JPH0884061A - 集積回路の雑音低減回路および雑音低減法 - Google Patents

集積回路の雑音低減回路および雑音低減法

Info

Publication number
JPH0884061A
JPH0884061A JP6219957A JP21995794A JPH0884061A JP H0884061 A JPH0884061 A JP H0884061A JP 6219957 A JP6219957 A JP 6219957A JP 21995794 A JP21995794 A JP 21995794A JP H0884061 A JPH0884061 A JP H0884061A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
noise
circuit
integrated circuit
signal
canceling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6219957A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiko Fukuda
恵子 福田
Toshiro Tsukada
敏郎 塚田
Tatsuji Matsuura
達治 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP6219957A priority Critical patent/JPH0884061A/ja
Publication of JPH0884061A publication Critical patent/JPH0884061A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログ/ディジタル混在集積回路におい
て、ディジタル回路の発生する雑音等、集積回路の基板
経由の雑音がアナログ回路に与える影響を低減するため
の技術を提供すること。 【構成】 雑音除去回路は、雑音検出部1,雑音相殺信
号入力部2,雑音発生回路4,雑音の影響を受ける回路
5により構成される集積回路6と、雑音相殺信号発生回
路3により構成される。雑音検出部1にて検出された雑
音の大きさから、雑音相殺信号発生回路3では、この雑
音を打ち消す信号を発生し、この信号は、雑音相殺信号
入力部2を介して集積回路の基板へ入力され、この信号
により雑音を打ち消す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集積回路の雑音低減回路
および雑音低減法に関し、特にASIC等のディジタル
回路あるいはアナログ/ディジタル混在集積回路のディ
ジタル回路の発生する雑音等、集積回路の基板経由の雑
音の与える影響を低減するための回路およびこれを用い
る雑音低減方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アナログ回路とディジタル回路を同一基
板上に作成する混在ICにおいては、クロックにより駆
動されるディジタル回路の動作に伴って発生する雑音
が、集積回路基板を経由してアナログ回路に伝達され、
その影響によりアナログ回路が誤動作を起こすという問
題がある。従来、この問題を解決するためには、雑音を
発生するディジタル回路と雑音の影響を受けやすいアナ
ログ回路との間にガードバンドを設けて、これをグラン
ドに接続することにより、雑音を抑制する方式がとられ
ている。図20(a)に、従来の構成の一例を示す。ここ
では、ガードバンドは、集積回路内外を接続するボンデ
ィングワイヤ等の持つインピーダンスを介してグランド
に接続されている。今、基板抵抗をR1、接続抵抗をR
2とすると、基板上の雑音電圧v1は、図20(b)に示
す等価回路により表わすことができ、その結果、基板上
の雑音電圧v1は、 v1=vn・R2/(R1+R2) ・・・・(1) と表わされ、元の雑音電圧vnのR2/(R1+R2)に
低減できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、ガードバ
ンドを設けて、これをグランドに接続することにより、
雑音をある程度抑制することはできるが、この技術で
は、ディジタル回路部分の規模の増大による雑音の増加
に対して、十分な雑音低減効果を得ることは困難であ
る。特に、高精度のアナログ回路をディジタル回路とオ
ンチップ化して駆動することは難しい。本発明は上記事
情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、
従来の技術における上述の如き問題を解消し、ASIC
等のディジタル回路あるいはアナログ/ディジタル混在
集積回路のディジタル回路の発生する雑音等、集積回路
の基板経由の雑音の与える影響を低減ための回路および
これを用いる雑音低減方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上述の目的は、
雑音を発生する回路と雑音の影響を受ける回路を同一基
板上に設けた集積回路において、雑音の影響を検出する
手段と、雑音の影響を打ち消すための信号を入力する手
段と雑音の影響を打ち消すための信号を発生する手段に
より構成したことを特徴とする集積回路の雑音低減回路
によって達成される。
【0005】
【作用】本発明に係る雑音低減回路の作用原理は、検出
された雑音に対し、例えば、これと反対の信号を入力
し、これらの信号を加算して雑音を打ち消すことによ
り、基板の雑音を低減することができるという点にあ
る。上述の、雑音の影響を打ち消すための信号を発生す
る手段として、例えば、負の利得を持つ増幅回路を考え
ると、本発明に係る雑音低減回路は、図21に示す如き
等価回路として表わすことができる。ここで、増幅回路
の利得を−Aとすると、雑音を検出する部分の電圧v1
および雑音の影響を打ち消すための信号の電圧v2は、
それぞれ、下記の如く表わされる。 v1=vn/{1+(1+A)・R1/R2} ・・・・(2) v2=−A・vn/{1+(1+A)・R1/R2} ・・・・(3) 増幅利得を充分大きくできれば、v1は0に、v2はv
nに近づく。すなわち、本発明に係る集積回路の雑音低
減回路においては、ディジタル回路の発生する雑音の影
響を完全に抑制できるため、高精度のアナログ回路とデ
ィジタル回路をオンチップ化した集積回路を構築するこ
とが可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係る集積
回路の雑音低減回路(以下、単に「雑音低減回路」という)
の構成図である。本実施例に示す雑音除去回路は、雑音
検出部1,雑音相殺信号入力部2,雑音発生回路4,雑
音の影響を受ける回路5により構成される集積回路6
と、雑音相殺信号発生回路3とにより構成される。ここ
で、雑音発生回路4は、ディジタルシグナルプロセッサ
等のディジタル回路により、また、雑音の影響を受ける
回路5は、A/D変換器の如き微弱なアナログ信号を扱
う回路により構成される。雑音相殺信号発生回路3で
は、雑音検出部1で検出された雑音の大きさから雑音を
打ち消す信号を発生し、この信号は、雑音相殺信号入力
部2を介して集積回路の基板へ入力される。この信号に
より雑音を打ち消す結果、雑音の影響を受ける回路5
で、高精度の計測が可能となる。
【0007】ここで、雑音相殺信号発生回路3が集積回
路6の外部に存在する場合、集積回路の内部と外部とを
接続する配線による寄生インダクタンスが存在し、この
影響を受けて雑音相殺信号を入力することが難しくなる
という場合がある。この場合に対処するための本発明の
第2の実施例を、図2に示す。本実施例に示す雑音除去
回路では、雑音相殺信号発生回路3が集積回路6上に構
築された結果、寄生インダクタンスによる入力信号の減
衰、および、周波数変化を防ぐことができる。また、外
付け部品がなくなるため、システム構成が容易になる。
次に、集積回路6上における雑音検出部1,雑音相殺信
号入力部2,雑音発生回路4,雑音の影響を受ける回路
5の配置に関して説明する。まず、図1,図2に示す如
く、雑音検出部1および雑音相殺信号入力部2は、それ
ぞれ、雑音発生回路4と雑音の影響を受ける回路5の近
傍に配置する。この際、雑音検出部1および雑音相殺信
号入力部2は、図22に示す如く、雑音発生回路4と雑
音の影響を受ける回路5に関して、図1,図2とは反対
に配置することも可能である。
【0008】更に、集積回路上の配置に関する本発明の
第3の実施例を、図3により説明する。本実施例に示す
雑音除去回路では、雑音検出部1が雑音発生回路4を囲
む形で配置され、その外側に雑音相殺信号入力部2が配
置される。これにより、雑音相殺信号入力部2の外側の
基板が安定となり、雑音の影響を受ける回路5が雑音変
動の影響を受けにくくなる。また、雑音の影響を受ける
回路を安定化するためには、図4に示す如く、雑音の影
響を受ける回路5を雑音相殺信号入力部2で囲み、その
外側に雑音検出部1を設けて雑音を低減することも可能
である。また、図5に示す如く、雑音発生回路4の周囲
に雑音検出部1aを設け、雑音の影響を受ける回路5の
周囲に雑音相殺信号入力部2bを設けることも可能であ
る。上述の各実施例は、雑音検出部および雑音相殺信号
入力部が1組のみ存在する場合の実施例であるが、更
に、雑音低減効果を得るための本発明の第4の実施例
を、図6により説明する。
【0009】本実施例に示す雑音除去回路においては、
雑音発生回路4,雑音の影響を受ける回路5に、それぞ
れ1組の雑音検出部1a,1b、雑音相殺信号入力部2
a,2b、雑音相殺信号発生回路3a,3bを設け、基
板雑音の伝達を低減する。なお、この1組の雑音低減の
ためのブロックを設けた回路を1つの回路モジュールと
して、セルベース構成の集積回路を構築することも可能
である。また、雑音が小さい場合には複数の雑音発生回
路あるいは複数の雑音の影響を受ける回路に対して1組
の雑音検出部、雑音相殺信号入力部、雑音相殺信号発生
回路を設けて、1つのブロックとすることも可能であ
る。なお、上述の第3,第4の実施例(図3〜図6)に示
した雑音検出部1,雑音相殺信号入力部2は、これらを
置換えて配置しても雑音は相殺されるため、雑音の影響
の低減が可能である。また、雑音発生回路4あるいは雑
音の影響を受ける回路5を囲んでいる雑音検出部1,雑
音相殺信号入力部2は、完全に囲んだ形でなくても、す
なわち、切り離された部分(開口部)が存在しても、雑音
低減に関して同様の効果を得ることが可能である。
【0010】更に、雑音発生回路4あるいは雑音の影響
を受ける回路5を囲んでいる雑音検出部1,雑音相殺信
号入力部2が、上述の如く、開口部を有する形状とした
場合には、これらの部分自身の形状や配置の際の自由度
が向上するばかりでなく、これを取りまく配線パターン
の配置にも制約がなくなるという利点がある。次に、本
発明に係る雑音除去回路の雑音相殺信号発生回路3の詳
細な構成に関する実施例を、図面により説明する。雑音
相殺信号発生回路3が反転増幅回路である本発明の第5
の実施例を、図7に示す。本実施例に係る雑音除去回路
においては、反転増幅回路14は、雑音検出部1の信号
を反転して雑音相殺信号入力部2へ入力する。反転増幅
回路の利得が高ければ、雑音除去能力が高く、帯域が広
ければ高周波の雑音まで除去することができる。オペア
ンプを用いた反転増幅回路14aによる雑音相殺信号発
生回路3の構成に関する本発明の第6の実施例を、図8
に示す。本実施例に示す雑音除去回路においては、オペ
アンプ13の負の信号を入力する入力端子は、入力抵抗
Rin11を介して雑音検出部1へ接続され、Rinの他端
は 帰還抵抗Rref12を介してオペアンプの出力に接続
され、出力信号は信号入力端子2に接続される。
【0011】また、オペアンプの非反転信号入力端子は
基準電圧に接続される。雑音検出信号Vinに対する雑音
相殺信号Voutは、次の式で表される。 Vout=-Vin・Rref/Rin ・・・・(4) ここで、Rref/Rinの値を調整することにより、検出さ
れた雑音に対して増幅率を持たせて、雑音を打ち消すた
めの信号を入力することができる。オペアンプを用いて
雑音の除去を行う上述の実施例では、回路を集積回路上
に構築すると規模が大きくなる場合がある。この場合に
対処するための本発明の第7の実施例を、図9に示す。
雑音相殺信号発生回路3が雑音の影響を受けにくくする
ためには、p基板ならばnウェル(n-well)上に、n基
板ならばpウェル(p-well)上に回路を構築することが
望ましい(図10参照)。本実施例では、p基板上にpチ
ャネルMOSトランジスタを構築する場合を例にとり説
明する。pチャネルMOSトランジスタの第1端子21
(入力端子)は雑音検出部1に接続され、雑音を打ち消す
ための信号は、第2端子(コレクタ)24より出力され
る。
【0012】第2端子24を、抵抗30,端子26を介
して基準電源へ接続し、第3端子22(ソース),第4端
子23(バックゲート)は、端子25を介して図示されて
いない電源へ接続することにより、反転増幅回路14b
として動作する。MOSトランジスタのサイズ,抵抗3
0の値,端子25および端子26に供給する電圧を調整
することにより、信号の大きさを調整することができ
る。また、第2端子24の出力を、容量31を介して雑
音相殺信号入力部2に供給すれば、雑音を打ち消すため
の信号として交流成分のみを選択的に与えることができ
る。上述のMOSトランジスタをp基板上に構築した例
を、図10に示す。雑音検出部1および雑音相殺信号入
力部2は、p+層により形成されるため、基板9に対し
て抵抗接続となり、雑音が直接的に伝達される。これに
対して、pチャネルMOSトランジスタはnウェル20
内に作成されているために、基板に対して容量結合とな
る。
【0013】このため、雑音が問題となる高周波におい
ては、nウェルを直流的な安定電位に固定することによ
り、雑音の影響を受けずに計測対象となる雑音検出部1
からの信号を計測することができる。なお、抵抗30の
替わりに、図11および図12に示す如く、第2のMO
Sトランジスタ19を利用して、反転増幅回路14cを
構成することも可能である。また、雑音検出部1および
雑音相殺信号入力部2は、n+層を用いて構築すること
も可能であり、この場合、基板間との間が容量結合とな
るため、交流成分のみを選択的に検出・供給することが
可能となる。上記各実施例では、単体MOSトランジス
タから成る反転増幅回路により雑音を相殺する回路を構
成することを示したが、低抵抗の基板へ電圧を供給する
駆動力が不足する場合がある。この場合に対処するため
の本発明の第8の実施例を、図13により説明する。本
実施例に示す雑音除去回路においては、pチャネルMO
Sトランジスタの第2端子24は容量を介してバッファ
アンプ13に接続され、その出力が雑音相殺信号入力部
2に接続される。
【0014】単体トランジスタの出力にバッファアンプ
13を接続することにより、安定に雑音を除去する信号
を供給するできる。ここで、バッファアンプ13は、同
一の集積回路基板上に構築しても、別チップとして構成
しても良い。上述の実施例では、電圧を検出して帰還す
る方法について示したが、電圧を検出して電流を出力す
る回路により、雑音相殺手段を構成することも可能であ
る。この方法に関する本発明の第9の実施例を、図14
により説明する。本実施例に示す雑音除去回路において
は、雑音相殺手段は電圧制御型電流出力回路15により
構成される。電流を帰還することにより、電圧駆動型の
場合と比べて駆動力を向上することができる。また、図
15に示す如く、バッファ回路16を介して電圧制御型
電流出力回路15から雑音相殺信号を供給することも可
能である。次に、トランジスタを用いた電圧制御型電流
出力回路の構成に関する本発明の第10の実施例を、図
16に示す。本実施例に示す雑音除去回路においては、
バッファ回路16は、2つのpチャネルMOSトランジ
スタにより構成される。
【0015】第1のトランジスタの第1端子28は雑音
検出部に接続され、第1のトランジスタの第2端子は基
板に対して負の電源、第2のトランジスタの第1,第3
および第4の端子は基板に対して正の電源に、端子2
6,21,25を介してそれぞれ接続される。第1のト
ランジスタの第3端子と第2のトランジスタの第2端子
は接続され、これが、電圧制御型電流出力回路15を構
成するトランジスタの第1端子に接続される。このトラ
ンジスタの第2端子が、雑音相殺信号入力部に接続され
る。次に、雑音相殺信号発生回路の位相遅れの影響を打
ち消すための本発明の第11の実施例を、図17に示
す。本実施例に示す雑音除去回路は、雑音相殺信号入力
部2,雑音相殺信号発生回路3,時間遅れ発生回路7、
雑音発生模擬回路8により構成される。
【0016】同一基板上に作成された雑音発生模擬回路
8は、雑音発生回路4と等価な動作を行う規模の小さな
回路、あるいは、雑音発生回路を構成する中で最も大き
な雑音を発生する部分で構成する。雑音発生模擬回路8
の発生する雑音は、基板を介さずグランド端子から直接
的に雑音相殺信号発生回路3に入力してもよい。雑音相
殺信号発生回路3に入力された雑音は増幅されて、雑音
相殺信号入力部2へ供給される。実際の雑音発生回路4
は、雑音発生模擬回路8の動作から時間遅れ発生回路7
で発生された時間だけ遅れて動作を開始する。本実施例
により、雑音相殺信号発生回路3と雑音発生回路4の動
作タイミングを補正し、雑音を低減することができる。
また、実際の雑音発生回路4より小規模で、しかも大き
な雑音の値を発生できるため、雑音を打ち消すために十
分に増幅された信号を、雑音相殺信号入力部2へ供給す
ることが可能となる。
【0017】更に、雑音低減回路の規模を削減するため
の本発明の第12の実施例を、図18に示す。図18に
示す実施例においては、雑音発生回路の電源34の電源
線に基板9と逆位相の雑音が発生する。そこで、交流成
分のみを検出してこれを雑音相殺信号入力部2へ入力す
れば、雑音の低減が可能である。このときの雑音相殺信
号発生回路3は、バッファアンプを用いて容易に構築で
きる。上述の実施例では、実際に発生する雑音から雑音
相殺信号を発生する場合を述べたが、雑音の形状を予測
し雑音を打ち消すことも可能である。このための本発明
の第13の実施例を、図19により説明する。本実施例
に示す雑音除去回路においては、雑音相殺信号発生回路
3は、制御回路32により与えられた制御信号に従い、
雑音を打ち消すための信号を発生する。ここで、雑音相
殺信号発生回路3は、A/D変換器,DSP,メモリ等
により構成される。雑音が周期的であれば、この雑音を
メモリ等に記憶し、雑音発生回路4の動作タイミングに
同期して雑音相殺信号を発生する。更に、回路シミュレ
ーション等により雑音パターンを求めて、雑音を除去す
る信号を発生させることも可能である。
【0018】更に、回路シミュレーション等により雑音
パターンを求めて、雑音を除去する信号を発生させるこ
とも可能である。また、ディジタル回路の発生する雑音
によるアナログ回路の動作特性の劣化を基板雑音を打ち
消す信号を基板に入力することにより低減できるため、
高精度のアナログ回路と大規模のディジタル回路を同一
基板上に作成することが可能となり、大規模混在集積回
路を作成する上で、極めて有効である。なお、基板雑音
の除去は、雑音の影響を受ける回路5が、雑音の影響を
受ける帯域のみについて行ってもよい。このためには、
雑音相殺信号発生回路3が高周波の雑音すべてを打ち消
すことができない場合においても、雑音の影響を受ける
回路の特性に応じて、帯域を設定すればよい。なお、上
記各実施例は本発明の一例を示したものであり、本発明
はこれらに限定されるべきものではないことは言うまで
もないことである。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明した如く、本発明によ
れば、ASIC等のディジタル回路あるいはアナログ/
ディジタル混在集積回路のディジタル回路の発生する雑
音等、集積回路の基板経由の雑音の与える影響を低減た
めの回路およびこれを用いる雑音低減方法を実現できる
という顕著な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明する構成図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例を説明する構成図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施例を説明する構成図(その
1)である。
【図4】本発明の第3の実施例を説明する構成図(その
2)である。
【図5】本発明の第3の実施例を説明する構成図(その
3)である。
【図6】本発明の第4の実施例を説明する構成図であ
る。
【図7】本発明の第5の実施例を説明する構成図であ
る。
【図8】本発明の第6の実施例を説明する構成図であ
る。
【図9】本発明の第7の実施例を説明する構成図であ
る。
【図10】第7の実施例の詳細を示す図(その1)であ
る。
【図11】第7の実施例の詳細を示す図(その2)であ
る。
【図12】第7の実施例の詳細を示す図(その3)であ
る。
【図13】本発明の第8の実施例を説明する構成図であ
る。
【図14】本発明の第9の実施例を説明する構成図であ
る。
【図15】本発明の第10の実施例を説明する構成図で
ある。
【図16】第10の実施例の詳細を示す図である。
【図17】本発明の第11の実施例を説明する構成図で
ある。
【図18】本発明の第12の実施例を説明する構成図で
ある。
【図19】本発明の第13の実施例を説明する構成図で
ある。
【図20】従来技術を説明するための図(その1)であ
る。
【図21】従来技術を説明するための図(その2)であ
る。
【図22】本発明の第1,第2の実施例の変形例を示す
構成図である。
【符号の説明】
1,1a,1b 雑音検出部 2,2a,2b 雑音相殺信号入力部 3,3a,3b 雑音相殺信号発生回路 4 雑音発生回路 5 雑音の影響を受ける回路 6 集積回路 7 時間遅れ発生回路 8 雑音発生模擬回路 14,14a〜14d 反転増幅回路 15 電圧制御型電流出力回路 16 バッファ回路

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路の雑音低減回路であって、基板
    上に、少なくとも1つの雑音信号の検出手段と少なくと
    も1つの前記雑音を打ち消す信号の入力手段を持つ集積
    回路と、少なくとも1つの前記雑音を打ち消す信号の発
    生手段とを有することを特徴とする集積回路の雑音低減
    回路。
  2. 【請求項2】 前記雑音を打ち消す信号の発生手段を制
    御する手段を有することを特徴とする請求項1記載の集
    積回路の雑音低減回路。
  3. 【請求項3】 前記雑音を打ち消す信号の発生手段を、
    前記集積回路と同一基板の上に設けたことを特徴とする
    請求項1または2記載の集積回路の雑音低減回路。
  4. 【請求項4】 前記雑音を打ち消す信号の発生手段を、
    前記集積回路の基板と異なる極性の拡散層に作成するこ
    とを特徴とする請求項3記載の集積回路の雑音低減回
    路。
  5. 【請求項5】 前記集積回路における少なくとも1つの
    雑音を発生する回路の近傍に、前記雑音信号の検出手段
    と前記雑音を打ち消す信号の入力手段とを配置すること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の集積回路
    の雑音低減回路。
  6. 【請求項6】 前記集積回路における少なくとも1つの
    雑音の影響を受けやすい回路の近傍に、前記雑音信号の
    検出手段と前記雑音を打ち消す信号の入力手段を配置す
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の集
    積回路の雑音低減回路。
  7. 【請求項7】 前記集積回路における少なくとも1つの
    雑音を発生する回路を前記雑音信号の検出手段で囲み、
    更に、前記雑音を打ち消す信号の入力手段で囲む形で配
    置することを特徴とする請求項5記載の集積回路の雑音
    低減回路。
  8. 【請求項8】 前記集積回路における少なくとも1つの
    雑音の影響を受けやすい回路を前記雑音を打ち消す信号
    の入力手段で囲み、更に、前記雑音信号を検出する手段
    で囲む形で配置することを特徴とする請求項6記載の集
    積回路の雑音低減回路。
  9. 【請求項9】 前記集積回路における少なくとも1つの
    雑音を発生する回路を前記雑音信号を検出する手段で囲
    み、少なくとも1つの雑音の影響を受けやすい回路を前
    記雑音を打ち消す信号を入力する手段で囲んで配置する
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の集積
    回路の雑音低減回路。
  10. 【請求項10】 前記集積回路における少なくとも1つ
    の雑音の影響を受けやすい回路を前記雑音信号の検出手
    段で囲み、更に、前記雑音を打ち消す信号の入力手段で
    囲む形で配置することを特徴とする請求項6記載の集積
    回路の雑音低減回路。
  11. 【請求項11】 前記集積回路における少なくとも1つ
    の雑音を発生する回路を前記雑音を打ち消す信号の入力
    手段で囲み、更に、前記雑音信号を検出する手段で囲む
    形で配置することを特徴とする請求項5記載の集積回路
    の雑音低減回路。
  12. 【請求項12】 前記集積回路における少なくとも1つ
    の雑音の影響を受けやすい回路を前記雑音信号を検出す
    る手段で囲み、少なくとも1つの雑音を発生する回路を
    前記雑音を打ち消す信号を入力する手段で囲んで配置す
    ることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の集
    積回路の雑音低減回路。
  13. 【請求項13】 前記雑音を打ち消す信号の入力手段
    を、前記集積回路の基板と同一極性の高濃度の拡散層に
    より作成することを特徴とする請求項1〜12のいずれ
    かに記載の集積回路の雑音低減回路。
  14. 【請求項14】 前記雑音信号の検出手段を、前記集積
    回路の基板と同一極性の高濃度の拡散層により作成する
    ことを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の集
    積回路の雑音低減回路。
  15. 【請求項15】 前記雑音を打ち消す信号の入力手段
    を、前記集積回路の基板と異なる極性の高濃度の拡散層
    により作成することを特徴とする請求項1〜14のいず
    れかに記載の集積回路の雑音低減回路。
  16. 【請求項16】 前記雑音信号の検出手段を、前記集積
    回路の基板と異なる極性の高濃度の拡散層により作成す
    ることを特徴とする請求項1〜13および請求項15の
    いずれかに記載の集積回路の雑音低減回路。
  17. 【請求項17】 前記雑音を打ち消す信号の発生手段
    を、反転増幅回路で構成することを特徴とする請求項1
    〜16のいずれかに記載の集積回路の雑音低減回路。
  18. 【請求項18】 前記反転増幅回路は、ウェル内に作成
    された前記集積回路の基板と1つの同一チャネルのトラ
    ンジスタと負荷抵抗により構成され、前記トランジスタ
    のゲート端子が前記雑音信号の検出手段に接続され、ま
    た、ソースおよびバックゲート端子が第1の電源に接続
    され、ソース端子が前記雑音を打ち消す信号の入力手段
    とバイアス抵抗の一端に接続され、前記バイアス抵抗の
    他端が第2の電源に接続されて成ることを特徴とする請
    求項17記載の集積回路の雑音低減回路。
  19. 【請求項19】 前記反転増幅回路は、ウェル上に作成
    された前記集積回路の基板と1つの同一チャネルの第1
    のトランジスタと第2のトランジスタにより構成され、
    第1のトランジスタのゲート端子が前記雑音信号の検出
    手段に接続され、第1のトランジスタのコレクタおよび
    第2のトランジスタのソースが接続されて前記雑音を打
    ち消す信号の入力手段と接続され、第1のトランジスタ
    のソース、バックゲート端子および第2のトランジスタ
    のバックゲートが第1の電源に接続され、第2のトラン
    ジスタのコレクタおよびゲートが第2の電源に接続され
    て成ることを特徴とする請求項17記載の集積回路の雑
    音低減回路。
  20. 【請求項20】 前記反転増幅回路は、ウェル上に作成
    された前記集積回路の基板と1つの同一チャネルの第1
    のトランジスタと第2のトランジスタにより構成され、
    第1のトランジスタのゲート端子が前記雑音信号の検出
    手段に接続され、第1のトランジスタのコレクタおよび
    第2のトランジスタのソースとゲートが接続されて前記
    雑音を打ち消す信号の入力手段と接続され、第1のトラ
    ンジスタのソース、バックゲート端子および第2のトラ
    ンジスタのバックゲートが第1の電源に接続され、第2
    のトランジスタのコレクタが第2の電源に接続されて成
    ることを特徴とする請求項17記載の集積回路の雑音低
    減回路。
  21. 【請求項21】 前記第1の電源および第2の電源は、
    前記集積回路の基板電位に対して逆極性の値を持つこと
    を特徴とする請求項18〜20のいずれかに記載の集積
    回路の雑音低減回路。
  22. 【請求項22】 前記反転増幅回路の出力を容量を介し
    て前記雑音を打ち消す信号の入力手段に接続することを
    特徴とする請求項18〜21のいずれかに記載の集積回
    路の雑音低減回路。
  23. 【請求項23】 前記雑音を打ち消す信号の発生手段は
    電圧制御型電流出力回路であることを特徴とする請求項
    1〜16のいずれかに記載の集積回路の雑音低減回路。
  24. 【請求項24】 前記電圧制御型電流出力回路は、ソー
    スフォロアトランジスタとトランジスタにより構成され
    る電圧制御型電流出力回路であることを特徴とする請求
    項23記載の集積回路の雑音低減回路。
  25. 【請求項25】 集積回路の雑音低減回路であって、基
    板上に、少なくとも1つの雑音を発生する回路の規模手
    段と時間遅れ発生手段、および、少なくとも1つの前記
    雑音を打ち消す信号の入力手段を持つ集積回路と、少な
    くとも1つの前記雑音を打ち消す信号の発生手段とを有
    することを特徴とする集積回路の雑音低減回路。
  26. 【請求項26】 集積回路の雑音低減回路であって、基
    板上に、少なくとも1つの電源線の雑音の検出手段と少
    なくとも1つの前記雑音を打ち消す信号の入力手段を持
    つ集積回路と、少なくとも1つの前記雑音を打ち消す信
    号の発生手段とを有することを特徴とする集積回路の雑
    音低減回路。
  27. 【請求項27】 請求項1〜26のいずれかに記載の雑
    音低減回路を用いる雑音低減方法であって、前記集積回
    路の発生する雑音を検出して、その雑音を打ち消す信号
    を前記集積回路の基板に入力することを特徴とする集積
    回路の雑音低減方法。
JP6219957A 1994-09-14 1994-09-14 集積回路の雑音低減回路および雑音低減法 Pending JPH0884061A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6219957A JPH0884061A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 集積回路の雑音低減回路および雑音低減法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6219957A JPH0884061A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 集積回路の雑音低減回路および雑音低減法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0884061A true JPH0884061A (ja) 1996-03-26

Family

ID=16743692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6219957A Pending JPH0884061A (ja) 1994-09-14 1994-09-14 集積回路の雑音低減回路および雑音低減法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0884061A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998012750A1 (fr) * 1996-09-20 1998-03-26 Hitachi, Ltd. Composant de circuit integre a semi-conducteur
WO2003003461A1 (fr) * 2001-06-27 2003-01-09 Renesas Technology Corp. Dispositif de circuit integre a semiconducteur et procede de reduction du bruit
US7068548B2 (en) 2004-05-07 2006-06-27 Fujitsu Limited Semiconductor integrated circuit with noise reduction circuit
EP1890328A1 (en) * 2005-06-06 2008-02-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit
JP2009086862A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Koyo Electronics Ind Co Ltd プログラマブルコントローラに内蔵するcpuの動作クロックおよびバス信号の処理方法
KR101528405B1 (ko) * 2013-10-30 2015-06-11 전북대학교산학협력단 잡음발생기를 이용한 입력버퍼

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998012750A1 (fr) * 1996-09-20 1998-03-26 Hitachi, Ltd. Composant de circuit integre a semi-conducteur
WO2003003461A1 (fr) * 2001-06-27 2003-01-09 Renesas Technology Corp. Dispositif de circuit integre a semiconducteur et procede de reduction du bruit
US7068548B2 (en) 2004-05-07 2006-06-27 Fujitsu Limited Semiconductor integrated circuit with noise reduction circuit
EP1890328A1 (en) * 2005-06-06 2008-02-20 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Semiconductor integrated circuit
EP1890328A4 (en) * 2005-06-06 2009-06-24 Panasonic Corp INTEGRATED SEMICONDUCTOR SWITCHING
JP2009086862A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Koyo Electronics Ind Co Ltd プログラマブルコントローラに内蔵するcpuの動作クロックおよびバス信号の処理方法
KR101528405B1 (ko) * 2013-10-30 2015-06-11 전북대학교산학협력단 잡음발생기를 이용한 입력버퍼

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6717474B2 (en) High-speed differential to single-ended converter
US20040189386A1 (en) Differential amplifier operable in wide range
JPH02260915A (ja) トランジスタ回路
JPH0884061A (ja) 集積回路の雑音低減回路および雑音低減法
US6972623B2 (en) Differential amplifier without common mode feedback
JPH0330303B2 (ja)
JPWO2003003461A1 (ja) 半導体集積回路装置及び雑音低減方法
JP4280672B2 (ja) 半導体集積回路
JP3972601B2 (ja) レベルシフト回路
US10862490B2 (en) FD-SOI device calibration circuit and method therefor
JP3965034B2 (ja) 水晶発振器
US5872484A (en) High performance current output amplifier for CCD image sensors
JP3784382B2 (ja) 半導体集積回路
JP2008141452A (ja) ミキサ回路
JP3197956B2 (ja) 半導体集積回路
CN100499355C (zh) 音频信号输出设备
JP2001074820A (ja) 基板電圧検出回路及びこれを用いた基板雑音検出回路
JPH0720165A (ja) 電圧検出回路
JP3685118B2 (ja) Cmosインバータ回路及びdcオフセット検出回路
JP3052039B2 (ja) 入力アンプ回路
KR20040038174A (ko) 자기 발진 주파수를 높일 수 있고 부품의 수를 감소시킨디지털 오디오 증폭기
JP3284926B2 (ja) 電圧制御型発振器
US5939906A (en) Circuit compensating nonlinearities
JPH10126237A (ja) スイッチングノイズキャンセル回路
JP3038959B2 (ja) 音声信号処理用集積回路