JPH088066B2 - フラットパネルの封着処理方法 - Google Patents

フラットパネルの封着処理方法

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JPH088066B2
JPH088066B2 JP24915693A JP24915693A JPH088066B2 JP H088066 B2 JPH088066 B2 JP H088066B2 JP 24915693 A JP24915693 A JP 24915693A JP 24915693 A JP24915693 A JP 24915693A JP H088066 B2 JPH088066 B2 JP H088066B2
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JP
Japan
Prior art keywords
flat panel
furnace
outer peripheral
peripheral edge
gas
Prior art date
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Application number
JP24915693A
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JPH07105845A (ja
Inventor
眞司 藤野
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Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH088066B2 publication Critical patent/JPH088066B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フラットパネルの封着
処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、画像表示装置として、特開昭57
−135590号公報,「日経ビジネス」1993年1
月18日号等に開示される、いわゆるフラットパネルが
ある。このフラットパネルは、凸形状の表ガラスと平板
状の裏ガラスとからなり、両ガラスで形成される内部空
間に電極板を配設したものである。そして、このフラッ
トパネルは、両ガラス間で形成される内部空間に電極板
を配設し、そのリード線を前記両ガラスの外周縁部から
外方に導出させ、両ガラスの外周縁部に塗布した低融点
の封着用ガラスを炉内で溶融・固化することにより表ガ
ラスと裏ガラスを一体化してフラットパネルとするもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、前
記封着処理するための封着炉での加熱・冷却は、炉内に
設置したバッフルの両側板に設けた一方のノズルから雰
囲気ガスを水平に噴出させて対流加熱・冷却するもので
あり、炉内雰囲気は炉内循環するようになっている。し
たがって、両ガラスの封着(加熱)時に、両ガラスの隙
間(封着部)からフラットパネル内に循環雰囲気が侵入
し、フラットパネル内に、循環雰囲気中のダストが残留
するという問題を有していた。これを防止するには、炉
内循環雰囲気をクリーンに維持できるマッフル型炉が考
えられるが、設備費が高くなるばかりか、連続処理の場
合、炉内雰囲気のクリーン化が困難であるという課題を
有する。したがって、本発明は、安価にしてバッチ炉の
みならず連続炉にも適用することのできるフラットパネ
ルの封着処理方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、炉内雰囲気の強制対流加熱により表ガラ
スと裏ガラスからなるフラットパネルの外周縁部を封着
処理するにあたり、前記フラットパネルの外周縁部を断
面コ字形のチャンバー形成部材で覆い、このチャンバー
形成部材とフラットパネルの外周縁部とで形成される空
間内に、前記チャンバー形成部材に設けたガス供給口か
ら炉内雰囲気温度と略同一温度のクリーンガスを導入す
るようにしたものである。
【0005】
【実施例】つぎに、本発明を実施例である図1〜図4に
したがって説明する。図1は、連続加熱炉の加熱室1を
示し、この加熱室1内には、天井仕切板3,両側板4
a,4bおよび底板6からなるバッフル2が設けられ、
このバッフル2の外方は雰囲気循環通路Aとなってい
る。そして、前記雰囲気循環路Aの炉天井部には循環フ
ァン7が、その下流側にはヒータ8が設けられ、循環フ
ァン7によってバッフル2内の雰囲気は前記側板4aに
設けたノズル5aから吸引され、ヒータ8によって所定
温度となり、側板4bに設けたノズル5bからバッフル
2内に噴出する循環流を形成し、炉内ローラRにより搬
入されたトレイ10上のフラットパネルWを対流加熱す
るようになっている。
【0006】ところで、前記フラットパネルWは、トレ
イ10上に断面コ字形の部材13を介して載置される
が、この部材13は図3,図4に示す構成からなる。前
記部材13は、前記フラットパネルWの治具を構成する
もので、下金物13Aと上蓋13Bとからなり、下金物
13Aは略ロ字形で断面L形の枠体からなり、一辺の両
側に2本、対向辺の中央に1本の脚14a,14b,1
4cが設けられている。また、下金物13Aの対向する
側板15には複数のガス供給口16が設けてあり、か
つ、前記下金物13Aの脚14b近傍に、下記するフラ
ットパネルWの裏ガラスWaの縁部を位置決めするL形
のストッパ18が設けてある。
【0007】前記上蓋13Bは外周部下面に段部19を
有する略ロ字形の板体からなる枠体で、コ字形の2分割
構造となっており、前記段部19を前記下金物13Aの
側板15に嵌合し、取付金具21で下金物13Aと一体
化するようになっている。また、下金物13Aのストッ
パ18と対向する部分にも下記するフラットパネルWの
表ガラスWbの縁部を位置決めするストッパ20が設け
てある。
【0008】一方、前記トレイ10にはガス接管具23
が設けてあり、このガス接管具23はトレイ10に設け
た前記ガスヘッダ24に接続され、また、このガスヘッ
ダ24と前記下金物13Aに設けたガス供給口16とは
分岐管25で接続されている。なお、26は下記する封
着処理において、封着面を圧着させる表ガラスWb上に
載置するウエイト板である。また、前記トレイ10が加
熱室1の所定位置に停止すると、上昇して前記ガス接管
具23と接続するカップリング構造のガス供給装置27
が炉床に設置されている。
【0009】つぎに、前記構成からなる封着炉でのフラ
ットパネルの封着処理について述べる。まず、トレイ1
0上に設置した下金物13A上に裏ガラスWaを載置す
る。この場合、裏ガラスWaを前記ストッパ18に当接
することで容易に位置決めできる。
【0010】その後、前記裏ガラスWa上に、リード線
を外方に導出した状態で電極板28を配設し、表ガラス
Wbを載置する。この場合、前記裏ガラスWaの外周縁
部および表ガラスWbの外周縁部の圧着面に、予め、低
融点の封着用ガラスが塗布してある。前記のようにして
表ガラスWbを裏ガラスWa上に載置すると、前記2分
割された上蓋13Bを、前記段部19を介して嵌合し、
取付金具21により下金物13Aと一体化する。このよ
うに、前記下金物13Aに上蓋13Bを一体化すると、
表,裏ガラスWb,Waの外周縁部と、断面コ字形の部
材13との間に空間Cが形成されることになる。
【0011】トレイ10上に、前記のようにしてフラッ
トパネルWを固定すると、炉内ローラRによりトレイ1
0は加熱室1に搬送され、所定位置で停止する。これと
同時に前記ガス供給装置27と接管金具23とが接続さ
れ、前記空間C内に、加熱室1の雰囲気温度と略同一温
のクリーンガスが供給される一方、循環ファン7の駆動
により吐出ノズル5bから高温雰囲気ガスが前記フラッ
トパネルWに吹き付けられ、封着用ガラスが溶融して表
裏ガラスWb,Waの外周縁部を封着する。この場合、
フラットパネルWに吹き付けられる高温雰囲気ガスは、
封着部Sの間隙を通して内部空間に侵入しようとする
が、フラットパネルWの外周縁部に形成される空間C内
に所定圧力のクリーンガスが供給されているため侵入す
ることはない。
【0012】前記のようにして、封着処理が終了する
と、ガス供給装置27を接管金具23から離脱させ、炉
内ローラRの駆動によりトレイ10は図示しない冷却室
に搬入される。この冷却室においても、冷却雰囲気と略
同一温度のクリーンガスを前記同様のガス供給装置を介
して供給して、フラットパネルWを冷却してもよい。
【0013】なお、前記空間Cに供給するクリーンガス
は、炉内雰囲気ガスをフィルターで濾過した後、場合に
よっては昇温あるいは冷却して使用してもよく、別個の
ガス源を使用してもよい。また、封着熱炉はバッチ炉で
も前記実施例のように連続炉でもよく、連続炉の場合の
フラットガラスの搬送はローラハース方式に限らず、台
車方式であってもよいことは勿論である。さらに、前記
上蓋13Bも必ずしも2分割構造に限られることはな
い。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、フラットパネルの封着部にクリーンガスが供給
される空間を形成することによって、フラットパネル内
への炉内雰囲気の侵入を防止するため、炉内をクリーン
化することなく、フラットパネル内へのダストの侵入を
防止でき、どのような形式の炉においても簡単な機構で
適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用する連続封着炉の加熱室の断面
図。
【図2】 図1のII−II線断面図。
【図3】 図1,図2の治具、フラットパネルおよびウ
エイト板の関係を示す図。
【図4】 図3の平面図。
【符号の説明】
1…加熱室、2…バッフル、5a,5b…ノズル、7…
循環ファン、8…ヒータ、10…トレイ、13…断面コ
字形部材(治具)、13A…下金物、13B…上蓋、1
6…ガス供給口、23…ガス接管具、24…ガスヘッ
ダ、26…ウエイト板、27…ガス供給装置、A…雰囲
気循環通路、C…チャンバー、R…炉内ローラ、S…付
着面、W…フラットパネル、Wa…裏ガラス、Wb…表
ガラス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内雰囲気の強制対流加熱により表ガラ
    スと裏ガラスからなるフラットパネルの外周縁部を封着
    処理するにあたり、前記フラットパネルの外周縁部を断
    面コ字形のチャンバー形成部材で覆い、このチャンバー
    形成部材とフラットパネルの外周縁部とで形成される空
    間内に、前記チャンバー形成部材に設けたガス供給口か
    ら炉内雰囲気温度と略同一温度のクリーンガスを導入す
    ることを特徴とするフラットパネルの封着処理方法。
JP24915693A 1993-10-05 1993-10-05 フラットパネルの封着処理方法 Expired - Lifetime JPH088066B2 (ja)

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JPH07105845A JPH07105845A (ja) 1995-04-21
JPH088066B2 true JPH088066B2 (ja) 1996-01-29

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JPH10269935A (ja) * 1997-03-26 1998-10-09 Mitsubishi Electric Corp パネルディスプレイ製造方法及び製造装置

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JPH07105845A (ja) 1995-04-21

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