JPH06274440A - Scsiバス制御におけるsave data point処理方法 - Google Patents

Scsiバス制御におけるsave data point処理方法

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JPH06274440A
JPH06274440A JP6070093A JP6070093A JPH06274440A JP H06274440 A JPH06274440 A JP H06274440A JP 6070093 A JP6070093 A JP 6070093A JP 6070093 A JP6070093 A JP 6070093A JP H06274440 A JPH06274440 A JP H06274440A
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Tomohiro Kobayashi
友宏 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、イニシエータとターゲットとを接
続するSCSIバスの制御におけるSAVE DATA POINT 処理方
法に関し、SAVE DATA POINT 処理を高速化する。 【構成】 ターゲットからのデータ転送中に、イニシエ
ータのチャネルのフェーズ検出回路で、メッセージを保
持していることを検出して、該メッセージを受信し、そ
のメッセージがSAVE DATA POINT メッセージであると、
即、ターゲットにACK 信号の応答をして、例えば、SAVE
DATA POINT であることを示すフラグを、送受信デー
タのバッファ中に設定し、データバッファの内容が順
次、イニシエータのホストに転送され、該フラグが読
み出されて、中断ビットを"1" にセットした時点で、
チャネル内の送出制御回路, 受信制御回路を停止して、
アドレスレジスタ, バイトカウンタの値を退避し、ター
ゲットからのデータ転送の再開要求に対応できるように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イニシエータとターゲ
ットとを接続するSCSIバスの制御におけるSAVE DATA PO
INT 処理方法に関する。
【0002】従来から、小型計算機システムインタフエ
ース (以下、SCSIということがある) が知られている。
図5は、SCSIバスをインタフエースとするシステム
の構成例を示した図である。このSCSIインタフエー
スでは、共通のSCSIバス 3に、ホストコンピュータ
等からなる複数のイニシエータ 1と、入出力制御装置等
からなる複数のターゲット 2が接続され、上記ターゲッ
ト 2を介して、磁気ディスク装置(DISK), 磁気テープ装
置(TAPE)等のデバイスが接続されている。
【0003】又、上記SCSIバス 3を介する制御は、
バスフリーフェーズ, バスアービトレーションフェー
ズ, セレクションフェーズ, リセレクションフェーズ
と、コマンドフェーズ, データフェーズ, ステータスフ
ェーズ, メッセージフェーズ等からなるインフォメーシ
ョン・トランスファフェーズの状態に分かれ、各フェー
ズ毎に、イニシエータとターゲット間の通信が行われ
る。
【0004】このフェーズの遷移の権利はターゲット
(入出力装置) 2 側が持っているが、上記SCSIバス
3には、多くのイニシエータ 1とターゲット 2が接続さ
れてきいる為、一つのイニシエータ 1とターゲット 2と
が長時間に渡って、上記SCSIバス 3を専有すること
は許されない。
【0005】従って、ターゲット 2側から、例えば、転
送要求(SAVE DATA POINTメッセージの転送要求)(REQ)
と、SAVE DATA POINT 指示により、その時点迄でのデー
タ転送を終了して、上記共通のSCSIバス 3を解放するこ
とが行われるが、上記ターゲット 2側から、例えば、転
送要求(REQ) と、SAVE DATA POINT 指示をしてから、イ
ニシエータ 1のチャネルから、上記転送要求(REQ) と、
SAVE DATA POINT 指示に対する応答であるACK 信号を受
信する迄、ターゲット 2側では、続くデータ転送があっ
てもデータ転送を行うことができず、SCSIインタフェー
ス上のオーバヘッドが大きく、イニシエータ 1のチャネ
ルの性能を低下させる問題があり、効果的なSAVE DATA
POINT 処理ができることが要求される。
【0006】
【従来の技術】図6,図7は、従来のSCSIバス上でのSA
VE DATA POINT 処理を説明する図であり、図6は構成例
を示し、図7は動作の流れを模式的に示している。
【0007】先ず、図6において、図示されていない入
出力装置(ターゲット)2 側から、SCSIバス 3を介して
データ転送が行われているとすると、受信制御回路 18
の制御の基に、SCSIバス 3からのデータを受信レジスタ
23 を介して、データバッファ(Data Buffer) 11に格納
する毎に、ライトポインタレジスタ(WPR) 14が指示して
いるライトポインタレジスタ 14 の値を更新する。
【0008】一方、送出制御回路 17 では、データバッ
ファ(Data Buffer) 11に格納されているデータを、送出
レジスタ 12 を介してイニシエータ 1のチャネルに転送
する毎に、リードポインタレジスタ(RPR) 13が指示して
いるリードポインタを更新する。
【0009】上記イニシエータ 1のチャネルへのデータ
転送に同期して、前もって、チャネルからのコマンドデ
ィスクリプタブロック(Comand Descriptor Block:CDB)
を読み込んだ時点で設定されているアドレスレジスタ 1
5,バイトカウント(Byte Count) 16 を更新し、バイトカ
ウント(Byte Count) 16 の値が“0”になった時点,或
いは、転送データが最後のデータであることを図示され
ていないデコーダ等で検出した時等において、イニシエ
ータ 1のチャネルへのデータ転送の終了が認識される。
【0010】前述のように、SCSIインタフェースにて接
続される入出力装置(ターゲット)2 と、ホストのチャ
ネル(イニシェータ)1 間における、SCSI規約では、情
報のやりとりの主導権を入出力装置(ターゲット) 2 に
持たせる為、上記各フェーズの遷移の権利を、入出力装
置(ターゲット) 2 に持たせている。
【0011】又、SCSIバスを効果的に利用する為の、デ
ータ転送の中断, 再開等も、入出力装置(ターゲット)
2 側の主導で行わせる為に、データ転送中でデータ転送
を中断させたときの転送情報、例えば、上記アドレスレ
ジスタ 15,バイトカウント(Byte Count) 16 の値を、チ
ャネル側に記憶させる為の、SAVE DATA POINT 指示を、
入出力装置(ターゲット) 2 側からの転送データに、所
定のメッセージを挿入することで指示できるようになっ
ている。
【0012】この為、従来は、図7に示したように、上
記SAVE DATA POINT 指示のメッセージを、データバスに
載せた時点で、制御線に REQ信号を上げる。即ち、本メ
ッセージを受信すると、イニシェータ 1のチャネルは、
現在仕掛け中の転送を全て完了させ、その時点での情
報、即ち、上記アドレスレジスタ 15,バイトカウント(B
yte Count) 16 の値を記憶した後、上記SAVE DATA POIN
T 指示に対する応答 (ACK)をしなければならない。{図
7の動作図を参照}
【0013】
【発明が解決しようとする課題】即ち、従来の SAVE DA
TA POINT処理では、図7に示されているように、SAVE D
ATA POINT のメッセージがきた時点で、入出力装置(タ
ーゲット) 2 に対する応答 (ACK 信号の送出) を待た
せ、転送回路{図6の受信制御回路 18,送出制御回路 1
7 }に転送の終了を指示し、現在仕掛け中の転送 (イニ
シェータ 1のホストへの転送) が全て終わった時点、即
ち、ライトポインタレジスタ(WPR) 14と、リードポイン
タレジスタ(RPR) 13の値が同じになった時点で、転送情
報の値、即ち、アドレスレジスタ 15,バイトカウント(B
yte Count) 16 の値を記憶した後、上記 SAVE DATA POI
NT指示に応答(ACK信号の送出) するといったシーケンス
をとる必要があった。
【0014】一旦転送を中断し、ハードウェア (具体的
には、受信制御回路 18,送出制御回路 17)が止まるのを
待って、上記転送情報の値を記憶し、再起動に対応でき
る状態 (リトライ転送を受け付けられる状態) にすると
いった従来の SAVE DATA POINT処理では、入出力装置
(ターゲット) 2 では、上記イニシェータ 1のチャネル
より応答がくるまで、SAVE DATA POINT 指示以降の、残
りのデータの転送ができず、データ転送の一時中断, 再
起動に伴うSCSIインタフェース上のオーバヘッドが大き
く、又、チャネルの性能を落とす一因となる等の問題が
あった。
【0015】又、本願発明に類似の技術として、特開平
2−112050号公報「SCSIバス制御方法」が開
示されているが、「ターゲットからイニシェータへ接続
中断又はコマンド完了のメッセージが与えられた際、上
記ターゲットが実行する命令の処理時間を判定し、判定
結果が所定時間を越える場合は、前記処理時間に基づい
て、次の選択要求までに要する時間を予測し、予測した
時間内に、SCSIバスを開放し、前記判定結果が所定
時間以内である場合は、SCSIバスを直ちに開放す
る」ものであって、イニシェータでターゲットからの切
断要求に基づいて中断処理を実行し、更に、ACK信号
を“オフ”して、SCSIバスを再選択に備えさせるま
での時間より、ターゲットが単独で実行する命令の処理
時間が短い場合、ターゲットが命令の処理を終了して、
再結合を要求しても、イニシェータからのSCSIバス
の開放がなされて、再接続に対応できる迄待機していな
ければならず、その間、SCSIバスがイニシェータに
専有されてバス効率が悪いという問題を解決するもので
あり、上記イニシェータのチャネルからの応答(ACK信
号) がくる迄、未だ、上記中断点迄のデータの転送があ
るのにも関わらず、SCSIバスが一時中断され、チャネル
の性能を落とす問題を解決するものではない。
【0016】本発明は上記従来の欠点に鑑み、複数個の
イニシエータと, 複数個のターゲットとを接続するSCSI
バスの制御におけるSAVE DATA POINT 処理を高速化し
て、SCSIバス上でのオーバヘッドを低減させるSAVE DAT
A POINT 処理方法を提供することを目的とするものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1, 図2は、本発明の
一実施例を示した図であり、図3,図4は、本発明の他
の実施例を示した図である。上記の問題点は下記の如く
に構成したSAVE DATAPOINT 処理方法によって解決され
る。
【0018】(1) イニシエータ 1とターゲット 2とを接
続するSCSIバス 3の制御におけるSAVE DATA POINT 処理
方法であって、ターゲット 2からのデータ転送中に、イ
ニシエータ 1のチャネルのフェーズ検出回路(10)で、メ
ッセージを保持していることを検出して、該メッセージ
を受信し、そのメッセージがSAVE DATA POINT メッセー
ジであると認識したとき、即、ターゲット 2にACK 信号
の応答をして、SAVE DATA POINT であることを示すフラ
グを、送受信データのデータバッファ 11 中に設定
し、データバッファ 11 の内容を順次、イニシエータ 1
のホストに転送し、該フラグが読み出されて、中断ビ
ット 21 を"1" にセットした時点で、チャネル内の送
出制御回路 17,受信制御回路 18 を停止して、アドレス
レジスタ 15,バイトカウント 16 の値を退避し、ターゲ
ット 1からのデータ転送の再開要求に対応できるように
処理する。
【0019】(2) イニシエータ 1とターゲット 2とを接
続するSCSIバス 3の制御におけるSAVE DATA POINT 処理
方法であって、ターゲット 2からのデータ転送中に、イ
ニシエータ 1のチャネルのフェーズ検出回路 10 で、メ
ッセージを保持していることを検出して、該メッセージ
を受信し、そのメッセージがSAVE DATA POINT メッセー
ジであると認識したとき、即、ターゲット 2にACK 信号
の応答をして、その時のライトポインタレジスタ 14 の
値を比較レジスタにライトポインタの値としてセッ
トし、比較イネーブルを設定して、データバッファ 1
1 の内容を順次、イニシエータ 1のホストに転送し、そ
のライトポインタの値とリードポインタの値が一致し
たとき、チャネル内の送出制御回路 17,受信制御回路 1
8 を停止し、アドレスレジスタ 15,バイトカウント 16
の値を退避し、ターゲットからのデータ転送の再開要求
に対応できるように処理する。
【0020】
【作用】即ち、本発明の SCSI バス制御における SAVE
DATA POINT処理方法は、データ転送中に指示された SAV
E DATA POINTメッセージを検出した時点で、即、ターゲ
ットに ACK信号を送出して、 SAVE DATA POINTに対する
応答を行い、例えば、データバッファ中の所定のビット
を“1”として、 SAVE DATA POINT処理であることを設
定し、データバッファの内容が順次読み出されて、ホス
トに転送され、上記 SAVE DATA POINT処理であることを
示すビット“1”が読み出されて、中断ビットが“1”
にセットされた時点で、チャネル内の送出制御回路, 受
信制御回路を停止するか{図1,図2参照}、或いは、
SAVE DATA POINT メッセージを検出した時点で、即、タ
ーゲットに ACK信号を送出して、 SAVE DATA POINTに対
する応答を行い、その時のライトポインタレジスタ(WP
R) の値を比較レジスタにライトポインタの値とし
て設定し、データバッファの内容が順次読み出されて、
ホストに転送され、リードポインタレジスタ(RPR) の値
が、上記比較レジスタに設定されているライトポインタ
の値と一致したことが検出されたとき、チャネル内の
送出制御回路, 受信制御回路を停止して{図3,図4参
照}、アドレスレジスタ, バイトカウントの値を退避
し、ターゲットからのデータ転送の再開要求に対応でき
るようにしたものである。
【0021】従って、入出力装置 (ターゲット) では、
SAVE DATA POINT に対する応答であるACK 信号を、長時
間に渡って待つことがなく、即、イニシェータからのAC
K 信号を認識すると、残りのデータを転送することがで
き、SAVE DATA POINT 処理の途中での転送の一時中断が
ない為、SCSIバス上でのオーバヘッドを最小に抑えるこ
とができ、且つ、チャネルの性能を高めることができる
効果がある。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例を図面によって詳述す
る。前述の図1,図2が、本発明の一実施例を示した図
であり、図3,図4は、本発明の他の実施例を示した図
であり、図1,図3は、それぞれ、構成例を示し、図
2,図4は、それぞれ、動作を模式的に示している。
【0023】本発明においては、イニシェータ 1のチャ
ネルにおいて、データ転送中のSAVEDATA POINT のメッ
セージを検出した時点で、入出力装置 (ターゲット) 2
に、上記SAVE DATA POINT メッセージに対する応答(ACK
信号) を返送し、SAVE DATAPOINT 以前に受信したデー
タの処理、即ち、ホストへの転送が完了した時点を、デ
ータバッファ 11 中に、SAVE DATA POINT を検出した時
点で設定したフラグが、上記ホストへのデータ転送に
基づいて、データバッファ 11 から読み出され、送出レ
ジスタ 12 に設定されて、中断ビット 21 が“オン”
になった時点で検出するか、上記SAVE DATA POINT メッ
セージを検出した時点でのライトポインタレジスタ(WP
R) 14の値を比較レジスタ 20 にライトポインタの値
として設定しておき、上記ホストへのデータ転送に基
づいて、リードポインタレジスタ(RPR) 13の値が、上記
比較レジスタ 20 に設定されているライトポインタ値
と一致した時点で検出して、送出制御回路 17,受信制御
回路 18 での転送動作を抑止し、アドレスレジスタ 15,
バイトカウント(Byte Count) 16 の値を退避して、入出
力装置 (ターゲット) 2 からのリトライ転送要求に対応
できるようにする手段が、本発明を実施するのに必要な
手段である。尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物を
示している。
【0024】以下、図5〜図7を参照しながら、図1〜
図4によって、本発明の SCSI バス制御における SAVE
DATA POINT処理の動作を説明する。図1,図2は、本発
明の一実施例を示している。図1において、SCSIバス 3
に接続されている入出力装置(ターゲット)2 よりデー
タの転送があると、そのデータを、データバッファ(Dat
a Buffer) 11内に取り込み、ライトポインタレジスタ(W
PR) 14を更新する。
【0025】又、リードポインタレジスタ(RPR) 13は、
ホストからのデータバッファ(DataBuffer) 11内のデー
タの読み出しがあると更新される。これらのデータ転送
中に、フェーズ検出回路 10 によって、SCSIバス 3上
の、図示されていない制御線が、入出力装置 (ターゲッ
ト) 2 からのメッセージの存在を指示していることを検
出すると、メッセージを受信レジスタ 23 に受信して、
図示されていないデコーダ等により、 SAVE DATA POINT
メッセージであることを認識すると、即、上記 SAVE DA
TA POINTメッセージに対して、ACK 信号で応答する。
【0026】その後、プロセッサ (ファームウェア) 22
は、 SAVE DATA POINT処理であることを示すフラグ
を、データバッファ(Data Buffer) 11中の所定のビット
に設定する。
【0027】このときの、上記データバッファ(Data Bu
ffer) 11のデータの格納状況を示したものが図2(a) で
あって、ライトポインタレジスタ(WPR) 14が示すアドレ
スの対応ビットに、上記フラグが設定されており、こ
の時点では、リードポインタレジスタ(RPR) 13の値は、
上記ライトポインタレジスタ(WPR) 14の値より小さ
い。
【0028】本発明による SAVE DATA POINT処理では、
この時点では、データ転送の中断を指示していないの
で、入出力装置 (ターゲット) 2 から、上記 SAVE DATA
POINT迄のデータ転送があると、データバッファ(Data
Buffer) 11には、後続のデータが取り込まれ、ライトポ
インタレジスタ(WPR) 14は更新を続ける。
【0029】ホストからのデータバッファ(Data Buffe
r) 11内のデータの読み出しがあり、リードポインタレ
ジスタ(RPR) 13が更新されて、上記フラグが送出レジ
スタ 12 の、フラグビット 12aにセットされると、中
断ビット 21 が“オン”となり、送出制御回路 17,受信
制御回路 18 に対して、データ転送を中断させる。
【0030】プロセッサ (ファームウェア) 22は、アド
レスレジスタ 15,バイトカウント(Byte Count) 16 の値
を退避して、入出力装置 (ターゲット) 2 より、リトラ
イ転送の要求があったとき、退避したアドレスレジスタ
15,バイトカウント(Byte Count) 16 の値を戻して、転
送の再開ができる状態にする。このときの動作を、タイ
ムチャート的に示したものが、図2(b) である。
【0031】次に、図3,図4によって、本発明の他の
実施例について説明する。本実施例においても、 SAVE
DATA POINTメッセージに応答する迄は、上記図1,図2
で説明した実施例と同じである。
【0032】SAVE DATA POINT メッセージに応答後、プ
ロセッサ (ファームウェア) 22は、その時のライトポイ
ンタレジスタ(WPR) 14の値を、本発明の比較レジスタ
20にライトポインタの値として設定し、比較イネー
ブルを“オン”とする。
【0033】本実施例によるSAVE DATA POINT 処理で
も、この時点では、データ転送の中断を指示していない
ので、入出力装置 (ターゲット) 2 から、上記 SAVE DA
TA POINT迄のデータ転送があると、データバッファ(Dat
a Buffer) 11には、後続のデータが取り込まれ、ライト
ポインタレジスタ(WPR) 14は更新を続ける。
【0034】そして、ホストからのデータバッファ(Dat
a Buffer) 11内のデータの読み出しがあり、リードポイ
ンタレジスタ(RPR) 13が更新されて、上記比較レジスタ
20に設定されているライトポインタの値と一致する
と、送出制御回路 17,受信制御回路 18 に対して、デー
タ転送を中断させる。{図4(a) の模式図参照} プロセッサ (ファームウェア) 22は、アドレスレジスタ
15,バイトカウント(Byte Count) 16 の値を退避して、
入出力装置 (ターゲット) 2 より、リトライ転送の要求
があったとき、退避したアドレスレジスタ 15,バイトカ
ウント(Byte Count) 16 の値を戻して、転送の再開がで
きる状態にする。このときの動作を、タイムチャート的
に示したものが、図4(b) である。
【0035】従って、入出力装置 (ターゲット) 2 から
SAVE DATA POINT指示があっても、従来のように、 SAV
E DATA POINT処理の途中で、データ転送が一時中断され
ることがなく、入出力装置 (ターゲット) 2 が指示して
いる SAVE DATA POINT迄のデータ転送を続けた後、デー
タ転送を上記 SAVE DATA POINTで中断することがてき
る。
【0036】このように、本発明は、イニシエータとタ
ーゲットとを接続するSCSIバスの制御におけるSAVE DAT
A POINT 処理方法において、ターゲットからのデータ転
送中に、イニシエータのチャネルのフェーズ検出回路
で、メッセージを保持していることを検出して、該メッ
セージを受信し、そのメッセージがSAVE DATA POINT メ
ッセージであると、即、ターゲットにACK 信号の応答を
して、SAVE DATA POINTであることを示すフラグを、
送受信データのバッファ中に設定し、データバッファの
内容が順次、イニシエータのホストに転送し、該フラグ
が読み出されて、中断ビットを"1" にセットした時
点で、チャネル内の送出制御回路, 受信制御回路を停止
して、アドレスレジスタ, バイトカウントの値を退避
し、ターゲットからのデータ転送の再開要求に対応でき
るようにする。或いは、上記SAVE DATA POINT メッセー
ジを検出した時点で、即、ターゲットにACK 信号の応答
をして、その時のライトポインタの値を比較レジスタ
にセットし、比較イネーブルを“オン”して、ホスト
へのデータ転送を続けて、そのリードポインタレジスタ
の値と、上記比較レジスタに設定されているライトポイ
ンタレジスタの値が一致したとき、チャネル内の送出
制御回路, 受信制御回路を停止し、アドレスレジスタ,
バイトカウントの値を退避し、ターゲットからのデータ
転送の再開要求に対応できるようにした所に特徴があ
る。
【0037】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
SCSIバス制御におけるSAVE DATA POINT 処理方法によれ
ば、入出力装置 (ターゲット) では、SAVE DATA POINT
に対する応答を待つことがなく、即、イニシェータから
のACK 信号を認識すると、残りのデータを転送すること
ができ、SAVE DATA POINT 処理の途中での転送の一時中
断がない為、SCSIバス上でのオーバヘッドを最小に抑え
ることができ、且つ、チャネルの性能を高めることがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した図(その1)
【図2】本発明の一実施例を示した図(その2)
【図3】本発明の他の実施例を示した図(その1)
【図4】本発明の他の実施例を示した図(その2)
【図5】SCSIバスをインタフエースとするシステムの構
成例を示した図
【図6】従来のSCSIバス上でのSAVE DATA POINT 処理を
説明する図(その1)
【図7】従来のSCSIバス上でのSAVE DATA POINT 処理を
説明する図(その2)
【符号の説明】
1 イニシェータ 2 入出力装置
(ターゲット) 10 フェーズ検出回路 11 データバッ
ファ(Data Buffer) 12 送出レジスタ 12a フラグビッ
ト 13 リードポインタレジスタ(RPR) 14 ライトポインタレジスタ(WPR) 15 アドレスレジスタ 16 バイトカウ
ント(Byte Count) 17 送出制御回路 18 受信制御回
路 19 バス制御回路 20 比較レジス
タ 21 中断ビット 22 プロセッサ 23 受信レジスタ フラグ フラグの送出レジスタへのセット 比較レジスタに設定されているライトポインタの
値 比較イネーブル ライトポインタレジスタ(WPR) の値

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イニシエータ(1) とターゲット(2) とを接
    続するSCSIバス(3) の制御におけるSAVE DATA POINT 処
    理方法であって、 ターゲット(2) からのデータ転送中に、イニシエータ
    (1) のチャネルのフェーズ検出回路(10)で、メッセージ
    を保持していることを検出して、該メッセージを受信
    し、そのメッセージがSAVE DATA POINT メッセージであ
    ると認識したとき、 即、ターゲット(2) にACK 信号の応答をして、SAVE DAT
    A POINT であることを示すフラグ () を、送受信デー
    タのデータバッファ(11)中に設定し、 データバッファ(11)の内容を順次、イニシエータ(1) の
    ホストに転送し、該フラグが読み出されて、中断ビッ
    ト(21)を"1" にセット()した時点で、チャネル内の
    送出制御回路(17), 受信制御回路(18)を停止して、アド
    レスレジスタ(15), バイトカウント(16)の値を退避し、
    ターゲット(2) からのデータ転送の再開要求に対応でき
    るように処理することを特徴とするSCSIバス制御に
    おけるSAVE DATA POINT処理方法。
  2. 【請求項2】イニシエータ(1) とターゲット(2) とを接
    続するSCSIバス(3) の制御におけるSAVE DATA POINT 処
    理方法であって、 ターゲット(2) からのデータ転送中に、イニシエータ
    (1) のチャネルのフェーズ検出回路(10)で、メッセージ
    を保持していることを検出して、該メッセージを受信
    し、そのメッセージがSAVE DATA POINT メッセージであ
    ると認識したとき、 即、ターゲット(2) にACK 信号の応答をして、その時の
    ライトポインタの値 () を比較レジスタ(20)にセット
    し、比較イネーブルを設定して、 データバッファ(11)の内容を順次、イニシエータ(1) の
    ホストに転送し、そのライトポインタの値 () とリー
    ドポインタの値が一致したとき、チャネル内の送出制御
    回路(17), 受信制御回路(18)を停止し、アドレスレジス
    タ(15), バイトカウント(16)の値を退避し、ターゲット
    (2) からのデータ転送の再開要求に対応できるように処
    理することを特徴とするSCSIバス制御におけるSA
    VE DATD POINT処理方法。
JP6070093A 1993-03-19 1993-03-19 Scsiバス制御におけるsave data point処理方法 Withdrawn JPH06274440A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7783895B2 (en) 2003-03-27 2010-08-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Method and apparatus for encrypting data to be secured and inputting/outputting the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7783895B2 (en) 2003-03-27 2010-08-24 Sanyo Electric Co., Ltd. Method and apparatus for encrypting data to be secured and inputting/outputting the same

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