロック再生回路を簡単な回路で実現する。 【構成】 バーストデータの先頭を検出するデータ検出
回路13と、このデータ検出回路の出力によりビット同
期パターンの期間中はデジタルPLL1のプログラマブ
ルデバイダの設定値を小さくし、ビット同期パターンに
続く情報ビット部ではデジタルPLL1のプログラマブ
ルデバイダの設定値を大きくするプログラマブルデバイ
ダ制御回路14により、バーストデータの先頭部分で素
早く同期を引き込み、その後の情報ビット部では同期外
れしにくくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、デジタルPLL(PL
L:phase-locked loop)を用いたクロック再生回路に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来のデジタルPLLを用いたク
ロック再生回路を示すブロック図である。図において、
1はデジタルPLL、2はこのデジタルPLL1により
再生されたクロックで受信データの復号を行う復号器で
ある。
【0003】また、図7は上記デジタルPLL1の内部
構成図を示し、デジタルPLL1は、位相比較器1aに
よって再生クロックと入力データの位相を比較して位相
のずれを検出したときにカウンタ1bをインクリメント
もしくはデクリメントし、そのカウンタ1bのキャリー
もしくはボロー出力に基づいて基準クロック追加/削除
回路1cで入力データに対して基準クロックの追加、削
除を行うことにより同期の引き込みを行うようになさ
れ、このとき基準クロックの分周比を基準クロック追加
/削除回路1c内に内蔵するプログラマブルデバイダに
より設定するようになされている。
【0004】つまり、通常の場合、デジタルPLL1の
分周比設定端子(プログラマブルデバイダの設定端子)
A,B,C,Dに「H」レベルと「L」レベルによって
「20,21,22,23」の値が設定されるが、その設定
値が小さい場合に基準クロックの分周比が大きくなり、
逆に、設定値が大きい場合に基準クロックの分周比が小
さくなるように設定され、プログラマブルデバイダの設
定値を小さく設定すると基準クロックの分周比が大きく
なり、一度に追加、削除される基準クロックも大きくな
るため、例えば最初の入力データと再生クロックの位相
が大きくずれていても早く同期が引き込まれることにな
り、逆に、同期が外れかかったときには、同様に追加、
削除するクロックが大きいため、同期は外れ易くなる。
【0005】上述したように、デジタルPLL1の同期
引き込み段数はプログラマブルデバイダにより決定され
るが、プログラマブルデバイダの設定値を小さくすると
同期引き込み時間が短くなり、逆に、プログラマブルデ
バイダの設定値を大きくすると同期外れを起こしにくく
なる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来は、図6及び図7
に示すように、プログラマブルデバイダの設定値、つま
りデジタルPLL1の分周比設定端子は「HLLH」の
設定値に固定的に設定されているが、この設定値が小さ
な値に設定された場合、同期引き込みは速くなるが、同
期が外れやすくなり、逆に、同期を外れにくくするよう
に大きな値に設定された場合は、同期引き込み時間が長
くなるという相反する問題があり、特に、移動体通信等
のバースト受信においては大きな問題となっていた。
【0007】この発明は移動体通信等のバースト受信に
おける上記のような問題点を解消するためになされたも
ので、同期引き込みを迅速に行うとともに、一旦、同期
確立した後は、同期状態を保持して安定したクロックの
再生を可能とするクロック再生回路を得ることを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
るクロック再生回路は、設定値に基づいた分周比に従っ
て基準クロックを分周するプログラマブルデバイダを内
蔵し、入力データと再生クロックとの位相を比較してそ
の位相のずれに基づいて入力データに対して分周された
基準クロックの追加、削除を行って再生クロックを位相
補正して同期引き込みを行うデジタルPLLを用いたク
ロック再生回路において、上記デジタルPLLの再生ク
ロックの位相補正量を制御してバースト受信データの先
頭部分のビット同期パターン部では同期引き込みを速く
し、その後の情報ビット部では同期状態を保持させる制
御手段を備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、請求項2に係るクロック再生回路
は、上記制御手段として、上記バースト受信データの先
頭を検出するデータ検出回路と、バースト受信データの
先頭部分のビット同期パターン部では上記プログラマブ
ルデバイダの設定値を小さくすると共に、その後の情報
ビット部ではプログラマブルデバイダの設定値を大きく
制御するプログラマブルデバイダ制御回路とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3に係るクロック再生回路
は、上記制御手段として、バーストデータの先頭からの
データ数をカウントし、ビット同期パターン部では上記
プログラマブルデバイダの設定値を小さくすると共に、
その後の情報ビット部ではプログラマブルデバイダの設
定値を大きく制御する出力を送出するデータカウント回
路を備えたことを特徴とするものである。
【0011】さらに、請求項4に係るクロック再生回路
は、上記制御手段として、バーストデータの先頭からビ
ット同期パターンの期間パルスを出力するデータ検出パ
ルス発生回路と、その出力パルスに基づいて上記基準パ
ルスを倍数化した異なる倍数のクロックを選択して上記
デジタルPLLに入力される補正周波数の切り換えを行
ってビット同期パターン部は位相補正量を大きく、その
後の情報ビット部は位相補正量を小さく制御する補正周
波数制御回路とを備えたことを特徴とするものである。
【0012】
【作用】この発明の請求項1に係るクロック再生回路に
おいては、制御手段により、デジタルPLLの再生クロ
ックの位相補正量を制御することにより、バースト受信
データの先頭部分のビット同期パターン部では同期引き
込みを速くし、その後の情報ビット部では同期状態を保
持させる。
【0013】また、請求項2に係るクロック再生回路に
おいては、上記制御手段として、上記バースト受信デー
タの先頭を検出するデータ検出回路と、バースト受信デ
ータの先頭部分のビット同期パターン部では上記プログ
ラマブルデバイダの設定値を小さくすると共に、その後
の情報ビット部ではプログラマブルデバイダの設定値を
大きく制御するプログラマブルデバイダ制御回路とを備
え、バースト受信データの先頭部分の固定データとして
与えられるビット同期パターン部のデータよりクロック
を再生することにより安定したクロックが得られ、この
状態でクロックの位相をロックして次に続く情報ビット
部のデータの抽出を行うことにより正しいデータ抽出を
可能とし、プログラマブルデバイダの設定値をビット同
期パターン部とその後の情報ビット部とで異ならせて、
バースト受信データの先頭部分のビット同期パターン部
では同期引き込みを速くし、その後の情報ビット部では
同期状態を保持させて同期外れにくくする。
【0014】また、請求項3に係るクロック再生回路に
おいては、上記制御手段として、バーストデータの先頭
からのデータ数をカウントし、ビット同期パターン部で
は上記プログラマブルデバイダの設定値を小さくすると
共に、その後の情報ビット部ではプログラマブルデバイ
ダの設定値を大きく制御する出力を送出するデータカウ
ント回路を備え、ビット構成が予め定義されているバー
スト受信データをカウントすることによりビット同期パ
ターン部と情報ビット部の変化点の正確な検出を可能と
し、プログラマブルデバイダの設定値をビット同期パタ
ーン部とその後の情報ビット部とで異ならせて、バース
ト受信データの先頭部分のビット同期パターン部では同
期引き込みを速くし、その後の情報ビット部では同期状
態を保持させて同期外れにくくする。
【0015】さらに、請求項4に係るクロック再生回路
においては、上記制御手段として、バーストデータの先
頭からビット同期パターンの期間パルスを出力するデー
タ検出パルス発生回路と、その出力パルスに基づいて上
記基準パルスを倍数化した異なる倍数のクロックを選択
して上記デジタルPLLに入力される補正周波数の切り
換えを行ってビット同期パターン部は位相補正量を大き
く、その後の情報ビット部は位相補正量を小さく制御す
る補正周波数制御回路とを備え、プログラマブルデバイ
ダの値が固定であっても基準パルスの周波数を制御する
ことにより位相補正量を制御して、プログラマブルデバ
イダの設定値をビット同期パターン部とその後の情報ビ
ット部とで異ならせて、バースト受信データの先頭部分
のビット同期パターン部では同期引き込みを速くし、そ
の後の情報ビット部では同期状態を保持させて同期外れ
にくくする。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明を図示実施例に基づいて説明
する。図1は実施例1に係るクロック生成回路を示す構
成図である。図1において、1は従来と同様なデジタル
PLLで、設定値に基づいた分周比に従って基準クロッ
クを分周するプログラマブルデバイダを内蔵し、入力デ
ータと再生クロックとの位相を比較してその位相のずれ
に基づいて入力データに対して分周された基準クロック
の追加、削除を行って再生クロックを位相補正して同期
引き込みを行う。2もこのデジタルPLL1で再生され
たクロックで受信データの復号を行う従来と同様な復号
器、13はバースト受信データの先頭を検出するデータ
検出回路、14は上記データ検出回路13の出力に基づ
いてデジタルPLL1のプログラマブルデバイダの設定
端子AとCへの設定制御によって分周比設定値の制御を
行うプログラマブルデバイダ制御回路で、バースト受信
データの先頭部分の固定データとして与えられるビット
同期パターン部のデータよりクロックを再生することに
より安定したクロックが得られ、この状態でクロックの
位相をロックして次に続く情報ビット部のデータの抽出
を行うことにより正しいデータ抽出を行うことができ、
バースト受信データの先頭部分のビット同期パターン部
では上記プログラマブルデバイダの設定値を小さくする
と共に、その後の情報ビット部ではプログラマブルデバ
イダの設定値を大きく制御して、デジタルPLLの再生
クロックの位相補正量を制御することにより、バースト
受信データの先頭部分のビット同期パターン部では同期
引き込みを速くし、その後の情報ビット部では同期状態
を保持させて同期外れにくくするようになされている。
【0017】次に動作について説明する。例えば図2に
示すように、データ数100ビットのバーストデータ
で、データの先頭から20ビットがビット同期パターン
部、残り80ビットが情報ビット部の場合、データ検出
回路13は受信データの先頭のエッジを検出し、この回
路の外部に付加された抵抗R及びコンデンサCにより決
定される時定数に従い、出力S1のように数ビットの期
間“H”パルスをプログラマブルデバイダ制御回路14
に出力する。
【0018】これを受けたプログラマブルデバイダ制御
回路14は、同様に外部に付加された抵抗R及びコンデ
ンサCにより決定される時定数に従い、データ数20ビ
ット(ビット同期パターン部)の期間は、出力S2およ
び出力S3に示すように、それぞれ“H”パルス、
“L”パルスをデジタルPLL1に出力する。この信号
は、デジタルPLL1のプログラマブルデバイダに入力
されており、プログラマブルデバイダの値が小さく設定
されることとなり、基準クロックの分周比が大きく設定
されて素早く同期を引き込むことが可能となる。
【0019】また、受信データ20ビットの後の情報ビ
ット部においては、データ検出回路13は、データのエ
ッジを検出し続けるため、出力S1は“H”のままであ
り、プログラマブルデバイダ制御回路14の出力信号S
2、S3は、時定数経過後は初期状態にもどり、つま
り、反転してそれぞれ“L”、“H”を出力する。この
信号により、デジタルPLL1のプログラマブルデバイ
ダは大きく設定されて基準クロックの分周比は小さく設
定され、同期が外れにくくなり同期状態の保持が可能と
なる。
【0020】従って、上記実施例1によれば、データ検
出回路13及びプログラマブルデバイダ制御回路14に
より、バースト受信データの先頭部分のビット同期パタ
ーン部ではデジタルPLL1のプログラマブルデバイダ
の設定値を小さくすると共に、その後の情報ビット部で
はプログラマブルデバイダの設定値を大きく制御するよ
うにしたので、バースト受信データの先頭部分の固定デ
ータとして与えられるビット同期パターン部のデータよ
りクロックを再生することにより安定したクロックが得
られ、この状態でクロックの位相をロックして次に続く
情報ビット部のデータの抽出を行うことにより正しいデ
ータ抽出を行うことができ、バースト受信データの先頭
部分のビット同期パターン部では同期引き込みを速く
し、その後の情報ビット部では同期状態を保持させて同
期外れにくくすることができる。
【0021】実施例2.上記実施例1では、プログラマ
ブルデバイダ制御回路14の時定数により、ビット同期
パターン部の期間だけパルスを発生させるようにした
が、図3に示すように、設定端子Aは「H」に固定する
と共に、設定端子Cには、データの先頭からのデータ数
のカウントを行う、つまりビット同期パターン部のカウ
ントを行い、その期間中、デジタルPLL1のプログラ
マブルデバイダの設定値を小さく制御するようにし、そ
の後の情報ビット期間は大きく設定するデータカウント
回路31の出力を与えるようにしても良く、上記実施例
1と同様の効果を奏する。すなわち、バースト受信デー
タのビット構成は予め定義されており、データをカウン
トすることによりビット同期パターン部と情報ビット部
の変化点の検出を行うことができ、上記実施例1と同様
の効果を奏する。
【0022】すなわち、図4に示すように、入力データ
をカウンタ31aにてカウントし、入力データがビット
同期パターン部中は、カウンタ31aは「L」を出力
し、フリップフロップ31bは「L」を出力している
が、ビット同期パターン部のデータ数をカウントし終わ
ると、カウンタ31aは「H」を出力し、フリップフロ
ップ31bに「H」をセットするようにして、このフリ
ップフロップ31bの出力がプログラマブルデバイダの
設定端子Cに入力される結果、フリップフロップ31b
の出力が「L」の時は基準クロックの分周比は小さく、
フリップフロップ31bの出力が「H」の時は基準クロ
ックの分周比が大きくなるようにしている。
【0023】従って、上記実施例2によれば、バースト
データの先頭からのデータ数をカウントし、ビット同期
パターン部では上記プログラマブルデバイダの設定値を
小さくすると共に、その後の情報ビット部ではプログラ
マブルデバイダの設定値を大きく制御する出力を送出す
るデータカウント回路31を備えたので、ビット構成が
予め定義されているバースト受信データをカウントする
ことによりビット同期パターン部と情報ビット部の変化
点の正確な検出を行うことができ、プログラマブルデバ
イダの設定値をビット同期パターン部とその後の情報ビ
ット部とで異ならせて、バースト受信データの先頭部分
のビット同期パターン部では同期引き込みを速くし、そ
の後の情報ビット部では同期状態を保持させて同期外れ
にくくすることができるという効果がある。
【0024】実施例3.上記実施例1および2では、デ
ジタルPLL1のプログラマブルデバイダの設定を制御
するように構成したが、デジタルPLL1では外部より
入力される例えば32倍のクロックを使用して、再生ク
ロックに1/32づつの位相補正を加えて(もしくは引
いて)同期の引き込みの制御を行うが、この補正周波数
を制御するように構成したものが図5である。図5にお
いて、51は図1に示す実施例1のデータ検出回路13
とプログラマブルデバイダ制御回路14と同様な構成を
備えるデータ検出パルス発生回路、52は補正周波数制
御回路である。
【0025】次に、動作について説明する。データ検出
パルス発生回路51は、実施例1と同様に、データの先
頭を検出するとビット同期パターン期間中“H”パルス
を出力する。補正周波数制御回路52には32倍および
16倍のクロックが入力されており、データ検出パルス
発生回路51からの“H”パルスにより、ビット同期パ
ターン中は、16倍のクロックが選択されデジタルPL
L1へ入力される。デジタルPLL1はこの16倍のク
ロックに基づいて1/16づつ位相の補正を行う。つま
り、ビット同期パターン中は補正量が大きくなり、デジ
タルPLL1のプログラマブルデバイダの設定を固定と
しても同期を速く引き込むこととなる。すなわち、実施
例1及び2と同様に、プログラマブルデバイダの設定を
小さく設定したのと同様になる。
【0026】また、ビット同期パターンに続く情報ビッ
ト部でも、実施例1と同様に、データ検出パルス発生回
路51の出力は“L”となり、補正周波数制御回路52
は32倍のクロックを選択する。よって、今度は位相補
正量が小さくなり、同期外れしにくくなる。
【0027】従って、上記実施例3によれば、バースト
データの先頭からビット同期パターンの期間パルスを出
力するデータ検出パルス発生回路51と、その出力パル
スに基づいて上記基準パルスを倍数化した異なる倍数の
クロックを選択して上記デジタルPLLに入力される補
正周波数の切り換えを行ってビット同期パターン部は位
相補正量を大きく、その後の情報ビット部は位相補正量
を小さく制御する補正周波数制御回路52とを備え、位
相補正量をビット同期パターン部分では大きく、情報ビ
ット部分では小さくするように制御するように構成した
ので、プログラムデバイダの値が固定であっても基準パ
ルスの周波数を制御することにより位相補正量を制御で
き、同期の引き込みが速く、かつ同期外れしにくくな
り、バーストデータ受信に対応したクロック再生回路が
得られる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、デジタルPLLの再生クロックの位相補正量を制
御する制御手段を備えることにより、バースト受信デー
タの先頭部分のビット同期パターン部では同期引き込み
を速くし、その後の情報ビット部では同期状態を保持さ
せて同期外れしにくくして、バーストデータ受信に対応
したクロック再生回路が得られる。
【0029】また、請求項2によれば、上記制御手段と
して、上記バースト受信データの先頭を検出するデータ
検出回路と、バースト受信データの先頭部分のビット同
期パターン部では上記プログラマブルデバイダの設定値
を小さくすると共に、その後の情報ビット部ではプログ
ラマブルデバイダの設定値を大きく制御するプログラマ
ブルデバイダ制御回路とを備えることにより、バースト
受信データの先頭部分の固定データとして与えられるビ
ット同期パターン部のデータよりクロックを再生するこ
とにより安定したクロックが得られ、この状態でクロッ
クの位相をロックして次に続く情報ビット部のデータの
抽出を行うことにより正しいデータ抽出を行うことがで
き、プログラマブルデバイダの設定値をビット同期パタ
ーン部とその後の情報ビット部とで異ならせて、バース
ト受信データの先頭部分のビット同期パターン部では同
期引き込みを速くし、その後の情報ビット部では同期状
態を保持させて同期外れにくくすることができるという
効果がある。
【0030】また、請求項3によれば、上記制御手段と
して、バーストデータの先頭からのデータ数をカウント
し、ビット同期パターン部では上記プログラマブルデバ
イダの設定値を小さくすると共に、その後の情報ビット
部ではプログラマブルデバイダの設定値を大きく制御す
る出力を送出するデータカウント回路を備えることによ
り、ビット構成が予め定義されているバースト受信デー
タをカウントすることによりビット同期パターン部と情
報ビット部の変化点の正確な検出を行うことができ、プ
ログラマブルデバイダの設定値をビット同期パターン部
とその後の情報ビット部とで異ならせて、バースト受信
データの先頭部分のビット同期パターン部では同期引き
込みを速くし、その後の情報ビット部では同期状態を保
持させて同期外れにくくすることができるという効果が
ある。
【0031】さらに、請求項4によれば、上記制御手段
として、バーストデータの先頭からビット同期パターン
の期間パルスを出力するデータ検出パルス発生回路と、
その出力パルスに基づいて上記基準パルスを倍数化した
異なる倍数のクロックを選択して上記デジタルPLLに
入力される補正周波数の切り換えを行ってビット同期パ
ターン部は位相補正量を大きく、その後の情報ビット部
は位相補正量を小さく制御する補正周波数制御回路とを
備えることにより、プログラマブルデバイダの値が固定
であっても基準パルスの周波数を制御することにより位
相補正量を制御でき、プログラマブルデバイダの設定値
をビット同期パターン部とその後の情報ビット部とで異
ならせて、バースト受信データの先頭部分のビット同期
パターン部では同期引き込みを速くし、その後の情報ビ
ット部では同期状態を保持させて同期外れにくくするこ
とができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1に係るクロック再生回路
を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施例1の回路の動作を示すタイ
ミング図である。
【図3】 この発明の実施例2に係るクロック再生回路
を示すブロック図である。
【図4】 図3のデータカウント回路の内部構成図であ
る。
【図5】 この発明の実施例3に係るクロック再生回路
を示すブロック図である。
【図6】 従来のデジタルPLLを用いたクロック再生
回路を示すブロック図である。
【図7】 図6のデジタルPLLの内部構成図である。
【符号の説明】
1 デジタルPLL、13 データ検出回路、14 プ
ログラマブルデバイダ制御回路、31 データカウント
回路、51 データ検出パルス発生回路、52 補正周
波数制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04L 25/52 A 9199−5K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設定値に基づいた分周比に従って基準ク
    ロックを分周するプログラマブルデバイダを内蔵し、入
    力データと再生クロックとの位相を比較してその位相の
    ずれに基づいて入力データに対して分周された基準クロ
    ックの追加、削除を行って再生クロックを位相補正して
    同期引き込みを行うデジタルPLLを用いたクロック再
    生回路において、上記デジタルPLLの再生クロックの
    位相補正量を制御してバースト受信データの先頭部分の
    ビット同期パターン部では同期引き込みを速くし、その
    後の情報ビット部では同期状態を保持させる制御手段を
    備えたことを特徴とするクロック再生回路。
  2. 【請求項2】 上記制御手段として、上記バースト受信
    データの先頭を検出するデータ検出回路と、バースト受
    信データの先頭部分のビット同期パターン部では上記プ
    ログラマブルデバイダの設定値を小さくすると共に、そ
    の後の情報ビット部ではプログラマブルデバイダの設定
    値を大きく制御するプログラマブルデバイダ制御回路と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のクロック再生
    回路。
  3. 【請求項3】 上記制御手段として、バーストデータの
    先頭からのデータ数をカウントし、ビット同期パターン
    部では上記プログラマブルデバイダの設定値を小さくす
    ると共に、その後の情報ビット部ではプログラマブルデ
    バイダの設定値を大きく制御する出力を送出するデータ
    カウント回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    クロック再生回路。
  4. 【請求項4】 上記制御手段として、バーストデータの
    先頭からビット同期パターンの期間パルスを出力するデ
    ータ検出パルス発生回路と、その出力パルスに基づいて
    上記基準パルスを倍数化した異なる倍数のクロックを選
    択して上記デジタルPLLに入力される補正周波数の切
    り換えを行ってビット同期パターン部は位相補正量を大
    きく、その後の情報ビット部は位相補正量を小さく制御
    する補正周波数制御回路とを備えたことを特徴とする請
    求項1記載のクロック再生回路。
JP6219107A 1994-09-13 1994-09-13 クロック再生回路 Pending JPH0884137A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004023150A (ja) * 2002-06-12 2004-01-22 Denso Corp クロック再生装置
US6970521B2 (en) 1999-12-24 2005-11-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Circuit and system for extracting data

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US6970521B2 (en) 1999-12-24 2005-11-29 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Circuit and system for extracting data
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