JPH0816390B2 - 外装材 - Google Patents

外装材

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JPH0816390B2
JPH0816390B2 JP4280967A JP28096792A JPH0816390B2 JP H0816390 B2 JPH0816390 B2 JP H0816390B2 JP 4280967 A JP4280967 A JP 4280967A JP 28096792 A JP28096792 A JP 28096792A JP H0816390 B2 JPH0816390 B2 JP H0816390B2
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JP
Japan
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surface portion
exterior material
peripheral surface
corners
caulking
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JP4280967A
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Inventor
伊藤  豊
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ファイン工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合パネル材を加工する
ことにより構成した建造物の外壁等に付設する外装材に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図3に示すように、アルミニウ
ム板を用いた一対の金属パネルPx、Py間に樹脂又は
無機材を用いた芯材Mを挟んで積層した複合パネル材P
cは知られている。また、このような複合パネル材Pc
を加工し、矩形の正面部とこの正面部の四辺から直角方
向に折曲形成してなる四側面部を有する周面部により構
成した外装材も知られており、通常、この種の外装材は
複合パネル材Pcを利用することから、平面性、軽量性
及び耐久性等に優れる利点がある。
【0003】図7は従来の外装材を示す。同図に示す外
装材70は、複合パネル材Pcを加工することにより、
矩形の正面部71fと、この正面部71fの四辺から直
角方向に折曲形成した上側面部、下側面部、左側面部及
び右側面部を有する周面部71sにより構成する。
【0004】また、周面部71sの四隅に生ずる各接合
部72…には隙間が存在するため、一方の金属パネルに
カバー片73…を一体形成し、これにより、接合部72
…の外側をカバー片73…で覆うことにより、雨水等が
外装材70の裏側へ侵入するのを防止していた。なお、
このようなカバー片73…を設ける理由は、通常、この
種の複合パネル材Pcの表面にはフッ素樹脂塗装等のコ
ーティング処理がなされており、接合部72…の隙間を
埋めるための溶接等が困難になるためである。この場
合、カバー片73…は複合パネル材Pcの加工時に、図
8に示すように、一方の金属パネルに一体形成する。図
8は外装材70の一部展開図を示したものであり、74
…はV状に切込形成したV溝、75…は折曲線であり直
角に折り曲げる(図3参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の外装材70は次のような問題点があった。
【0006】第一に、カバー片73…を一方の金属パネ
ルに一体形成し、また、カバー片73…を折曲して四隅
の接合部72…における隙間を覆う必要があるため、製
造時の加工工程が増加するとともに複雑化し、製造コス
トの大幅な上昇を招く。
【0007】第二に、周面部71sの四隅が盛上がった
感じになるなど、外装材70の品質低下、さらには外観
性及び商品性の低下を招く。
【0008】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、製造が容易となり製造時の
コスト低減を達成するとともに、品質、外観性及び商品
性を飛躍的に向上させることができる外装材の提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は一対の金属パネ
ルPx、Py間に樹脂等の芯材Mを挟んで積層した複合
パネル材Pcを加工することにより、矩形の正面部2f
とこの正面部2fの四辺から直角方向に折曲形成してな
る上側面部2a、下側面部2b、左側面部2c及び右側
面部2dを有する周面部2sにより構成した外装材1に
おいて、特に、周面部2sに生ずる四個所の接合部3…
を左側面部2c及び右側面部2dの面内に斜めに設けた
ことを特徴とする。
【0010】この場合、周面部2sの四隅5…は折曲し
て連続形成する。また、周面部2sの四隅5…に、隣合
う各側面部2bと2d…の双方に跨がるカバーブロック
10…を嵌着して各側面部2bと2d…を固定するとと
もに、周面部2sの内側に位置するカバーブロック10
…に設けたコーキング用スリット11…にコーキング材
12を充填して接合部3…をコーキングする
【0011】
【作用】本発明に係る外装材1によれば、周面部2sに
生ずる四個所の接合部3…は、全て左側面部2c及び右
側面部2dの面内に斜めに設けられるため、周面部2s
の四隅5…は折曲して連続形成できる。したがって、上
から流れ落ちる雨水等は接合部3…から裏側へ侵入しに
くくなり、防水性が高められる。この場合、金属パネル
には従来のようなカバー片を設ける必要はなくなるた
め、カバー片の形成及び折曲に係わる加工工程も全く不
要になり、製造の容易化が図られるとともに、外観的に
も四隅5…の盛上がった感じは全く無くなる。
【0012】また、周面部2sの四隅5…に、隣合う各
側面部2bと2d…の双方に跨がるカバーブロック10
…を嵌着して各側面部2bと2d…を固定したため、周
面部2sにおける四隅5…の強度が高められるととも
に、カバーブロック10…の内側に設けたコーキング用
スリット11…にコーキング材12を充填して接合部3
…をコーキングしたため、接合部3…の防水性がより高
められる。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0014】まず、本発明に係る外装材の構成につい
て、図1〜図4を参照して具体的に説明する。
【0015】図1において、1は本発明に係る外装材で
あり、図3に示すような、アルミニウム板を用いた一対
の金属パネルPx、Py間に、樹脂又は無機材を用いた
芯材Mを挟んで積層した一枚の複合パネル材Pcを加工
して製造できる。
【0016】即ち、外装材1は矩形の正面部2f(図6
参照)と、この正面部2fの四辺から直角方向に折曲形
成してなる上側面部2a、下側面部2b、左側面部2c
及び右側面部2dを有する周面部2sからなり、一枚の
複合パネル材Pcを図2に示すように切断し(四隅の一
つを示す)、かつ図1及び図3に示すように折曲して製
造できる。この場合、図2中、一点鎖線Kは折曲線であ
り、各側面部2a…を図3に仮想線で示すように直角に
折り曲げる。また、Pは図3に示すようにV状に切込形
成したV溝である。
【0017】さらに、周面部2sに生ずる四個所の接合
部3…は左側面部2c及び右側面部2dの面内に斜め、
望ましくは45°程度傾斜させて設ける。このため、周
面部2sの四隅5…は折曲して連続形成する。なお、接
合部3…に存在する隙間の底部には、折曲時の周辺膨ら
みを防止するため、所定形状、例えば、図1に示す円形
状或いは図5に示す矩形状の孔部4…ができるように形
成する。
【0018】以上が本発明に係る外装材1の基本的構成
となる。一方、このような外装材1における周面部2s
の四隅5…には、隣合う各側面部2bと2d…の双方に
跨がるカバーブロック10…を嵌着して各側面部2bと
2d…を固定し、周面部2sにおける隅部5…の強度を
高める。なお、カバーブロック10は図1中の仮想線及
び図4に示すように、隣合う各側面部2bと2dの端辺
部にそれぞれ嵌着する一対の嵌着部15p、15qを有
し、各嵌着部15p、15qは断面コの字形に形成し、
かつプラスチック等により直角関係となるように一体成
形する。また、周面部2sの内側に位置する一方の嵌着
部15pには接合部3に沿ったコーキング用スリット1
1を設ける。コーキング用スリット11は接合部3の両
側に位置する突起条16i、16jを有し、この突起条
16i、16jに挟まれる嵌着部15pは開口する。
【0019】よって、カバーブロック10を四つ用意
し、一つのカバーブロック10(他も同じ)を図4に示
すように、周面部2sにおける四隅5…の一つに嵌着
し、嵌着部15pと側面部2dをリベット17pによ
り、また、嵌着部15qと側面部2aをリベット17q
によりそれぞれ固定するとともに、コーキング用スリッ
ト11における突起条16iと16j間にコーキング材
12を充填して接合部3のコーキングを行う。
【0020】次に、本発明に係る外装材1の施工方法に
ついて、図5及び図6を参照して説明する。
【0021】図5において、31はビルディング等の外
壁に固定されたピースアングルであり、このピースアン
グル31にはL形アングル32が固定されている。一
方、各外装材1…における裏面にはZ金具33の一端3
3sを固定し、かつ他端33tはL形アングル32にネ
ジ34を用いて固定する。このような固定は外装材1の
上下左右において同様に実施し、図6に示すように複数
の外装材1…を配列させる。また、各外装材1…間の隙
間には図5に示すようなコーキング材35を充填してコ
ーキングを行う。
【0022】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成、形状等において、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更できる。
【0023】
【発明の効果】このように、本発明は一対の金属パネル
間に樹脂等の芯材を挟んで積層した複合パネル材を加工
することにより、矩形の正面部とこの正面部の四辺から
直角方向に折曲形成してなる上側面部、下側面部、左側
面部及び右側面部を有する周面部により構成した外装材
において、周面部に生ずる四個所の接合部を左側面部及
び右側面部の面内に斜めに設け、かつ周面部の四隅を折
曲して連続形成するとともに、周面部の四隅に、隣合う
各側面部の双方に跨がるカバーブロックを嵌着して各側
面部を固定し、周面部の内側に位置するカバーブロック
に設けたコーキング用スリットに、コーキング材を充填
して接合部をコーキングしたため、次のような顕著な効
果を奏する。
【0024】 従来のようなカバー片を設ける必要が
ないため、製造が容易となり製造時の大幅なコスト低減
を達成できるとともに、周面部の四隅がすっきりと仕上
がり、外装材の品質、さらには外観性及び商品性を飛躍
的に向上させることができるという基本的効果を享受で
きる。
【0025】 カバーブロックの嵌着により各側面部
を固定したため、周面部における四隅の強度を高めるこ
とができるとともに、カバーブロックに設けたコーキン
グ用スリットにより接合部をコーキングしたため、接合
部の防水性をより高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る外装材の一部を示す外観斜視図、
【図2】同外装材の一部の展開図、
【図3】図2中A−A線断面図、
【図4】同外装材にカバーブロックを嵌着した状態を示
す斜視図、
【図5】同外装材を施工した状態の側面図、
【図6】同外装材を施工した状態の正面図、
【図7】従来の技術に係る外装材の一部を示す外観斜視
図、
【図8】同外装材の一部の展開図、
【符号の説明】
1 外装材 2f 正面部 2a 上側面部 2b 下側面部 2c 左側面部 2d 右側面部 2s 周面部 3 接合部 5… 四隅 10 カバーブロック 11 コーキング用スリット 12 コーキング材 Pc 複合パネル材 Px 金属パネル Py 金属パネル M 芯材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の金属パネル間に樹脂等の芯材を挟
    んで積層した複合パネル材を加工することにより、矩形
    の正面部とこの正面部の四辺から直角方向に折曲形成し
    てなる上側面部、下側面部、左側面部及び右側面部を有
    する周面部により構成した外装材において、周面部に生
    ずる四個所の接合部を左側面部及び右側面部の面内に斜
    めに設け、かつ周面部の四隅を折曲して連続形成すると
    ともに、周面部の四隅に、隣合う各側面部の双方に跨が
    るカバーブロックを嵌着して各側面部を固定し、周面部
    の内側に位置するカバーブロックに設けたコーキング用
    スリットに、コーキング材を充填して接合部をコーキン
    グしてなることを特徴とする外装材。
JP4280967A 1992-09-25 1992-09-25 外装材 Expired - Lifetime JPH0816390B2 (ja)

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JP4280967A JPH0816390B2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 外装材

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JP4280967A JPH0816390B2 (ja) 1992-09-25 1992-09-25 外装材

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JPH06108615A JPH06108615A (ja) 1994-04-19
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KR102242415B1 (ko) * 2020-07-23 2021-04-19 신명희 알루미늄 복합패널 제조방법 및 이를 통해 생산되는 복합패널

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2829068B2 (ja) * 1989-12-08 1998-11-25 株式会社アイジー技術研究所 コーナ用複合パネル
JP2879075B2 (ja) * 1990-05-30 1999-04-05 株式会社平出精密 曲げ加工品、その製造方法およびこれに用いる板材

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JPH06108615A (ja) 1994-04-19

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