JPH0426584Y2

JPH0426584Y2 -

Info

Publication number: JPH0426584Y2
Application number: JP1985114340U
Authority: JP
Priority date: 1985-07-24
Filing date: 1985-07-24
Publication date: 1992-06-25
Also published as: JPS6221241U

Description

【考案の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本考案は防水性、意匠性にすぐれた建築、構築
物の内、外装の横張り壁体、ひいては段葺状の屋
根を形成するのに有用なサイデイングボード（以
下、単にボードという）に関する。〔従来の技術〕従来から使用されているこの種ボードとしては
特公昭51−29339号、実公昭51−11882号、
実公昭54−26649号などがある。しかしながら、
上記ボードにおいては種々の問題があつた。すな
わち、のボード（下見板）では雨水が風で吹き
つけられたりすると単なる平板同士の連結構造の
ため雨水が裏面に漏洩し、胴縁、柱を腐食させた
り、室内や押入れに湿気を与えたりする欠点があ
つた。またのボードでは下縁の傾斜部の立上が
り部までの長さが長いため引張り力に弱く、目地
なしの外装しか形成できない不利があつた。しか
も、本来は目地なしの外装なのに施工者の技術に
よつて目地なし、目地ありのバラバラな幅の目地
からなる外装となると共に、施工の際に立上がり
部で負傷する危険があつた。また、のボードは
側面の形状が複雑で成形が難しく、かつ、高価と
なり、その上、平坦部に補強用のリブもなく、反
り、捻じれなどが大幅に化粧面に現れて美観を損
なう欠点があつた。また、ボードはいずれも裏打
材がなく、かつ、壁下地と表面材が直接接触する
ため、化粧面の裏面に結露が生じ、錆たり、壁下
地の腐食をまねき、壁体自体の断熱性、防火性、
防音性に欠けると共に、化粧面の変形を阻止でき
ず、しかもボード自体が変形しやすく、かつ、連
結力に欠ける欠点があつた。またこの種ボードに
おいては、落とし込み型の連結構造としたボード
も知られているが、防水性、施工性に劣る不利が
あつた。〔考案の目的〕本考案は、上述した欠点を除去するため、化粧
面部を階段状としてボードを広幅に形成し、しか
も化粧面部の段差部の段差片の下端に窪部を形成
して目地部の外観と酷似したものとすると共に、
化粧面部の反り、捩じれ、ペコツキを防止し、ボ
ードを広幅に形成して経済性、施工性を改善し、
また雄型連結部の形状を差込縁、係合縁からほぼ
Ｗ字状に形成し、また雌型連結部は化粧面部の端
縁を段差部の段差片に相応して下方に屈曲した段
差片と、段差片の下縁に内方にＵ字状に形成した
嵌合溝と、勘合溝の下側にやはりＵ字状に形成し
た係合溝とから形成し、ボードの連結構造を３重
として係合力、防水性、密封性を大幅に向上し、
またボードの施工を熟練を要さずに容易に、１人
で行うことのできる落とし込みタイプとし、その
上、屋根材としても使用可能であるボードを提案
するものである。〔考案の構成〕以下に、図面を用いて本考案に係るボードの構
成について説明する。すなわち、上記ボードＡは
第１図に示すように、例えば表面処理鋼板、亜
鉛・ニツケル合金をメツキした鋼板、アルミ・亜
鉛合金メツキ鋼板（商品名ガルフアン、ガルバリ
ウム鋼板、スーパージンク）、アルミニウム板、
アルミニウム合金板、銅板、クラツド鋼板、制振
鋼板等の１種からなる金属板（平坦、エンボス加
工板も含む）、または合成樹脂板をロール、また
はプレスで成形したり、あるいは押出成形などの
１種により形成した表面材１と裏面材２０間に芯
材１９を一体に充填してサンドイツチ構造とした
ものである。さらに説明すると、表面材１は第２
図に示すように、長尺状の化粧面部２と雄型連結
部６と雌型連結部１３とから構成したものであ
る。すなわち、化粧面部２は長尺状の板材の表面
の任意位置（図ではほぼ中央）に表面の長手方向
と平行に図示するように、少なくとも１段を形成
した段差部３と段差部３によつて区分した複数個
の長尺状の傾斜化粧片（以下、単に化粧片とい
う）２ａ，２ｂとから構成したものである。さら
に説明すると、段差部３は化粧片２ａと角度θ₁を
なす段差４と段差片４の下端を内方に屈曲し、次
に外方に折り返して、例えば深さを１〜10mm位と
した窪部５とから形成したものである。なお、窪
部５の大きさ、形状は表面材１の折り曲げ時に生
ずる間隙の大きさ、あるいは任意に形成したもの
であり、段差片４の下端と化粧片２ｂ間を明確に
区分すると共に、ボードＡを施工した際に目地部
と段差部３の外観を酷似させることにより、あた
かも化粧片２ａ，２ｂの個々のボードから壁体を
形成しているような外観とし、美観性を向上させ
るものである。また段差部３はボードＡの強度を
向上し、ボードＡを広幅に形成しても反り、ペコ
ツキ、捩じれを防止するのに役立つものである。
雄型連結部６は化粧片２ａの端縁を外側方に突出
した差込縁７と、差込縁７の先端を内方に折り曲
げ、次に外方に屈曲した係合縁８と、差込縁７と
係合縁８とから断面をＵ字状に形成した溝部９
と、係合縁８の先端を内方に屈曲し、次に外方に
屈曲して断面Ｕ字状に形成した溝部１０と、溝部
１０の下縁１０ａを外側方に延長した延長部１１
と延長部１１の先端をはぜ状に屈曲した舌片１２
とから構成し、溝部９，１０から全体を略Ｗ字状
に形成したものである。さらに説明すると、この
差込縁７、および係合縁８は後述する雌型連結部
１３の嵌合溝１５、係合溝１６にそれぞれ挿入
し、また溝部９，１０は嵌合溝１５と係合溝１６
の中間の中間片１７と係合溝１６の下縁１６ａを
係合し、ボードＡの連結構造を４重にして、防水
性、係合力、パツキング性を強化し、傾斜のある
壁体（パラペツト等）や屋根材として使用するこ
とを可能とするものである。また延長部１１は雨
水の直接浸入しない位置でボードＡを釘等の固定
具により壁下地に固定する部分である。また舌片
１２は延長部１１の端部の波打ちを防止すると共
に、作業の際に延長部１１の端部による負傷を防
止するのに役立つものである。また、舌片１２は
下はぜ状に形成したり、図示しないが上はぜ状に
形成して後述する裏面材２０の端部を挟持するこ
とも可能である。雌型連結部１３は化粧片２ｂの
端縁を下方に段差部３の段差片４に相応する角度
θ₂で屈曲した段差片１４と、段差片１４の下端を
内方に屈曲し、次に外方に屈曲して断面をほぼＵ
字状に形成した嵌合溝１５と、嵌合溝１５の下縁
の先端を内方に折り返して中間片１７とし、次に
外方に屈曲して断面をほぼＵ字状に形成した係合
溝１６と、係合溝１６の下縁１６ａの先端をはぜ
状に屈曲した舌片１８とから形成したものであ
る。さらに説明を加えると、嵌合溝１５は差込縁
７を、係合溝１６は係合縁８を嵌合し、また中間
片１７は溝部９に、係合溝１６の下縁１６ａは溝
部１０に挿入してボードＡの連結構造を４重とし
て、防水性、密封性、係合力を強化し、ボードＡ
を横張り壁体、屋根に使用可能とする。また舌片
１８は雄型連結部６の舌片１２と同様に作業中の
負傷を防止するものである。また、舌片１８は図
示するように上はぜ状に形成して裏面材２０の端
部を挟持したり、図示しないが下はぜ状に形成し
て、溝部１０と下縁１６ａとの係合力の強化を図
ることも可能である。芯材１９は表面材１の裏面
の化粧面部２、雄型連結部６、雌型連結部１３に
よつて囲まれた樋状の部分に少なくとも充填し、
主にモードＡに断熱性を付与するものであり、副
次的に接着剤、不燃材、クツシヨン材、防音材な
どの機能を有する素材の１種以上からなるもので
ある。具体的には合成樹脂発泡体、ロツクウー
ル、グラスウール、シージングボード、石膏ボー
ド、木毛セメント板等からなり、原料で吐出し、
成形、硬化、自己接着させるもの、あるいは成形
体からなるものである。なお、芯材１９として成
形体を用いる場合には、芯材１９と表面材１、裏
面材２０間に接着剤（図示せず）が必要である。
さらに説明すると、芯材１９としては主に合成樹
脂発泡体であり、例えばポリウレタンフオーム用
樹脂、フエノールフオーム用樹脂、ポリイソシア
ヌレートフオーム用樹脂、およびこれらに難燃
剤、難燃助剤（硼砂、メタ硼酸ソーダ、三酸化ア
ンチモン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウ
ム、ベントナイト、パーライト粒、シラスバルー
ン）の１種以上を添加したもの、あるいは無機骨
材に合成樹脂を含浸し、熱によつて成形体とする
ものなどからなる。また芯材１９の裏面には雌型
連結部近傍に凹部１９ａを設ける。この凹部１９
ａはボードＡを連結した際の連結部のガタ、段差
を防止し、壁体の美観性を損なわないようにする
ためのものである。２０は裏面材で少なくとも芯
材１９の裏面を覆つてボードＡ自体の機械強度を
向上すると共に、不燃シート、防水膜、遮熱シー
ト、防音シート、パツキング材などの機能として
役立つものであり、例えばアスベスト紙、クラフ
ト紙、アスフアルトフエルト、金属箔（Al、Fe、
Pb、Cu）、合成樹脂シート、ゴムシート、布シー
ト、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布
等の１種、または２種以上をラミネートしたも
の、あるいは防水処理、難燃処理されたシート等
からなるものである。ここでボードＡの各部の寸法、角度について説
明すると次のような関係になる。すなわち第１
図、第２図に示すように段差片４，１４の高さを
h₁，h₂、段差片４，１４と化粧片２ａ，２ｂとの
角度をθ₁，θ₂、段差片４，１４の頂点４ａ，１４
ａから芯材１９の裏面までの高さをh₃，h₄、化粧
片２ａの端縁から差込縁７の先端までの距離を
l₁、溝部９の最奥から差込縁７の先端までの距離
をl₂、溝部１０の最奥から係合縁８の先端までの
距離をl₃、段差片１４の下端から嵌合溝１５の最
奥までの距離をl₄、嵌合溝１５の最奥から中間片
１７の先端までの距離をl₅、係合溝１６の最奥か
ら下縁１６ａの先端までの距離をl₆、差込縁７の
上側から、延長部１１までの高さをh₅、段差片１
４の下端から下縁１６ａまでの高さをh₆、表面材
１の板厚をΔtとすると、h₁≒h₂，h₃≒h₄，h₅≒h₆
＋Δt，θ₁≒θ₂，l₁≒l₄，l₂≒l₅，l₃≒l₆の関係であ
る。これはボードＡを第３図に示すように壁下地
αに施工した際に化粧面部２の段差と横目地部の
段差をほぼ同じ外観に形成するためであり、ボー
ドＡにより形成した壁体に統一した横のラインを
生み出し、美観性を向上させるためである。〔施工例〕いま、第１図に示すようなボードＡを第３図に
示すように横張りして壁体を形成すると仮定す
る。なお、ボードA₁，A₂は表面材１に0.27mm厚
のカラー鋼板を用い、裏面材２０にはアルミ・ク
ラフト紙を用い、芯材１９は表面材１と裏面材２
０の間にポリイソシアヌレートフオーム用原料を
吐出し、反応、発泡させ、次にキユアして一体化
したものである。そこで、主柱、間柱、防水シー
ト等からなる壁下地（図では防水シートを使用し
ない場合の壁下地を示す）αに第ｎ段目のボード
A₁の延長部１１を釘βを介して固定する。次に
第ｎ＋１段目のボードA₂の雌型連結部１３の嵌
合溝１５、係合溝１６をボードA₁の差込縁７、
係合縁８に嵌合して第３図に示すような目地部を
形成するものである。また、壁体全体を形成する
には、上記したような工程を土台から桁に向かつ
て行なえばよいものである。なお、図示しない
が、土台部分にはスタータ、縦目地部分にはジヨ
イナー、コーキング材、出、入隅等の部分にはコ
ーキング材、役物を用いる必要がある。なお図示
しないが、同様の方法によりボードＡは屋根材と
して使用することも可能である。〔その他の実施例〕以上説明したのは本考案に係るボードの一実施
例にすぎず、第４図ａ〜ｉ〜第７図ａ〜ｍに示す
ように形成することもできる。すなわち、第４図
ａ〜ｉは段差部３の実施例であり、ａ，ｂ図は段
差片４と窪部５との中間、または化粧片２ａと段
差片４との中間に段差強化用の面取り面３ａを形
成した段差部３，ｃ，ｄ図は段差片４を傾斜した
段差部３，ｅ〜ｉは窪部５を図示するように形成
した段差部３である。また、第５図ａ〜ｓは雄型
連結部６のその他の実施例であり、ａ〜ｃ図は延
長部１１、たたは下縁１０ａに突条１１ａまたは
溝条１１ｂ、あるいは両方を形成した雄型連結部
６，ｄ〜ｆ図は溝部９，１０内に突条９ａ，１０
ｂ、または図示しないが溝条を形成して係合力、
あるいは防水性をより向上した雄型連結部６，ｇ
〜ｋ図はl₁，l₂，l₃を変化させ、施工時のガイド、
あるいは防水性を向上した雄型連結部６、ｌ，ｍ
図は延長部１１に段差を形成した雄型連結部６，
ｎ図は舌片１２を上はぜ状に形成した雄型連結部
６，ｏ図は舌片１２部分を上方に屈曲し、舌片１
２を隣接するボードＡの芯材裏面に食い込むよう
にし、連結部の密封性をより向上した雄型連結部
６，ｐ図は差込縁７、係合縁８をテーパ状に形成
した雄型連結部６，ｑ図は差込縁７、係合縁８を
上方に傾斜して形成した雄型連結部６、ｒ図は化
粧片２ａの端縁を上方に屈曲し、次に外側に屈曲
して差込縁７を形成した雄型連結部６，ｓ図は化
粧片２ａの端縁を下方に屈曲し、次に外側方に屈
曲して差込縁７を形成した雄型連結部６である。
また第６図ａ〜ｒは雌型連結部１３の例であり、
ａ図は舌片１８を下はぜ状に屈曲した雌型連結部
１３，ｂ〜ｅ図は嵌合溝１５、または係合溝１６
内に突起１５ａ，１５ｂを形成し、連結部の防水
性、係合力をより向上するようにした雌型連結部
１３、ｆ図は嵌合溝１５の断面形状をつぼ状に形
成した雌型連結部１３，ｇ〜ｊ図は嵌合溝１５、
または係合溝１６内に凹条１５ｂ，１６ｃを形成
し、毛細管現象を阻止を図つた雌型連結部１３，
ｋ〜ｎ図はl₄，l₅，l₆のおのおのを変化させ、施
工性、防水性を改善した雌型連結部１３，ｏ図は
中間片１７をテーパ状に形成した雌型連結部１
３，ｐ，ｑ図は段差片１４を傾斜した雌型連結部
１３，ｒ図は下縁１６ａの先端を内方に屈曲し、
そのまま延長して芯材挟持片１８ａを形成し、表
面材１と芯材１９との一体化の強化、芯材１９の
雌型連結部１３近傍からの漏洩防止を図つた雌型
連結部１３である。なお、第４図ａ〜ｉ〜第６図
ａ〜ｒにおいては表面材１のみを示し、板厚を省
略している。さらに第７図ａ〜ｍはボードＡのそ
の他の実施例であり、ａ図は裏面材２０の一端を
雄型連結部６の端縁よりΔlだけ突出したボード
Ａ，ｂ図は裏面材２０の一端を舌片１２で挟持し
たボードＡ，ｃ図は裏面材２０の両端、または図
示しないがどちらか一端の表面材１と芯材１９と
の中間に配設したボードＡ，ｄ図は裏面材２０の
両端を舌片１２，１８で挟持しないボードＡ，ｅ
図は芯材１９を複数の素材（同質、異質）から形
成し、断熱性、防音性、耐火性を複合化した性能
を持たせたボードＡ，ｆ，ｇ図は裏面に少なくと
も１本の流通溝２１を形成し、壁体にエアサイク
ル効果を付加するようにしたボードＡ、ｈ図は段
差部３を複数設け、より広幅に形成したボード
Ａ，ｉ〜ｋ図は芯材１９を延長部１１より下方に
膨出し、断熱性をより向上したボードＡ，ｌ図は
ハツチングで示す位置の少なくとも１ヶ所以上に
コーキング材２２を植設し、防水性、密封性をよ
り向上させたボードＡ，ｍ図は化粧面部２の短尺
方向の両端縁、または一端縁に端面壁２３を形成
したボードＡである。なお、図示しないが、必要
に応じて芯材１９の裏面に裏面材２０を貼着しな
いボードＡも形成できるものである。勿論、第４
図〜第７図を各々組み合わせたボードＡとするこ
ともできる。〔考案の効果〕上述したように本考案に係るボードによれば、
化粧面部に少なくとも１段以上の段差を形成し
たため、強度が十分に補強されて反り、捩じれ、
ペコツキを防止でき、また化粧面部が山状になつ
たりすることがない。雄、雌型連結部を前記し
た落とし込み構造にしたため、１人でも十分に施
工でき、かつ、目地幅を一定にすることができ
る。段差部に窪部を形成したため、目地部の形
状と酷似したものになり、壁体に統一した横のラ
インを生み、壁体に立体感を付与すると共に、美
観性を向上することができる。ボードをサンド
イツチ構造としたため、防音性、断熱性、防振
性、耐火性、耐結露性、および機械強度が大幅に
向上する。ボードの連結構造を４重としたた
め、防水性、密封性が大幅に向上している。ボ
ードを広幅にできるため、施工性に富み、しかも
素材幅を有効に利用できるので経済性にすぐれ
る。連結部の防水性、密封性、係合力が強化さ
れているため、傾斜のある壁体、または屋根材と
して使用することができる。等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係るサイデイングボードの一
実施例を示す斜視図、第２図は表面材を説明する
説明図、第３図は上記ボードを用いて形成した壁
体の縦断面の一部を示す説明図、第４図ａ〜ｉ、
第５図ａ〜ｓ、第６図ａ〜ｒ、および第７図ａ〜
ｍはその他の実施例を示す説明図である。Ａ……サイデイングボード、２……化粧面部、
２ａ，２ｂ……傾斜化粧片、３……段差部、５…
…窪部、６……雄型連結部、７……差込縁、８…
…係合縁、１３……雌型連結部、１５……嵌合
溝、１６……係合溝、１９……芯材、２０……裏
面材。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

横長の金属板、合成樹脂板を表面材とし、該表
面材の長手方向と平行に形成した段差部を少なく
とも１段配置して表面を階段状に形成した化粧面
部と、該化粧面部の一端には雄型連結部、他端に
は雌型連結部を形成し、かつ、前記表面材の裏面
には芯材を一体に充填し、該芯材の裏面をシート
状の裏面材で被覆したサイデイングボードにおい
て、前記雄型連結部の形状を化粧片の端縁を外側
方に突出した差込縁と、該差込縁の先端を内方に
折り返し、次に外方に屈曲して断面をＵ字状とし
た溝部を形成し、該溝部の下縁を係合縁とし、該
係合縁の先端を内方に折り返し、次に外方に屈曲
して断面Ｕ字状として２つめの溝部を形成し、該
溝部の下縁を外方へ延長した延長部とから構成
し、また、雌型連結部の形状を前記化粧片の端部
を下方に屈曲して段差片とし、該段差片の下端を
内方に屈曲し、次に外方に屈曲した嵌合溝と、該
嵌合溝の下縁の先端を内方に屈曲して中間片と
し、次に外方に屈曲して断面をほぼＵ字状に形成
した係合溝とから形成し、連結構造を差込縁と嵌
合溝、係合縁と係合溝、溝部と中間片、溝部と係
合溝下縁の４重とし、かつ、化粧面部に設けた段
差部の段差片の下端には窪部を形成したことを特
徴とするサイデイングボード。