JPH0880771A - 乗物用シート - Google Patents

乗物用シート

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Publication number
JPH0880771A
JPH0880771A JP6220180A JP22018094A JPH0880771A JP H0880771 A JPH0880771 A JP H0880771A JP 6220180 A JP6220180 A JP 6220180A JP 22018094 A JP22018094 A JP 22018094A JP H0880771 A JPH0880771 A JP H0880771A
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JP
Japan
Prior art keywords
seat
occupant
hip point
point
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP6220180A
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English (en)
Inventor
Wataru Yagihashi
渉 八木橋
Shinko Egami
真弘 江上
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗員の居住空間が十分に確保できない場合で
も安楽姿勢を容易に取ることが可能な乗物用シートを提
供する。 【構成】 シートクッション2と、シートクッション2
の後端に配置されるシートバック3とを備えた乗物用シ
ートにおいて、乗員AのヒップポイントHPを前方へ移
動させたときヒップポイントHPが下方へも移動するよ
うに、ヒップポイントHPをシートの前後方向及び上下
方向に連係させて位置調整可能とするヒップポイント調
整機構と、ヒップポイントHPが前方へ移動したときに
乗員Aの安楽姿勢が得られるようにシートバック3によ
る乗員Aの支持姿勢を変化させるシートバック調整機構
とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の乗物に用い
るシートに関する。
【0002】
【従来の技術】乗員のヒップポイントの位置を上下方向
に調整する手段としていわゆるシートリフターが自動車
の特に前席に使用されている。また、ヒップポイントを
車両の前後方向に移動させる手段としては、いわゆるシ
ートスライド機構が周知である。そして、シートクッシ
ョンの移動とシートバックの移動とを連係させる機構と
しては、例えば図16に示すように、車体フロアFLに
スライド装置SLを介して取り付けられたシートクッシ
ョンSCと、車体リアパネルRPに傾動可能に取り付け
られたシートバックSBとを連結し、シートクッション
SCの前後動に応じてシートバックSBを傾動させるも
のがある(実開平2−6557号公報参照)。なお、図
16(a)はシートクッションSCを後方へ移動させた
通常姿勢の状態、図16(b)はシートクッションSC
を前方へ移動させた安楽姿勢の状態である。安楽姿勢の
ときは下部のシートバックSBが通常姿勢時よりも後方
へ大きく傾斜する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した例からも明ら
かなように、乗員に安楽な姿勢を提供する場合にはシー
トバックを後方へ傾けることが一般的である。ところ
が、自動車の後席では車体リアパネルによりシートバッ
クの後方への傾きが制限される。従って、後席の場合に
は、シートクッションを前方へスライドさせてシートバ
ックの下端を前方へ変位させ、これによりシートバック
の傾斜スペースを確保することが一般的である。ところ
が、従来はシートクッションの全体を前方へ等しく移動
させるため、安楽姿勢を取ったとき乗員のニーポイント
も前方へ移動する。従って、乗員の居住空間、例えば膝
回りを含む足元と前席との間の空間(ニールーム)を十
分に確保する必要があり、車室内空間を大きく取れる大
型車にしか適用できない問題があった。
【0004】本発明の目的は、乗員の居住空間、特にニ
ールームが十分に確保できない場合でも安楽姿勢を容易
に取ることが可能な乗物用シート及びこれを用いた乗員
支持構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1〜図
3に対応付けて請求項1〜3の発明を説明する。請求項
1の発明は、シートクッション2と、シートクッション
2の後端に配置されるシートバック3とを備えた乗物用
シートに適用される。そして、乗員Aのヒップポイント
HPを前方へ移動させたときヒップポイントHPが下方
へも移動するように、ヒップポイントHPをシートの前
後方向及び上下方向に連係させて位置調整可能とするヒ
ップポイント調整手段(4〜6、10〜19)と、ヒッ
プポイントHPが前方へ移動したときに乗員Aの安楽姿
勢が得られるようにシートバック3による乗員Aの支持
姿勢を変化させるシートバック調整手段(7〜9)とを
設けて上述した目的を達成する。請求項2の発明は請求
項1の乗物用シートに適用され、ヒップポイントHPが
乗員AのニーポイントNPを略中心として回動するよう
にヒップポイント調整手段によるヒップポイントHPの
位置調整の軌跡が設定されている。請求項3の発明は請
求項1の乗物用シートに適用され、ヒップポイント調整
手段(4〜6、10〜19)は、シートクッション2を
移動可能に支持するシートクッション支持手段10と、
シートクッション2が前方へ移動したときにシートクッ
ション2の後端側が前端側よりも下方へ大きく移動する
ようにシートクッション2の移動経路を規定するシート
クッション移動経路規定手段11、12とを備える。
【0006】図10〜図12に対応付けて説明すると、
請求項4の発明は請求項1の乗物用シートに適用され、
ヒップポイント調整手段(41〜44、46〜53)
が、シートクッション2内に配置され乗員着席時のシー
トクッション2の沈み変形を制限するサポート部材42
と、サポート部材42を移動可能に支持するサポート部
材支持手段43、46と、サポート部材42が前方へ移
動したときにサポート部材42の後端側が前端側よりも
下方へ大きく移動するようにサポート部材42の移動経
路を規定するサポート部材移動経路規定手段47とを備
える。
【0007】図14及び図15に対応付けて請求項5、
6の発明を説明する。請求項5の発明は請求項1の乗物
用シートに適用され、ヒップポイント調整手段(61
b、63b、64)は、シートクッション2内に設けら
れた膨張収縮可能な流体室61bと、流体室61b内の
流体量を調整する流体量調整手段63b、64とを具備
し、流体室61bはその膨張収縮によりヒップポイント
が前後方向及び上下方向に同時に移動する位置に配置さ
れている。請求項6の発明は請求項1の乗物用シートに
適用され、シートバック調整手段(61d、63d、6
4、66)は、シートバック3内に設けられた膨張収縮
可能な流体室61dと、ヒップポイントの移動に伴って
流体室61d内の流体量を増減する流体量調整手段63
b、64、66とを具備する。
【0008】図1〜図3に対応付けて説明すると、請求
項7の発明は請求項1の乗物用シートに適用され、ヒッ
プポイントHPの前後方向及び上下方向の移動と、シー
トバック3による乗員Aの支持姿勢の変化とをそれぞれ
連係させるリンク機構(4〜10、FP、RP)を備え
る。図9に対応付けて説明すると、請求項8の発明は請
求項1の乗物用シートに適用され、ヒップポイント調整
手段(4〜6、10〜12)及びシートバック調整手段
(7〜9)の駆動源として電動モータ25を設けた。
【0009】図1に対応付けて説明すると、請求項9の
発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の乗物用シート
1Aと、乗員AのヒップポイントHPの位置調整時に乗
員AのニーポイントNPを略同一位置に保持するニーポ
イント保持手段30とを備えた乗物の乗員支持構造によ
り上述した目的を達成する。請求項10の発明は請求項
9の乗物の乗員支持構造に適用され、ニーポイント保持
手段はシート1Aの前後方向への乗員Aの足置き位置の
変化を阻止する阻止手段30を備える。
【0010】図1〜図3に対応付けて説明すると、請求
項11の発明は、シートクッション2と、シートクッシ
ョン2の後端に配置されるシートバック3とを備えた乗
物用シートに適用される。そして、乗員Aのニーポイン
トNPを略固定しつつ乗員AのヒップポイントHPの位
置及びシートバック3の姿勢を連係して調整可能とする
調整手段(4〜19、30)を備えて上述した目的を達
成する。請求項12の発明は請求項11の乗物用シート
に適用され、調整手段は、ヒップポイントHPが前方へ
移動したときヒップポイントHPが下方へも移動するよ
うにヒップポイントHPをシートの前後方向及び上下方
向に連係して位置調整可能とするシートバック調整手段
(4〜6、10〜19)と、ヒップポイントHPが前方
へ移動したとき乗員Aの安楽姿勢が得られるようにシー
トバック3による乗員Aの支持姿勢を変化させるシート
バック調整手段(7〜9)とを具備する。
【0011】
【作用】請求項1の発明では、ヒップポイントHPの前
方への移動に伴ってシートバック3による乗員Aの支持
姿勢が変化して安楽姿勢が得られる。このときヒップポ
イントHPが下方へも移動するのでニーポイントNPの
前方への移動が抑えられる。請求項2の発明では、ヒッ
プポイントHPがニーポイントNPを略中心に回動して
ニーポイントNPの前後方向への移動が抑えられる。請
求項3の発明では、シートクッション2を前方へ移動さ
せるとその後端側が前端側よりも下方へ大きく移動し、
これによりヒップポイントHPが前方及び下方へ連係し
て移動する。請求項4の発明では、サポート部材42を
前方へ移動させると、その後端側が前端側よりも下方へ
大きく移動する。これによりシートクッション2の後端
側が前端側よりも大きく沈み変形し、ヒップポイントH
Pが前方及び下方へ連係して移動する。請求項5の発明
では、流体室61bがその内部の流体量に応じて膨張収
縮してシートクッション2が変形し、ヒップポイントH
Pが前後方向及び上下方向へ同時に移動する。請求項6
の発明では、ヒップポイントHPの移動に伴ってシート
バック3内の流体室61dの流体量が増減されてシート
バック3による乗員Aの支持姿勢が変化する。請求項7
の発明では、リンク機構によりヒップポイントHPの前
後方向及び上下方向の移動と、シートバック3による乗
員Aの支持姿勢の変化とがそれぞれ連係される。請求項
8の発明では、電動モータ25によりヒップポイント調
整手段(4〜6、10〜12)及びシートバック調整手
段(7〜9)の可動部分が駆動されてヒップポイントH
Pの位置及びシートバック3による乗員Aの支持姿勢が
調整される。請求項9の発明では、ヒップポイントHP
を位置調整する際に、ニーポイント保持手段30により
ニーポイントNPが略同一位置に保持され、ヒップポイ
ントHPがニーポイントNPを略中心に移動する。請求
項10の発明では、阻止手段30により乗員の足置き位
置の変化が阻止されてニーポイントNPが同一位置に保
持される。請求項11の発明では、乗員Aのニーポイン
トNが略固定された状態で、乗員AのヒップポイントH
Pの位置及びシートバック3の姿勢が連係して調整され
る。請求項12の発明では、ヒップポイントHPの前方
への移動に伴ってシートバック3による乗員Aの支持姿
勢が変化して安楽姿勢が得られる。このときニーポイン
トNPが略固定されてヒップポイントHPが下方へも移
動する。
【0012】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0013】
【実施例】図1〜図15を参照して本発明を乗用車の後
席に適用した実施例を説明する。 −第1実施例− 図1〜図4は第1実施例のシートを示すもので、図の実
線は通常姿勢を取った状態を、図の二点鎖線は安楽姿勢
を取った状態をそれぞれ示している。図1及び図2に示
すように、本実施例のシート1Aは、車体のフロアパネ
ルFP上に配置されるシートクッション2と、その後端
に配置されるシートバック3とを有する。シートクッシ
ョン2には、前端及び後端の骨組としてシートフレーム
4、5が設けられ、これらシートフレーム4、5は前後
ロッド6で互いに連結されている。シートバック3には
シートフレーム7が設けられ、このシートフレーム7の
下端とシートフレーム5は連結ロッド8で連結されてい
る。シートフレーム4、5と前後ロッド6、シートフレ
ーム5、7と連結ロッド8はそれぞれの連結点の回りに
相互に回動自在である。図1に示すように、シートバッ
ク3の上部は車体のリアパネルRPにガイド部材9を介
して連結されている。ガイド部材9は、シートバック3
の支点3aを中心とした回転と、支点3aの溝9aに沿
った移動とを許容する。なお、図では溝9aを直線状に
描いているが、円弧状に形成するなど適宜変形してよ
い。
【0014】シートフレーム4、5の両端側には一対
(図では一端側のみ示す)のガイドフレーム10が配置
され、各ガイドフレーム10は不図示の連結具(例えば
ボルト)によりフロアパネルFPに固定されている。図
3にも示すように、ガイドフレーム10には、シートフ
レーム4、5の端部と嵌合してシートフレーム4、5の
移動方向を規定する長孔11、12が形成されている。
長孔11、12はシートクッション2に着席した乗員A
のニーポイントNPを中心として円弧状に湾曲し、それ
ぞれの長さは、ニーポイントNPから遠い長孔12の方
が長孔11よりも長く設定されている。
【0015】シートフレーム5の一端は長孔12から突
出してリンク13の長孔13aと嵌合する。リンク13
はガイドフレーム10に回動軸14を中心として回動自
在に取り付けられている。ガイドフレーム10にはリン
ク13を回動させるためのハンドレバー15が、回動軸
16を中心として回動可能に取り付けられている。この
ハンドレバー15の基部には、リンク13を押し上げる
ためのカム状の突起17が一体に設けられている。リン
ク13にはハンドレバー15が通常姿勢の状態(図2、
図3の実線位置)にあるときに突起17と係合する切欠
13bが形成されている。リンク13とガイドフレーム
10との間には、リンク13の先端を上方へ引き寄せる
引張りばね18が張設されている。なお、シートフレー
ム5とリンク13との嵌合部を長孔13aとしたのは、
回動軸14を中心としたリンク13の回転半径とシート
フレーム5の回転半径との相違を吸収してシートフレー
ム5をニーポイントNPに沿って円滑に移動させるため
である。
【0016】ガイドフレーム10にはロック部材19が
ビス20により取り付けられている。図4に詳しく示す
ように、ロック部材19の上部には爪19aが形成さ
れ、この爪19aとハンドレバー15が係合してハンド
レバー15が通常姿勢の状態に拘束される。ハンドレバ
ー15の断面寸法は、爪19aとの係合方向(図4の上
下方向)には十分な剛性を与えるべく厚く設定され、シ
ートの左右方向(図4の左右方向)には爪19aとハン
ドレバー15との係合を容易に解除できるよう薄く設定
されている。なお、図1に示すように、乗員Aの足元に
は足置き位置の変化を防止する摩擦材30が設けられて
いる。摩擦材30にはゴム、摩擦抵抗の大きなカーペッ
ト等を利用できる。図5に示すように、車体フロアに敷
かれたカーペット31の足置き範囲のみに摩擦材30を
設けてもよい。
【0017】以上の構成のシート1Aを通常姿勢の状態
から安楽姿勢に変化させるには、まずハンドレバー15
を下方へ押え気味にしつつ車両左右方向の乗員側へ引き
寄せてハンドレバー15を爪19aから外れるように曲
げ変形させる。次に、ハンドレバー15を安楽姿勢側
(図の矢印U方向)に回動させる。これにより突起17
が切欠13bから外れてリンク13が下方へ回動し、シ
ートフレーム5が長孔12の下端まで移動する。そし
て、シートフレーム5に連結されたシートフレーム4も
長孔11の下端まで移動し、シートバック3側のシート
フレーム7もシートフレーム5と同様に移動する。
【0018】ここで、長孔11、12はニーポイントN
Pを中心とした円弧状であり、かつ長孔12の方が長孔
11よりも長いので、シートクッション2の全体が前方
へ移動しつつシートクッション2の後端側が前端側より
も下方へ大きく移動する。この結果、ヒップポイントH
PがニーポイントNPを中心として下方及び前方へ同時
に移動する。そして、ヒップポイントHPの前方への移
動量δ(図1参照)に対応してシートバック3の下端も
前方へ移動し、これによりシートバック3の支点3aが
下方へ移動しつつ支点3aを中心としてシートバック3
が後方へ傾動する。なお、シートクッション2からハン
ドレバー15へ伝達される乗員Aの体重と引張りばね1
8の引張り力とが対抗するので、ハンドレバー15を安
楽姿勢側へ回動させるときに乗員Aの体重でハンドレバ
ー15が急激に回動するおそれがない。ヒップポイント
HPがニーポイントNPを中心に回動すると実質的にク
ッションアングルが生じるが、シートバック3の傾きの
増加により腹部の圧迫感はさほど増加しない。
【0019】安楽姿勢から通常姿勢に戻すには、ハンド
レバー15を前方に押し込んで突起17をリンク13の
切欠13bと係合させ、この後、ハンドレバー15を乗
員の側方へ押し込んで爪19aと係合させる。これによ
り、リンク13が通常姿勢の位置まで押し上げられてシ
ートフレーム4、5が長孔11、12の上端へ移動し、
シートクッション2が通常姿勢に戻る。同時にシートフ
レーム7の下端が後方へ移動してシートバック3の傾き
が減少する。ハンドレバー15の押し込み力は引張りば
ね18の力で軽減される。なお、シートクッション2に
加わる乗員Aの体重がハンドレバー15の押し込み操作
に対する抵抗となるので、乗員Aはシートクッション2
から腰を浮かした状態でハンドレバー15を押し込み操
作することが望ましい。
【0020】以上の調整過程では、乗員Aの足元に摩擦
材30が敷かれているので、体幹などの上体が移動して
も乗員Aの足置き位置が変化せず、ニーポイントNPも
確実に同一位置に保持される。このため、通常姿勢と安
楽姿勢との間でニールームが変化しない。なお、足置き
位置を固定してニーポイントNPの移動を防ぐには、図
6〜図8に示す手段を用いてもよい。
【0021】図6は前席へ向って上り勾配となるフット
レスト32を乗員Aの足元に設けたものである。フット
レスト32は、プラスチック等で成形し、又は車体フロ
アに一体に成形してよい。カーペット等の敷物を前席に
向うほど厚くしてフットレストとしてもよい。図7は乗
員の足元のカーペット31に足先を挿入するためのバン
ド33を設けた例である。図8は前席FSの下側に後席
の乗員Aの足先を挿入する足置き空間34を形成した例
である。
【0022】以上の実施例では、シートフレーム4、
5、前後ロッド6、ガイドフレーム10(長孔11、1
2を含む)、リンク13、ハンドレバー15(突起17
を含む)、引張りばね18及びロック部材19がヒップ
ポイント調整手段を、ガイドフレーム10がシートクッ
ション支持手段を、ガイドフレーム10の長孔11、1
2がシートクッション移動経路規定手段を、シートフレ
ーム7、連結ロッド8及びガイド部材9がシートバック
調整手段を、シートフレーム4、5、7、前後フレーム
6及び連結ロッド8にて構成される可動連鎖と、フロア
パネルFP、リアパネルRP、ガイドフレーム10及び
ガイド部材9にて構成される限定連鎖とがリンク機構
を、摩擦材30、フットレスト32、バンド33、足置
き空間34がニーポイント保持手段及び阻止手段をそれ
ぞれ構成する。また、上述したヒップポイント調整手段
(4〜6、10〜19)、シートバック調整手段(7〜
9)およびニーポイント保持手段としての摩擦材30、
フットレスト32、バンド33または足置き空間34の
いずれかが調整手段を構成する。
【0023】−第2実施例− 図9は第2実施例のシート1Bを上述した図2に対応さ
せて示すもので、第1実施例と共通する部分には同一符
号を付している。この例では、シートフレーム4、5、
7の駆動源として電動モータ25が設けられ、その出力
軸25aの回転がギア26、27を介してシートフレー
ム5に伝達される。電動モータ25の回転方向に応じて
シートフレーム5が長孔12内を移動し、第1実施例と
同様に通常姿勢と安楽姿勢とが切り換えられる。なお、
ギア27の回転中心27aと長孔12の曲率中心との相
違を吸収するため、シートフレーム5の端部とギア27
との嵌合部分(ギア27の背面側)は、第1実施例にお
けるリンク13の長孔13aと同様にギア27の半径方
向へ延びる長溝状とすることが望ましい。この実施例で
は、シートフレーム4、5、前後ロッド6、ガイドフレ
ーム10(長孔11、12を含む)がヒップポイント調
整手段を構成する。
【0024】−第3実施例− 図10〜図13は第3実施例のシート1Cを示すもの
で、図の実線は通常姿勢を取った状態を、図の二点鎖線
は安楽姿勢を取った状態をそれぞれ示している。第1実
施例との共通部分には同一符号を付している。図11に
詳しく示すように、本実施例ではシートクッション2の
シートフレーム40がベースフレーム41の前後のサポ
ート41a、41bに固定され、ベースフレーム41が
不図示の連結具(例えばボルト)により車体のフロアパ
ネルに固定されている。従って、シートクッション2の
位置は固定されている。シートクッション2は、乗員の
着席時の沈み変形が大きくなるように比較的柔らかいウ
レタン等で形成され、その内部には乗員着席時の座面の
沈み変形を制限するサポートパネル42が配置されてい
る。サポートパネル42の上面は乗員Aを受け止める凹
面状に形成され、下面は支持部材43と回動軸44を介
して回動自在に連結されている。サポートパネル42の
後端は連結ロッド45を介してシートフレーム7の下端
と連結されている。サポートパネル42、連結ロッド4
5及びシートフレーム7はそれぞれの連結点の回りに相
互に回動自在である。
【0025】支持部材43は中間のロッド43aを境と
して折れ曲った形状であり、その前端はサポート41a
と回動自在に連結されている。ロッド43aの端部はベ
ースフレーム41のガイド壁46に形成された長孔47
に嵌合する。長孔47はサポート41aと支持部材43
との連結点を略中心とする円弧状に形成され、その内周
側の二箇所には切欠47a、47bが形成されている
(図13参照)。ガイド壁46にはハンドレバー48が
回動軸49を中心として回動可能に取り付けられ、その
基部48aは長孔47から突出したロッド43aの下面
と係合する。
【0026】図12に示すようにハンドレバー48の基
部48a内にはストッパ50が設けられ、その爪50a
が長孔47の切欠47a、47bのいずれかに嵌合して
ハンドレバー48の回動が阻止される。ストッパ50が
上側の切欠47aに嵌合したときハンドレバー48が通
常姿勢の位置(図11の実線位置)に拘束されてロッド
43aが長孔47の上端に保持される。ストッパ50は
ばね51により切欠47a、47bと嵌合する方向へ常
時付勢されている。ストッパ50のばね51と反対側は
ワイヤ52を介してハンドレバー48の先端のロック解
除釦53と接続されている。54はハンドレバー48を
下方へ引き寄せる引張りばねである。
【0027】以上の構成のシートでは、通常姿勢のとき
にロック解除釦53を押し込むと、ストッパ50が切欠
47aから外れてハンドレバー48の拘束が解除され
る。この状態でハンドレバー48を上方へ回動させると
ロッド43aが長孔47の下端側へ移動し、それに伴っ
て支持部材43が前端(サポート41aとの連結点)を
中心に下方へ回動する。このため、図10に二点鎖線で
示すようにサポートパネル42が前方へ移動しつつその
後端側が前端側よりも下方へ大きく移動する。この結
果、シートクッション2が前端側よりも後端側で大きく
沈み変形して乗員AのヒップポイントHPがニーポイン
トNPを略中心として下方前方へ移動する。同時に、サ
ポートパネル42が前方へ移動した分だけシートフレー
ム7の下端が前方へ移動してシートバック3が後方へ傾
斜し、これにより安楽姿勢が得られる。安楽姿勢から通
常姿勢に戻すには、ロック解除釦53を押し込んで切欠
47bからストッパ50を脱出させた後、ハンドレバー
48を下方へ押し込んでロッド43aを長孔47の上端
まで移動させ、この後ロック解除釦53を解放してばね
51の力によりストッパ50を切欠47aに嵌合させ
る。この操作により、サポートパネル42が通常姿勢の
位置まで押し上げられる。
【0028】以上の実施例では、ベースフレーム41
(ガイド壁46及びその長孔47を含む)、サポートパ
ネル42、支持部材43、回動軸44、ハンドレバー4
8(ストッパ50、ばね51、ワイヤ52、ロック解除
釦53を含む)及び回動軸49がヒップポイント調整手
段を、連結ロッド45、シートフレーム7及びガイド部
材9がシートバック調整手段を、サポートパネル42が
サポート部材を、支持部材43及びガイド壁46がサポ
ート支持手段を、長孔47がサポート部材移動経路規定
手段を、支持部材43、サポートパネル42、連結ロッ
ド45及びシートフレーム7にて構成される可動連鎖
と、フロアパネルFP、リアパネルRP、ベースフレー
ム41及びガイド部材9にて構成される限定連鎖とがリ
ンク機構をそれぞれ構成する。また、上述したヒップポ
イント調整手段(41〜53)、シートバック調整手段
(7、9、45)及び摩擦材30が調整手段を構成す
る。
【0029】−第4実施例− 図14及び図15は本発明の第4実施例のシート1Dを
示す。この例ではシートクッション2及びシートバック
3の内部に、空気により膨張収縮可能なエアーマット6
1a〜61eが設けられている。詳しくは、乗員一人分
の着席スペースに対してシートクッション2には前後方
向に二個のエアーマット61a、61bが、シートバッ
ク3には上下方向に三個のエアーマット61c、61
d、61eがそれぞれ設けられている。エアーマット6
1a〜61eは圧力センサ62a〜62e、電磁弁63
a〜63eを介してコンプレッサ64とそれぞれ接続さ
れている。各電磁弁63a〜63eは、エアーマット6
1a〜61e内に空気を閉じ込める中立位置と、エアー
マット61a〜61eとコンプレッサ64とを連通させ
る供給位置と、エアーマット61a〜61e内の空気を
大気中に排出させる排気位置との3位置の間で切換可能
とされている。
【0030】電磁弁63a〜63eの位置は、マニュア
ルモード選択スイッチ65からの指令と圧力センサ62
a〜62eが検出するエアーマット61a〜61eの内
圧とに基づいてマイクロコンピュータ66により制御さ
れる。マニュアルモード選択スイッチ65は通常姿勢と
安楽姿勢のいずれを取るかを選択操作可能とされ、その
操作内容に応じた信号をマイクロコンピュータ66に出
力する。
【0031】マニュアルモード選択スイッチ65から通
常姿勢が指示されるとマイクロコンピュータ66は全て
の電磁弁63a〜63eを供給位置に切換え、各エアー
マット61a〜61eの内圧が所定まで上昇したことを
圧力センサ62a〜62eで確認して電磁弁63a〜6
3eを中立位置へ切り換える。これにより図15(a)
に示すように全てのエアーマット61a〜61eが膨張
して乗員Aが通常姿勢で支持される。マニュアルモード
選択スイッチ65から安楽姿勢が指示されると、マイク
ロコンピュータ66は電磁弁63b、63dを排気位置
に切換えてエアーマット61b、61dの空気を排気さ
せる。これにより図15(b)に示すようにシートクッ
ション2の後端側が沈み込んで乗員Aのヒップポイント
が下方及び前方へ移動し、かつシートバック3の下部が
後方へ傾いて乗員Aが安楽姿勢で支持される。なお、安
楽姿勢時でもシートバック3の上部を起こしたままとし
て乗員Aの前方視認性を確保しているが、睡眠を取る場
合等にはエアーマット61eも排気させてよい。その他
にも、目的に応じて適宜エアーマット61a〜61eを
膨張収縮させてよい。
【0032】以上の実施例では、エアーマット61b、
電磁弁63b、コンプレッサ64がヒップポイント調整
手段を、エアーマット61bがヒップポイント調整手段
の流体室を、電磁弁63b及びコンプレッサ64がヒッ
プポイント調整手段の流体量調整手段を、エアーマット
61d、電磁弁63d、コンプレッサ64及びマイクロ
コンピュータ66がシートバック調整手段を、エアーマ
ット61dがシートバック調整手段の流体室を、電磁弁
63b、コンプレッサ64及びマイクロコンピュータ6
6がシートバック調整手段の流体量調整手段をそれぞれ
構成する。
【0033】なお、上述した各実施例では乗用車の後席
を例示したが、シートが前後方向に複数並べられるバ
ス、電車、飛行機等にも本発明は適用できる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜8の発
明では、ヒップポイントの前方への移動に連係してヒッ
プポイントが下方へも移動するので、ニーポイントの前
方への移動が抑えられ、この結果乗員の居住空間が十分
に確保できない場合でも安楽姿勢を容易に取ることがで
きる。特に請求項2の発明では、ヒップポイントがニー
ポイントを略中心に回動するので、ニーポイントの前後
方向への移動を確実に抑えることができる。請求項3の
発明では、シートクッションの移動によりヒップポイン
トを前後方向及び上下方向に移動させることができる。
請求項4の発明ではシートクッションそのものを移動さ
せることなく、ヒップポイントを前後方向及び上下方向
に移動させることができる。請求項5、6の発明ではシ
ートクッションやシートバック内に設けた流体室内の流
体量の増減により、ヒップポイントの位置やシートバッ
クによる乗員の支持姿勢が調整されるので、リンク機構
のような運動変換機構を不要としてシート内の構成を簡
素化できる。請求項7の発明では、リンク機構によりシ
ートクッション前後方向及び上下方向の移動とシートバ
ックによる乗員の支持姿勢の変化とを確実に連係させる
ことができる。請求項8の発明では、電動モータにより
ヒップポイントの位置調整及びシートバックによる乗員
の支持姿勢の調整が省力化される。請求項9、10の発
明によれば、ヒップポイントの位置を調整する際にニー
ポイント保持手段によりニーポイントが略同一位置に保
持されるので、請求項1〜8の乗物用シートの効果を確
実に発揮させることができる。特に請求項10の発明で
は乗員の足置き位置の変化が阻止されるので、乗員の支
持姿勢を変化させてもニールームが殆ど増減しない。請
求項11、12の発明によれば、乗員のニーポイントを
略固定した状態でヒップポイントの位置及びシートバッ
クの姿勢を調整できるので、ニールームを十分に確保で
きない場合でも、安楽姿勢を容易に取ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のシートによる乗員の支持
姿勢の変化を示す図。
【図2】第1実施例のシート内の構成を示す斜視図。
【図3】図2の内部機構を同図の矢印III方向から見た
状態を示す図。
【図4】図3のIV−IV線における断面図。
【図5】乗員Aの足置き位置の変化を阻止するため、足
元に摩擦材を配置した例を示す図。
【図6】図5の変形例を示す図で、(a)は車両前後方
向に沿った断面図、(b)は乗員の足元の斜視図。
【図7】図5の他の変形例を示す図。
【図8】図5のさらに他の変形例を示す図。
【図9】本発明の第2実施例のシート内の構成を示す斜
視図。
【図10】本発明の第3実施例のシートによる乗員の支
持姿勢の変化を示す図。
【図11】第3実施例のシート内の構成を示す斜視図。
【図12】図11のXII−XII線における断面図。
【図13】図11の長孔47を拡大して示す図。
【図14】本発明の第4実施例の概略構成を示す図。
【図15】第4実施例のシートによる乗員の支持姿勢の
変化を示す図で、(a)は通常姿勢の状態を、(b)は
安楽姿勢の状態を示す。
【図16】従来のシートによる乗員の支持姿勢の変化を
示す図で、(a)は通常姿勢の状態を、(b)は安楽姿
勢の状態を示す。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D シート 2 シートクッション 3 シートバック 4,5,40 シートクッション内のシートフレーム 6 前後ロッド 7 シートバック内のシートフレーム 8,45 連結ロッド 9 シートバックのガイド部材 10 ガイドフレーム 11,12 シートクッションの移動経路を規定する長
孔 13 リンク 15,48 ハンドレバー 19 ハンドレバーのロック部材 25 電動モータ 30 摩擦材 32 フットレスト 33 バンド 34 足置き空間 41 ベースフレーム 42 サポートパネル 43 支持部材 46 ガイド壁 47 サポートパネルの移動経路を規定する長孔 50 ハンドレバーのストッパ 61a,61b,61c,61d,61e エアーマッ
ト 63a,63b,63c,63d,63e 電磁弁 64 コンプレッサ 66 マイクロコンピュータ A 乗員 HP ヒップポイント NP ニーポイント

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートクッションと、前記シートクッシ
    ョンの後端に配置されるシートバックとを備えた乗物用
    シートにおいて、 乗員のヒップポイントを前方へ移動させたとき当該ヒッ
    プポイントが下方へも移動するように、前記ヒップポイ
    ントをシートの前後方向及び上下方向に連係させて位置
    調整可能とするヒップポイント調整手段と、 前記ヒップポイントが前方へ移動したとき乗員の安楽姿
    勢が得られるように前記シートバックによる乗員の支持
    姿勢を変化させるシートバック調整手段と、を備えたこ
    とを特徴とする乗物用シート。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の乗物用シートにおいて、 前記ヒップポイントが乗員のニーポイントを略中心とし
    て回動するように、前記ヒップポイント調整手段による
    前記ヒップポイントの位置調整の軌跡が設定されている
    ことを特徴とする乗物用シート。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の乗物用シートにおいて、 前記ヒップポイント調整手段は、前記シートクッション
    を移動可能に支持するシートクッション支持手段と、前
    記シートクッションが前方へ移動したときに当該シート
    クッションの後端側が前端側よりも下方へ大きく移動す
    るように前記シートクッションの移動経路を規定するシ
    ートクッション移動経路規定手段と、を備えることを特
    徴とする乗物用シート。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の乗物用シートにおいて、 前記ヒップポイント調整手段は、前記シートクッション
    内に配置され乗員着席時の前記シートクッションの沈み
    変形を制限するサポート部材と、前記サポート部材を移
    動可能に支持するサポート部材支持手段と、前記サポー
    ト部材が前方へ移動したときに当該サポート部材の後端
    側が前端側よりも下方へ大きく移動するように前記サポ
    ート部材の移動経路を規定するサポート部材移動経路規
    定手段と、を備えることを特徴とする乗物用シート。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の乗物用シートにおいて、 前記ヒップポイント調整手段は、前記シートクッション
    内に設けられた膨張収縮可能な流体室と、該流体室内の
    流体量を調整する流体量調整手段とを具備し、前記流体
    室は、その膨張収縮により前記ヒップポイントが前記前
    後方向及び前記上下方向に同時に移動する位置に配置さ
    れていることを特徴とする乗物用シート。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の乗物用シートにおいて、 前記シートバック調整手段は、前記シートバック内に設
    けられた膨張収縮可能な流体室と、前記ヒップポイント
    の移動に伴って前記流体室内の流体量を増減する流体量
    調整手段とを具備することを特徴とする乗物用シート。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の乗物用シートにおいて、 前記ヒップポイントの前記前後方向及び前記上下方向の
    移動と、前記シートバックによる乗員の支持姿勢の変化
    とをそれぞれ連係させるリンク機構を備えることを特徴
    とする乗物用シート。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の乗物用シートにおいて、 前記ヒップポイント調整手段及び前記シートバック調整
    手段の駆動源として電動モータを設けたことを特徴とす
    る乗物用シート。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載の乗物用
    シートと、乗員のヒップポイントの位置調整時に当該乗
    員のニーポイントを略同一位置に保持するニーポイント
    保持手段とを備えることを特徴とする乗物の乗員支持構
    造。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の乗物の乗員支持構造に
    おいて、 前記ニーポイント保持手段は、シートの前後方向への乗
    員の足置き位置の変化を阻止する阻止手段を備えること
    を特徴とする乗物の乗員支持構造。
  11. 【請求項11】 シートクッションと、前記シートクッ
    ションの後端に配置されるシートバックとを備えた乗物
    用シートにおいて、 乗員のニーポイントを略固定しつつ当該乗員のヒップポ
    イントの位置及び前記シートバックの姿勢を連係して調
    整可能とする調整手段を備えたことを特徴とする乗物用
    シート。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の乗物用シートにおい
    て、 前記調整手段は、前記ヒップポイントが前方へ移動した
    とき当該ヒップポイントが下方へも移動するように前記
    ヒップポイントをシートの前後方向及び上下方向に連係
    して位置調整可能とするヒップポイント調整手段と、前
    記ヒップポイントが前方へ移動したとき乗員の安楽姿勢
    が得られるように前記シートバックによる乗員の支持姿
    勢を変化させるシートバック調整手段と、を具備するこ
    とを特徴とする乗物用シート。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009083701A (ja) * 2007-10-01 2009-04-23 Mazda Motor Corp 車両の車室底部構造
JP2016060478A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 株式会社タチエス 車両用シート
US10543764B2 (en) 2010-10-01 2020-01-28 Nissan Motor Co., Ltd. Vehicle seat and stiffness setting method for vehicle seat

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