JPH06311154A - タイミング再生回路 - Google Patents

タイミング再生回路

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Publication number
JPH06311154A
JPH06311154A JP5096018A JP9601893A JPH06311154A JP H06311154 A JPH06311154 A JP H06311154A JP 5096018 A JP5096018 A JP 5096018A JP 9601893 A JP9601893 A JP 9601893A JP H06311154 A JPH06311154 A JP H06311154A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase difference
master clock
delay
detection unit
unit
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5096018A
Other languages
English (en)
Inventor
Michiharu Nakamura
道春 中村
Morihiko Minowa
守彦 箕輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP5096018A priority Critical patent/JPH06311154A/ja
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 引込み完了までの時間が短くかつパターンジ
ッタの発生を抑制することのできるタイミング再生回路
を提供する。 【構成】 103で発生されたクロックは遅延部104
および105により106を介して進み基準エッジ、1
07より基準エッジ、108より遅れ基準エッジを発生
する。102で発生される入力信号の立上エッジ、立下
エッジと各基準エッジとの位相差が109、110、1
11で検出され、112、113、114で遅延補正さ
れる。115で入力信号のパターンがゼロクロス点の位
相の進み、遅れを引き起こすものか否かが判定され、パ
ターン種類に応じて116によって位相差信号が選択さ
れる。選択された位相差によってクロックの周期が制御
される。従って入力信号のパターンに応じて予め定めた
ゼロクロス点の位相進み遅れ量を基準とする位相差によ
ってクロックの周期が制御されることとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイミング再生回路に係
わり、特にパターンジッタを低減することのできるタイ
ミング再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】音声、画像等の情報伝達に広く使用され
ているディジタル伝送方式においては、受信側において
受信した信号列から情報の再生に必要なクロックパルス
を抽出する必要がある。図12は従来から使用されてい
るタイミング再生回路の一例であって、いわゆるディジ
タルフェーズロックドループ(以下DPLLと記す)の
一種である。
【0003】即ち入力端子120から入力される信号は
コンパレータ121で2値信号に変換された後、エッジ
検出部122において2値信号の立ち上がりおよび立ち
下がりが検出される。位相比較部123は、2値信号の
立ち上がりおよび立ち下がりと再生タイミング信号の立
ち上がりとの間の位相差に応じた数のパルス列をランダ
ムウォークフィルタ124に供給する。
【0004】ランダムウォークフィルタ124はアップ
ダウンカウンタ1241、比較部1242およびORゲ
ート1243から構成されている。位相比較部123か
ら出力されるパルスはアップダウンカウンタ1241に
供給され、位相進み量あるいは位相遅れ量が積算され
る。この積算値が予め設定された設定値Nに到達すると
比較部1242からはアンダーフローパルスあるいはオ
ーバーフローパルスが出力される。なおアンダーフロー
パルスあるいはオーバーフローパルスが出力されるとO
Rゲート1243を介して出力されるリセット信号によ
りアップダウンカウンタ1241はリセットされる。
【0005】マスタクロック125から出力されるマス
タクロックパルス列は挿入削除部126に入力され、ラ
ンダムウォークフィルタ124から出力されるアンダー
フローパルスあるいはオーバーフローパルスによってク
ロックパルスの挿入削除が行われる。即ち再生タイミン
グ信号を基準にして入力信号が遅れている場合にはマス
タクロックパルスを挿入して再生タイミング信号の位相
を遅らせ、入力信号が進んでいる場合にはマスタクロッ
クパルスの間にパルスを削除して再生タイミング信号の
位相を進ませる。
【0006】挿入削除により修正されたマスタクロック
パルスは分周部127で分周され再生タイミング信号と
して出力端子128から出力される。なおこの再生タイ
ミング信号は基準エッジ検出部129に供給され、再生
タイミング信号の立ち上がりエッジを発生する。上記の
ように従来は入力信号のゼロクロス点に同期したクロッ
クを発生し、これによって再生タイミングを得ていた。
【0007】しかし入力信号の立ち上がりパルス発生時
あるいは立ち下がりパルス発生時、即ち入力信号のいわ
ゆるゼロクロス点は前後の信号パターンによって影響さ
れる。図13の(イ)は4ビット分の信号を表し、実線
は入力信号が“1、1、0、1”である場合を、一点鎖
線は“1、0、1、1”である場合を、点線は“1、
0、1、0”である場合を示し、(ロ)はこの入力信号
を2値信号に変換した結果を示す。
【0008】即ち点線のように“1”および“0”が交
互に繰り返される場合には、ゼロクロス点は第2ビット
目と第3ビット目の中央に現れる。しかし実線のように
“1”が2つ連続した後“0”“1”と反転が続く場合
には、ゼロクロス点は中央より前に移動、即ち位相進み
の状態となる。逆に一点鎖線のように“1”“0”と反
転が続いた後“1”が2つ連続した場合には、ゼロクロ
ス点は中央より後に移動、即ち位相遅れの状態となる。
【0009】従ってゼロクロス点が移動した状態に基づ
いてタイミング信号を再生した場合にはパターンジッタ
と呼ばれる位相にゆらぎが発生する。このパターンジッ
タを抑制するために従来の抽出回路においてはランダム
ウォークフィルタ内にアップダウンカウンタを設け、位
相進みあるいは遅れの積算値が所定値N以上となった時
にマスタクロックパスルを補正している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらパターン
ジッタを除去するためには所定値Nをある程度大きい値
とする必要があるが、あまり大きくし過ぎるとクロック
パルスの補正頻度が少なくなり再生タイミングの引込み
完了までに長時間を要し、かつ受信中の変動に対する追
従性が悪化する。
【0011】逆に所定値Nを小さくし過ぎると入力信号
の微小な変動に追従してかえってパターンジッタが発生
してしまう。本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あって、引込み完了までの時間が短くかつパターンジッ
タの発生を抑制することのできるタイミング再生回路を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかるタイ
ミング再生回路は、入力信号を2値信号に変換するコン
パレータ101と、コンパレータ101によって変換さ
れた2値信号の立ち上がりおよび立ち下がりエッジを検
出するエッジ検出部102と、発生周波数を制御するこ
との可能なマスタクロック発生部103と、マスタクロ
ック発生部103で発生されたマスタクロックを予め定
めた所定遅延時間づつ遅延した少なくとも1つの第1の
遅延マスタクロックを発生する少なくとも1つの第1の
マスタクロック遅延部104i(1≦i≦N)と、少な
くとも1つの第1のマスタクロック遅延部104i(1
≦i≦N)の最終段遅延部104Nによって発生された
N段遅延マスタクロックをさらに所定遅延時間づつ遅延
した第1のマスタクロック遅延部104i(1≦i≦
N)の段数と同数の第2の遅延マスタクロックを発生す
る第2のマスタクロック遅延部105i(1≦i≦N)
と、マスタクロック発生部103および少なくとも1つ
の第1のマスタクロック遅延部104i(1≦i≦N)
の最終段遅延部104Nを除く遅延部104i(1≦i
≦N−1)によって発生されたマスタクロックの立ち上
がりエッジを検出する少なくとも1つの進み基準エッジ
検出部106i(1≦i≦N)と、第1のマスタクロッ
ク遅延部104i(1≦i≦N)最終段遅延部104N
で発生されたN段遅延マスタクロックの立ち上がりエッ
ジを検出する基準エッジ検出部107と、第2のマスタ
クロック遅延部105i(1≦i≦N)で発生された少
なくとも1つの第2の遅延マスタクロックの立ち上がり
エッジを検出する少なくとも1つの遅れ基準エッジ検出
部108i(1≦i≦N)と、エッジ検出部102で検
出された2値信号の立ち上がりおよび立ち下がりエッジ
と少なくとも1つの進み基準エッジ検出部106i(1
≦i≦N)で検出された少なくとも1つのマスタクロッ
クの立ち上がりエッジとの間の位相差を検出する少なく
とも1つの進み位相差検出部109i(1≦i≦N)
と、エッジ検出部102で検出された2値信号の立ち上
がりおよび立ち下がりエッジと基準エッジ検出部107
で検出されたN段遅延マスタクロックの立ち上がりエッ
ジとの間の位相差を検出する位相差検出部110と、エ
ッジ検出部102で検出された2値信号の立ち上がりお
よび立ち下がりエッジと少なくとも1つの遅れ基準エッ
ジ検出部108i(1≦i≦N)で検出された第2の遅
延マスタクロックの立ち上がりエッジとの間の位相差を
検出する少なくとも1つの遅れ位相差検出部111i
(1≦i≦N)と、少なくとも1つの進み位相差検出部
109i(1≦i≦N)で検出された進み位相差を所定
遅延時間の2N倍の時間遅延させる少なくとも1つの進
み位相差補正部112i(1≦i≦N)と、位相差検出
部110で検出された進み位相差を所定遅延時間の2N
倍の時間遅延させる位相差補正部113と、少なくとも
1つの遅れ位相差検出部111i(1≦i≦N)で検出
された遅れ位相差を所定遅延時間の2N倍の時間遅延さ
せる少なくとも1つの遅れ位相差補正部114i(1≦
i≦N)と、入力信号の予め定めた信号長のパターンが
入力信号のゼロクロス点が第1のマスタクロック遅延部
104i(1≦i≦N)の最終段遅延部104Nで発生
されたN段遅延マスタクロックを基準として位相進み遅
れなしN段階の位相進みあるいはN段階の位相遅れの
(2N+1)種類のパターンの何れであるかを判定する
パターン検出部115と、パターン検出部115で判定
されたパターン種類に応じて少なくとも1つの進み位相
差補正部112i(1≦i≦N)位相補正部113およ
び少なくとも1つの遅れ位相差補正部114i(1≦i
≦N)によって補正された補正位相差の中の1つをマス
タクロック発生部103に対する周波数制御信号として
選択する位相差選択部116と、から構成される。
【0013】第2の発明にかかるタイミング再生回路
は、入力信号を2値信号に変換するコンパレータ101
と、コンパレータ101によって変換された2値信号の
立ち上がりおよび立ち下がりエッジを検出するエッジ検
出部102と、発生周波数を制御することの可能なマス
タクロック発生部103と、マスタクロック発生部10
3によって発生されたマスタクロックの立ち上がりエッ
ジを検出する基準エッジ検出部107と、エッジ検出部
102で検出された2値信号の立ち上がりおよび立ち下
がりエッジと基準エッジ検出部107で検出されたマス
タクロックの立ち上がりエッジとの間の位相差を検出す
る位相差検出部110と、入力信号の予め定めた信号長
のパターンが入力信号のゼロクロス点がマスタクロック
発生部103によって発生されたマスタクロックを基準
として位相進み遅れなしまたは位相進みもしくは位相遅
れを生じるパターンの何れであるかを判定するパターン
検出部115と、パターン検出部115で位相進み遅れ
なしと判定された場合には位相差検出部110によって
検出された補正位相差をマスタクロック発生部103に
対する周波数制御信号とし位相進みもしくは位相遅れを
生じると判定された場合にはマスタクロック発生部10
3に対する周波数制御を中止する位相差選択部116
と、から構成される。
【0014】第3の発明にかかるタイミング再生回路
は、入力信号を2値信号に変換するコンパレータ101
と、コンパレータ101によって変換された2値信号の
立ち上がりおよび立ち下がりエッジを検出するエッジ検
出部102と、発生周波数を制御することの可能なマス
タクロック発生部103と、マスタクロック発生部10
3で発生されたクロックパルスに基づいて入力信号が予
め定めた特定パターンであることを検出する特定パター
ン検出部117と、特定パターン検出部117によって
特定パターンであることが検出された時に特定パターン
に対応したゼロクロス信号を発生するゼロクロス信号発
生部118と、エッジ検出部102で検出された2値信
号の立ち上がりおよび立ち下がりエッジとゼロクロス信
号発生部118から発生されたゼロクロス信号との間の
位相差を検出しこの位相差をマスタクロック発生部10
3に対する周波数制御信号とする特定パターン位相差検
出部119と、から構成される。
【0015】第4の発明にかかるタイミング再生回路
は、入力信号を2値信号に変換するコンパレータ101
と、コンパレータ101によって変換された2値信号の
立ち上がりおよび立ち下がりエッジを検出するエッジ検
出部102と、発生周波数を制御することの可能なマス
タクロック発生部103と、マスタクロック発生部10
3で発生されたマスタクロックを予め定めた所定遅延時
間づつ遅延した少なくとも1つの第1の遅延マスタクロ
ックを発生する少なくとも1つの第1のマスタクロック
遅延部104i(1≦i≦N)と、少なくとも1つの第
1のマスタクロック遅延部104i(1≦i≦N)の最
終段遅延部104Nによって発生されたN段遅延マスタ
クロックをさらに所定遅延時間づつ遅延した第1のマス
タクロック遅延部104i(1≦i≦N)の段数と同数
の第2の遅延マスタクロックを発生する第2のマスタク
ロック遅延部105i(1≦i≦N)と、マスタクロッ
ク発生部103および少なくとも1つの第1のマスタク
ロック遅延部104i(1≦i≦N)の最終段遅延部1
04Nを除く遅延部104i(1≦i≦N−1)によっ
て発生されたマスタクロックの立ち上がりエッジを検出
する少なくとも1つの進み基準エッジ検出部106i
(1≦i≦N)と、第1のマスタクロック遅延部104
i(1≦i≦N)の最終段遅延部104Nで発生された
N段遅延マスタクロックの立ち上がりエッジを検出する
基準エッジ検出部107と、第2のマスタクロック遅延
部105i(1≦i≦N)で発生された少なくとも1つ
の第2の遅延マスタクロックの立ち上がりエッジを検出
する少なくとも1つの遅れ基準エッジ検出部108i
(1≦i≦N)と、エッジ検出部102で検出された2
値信号の立ち上がりおよび立ち下がりエッジと少なくと
も1つの進み基準エッジ検出部106i(1≦i≦N)
で検出された少なくとも1つのマスタクロックの立ち上
がりエッジとの間の位相差を検出する少なくとも1つの
進み位相差検出部109i(1≦i≦N)と、エッジ検
出部102で検出された2値信号の立ち上がりおよび立
ち下がりエッジと基準エッジ検出部107で検出された
N段遅延マスタクロックの立ち上がりエッジとの間の位
相差を検出する位相差検出部110と、エッジ検出部1
02で検出された2値信号の立ち上がりおよび立ち下が
りエッジと少なくとも1つの遅れ基準エッジ検出部10
8i(1≦i≦N)で検出された第2の遅延マスタクロ
ックの立ち上がりエッジとの間の位相差を検出する少な
くとも1つの遅れ位相差検出部111i(1≦i≦N)
と、少なくとも1つの進み位相差検出部109i(1≦
i≦N)で検出された進み位相差を所定遅延時間の2N
倍の時間遅延させる少なくとも1つの進み位相差補正部
112i(1≦i≦N)と、位相差検出部110で検出
された進み位相差を所定遅延時間の2N倍の時間遅延さ
せる位相差補正部113と、少なくとも1つの遅れ位相
差検出部111i(1≦i≦N)で検出された遅れ位相
差を所定遅延時間の2N倍の時間遅延させる少なくとも
1つの遅れ位相差補正部114i(1≦i≦N)と、入
力信号の予め定めた信号長のパターンが入力信号のゼロ
クロス点が第1のマスタクロック遅延部104i(1≦
i≦N)の最終段遅延部104Nで発生されたN段遅延
マスタクロックを基準として位相進み遅れなしN段階の
位相進みあるいはN段階の位相遅れの(2N+1)種類
のパターンの何れであるかを判定するパターン検出部1
15と、第1のマスタクロック遅延部104i(1≦i
≦N)の最終段遅延部104Nで発生されたN段遅延マ
スタクロックに基づいて入力信号が予め定めた特定パタ
ーンであることを検出する特定パターン検出部1171
と、特定パターン検出部1171によって特定パターン
であることが検出された時に特定パターンに対応したゼ
ロクロス信号を発生するゼロクロス信号発生部1181
と、エッジ検出部102で検出された2値信号の立ち上
がりおよび立ち下がりエッジとゼロクロス信号発生部1
181から発生されたゼロクロス信号との間の位相差を
検出する特定パターン位相差検出部1191と、特定パ
ターン検出部1171によって特定パターンであること
が検出された時に特定パターン位相差検出部1191に
よって検出された位相差を特定パターン検出部1171
によって特定パターンでないことが検出された時にパタ
ーン検出部115で判定されたパターン種類に応じて少
なくとも1つの進み位相差補正部112i(1≦i≦
N)位相補正部113および少なくとも1つの遅れ位相
差補正部114i(1≦i≦N)によって補正された補
正位相差の中の1つをマスタクロック発生部103に対
する周波数制御信号として選択する位相差選択部116
1と、から構成される。
【0016】第5の発明にかかるタイミング再生回路
は、入力信号を2値信号に変換するコンパレータ101
と、コンパレータ101によって変換された2値信号の
立ち上がりおよび立ち下がりエッジを検出するエッジ検
出部102と、発生周波数を制御することの可能なマス
タクロック発生部103と、マスタクロック発生部10
3によって発生されたマスタクロックの立ち上がりエッ
ジを検出する基準エッジ検出部107と、エッジ検出部
102で検出された2値信号の立ち上がりおよび立ち下
がりエッジと基準エッジ検出部107で検出されたマス
タクロックの立ち上がりエッジとの間の位相差を検出す
る位相差検出部110と、入力信号の予め定めた信号長
のパターンが入力信号のゼロクロス点がマスタクロック
発生部103によって発生されたマスタクロックを基準
として位相進み遅れなしまたは位相進みもしくは位相遅
れを生じるパターンの何れであるかを判定するパターン
検出部115と、マスタクロック発生部103で発生さ
れたクロックパルスに基づいて入力信号が予め定めた特
定パターンであることを検出する特定パターン検出部1
17と、特定パターン検出部117によって特定パター
ンであることが検出された時に特定パターンに対応した
ゼロクロス信号を発生するゼロクロス信号発生部118
と、エッジ検出部102で検出された2値信号の立ち上
がりおよび立ち下がりエッジとゼロクロス信号発生部1
18から発生されたゼロクロス信号との間の位相差を検
出しこの位相差をマスタクロック発生部103に対する
周波数制御信号とする特定パターン位相差検出部119
と、特定パターン検出部117によって特定パターンで
あることが検出された時に特定パターン位相差検出部1
19によって検出される特定パターン位相差をマスタク
ロック発生部103に対する周波数制御信号とし特定パ
ターン検出部117によって特定パターンでないことが
検出された時にパターン検出部115で位相進み遅れな
しと判定された場合には位相差検出部110によって検
出された補正位相差をマスタクロック発生部103に対
する周波数制御信号とし位相進みもしくは位相遅れを生
じると判定された場合にはマスタクロック発生部103
に対する周波数制御を中止する位相差選択部1162
と、から構成される。
【0017】
【作用】第1の発明にかかるタイミング再生回路にあっ
ては、基準エッジ、この基準エッジを基準とするN段位
相進みエッジおよびN段位相遅れエッジと入力信号の立
ち上がりあるいは立ち下がりエッジとの位相差を検出
し、入力信号の中から切り出された予め定められたビッ
ト長のパターンに応じて選択した位相差によってマスタ
クロックの発生周波数を制御することにより、パターン
ジッタの発生を抑制する。第2の発明にかかるタイミン
グ再生回路にあっては、基準エッジと入力信号の立ち上
がりあるいは立ち下がりエッジとの位相差を検出し、入
力信号の中から切り出された予め定められたビット長の
パターンのうち位相進みおよび位相遅れを生じないパタ
ーンが検出された時にのみ、検出された位相差によって
マスタクロックの発生周波数を制御することにより、パ
ターンジッタの発生を抑制する。
【0018】第3の発明にかかるタイミング再生回路に
あっては、入力信号から既知の特定パターンが検出され
た時にこの既知の特定パターンのゼロクロス点と入力信
号の立ち上がりあるいは立ち下がりエッジとの位相差に
よってマスタクロックの発生周波数を制御することによ
り、パターンジッタの発生を抑制する。第4の発明にか
かるタイミング再生回路にあっては、入力信号から既知
の特定パターンが検出された時にこの既知の特定パター
ンのゼロクロス点と入力信号の立ち上がりあるいは立ち
下がりエッジとの位相差によってマスタクロックの発生
周波数を制御することにより、そうでない時に基準エッ
ジ、この基準エッジを基準とするN段位相進みエッジお
よびN段位相遅れエッジと入力信号の立ち上がりあるい
は立ち下がりエッジとの位相差を検出し、入力信号の中
から切り出された予め定められたビット長のパターンに
応じて選択した位相差によってマスタクロックの発生周
波数を制御することにより、パターンジッタの発生を抑
制する。
【0019】第5の発明にかかるタイミング再生回路に
あっては、入力信号から既知の特定パターンが検出され
た時にこの既知の特定パターンのゼロクロス点と入力信
号の立ち上がりあるいは立ち下がりエッジとの位相差に
よってマスタクロックの発生周波数を制御することによ
り、そうでない時に基準エッジと入力信号の立ち上がり
あるいは立ち下がりエッジとの位相差を検出し、入力信
号の中から切り出された予め定められたビット長のパタ
ーンのうち位相進みおよび位相遅れを生じないパターン
が検出された時にのみ検出された位相差によってマスタ
クロックの発生周波数を制御することにより、パターン
ジッタの発生を抑制する。
【0020】
【実施例】図6から図9は第1の発明にかかるタイミン
グ再生回路の実施例の構成図であって、N=1即ち位相
進および位相遅れをそれぞれ1段、入力信号の切り出し
長さを4ビットとした場合を示す。入力信号INは図示
しない周知のコンパレータ回路によって2値化されてい
るものとし、コンパレータ101に相当する回路は図示
されていない。
【0021】入力信号の立ち上がり立ち下がりエッジ
は、立ち上がり立ち下がりエッジ検出回路602で検出
されるが、この立ち上がり立ち下がりエッジ検出回路6
02は2つのDフリップフロップ(以下D−FFと記
す。)6021および6022、2つのアンドゲート6
023および6024、1つのオアゲート6025で構
成されている。即ち立ち上がり立ち下がりエッジ検出回
路602は立ち上がり立ち下がりエッジ検出部102に
相当する。
【0022】入力信号の立ち上がり立ち下がりエッジ
は、3つのD−FF6091、610および6111で
構成される位相差検出回路に送られる。即ちD−FF6
091においては、位相進み基準エッジ信号BTR−と
入力信号の位相差が検出され、入力信号の位相が進んで
いれば“1”が、入力信号の位相が遅れていれば“0”
がセットされる。
【0023】同様にD−FF610においては基準エッ
ジ信号BTRと入力信号の位相差が、D−FF6111
においては遅れ基準エッジ信号BTR+と入力信号の位
相差が、検出されその結果がセットされる。即ちD−F
F6091、610および6111はそれぞれ位相差検
出部1091、110および1111に相当する。
【0024】なおフリップフロップ621はゼロクロス
点が検出されると“1”にセットされ、縦続接続された
D−FF622、623はゼロクロス点検出信号ZE0
を2クロック分遅延させた信号ZEを生成するための回
路である。位相差の検出結果はタイミングを一致させる
ために、それぞれ2段縱続接続されたD−FF6121
aおよび6121b、613aおよび613b、614
1aおよび6141bによって2クロック分遅延され、
それぞれ位相差進み信号DECF、位相差零信号DEC
0および位相差遅れ信号DECBを出力する。
【0025】即ち2段縱続接続されたD−FF6121
aおよび6121b、613aおよび613b、614
1aおよび6141bはそれぞれ進み位相差補正部11
21、位相差補正部113、遅れ位相差補正部114に
相当する。2値化された入力信号INはパターン検出回
路615にも送られるが、このパターン検出回路615
は4段縱続接続されたD−FF6150、6151、6
152および6153、4つのアンドゲート6154、
6155、6166および6157、2つのオアゲート
6158および6159から構成される。
【0026】即ち4段縱続接続されたD−FF615
0、6151、6152および6153には入力信号の
連続する4ビットのパターンがラッチされる。そしてア
ンドゲート6154は連続する4ビットのパターンが
“0010”であれば“1”を出力する。同様にアンド
ゲート6155は連続する4ビットのパターンが“11
01”であれば、アンドゲート6156は連続する4ビ
ットのパターンが“0100”であれば、アンドゲート
6157は連続する4ビットのパターンが“1011”
であればそれぞれ“1”を出力する。
【0027】アンドゲート6154と6155の出力の
少なくとも一方が“1”であれば、ゼロクロス点は位相
遅れを生じるものとしてオアゲート6158の出力BA
CKを“1”とする。一方アンドゲート6156と61
57の出力の少なくとも一方が“1”であれば、ゼロク
ロス点は位相進みを生じるものとしてオアゲート615
9の出力FORを“1”とする。
【0028】即ちパターン検出回路615はパターン検
出部115に相当する。オアゲート6158の出力BA
CKおよびオアゲート6159の出力FORによって位
相差選択回路616が制御されるが、位相差選択回路6
16は5つのアンドゲート6161、6162、616
3、6164および6166と1つのオアゲート616
5によって構成され、位相差選択部116に相当する。
【0029】即ち入力信号が位相進みを生じるパターン
である場合にはオアゲート6165から位相進み信号D
ECFが、入力信号が位相差を生じないパターンである
場合にはオアゲート6165から位相差零信号DEC0
が、そして入力信号が位相遅れを生じるパターンである
場合にはオアゲート6165から位相遅れ信号DECB
がランダムウォークフィルタ6031に送られる。
【0030】さらに2クロック分遅延したゼロクロス信
号ZEが同期信号SYMENに同期してランダムウォー
クフィルタ6031に送られる。ランダムウォークフィ
ルタ6031はアップダウンカウンタ6031a、上限
コンパレータ6031bおよび下限コンパレータ603
1cから構成される。即ち位相進み信号DECF、位相
差零信号DEC0および位相遅れ信号DECBがアップ
ダウンカウンタ6031aでカウントされ、このカウン
ト値が設定スイッチ6031dで設定される上下限値に
到達すれば上限コンパレータ6031bあるいは下限コ
ンパレータ6031cからマスタクロック挿入信号IN
Sあるいはマスタクロック削除信号DELが出力され
る。
【0031】なおマスタクロック挿入信号INSあるい
はマスタクロック削除信号DELが出力されれば、その
時点でアップダウンカウンタ6031aはリセットされ
る。図示しないマスタクロック発振器から発振された所
定周波数のマスタクロックMCLKは2段縦続接続され
たカウンタ6032および6033によって分周される
が、中間でクロック挿入削除回路6034によってクロ
ックの挿入削除が行われる。
【0032】即ちクロック挿入削除回路6034は4つ
のアンドゲート6034a、6034b、6034cお
よび6034dと2つのJ−FF6034eおよび60
34fから構成される。即ちランダムウォークフィルタ
6031からマスタクロック挿入信号INSが出力され
るとクロック挿入削除回路6034はクロックパルスを
1つ挿入する。逆にマスタクロック削除信号DELが出
力されると、クロックパルスを1つ削除を行い、再生タ
イミング信号の周期を調整する。
【0033】以上図示しないマスタクロック発振器、ラ
ンダムウォークフィルタ6031、分周回路6032と
6033、およびクロック挿入削除回路6034はマス
タクロック発生部103に相当する。後段のカウンタ6
033の出力は進み基準エッジ信号BTR−として使用
されるとともに、2段縦続接続されたJ−FF6041
および6051によって2クロック分遅延される。
【0034】そしてJ−FF6041は第1のマスタク
ロック遅延部104に、J−FF6042は第2のマス
タクロック遅延部105に相当する。なおJ−FF60
41の出力は再生タイミング信号として使用される。図
10および図11は第1の発明にかかるタシミング再生
回路の動作タイミング図である。
【0035】本実施例においてはマスタクロックを1/
16に分周しているため、1パルスの挿入削除によって
マスタクロック1周期の6.25%を調整できることと
なる。なお周波数帯域制限のためのロールオフフィルタ
のロールオフ率αを0.5とした場合には前述した連続
する4ビットのパターンで発生するゼロクロス点の位相
進みあるいは位相遅れはマスタクロック1周期の約8.
75%である。
【0036】なお上記実施例においてはマスタクロック
を遅延させる第1および第2の遅延部をそれぞれ1段づ
つとしたが、複数段づつ遅延させるとともに分周率をさ
らに小さくして補正を細かくすることも可能である。第
1の発明にかかるタイミング再生回路は、入力信号のな
かからゼロクロス点の位相進み、位相遅れおよび位相差
なしの3種類のパターンを検出しそれぞれに対応してマ
スタクロックの周期を制御しているが、第2の発明にか
かるタイミング再生回路においては位相差なしのパター
ンが検出された場合にのみランダムウォークフィルタに
位相差信号を出力してマスタクロックの周期を制御する
ことにより回路を簡略化することが可能となる。
【0037】また例えばいわゆるタイミングの引込みを
行うために送信側から予め定められた特定のパターンが
連続して送信されるが、この特定のパターンに対しては
ゼロクロス点を予め評価することが可能である。従って
第3の発明にかかるタイミング再生回路においては、例
えば同期信号のように予めパターンの定まっている信号
が送られている時にこのパターンに対して予め評価され
たゼロクロス点を基準に位相差を検出しマスタクロック
の周期を制御する。
【0038】即ち第3の発明にかかるタイミング再生回
路においては、特定パターンを受信している間しかマス
タクロックの周期制御がおこなわれないものの、ゼロク
ロス点を予め評価することが可能であるため正確に制御
することが可能となる。なお第3の発明にかかるタイミ
ング再生回路は前述の第1あるいは第2の発明にかかる
タイミング再生回路と組み合わせて使用することも可能
である。
【0039】
【発明の効果】第1の発明にかかるタイミング再生回路
によれば、入力信号を常時クロス点の位相が進むパター
ン、遅れるパターンおよび位相進み遅れの生じないのパ
ターンに区分し、パターン種類に応じてランダムウォー
クフィルタに印加される位相差信号を調節しマスタクロ
ックの周波数を常時制御することより、ランダムウォー
クフィルタの上下限値Nを小に設定した場合でもパター
ンジッタの発生を抑制することが可能となる。またラン
ダムウォークフィルタの上下限値Nを小とすることによ
り引込み完了までの時間を短くすることが可能である。
【0040】第2の発明にかかるタイミング再生回路に
よれば、入力信号を常時クロス点の位相が進むパター
ン、遅れるパターンおよび位相進み遅れの生じないのパ
ターンに区分し、位相進み遅れの生じないパターンを検
出した時にのみマスタクロックの周波数を制御すること
より簡易な回路によってパターンジッタの発生を抑制し
かつ引込み完了までに時間を短くすることが可能とな
る。
【0041】第3の発明にかかるタイミング再生回路に
よれば、例えば同期用信号である予め定めた特定パター
ンの信号を受信した時に特定パターンに対応して予め評
価されたゼロクロス点と入力信号との位相差に応じてマ
スタクロックの周波数を制御することよりパターンジッ
タの発生を抑制しかつ引込み完了までに時間を短くする
ことが可能となる。
【0042】第4の発明にかかるタイミング再生回路に
よれば、第1の発明と第3の発明とを組み合わせること
により、特定パターンを受信した時だけでなく特定パタ
ーン以外のパターンの受信時にも入力信号のパターンに
応じてマスタクロックの周波数を常時制御することより
パターンジッタの発生を抑制しかつ引込み完了までに時
間を短くするすることが可能となる。
【0043】第5の発明にかかるタイミング再生回路に
よれば、第2の発明と第3の発明とを組み合わせること
により、特定パターンを受信した時だけでなく特定パタ
ーン以外のパターンの受信時に位相進み遅れの生じない
パターンを検出した時にのみマスタクロックの周波数を
制御することより簡易な回路によってパターンジッタの
発生を抑制しかつ引込み完了までに時間を短くするする
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は第1の発明にかかるタイミング再生回路
の基本構成図である。
【図2】図2は第2の発明にかかるタイミング再生回路
の基本構成図である。
【図3】図3は第3の発明にかかるタイミング再生回路
の基本構成図である。
【図4】図4は第4の発明にかかるタイミング再生回路
の基本構成図である。
【図5】図5は第5の発明にかかるタイミング再生回路
の基本構成図である。
【図6】図6は第1の発明にかかるタイミング再生回路
の実施例の回路図(1/4)である。
【図7】図7は第1の発明にかかるタイミング再生回路
の実施例の回路図(2/4)である。
【図8】図8は第1の発明にかかるタイミング再生回路
の実施例の回路図(3/4)である。
【図9】図9は第1の発明にかかるタイミング再生回路
の実施例の回路図(4/4)である。
【図10】図10は第1の発明にかかるタイミング再生
回路の動作タイミング図(1/2)である。
【図11】図11は第1の発明にかかるタイミング再生
回路の動作タイミング図(2/2)である。
【図12】図12は従来から使用されているタイミング
再生回路である。
【図13】図13は4ビット分の信号波形図である。
【符号の説明】
101…コンパレータ 102…立ち上がり立ち下がりエッジ検出部 103…マスタクロック発生部 104i(1≦i≦N)…第1の遅延部 105i(1≦i≦N)…第2の遅延部 106i(1≦i≦N)…進み基準エッジ検出部 107…基準エッジ検出部 108i(1≦i≦N)…遅れ基準エッジ検出部 109i(1≦i≦N)…進み位相差検出部 110…位相差検出部 111i(1≦i≦N)…遅れ位相差検出部 112i(1≦i≦N)…進み位相差補正部 113…位相差補正部 114i(1≦i≦N)…遅れ位相差補正部 115…パターン検出部 116、1161…位相差選択部 117、1171…特定パターン検出部 118、1181…ゼロクロス信号発生部 119、1191…特定パターン位相差検出部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を2値信号に変換するコンパレ
    ータ(101)と、 該コンパレータ(101)によって変換された2値信号
    の立ち上がりおよび立ち下がりエッジを検出するエッジ
    検出部(102)と、 発生周波数を制御することの可能なマスタクロック発生
    部(103)と、 該マスタクロック発生部(103)で発生されたマスタ
    クロックを予め定めた所定遅延時間づつ遅延した少なく
    とも1つの第1の遅延マスタクロックを発生する少なく
    とも1つの第1のマスタクロック遅延部(104i)
    (1≦i≦N)と、 該少なくとも1つの第1のマスタクロック遅延部(10
    4i)の最終段遅延部(104N)によって発生された
    N段遅延マスタクロックをさらに所定遅延時間づつ遅延
    した第1のマスタクロック遅延部(104i)(1≦i
    ≦N)の段数と同数の第2の遅延マスタクロックを発生
    する第2のマスタクロック遅延部(105i)(1≦i
    ≦N)と、 前記マスタクロック発生部(103)および前記少なく
    とも1つの第1のマスタクロック遅延部(104i)
    (1≦i≦N)の最終段遅延部(104N)を除く遅延
    部(104i)(1≦i≦N−1)によって発生された
    マスタクロックの立ち上がりエッジを検出する少なくと
    も1つの進み基準エッジ検出部(106i)(1≦i≦
    N)と、 前記第1のマスタクロック遅延部(104i)(1≦i
    ≦N)の最終段遅延部(104N)で発生されたN段遅
    延マスタクロックの立ち上がりエッジを検出する基準エ
    ッジ検出部(107)と、 前記第2のマスタクロック遅延部(105i)(1≦i
    ≦N)で発生された少なくとも1つの第2の遅延マスタ
    クロックの立ち上がりエッジを検出する少なくとも1つ
    の遅れ基準エッジ検出部(108i)(1≦i≦N)
    と、 前記エッジ検出部(102)で検出された2値信号の立
    ち上がりおよび立ち下がりエッジと前記少なくとも1つ
    の進み基準エッジ検出部(106i)(1≦i≦N)で
    検出された少なくとも1つのマスタクロックの立ち上が
    りエッジとの間の位相差を検出する少なくとも1つの進
    み位相差検出部(109i)(1≦i≦N)と、 前記エッジ検出部(102)で検出された2値信号の立
    ち上がりおよび立ち下がりエッジと前記基準エッジ検出
    部(107)で検出されたN段遅延マスタクロックの立
    ち上がりエッジとの間の位相差を検出する位相差検出部
    (110)と、 前記エッジ検出部(102)で検出された2値信号の立
    ち上がりおよび立ち下がりエッジと前記少なくとも1つ
    の遅れ基準エッジ検出部(108i)(1≦i≦N)で
    検出された第2の遅延マスタクロックの立ち上がりエッ
    ジとの間の位相差を検出する少なくとも1つの遅れ位相
    差検出部(111i)(1≦i≦N)と、 前記少なくとも1つの進み位相差検出部(109i)
    (1≦i≦N)で検出された進み位相差を所定遅延時間
    の2N倍の時間遅延させる少なくとも1つの進み位相差
    補正部(112i)(1≦i≦N)と、 前記位相差検出部(110)で検出された進み位相差を
    所定遅延時間の2N倍の時間遅延させる位相差補正部
    (113)と、 前記少なくとも1つの遅れ位相差検出部(111i)
    (1≦i≦N)で検出された遅れ位相差を所定遅延時間
    の2N倍の時間遅延させる少なくとも1つの遅れ位相差
    補正部(114i)(1≦i≦N)と、 入力信号の予め定めた信号長のパターンが、入力信号の
    ゼロクロス点が前記第1のマスタクロック遅延部(10
    4i)(1≦i≦N)の最終段遅延部(104N)で発
    生されたN段遅延マスタクロックを基準として位相進み
    遅れなし、N段階の位相進みあるいはN段階の位相遅れ
    の(2N+1)種類のパターンの何れであるかを判定す
    るパターン検出部(115)と、 該パターン検出部(115)で判定されたパターン種類
    に応じて前記少なくとも1つの進み位相差補正部(11
    2i)(1≦i≦N)、前記位相補正部(113)およ
    び前記少なくとも1つの遅れ位相差補正部(114i)
    (1≦i≦N)によって補正された補正位相差の中の1
    つを前記マスタクロック発生部(103)に対する周波
    数制御信号として選択する位相差選択部(116)と、
    から構成されるタイミング再生回路。
  2. 【請求項2】 入力信号を2値信号に変換するコンパレ
    ータ(101)と、 該コンパレータ(101)によって変換された2値信号
    の立ち上がりおよび立ち下がりエッジを検出するエッジ
    検出部(102)と、 発生周波数を制御することの可能なマスタクロック発生
    部(103)と、 該マスタクロック発生部(103)によって発生された
    マスタクロックの立ち上がりエッジを検出する基準エッ
    ジ検出部(107)と、 前記エッジ検出部(102)で検出された2値信号の立
    ち上がりおよび立ち下がりエッジと前記基準エッジ検出
    部(107)で検出されたマスタクロックの立ち上がり
    エッジとの間の位相差を検出する位相差検出部(11
    0)と、 入力信号の予め定めた信号長のパターンが、入力信号の
    ゼロクロス点が前記マスタクロック発生部(103)に
    よって発生されたマスタクロックを基準として位相進み
    遅れなしまたは位相進みもしくは位相遅れを生じるパタ
    ーンの何れであるかを判定するパターン検出部(11
    5)と、 該パターン検出部(115)で位相進み遅れなしと判定
    された場合には前記位相差検出部(110)によって検
    出された補正位相差を前記マスタクロック発生部(10
    3)に対する周波数制御信号とし、位相進みもしくは位
    相遅れを生じると判定された場合には前記マスタクロッ
    ク発生部(103)に対する周波数制御を中止する位相
    差選択部(116)と、から構成されるタイミング再生
    回路。
  3. 【請求項3】 入力信号を2値信号に変換するコンパレ
    ータ(101)と、 該コンパレータ(101)によって変換された2値信号
    の立ち上がりおよび立ち下がりエッジを検出するエッジ
    検出部(102)と、 発生周波数を制御することの可能なマスタクロック発生
    部(103)と、 該マスタクロック発生部(103)で発生されたクロッ
    クパルスに基づいて入力信号が予め定めた特定パターン
    であることを検出する特定パターン検出部(117)
    と、 該特定パターン検出部(117)によって特定パターン
    であることが検出された時に特定パターンに対応したゼ
    ロクロス信号を発生するゼロクロス信号発生部(11
    8)と、 前記エッジ検出部(102)で検出された2値信号の立
    ち上がりおよび立ち下がりエッジと前記ゼロクロス信号
    発生部(118)から発生されたゼロクロス信号との間
    の位相差を検出し、この位相差を前記マスタクロック発
    生部(103)に対する周波数制御信号とする特定パタ
    ーン位相差検出部(119)と、から構成されるタイミ
    ング再生回路。
  4. 【請求項4】 入力信号を2値信号に変換するコンパレ
    ータ(101)と、 該コンパレータ(101)によって変換された2値信号
    の立ち上がりおよび立ち下がりエッジを検出するエッジ
    検出部(102)と、 発生周波数を制御することの可能なマスタクロック発生
    部(103)と、 該マスタクロック発生部(103)で発生されたマスタ
    クロックを予め定めた所定遅延時間づつ遅延した少なく
    とも1つの第1の遅延マスタクロックを発生する少なく
    とも1つの第1のマスタクロック遅延部(104i)
    (1≦i≦N)と、 該少なくとも1つの第1のマスタクロック遅延部(10
    4i)(1≦i≦N)の最終段遅延部(104N)によ
    って発生されたN段遅延マスタクロックをさらに所定遅
    延時間づつ遅延した第1のマスタクロック遅延部(10
    4i)(1≦i≦N)の段数と同数の第2の遅延マスタ
    クロックを発生する第2のマスタクロック遅延部(10
    5i)(1≦i≦N)と、 前記マスタクロック発生部(103)および前記少なく
    とも1つの第1のマスタクロック遅延部(104i)
    (1≦i≦N)の最終段遅延部(104N)を除く遅延
    部(104i)(1≦i≦N−1)によって発生された
    マスタクロックの立ち上がりエッジを検出する少なくと
    も1つの進み基準エッジ検出部(106i)(1≦i≦
    N)と、 前記第1のマスタクロック遅延部(104i)(1≦i
    ≦N)の最終段遅延部(104N)で発生されたN段遅
    延マスタクロックの立ち上がりエッジを検出する基準エ
    ッジ検出部(107)と、 前記第2のマスタクロック遅延部(105i)(1≦i
    ≦N)で発生された少なくとも1つの第2の遅延マスタ
    クロックの立ち上がりエッジを検出する少なくとも1つ
    の遅れ基準エッジ検出部(108i)(1≦i≦N)
    と、 前記エッジ検出部(102)で検出された2値信号の立
    ち上がりおよび立ち下がりエッジと前記少なくとも1つ
    の進み基準エッジ検出部(106i)(1≦i≦N)で
    検出された少なくとも1つのマスタクロックの立ち上が
    りエッジとの間の位相差を検出する少なくとも1つの進
    み位相差検出部(109i)(1≦i≦N)と、 前記エッジ検出部(102)で検出された2値信号の立
    ち上がりおよび立ち下がりエッジと前記基準エッジ検出
    部(107)で検出されたN段遅延マスタクロックの立
    ち上がりエッジとの間の位相差を検出する位相差検出部
    (110)と、 前記エッジ検出部(102)で検出された2値信号の立
    ち上がりおよび立ち下がりエッジと前記少なくとも1つ
    の遅れ基準エッジ検出部(108i)(1≦i≦N)で
    検出された第2の遅延マスタクロックの立ち上がりエッ
    ジとの間の位相差を検出する少なくとも1つの遅れ位相
    差検出部(111i)(1≦i≦N)と、 前記少なくとも1つの進み位相差検出部(109i)
    (1≦i≦N)で検出された進み位相差を所定遅延時間
    の2N倍の時間遅延させる少なくとも1つの進み位相差
    補正部(112i)(1≦i≦N)と、 前記位相差検出部(110)で検出された進み位相差を
    所定遅延時間の2N倍の時間遅延させる位相差補正部
    (113)と、 前記少なくとも1つの遅れ位相差検出部(111i)
    (1≦i≦N)で検出された遅れ位相差を所定遅延時間
    の2N倍の時間遅延させる少なくとも1つの遅れ位相差
    補正部(114i)(1≦i≦N)と、 入力信号の予め定めた信号長のパターンが、入力信号の
    ゼロクロス点が前記第1のマスタクロック遅延部(10
    4i)(1≦i≦N)の最終段遅延部(104N)で発
    生されたN段遅延マスタクロックを基準として位相進み
    遅れなし、N段階の位相進みあるいはN段階の位相遅れ
    の(2N+1)種類のパターンの何れであるかを判定す
    るパターン検出部(115)と、 前記第1のマスタクロック遅延部(104i)(1≦i
    ≦N)の最終段遅延部(104N)で発生されたN段遅
    延マスタクロックに基づいて入力信号が予め定めた特定
    パターンであることを検出する特定パターン検出部(1
    171)と、 該特定パターン検出部(1171)によって特定パター
    ンであることが検出された時に特定パターンに対応した
    ゼロクロス信号を発生するゼロクロス信号発生部(11
    81)と、 前記エッジ検出部(102)で検出された2値信号の立
    ち上がりおよび立ち下がりエッジと前記ゼロクロス信号
    発生部(1181)から発生されたゼロクロス信号との
    間の位相差を検出する特定パターン位相差検出部(11
    91)と、 前記特定パターン検出部(1171)によって特定パタ
    ーンであることが検出された時に前記特定パターン位相
    差検出部(1191)によって検出された位相差を、前
    記特定パターン検出部(1171)によって特定パター
    ンでないことが検出された時に前記パターン検出部(1
    15)で判定されたパターン種類に応じて前記少なくと
    も1つの進み位相差補正部(112i)(1≦i≦
    N)、前記位相補正部(113)および前記少なくとも
    1つの遅れ位相差補正部(114i)(1≦i≦N)に
    よって補正された補正位相差の中の1つを、前記マスタ
    クロック発生部(103)に対する周波数制御信号とし
    て選択する位相差選択部(1161)と、から構成され
    るタイミング再生回路。
  5. 【請求項5】 入力信号を2値信号に変換するコンパレ
    ータ(101)と、 該コンパレータ(101)によって変換された2値信号
    の立ち上がりおよび立ち下がりエッジを検出するエッジ
    検出部(102)と、 発生周波数を制御することの可能なマスタクロック発生
    部(103)と、 該マスタクロック発生部(103)によって発生された
    マスタクロックの立ち上がりエッジを検出する基準エッ
    ジ検出部(107)と、 前記エッジ検出部(102)で検出された2値信号の立
    ち上がりおよび立ち下がりエッジと前記基準エッジ検出
    部(107)で検出されたマスタクロックの立ち上がり
    エッジとの間の位相差を検出する位相差検出部(11
    0)と、 入力信号の予め定めた信号長のパターンが、入力信号の
    ゼロクロス点が前記マスタクロック発生部(103)に
    よって発生されたマスタクロックを基準として位相進み
    遅れなしまたは位相進みもしくは位相遅れを生じるパタ
    ーンの何れであるかを判定するパターン検出部(11
    5)と、 前記マスタクロック発生部(103)で発生されたクロ
    ックパルスに基づいて入力信号が予め定めた特定パター
    ンであることを検出する特定パターン検出部(117)
    と、 該特定パターン検出部(117)によって特定パターン
    であることが検出された時に特定パターンに対応したゼ
    ロクロス信号を発生するゼロクロス信号発生部(11
    8)と、 前記エッジ検出部(102)で検出された2値信号の立
    ち上がりおよび立ち下がりエッジと前記ゼロクロス信号
    発生部(118)から発生されたゼロクロス信号との間
    の位相差を検出し、この位相差を前記マスタクロック発
    生部(103)に対する周波数制御信号とする特定パタ
    ーン位相差検出部(119)と、 前記特定パターン検出部(117)によって特定パター
    ンであることが検出された時に前記特定パターン位相差
    検出部(119)によって検出される特定パターン位相
    差を前記マスタクロック発生部(103)に対する周波
    数制御信号とし、前記特定パターン検出部(117)に
    よって特定パターンでないことが検出された時に前記パ
    ターン検出部(115)で位相進み遅れなしと判定され
    た場合には前記位相差検出部(110)によって検出さ
    れた補正位相差を前記マスタクロック発生部(103)
    に対する周波数制御信号とし、位相進みもしくは位相遅
    れを生じると判定された場合には前記マスタクロック発
    生部(103)に対する周波数制御を中止する位相差選
    択部(1162)と、から構成されるタイミング再生回
    路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100595837B1 (ko) * 1999-10-04 2006-07-05 에스케이 텔레콤주식회사 통신시스템에서 입력신호의 위상 검출 장치
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JPWO2021176629A1 (ja) * 2020-03-05 2021-09-10

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