JPH0883243A - データ転送方法及びiスクウエアcバスシステム - Google Patents

データ転送方法及びiスクウエアcバスシステム

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JPH0883243A
JPH0883243A JP22024394A JP22024394A JPH0883243A JP H0883243 A JPH0883243 A JP H0883243A JP 22024394 A JP22024394 A JP 22024394A JP 22024394 A JP22024394 A JP 22024394A JP H0883243 A JPH0883243 A JP H0883243A
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JP
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circuit
transmission line
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slave
transfer
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JP22024394A
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Inventor
Masahiro Ito
昌宏 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マスターICとスレーブIC間のデータ転送
を規定時間内に常に実行すること。 【構成】 マスターIC1はスレーブIC2がクロック
伝送路20を待機状態にした場合に、他のスレーブIC
との間のデータ転送が間に合わない場合、待機状態検出
/スイッチ制御回路10を起動してからスレーブIC2
へのデータ転送を開始する。その結果、スレーブIC2
がクロック伝送路20を待機状態にすると、これを待機
状態検出/スイッチ制御回路10が検出して、切替スイ
ッチ回路9を開路して、スレーブIC2を伝送路20、
30から切り離すことにより前記待機状態を解除する。
その後、マスターIC1は他のスレーブICとの間でデ
ータ転送を行い、これが終了すると、待機状態検出/ス
イッチ制御回路10をリセットして切替スイッチ回路9
を閉路することにより、スレーブIC2を伝送路20、
30に復帰させた後、スレーブIC2とのデータ転送を
再開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスターI(主回路)
とスレーブIC(従属回路)間を双方向性の直列バスラ
インであるクロックラインとデータラインの2本の伝送
路によって接続して構成されるI2 C(Iスクウエア
C)バスシステムに係り、特に前記両IC間でのデータ
転送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のI2 Cバスシステムは、図3に示
すような双方向性の直列バスラインであるクロックライ
ン200とデータライン30の2本の伝送路によって、
マスターIC1とスレーブIC2〜6間を接続すること
により構成されている。又、クロックライン200とデ
ータライン30はプル・アップ抵抗7、8を介して正の
電源電圧に接続されているため、マスターIC1とスレ
ーブIC2〜6から出力される全てのクロック及びデー
タは各伝送路に対してワイヤードANDされるように設
定されている。
【0003】I2 Cバスシステムにおいて、データは8
ビット構成の1バイト単位で転送され、それぞれのバイ
トには、最後にアクノレッジが続くように構成されてい
る。従って、受信側のICは、1バイト受信する毎に9
番目のクロックパルスの間にデータラインをプル・ダウ
ンすることにより、常にアクノレッジする規則となって
いる。
【0004】例えば、マスタICが複数個接続されてい
るI2 Cバスシステムでは、クロックラインのワイヤー
AND特性により最初にプル・ダウンに成功したマスタ
ICのみが前記クロックラインにクロックを出力して、
スレーブICにアクセスできるようになっている。
【0005】ここで、I2 Cバスシステムにおけるデー
タ転送を行う際に、マスタICからデータラインに出力
される第1バイトのデータは、7ビットのスレーブアド
レスと1ビットの転送方向ビットから成り、更にこの第
1バイトに1ビットのアクノレッジが続くことになる。
これを図3に示した例について具体的に述べる。
【0006】図3は従来のI2 Cバスシステムの一例を
示したブロック図である。双方向性直列バスライン上に
1つのマスターIC1と、複数のスレーブIC2〜6が
接続され、すべてのクロック・データ出力は共通のプル
・アップ抵抗7、8を経て正の電源電圧に接続されてい
る。マスタIC1から例えばスレーブIC2を指定する
7ビットのスレーブアドレスと1ビットの転送方向ビッ
トがクロックライン20上に出力されると、スレーブI
C2〜6はクロックライン20上のスレーブアドレスを
取り込む。スレーブIC2は自己宛のデータであるた
め、データライン30をローレベルに落として、受信し
たことを示すアクノレッジをマスタIC1に返す。
【0007】この時、マスタIC1は前記1バイトのデ
ータを出力した後、受信状態になっており、前記アクノ
レッジを受信すると、先ほど出した1バイトのデータが
宛先のスレーブICによって受信されたと認識し、第2
バイト以降のデータの転送動作に移行する。尚、上記し
た第1バイトを構成する1ビットの転送方向ビットは第
2バイトの情報がマスタIC1側からスレーブIC側に
送られるのか、スレーブIC側からマスタIC1側に送
られるのかを示している。
【0008】ところで、スレーブICの種類によって
は、上記のようにマスターIC1からのデータ転送要求
に対するデータ転送に準備が必要であったり、或いはマ
スターIC1側から送られてくるデータを受信して処理
するのに準備が必要なものがある。このため、このよう
なスレーブICはマスターIC1が第2バイトのデータ
の転送動作を上記した準備が整う前に行なおうとした
時、スレーブICは前記準備が整うまで、クロック伝送
路20をローレベルにホールドすることが許されてい
る。このように、スレーブICによってクロック用伝送
路20がローレベルにホールドされると、マスターIC
1はクロック用伝送路20に出力しているクロックのハ
イレベルの期間の初めで自動的に待機状態に入って、バ
ス転送が待機状態になる。
【0009】ところで、I2 Cバスシステムの中には、
マスターICとスレーブIC間のデータ転送が制御上時
間的に厳しい条件で構成される場合がある。このような
2Cバスシステムにおいて、特定のスレーブICが第
2バイト以下の転送準備に時間を要し、上記のようにク
ロック伝送路をローレベルにホールドすることにより、
バス転送を待機状態にしてしまうと、前述したようにク
ロック伝送路もワイヤードAND特性になっているた
め、バス転送が待機状態から復帰するまでの時間、マス
ターICは他のスレーブICとの間のデータ転送を行う
ことができず、他のスレーブICとのデータ転送を決め
られた時間内に行うことができなくなり、システム全体
の動作が成立しなくなってしまうという不具合があっ
た。
【0010】従って、シリーズ制御であるI2 Cバスシ
ステムを用いて高速で信号処理を行う場合、スレーブI
C2のようにバス待機状態を発生する可能性のあるスレ
ーブICを接続することはできるだけ回避すべきであ
る。しかしながら、製品開発上、上記のようなシステム
構成を取らざるを得ない場合があり、上記した不具合の
発生を回避することができない場合があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来のI
2 Cバスシステムの中には、マスターICとスレーブI
C間の転送が制御上時間的に厳しい規格のシステムがあ
り、このようなシステムにおいて、特定のスレーブIC
が転送準備のためにクロック伝送路をローレベルにホー
ルドして、バス転送を待機状態にしてしまうと、バス転
送が待機状態に復帰するまでの時間、マスターICは他
のスレーブICとの間でデータ転送を行うことができ
ず、他のスレーブICとのデータ転送を決められた時間
内に行うことができないものが出て来てしまい、システ
ム全体の動作が成立しなくなってしまうという欠点があ
った。
【0012】そこで本発明は上記の欠点に鑑み、バス転
送を待機状態にしたスレーブICをシステムから切り離
すことにより前記待機状態を解除することによって、マ
スターICと他のスレーブIC間のデータ転送を決めら
れた規格の時間内に常に実行することができるI2 Cバ
スシステムを提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、主回
路と複数の従属回路とが双方向性の直列バス伝送路であ
るクロック伝送路とデータ伝送路によって接続され、前
記主回路が前記クロック伝送路に出力するクロックに同
期して、前記主回路と前記従属回路との間でデータ転送
を前記データ伝送路を介して行うI2 Cバスシステムに
おけるデータ転送方法にあって、主回路がある従属回路
に第1バイトのデータを前記データ伝送路を介して送っ
た後、前記従属回路の転送準備が整うまで、前記従属回
路がクロック伝送路をローレベルに落としてバス転送を
待機状態にしたことを検出すると、前記従属回路を前記
クロック伝送路と前記データ伝送路から切り離して、前
記バス転送の待機状態を解除する方法を採用している。
【0014】請求項2の発明は、前記主回路もクロック
伝送路とデータ伝送路に複数接続されている方法を採用
している。
【0015】請求項3の発明は、前記主回路を集積回路
化されたマイクロコンピータとし、前記複数の従属回路
を、ビデオ信号処理集積回路、音声信号処理集積回路を
含む磁気記録再生装置用の複数の集積回路とする方法を
採用している。
【0016】請求項4の発明は、前記バス転送の待機状
態を解除した後、前記主回路はクロック伝送路に出力す
るクロックに同期して他の従属回路との間のデータ転送
を前記データ伝送路を介して行う方法を採用している。
【0017】請求項5の発明は、前記従属回路がクロッ
ク伝送路をローレベルに落としても、所定条件が整わな
い限り、前記バス転送が待機状態になったことを検出し
ない方法を採用している。
【0018】請求項6の発明は、前記所定条件として、
前記バス転送を待機状態とした従属回路がこの待機状態
を解除して前記主回路とデータ転送を再開するのを待っ
ていたのでは、前記主回路と他の従属回路との間でのデ
ータ転送を規定の時間内に行なえなくなるという条件を
設定する方法を採用している。
【0019】請求項7の発明は、前記他の従属回路との
間の前記データ伝送路を介したデータ転送が終了する
と、前記クロック伝送路及びデータ伝送路から切り離さ
れている従属回路をこれら両伝送路に接続して復帰させ
た後、主回路はこの復帰した従属回路との間のデータ転
送を開始し、その時、この従属回路がクロック伝送路を
ローレベルに落としてバス転送を待機状態にしたとして
も、これを検出することをしないで前記従属回路を前記
両伝送路から切り離さないため、前記主回路は前記待機
状態が前記従属回路によって解除されるのを待つて、前
記従属回路との間のデータ転送を再開する方法を採用し
ている。
【0020】請求項8の発明は、前記データ転送の再開
は最初から行われる方法を採用している。
【0021】請求項9の発明は、前記データ転送の再開
は前記バス転送が待機状態になって中断された所から行
われる方法を採用している。
【0022】請求項10の発明は、主回路と複数の従属
回路とが双方向性の直列バス伝送路であるクロック伝送
路とデータ伝送路によって接続され、前記主回路が前記
クロック伝送路に出力するクロックに同期して、前記主
回路と前記従属回路との間でデータ転送を前記データ伝
送路を介して行うI2 Cバスシステムにおいて、前記従
属回路がクロック伝送路をローレベルに落としてバス転
送を待機状態にしたことを検出する検出手段と、この検
出手段により前記バス転送の待機状態を検出すると、前
記従属回路をクロック伝送路とデータ伝送路から切り離
す解放手段とを具備し、この解放手段によって前記従属
回路を前記クロック伝送路と前記データ伝送路から切り
離すことによって前記バス転送の待機状態を解除する構
成を有する。
【0023】請求項11の発明は、前記主回路を集積回
路化されたマイクロコンピータとし、前記複数の従属回
路を、ビデオ信号処理集積回路、音声信号処理集積回路
を含む磁気記録再生装置用の複数の集積回路とする構成
を有する。
【0024】請求項12の発明は、前記解放手段が前記
バス転送の待機状態を解除した後、前記主回路は前記ク
ロック伝送路に出力するクロックに同期して他の従属回
路との間でデータ転送を前記データ伝送路を介して行う
構成を有する。
【0025】請求項13の発明は、前記従属回路がクロ
ック伝送路をローレベルに落としても、所定条件が整わ
ない限り、前記検出手段がバス転送の待機状態を検出し
ないようにする検出抑制手段を設けた構成を有する。
【0026】請求項14の発明は、前記所定条件とし
て、前記バス転送を待機状態とした従属回路がこの待機
状態を解除して主回路との間のデータ転送を再開するの
を待っていたのでは、他の従属回路とのデータ転送を規
定の時間内に行なえなくなるという条件を設定する構成
を有する。
【0027】請求項15の発明は、前記主回路と前記他
の従属回路との間の前記データ伝送路を介したデータ転
送が終了すると、前記クロック伝送路及び前記データ伝
送路から切り離してある従属回路をこれら両伝送路に接
続して復帰させる復帰手段と、この復帰手段により前記
従属回路が前記両伝送路に復帰した直後に、前記主回路
がこの復帰した従属回路との間でデータ転送を開始した
際に、前記検出手段の動作を停止する検出停止手段を設
け、前記従属回路がクロック伝送路をローレベルに落と
してバス転送を待機状態にした場合、前記主回路は前記
待機状態が前記従属回路によって解除されるのを待つ
て、この従属回路との間のデータ転送を再開する構成を
有する。
【0028】請求項16の発明は、前記データ転送の再
開は最初から行われる構成を有する。
【0029】請求項17の発明は、前記データ転送の再
開は前記バス転送が待機状態になって中断された所から
行われる構成を有する。
【0030】
【作用】請求項1の発明のデータ転送方法において、主
回路がある従属回路に第1バイトのデータを前記データ
伝送路を介して送った後、前記従属回路の転送準備が整
うまで、前記従属回路がクロック伝送路をローレベルに
落としてバス転送を待機状態にしたことを検出すると、
前記従属回路を前記クロック伝送路と前記データ伝送路
から切り離して、前記バス転送の待機状態を解除する。
【0031】請求項2の発明のデータ転送方法におい
て、前記主回路もクロック伝送路とデータ伝送路に複数
接続されている。
【0032】請求項3の発明のデータ転送方法におい
て、前記主回路を集積回路化されたマイクロコンピータ
とし、前記複数の従属回路を、ビデオ信号処理集積回
路、音声信号処理集積回路を含む磁気記録再生装置用の
複数の集積回路とする。
【0033】請求項4の発明のデータ転送方法におい
て、前記バス転送の待機状態を解除した後、前記主回路
はクロック伝送路に出力するクロックに同期して他の従
属回路との間のデータ転送を前記データ伝送路を介して
行う。
【0034】請求項5の発明のデータ転送方法におい
て、前記従属回路がクロック伝送路をローレベルに落と
しても、所定条件が整わない限り、前記バス転送が待機
状態になったことを検出しない。
【0035】請求項6の発明のデータ転送方法におい
て、前記所定条件として、前記バス転送を待機状態とし
た従属回路がこの待機状態を解除して前記主回路とデー
タ転送を再開するのを待っていたのでは、前記主回路と
他の従属回路との間でのデータ転送を規定の時間内に行
なえなくなるという条件を設定する。
【0036】請求項7の発明のデータ転送方法におい
て、前記他の従属回路との間の前記データ伝送路を介し
たデータ転送が終了すると、前記クロック伝送路及びデ
ータ伝送路から切り離されている従属回路をこれら両伝
送路に接続して復帰させた後、主回路はこの復帰した従
属回路との間のデータ転送を開始し、その時、この従属
回路がクロック伝送路をローレベルに落としてバス転送
を待機状態にしたとしても、これを検出することをしな
いで前記従属回路を前記両伝送路から切り離さないた
め、前記主回路は前記待機状態が前記従属回路によって
解除されるのを待つて、前記従属回路との間のデータ転
送を再開する。
【0037】請求項8の発明のデータ転送方法におい
て、前記データ転送の再開は最初から行われる。
【0038】請求項9の発明のデータ転送方法におい
て、前記データ転送の再開は前記バス転送が待機状態に
なって中断された所から行われる。
【0039】請求項10の発明のI2 Cバスシステムに
おいて、検出手段は前記従属回路がクロック伝送路をロ
ーレベルに落としてバス転送を待機状態にしたことを検
出する。解放手段は前記検出手段により前記バス転送の
待機状態を検出すると、前記従属回路をクロック伝送路
とデータ伝送路から切り離す。この解放手段によって前
記従属回路を前記クロック伝送路と前記データ伝送路か
ら切り離すことによって前記バス転送の待機状態を解除
する。
【0040】請求項11の発明のI2 Cバスシステムに
おいて、前記主回路を集積回路化されたマイクロコンピ
ータとし、前記複数の従属回路を、ビデオ信号処理集積
回路、音声信号処理集積回路を含む磁気記録再生装置用
の複数の集積回路とする。
【0041】請求項12の発明のI2 Cバスシステムに
おいて、前記解放手段が前記バス転送の待機状態を解除
した後、前記主回路は前記クロック伝送路に出力するク
ロックに同期して他の従属回路との間でデータ転送を前
記データ伝送路を介して行う。
【0042】請求項13の発明のI2 Cバスシステムに
おいて、前記従属回路がクロック伝送路をローレベルに
落としても、所定条件が整わない限り、前記検出手段が
バス転送の待機状態を検出しないようにする検出抑制手
段を設けている。
【0043】請求項14の発明のI2 Cバスシステムに
おいて、前記所定条件として、前記バス転送を待機状態
とした従属回路がこの待機状態を解除して主回路との間
のデータ転送を再開するのを待っていたのでは、他の従
属回路とのデータ転送を規定の時間内に行なえなくなる
という条件を設定する。
【0044】請求項15の発明のI2 Cバスシステムに
おいて、復帰手段は前記主回路と前記他の従属回路との
間の前記データ伝送路を介したデータ転送が終了する
と、前記クロック伝送路及び前記データ伝送路から切り
離してある従属回路をこれら両伝送路に接続して復帰さ
せる。検出停止手段は前記復帰手段により前記従属回路
が前記両伝送路に復帰した直後に、前記主回路がこの復
帰した従属回路との間でデータ転送を開始した際に、前
記検出手段の動作を停止する。前記従属回路がクロック
伝送路をローレベルに落としてバス転送を待機状態にし
た場合、前記主回路は前記待機状態が前記従属回路によ
って解除されるのを待つて、この従属回路との間のデー
タ転送を再開する。
【0045】請求項16の発明のI2 Cバスシステムに
おいて、前記データ転送の再開は最初から行われる。
【0046】請求項17の発明のI2 Cバスシステムに
おいて、前記データ転送の再開は前記バス転送が待機状
態になって中断された所から行われる。
【0047】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明のデータ転送方法を適用した本発
明のI2 Cバスシステムの一実施例をシングルマスタの
場合について示したブロック図である。1は例えばシス
テム全体の制御を司り1チップのI2 C転送機能をもっ
たマイコンマイクロコンピュータ等のマスターIC、2
は例えば受信中の音声信号の種類を判別するスレーブI
Cである音声種別IC、3は例えば再生用のプリアンプ
(図示せず)や録音用アンプ(図示せず)のオンオフ制
御を行うスレーブICである前置アンプ/録音アンプ制
御IC、4は例えば受信したビデオ信号を処理するビデ
オ信号処理を行うスレーブICであるビデオ信号処理I
C、5は例えば受信した音声信号を処理するスレーブI
Cである音声信号処理IC、6は例えば入出力の切り替
えを行うスレーブICである入出力切替IC、7は例え
ばクロック伝送路20をプルアップする電圧を印加する
プルアップ抵抗、8はデータ伝送路30をプルアップす
るプルアップ抵抗、9はスレーブIC2をクロック伝送
路20、データ伝送路30に対して接続、又は開放する
切替スイッチ回路、10はバス転送が待機状態になった
かどうかを検出する機能及び切替スイッチ回路9の接点
を切り替える機能を有する待機状態検出/スイッチ制御
回路、20はマスターIC1から出力されるクロックを
伝送するクロック伝送路20、30はマスターIC1と
スレーブIC間でデータの送受を行うデータ伝送路であ
る。但し、本例はI2 Cバスシステムをビデオテープレ
コーダ(VTR)に適用した例である。
【0048】次に本実施例の動作について説明する。マ
スターIC1とスレーブIC2〜6はクロック伝送路2
0とデータ伝送路30の2本の双方向性直列バスライン
で接続され、クロック伝送路20にはプルアップ抵抗7
を介して5Vの電圧が印加され、データ伝送路30には
プルアップ抵抗8を介して5Vの電圧が印加されてい
て、両伝送路とも5Vにプルアップされており、ワイヤ
ードANDになっている。又、通常動作時、マスターI
C1は、待機状態検出/スイッチ制御回路10をリセッ
トして、クロック伝送路20の待機状態を検出する機能
を停止状態にすると共に、そのスイッチ制御機能により
スイッチ回路9を閉路して、スレーブIC2をクロック
伝送路20及びデータ伝送路30に接続している。
【0049】通常の転送動作時、マスターIC1はクロ
ック伝送路20にクロックを出した後、前記クロックに
同期してスレーブアドレスと転送方向ビットを第1バイ
トのデータとしてデータ伝送路30上に出す。各スレー
ブIC2〜6はデータ伝送路30上のスレーブアドレス
を取り込んで、自己宛のものであれば、クロック伝送路
20から入力されるクロックに同期して、1ビットのア
クノレッジをデータ伝送路30上に出力する。マスター
IC1はこのアクノレッジを受けとると、前記スレーブ
アドレスで指定したスレーブICとの間で、第2バイト
以降のI2 Cバス転送(単にデータ転送と称することも
ある)を開始する。
【0050】尚、本例でいう通常動作時とは、スレーブ
IC2がクロック伝送路20及びデータ伝送路30に接
続されていて、且つ待機状態検出/スイッチ制御回路1
0の待機状態検出機能が停止されている場合のマスター
IC1とスレーブIC2〜6のいずれかひとつとの間の
2 Cバス転送をいう。
【0051】マスターIC1は上記のようなI2 Cバス
転送によってVTRの主要回路(スレーブIC4)を制
御する。この制御において、ビデオ信号処理単位が1垂
直帰線期間(50Hz/60Hz)であるために、VT
Rの動作モードがチャネル切り替え等によって変化した
場合に、バス制御信号以外の信号(この信号は上記した
2 Cバスシステム以外の図示されない伝送路によって
別途スレーブIC4に伝送される)とスレーブIC4
(ビデオ信号処理IC)への前記I2 Cバス転送による
信号とをほぼ同時に切り替えることが必要であり、その
制御は1垂直帰線期間内で行われなければならない。
【0052】又、VTRのモードが変化した場合に、制
御信号を変える必要があるのはスレーブIC4であるビ
デオ信号処理ICに限らず、他のスレーブIC3、5、
6に対しても、1垂直帰線期間内にデータ転送を行っ
て、前記制御信号を変えなければならない。このため、
マスターIC1のI2 Cバス転送に対し、スレーブIC
4〜6は常に応答できる状態にないと、VTRの正常な
動作が成立しなくなってしまう。
【0053】ところが、前記したスレーブIC2(音声
種別IC)の場合、マスターICへの転送内容によって
は応答に時間がかかることがある。このため、マスター
IC1からデータ伝送路30を介して受信したスレーブ
アドレスのデコード後、そのアクノレッジ用のクロック
をマスターIC1にデータ伝送路30を介して送信する
前に、スレーブIC2はクロック伝送路30をローレベ
ルにホールドして、自信が応答可能となるまでバス転送
を待機状態にしてしまうことがある。この待機状態が長
く、マスターIC1と他のスレーブIC3〜6との転送
タイミングがかち合うと、結果的に、マスターIC1は
スレーブIC3〜6へのデータ転送を1垂直帰線期間内
に行なえず、システムの同期制御ができなくなって、シ
ステムが成立しないことになってしまう。
【0054】そこで、本例のマスターIC1はクロック
伝送路20にクロックを出力しながらスレーブIC2に
第1バイトのデータとしてスレーブアドレスと転送方向
ビットをデータ伝送路30及びスイッチ回路9を介して
送信した後、もし、スレーブIC2が上記の理由によ
り、クロック伝送路20をローレベルにホールドした場
合に、そのまま待機状態を続けると、これ以降の転送ス
ケジュール上、他のスレーブIC3〜6へのデータ転送
が間に合わないと判定した場合、前記した第1バイトの
データをスレーブIC2に送信する前に、信号線51を
介して待機状態検出/スイッチ制御回路10を起動して
おく。
【0055】しかし、上記したデータ転送動作時に、ス
レーブIC2がクロック伝送路20をローレベルにホー
ルドすることなく、データ転送処理が実行できた場合に
は、マスターIC1は信号線51を介して待機状態検出
/スイッチ制御回路10をリセットして、待機状態検出
機能を動作停止状態にしておく。
【0056】一方、上記したデータ転送動作時に、スレ
ーブIC2がクロック伝送路20をローレベルにホール
ドした場合、待機状態検出/スイッチ制御回路10はク
ロック伝送路20が所定時間以上ローレベルになってい
ることを検出すると、信号線52を介してスイッチ回路
9を開放して、スレーブIC2をクロック伝送路20及
びデータ伝送路30から切り離す。この時、マスターI
C1はスレーブIC2によってクロック用伝送路20が
ローレベルにホールドされると、クロック用伝送路20
に出力しているクロックのハイレベルの期間の初めで自
動的に待機状態に一旦入るが、スレーブIC2がクロッ
ク伝送路20及びデータ伝送路30から切り離される
と、前記待機状態が解除される。待機状態が解除される
と、マスターIC1は、他の時間的制限の厳しいスレー
ブICとの間でI2 Cバス転送を行うべく、クロック伝
送路20にクロックを出力しながら他のスレーブICに
スレーブアドレスと転送方向ビットをデータ線路30上
に出力する。
【0057】マスターIC1は、上記した他の時間的制
限の厳しいスレーブICとのI2 Cバス転送を終了し
て、データ伝送路30が空くと、待機状態検出/スイッ
チ制御回路10に信号線51を介してリセット信号を送
る。これにより、待機状態検出/スイッチ制御回路10
は信号線52を介して切替スイッチ回路9を閉路して、
スレーブIC2をクロック伝送路20及びデータ伝送路
30に接続して復帰させた後、待機状態検出機能を停止
した状態になる。
【0058】スレーブIC2がクロック伝送路20及び
データ伝送路30に復帰すると、マスターIC1は再び
スレーブIC2を指定するスレーブアドレスと転送方向
ビットをデータ伝送路30に出力して、スレーブIC2
とのI2 Cバス転送を開始する。この時、スレーブIC
2が再びクロック伝送路20をローレベルにしても、待
機状態検出/スイッチ制御回路10はクロック伝送路2
0が待機状態になったことを検出しないため、切替スイ
ッチ回路9はそのままスレーブIC2をクロック伝送路
20及びデータ伝送路30に接続したままにする。
【0059】このため、マスターIC1はスレーブIC
2がクロック伝送路20をローレベルに保持した時点
で、待機状態に入り、その後、スレーブIC2のデータ
伝送準備が整って、前記クロック伝送路20のローレベ
ル状態を解除した時点で、マスターIC1はスレーブI
C2とのI2 Cバス転送を最初から再開する。
【0060】ここで、マスターIC1はクロック伝送路
20が待機状態になった時に出力していたクロックのタ
イミング情報を内蔵のメモリに記憶しておけば、スレー
ブIC2のデータ伝送準備が整って、スレーブIC2が
前記クロック伝送路20のローレベル状態を解除した時
点で、前記メモリに保持されているタイミング情報に基
づいて、前回のデータ転送の続きからスレーブIC2に
対するI2 Cバス転送を再開することもできる。但し、
スレーブIC2はバス転送を待機状態にした後の、マス
ターIC1とのデータ転送の再開に関し、最初からでも
前回の続きからでも対応できるようになっているものと
する。
【0061】尚、上記した待機状態解除後に、マスター
IC1が最初からスレーブIC2との間のデータ転送を
行う場合は、その手順が簡単で、制御プログラムを簡単
化できると共にメモリ等を必要としない効果がある。
又、上記した待機状態解除後に、マスターIC1が前回
の中断されたデータ転送の続きからスレーブIC2との
間のデータ転送を行う場合は、前回中断された部分を記
憶しておくためのメモリが必要となると共に、その手順
が上記よりも複雑になるため制御プログラムが上記より
複雑化するが、前回との重複部分がないため、効率的な
データ転送を行うことができる。
【0062】図2は上記したI2 Cバス転送動作時のマ
スターIC1の制御手順例を示したフローチャートであ
る。マスターIC1はステップ201にてこれからデー
タ転送を行う相手がスレーブIC2であるかどうかを判
定し、そうでない場合はステップ214に進んで、通常
のI2 Cバス転送動作を行って処理を終了する。一方、
前記相手がスレーブIC2であると判定した場合、マス
ターIC1はステップ202に進んで、スレーブIC2
がクロック伝送路20をローレベルにホールドした場合
に、これ以降の転送スケジュール上、他のスレーブIC
へのデータ転送が間に合わなくなるかどうかを判定し、
間に合うと判定した場合は、ステップ214に進むが、
間に合わなくなると判定した場合は、ステップ203に
進む。
【0063】ステップ203にて、マスターIC1は待
機状態検出/スイッチ制御回路10に制御線51を介し
て起動をかけ、その待機状態検出機能を動作状態にした
後、ステップ204に進む。マスターIC1はステップ
204にて、スレーブアドレスと転送ビットをスレーブ
IC2にデータ伝送路30を介して送って第1バイトの
データ転送を開始した後、ステップ205にて、クロッ
ク伝送路20がローレベルにホールドされたかどうかを
判定し、ローレベルにホールドされない場合は、ステッ
プ212に進み、ローレベルにホールドされた場合は、
ステップ206に進む。
【0064】ステップ212に進んだ場合、マスターI
C1はスレーブIC2との間で、第2バイト以降のデー
タ転送動作に移行し、ステップ213にてスレーブIC
2との間のデータ転送が終了するのを待ち、終了する
と、データ転送処理を終了する。一方、ステップ206
に進んだ場合、マスターIC1はこのステップで、待機
状態検出/スイッチ制御回路10によって、スレーブI
C2がクロック伝送路20及びデータ伝送路30から切
り離されるのを待ち、切り離されると、ステップ207
に進む。
【0065】マスターIC1はステップ207にて、他
の時間的制限の厳しいスレーブICとの間でI2 Cバス
転送を行ない、ステップ208にて上記した他のスレー
ブICとのデータ転送の終了待ちを行う。他のスレーブ
ICとの間のデータ転送が終了すると、スレーブIC2
はステップ209に進んで、待機状態検出/スイッチ制
御回路10をリセットした後、ステップ210にて、ス
レーブアドレスと転送ビットをスレーブIC2にデータ
伝送路30を介して出力することにより、スレーブIC
2とのデータ転送を再開し、ステップ211にて、この
データ転送の終了待ちを行い、終了すると、データ転送
処理を終了する。
【0066】本実施例によれば、スレーブIC2がクロ
ック伝送路20を待機状態にすると、他のスレーブIC
3〜6とのデータ転送が1垂直帰線期間内にできない場
合に、スレーブIC2がクロック伝送路20を待機状態
にすると、待機状態検出/スイッチ制御回路10がスレ
ーブIC2をクロック伝送路20及びデータ伝送路30
から切り離して、上記待機状態を解除した後、マスター
IC1は他の時間的制限が厳しいスレーブIC3〜6へ
のI2 Cバス転送を一時的に優先して行うことで、前記
データ転送を1垂直帰線期間内に終了させることが常に
可能となり、システムの正常動作が成立しなくなるよう
な危険を回避することがことができる。これにより、シ
ステムの信頼性を向上させることができる。
【0067】尚、上記実施例で用いた待機状態検出/ス
イッチ制御回路10が持つクロック伝送路20の待機状
態を検出する機能は、マスターIC1又はスレーブIC
2〜6のいずれかひとつに内蔵させても良い。この場
合、前記内蔵された待機状態検出機能から送られてくる
検出情報に基づいて、スイッチ制御回路がスイッチ回路
9のスイッチの開閉を行うことになるが、このような構
成の作用効果は図1に示した実施例と同様である。
【0068】又、上記実施例では、マスターIC1を1
個有するシングルマスタのI2 Cバスシステムについて
本発明を適用した例について説明したが、複数のマスタ
ーICを有するマルチマスタのI2 Cバスシステムに本
発明を適用しても同様の効果がある。更に、上記実施例
では、クロック伝送路20及びデータ伝送路30に対し
てスレーブIC2のみを接離する構成としたが、複数の
スレーブICを同様の構成にてクロック伝送路20及び
データ伝送路30に対して接離する構成としても、同様
の効果がある。
【0069】
【発明の効果】以上記述した如く請求項1又は10の発
明によれば、バス転送を待機状態にしたスレーブICを
伝送路から切り離すことにより、前記待機状態を解除す
ることができる。
【0070】請求項2又は11の発明によれば、前記待
機状態の解除後、主回路は転送時間に制限がある他の従
属回路との間のデータ転送を常に規定時間内に行うこと
ができる。
【0071】請求項3の発明によれば、主回路が複数あ
るシステムについてもデータ転送を常に規定時間内に行
うことができる。
【0072】請求項4又は12の発明によれば、映像処
理及び音声処理などを行うVTR等の機器内で、データ
転送を常に規定時間内に行うことができる。
【0073】請求項5又は13の発明によれば、必要な
時以外に、バス転送を待機状態にしたスレーブICを伝
送路から切り離して前記待機状態を解除することを防止
することができる。
【0074】請求項6又は14の発明によれば、主回路
と転送時間に制限がある他の従属回路との間のデータ転
送が間に合わなくなった時だけ、バス転送を待機状態に
した従属回路を伝送路から切り離すことにより前記待機
状態を解除することができ、その後、主回路は転送時間
に制限がある他の従属回路との間のデータ転送を常に規
定時間内に行うことができる。
【0075】請求項7又は15の発明によれば、前記待
機状態を解除した従属回路の伝送路への復帰後、主回路
とこの従属回路との間のデータ転送では、この従属回路
がバス転送を待機状態にしても、この従属回路を伝送路
から切り離すことにより前記待機状態が解除されること
を防止することができる。
【0076】請求項8又は16の発明によれば、主回路
と復帰した従属回路とのデータ転送再開手順を簡単化す
ることができる。
【0077】請求項9又は17の発明によれば、主回路
と復帰した従属回路の再開データ転送から重複を省い
て、効率的なデータ転送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のI2 Cバスシステムの一実施例をシン
グルマスターの場合について示したブロック図。
【図2】図1に示したマスターIC1のデータ転送動作
例を示したフローチャート。
【図3】従来のI2 Cバスシステムの一例をシングルマ
スターの場合について示したブロック図。
【符号の説明】
1…マスターIC 2〜6…スレー
ブIC 7、8…プルアップ抵抗 9…切替スイッ
チ回路 10…待機状態検出/スイッチ制御回路 20…クロック伝送路 30…データ伝
送路

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主回路と複数の従属回路とが双方向性の
    直列バス伝送路であるクロック伝送路とデータ伝送路に
    よって接続され、前記主回路が前記クロック伝送路に出
    力するクロックに同期して、前記主回路と前記従属回路
    との間でデータ転送を前記データ伝送路を介して行うI
    2 Cバスシステムにおけるデータ転送方法にあって、主
    回路がある従属回路に第1バイトのデータを前記データ
    伝送路を介して送った後、前記従属回路の転送準備が整
    うまで、前記従属回路がクロック伝送路をローレベルに
    落としてバス転送を待機状態にしたことを検出すると、
    前記従属回路を前記クロック伝送路と前記データ伝送路
    から切り離して、前記バス転送の待機状態を解除するこ
    とを特徴とするデータ転送方法。
  2. 【請求項2】 前記主回路もクロック伝送路とデータ伝
    送路に複数接続されていることを特徴とする請求項1記
    載のデータ転送方法。
  3. 【請求項3】 前記主回路を集積回路化されたマイクロ
    コンピータとし、前記複数の従属回路を、ビデオ信号処
    理集積回路、音声処理集積回路を含む磁気記録再生装置
    用の複数の集積回路とすることを特徴とする請求項1記
    載のデータ転送方法。
  4. 【請求項4】 前記バス転送の待機状態を解除した後、
    前記主回路はクロック伝送路に出力するクロックに同期
    して他の従属回路との間のデータ転送を前記データ伝送
    路を介して行うことを特徴とする請求項1乃至3いずれ
    にか記載のデータ転送方法。
  5. 【請求項5】 前記従属回路がクロック伝送路をローレ
    ベルに落としても、所定条件が整わない限り、前記バス
    転送が待機状態になったことを検出しないことを特徴と
    する請求項1乃至4いずれにか記載のデータ転送方法。
  6. 【請求項6】 前記所定条件として、前記バス転送を待
    機状態とした従属回路がこの待機状態を解除して前記主
    回路とデータ転送を再開するのを待っていたのでは、前
    記主回路と他の従属回路との間でのデータ転送を規定の
    時間内に行なえなくなるという条件を設定することを特
    徴とする請求項5記載のデータ転送方法。
  7. 【請求項7】 前記他の従属回路との間の前記データ伝
    送路を介したデータ転送が終了すると、前記クロック伝
    送路及びデータ伝送路から切り離されている従属回路を
    これら両伝送路に接続して復帰させた後、主回路はこの
    復帰した従属回路との間のデータ転送を開始し、その
    時、この従属回路がクロック伝送路をローレベルに落と
    してバス転送を待機状態にしたとしても、これを検出す
    ることをしないで前記従属回路を前記両伝送路から切り
    離さないため、前記主回路は前記待機状態が前記従属回
    路によって解除されるのを待つて、前記従属回路との間
    のデータ転送を再開することを特徴とする請求項4記載
    のデータ転送方法。
  8. 【請求項8】 前記データ転送の再開は最初から行われ
    ることを特徴とする請求項7記載のデータ転送方法。
  9. 【請求項9】 前記データ転送の再開は前記バス転送が
    待機状態になって中断された所から行われることを特徴
    とする請求項7記載のデータ転送方法。
  10. 【請求項10】 主回路と複数の従属回路とが双方向性
    の直列バス伝送路であるクロック伝送路とデータ伝送路
    によって接続され、前記主回路が前記クロック伝送路に
    出力するクロックに同期して、前記主回路と前記従属回
    路との間でデータ転送を前記データ伝送路を介して行う
    2 Cバスシステムにおいて、前記従属回路がクロック
    伝送路をローレベルに落としてバス転送を待機状態にし
    たことを検出する検出手段と、この検出手段により前記
    バス転送の待機状態を検出すると、前記従属回路をクロ
    ック伝送路とデータ伝送路から切り離す解放手段とを具
    備し、この解放手段によって前記従属回路を前記クロッ
    ク伝送路と前記データ伝送路から切り離すことによって
    前記バス転送の待機状態を解除することを特徴とするI
    2 Cバスシステム。
  11. 【請求項11】 前記主回路を集積回路化されたマイク
    ロコンピータとし、前記複数の従属回路を、ビデオ信号
    処理集積回路、音声信号処理集積回路を含む磁気記録再
    生用の複数の集積回路とすることを特徴とする請求項1
    0記載のI2Cバスシステム。
  12. 【請求項12】 前記解放手段が前記バス転送の待機状
    態を解除した後、前記主回路は前記クロック伝送路に出
    力するクロックに同期して他の従属回路との間でデータ
    転送を前記データ伝送路を介して行うことを特徴とする
    請求項10又は11記載のI2 Cバスシステム。
  13. 【請求項13】 前記従属回路がクロック伝送路をロー
    レベルに落としても、所定条件が整わない限り、前記検
    出手段がバス転送の待機状態を検出しないようにする検
    出抑制手段を設けたことを特徴とする請求項10乃至1
    2いずれにか記載のI2 Cバスシステム。
  14. 【請求項14】 前記所定条件として、前記バス転送を
    待機状態とした従属回路がこの待機状態を解除して主回
    路との間のデータ転送を再開するのを待っていたので
    は、他の従属回路とのデータ転送を規定の時間内に行な
    えなくなるという条件を設定することを特徴とする請求
    項13記載のI2 Cバスシステム。
  15. 【請求項15】 前記主回路と前記他の従属回路との間
    の前記データ伝送路を介したデータ転送が終了すると、
    前記クロック伝送路及び前記データ伝送路から切り離し
    てある従属回路をこれら両伝送路に接続して復帰させる
    復帰手段と、この復帰手段により前記従属回路が前記両
    伝送路に復帰した直後に、前記主回路がこの復帰した従
    属回路との間でデータ転送を開始した際に、前記検出手
    段の動作を停止する検出停止手段を設け、前記従属回路
    がクロック伝送路をローレベルに落としてバス転送を待
    機状態にした場合、前記主回路は前記待機状態が前記従
    属回路によって解除されるのを待つて、この従属回路と
    の間のデータ転送を再開することを特徴とする請求項1
    2記載のI2 Cバスシステム。
  16. 【請求項16】 前記データ転送の再開は最初から行わ
    れることを特徴とする請求項15記載のI2 Cバスシス
    テム。
  17. 【請求項17】 前記データ転送の再開は前記バス転送
    が待機状態になって中断された所から行われることを特
    徴とする請求項15記載のI2 Cバスシステム。
JP22024394A 1994-09-14 1994-09-14 データ転送方法及びiスクウエアcバスシステム Withdrawn JPH0883243A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7237146B2 (en) 2002-04-16 2007-06-26 Orion Electric Co., Ltd. Securing method of data transfer and data transfer system provided therewith
JP4808904B2 (ja) * 2000-06-02 2011-11-02 トムソン ライセンシング 無電力供給状態での集積回路のバス動作

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4808904B2 (ja) * 2000-06-02 2011-11-02 トムソン ライセンシング 無電力供給状態での集積回路のバス動作
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