JP2829068B2 - コーナ用複合パネル - Google Patents
コーナ用複合パネルInfo
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- JP2829068B2 JP2829068B2 JP31934189A JP31934189A JP2829068B2 JP 2829068 B2 JP2829068 B2 JP 2829068B2 JP 31934189 A JP31934189 A JP 31934189A JP 31934189 A JP31934189 A JP 31934189A JP 2829068 B2 JP2829068 B2 JP 2829068B2
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- composite panel
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はサンドイッチ構造の複合パネルを用いて外壁
を構成した際の、Ｒ形コーナ部に使用するコーナ用複合
パネルに関するものである。
を構成した際の、Ｒ形コーナ部に使用するコーナ用複合
パネルに関するものである。
一般に、この種パネルを用いて施工した際はコーナ部
を金属板材を任意形状、例えば直角、あるいは任意半径
の曲面に形成した板体のみで構成するか、サンドイッチ
構造体を所定角度、もしくは所定半径に成型したパネル
で構成するかのいずれかであった。
を金属板材を任意形状、例えば直角、あるいは任意半径
の曲面に形成した板体のみで構成するか、サンドイッチ
構造体を所定角度、もしくは所定半径に成型したパネル
で構成するかのいずれかであった。
しかしながら、この種コーナパネルにおいて、前者の
パネルを使用した場合は、金属板単体のため化粧面にペ
コツキ、変形、歪等の好ましくない形状が見られ、質感
に欠ける不利があった。また、後者の場合は両面金属板
のため、各々を多工程のロールによって製造する必要が
あり、製造が困難で、かつコストアップとなり、さらに
重くなる不利があった。
パネルを使用した場合は、金属板単体のため化粧面にペ
コツキ、変形、歪等の好ましくない形状が見られ、質感
に欠ける不利があった。また、後者の場合は両面金属板
のため、各々を多工程のロールによって製造する必要が
あり、製造が困難で、かつコストアップとなり、さらに
重くなる不利があった。
本発明はこのような欠点を除去するため、化粧面は金
属薄板をボックスタイプで、かつその下端を外側方へ突
出させたフランジを設け、裏面材として可撓性のある紙
等のシート材を用い、表、裏面材間に芯材を充填し、さ
らに複合パネルを曲面に加工した際の補強として帯状の
補強帯体を裏面材間に２〜３本配設して軽量で加工しや
すく、歪も表れず安価で、その上任意の曲面が形成で
き、しかも裏面材が主体に容易に変形して追従できるの
で躯体に装着が極めて容易としたコーナ用複合パネルを
提案するものである。
属薄板をボックスタイプで、かつその下端を外側方へ突
出させたフランジを設け、裏面材として可撓性のある紙
等のシート材を用い、表、裏面材間に芯材を充填し、さ
らに複合パネルを曲面に加工した際の補強として帯状の
補強帯体を裏面材間に２〜３本配設して軽量で加工しや
すく、歪も表れず安価で、その上任意の曲面が形成で
き、しかも裏面材が主体に容易に変形して追従できるの
で躯体に装着が極めて容易としたコーナ用複合パネルを
提案するものである。
以下に、図面を用いて本発明に係るコーナ用複合パネ
ルの一実施例について詳細に説明する。すなわち、第１
図（ａ）、（ｂ）（（ａ）のイ−イ線断面斜視図）、お
よび（ｃ）は上記パネルの一例を示す説明図であり、１
はコーナ用複合パネル（以下、単にパネルという）で表
面材２と裏面材６との間に芯材７を一体に介在させると
共に、裏面材６の表面6aに適宜間隔で補強帯体８を曲面
に対応して一体に設けた構造体である。さらに説明する
と、表面材２はフラット、あるいはエンボス加工された
金属板、例えば表面処理鋼板、ステンレス板、アルミニ
ウム板、アルミニウム押出板、チタン合金板、ガルバリ
ウム鋼板、制振鋼板等の１種からなり、プレス、ロール
成型等の関係で厚さは0.25〜2.6mm位までとする。ま
た、表面材２は断面がハット状で化粧面３と側面４と固
定片５、5aとから全体をボックス型に形成したものであ
る。なお、固定片５の先端には必要により舌片5bを設
け、補強と危険防止を図ることもできる。前記裏面材６
は例えば第２図に示すように表面材２の開口を少なくと
も閉塞するもので、図示しない型材へ芯材７が付着する
のを防止すること、パネル１の曲面加工を容易にするこ
と、および軽量化、コストダウンと生産性の向上に役立
つものである。その材質としては紙、クラフト紙、アス
ベスト紙、アミクラフト紙、不織布、ガラス繊維、プラ
スチック製、無機系の発泡シート（約6mm以下位）、プ
ラスチックシート、アルミニウム箔、鉄箔、ステンレス
箔、ガラス繊維、カーボン繊維などの１種以上からな
り、結露防止、断熱、クッション材的な副次的機能を具
備させることもできる。勿論、これら素材にはエンボス
加工により補強と乾湿度の差による裏面材６の伸び、収
縮を低減し、表面材２への悪影響を低減することもでき
る。芯材７はプラスチックフォーム、例えばポリウレタ
ンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノー
ルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォ
ーム、塩ビフォーム等の１種からなり、好ましくは現場
発泡により各構成材を一体に接着することが好ましい。
補強帯体８は例えば第３図に示すように金属薄板、プラ
スチックテープ、補強不織布等の１種以上からなり、厚
さｔは約0.1〜2mm位、幅W1は約５〜50mm位とし、ピッチ
Ｐは化粧面３の幅によって異なるが約50〜200mm位で配
設し、例えばパネルの幅が600mmとすると２本〜３本を
曲面方向に追従させて一体に裏面材６に固定するもので
ある。なお、補強帯体８と裏面材６の一体化は接着剤、
例えばプラスチック系を用いる。
ルの一実施例について詳細に説明する。すなわち、第１
図（ａ）、（ｂ）（（ａ）のイ−イ線断面斜視図）、お
よび（ｃ）は上記パネルの一例を示す説明図であり、１
はコーナ用複合パネル（以下、単にパネルという）で表
面材２と裏面材６との間に芯材７を一体に介在させると
共に、裏面材６の表面6aに適宜間隔で補強帯体８を曲面
に対応して一体に設けた構造体である。さらに説明する
と、表面材２はフラット、あるいはエンボス加工された
金属板、例えば表面処理鋼板、ステンレス板、アルミニ
ウム板、アルミニウム押出板、チタン合金板、ガルバリ
ウム鋼板、制振鋼板等の１種からなり、プレス、ロール
成型等の関係で厚さは0.25〜2.6mm位までとする。ま
た、表面材２は断面がハット状で化粧面３と側面４と固
定片５、5aとから全体をボックス型に形成したものであ
る。なお、固定片５の先端には必要により舌片5bを設
け、補強と危険防止を図ることもできる。前記裏面材６
は例えば第２図に示すように表面材２の開口を少なくと
も閉塞するもので、図示しない型材へ芯材７が付着する
のを防止すること、パネル１の曲面加工を容易にするこ
と、および軽量化、コストダウンと生産性の向上に役立
つものである。その材質としては紙、クラフト紙、アス
ベスト紙、アミクラフト紙、不織布、ガラス繊維、プラ
スチック製、無機系の発泡シート（約6mm以下位）、プ
ラスチックシート、アルミニウム箔、鉄箔、ステンレス
箔、ガラス繊維、カーボン繊維などの１種以上からな
り、結露防止、断熱、クッション材的な副次的機能を具
備させることもできる。勿論、これら素材にはエンボス
加工により補強と乾湿度の差による裏面材６の伸び、収
縮を低減し、表面材２への悪影響を低減することもでき
る。芯材７はプラスチックフォーム、例えばポリウレタ
ンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノー
ルフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォ
ーム、塩ビフォーム等の１種からなり、好ましくは現場
発泡により各構成材を一体に接着することが好ましい。
補強帯体８は例えば第３図に示すように金属薄板、プラ
スチックテープ、補強不織布等の１種以上からなり、厚
さｔは約0.1〜2mm位、幅W1は約５〜50mm位とし、ピッチ
Ｐは化粧面３の幅によって異なるが約50〜200mm位で配
設し、例えばパネルの幅が600mmとすると２本〜３本を
曲面方向に追従させて一体に裏面材６に固定するもので
ある。なお、補強帯体８と裏面材６の一体化は接着剤、
例えばプラスチック系を用いる。
次に製造法につき説明すると、第１図（ａ）〜（ｃ）
に示すように成形した表面材２を図示しない下型に載置
し、上型に裏面材６に補強帯体８を一体に接着した状態
で載置し、表面材２の凹部に未発泡のポリウレタンフォ
ーム原料を吐出し、次に上型を下型に載せ約70℃で10分
間キュアし、その後脱型すると第１図に示すようなパネ
ル１が各構成材が一体に固着された状態で完成されてい
た。勿論、型に表面材２、裏面材６を装着する際は極め
て容易で、完成品のパネル１は強度が十分にあり、変
形、歪もなかった。
に示すように成形した表面材２を図示しない下型に載置
し、上型に裏面材６に補強帯体８を一体に接着した状態
で載置し、表面材２の凹部に未発泡のポリウレタンフォ
ーム原料を吐出し、次に上型を下型に載せ約70℃で10分
間キュアし、その後脱型すると第１図に示すようなパネ
ル１が各構成材が一体に固着された状態で完成されてい
た。勿論、型に表面材２、裏面材６を装着する際は極め
て容易で、完成品のパネル１は強度が十分にあり、変
形、歪もなかった。
次に施工例につき簡単に説明すると、第４図に示す柱
Ａに胴縁Ｂを図示しないアングル等を介して固定し、こ
の胴縁Ｂに第１図（ａ）に示すようなパネル１を固定
し、次にパネルＣを固定し、その目地Ｄをコーキング材
Ｅで充填し、コーナ部を形成するものである。
Ａに胴縁Ｂを図示しないアングル等を介して固定し、こ
の胴縁Ｂに第１図（ａ）に示すようなパネル１を固定
し、次にパネルＣを固定し、その目地Ｄをコーキング材
Ｅで充填し、コーナ部を形成するものである。
以上説明したのは本発明に係るパネルの一実施例にす
ぎず、第５図（ａ）〜（ｃ）に示すような断面に形成す
ることもできる。すなわち、（ａ）図は発泡シート（厚
さ4mm、密度30kg/m3）６を固定片５まで張り渡したパネ
ル１、（ｂ）、（ｃ）は裏面材６に補強帯体８をパネル
１製造前に一体に固定した場合の裏面材６の一例を示す
ものである。
ぎず、第５図（ａ）〜（ｃ）に示すような断面に形成す
ることもできる。すなわち、（ａ）図は発泡シート（厚
さ4mm、密度30kg/m3）６を固定片５まで張り渡したパネ
ル１、（ｂ）、（ｃ）は裏面材６に補強帯体８をパネル
１製造前に一体に固定した場合の裏面材６の一例を示す
ものである。
上述したように本発明に係るコーナ用複合パネルによ
れば、表面材のみが剛体のため曲面、直角等の成形が
容易である。裏面材がシートで、かつ幅狭の補強帯体
を複数枚、所定ピッチで配列したためパネル全体として
軽量化が図れる。化粧面の歪、変形等が片面のみが金
属薄板でも生じない。任意の曲面が容易に形成でき
る。等の特徴がある。
れば、表面材のみが剛体のため曲面、直角等の成形が
容易である。裏面材がシートで、かつ幅狭の補強帯体
を複数枚、所定ピッチで配列したためパネル全体として
軽量化が図れる。化粧面の歪、変形等が片面のみが金
属薄板でも生じない。任意の曲面が容易に形成でき
る。等の特徴がある。
第１図（ａ）〜（ｃ）は本発明に係るコーナ用複合パネ
ルの一実施例を示す説明図、第２図、第３図は上記パネ
ルに使用する裏面材、補強帯体を示す説明図、第４図は
コーナ部構造を示す説明図、第５図（ａ）〜（ｃ）はそ
の他の実施例を示す説明図である。１ ……コーナ用複合パネル、２……表面材、３……化粧
面、５、5a……固定片、６……裏面材、７……芯材、８
……補強帯体。
ルの一実施例を示す説明図、第２図、第３図は上記パネ
ルに使用する裏面材、補強帯体を示す説明図、第４図は
コーナ部構造を示す説明図、第５図（ａ）〜（ｃ）はそ
の他の実施例を示す説明図である。１ ……コーナ用複合パネル、２……表面材、３……化粧
面、５、5a……固定片、６……裏面材、７……芯材、８
……補強帯体。
Claims (1)
- 【請求項１】ハット状断面で曲面に成形した表面材と、
該表面材の少なくとも凹部に充填した芯材と、該芯材の
背面を被覆した可撓性シート材からなる裏面材を一体に
形成すると共に、裏面材の表面に当接させた補強帯体を
適宜間隔でかつ曲面を補強する方向に配設し、これら構
成材を一体に形成したことを特徴とするコーナ用複合パ
ネル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31934189A JP2829068B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | コーナ用複合パネル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31934189A JP2829068B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | コーナ用複合パネル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03180662A JPH03180662A (ja) | 1991-08-06 |
| JP2829068B2 true JP2829068B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=18109081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31934189A Expired - Fee Related JP2829068B2 (ja) | 1989-12-08 | 1989-12-08 | コーナ用複合パネル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2829068B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0816390B2 (ja) * | 1992-09-25 | 1996-02-21 | ファイン工業株式会社 | 外装材 |
-
1989
- 1989-12-08 JP JP31934189A patent/JP2829068B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03180662A (ja) | 1991-08-06 |
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Legal Events
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