JPH01142164A

JPH01142164A - サイディングボード

Info

Publication number: JPH01142164A
Application number: JP30104687A
Authority: JP
Inventors: Katsuhiko Seki; 克彦関
Original assignee: IG Technical Research Inc
Current assignee: IG Technical Research Inc
Priority date: 1987-11-27
Filing date: 1987-11-27
Publication date: 1989-06-05
Anticipated expiration: 2011-02-28
Also published as: JPH0819755B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は建築物、構築物の外装材、あるいは内装材とし
て縦張り、あるいは横張り壁体を形成するサイデイング
ボード（以下、単にボードという）に関するものである
。さらに詳しくは、従来にない意匠性を持つと共に、断
熱性、防火性、防水性、気密性、係合力、強度にすぐれ
たボードに関するものである。

〔従来の技術〕

従来から金属薄板を表面材とし、長手方向の両側縁に雄
、雌連結部を形成し、表面材の裏面に合成樹脂発泡体、
裏面材を積層したボードが数多く上布されている。そし
てこの種ボードにおいて、目地部の防水性、断熱性を強
化するために、釘打股部の下面に芯材を膨出して形成し
たものであった。また、化粧面に化粧溝を形成し、意匠
性、施工性を向上したものも出てきている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、この種ボードにより外壁を形成する場合
には、釘打設片の下面に合成樹脂発泡体等の芯材がある
ため、合成樹脂発泡体のように、弾力性のある芯材を利
用した場合には、釘打設時に芯材の弾力により釘打設片
がはれかえり、釘打ちが困難であった。また、釘打設に
より釘打設片および釘打設片の下面に膨出した芯材が破
壊され、目地部の寸法差、係合力の低下による防水性、
断熱性、気密性の低下が生起されるものであった。

さらに、この種ボードは差込縁の強度に欠け、かつ差込
縁と係合溝間の連結部に毛細管現象を防止する形状が施
されていなかったし、化粧面は意匠性に欠ける不利があ
った。その他、同一ボードで縦、横張りをすることは施
工性、防水性に劣る欠点があった。また、化粧溝、目地
部は化粧面と同色であり、かつ溝内にホコリがたまり、
汚れが目立つ不利があった。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明はこのような欠点を除去するため、化粧面に特殊
な化粧溝を１〜複数本、設けると共に、差込縁に防水性
強化と補強を具備させる形状とし、さらに、化粧溝、差
込縁表面の少なくとも一部に隠蔽力のある塗膜層を形成
し、意匠性と係合力および縦、横張りを兼用でき、施工
しやすいボードを提案するものである。

〔実施例〕

以下に、図面を用いて本発明に係るボードの一実施例に
ついて詳細に説明する。すなわち、第１図は上記ボード
Ａを示す斜視図であり、土は表面材、２０は芯材、２１
は裏面材、２３は隠蔽力のある塗膜層（以下、単に塗膜
層という）であって、表面材上、裏面材２１間に芯材２
０を一体にサンドイッチしたものである。さらに説明す
ると、表面材上は例えば表面処理鋼板、フッ素塗膜鋼板
、亜鉛・ニッケル合金メッキ鋼板、アルミ・亜鉛合金メ
ツキ鋼板（商品名ガルファン、ガルバリウム鋼板、スー
パージンク）、アルミニウム板、アルミニウム合金板、
鋼板、クラツド鋼板、制振鋼板等の１種からなる金属板
（平板、エンボス加工板を含む）の１種を素材とする。

なお、表面材上の素材として平板、エンボス加工板、リ
シン塗装板、ホウロウ加工板も含むものである。また、
表面材上は成　。

形ロール、プレス、押し出し、射出成形、引き抜きなど
の１つの手段によって所定形状に形成したものである。

その具体的形状の一例について、第２図〜第４図（ａ）
〜（ｅ）を用いて説明すると、表面材上は第２図〜第４
図ｉａ）〜（Ｃ）に示すように、化粧面部又、雄型連結
部↓、雌型連結部用とから構成したものである。さらに
説明すると、化粧面部−？−は表面材上の長手方向に沿
って少なくとも１本以上形成した化粧溝３と化粧溝３に
よって複数に分割された化粧片２ａ、２ｂとから形成す
る。上記化粧溝３は化粧片２ａと０１で交わる側面３ａ
と化粧面部又とほぼ平行な底面３ｂと、化粧片２ｂとθ
黛で交わる傾斜面３ｃとから断面をほぼ等迫台形状に形
成したものである。さらに化粧溝３は化粧面部１に少な
くとも１本以上設けるものであり、ボードＡの強度を強
化し、ボード八を広幅に形成しても、反り、捩じれ、ペ
コッキを防止し、化粧面部１を平坦なボードＡとするの
に役立つと共に、後述する雄型連結部↓と雌型連結部民
とによる目地部Ｂと共に、壁体の意匠性を向上させるも
のである。雄型連結部↓は化粧面部叉の一端を前記した
角度θ３とほぼ同じ角度のθ３で屈曲した側壁５と、そ
の端縁を化粧片２ａ、２ｂとほぼ平行に延ばした上面６
とその先端を内方へ折り返して内側へ延長した下面７と
からなる差込縁８と、下面７の先端を外方へ折り返しそ
のまま水平に延長して形成した係合溝９と、係合溝９の
下縁１０を外側方へ延長した延長部１１と、その途中に
設けた突条１１ａと延長部１１の先端を屈曲した舌片１
２とから形成したものである。

特に、上面６と下面７間の端部には面取り面８ａを形成
し、防水性、または図示しない係合溝８のコーキング材
の充填領域として役立つものである。

雌型連結部封は化粧面部叉の他端を内方へ化粧溝３の側
面３ａの角度θ１に相応した角度θ４で屈曲した側壁１
４と、その下端を内方へ屈曲して上縁１５とし、上縁１
５の先端を外方に折り曲げて下縁１６とし断面コ字状に
形成した嵌合溝１７と、下縁１６の先端に設けた舌片１
８とから構成したものである。また、１９は芯材２０を
充填するための凹状部である。

さらに説明を加えると、嵌合溝１７は差込縁８を嵌合し
うるちのであり、特に、下縁１６は縦張りでは施工上の
ガイドとして側壁１４より突出することが好ましく、横
張りでは土台部で外観に露出するため側壁１４と同等か
、それより内方に位置することが好ましいものである。

なお、舌片１２．１８は図示しないが下はぜ状に屈曲し
たり、上はぜ状に屈曲して裏面材２１の一端を挟持する
ことも可能である。

芯材２０は、表面材上の裏面の化粧面部１、雄型連結部
↓、雌型連結部Ｕによって囲まれた凹状部１９に少なく
とも充填するものであり、主にボードＡに断熱性を付与
するものであり、副次的に接着材、不燃材、クツション
材、防音材などの機能を有する素材の１種以上からなる
ものである。具体的には合成樹脂発泡体、例えばポリウ
レタンフォーム、ポリイソシアヌレートフオーム、フェ
ノールフオーム、エポキシフオーム、ポリエチレンフオ
ーム、ポリスチレンフオーム等の１種からなり、原料、
成形体のいずれの場合でも一体化しうるちのである。裏
面材２１と少なくとも芯材２０の裏面を覆ってボードＡ
をサンドイッチ構造とし、ボードＡ自体の機械強度を向
上すると共に、不燃シート、防水膜、遮熱シート、吸水
シート、防音シート、バッキング材などの機能として役
立つものであり、例えばアスベスト紙、クラフト紙、ア
スファルトフェルト、金属板、金属箔（Ａ　ｌ　％　Ｆ
ｅｓ　ｐｂ、　Ｃｕ）、合成樹脂シート、ゴムシート、
布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布
等の１種、または２種以上をラミネートしたもの、ある
いは防水処理、難燃処理されたシートなどからなるもの
である。なお、裏面材２１の端縁は舌片１２．１８によ
って挟持されたり、芯材２０と表面材上間に介在するよ
うに配設することもできる。２２は逃げ凹部でボードＡ
を連結する際の係合を容易にすると共に、化粧面部１の
面一化と防水空隙の形成に役立つものである。また塗膜
層２３は化粧溝３、あるいは目地部Ｂ（側壁５．１４、
上面６）の一部に形成するものであり、例えば第６図（
ａ）〜（ｎ）に示すような位置に形成するものである。

さらに詳説すると、塗膜層２３は化粧面部１の化粧塗膜
色と異ならしめ、隠蔽力のあるものとし、化粧溝３、目
地部Ｂの立体感、化粧面との画一化を図り、目地部Ｂ、
化粧溝３を目立つものとし、横、あるいは縦のラインを
明確化し、さらに、溝へのホコリ付着による美観性の低
下を防止するものである。その素材の一例としては、ア
ルキド樹脂系、アミノ、アルキド樹脂系、ビニール樹脂
系、アクリル樹脂系、エポキシ樹脂系、ウレタン樹脂系
、エマルジッン系、ポリエステル樹脂系等よりなる合成
樹脂系塗料、水性塗料、油性塗料、あるいは無機系塗料
よりなり、常温硬化型、焼付硬化型よりなる。また硬化
方法は、焼付けの他に遠赤外線、紫外線による硬化も可
能である。勿論、塗膜層２３は外壁の化粧面として外部
に露出するため、耐候性、耐食性のあるものである。

ここで上記各部の寸法関係について簡単に説明する。第
１図、第４図（ａ）〜（Ｃ）、および第５図に示すよう
に、化粧片２ａ、２ｂの幅をＷ＋　、Ｗｍ　、化粧溝３
の幅をＷａ、上面６０幅をＨ４、係合溝９の最奥から舌
片１２までの幅をＷｓ　ｓ下縁１６の幅をＷい逃げ凹部
２２の幅をＷ？　、係合溝９の最奥から突条１１ａまで
の幅をＷｌ　、目地部Ｂの幅をＷ１１係合溝９の深さを
ＤＩ、嵌合溝１７の深さをＤｍ、化粧溝３、目地部Ｂの
深さＤｓ　ｓ　Ｄ４　、逃げ凹部２２の深さをＤＩ、化
粧片２８表面から延長部１１の裏面までの高さをＨｌ、
化粧片２ｂの表面から下縁１６の裏面までの高さをＨ＋
＋、化粧片２ａから上面６までの高さをＨｓ、上面６か
ら下面７までの高さをＨい係合溝９の開口の高さをＨｌ
、化粧片２ｂがら上縁１５までの高さをＨ・、嵌合溝１
７の開口の高さをＨ？、突条１１ａの高さをＨａ、０１
〜θ４は角度、ｔ■は表面材上の板厚、１．は裏面材２
１の板厚、ＴはボードＡの全厚であるとすると、Ｗｌ　
＝Ｗｚ　、またはＷ＋　５Ｗｔ　％　Ｗｓ　　’−Ｗｅ
　、Ｈ４＞ＤＩ　、Ｈ５＞Ｗａ　　、　Ｗｓ　　＃Ｗｔ
　　、　Ｗａ　　＞Ｄｇ　　、　Ｗｌ　＃Ｄｇ　　、。

Ｗ　＊　＜　Ｄ　ｓのいずれか、Ｗｓ　＞Ｄｔ　ＳＨ＋
＝１０〜５０龍、Ｈｌ　＃Ｈｓ　、Ｈｔ　＝Ｈ宮＋ｔ１
％Ｈ１ζＨ２＋１〜５Ｉ１１位のいずれか、Ｈｓ　＃Ｄ
ｓ　＃Ｄ４、Ｈ：１＞Ｈ４、Ｈ４＝２　〜　　１Ｏ１１
１、Ｈｓ　　　＝　　２　〜１０重量位、Ｈｌ　＃Ｈｓ
位、Ｈ４＜ｌ（７位、Ｈｓ＝１〜Ｓｉｎ位、Ｄｓ＝２〜
５鶴イ立、Ｔ−１０〜５０１−１Ｔ＃Ｈ＋　＋ｔｌ＋ｊ
＝位にするものである。

次に施工例について簡単に説明する。

いま、第１図に示すようなボードＡを第５図に示すよう
に横張りして壁体を形成すると仮定する。

なお、ボードＡＩ、Ａ！は表面材上に０．２７■■厚の
カラー鋼板を用い、裏面材２１にはアルミ、クラフト紙
を用い、芯材２０は表面材上と裏面材２１の間にポリイ
ソシアヌレートフオーム用原料を吐出し、反応、発泡さ
せ、次にキュアして一体化したものである。そこで、主
柱、間柱、防水シート等からなる壁下地（図では防水シ
ートを使用しない場合の壁下地を示す）αに第ｎ番目の
ボードＡ＋の延長部１１を釘βを介して固定する。次に
第ｎ＋１番目のボードＡ８下縁１６をボードＡ＋の係合
溝９に挿入すると共に、差込縁８をボードＡｓの嵌合溝
１７に嵌挿する。なお、図示しないが、窓回り部分には
止縁、コーキング材、出、入隅等の部分にはコーキング
材、役物を用いる必要がある。

〔その他の実施例〕

以上説明したのは本発明に係るボードＡの一実施例にす
ぎず、第７図〜第２０図に示すように形成することもで
きる。すなわち、第７図（ａ）〜（１）は化粧溝３の化
粧面部１における位置を異ならしめたボードＡ１第８図
（ａｌ〜ｔｅｌは差込縁８の先端に面取りを除いて角°
あるいは四面状に、もしくは上面６の途中に突起を形成
して防水、係合力を強化したり、化粧溝３に図示のよう
に窪部を形成してボードＡの連結部と化粧溝３とを酷似
させたのボードＡ１第９図（ａ）　〜（ｅ）、第１０図
（ａｌ　〜（ｅ）は裏面材２１の装着状態を異ならしめ
たボードＡ１第１１図＋８）〜（１１り、第１２図（ａ
ｌ〜（１４）は化粧溝３を変形し、目地部もこれに対応
する形状、あるいは異ならしめた形状としたボードＡ１
第１３図（ａ）　〜（ｅ）、第１４図（ａ）　〜（ｄ）
、第１５図（ａ）　〜Ｔｆ）、第１６図（ａ）　〜（Ｊ
）、第１７図（ａｌ　〜（ｄｌ、第１８図（ａ）〜（ｋ
）はその他のボードＡの実施例を示す説明図であって、
連結部は十分に防水性、係合力を考慮した寸法とするも
のである。さらに第１９図は雄、雌型連結部↓、旦の図
示する位置の少なくとも１箇所にコーキング材２４を埋
設したものである。また、第２０図は化粧面部主の任意
範囲に波状模様を□形成したボードＡである。なお、第
７図〜第２０図においては塗膜層２３は省略して示しで
ある。

〔発明の効果〕

上述したように本発明に係るボードによれば、■化粧面
部に少なくとも１本以上の化粧溝を形成したため、強度
が十分に補強されて反り、捩じれ、ペコッキが防止でき
、また化粧面が山状になったりすることがない。■縦、
横張りが可能である。

■施工が落とし込みタイプのため、施工能率が大幅に向
上する。■従来のボードは断熱性、防火性を向上するた
めに、延長部下面に芯材を膨出して形成し釘打設による
芯材の破壊、釘打設時のはねかえりによる施工性の低下
、目地部の変形等生起していたが、本ボードは差込縁に
強度、断熱性があるため、目地部の断熱性、防火性を向
上すると共に、上記欠点を除去する。■化粧溝の位置を
種々変化させることにより、意匠性を大幅に向上した壁
体となると共に、施工性が向上する。■化粧溝、目地部
の少なくとも一部に隠蔽力のある塗膜層を形成したため
、横、あるいは縦のラインを明確にして意匠性を向上し
、さらに溝へのホコリの付着による美観性の低下を防止
できる。等の特徴がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るサイデイングボードの一実施例を
示す斜視図、第２図〜第４図（ａ）〜（Ｃ）は表面材を
説明する説明図、第５図は上記ボードを用いて形成した
壁体の目地部の一例を示す説明図、第６図は塗膜層の形
成例を示す説明図、第７図（ａ）〜＋１１〜第２０図は
その他の実施例を示す説明図である。Ａ・・・サイデイングボード、上・・・表面材、ｌ・・
・化粧面部、３・・・化粧溝、■・・・雄型連結部、８
・・・差込縁、１３−・・雌型連結部、１７・・・嵌合
溝、２０・・・芯材、２１・・・裏面材、２３・・・隠
蔽力のある塗膜層。第１１！ｌ ± ’ｌ　　　　　　　　　　　　　　　　　／Ａ第５ｖＡ第６図ｆｉｌｌ　　　　　　　　’　　　　ｆｋ）　　　　　
　　　　　　　　ｌすＣｄ）　　　　　　　　　　　　
　　　　　　ｔｅ７　　　　　　　　　　　　　　　　
　　ｔ５Ｊ’３１　　　　　　　　　　　＋）＋＋　　
　　　　　　　　　（Ａ＋ψ　　　　　　　　ル）　　
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　　　　　　ｒｖＹ）第　　り　　８ロ第８図第　　１今　図第１’？　ＩｔＪＣへ）第１８図八第１９図第２０図４　　　　　　　　　　。吸

Claims

【特許請求の範囲】

（１）横長の化粧面部に少なくとも１本以上の表面材の
長手方向と平行に断面を凹状とした化粧溝を設けると共
に、化粧面部の一側縁に差込縁と係合溝と固定用の延長
部からなる雄型連結部を形成し、他側縁を内方に屈曲し
嵌合溝を有する雌型連結部を設けた表面材と、表面材の
凹状部に充填した芯材と、該芯材の裏面を被覆した裏面
材とを一体に形成してなり、また前記差込縁の先端を面
取り断面に形成し、さらに、上記化粧溝、目地部の少な
くとも一部に隠蔽力のある塗膜層を形成したことを特徴
とするサイディングボード。