JPH08795A - 回胴式遊技機用中継基板 - Google Patents

回胴式遊技機用中継基板

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JPH08795A
JPH08795A JP6165927A JP16592794A JPH08795A JP H08795 A JPH08795 A JP H08795A JP 6165927 A JP6165927 A JP 6165927A JP 16592794 A JP16592794 A JP 16592794A JP H08795 A JPH08795 A JP H08795A
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SANKIYUU DENKI SEISAKUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技機の本来の動作中にメダル貸しの要求が
なされた場合や、メダル貸し動作が行われている間に遊
技機の開始操作がなされた場合に、遊技機のCPUの負
荷を増大させずにこれらの処理を行う。 【構成】 中継基板40には、制御手段であるサブCP
U44等の他、第一の接続手段であるコネクタCN2、
第二の接続手段であるCN1が設けられている。回胴式
遊技機の主基板26と中継基板40との間では、コネク
タCN1を介して貸出禁止信号、受信応答信号、貸出デ
ータ、送信要求信号、貸出中信号、受信確認信号がやり
取りされる。カード読み取り装置31と中継基板40と
の間では、BRDY信号、 BRQ信号、PRDY信号、 EXS信号が
コネクタCN2を介してやり取りされる。サブCPU
は、中継基板と遊技機との間、中継基板とカード読み取
り装置との間、及び遊技機とカード読み取り装置との間
の信号の授受を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリペイドカードによ
ってメダル貸し動作を行うメダル貸し装置と回胴式遊技
機との間に接続される回胴式遊技機用中継基板に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のプリペイドカードを用いたメダル
貸し装置は、貸しメダルの排出装置を備えていたが、最
近その排出装置として遊技機内に設けられたメダル排出
装置を使用するものが出現している。かかるメダル貸し
装置は、遊技機間に設けられているので、台間メダル貸
し装置と呼ばれている。各遊技機間に台間メダル貸し装
置が設けられる場合、遊技機と台間メダル貸し装置との
間には貸しメダルに関する情報を送受するためのケーブ
ルが接続される。また、両装置には、それぞれの制御手
段間で情報を送受するためのインターフェイス回路が設
けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、遊技中に遊
技者からメダル貸しの要求があった場合、メダル貸し装
置は遊技中にはメダル貸しの動作を行わずにその要求を
保留しておき、遊技が終了した時点で要求されたメダル
貸しの動作を実行する必要がある。逆に、メダル貸し動
作を行っている途中に遊技者が遊技機をスタートさせる
操作を行った場合、メダル貸し動作が終了するまでは遊
技機の動作開始を保留するとともに、メダル貸し動作が
終了した時点において遊技者の要求に従って遊技機の動
作を開始させる必要がある。このような場合に、従来の
遊技機では、その内部にあるCPUが、メダル貸し動作
中における遊技開始を制限したり、あるいは遊技中にお
ける遊技機のメダル貸し動作を制限するという制御を行
っていた。
【0004】しかしながら、遊技機が遊技動作を行って
いる間にその遊技機内部のCPUにメダル貸しの要求に
対する制御の仕事を並行して行わせたり、また、メダル
貸しの動作を行っているときに遊技動作の開始を保留す
る制御を併せて行わせると、遊技機内部のCPUの負担
が大きくなり、本来行うべき動作が遅延するなどの悪影
響が生ずる。
【0005】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、遊技機の本来の動作中にメダル貸しの要求がな
された場合や、メダル貸し動作が行われている途中に遊
技機の開始操作がなされた場合に、遊技機内部のCPU
の負荷を増大させずにこれらの処理を行う回胴式遊技機
用中継基板を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの請求項1記載の回胴式遊技機用中継基板は、カード
読み取り手段を有するメダル貸し装置との間の信号線を
接続するための第一の接続手段、回胴式遊技機との間の
信号線を接続するための第二の接続手段、及び制御手段
を有し、前記制御手段によって、前記メダル貸し装置と
前記回胴式遊技機との間の信号の授受の仲介、前記回胴
式遊技機におけるゲーム中の前記メダル貸し装置におけ
るメダル貸し動作の禁止、及び前記メダル貸し装置にお
けるメダル貸し動作中の前記回胴式遊技機における新た
なゲームの開始の禁止を制御することを特徴とするもの
である。
【0007】上記の目的を達成するための請求項2記載
の発明は、請求項1記載の発明において、前記メダル貸
し装置と前記回胴式遊技機との間で授受される信号は、
メダルの払出し量を制御するための信号を含むものであ
ることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明は前記の構成によって、回胴式遊技機用
中継基板の制御手段は、第一及び第二の接続手段を介し
て前記メダル貸し装置と前記回胴式遊技機との間の信号
の授受の仲介を行う。制御手段は、第一の接続手段を介
して前記回胴式遊技機におけるゲーム中の前記メダル貸
し装置におけるメダル貸し動作の禁止を制御し、第二の
接続手段を介して前記メダル貸し装置におけるメダル貸
し動作中の前記回胴式遊技機における新たなゲームの開
始の禁止を制御する。また、第一及び第二の接続手段を
有するので、本発明の回胴式遊技機用中継基板は、遊技
機の制御部及びメダル貸し装置の制御部から独立させ
て、例えば遊技機の内部に設置することができる。
【0009】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1乃至図5を参
照して説明する。図1は、本発明の一実施例である回胴
式遊技機用中継基板(以下「中継基板」という)が用い
られる回胴式遊技機(以下「遊技機」という)の概略正
面図である。図1において、1は遊技機の機枠であり、
機枠1の前面には前面枠2が開閉自在に装着されてい
る。前面枠2の前面には前面板3が装着され、その前面
板3の前面に7セグメント表示素子やLEDを備えた貯
留メダル枚数表示部15、払出しメダル枚数表示部1
6、ストップランプ17〜19、回胴回転装置の表示窓
20x等が設けられている。また、前面板3の下部には
メダル払出し口6、メダル受け皿4が設けられている。
【0010】前面枠2の中央部にはメダル投入口10、
回胴回転装置の始動スイッチ5、回胴回転装置の停止ボ
タン7〜9、貯留メダル投入ボタン11a、貯留メダル
清算ボタン11b、貯留メダルと投入メダルのいずれを
使用するかを選択する選択ボタン12等が設けられてい
る。更に、前面枠2の中央部には後述する台間メダル貸
し装置30を操作するための操作スイッチであるメダル
貸しスイッチ14aやカード返却スイッチ14bと、7
セグメント表示素子やLEDを備えたメダル貸し可表示
やカード残高表示等を行う表示部13が設けられてい
る。31は、メダル貸し装置の一部に設けられたカード
読み取り部である。
【0011】図2は本発明の一実施例である遊技機の前
面板を開いた状態の概略斜視図である。前面板3後方の
機枠1内には、外部装置からメダルを供給するためのメ
ダル補給用穴21、供給されたメダルを貯留するホッパ
ーバケット22及び入賞となったときに所定数のメダル
を排出するメダル排出装置23等が設けられている。メ
ダル排出装置23はカードの情報等に基づいて貸しメダ
ルを排出するとともに、入賞となったときに所定のメダ
ルを排出するためのものである。機枠1内には、上記の
もの以外に、電源部25、遊技機制御用の主CPU基板
26、後述する本発明の一実施例である遊技機用中継基
板(以下単に「中継基板」という)40等が設けられて
いる。尚、20a〜20cは回胴回転装置20の回胴、
28はスピーカ、29はゲーム状態を表示するランプで
ある。
【0012】遊技機における遊技は、まず、メダルをメ
ダル投入口10へ直接投入するか、又は、貯留装置(ソ
フト的に貯留メダル数を管理するもの)に貯留されてい
るメダルを貯留メダル投入ボタン11を押圧して投入す
るかのいずれかの方法を選択ボタン12によって選択す
る。そして、例えば所定数のメダルを投入した後に、回
胴回転装置20の始動スイッチ5を操作して回胴を回転
させ、次に停止ボタン7〜9を任意に順次押圧して回胴
を停止させる。回胴が停止したとき、回胴回転装置20
の表示窓20xの上、中、下ライン上及び斜めライン上
のいずれかに予め定めた絵柄が揃ったときに入賞とな
り、揃った絵柄に対応する所定数のメダルがメダル排出
装置23によってメダル払出し口6からメダル受け皿4
に払い出される。入賞がなければ、メダルの払出しは行
われない。また、払い出されたメダルは、貯留ゲームの
ときは貯留枚数が50枚になるまでは、貯留装置に貯留
され、貯留枚数が50枚を越える分はメダル払出し口6
から払い出される。
【0013】遊技機のメダル排出装置23は、台間メダ
ル貸し装置30からの情報に基づいてメダルを排出す
る。排出されるメダルは、貯留装置が使用可能な状態の
ときは貯留枚数が50枚になるまでは、貯留装置に貯留
され、貯留枚数が50枚を越える分はメダル払出し口6
から払い出され、また貯留装置を使用していないときに
は、直接、メダル払出し口6からメダル受け皿4に払い
出される。
【0014】図3は、中継基板40と遊技機の主CPU
基板26、及び中継基板40とメダル貸し装置31の間
で送受信される各信号を示したブロック図である。中継
基板40には、制御手段であるサブCPU44、遊技機
及びメダル貸し装置31との間の電気的な絶縁を維持し
ながら信号の授受を行うフォトカプラ46a,46b、
サブCPU44との間で信号を入出力する入出力回路4
8、そして各部に電力を供給する電源回路50が設けら
れている。サブCPU44としては、例えばLe-Tec社製
のLE6080A CPUを使用することができる。このCPU
の中には、ROM、RAMなどが内蔵されており、この
ROMには、後述する一連の動作のプログラムを書き込
むことができる。電源回路50は、遊技機の電源部51
から電源の供給を受ける。
【0015】ここで、図3を参照して、中継基板40を
介して送受信される制御信号について説明する。図3で
は、それぞれの信号線の近傍にその信号線を介してやり
取りされる信号の名称を併せて記載してある。遊技機の
主CPU基板26と中継基板40との間では、貸出禁止
信号、受信応答信号、貸出データ、送信要求信号、ゲー
ム禁止信号、受信確認データ信号がやり取りされる。こ
れらの信号が送受される信号線は、図3の中継基板40
に設けられたコネクタCN1を介して遊技機と中継基板
との間で接続される。このコネクタCN1は、本発明の
第二の接続手段となる。
【0016】ゲーム禁止信号は、メダル貸し装置31が
貸出可能な状態のときに、メダル貸出要求スイッチが押
されてメダルの貸出処理状態になったことを中継基板4
0から遊技機に送出して、遊技機が新たなゲームの開始
を禁止するための信号である。この信号は、貸出開始か
ら貸出終了までの期間にわたりLとされる。
【0017】貸出禁止信号は、遊技機が異常状態のと
き、貯留メダルが次の貸出によってあふれるとき、及び
遊技機がゲーム状態のときに、遊技機が貸出メダルの受
取を禁止するために遊技機が中継基板40へ送出する信
号である。この信号は、遊技機が正常で貸出可能のとき
にHとされ、貸出禁止時にはLとされる。
【0018】送信要求信号は、メダル貸し装置31と中
継基板40との間で貸出処理が終了し貸出データを中継
基板から遊技機へ送信できる状態になったときに、中継
基板40から遊技機へ送出される信号であり、中継基板
40が遊技機に対して貸出データを送信することを要求
する信号である。この信号は、送信要求時にLとされ
る。
【0019】受信応答信号は、中継基板40から遊技機
へ前述の送信要求信号が送出されたときに、遊技機がこ
れを受信し、かつ貸出データの送信を了解したことを中
継基板40へ送出する応答信号である。この信号は受信
応答時にLとされる。
【0020】受信確認データ信号は、遊技機が中継基板
40からの貸し出しデータを完全に受信したときに遊技
機から中継基板40へ返送する信号であり、データを完
全に受信したときは(0H)の信号が返送される。
【0021】貸出データは、台間メダル貸し装置30か
ら貸出しを行うメダルの枚数のデータで、例えば100
円単位のデータが中継基板40から遊技機へ送出され
る。この信号は送信時にはHとされる。
【0022】メダル貸し装置31と中継基板40との間
では、BRDY信号、 BRQ信号、PRDY信号、 EXS信号がやり
取りされる。これらの信号がやり取りされる信号線は、
中継基板40上に設けられた D-Sub25というコネクタC
N2の一部のピンによって、メダル貸し装置と中継基板
との間で接続される。このコネクタCN2は、本発明の
第一の接続手段となる。
【0023】BRDY信号は、メダル貸し装置31の状態を
示す信号であり、遊技機の貸出要求スイッチが押されて
から、メダル貸し装置の貸出処理が終了するまでの間、
メダル貸し装置から中継基板へ送出される。この信号
は、メダル貸し装置の処理中にはLとされる。
【0024】BRQ信号は、メダル貸出を指示する信号で
あり、メダル貸し装置31からメダルの貸出指示を中継
基板に対して行う信号である。この信号は、例えば一回
100円分の貸出を要求するときに、HからLへ遷移す
る。
【0025】PRDY信号は、遊技機が動作可能な状態であ
るか否かを示す信号であり、遊技機が異常な状態のと
き、貯留メダルが次の貸出によってあふれるとき、及び
遊技機がゲーム状態のときに、中継基板40がメダル貸
し装置31へ送出する信号である。中継基板は、貸出で
きないと判断したときに、この信号をメダル貸し装置へ
送出する。この信号は、遊技機がが動作できない状態の
ときはH、遊技機が動作可能な状態のときはLとされ
る。
【0026】EXS信号は、メダル貸出の指示を了解した
旨の信号であり、メダル貸し装置31からのメダルの貸
出指示を中継基板40が受け取ったときに、中継基板4
0がメダル貸し装置に対して、貸出指示を了解した旨を
返送する信号である。この信号は、貸出指示を1回了解
する毎にLからHへ遷移する。
【0027】更に、メダル貸し装置31と遊技機の表示
部及び操作部との間では、メダル貸出要求スイッチ信号
である TDS信号、LEDを点灯してメダル貸出可能であ
ることを示すTDL0信号、カードの残高を表示する信号で
ある DG1〜DG3 、SEGa〜SEGg信号、そして返却スイッチ
信号である RES信号が、中継基板40を経由してやり取
りされる。また、残額表示及びLEDなど、メダル貸し
装置の状態を表示するためのメダル貸し装置状態表示用
電源の電源線が接続されている。これらの信号がやり取
りされる信号線及び電源線は、メダル貸し装置の側は上
記コネクタCN2の残りのピンによって、遊技機の側は
コネクタCN3によってそれぞれ接続される。コネクタ
CN3で接続された遊技機側は、図1のメダル貸しスイ
ッチ14aやカード返却スイッチ14b、7セグメント
表示素子やLEDを備えたメダル貸し可表示やカード残
高表示等を行う表示部13に接続されている。
【0028】TDS信号は、メダル貸し装置からメダルの
貸出を受けるときに遊技者がスイッチを操作すると発せ
られる、メダルの貸出要求信号である。TDL0信号は、メ
ダル貸し装置にカードが挿入されたときに、メダル貸出
可であることを示すLED点灯信号である。 DG1〜DG3
信号及びSEGa〜SEGg信号は、メダル貸し装置に挿入され
たカードの残高を上位3桁で表示するための信号であ
る。 RES信号は、メダル貸し装置からカードの返却を受
けるときに遊技者がスイッチを操作すると発せられる信
号であり、カードの返却を指示する信号である。尚、こ
の他に VL(DC18V)、LG(DC0V)、 AC24VFG(フレームグラ
ンド)の電源線、グランド線等の信号線が設けられてい
る。
【0029】次に、図4及び図5のフローチャートを参
照して、ゲーム中にメダル貸出の要求があった場合の制
御動作について説明する。尚、図4及び図5は一連のフ
ローを示し、図4の最後の部分から図5の最初の部分へ
連続している。図4及び図5において、左側のフローは
遊技機の主CPU基板26上に設けられたCPUの動
作、真ん中のフローは中継基板40上のサブCPU44
の動作、そして右側のフローはメダル貸し装置のCPU
(図示せず)の動作を示す。なお、同図において点線で
示した矢印は、遊技機、中継基板、メダル貸し装置それ
ぞれの間でやり取りされる信号を示すものとする。ま
た、中継基板40上のサブCPU44は、メダル貸し装
置との間で信号の授受を行う際にエラーの発生を監視す
る機能を有しているが、本発明の主要部ではないので、
以下の説明ではかかる機能の詳細な説明は省略する。
【0030】ステップS101で遊技機の電源がオンと
されると、ステップS201において中継基板40の電
源もオンとされる。中継基板は、ステップS202にお
いてゲーム禁止信号Lを遊技機へ送出して遊技機のゲー
ム開始を禁止する。更にステップS203において、PR
DY信号をHにしてメダル貸し装置へ送出してステップS
301においてメダル貸し行為を禁止する。この後、中
継基板は、ステップS204において、メダル貸し装置
との間の接続状態をチェックする。ステップS205に
おいてチェック結果に異常がなければステップS208
においてゲーム禁止信号をHとして遊技機へ送出して遊
技機のゲームを可能とし、さらにステップS209にお
いてPRDY信号をLにしてメダル貸し行為を可能とする。
一方、ステップS205におけるチェックの結果、異常
があれば、所定の手続によってこれを回復させた後、再
びステップS204のチェックを行い、異常が回復しな
いときはステップS207で中継基板の動作を停止す
る。
【0031】中継基板40からステップS208におい
てゲーム禁止信号Hが遊技機へ送られると、遊技機はス
テップS102においてこれを判断してゲームを開始す
る。本実施例では、ゲーム中においてメダルが必要にな
った場合に遊技者はいつでも遊技機のメダル貸出要求ス
イッチ14aを押すことができる。このためゲームの進
行中は、遊技機はステップS103においてメダル貸出
要求スイッチが押されたか否かを常時監視している。ゲ
ーム開始に先だってメダル貸出要求スイッチが押される
と、ステップS104においてメダル貸出要求信号であ
る TDS信号をLとしてメダル貸し装置へ送出する。貸出
要求スイッチが押されなければ、ステップS105にお
いてゲームが進められ、ゲーム中にメダル貸出要求スイ
ッチが押されればステップS103へ戻ってメダル貸出
要求スイッチが押されたか否かを監視している。
【0032】ステップS105においてゲームが開始さ
れると、遊技機はステップS106において貸出禁止信
号をLにして中継基板へ送出する。その後ステップS1
07において1回目のゲームが終了したときはステップ
S108において、メダル貸出要求スイッチが押された
か否かを判断して、要求があるときはステップS109
において貸出禁止信号をHにして中継基板へ送出する。
また、ゲーム中にメダル貸出要求がなければ1ゲームの
終了となってステップS102へ戻ってゲームの新たな
開始が可能になるまで待つ状態となる。
【0033】一方、中継基板は、ステップS210にお
いて遊技機からLとされた貸出禁止信号を受け取ると、
次にこれがHとなって貸出禁止状態が解除されるのを待
つ状態となる。
【0034】メダル貸し装置は、ステップS303にお
いてメダル貸出要求信号 TDS=(L)を受信すると、ス
テップS304において貸出信号BRDYをLとして中継基
板へ送出し、メダルの貸出動作を開始する。中継基板で
は、ステップS211においてBRDY=(L)を受信する
とステップS212においてゲーム禁止信号をLにして
遊技機へ送出し、メダルの貸出状態になったことを遊技
機に知らせて次回のゲーム開始を禁止する。続いてメダ
ル貸し装置はステップS305においてメダルの貸出指
示信号BRQ をLにして中継基板へ送る。中継基板では、
ステップS213において貸出信号BRDY(L)を受信し
たのち、ステップS214において貸出指示了解信号EX
S をLにしてメダル貸し装置へ送出する。
【0035】メダル貸し装置は、ステップS306にお
いて EXS信号がHからLに変化した信号を受け取ると、
ステップS307において貸出の指示を停止すべく BRQ
信号をLからHに変化させて中継基板へ送出する。中継
基板は、ステップS215において BRQ信号がLからH
へ変化したときステップS216において1回カウント
して1回のメダル貸出行為が終了するとステップS21
7において EXSをLからHへ変化してメダル貸し装置へ
送出する。その BRQ信号のカウントは、貸したメダルの
枚数が遊技者の要求するメダルの枚数に達したかどうか
を確認するために行われるものであり、 BRQ信号がLか
らHへ1回変化すると、例えば100円分のメダルの貸
出が行われる。
【0036】メダル貸し装置は、ステップS308にお
いてHとされた EXS信号を受け取ると、ステップS30
9においてプリペイドカードに残高が残っているかどう
かを確認し、残高がない場合にはステップS311にお
いて貸出信号をLからHへ変化して中継基板へ送出し、
一方、カードに残高が残っていると判断した場合には、
ステップS310において、 BRQの信号送出が10回に
達したか否かを判断する。これは、本実施例のメダル貸
し装置が、遊技者からの一回のメダル貸し要求に対して
貸し出すメダルの枚数を5枚に制限していることによ
る。ステップS310において BRQ信号の送出が10回
未満の場合にはステップS305に戻って同様の動作を
繰り返し、 BRQ信号の送出が10回に達した場合には、
ステップS311において貸出動作を終了する。
【0037】ステップS311においてメダル貸し装置
における貸出動作が終了すると、メダル貸し装置は、貸
出信号をLからHへ変化して中継基板へ送出する。中継
基板ではステップS218においてこれを受信してステ
ップS219において認識したのち、ステップS220
において遊技機に対してメダルの貸出しに関するデータ
を送信する旨の信号を遊技機へ送出する。遊技機は、ス
テップS110において送信要求信号を受信すると、ス
テップS111において中継基板に対して受信応答信号
を送出して貸出データを受け取る用意がある旨を示す。
【0038】中継基板は、ステップS221において遊
技機からの受信応答信号Lが送られたことを確認して、
ステップS222において貸出データをセットしたの
ち、4ビットパラレルの貸出データを遊技機に送出す
る。遊技機は、ステップS112においてこのデータを
受信し、ステップS113においてデータの受取が完了
すると、ステップS114において(0H)のデータを
中継基板へ返送する。中継基板は、ステップS223に
おいてこの返送データを受け取ると、貸出データの送信
が終了する。これにより、遊技機は、ステップS115
において貸しメダルをクレジットへ貯留し、ステップS
102へ戻って新たなゲームの開始を可能とする。
【0039】中継基板40上に設けられたサブCPU4
4は、中継基板における上記のような動作の制御を行う
ことが主な機能であるが、かかる制御動作を実行するプ
ログラムを作成する場合には、更に以下の点に留意す
る。すなわち、遊技機とメダル貸し装置との間では、金
銭と等価なメダルのデータを送受信することとなるの
で、機器の状態、接続監視、データの送受信確認に特に
配慮する。また、中継基板は、常にメダル貸し装置と正
常に接続されているか否かを監視し、接続が確認されな
いときには遊技機側に警報を送出して、遊技機からのメ
ダルの貸出要求を拒否するようにする。更に、中継基板
から、遊技機側に送出される貸出データは、遊技機側で
は受信データを確認の後にデータ(0H)が中継基板に
返送されるまで送信を継続する方式をとる。
【0040】また、中継基板の制御プログラムが、なん
らかの事情によって正常に動作しなくなったときには、
リスタートできるようにする。更に、サブCPU44に
よって電源監視を行うようにし、電源に異常が生じた場
合にはバックアップ電源で一定時間にわたり、サブCP
U44内のRAMの内容を保持することが望ましい。
【0041】上記の本実施例のように、遊技中に遊技者
からメダルの貸出しが要求された場合に、メダルの貸出
し動作を保留する制御は、遊技機の方で行うのではな
く、中継基板に設けられたサブCPUによって行われ
る。したがって、遊技機の主CPU基板26上のCPU
の負担は軽減される。また、遊技機とメダル貸し装置と
の間でのメダル貸出動作に関して必要とされる制御は、
中継基板のサブCPU44にすべて統一的に処理させて
いるので、中継基板はいずれの遊技機にも適用できる。
したがって、遊技機のメーカーではその本体側にメダル
貸し装置との間で接続するためのインターフェイス回
路、及び複雑な通信プログラムを設ける必要がなくな
り、遊技機の製造及びソフトウェアの設計が容易にな
る。
【0042】尚、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、その要旨の範囲内で種々の変更が可能であ
る。例えば、サブCPU44としては、同様の機能を有
するものであれば、上記実施例で使用したCPU以外の
ものが使用できることは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、遊
技機とメダル貸し装置との間でインターフェイスを中心
として通信制御を統一的に処理するプログラムを有する
サブCPUを持つ中継基板を設け、遊技機とメダル貸し
装置が通信を直接行わないようにすることにより、回胴
式遊技機のメインプログラムに複雑な通信制御を持たせ
ないで済むので、回胴式遊技機のメーカーでは、メダル
貸し装置と遊技機とを接続するためのインターフェイス
回路を遊技機側に設ける必要もなくなり、しかも、通信
制御を行うプログラムの負荷が軽減されるので、遊技機
のソフトウェアならびにハードウェア設計が容易となる
回胴式遊技機用中継基板を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である回胴式遊技機用中継基
板が設けられる回胴式遊技機の概略正面図である。
【図2】回胴式遊技機の前面板を開いた状態の概略斜視
図である。
【図3】本発明の一実施例である回胴式遊技機用中継基
板の概略ブロック図である。
【図4】回胴式遊技機用中継基板に設けられたサブCP
U、回胴式遊技機の制御部及びメダル貸し装置の制御部
における動作を示すフローチャートである。
【図5】回胴式遊技機用中継基板に設けられたサブCP
U、回胴式遊技機の制御部及びメダル貸し装置の制御部
における動作を示すフローチャートであって、図4に続
く部分を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 機枠 4 メダル受け皿 5 始動スイッチ 6 メダル払出し口 7〜9 停止ボタン 10 メダル投入口 11 貯留メダル投入ボタン 12 選択ボタン 13 表示部 14a メダル貸しスイッチ 14b カード返却スイッチ 15 貯留メダル枚数表示部 16 払出しメダル枚数表示部 17〜19 ストップランプ 20 回胴回転装置 20a〜20b 回胴 20x 表示窓 22 ホッパーバスケット 23 メダル排出装置 26 主CPU基板 30 台間メダル貸し装置 31 カード読み取り部 40 回胴式遊技機用中継基板 44 サブCPU 46a,46b フォトカプラ 48 入出力回路 50 電源回路 CN1,CN2,CN3 コネクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード読み取り手段を有するメダル貸し
    装置との間の信号線を接続するための第一の接続手段、
    回胴式遊技機との間の信号線を接続するための第二の接
    続手段、及び制御手段を有し、前記制御手段によって、
    前記メダル貸し装置と前記回胴式遊技機との間の信号の
    授受の仲介、前記回胴式遊技機におけるゲーム中の前記
    メダル貸し装置におけるメダル貸し動作の禁止、及び前
    記メダル貸し装置におけるメダル貸し動作中の前記回胴
    式遊技機における新たなゲームの開始の禁止を制御する
    ことを特徴とする回胴式遊技機用中継基板。
  2. 【請求項2】 前記メダル貸し装置と前記回胴式遊技機
    との間で授受される信号は、メダルの払出し量を制御す
    るための信号を含むものであることを特徴とする請求項
    1記載の回胴式遊技機用中継基板。
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