JP2597566Y2 - エアコン室外機の設置構造 - Google Patents

エアコン室外機の設置構造

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JP2597566Y2
JP2597566Y2 JP1993038997U JP3899793U JP2597566Y2 JP 2597566 Y2 JP2597566 Y2 JP 2597566Y2 JP 1993038997 U JP1993038997 U JP 1993038997U JP 3899793 U JP3899793 U JP 3899793U JP 2597566 Y2 JP2597566 Y2 JP 2597566Y2
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air conditioner
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博 三宅
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稲留 ひづる
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エアコン室外機の設置
構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エアコンの室外機を受けて室外機
を据え付けるときに使用されるブロックとしてはコンク
リートブロックが一般に知られているが、コンクリート
ブロックは重量が重く、取り扱いが不便で、コストが高
いという問題から、軽量で、取り扱いが容易で安価な合
成樹脂製のブロックが最近使用されるようになってき
た。
【0003】この合成樹脂製のブロックにはエアコン室
外機を連結固定するためのボルトの頭部を係合させるた
めの溝部がブロックの上面にブロックの長手方向端部よ
り長手方向に形成されており、エアコン室外機設置作業
時に前記溝部にボルトの頭部を係合させ、溝部から上方
に突出したボルトの雄ねじ軸部をエアコン室外機の下端
のブラケットの孔部に嵌め込み、かかる状態でボルトの
雄ねじ軸部に上方よりナットを螺合させて締め付けてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記合
成樹脂製のブロックを用いてエアコン室外機を設置する
のにボルトおよびナットが必要であり、前記溝部に係合
されたボルトをエアコン室外機の下端のブラケットの孔
部と位置合わせしなければならず、作業性が悪いという
問題があった。
【0005】本考案はこのような課題を解決するもの
で、エアコン室外機設置の作業性の向上を図ることを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本考案は、平面形状がほぼ長方形で内部が空洞の合成
樹脂製ブロック本体の長手方向における両端にエアコン
室外機を載せる受け部を形成し、この受け部の上面には
ブロック本体の長手方向に向いて溝部が形成され、左右
一対のブロック本体の受け部上にエアコン室外機の左右
両側下端部を載せ、前記溝部にエアコン室外機の下端の
ブラケットを位置合わせした状態でブラケットの上方よ
りリベットの軸部を前記溝部に打ち込むことによりブロ
ック本体の受け部上にエアコン室外機を設置してなるも
のである。
【0007】
【作用】この構成により、リベットの軸部をエアコン室
外機の下端のブラケットの上方よりブロック本体の受け
部上面の溝部に打ち込むことにより、エアコン室外機の
設置が容易に行なえ、作業性の向上を図ることができ
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について、図面に基づ
いて説明する。先ず、図1〜図6に示す第1実施例につ
いて説明すると、1は耐候性を有するポリエチレンや塩
化ビニールなどの合成樹脂からなるエアコン室外機設置
用のブロック本体で、このブロック本体1は側面形状が
ほぼ台形であり、また平面形状はほぼ長方形で内部が空
洞となっており、下端両側が長手方向に沿って張り出し
ている。2はこの張り出し部で、張り出し部2の長手方
向には適当間隔置きにブロック本体1をアンカーボルト
などで地面に固定するためU字状に薄肉部3を持つ切り
取り部4が形成されており、この薄肉部3を破ることに
より図4に示すようなボルト貫通孔となる。
【0009】前記ブロック本体1の長手方向における中
央部上端は高さが低く形成され、エアコン室外機5はブ
ロック本体1の長手方向における両端の受け部6で受け
られる。詳しくは、ブロック本体1は長手方向がエアコ
ン室外機5の左右方向に対して直交する方向に向けら
れ、2つのブロック本体1によりエアコン室外機5の左
右両側下端部が受けられ、エアコン室外機5の左右両側
下端部に前後に張り出して設けられたブラケット7をリ
ベット8でブロック本体1の受け部6に連結するように
なっている。7aはブラケット7に形成された孔部であ
る。前記ブロック本体1の受け部6の上面にはブロック
本体1の長手方向に向いて前記リベット8の真円状の軸
部8aが圧入する溝部9が形成されている。この溝部9
の幅はリベット8の軸部8aが圧入されるように軸部8
aの外径より若干小さ目に形成されている。また、リベ
ット8の軸部8aの先端は溝部9に進入しやすいように
小径に成形されている。10は前記溝部9の下側に形成さ
れた開口部で、前記溝部9内に入った雨水やごみなどを
ブロック本体1の下端部に落とすために形成されてい
る。
【0010】上記構成において、エアコン室外機5をブ
ロック本体1の受け部6上に載せて据え付けるとき、エ
アコン室外機5の左右両側下端部が載る位置に予め左右
一対のブロック本体1を位置させ、この一対のブロック
本体1の受け部6上にエアコン室外機5の左右両側下端
部を載せる。このとき前記溝部9にエアコン室外機5の
下端のブラケット7の孔部7aを位置合わせする。この
状態で上方よりリベット8の軸部8aをブラケット7の
孔部7aを介して前記溝部9に打ち込むことによりエア
コン室外機5の設置が完了する。
【0011】ところで以上述べた第1実施例ではリベッ
ト8の軸部8aは真円状であるが、図7および図8に示
すように軸部8aが長円状に形成されたリベット8を用
いることも可能で、これにより溝部9の内面に対する軸
部8aの接触部が大きくなり、エアコン室外機5とブロ
ック本体1との連結をより強固に行なうことができる。
また、ブロック本体1の下側の地面が水平でなく、ゆが
んでいる場合、エアコン室外機5の重量によってブロッ
ク本体1に歪みが生じ、これにより溝部9にも歪みが生
じるが、この歪みにより溝部9の内面がリベット8の軸
部8aにより強く接触し、エアコン室外機5とブロック
本体1との連結が強固となる。
【0012】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、リベット
の軸部をエアコン室外機の下端のブラケットの上方より
ブロック本体の受け部上面の溝部に打ち込むことによ
り、エアコン室外機の設置が容易に行なえ、作業性の向
上を図ることができる。しかも従来のボルト、ナットに
よる固定に比べてリベットのみで固定でき、コストダウ
ンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例におけるエアコン室外機設
置用ブロックの斜視図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】図1のY−Y断面図である。
【図4】同薄肉部を破ってボルト貫通孔を形成した状態
を示す斜視図である。
【図5】同エアコン室外機設置用ブロック上にエアコン
室外機を設置した状態を示す斜視図である。
【図6】同要部拡大断面図である。
【図7】本考案の第2実施例におけるリベットの拡大斜
視図である。
【図8】同リベットと溝部との関係を示す水平断面図で
ある。
【符号の説明】
1 ブロック本体 2 張り出し部 5 エアコン室外機 6 受け部 7 ブラケット 7a 孔部 8 リベット 8a 軸部 9 溝部 10 開口部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面形状がほぼ長方形で内部が空洞の合
    成樹脂製ブロック本体の長手方向における両端にエアコ
    ン室外機を載せる受け部を形成し、この受け部の上面に
    はブロック本体の長手方向に向いて溝部が形成され、左
    右一対のブロック本体の受け部上にエアコン室外機の左
    右両側下端部を載せ、前記溝部にエアコン室外機の下端
    のブラケットを位置合わせした状態でブラケットの上方
    よりリベットの軸部を前記溝部に打ち込むことによりブ
    ロック本体の受け部上にエアコン室外機を設置してなる
    エアコン室外機の設置構造。
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