JPH088396Y2 - ディーゼル機関用支持装置 - Google Patents

ディーゼル機関用支持装置

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JPH088396Y2
JPH088396Y2 JP2431691U JP2431691U JPH088396Y2 JP H088396 Y2 JPH088396 Y2 JP H088396Y2 JP 2431691 U JP2431691 U JP 2431691U JP 2431691 U JP2431691 U JP 2431691U JP H088396 Y2 JPH088396 Y2 JP H088396Y2
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JP
Japan
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engine
diesel engine
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support device
main body
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JP2431691U
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JPH04112199U (ja
Inventor
茂 峠越
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は船舶で用いる傾斜式弾性
支持のディーゼル機関を横方向に倒れることなく弾性支
持するためのディーゼル機関用支持装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】船舶において、推進用の主機として用い
る弾性支持型ディーゼル機関は、機関台に据え付けた
後、弾性支持の性能を損うことなく横方向への倒れ止め
支持対策を施す必要がある。そのため、従来では、図3
及び図4に一例を示す如く、ディーゼル機関1側には、
基板2の所要位置に作業孔3を、又、底部のオイルパン
4にボルト孔5をそれぞれ穿設し、一方、機関台6側に
は、機関据付面となる斜面部7に、上記オイルパン4の
ボルト孔5に対応させてボルト孔8を穿設しておき、上
記機関台6の斜面部7にディーゼル機関1を据え付けた
後、ボルト孔5,8にボルト9を通し、ディスク機関1
と機関台6との間の隙間S及び機関台6の裏側からの操
作で、上記ボルト9の一端部をナット10により機関台
6に固定し、更に、上記ボルト10の他端部に、作業孔
3からの操作によってラバー12を取り付けてナット1
1で保持させ、ラバー12とオイルパン4との間に弾性
支持のためのクリアランスCを形成することにより、デ
ィーゼル機関1を機関台6に弾性支持させるようにして
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ディーゼル機関の弾性支持方式の場合、ディーゼル機関
1側と機関台6側とのボルト孔5,8の位置合わせが難
しいこと、又、ナット10を締め付けるためには、ディ
ーゼル機関1と機関台6との間の狭い隙間Sからの操作
が必要であったり、機関台6の中での操作が必要である
こと、更に、クリアランスCの設定には、作業孔3を利
用してのラバー12の取り付け及びナット11の締め付
け操作が必要であること等、非常に作業性が悪いという
問題がある。
【0004】そこで、本考案は、ディーゼル機関及び機
関台への孔あけ作業を行うことなく、しかも弾性支持の
性能を損うことなく、簡単な作業でディーゼル機関を機
関台へ倒れ止め支持させることができるようなディーゼ
ル機関用支持装置を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記課題を解
決するために、機関台の機関据付面に据え付けたディー
ゼル機関の基板と上記機関台の上面部との間に掛け渡す
ように配置する支持装置本体構造物を機関台上の所要位
置に備え、且つ上記支持装置本体構造物の一端部を、上
記機関台の上面部に張付ライナーを介して固定し、更
に、上記支持装置本体構造物の他端部に、上記ディーゼ
ル機関の基板との間に形成するクリアランスを設定値に
調整してラバーを取り付けた構成とする。
【0006】
【作用】ディーゼル機関を機関台の機関据付面に据え付
けた後、位置決定して、支持装置本体構造物の一端部を
機関台の上面部に張付ライナーを介して固定し、支持装
置本体構造物の他端部には、ディーゼル機関の基板との
間のクリアランスを設定してラバーを取り付けるので、
取り付けが容易で作業性がよい。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づき本考案の実施例を説明す
る。
【0008】図1及び図2は本考案の一実施例を示すも
ので、機関台6の上面部13と機関台6の斜面部7に据
え付けたディーゼル機関1の基板2との間に掛け渡して
配置するようにした支持装置本体構造物14と、機関台
6の上面部13に溶接するための張付ライナー15と、
上記支持装置本体構造物14の一端部下面に固設されボ
ルト16によって上記張付ライナー15に固定できるよ
うにした固定板17と、上記支持装置本体構造物14の
他端部下面に固設されボルト19によってラバー18を
取り付けるようにしたラバー取付板20と、該ラバー取
付板20とラバー18との間に着脱可能に介在させてラ
バー18と上記基板2の間に形成されるクリアランスC
が設定値となるように調整するようにした調整ライナー
21とからなる。
【0009】上記構成とした本考案のディーゼル機関用
支持装置を用いてディーゼル機関1を支持させるように
する場合は、図1に示す如く、ディーゼル機関1が機関
台6の機関据付面である斜面部7に据え付けてある状態
において、先ず、ディーゼル機関1を取り囲むようにあ
る機関台6の周方向の複数個所に本装置の取付位置を決
定し、これらの各位置で張付ライナー15を機関台6の
上面部13上に溶接により固定する。次に、ラバー取付
板20がディーゼル機関1の基板2と対向して位置する
向きで、支持装置本体構造物14を、固定板17を介し
て上記張付ライナー15にボルト16で固定する。しか
る後、支持装置本体構造物14と上記基板2との間隔を
計測し、ラバー18と基板2との間のクリアランスCが
設定値(たとえば、10mm)となるように、調整ライナ
ー21にて寸法調整を行って、調整ライナー21を介し
ラバー18をラバー取付板20にボルト19により固定
する。これにより、ディーゼル機関1は、弾性支持の性
能が損われることなく、クリアランスC以上の傾きに対
して横方向への倒れが防止される。
【0010】本考案のディーゼル機関用支持装置におい
ては、支持装置本体構造物14を、機関台6の上面部1
3に溶接した張付ライナー15に、固定板17を介して
ボルト16により取り付けられるようにしたので、従来
の如きボルト孔の位置合わせを行うことなく容易に取付
位置を決定することができ、上記ボルト孔をあける作業
を不要にすることができる。又、ボルト孔がないことか
ら、ボルトへのナットの締め付け作業も不要となり、デ
ィーゼル機関1と機関台6との間の狭い隙間Sからの操
作や、機関台6の中での作業を強いられるようなことも
ない。更に、クリアランスCの設定作業も、ディーゼル
機関1の基板2の上方で調整ライナー21の調整により
容易に行うことができるので、従来のように、基板2の
作業孔からオイルパン4側へ手を差し入れて操作を行う
ようなことがなくなり、したがって、基板2への作業孔
の穿設作業も不要となる。
【0011】なお、本考案は上記実施例のみに限定され
るものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内にお
いて種々変更を加え得ることは勿論である。
【0012】
【考案の効果】以上述べた如く、本考案のディーゼル機
関用支持装置によれば、取り付け場所を機関台の上面部
を対象として支持装置本体構造物やラバー等を組み合わ
せた構成としたので、ディーゼル機関を据え付けた後に
取付位置を容易に決定することができ、従来のような孔
あけ作業や狭所での操作を不要にできて、作業性を向上
できると共にメンテナンスの容易化を図ることができ、
又、クリアランスの調整も容易に行うことができる、等
の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のディーゼル機関用支持装置の一実施例
を示す取付状態の側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】従来におけるディーゼル機関の支持方式の一例
を示す概要図である。
【図4】図3の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 ディーゼル機関 2 基板 6 機関台 7 斜面部(機関据付面) 13 上面部 14 支持装置本体構造物 15 張付ライナー 18 ラバー 21 調整ライナー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関台の機関据付面に据え付けたディー
    ゼル機関の基板と上記機関台の上面部との間に掛け渡す
    ように配置する支持装置本体構造物を機関台上の所要位
    置に備え、且つ上記支持装置本体構造物の一端部を、上
    記機関台の上面部に張付ライナーを介して固定し、更
    に、上記支持装置本体構造物の他端部に、上記ディーゼ
    ル機関の基板との間に形成するクリアランスを設定値に
    調整してラバーを取り付けた構成を有することを特徴と
    するディーゼル機関用支持装置。
JP2431691U 1991-03-20 1991-03-20 ディーゼル機関用支持装置 Expired - Lifetime JPH088396Y2 (ja)

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JP2431691U JPH088396Y2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 ディーゼル機関用支持装置

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JP2431691U JPH088396Y2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 ディーゼル機関用支持装置

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Publication Number Publication Date
JPH04112199U JPH04112199U (ja) 1992-09-29
JPH088396Y2 true JPH088396Y2 (ja) 1996-03-06

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ID=31909306

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