JPH088118Y2 - 携帯型印字機 - Google Patents
携帯型印字機Info
- Publication number
- JPH088118Y2 JPH088118Y2 JP2465288U JP2465288U JPH088118Y2 JP H088118 Y2 JPH088118 Y2 JP H088118Y2 JP 2465288 U JP2465288 U JP 2465288U JP 2465288 U JP2465288 U JP 2465288U JP H088118 Y2 JPH088118 Y2 JP H088118Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribbon
- case body
- printing
- roll
- ink ribbon
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、ケース本体を手で持って用紙面上を移動す
ることによりロール状に巻付けたリボンを逐次繰出し、
そのリボンを用いてサーマルヘッドで前記用紙面上に順
次印字を行う携帯型印字機に関する。詳しくは、そのよ
うな携帯型印字機の中で、特に印字後のリボンをたれ流
しとするものに適用し得る。そして、たとえば、読取り
機構で読取った情報をいったん記憶し、その記憶した情
報を別の用紙へと転写する携帯型転写機などに適用する
ことができる。
ることによりロール状に巻付けたリボンを逐次繰出し、
そのリボンを用いてサーマルヘッドで前記用紙面上に順
次印字を行う携帯型印字機に関する。詳しくは、そのよ
うな携帯型印字機の中で、特に印字後のリボンをたれ流
しとするものに適用し得る。そして、たとえば、読取り
機構で読取った情報をいったん記憶し、その記憶した情
報を別の用紙へと転写する携帯型転写機などに適用する
ことができる。
従来の技術 従来、この種の携帯型印字機は、そのケース本体内に
リボンの繰出しロールの他に、印字後のリボンを巻取る
巻取りロールを収納した構成としている。
リボンの繰出しロールの他に、印字後のリボンを巻取る
巻取りロールを収納した構成としている。
しかし、上記の携帯型印字機では、印字後のリボンを
巻取りロールにより巻取る時、スキュー、たるみ、しわ
等を発生し、それが原因でかすれ、文字かけ等の印字不
良を生ずる問題点がある。
巻取りロールにより巻取る時、スキュー、たるみ、しわ
等を発生し、それが原因でかすれ、文字かけ等の印字不
良を生ずる問題点がある。
そこで、印字後のリボンを自然状態のままたれ流すよ
うにすれば、上記問題点を解消することができる。
うにすれば、上記問題点を解消することができる。
考案が解決しようとする問題点 しかし、そのような携帯型印字機においては、印字面
が用紙に密着したリボンでかくれてしまうため、印字が
実際に行われているかどうかは、リボンを手で持ち上げ
なければ確認できない問題点が生ずる。また、印字途中
でそのような動作を行うことは操作性を悪くする。
が用紙に密着したリボンでかくれてしまうため、印字が
実際に行われているかどうかは、リボンを手で持ち上げ
なければ確認できない問題点が生ずる。また、印字途中
でそのような動作を行うことは操作性を悪くする。
そこで、本考案の目的は、印字後のリボンを自動的に
剥せて、印字状況を直ちに確認できるようにしたもので
ある。
剥せて、印字状況を直ちに確認できるようにしたもので
ある。
問題点を解決するための手段 そのため、本考案は、ケース本体を手で持って用紙面
上を移動することによりロール状に巻付けたリボンを逐
次繰出し、そのリボンを用いてサーマルヘッドで前記用
紙面上に順次印字を行う携帯型印字機において、前記ケ
ース本体の移動方向後側に、印字後のリボンと用紙面と
の間に入り込んで前記ケース本体とともに移動して印字
後のリボンを用紙面から剥す剥離枠を、前記ケース本体
に取り付けまたはそれと一体成形にて設けてなる、こと
を特徴とする。
上を移動することによりロール状に巻付けたリボンを逐
次繰出し、そのリボンを用いてサーマルヘッドで前記用
紙面上に順次印字を行う携帯型印字機において、前記ケ
ース本体の移動方向後側に、印字後のリボンと用紙面と
の間に入り込んで前記ケース本体とともに移動して印字
後のリボンを用紙面から剥す剥離枠を、前記ケース本体
に取り付けまたはそれと一体成形にて設けてなる、こと
を特徴とする。
作用 印字操作時において、リボンは剥離枠によって用紙面
から自動的に剥がされていく。
から自動的に剥がされていく。
実施例 以下、図面を参照しつつ、本考案の実施例につき説明
する。
する。
第7図は本考案の一実施例として示す携帯型転写機
で、そのケース本体(10)の概略構成図を示す。ケース
本体(10)内には、原稿中の情報部分を読取る光学系の
読取り機構(A)と、その読取り機構(A)で読取った
情報をメモリする回路基板(B)と、その回路基板
(B)でメモリした情報を用紙に印字する印字機構
(C)とを収納している。
で、そのケース本体(10)の概略構成図を示す。ケース
本体(10)内には、原稿中の情報部分を読取る光学系の
読取り機構(A)と、その読取り機構(A)で読取った
情報をメモリする回路基板(B)と、その回路基板
(B)でメモリした情報を用紙に印字する印字機構
(C)とを収納している。
前記読取り機構(A)は、光源であるLEDアレイ(1
1)、レンズユニット(12)、イメージセンサユニット
(13)などで構成する。そして、それらLEDアレイ(1
1)、レンズユニット(12)、イメージセンサユニット
(13)、並びに前記回路基板(B)は、ケース本体(1
0)内に具えるフレーム(10A)にそれぞれ取付ける。
1)、レンズユニット(12)、イメージセンサユニット
(13)などで構成する。そして、それらLEDアレイ(1
1)、レンズユニット(12)、イメージセンサユニット
(13)、並びに前記回路基板(B)は、ケース本体(1
0)内に具えるフレーム(10A)にそれぞれ取付ける。
前記印字機構(C)は、先端に発熱部(14a)を有す
るサーマルヘッド(14)と、インクリボンなどで構成す
る。後に詳述するが、インクリボン(50)は、第7図に
示すように、繰出しロール(51)から逐次引き出して使
用する。繰出しロール(51)は、インクリボン(50)を
ロール状に巻付けてリボンカセット(52)内に収納す
る。リボンカセット(52)は、ケース本体(10)に対し
て着脱自在とする。
るサーマルヘッド(14)と、インクリボンなどで構成す
る。後に詳述するが、インクリボン(50)は、第7図に
示すように、繰出しロール(51)から逐次引き出して使
用する。繰出しロール(51)は、インクリボン(50)を
ロール状に巻付けてリボンカセット(52)内に収納す
る。リボンカセット(52)は、ケース本体(10)に対し
て着脱自在とする。
一方、前記ケース本体(10)の下方には、移動時に原
稿、用紙の紙面上を転動する回転体である走行ローラ
(15)を取付けている。また、ケース本体(10)内に
は、その走行ローラ(15)の回転を検出する回転検出器
(16)を設けている。その回転検出器(16)は、タイミ
ングベルト(17)を介して前記走行ローラ(15)と同期
して回転するエンコーダ(18)と、そのエンコーダ(1
8)の回転を検出するホトセンサ(19)とで構成する。
稿、用紙の紙面上を転動する回転体である走行ローラ
(15)を取付けている。また、ケース本体(10)内に
は、その走行ローラ(15)の回転を検出する回転検出器
(16)を設けている。その回転検出器(16)は、タイミ
ングベルト(17)を介して前記走行ローラ(15)と同期
して回転するエンコーダ(18)と、そのエンコーダ(1
8)の回転を検出するホトセンサ(19)とで構成する。
また、ケース本体(10)の図中矢示する操作方向後側
には、1つの実行スイッチ(20)を外向きに突出して設
けている。その実行スイッチ(20)の内面と対向するケ
ース本体(10)内の下方には印字スイッチ(21)を、か
つ上方には読取りスイッチ(22)をそれぞれ設けてい
る。それら印字スイッチ(21)、読取りスイッチ(22)
は、回路基板(B)上に取付ける。
には、1つの実行スイッチ(20)を外向きに突出して設
けている。その実行スイッチ(20)の内面と対向するケ
ース本体(10)内の下方には印字スイッチ(21)を、か
つ上方には読取りスイッチ(22)をそれぞれ設けてい
る。それら印字スイッチ(21)、読取りスイッチ(22)
は、回路基板(B)上に取付ける。
そして、上記の携帯型転写機により原稿の情報を読取
る場合には、ケース本体(10)を手で持って走行ローラ
(15)とケース本体(10)の突部(10a)とを接触して
該転写機を原稿(100)の紙面上に乗せる。その後、実
行スイッチ(20)を一方に揺動して読取りスイッチ(2
2)をONするとともに、ケース本体(10)を矢印方向に
移動する。すると、走行ローラ(15)が回転し、その走
行ローラ(15)の回転が回転検出器(16)で検出され
る。同時に、LEDアレイ(11)から出た光が原稿(100)
面を照射し、その反射光がレンズユニット(12)で集光
されイメージセンサユニット(13)で電気信号に変換さ
れた後、前記回転検出器(16)から出た信号と同期して
回路基板(B)に記憶される。なお、この読取り機構
(A)を作動する場合には、インクリボン(50)は使用
しないから、リボンカセット(52)はケース本体(10)
から取外しておいてもよい。
る場合には、ケース本体(10)を手で持って走行ローラ
(15)とケース本体(10)の突部(10a)とを接触して
該転写機を原稿(100)の紙面上に乗せる。その後、実
行スイッチ(20)を一方に揺動して読取りスイッチ(2
2)をONするとともに、ケース本体(10)を矢印方向に
移動する。すると、走行ローラ(15)が回転し、その走
行ローラ(15)の回転が回転検出器(16)で検出され
る。同時に、LEDアレイ(11)から出た光が原稿(100)
面を照射し、その反射光がレンズユニット(12)で集光
されイメージセンサユニット(13)で電気信号に変換さ
れた後、前記回転検出器(16)から出た信号と同期して
回路基板(B)に記憶される。なお、この読取り機構
(A)を作動する場合には、インクリボン(50)は使用
しないから、リボンカセット(52)はケース本体(10)
から取外しておいてもよい。
次に、記憶した情報を用紙(101)に転写する場合に
は、リボンカセット(52)からインクリボン(50)を引
き出し、ケース本体(10)を手で持って走行ローラ(1
5)と突部(10a)とで支持して該転写機を用紙(101)
の紙面上に乗せる。その後、第7図に示すように、実行
スイッチ(20)を他方に揺動して印字スイッチ(21)を
ONするとともに、サーマルヘッド(14)の発熱部(14
a)をインクリボン(50)を介して用紙面に接触させ、
しかる後ケース本体(10)を矢印方向に移動する。する
と、該転写機の移動にともない、サーマルヘッド(14)
がインクリボン(50)の先端を上から押さえてその上を
滑りながら移動し、繰出しロール(51)から逐次インク
リボン(50)が繰出されることとなる。同時に、上述し
た情報読取り時と同様に、走行ローラ(15)が回転し、
その回転が回転検出器(16)で検出される。そして、そ
の回転検出器(16)から出た信号と同期して回路基板
(B)に記憶された情報が読出され、サーマルヘッド
(14)によりインクリボン(50)を介して用紙(101)
に順次印字が行われる。
は、リボンカセット(52)からインクリボン(50)を引
き出し、ケース本体(10)を手で持って走行ローラ(1
5)と突部(10a)とで支持して該転写機を用紙(101)
の紙面上に乗せる。その後、第7図に示すように、実行
スイッチ(20)を他方に揺動して印字スイッチ(21)を
ONするとともに、サーマルヘッド(14)の発熱部(14
a)をインクリボン(50)を介して用紙面に接触させ、
しかる後ケース本体(10)を矢印方向に移動する。する
と、該転写機の移動にともない、サーマルヘッド(14)
がインクリボン(50)の先端を上から押さえてその上を
滑りながら移動し、繰出しロール(51)から逐次インク
リボン(50)が繰出されることとなる。同時に、上述し
た情報読取り時と同様に、走行ローラ(15)が回転し、
その回転が回転検出器(16)で検出される。そして、そ
の回転検出器(16)から出た信号と同期して回路基板
(B)に記憶された情報が読出され、サーマルヘッド
(14)によりインクリボン(50)を介して用紙(101)
に順次印字が行われる。
しかして、図示携帯型転写機では、一つの実行スイッ
チ(20)によって印字スイッチ(21)のON・OFFと、読
取りスイッチ(22)のON・OFFとを切替える構成として
いる。また、この実施例では、前記サーマルヘッド(1
4)を、実行スイッチ(20)により印字スイッチ(21)
をONしたときのみ、その先端発熱部(14a)がケース本
体(10)下面から突出する使用位置まで移動させられ、
それ以外のときには発熱部(14a)がケース本体(10)
下面より内側に入込む収納位置へ移動させられる構成と
している。
チ(20)によって印字スイッチ(21)のON・OFFと、読
取りスイッチ(22)のON・OFFとを切替える構成として
いる。また、この実施例では、前記サーマルヘッド(1
4)を、実行スイッチ(20)により印字スイッチ(21)
をONしたときのみ、その先端発熱部(14a)がケース本
体(10)下面から突出する使用位置まで移動させられ、
それ以外のときには発熱部(14a)がケース本体(10)
下面より内側に入込む収納位置へ移動させられる構成と
している。
ところで、リボンカセット(52)は、第7図および第
9図に示すように、繰出しロール(51)を収納するキャ
ップ状のロール収納部(53)と、そのロール収納部(5
3)の一側から下方に向け真直ぐにのびて繰出しロール
(51)から繰出したインクリボン(50)を案内する板状
のリボンガイド部(54)とからなる。
9図に示すように、繰出しロール(51)を収納するキャ
ップ状のロール収納部(53)と、そのロール収納部(5
3)の一側から下方に向け真直ぐにのびて繰出しロール
(51)から繰出したインクリボン(50)を案内する板状
のリボンガイド部(54)とからなる。
まず、ロール収納部(53)は、固定枠(55)部分と開
閉蓋(56)部分とからなり、それらを折曲げ部(53a)
で連結してなる。折曲げ部(53a)は、ロール収納部(5
3)の頂部を横切って薄肉部を直線的に設けて形成す
る。そして、第9図に示すごとく、その折曲げ部(53
a)を中心として固定枠(55)に対し開閉蓋(56)を開
くことができるようにする。
閉蓋(56)部分とからなり、それらを折曲げ部(53a)
で連結してなる。折曲げ部(53a)は、ロール収納部(5
3)の頂部を横切って薄肉部を直線的に設けて形成す
る。そして、第9図に示すごとく、その折曲げ部(53
a)を中心として固定枠(55)に対し開閉蓋(56)を開
くことができるようにする。
固定枠(55)は、両側部先端に、各々下向きの取付け
突部(55a)を形成し、またそれらの近くに、各々掛止
め孔(55b)をあける。さらに、固定枠(55)は、第10
図に示すように、両側部内面に、各各繰出しロール(5
1)の両軸端(51a)を乗せて回転自在に支持する支持突
起(55c)を形成し、またリボンガイド部(54)の近く
に、両側部に掛渡して繰出しロール(51)から繰出した
インクリボン(50)を掛けて案内するガイドリブ(55
d)を設ける。
突部(55a)を形成し、またそれらの近くに、各々掛止
め孔(55b)をあける。さらに、固定枠(55)は、第10
図に示すように、両側部内面に、各各繰出しロール(5
1)の両軸端(51a)を乗せて回転自在に支持する支持突
起(55c)を形成し、またリボンガイド部(54)の近く
に、両側部に掛渡して繰出しロール(51)から繰出した
インクリボン(50)を掛けて案内するガイドリブ(55
d)を設ける。
他方、開閉蓋(56)は、第7図および第9図から判る
とおり、折曲げ部(53a)に隣接して2つのボス部(56
a)を適宜の間隔を隔てて形成し、それらのボス部(56
a)にあけた穴(56b)に各々コ字型に折り曲げた弾性ワ
イヤ(57)を両端を圧入して取付ける。また、開閉蓋
(56)は、両側部先端寄りに各々爪部(56c)を形成す
る。そして、その開閉蓋(56)を閉めたとき、それらの
爪部(56c)がそれぞれ固定枠(55)の掛止め孔(55b)
に係合し、開閉蓋(56)が不用意に開かないようにす
る。
とおり、折曲げ部(53a)に隣接して2つのボス部(56
a)を適宜の間隔を隔てて形成し、それらのボス部(56
a)にあけた穴(56b)に各々コ字型に折り曲げた弾性ワ
イヤ(57)を両端を圧入して取付ける。また、開閉蓋
(56)は、両側部先端寄りに各々爪部(56c)を形成す
る。そして、その開閉蓋(56)を閉めたとき、それらの
爪部(56c)がそれぞれ固定枠(55)の掛止め孔(55b)
に係合し、開閉蓋(56)が不用意に開かないようにす
る。
次に、リボンガイド部(54)は、途中に、第9図に示
すごとく上方から弾性板(58)を取付ける。弾性板(5
8)は、その両側突起(58a)部分を各々リボンガイド部
(54)の両側部(54a)に接着等で固定し、先端(58b)
をリボンガイド部(54)の内面側に折曲げてなる。ま
た、リボンガイド部(54)は、両側部(54a)の下端に
各々取付け鈎部(54b)を有し、それらの取付け鈎部(5
4b)間に使用済のインクリボン(50)を切り取るための
カッター部(54c)を形成する。
すごとく上方から弾性板(58)を取付ける。弾性板(5
8)は、その両側突起(58a)部分を各々リボンガイド部
(54)の両側部(54a)に接着等で固定し、先端(58b)
をリボンガイド部(54)の内面側に折曲げてなる。ま
た、リボンガイド部(54)は、両側部(54a)の下端に
各々取付け鈎部(54b)を有し、それらの取付け鈎部(5
4b)間に使用済のインクリボン(50)を切り取るための
カッター部(54c)を形成する。
ところで、図示する携帯型転写機では、ケース本体
(10)に上述したリボンカセット(52)を取付けると、
大型となり、多少取扱いが不便となる。このため、読取
りを行うときは、リボンカセット(52)を取付けない
で、ケース本体(10)だけを持って操作してもよい。ま
た、図示実施例の携帯型転写機では、印字を行うとき、
インクリボン(50)を使用することなく、サーマルヘッ
ド(14)で直接専用の印字紙に印字を行うようにするこ
ともできる。この場合、その印字紙をロール状に巻付け
て同様に逐次繰出し可能に図示するリボンカセット(5
2)のようなもの内に収納し、同じくケース本体(10)
に対して着脱するようにしてもよい。
(10)に上述したリボンカセット(52)を取付けると、
大型となり、多少取扱いが不便となる。このため、読取
りを行うときは、リボンカセット(52)を取付けない
で、ケース本体(10)だけを持って操作してもよい。ま
た、図示実施例の携帯型転写機では、印字を行うとき、
インクリボン(50)を使用することなく、サーマルヘッ
ド(14)で直接専用の印字紙に印字を行うようにするこ
ともできる。この場合、その印字紙をロール状に巻付け
て同様に逐次繰出し可能に図示するリボンカセット(5
2)のようなもの内に収納し、同じくケース本体(10)
に対して着脱するようにしてもよい。
しかし、普通紙・フィルム・金属板・板などに印字を
行うべく、第7図に示すごとく該リボンカセット(52)
をケース本体(10)の外側に取付けるときは、まず第9
図に示すように開閉蓋(56)を開き、固定枠(55)内に
繰出しロール(51)を落とし込む。そして、第10図に示
す支持突起(55c)で、その繰出しロール(51)の両軸
端(51a)を各々回転自在に支持する。次に、繰出しロ
ール(51)からインクリボン(50)を繰出し、ガイドリ
ブ(55d)に掛けてから、リボンガイド部(54)の内面
に沿わせ、弾性板(58)の先端(58b)とリボンガイド
部(54)の内面との間を通して弾性板(58)の先端(58
b)でリボンガイド部(54)の内面に押し当て、インク
リボン(50)がリボンガイド部(54)から外れないよう
にする。しかる後、開閉蓋(56)を閉めると、爪部(56
c)が各々掛止め孔(55b)に係合し、このとき第11図に
示すように弾性ワイヤ(57)の両側(57a)が両軸端(5
1a)を押さえる。そして、繰出しロール(51)の回転に
バックテンションを付与するようにする。この後、第12
図に示すように下端の取付け鈎部(54b)を各々ケース
本体(10)の底面両隅の取付け穴(10b)内に嵌め込ん
でから、第13図に示すように下向きの取付け突部(55
a)を各々ケース本体(10)の上面両側の取付け穴(10
c)内に嵌め込むようにする。ケース本体(10)からリ
ボンカセット(52)を取外すときは、この逆を行う。
行うべく、第7図に示すごとく該リボンカセット(52)
をケース本体(10)の外側に取付けるときは、まず第9
図に示すように開閉蓋(56)を開き、固定枠(55)内に
繰出しロール(51)を落とし込む。そして、第10図に示
す支持突起(55c)で、その繰出しロール(51)の両軸
端(51a)を各々回転自在に支持する。次に、繰出しロ
ール(51)からインクリボン(50)を繰出し、ガイドリ
ブ(55d)に掛けてから、リボンガイド部(54)の内面
に沿わせ、弾性板(58)の先端(58b)とリボンガイド
部(54)の内面との間を通して弾性板(58)の先端(58
b)でリボンガイド部(54)の内面に押し当て、インク
リボン(50)がリボンガイド部(54)から外れないよう
にする。しかる後、開閉蓋(56)を閉めると、爪部(56
c)が各々掛止め孔(55b)に係合し、このとき第11図に
示すように弾性ワイヤ(57)の両側(57a)が両軸端(5
1a)を押さえる。そして、繰出しロール(51)の回転に
バックテンションを付与するようにする。この後、第12
図に示すように下端の取付け鈎部(54b)を各々ケース
本体(10)の底面両隅の取付け穴(10b)内に嵌め込ん
でから、第13図に示すように下向きの取付け突部(55
a)を各々ケース本体(10)の上面両側の取付け穴(10
c)内に嵌め込むようにする。ケース本体(10)からリ
ボンカセット(52)を取外すときは、この逆を行う。
ところで、図示の携帯型転写機において、印字操作中
は、印字後のインクリボン(50)がたれ流され、しかも
そのインクリボンリボン(50)は用紙(101)面上に密
着しているため、印字が確実に行われているかどうかを
確認したい場合には、インクリボン(50)をいちいち手
で持ち上げなければならない。
は、印字後のインクリボン(50)がたれ流され、しかも
そのインクリボンリボン(50)は用紙(101)面上に密
着しているため、印字が確実に行われているかどうかを
確認したい場合には、インクリボン(50)をいちいち手
で持ち上げなければならない。
そこで、本考案は、印字後のインクリボン(50)をケ
ース本体(10)の移動に伴なって自動的に剥離できるよ
うにしたものである。次に、その具体的構成を第1図お
よび第2図を参照して説明する。図中(10)はケース本
体、(60)は印字後のインクリボン(50)を剥がすため
の剥離枠を示す。その剥離枠(60)はコ字状に形成さ
れ、両側板の先端内面に凸部(61)を設けている。ま
た、ケース本体(10)の下部両側板には、前記凸部(6
1)を嵌め込ます凹部(62)を設けている。そして、前
記剥離枠(60)は、その凸部(61)を前記凹部(62)に
嵌め込むことにより、ケース本体(10)の移動方向後側
に着脱可能に取付けられる。
ース本体(10)の移動に伴なって自動的に剥離できるよ
うにしたものである。次に、その具体的構成を第1図お
よび第2図を参照して説明する。図中(10)はケース本
体、(60)は印字後のインクリボン(50)を剥がすため
の剥離枠を示す。その剥離枠(60)はコ字状に形成さ
れ、両側板の先端内面に凸部(61)を設けている。ま
た、ケース本体(10)の下部両側板には、前記凸部(6
1)を嵌め込ます凹部(62)を設けている。そして、前
記剥離枠(60)は、その凸部(61)を前記凹部(62)に
嵌め込むことにより、ケース本体(10)の移動方向後側
に着脱可能に取付けられる。
しかして、上記実施例において、印字開始に当り、イ
ンクリボン(50)の始端(50a)を剥離枠(60)の上端
より外へ引き出しておく。この状態で、ケース本体(1
0)を手で持って矢印の方向に移動させて印字を行って
いくと、印字後のインクリボン(50)はケース本体(1
0)と一体で移動する剥離枠(60)により用紙(101)面
上から自動的に剥がされていく。これにより、印字後の
インクリボン(50)をいちいち手で持ち上げなくても、
印字状況を確認することができる。
ンクリボン(50)の始端(50a)を剥離枠(60)の上端
より外へ引き出しておく。この状態で、ケース本体(1
0)を手で持って矢印の方向に移動させて印字を行って
いくと、印字後のインクリボン(50)はケース本体(1
0)と一体で移動する剥離枠(60)により用紙(101)面
上から自動的に剥がされていく。これにより、印字後の
インクリボン(50)をいちいち手で持ち上げなくても、
印字状況を確認することができる。
また、上記実施例において、第3図に示すように、剥
離枠(60)の内面にマイラーフィルム等をはり付け、下
方から爪(63)が突出する構造とすれば、インクリボン
(50)をすくいとるような形態で剥がすことができる。
離枠(60)の内面にマイラーフィルム等をはり付け、下
方から爪(63)が突出する構造とすれば、インクリボン
(50)をすくいとるような形態で剥がすことができる。
第4図は剥離枠(60)の他の例を示し、該剥離枠(6
0)の上面を一方向に傾斜させたものである。このよう
な剥離枠(60)を用いれば、第5図に示すように、イン
クリボン(50)が幅方向にめくられるようになるから、
印字部分がより一層見易くなる。
0)の上面を一方向に傾斜させたものである。このよう
な剥離枠(60)を用いれば、第5図に示すように、イン
クリボン(50)が幅方向にめくられるようになるから、
印字部分がより一層見易くなる。
第6図も剥離枠(60)の他の例を示し、該剥離枠(6
0)の上面にカッター(64)を設けたものである。この
ような剥離枠(60)を用いれば、剥離したインクリボン
(50)の切断を行うことができる。
0)の上面にカッター(64)を設けたものである。この
ような剥離枠(60)を用いれば、剥離したインクリボン
(50)の切断を行うことができる。
なお、上記実施例では、前記剥離枠(60)をケース本
体(10)と別体に作り、これをケース本体(10)に着脱
可能に設けた例を示したが、その剥離枠(60)をケース
本体(10)と一体成形するようにしてもよい。
体(10)と別体に作り、これをケース本体(10)に着脱
可能に設けた例を示したが、その剥離枠(60)をケース
本体(10)と一体成形するようにしてもよい。
考案の効果 以上説明したように、本考案によれば、印字後のリボ
ンを用紙面上から自動的に剥がせるようにしたから、リ
ボンを手で持ち上げなくても印字状況を確認することが
できる。これにより、操作性が向上する。
ンを用紙面上から自動的に剥がせるようにしたから、リ
ボンを手で持ち上げなくても印字状況を確認することが
できる。これにより、操作性が向上する。
第1図は本考案の一実施例である携帯型転写機の下方部
分を示す側面図、第2図は第1図の剥離枠を取外した状
態の斜視図、第3図は剥離枠の他の例を示す断面図、第
4図および第6図も剥離枠の他の例を示す斜視図、第5
図は第4図の剥離枠を用いてインクリボンを剥離してい
る状態の斜視図、第7図はそのケース本体の内部機構の
概略構成図、第8図は携帯型転写機のリボンカセット部
を断面にして示す正面図、第9図はリボンカセットの開
閉蓋を開いて示す斜視図、第10図は繰出しロールの軸端
支持構造を説明するための斜視図、第11図はその繰出し
ロールにバックテンションを付加する手段を説明するた
めの説明図、第12図および第13図はケース本体に対する
リボンカセットの取付け手段を説明するためのもので、
第12図は下方の嵌合手段を示す断面図、第13図は上方の
嵌合手段を示す斜視図である。 (10)……ケース本体 (14)……サーマルヘッド (50)……インクリボン (51)……繰出しロール (60)……剥離枠 (101)……用紙
分を示す側面図、第2図は第1図の剥離枠を取外した状
態の斜視図、第3図は剥離枠の他の例を示す断面図、第
4図および第6図も剥離枠の他の例を示す斜視図、第5
図は第4図の剥離枠を用いてインクリボンを剥離してい
る状態の斜視図、第7図はそのケース本体の内部機構の
概略構成図、第8図は携帯型転写機のリボンカセット部
を断面にして示す正面図、第9図はリボンカセットの開
閉蓋を開いて示す斜視図、第10図は繰出しロールの軸端
支持構造を説明するための斜視図、第11図はその繰出し
ロールにバックテンションを付加する手段を説明するた
めの説明図、第12図および第13図はケース本体に対する
リボンカセットの取付け手段を説明するためのもので、
第12図は下方の嵌合手段を示す断面図、第13図は上方の
嵌合手段を示す斜視図である。 (10)……ケース本体 (14)……サーマルヘッド (50)……インクリボン (51)……繰出しロール (60)……剥離枠 (101)……用紙
Claims (1)
- 【請求項1】ケース本体を手で持って用紙面上を移動す
ることによりロール状に巻付けたリボンを逐次繰出し、
そのリボンを用いてサーマルヘッドで前記用紙面上に順
次印字を行う携帯型印字機において、前記ケース本体の
移動方向後側に、印字後のリボンと用紙面との間に入り
込んで前記ケース本体とともに移動して印字後のリボン
を用紙面から剥す剥離枠を、前記ケース本体に取り付け
またはそれと一体成形にて設けてなる、携帯型印字機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2465288U JPH088118Y2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 携帯型印字機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2465288U JPH088118Y2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 携帯型印字機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01127856U JPH01127856U (ja) | 1989-08-31 |
JPH088118Y2 true JPH088118Y2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=31244684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2465288U Expired - Lifetime JPH088118Y2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 携帯型印字機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088118Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-26 JP JP2465288U patent/JPH088118Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01127856U (ja) | 1989-08-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4914452A (en) | Ink sheet/recording paper cassette | |
JPH088118Y2 (ja) | 携帯型印字機 | |
JP3787407B2 (ja) | 給紙カートリッジ | |
JP2000247456A (ja) | 給紙カセット装置 | |
JPH0471889A (ja) | インクシートカートリッジ及び前記インクシートカートリッジを用いる記録装置 | |
JP2504201Y2 (ja) | ロ―ル紙ホルダの取付構造 | |
JP3081574B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2730807B2 (ja) | 記録装置 | |
JPH0420612Y2 (ja) | ||
JP2536759Y2 (ja) | 携帯型印字機 | |
JPH0726120Y2 (ja) | 転写型記録装置の転写シート保持装置 | |
JP2575968Y2 (ja) | インクリボンを用いた画像記録装置 | |
JP2524381Y2 (ja) | 記録装置 | |
JPH01272369A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0439014Y2 (ja) | ||
JP2004262059A (ja) | ロール紙装着装置及びそれを用いたプリンタ | |
JP2003320724A (ja) | ロール紙装着装置及びそれを用いたプリンタ | |
JPS63115770A (ja) | インクシ−トカセツト | |
JP3424679B2 (ja) | ファクシミリ装置 | |
JP2000247458A (ja) | 画像記録装置 | |
JP2554358Y2 (ja) | 記録計のロール記録紙装着機構 | |
JP2598379Y2 (ja) | ファクシミリ装置の記録紙の巻きくせ取り構造 | |
JPH0352706B2 (ja) | ||
JP2000238918A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH0340609Y2 (ja) |