JPH088192Y2 - 複合パネル - Google Patents
複合パネルInfo
- Publication number
- JPH088192Y2 JPH088192Y2 JP14005989U JP14005989U JPH088192Y2 JP H088192 Y2 JPH088192 Y2 JP H088192Y2 JP 14005989 U JP14005989 U JP 14005989U JP 14005989 U JP14005989 U JP 14005989U JP H088192 Y2 JPH088192 Y2 JP H088192Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composite panel
- surface material
- panel
- packing material
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Finishing Walls (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はサンドイッチ構造の複合パネルを用いて外壁
を構成した際の、Ｒ形コーナ部に使用するパネルに関す
るものである。
を構成した際の、Ｒ形コーナ部に使用するパネルに関す
るものである。
一般に、この種パネルを用いて施工した際はコーナ部
を金属板材を任意形状、例えば直角、あるいは任意半径
の曲面に形成した板体のみで構成するか、サンドイッチ
構造体を所定角度、もしくは所定半径に成形したパネル
で構成するかのいずれかであった。
を金属板材を任意形状、例えば直角、あるいは任意半径
の曲面に形成した板体のみで構成するか、サンドイッチ
構造体を所定角度、もしくは所定半径に成形したパネル
で構成するかのいずれかであった。
しかしながら、この種コーナパネルにおいて、前者の
パネルを使用すると金属板単体のため化粧面にペコツ
キ、変形、歪等の好ましくない形状が見られ、質感に欠
ける不利があった。また、後者は表、裏面材間からプラ
スチックフォームが不均一に漏洩したり、単に平板状の
シールテープを貼着するかであり、目地部にバックアッ
プ材を別途付加する必要があった。さらに、表、裏面材
間にパッキング材を介在させた際は、ある程度剛性のあ
るパッキング材を使用する必要があるため半径の大き
さ、角度によって屈曲しにくく任意半径、角度に形成し
にくい欠点があった。その他、表面材の側壁は角度、半
径によって切り取る必要があり、この木口端からの芯材
の漏れ、錆などが発生する不利があった。
パネルを使用すると金属板単体のため化粧面にペコツ
キ、変形、歪等の好ましくない形状が見られ、質感に欠
ける不利があった。また、後者は表、裏面材間からプラ
スチックフォームが不均一に漏洩したり、単に平板状の
シールテープを貼着するかであり、目地部にバックアッ
プ材を別途付加する必要があった。さらに、表、裏面材
間にパッキング材を介在させた際は、ある程度剛性のあ
るパッキング材を使用する必要があるため半径の大き
さ、角度によって屈曲しにくく任意半径、角度に形成し
にくい欠点があった。その他、表面材の側壁は角度、半
径によって切り取る必要があり、この木口端からの芯材
の漏れ、錆などが発生する不利があった。
本考案はこのような欠点を除去するため、表面材の側
面を細いピッチの波状にして屈曲時に生ずる歪を吸収
し、また表、裏面材間に特殊なパッキング材を介在さ
せ、芯材となるプラスチックフォームの漏洩防止と、目
地部バックアップ材と表、裏面材間のスペーサ、断熱材
として兼用し、かつ任意半径に屈曲しうるようにスリッ
トを表面側からある深さまで設け、歪、変形がなくて美
しく、しかも壁材と同質感の部材で任意半径の曲面を容
易に、かつ安価に形成でき、その上、施工も容易な複合
パネルを提供するものである。
面を細いピッチの波状にして屈曲時に生ずる歪を吸収
し、また表、裏面材間に特殊なパッキング材を介在さ
せ、芯材となるプラスチックフォームの漏洩防止と、目
地部バックアップ材と表、裏面材間のスペーサ、断熱材
として兼用し、かつ任意半径に屈曲しうるようにスリッ
トを表面側からある深さまで設け、歪、変形がなくて美
しく、しかも壁材と同質感の部材で任意半径の曲面を容
易に、かつ安価に形成でき、その上、施工も容易な複合
パネルを提供するものである。
以下に、図面を用いて本考案に係る複合パネルの一実
施例について詳細に説明する。すなわち、第１図
（ａ）、（ｂ）（（ａ）図のイ−イ線切断斜視図）は上
記パネルの一例を示す斜視図であり、１は複合パネルで
表面材２と裏面材５間に芯材７を一体に介在させると共
に、表面材２の側壁下端と裏面材５の背面間にパッキン
グ材８を一体に介在させた構造体である。さらに説明す
ると、表面材２はフラット、あるいはエンボス加工され
た金属板、例えば表面処理鋼板、ステンレス板、アルミ
ニウム板、アルミニウム押出板、チタン合金板、ガルバ
リウム鋼板、制振鋼板等の１種からなり、プレス、ロー
ル成形等の関係で厚さは0.25〜1.0mm位までとしたもの
である。また、表面材２は断面で樋状で化粧面３と、側
面４、Ｌ形側面4aとから形成し、側面４は第２図（第１
図（ａ）におけるイ−イ線端面図）に示すように高さｈ
が任意、例えば図示しないパネルの厚さより小さい寸法
としたものである。前記裏面材５は表面材２と同質、あ
るいは表面材２より薄い板材で、エンボス加工による模
様が付加されたものが好ましい。また、裏面材５は表面
材２の幅より第３図に示すように目地Ａの幅W1と同等か
幾分小さい寸法とし、両側端にはより強度、危険防止の
ため舌片６を設けることもある。芯材７はプラスチック
フォーム、例えばポリウレタンフォーム、ポリイソシア
ヌレートフォーム、フェノールフォーム、ポリエチレン
フォーム、ポリスチレンフォーム、塩ビフォーム等の１
種からなり、好ましくは原料発泡により各構成材を一体
に接着することが好ましい。前記パッキング材８は第４
図（ａ）、（ｂ）に示すように通常は直線状であり、シ
ール材、ガイド材、およびバックアップ材としてのゴム
硬度30〜90°位のある材質で、嵌合溝９と適宜ピッチで
設けたスリット10とにより所定の半径に屈曲できるもの
である。さらに説明すると、パッキング材８は目地Ａの
幅W1が10〜40mm位、W2＝２〜10mm位、W3＝５〜30mm位、
W4＝１〜3mm位、高さh1＝10〜50mm位、h2＝２〜10mm
位、h3＝５〜50mm位とする。なお、嵌合溝９は表面材２
の側面４の下端縁を装着できる幅であり、スリット10は
切り込み、Ｖ字、あるいは切り欠くかのいずれかであ
り、屈曲容易なピッチ、寸法等にするものである。
施例について詳細に説明する。すなわち、第１図
（ａ）、（ｂ）（（ａ）図のイ−イ線切断斜視図）は上
記パネルの一例を示す斜視図であり、１は複合パネルで
表面材２と裏面材５間に芯材７を一体に介在させると共
に、表面材２の側壁下端と裏面材５の背面間にパッキン
グ材８を一体に介在させた構造体である。さらに説明す
ると、表面材２はフラット、あるいはエンボス加工され
た金属板、例えば表面処理鋼板、ステンレス板、アルミ
ニウム板、アルミニウム押出板、チタン合金板、ガルバ
リウム鋼板、制振鋼板等の１種からなり、プレス、ロー
ル成形等の関係で厚さは0.25〜1.0mm位までとしたもの
である。また、表面材２は断面で樋状で化粧面３と、側
面４、Ｌ形側面4aとから形成し、側面４は第２図（第１
図（ａ）におけるイ−イ線端面図）に示すように高さｈ
が任意、例えば図示しないパネルの厚さより小さい寸法
としたものである。前記裏面材５は表面材２と同質、あ
るいは表面材２より薄い板材で、エンボス加工による模
様が付加されたものが好ましい。また、裏面材５は表面
材２の幅より第３図に示すように目地Ａの幅W1と同等か
幾分小さい寸法とし、両側端にはより強度、危険防止の
ため舌片６を設けることもある。芯材７はプラスチック
フォーム、例えばポリウレタンフォーム、ポリイソシア
ヌレートフォーム、フェノールフォーム、ポリエチレン
フォーム、ポリスチレンフォーム、塩ビフォーム等の１
種からなり、好ましくは原料発泡により各構成材を一体
に接着することが好ましい。前記パッキング材８は第４
図（ａ）、（ｂ）に示すように通常は直線状であり、シ
ール材、ガイド材、およびバックアップ材としてのゴム
硬度30〜90°位のある材質で、嵌合溝９と適宜ピッチで
設けたスリット10とにより所定の半径に屈曲できるもの
である。さらに説明すると、パッキング材８は目地Ａの
幅W1が10〜40mm位、W2＝２〜10mm位、W3＝５〜30mm位、
W4＝１〜3mm位、高さh1＝10〜50mm位、h2＝２〜10mm
位、h3＝５〜50mm位とする。なお、嵌合溝９は表面材２
の側面４の下端縁を装着できる幅であり、スリット10は
切り込み、Ｖ字、あるいは切り欠くかのいずれかであ
り、屈曲容易なピッチ、寸法等にするものである。
次に施工例につき簡単に説明すると、第３図に示す柱
Ｂに胴縁Ｃを図示しないアングル等を介して固定し、こ
の胴縁Ｃに第３図（ａ）に示すような複合パネル１を固
定し、次にパネルＤを固定し、その目地Ａをコーキング
材Ｅで充填し、コーナ部を形成するものである。このコ
ーナー部の縦、横の断面は第５図（ａ）、（ｂ）に示す
構造である。
Ｂに胴縁Ｃを図示しないアングル等を介して固定し、こ
の胴縁Ｃに第３図（ａ）に示すような複合パネル１を固
定し、次にパネルＤを固定し、その目地Ａをコーキング
材Ｅで充填し、コーナ部を形成するものである。このコ
ーナー部の縦、横の断面は第５図（ａ）、（ｂ）に示す
構造である。
以上説明したのは本考案に係る複合パネルの一実施例
にすぎず、第６図（ａ）〜（ｈ）に示すような断面のパ
ッキング材８を用いて複合パネル１を形成することもで
きる。
にすぎず、第６図（ａ）〜（ｈ）に示すような断面のパ
ッキング材８を用いて複合パネル１を形成することもで
きる。
上述したように本考案に係る複合パネルによれば、
コーナ目地部の目地幅、コーキング材厚さ、防水層の形
成が極めて容易となり、かつ均一化できる。芯材の漏
洩がない。任意半径の曲面を１種のパッキング材で兼
用できる。表、裏面材間のガイドが正確なため、生産
性がよく、かつ施工後も美しい。等の特徴がある。
コーナ目地部の目地幅、コーキング材厚さ、防水層の形
成が極めて容易となり、かつ均一化できる。芯材の漏
洩がない。任意半径の曲面を１種のパッキング材で兼
用できる。表、裏面材間のガイドが正確なため、生産
性がよく、かつ施工後も美しい。等の特徴がある。
第１図（ａ）、（ｂ）は本考案に係る複合パネルの一実
施例を示す説明図、第２図は上記パネルの横端面図、第
３図はコーナ部構造を示す説明図、第４図（ａ）、
（ｂ）はパッキング材の一例を示す説明図、第５図
（ａ）、（ｂ）は第３図の横、縦の目地部を示す説明
図、第６図（ａ）〜（ｈ）はパッキング材のその他の実
施例を示す断面図である。１ ……複合パネル、２……表面材、３……化粧面、４…
…側面、５……裏面材、７……芯材、８……パッキング
材。
施例を示す説明図、第２図は上記パネルの横端面図、第
３図はコーナ部構造を示す説明図、第４図（ａ）、
（ｂ）はパッキング材の一例を示す説明図、第５図
（ａ）、（ｂ）は第３図の横、縦の目地部を示す説明
図、第６図（ａ）〜（ｈ）はパッキング材のその他の実
施例を示す断面図である。１ ……複合パネル、２……表面材、３……化粧面、４…
…側面、５……裏面材、７……芯材、８……パッキング
材。
Claims (1)
- 【請求項１】樋状断面の表面材と平板状の裏面材間に芯
材を一体に介在させた複合パネルにおいて、裏面材の長
さ、幅を表面材に少なくとも目地幅を付加した寸法と
し、該表面材の樋状断面の両側面下端にコ字状のパッキ
ング材を介在させると共に、該パッキング材は外側壁上
端面を前記表面材の化粧面より低くし、かつ表面側から
スリットを多数設けたことを特徴とする複合パネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14005989U JPH088192Y2 (ja) | 1989-12-02 | 1989-12-02 | 複合パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14005989U JPH088192Y2 (ja) | 1989-12-02 | 1989-12-02 | 複合パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0378812U JPH0378812U (ja) | 1991-08-09 |
| JPH088192Y2 true JPH088192Y2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=31687062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14005989U Expired - Lifetime JPH088192Y2 (ja) | 1989-12-02 | 1989-12-02 | 複合パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088192Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006008243A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-01-12 | Nobuaki Shinohara | 日用品やその他などに、利用される、容器を紙製の容器にしたもの。 |
| JP4549262B2 (ja) * | 2005-09-01 | 2010-09-22 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | 逸脱防止ガード付きラダーマクラギ |
-
1989
- 1989-12-02 JP JP14005989U patent/JPH088192Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0378812U (ja) | 1991-08-09 |
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