JP2011156415A - スロットマシン - Google Patents

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Abstract

【課題】制御基板の容量アップを図り、電断復帰時に遊技を円滑に再開する。
【解決手段】メインCPU71及び制御用RAM74を搭載し、遊技用周辺機器75を制御するメイン制御基板70と、サブCPU81及び制御用RAM84を搭載し、演出用周辺機器85を制御するサブ制御基板80とを別体で備える。メイン制御基板70は、電源切断時に遊技情報をバックアップし、電源投入時にバックアップした遊技情報の初期化の可否を判別し、初期化時はサブ制御基板80に初期化命令を送信する。サブ制御基板80は、電源切断時に演出用周辺機器85の出力情報をバックアップし、電源投入後は電源切断前の状態への復帰の可否及び初期化命令の受信の有無を判別し、復帰可能時はバックアップした出力情報に基づき電源切断前の状態に復帰し、復帰不可能時又は初期化命令受信時は出力情報を初期化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、メイン制御基板とサブ制御基板とを別体で備えるスロットマシンに関するものである。
従来、スロットマシンでは、メインCPU及びサブCPUを搭載した制御基板が設けられている。スロットマシンに設けられたスイッチ、モータ、ランプ、センサ、LED等の各周辺機器は、全てこの制御基板と電気的に接続されている。そして、制御基板のメインCPUは、これらの各周辺機器を総括して管理、制御している。また、スピーカは、制御基板と接続されているが、スピーカからのサウンドの出力に限っては、サブCPUで制御している。
ゲーム中には、各種の演出を行うべく、メインCPUは、例えば演出用のランプ等に対して点灯/消灯させる命令を発信する。さらに、サブCPUは、メインCPUからの指令を受けて、スピーカから所定のサウンドを出力するように制御する。
ここで、スロットマシンの電源が切断されたときは、メインCPUは、その時点での各種の情報、例えば遊技状態の情報や、演出の情報等を所定のメモリにバックアップしている。そして、電源投入時には、メインCPUは、一定条件下で、バックアップした情報に基づいて、遊技を電源切断前の状態に復帰させている。しかし、電源切断によって、サブCPUに送信されたメインCPUからの指令は消去されてしまい、サブCPUは、サウンドを出力することができなくなる。そこで、メインCPUは、電源切断後の復帰時には、スピーカから出力すべきサウンドに関する指令をサブCPUに再度送信するようにしている。
しかし、前述の従来の技術では、制御基板のメモリの記憶容量には一定の限界があるので、十分な量の演出用の情報(データやプログラム等)を記憶できないという問題があった。
一方、近年では、役の当選可能性の告知演出を多様化することで、さらに奥の深い演出を提供する趨勢になっており、液晶表示パネル等をスロットマシンに設け、演出用の種々の画像表示を行うという考えがある。
ここで、液晶表示パネル等によって各種の画像表示を行うためには、その画像のデータや画像表示を制御するためのプログラム等を記憶しておく必要がある。しかし、これらの画像情報を記憶しておくためには、スピーカから出力するサウンド等の情報以上に大きな記憶容量が必要になる。よって、従来の制御基板の記憶容量では不十分であり、各種の画像表示による演出を行うことは、極めて困難である。
また、上述した電源切断時には、その時点での各種の情報をバックアップしておく必要があるが、容量の大きな画像情報をバックアップすることは、極めて困難である。
なお、制御基板のメモリの容量アップのため、制御基板を複数枚にすることが考えられる。しかし、制御基板は、ROMの入替え等の不正防止のため、セキュリティ性の高いケース内に収容する必要がある。このとき、制御基板を複数枚とすると、それまで、単一の制御基板を収容していた上記ケース内には収容できなくなり、互換性がなくなるという問題がある。
また、制御基板を単に複数枚にすると、どの制御基板でどのような制御を担当するかが問題となり、制御基板間の通信、並びに制御基板の回路構造及び制御が複雑化してしまうという問題がある。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、十分な演出用の情報を記憶できるようにして、制御基板の容量アップを図り、より多岐にわたる演出を可能にするとともに、電源切断時には必要な情報を効率良くバックアップし、電源切断後の復帰時にも遊技を円滑に再開できるようにすることである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
第1の解決手段(請求項1の発明)は、メインCPU及びメインメモリを搭載したメイン制御基板と、前記メイン制御基板と別体で構成されており、サブCPU及びサブメモリを搭載したサブ制御基板と、遊技中の演出を行う演出用周辺機器と、前記演出用周辺機器以外の周辺機器であって、遊技に関する所定の動作に用いられる遊技用周辺機器とを備え、前記遊技用周辺機器と前記メイン制御基板、前記演出用周辺機器と前記サブ制御基板、及び前記メイン制御基板と前記サブ制御基板がそれぞれ電気的に接続されており、前記メイン制御基板は、前記遊技用周辺機器を制御するとともに、前記演出用周辺機器の出力に関する情報を一方向で前記サブ制御基板に送信し、前記サブ制御基板は、前記メイン制御基板から送信されてきた情報を参照し、前記演出用周辺機器を制御するスロットマシンであることを特徴とする。
さらに、前記メイン制御基板は、電源切断時に、その時点での所定の遊技情報を前記メインメモリにバックアップする遊技情報バックアップ手段と、電源投入時に、前記メインメモリにバックアップされた前記遊技情報を初期化するか否かを判別する遊技情報初期化判別手段と、前記遊技情報初期化判別手段で初期化すると判別したときは、前記メインメモリにバックアップされた前記遊技情報の初期化を実行する遊技情報初期化実行手段と、前記遊技情報初期化実行手段により初期化を実行するときは、前記サブ制御基板に対して初期化命令を送信する初期化命令送信手段とを備えることを特徴とする。
さらにまた、前記サブ制御基板は、電源切断時に、その時点での前記演出用周辺機器の所定の出力情報を前記サブメモリにバックアップする出力情報バックアップ手段と、電源投入後、電源切断前の状態に復帰可能であるか否かを判別するサブ側復帰可否判別手段と、前記サブ側復帰可否判別手段で電源切断前の状態に復帰可能であると判別したときは、前記サブメモリにバックアップされた前記出力情報に基づいて、電源切断前の状態に復帰するサブ側復帰手段と、前記初期化命令送信手段からの初期化命令を受信したか否かを判別する初期化命令受信判別手段と、前記サブ側復帰可否判別手段で電源切断前の状態に復帰不可能であると判別したとき、又は前記初期化命令受信判別手段で初期化命令を受信したと判別したときは、前記サブメモリにバックアップされた前記出力情報の初期化を実行する出力情報初期化実行手段とを備えることを特徴とする。
第1の解決手段においては、スロットマシンの制御基板は、別体のメイン制御基板とサブ制御基板とを備えている。そして、それぞれに搭載されたメインCPUとサブCPUとによって、スロットマシンが制御される。
メイン制御基板には遊技用周辺機器が接続され、遊技用周辺機器はメイン制御基板によって制御される。
また、サブ制御基板には演出用周辺機器が接続され、演出用周辺機器はサブ制御基板によって制御される。
さらに、メイン制御基板とサブ制御基板とは、メイン制御基板からサブ制御基板側に情報を一方向で送信可能に接続されている。そして、メイン制御基板は、サブ制御基板に対して演出用周辺機器の出力に関する情報を送信する。サブ制御基板は、この情報を参照して演出用周辺機器を制御する。
したがって、メイン制御基板側のメインメモリの容量の負担を軽減することができる。すなわち、メイン制御基板のメインメモリの記憶容量には一定の限界があるが、演出用周辺機器の具体的な出力情報をサブ制御基板側のサブメモリに持たせることで、メイン制御基板のメインメモリの容量に余裕を持たせることができる。
また、電源切断時には、メイン制御基板側ではその時点の所定の遊技情報がメインメモリにバックアップされるとともに、サブ制御基板側では演出用周辺機器の所定の出力情報がサブメモリにバックアップされる。したがって、演出用周辺機器の出力情報に関しては、サブ制御基板側でバックアップするので、メイン制御基板側のバックアップ容量の負担を大幅に軽減することができる。
さらにまた、電源投入後には、メイン制御基板側ではバックアップした遊技情報を初期化するか否かが判別され、初期化すると判別されたときはバックアップした遊技情報が初期化される。さらに遊技情報を初期化するときは、初期化命令がサブ制御基板に送信される。サブ制御基板は、この初期化命令を受信すると、サブメモリの出力情報を初期化する。したがって、メイン制御基板側で遊技情報を初期化するときは、サブ制御基板側でも出力情報を初期化するので、両者間の整合性が図られる。
また、電源投入後に、サブ制御基板側では復帰可能であるか否かが判別され、復帰可能であるときは、サブ制御基板は、サブメモリにバックアップした出力情報に基づいて電源切断前の状態に復帰する。
したがって、サブ制御基板は、メイン制御基板から指示を受けることなく独自に復帰する。よって、メイン制御基板に負担をかけずにサブ制御基板を復帰させることができる。
また、復帰不可能であるときは、サブメモリの出力情報が初期化される。
第2の解決手段は、第1の解決手段において、前記遊技情報初期化判別手段は、スロットマシンの出玉率の設定操作が行われたときは、前記遊技情報を初期化すると判別することを特徴とする。
第2の解決手段においては、スロットマシンの出玉率の設定値は、メインメモリに記憶されている。そして、スロットマシンの出玉率の設定操作が行われたときは、メインメモリに記憶した設定値を変更するとともに、遊技状態を初期状態に戻す必要がある。したがって、スロットマシンの出玉率の設定操作が行われたときは、遊技情報を初期化すると判別され、メインメモリにバックアップした遊技情報が初期化される。さらに、初期化命令がサブ制御基板に送信され、サブ制御基板側でもサブメモリにバックアップした出力情報が初期化される。よって、設定値の変更時には、メイン制御基板及びサブ制御基板の双方を初期状態に戻すことができ、両者間の整合性が図られる。
第3の解決手段は、第1又は第2の解決手段において、前記遊技情報初期化判別手段は、前記メインメモリをクリアする操作が行われたときは、前記遊技情報を初期化すると判別することを特徴とする。
第3の解決手段においては、スロットマシンに設けられているメモリクリアボタン等によりメインメモリをクリアする操作が行われたときは、電源投入後に、メインメモリにバックアップした遊技情報が初期化される。さらに初期化命令がサブ制御基板に送信され、サブ制御基板側でもサブメモリにバックアップした出力情報が初期化される。よって、メインメモリをクリアする操作がなされたときは、メイン制御基板及びサブ制御基板の双方を初期状態に戻すことができ、両者間の整合性が図られる。
第4の解決手段は、第1〜第3の解決手段において、前記メイン制御基板は、前記遊技情報初期化判別手段で前記遊技情報を初期化しないと判別したときは、電源切断前の状態に復帰可能であるか否かを判別するメイン側復帰可否判別手段と、前記メイン側復帰可否判別手段で電源切断前の状態に復帰可能であると判別したときは、電源切断前の状態に復帰するメイン側復帰手段とを備えることを特徴とする。
第4の解決手段においては、電源投入後に、メイン制御基板は、メインメモリにバックアップした遊技情報を初期化しないときは、電源切断前の状態に復帰可能であるか否かを判別する。そして、復帰可能であると判別したときは、電源切断前の状態に復帰する。したがって、メイン制御基板及びサブ制御基板の双方で電源切断前の状態に復帰可能であるときは、自動的に復帰することができる。
第5の解決手段は、第4の解決手段において、前記メイン制御基板は、前記メイン側復帰可否判別手段で電源切断前の状態に復帰不可能であると判別したときは、所定の表示手段によってエラー表示を行わせるメイン側復帰エラー表示手段を備えることを特徴とする。
第5の解決手段においては、メイン制御基板は、遊技情報を初期化しないと判別し、かつ復帰が不可能であると判別したときは、遊技を進行することができなくなる。したがってこの場合には、所定の表示手段、例えばランプ類やLED等によって、メイン制御基板に復帰エラーが生じたことを示すエラー表示が行われる。これにより、メイン制御基板側で復帰エラーが生じたことを外部に知らせることができる。
第6の解決手段は、第1〜第5の解決手段において、前記サブ制御基板は、前記出力情報初期化実行手段により初期化を実行したときは、前記演出用周辺機器の出力を初期状態にすることを特徴とする。
第6の解決手段においては、サブ制御基板のサブメモリが初期化されたときは、演出用周辺機器の出力が初期状態にされる。例えばランプを消灯し、スピーカからのサウンドを消音等する処理が行われる。したがって、メイン制御基板から初期化命令を送信するのみで、演出用周辺機器を初期状態に戻すことができる。
第1の解決手段(請求項1の発明)によれば、演出用周辺機器の具体的な出力情報をサブ制御基板側のサブメモリに持たせることで、メイン制御基板のメインメモリの容量の負担軽減を図ることができる。
また、電源切断時には、メイン制御基板側ではその時点の遊技情報をメインメモリにバックアップするとともに、サブ制御基板側では演出用周辺機器の出力情報をサブメモリにバックアップするようにした。よって、メイン制御基板側で演出用周辺機器の出力情報をバックアップする必要がないので、メイン制御基板側のバックアップ容量の負担を大幅に軽減することができる。
さらにまた、電源投入後に、メイン制御基板側で遊技情報を初期化するときは、サブ制御基板側でも出力情報を初期化するようにしたので、両者間の整合性を図ることができる。
さらには、電源投入後、サブ制御基板側で復帰可能であるときは、サブ制御基板は、サブメモリにバックアップした出力情報に基づいて電源切断前の状態に復帰するようにした。したがって、サブ制御基板は、メイン制御基板から指示を受けることなく独自に復帰することができる。よって、メイン制御基板に負担をかけずにサブ制御基板を復帰させることができる。
第2の解決手段によれば、スロットマシンの出玉率の設定値が変更されたときは、メイン制御基板にバックアップした遊技情報、及びサブ制御基板にバックアップした出力情報を初期化するようにした。よって、設定値の変更時には、メイン制御基板及びサブ制御基板の双方を初期状態に戻すことができ、両者間の整合性を図ることができる。
第3の解決手段によれば、メインメモリをクリアする操作がなされているときは、メイン制御基板及びサブ制御基板の双方を初期状態に戻すことができ、両者間の整合性を図ることができる。
第4の解決手段によれば、メイン制御基板及びサブ制御基板の双方で復帰可能であるときは、自動的に電源切断前の状態に復帰することができる。
第5の解決手段によれば、遊技情報の初期化がされず、かつ復帰が不可能であるときは、エラー表示を行うようにした。よって、メイン制御基板側でエラーが生じたことを外部に知らせることができる。
第6の解決手段によれば、メイン制御基板から初期化命令を送信するのみで、演出用周辺機器を初期状態に戻すことができる。
本実施形態のスロットマシンのシステム構成を示すブロック図である。 メインCPU及びサブCPUの制御の概略を説明するブロック図である。 メイン制御基板側での復帰処理の流れの一実施形態を示すフローチャートである。 図3のフローチャートと並行して進行する、サブ制御基板側での復帰処理の流れの一実施形態を示すフローチャートである。
以下、図面等を参照して、本発明の一実施形態について説明する。最初に、スロットマシンの概略について説明する。
(スロットマシン)
スロットマシンの筐体内部には、3つのリール(回胴)が並設されている。これに対応して、スロットマシンの前面部には3つの透明な表示窓が設けられ、この各表示窓からリールの外周面の一部が見えるように構成されている。
各リールは、リング状体であり、その外周面には複数の入賞図柄(入賞役を構成する図柄)が配列されている。表示窓からは、リールの上下に連続する3つの図柄が見えるようになっている。このリールは、(リール)モータによって回転され、この回転によりリール上の図柄が表示窓内で上下方向に移動表示される。
また、スロットマシンの前面部には、スタートスイッチ及びストップスイッチが設けられている。スタートスイッチは、リールの回転をスタートさせるときに遊技者が操作するスイッチ(レバー)である。ストップスイッチは、各リールごとに独立して3つ並設され、遊技者がそれぞれのリールの回転を停止するときに操作するスイッチ(ボタン)である。
遊技者は、メダル投入口からメダルを投入し、スタートスイッチをオンする。これにより、各リールが始動される。そして、遊技者はストップスイッチを押すことでリールの回転を停止する。ここで、有効化された有効ライン上に停止したリールの図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致するときは入賞となり、成立役に応じてメダルの払出し等が行われる。また、その図柄の組合せが特別役の図柄の組合せと一致する場合は、通常遊技から特別遊技に移行する。
次に、スロットマシンのシステム構成について説明する。図1は、本実施形態のスロットマシンのシステム構成を示すブロック図である。
スロットマシンの筐体内部には、メイン制御基板70とサブ制御基板80とを備え、両者は別体で構成されている。
(メイン制御基板)
メイン制御基板70は、メインCPU71、プログラムROM73及び制御用RAM74を搭載している。
メインCPU71は、スロットマシン全体の制御をつかさどるものである。
プログラムROM73は、遊技に必要なプログラムやデータ等を記憶しておく記憶手段である。また、制御用RAM74は、本発明におけるメインメモリに相当するものであり、メインCPU71が各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶したり、電源切断時にデータをバックアップ等するものである。すなわち、この制御用RAM74は、バックアップにも用いられるものであるので、電源切断時にも記憶したデータが失われないメモリである。
メインCPU71は、BPU(基本処理装置)、すなわちプログラムを構成する命令の読み出し(フェッチ)、解釈(デコード)及び実行を行う装置又は回路を含み、プログラム・カウンタ、アキュムレータ、演算回路、各種レジスタ、割り込み制御回路等から構成される。そして、メインCPU71は、I/Oポート72を制御して、プログラムROM73からプログラムを取り込み、これを制御用RAM74に書き込む。次いで、メインCPU71は、制御用RAM74を制御して最初の命令を取り出し、それを解釈し、必要なデータを呼び出し、処理を実行する。
なお、メインCPU71が、上記のプログラムROM73や制御用RAM74の役割を果たすメモリを予め内蔵したものであれば、これらのプログラムROM73や制御用RAM74は不要である。
I/Oポート72は、メイン制御基板70と、後述する遊技用周辺機器75やサブ制御基板80等との間で情報の授受を行うための出入口となる部分である。プログラムROM73と、入力用の遊技用周辺機器75は、I/Oポート72の入力側に接続されている。また、出力用の遊技用周辺機器75は、I/Oポート72の出力側に接続されている。メインCPU71及び制御用RAM74は、I/Oポート72の入力側及び出力側に接続されている。
(遊技用周辺機器)
遊技用周辺機器75は、メイン制御基板70と電気的に接続されており、サブ制御基板80とは接続されていない。遊技用周辺機器75は、スロットマシンの周辺機器のうち、遊技に直接関係する周辺機器であって、後述の演出用周辺機器85以外のものである。
遊技用周辺機器75は、入力用と出力用とに分けられる。入力用の遊技用周辺機器75は、スイッチ類と、センサ類とを備え、出力用の遊技用周辺機器75は、モータ類と、ランプ類(LED等も含む)とを備える。しかし、これらに限定されるものではない。
遊技用周辺機器75としては、以下のものが挙げられる。
A.入力用の遊技用周辺機器75
(1)スイッチ類
スイッチ類としては、上述したスタートスイッチ75a及びストップスイッチ75bや、RAMクリアボタン75c、設定キースイッチ75dの他、ベットボタン、清算ボタン、エラー解除スイッチ、打ち止め有無設定スイッチ、自動清算有無スイッチ等が挙げられる。
RAMクリアボタン75cは、制御用RAM74の記憶エリアのうち、スロットマシンの出玉率の設定値の記憶エリア以外のエリアをクリアにする(初期化する)ためのボタンである。すなわち、遊技状態を初期状態に戻すときに使用するリセットボタンである。例えばRAMクリアボタン75cをオンにした状態で電源を投入すると有効になる。
設定キースイッチ75dは、スロットマシンの出玉率の段階設定を行うためのスイッチである。段階設定は、予め設けられた複数段階中の1つに設定する。
ベットボタンは、遊技者がメダルの投入時にメダルのベット枚数を指定するボタンであり、例えば3枚投入ボタン、1枚投入ボタン及び2枚投入ボタンとを備える。
清算ボタンは、クレジット内のメダルの払出しや、クレジット機能のオン/オフを行うボタンである。
エラー解除スイッチは、フロントドアの所定方向のドアキーを回す操作を検知するためのスイッチである。
打ち止め有無設定スイッチは、特別遊技の終了後に、打ち止め有りにするか、又は無しにするかを設定するためのスイッチである。
自動清算有無スイッチは、特別遊技の終了後に、メダルが貯留されている場合、自動清算を有りにするか、又は無しにするかを設定するためのスイッチである。
(2)センサ類
センサ類としては、リールのホームポジションを検知するセンサ、ホッパー(メダルを貯留しておくとともに、入賞時や清算時等にメダルを払い出す部分)のセンサ、メダルセレクター(遊技者によりメダル投入口から投入されたメダルが受付可能範囲内のものであるか否かの選別を行うとともに、遊技状態に応じてメダルを受け付けずに返却する部分)のセンサ等が挙げられる。
リールのホームポジションを検知するセンサは、リールの回転時に、リールの基準位置が通過したか否かを検知するものである。
ホッパーのセンサは、ホッパーからメダルを払い出すときに、メダルの通過を検知するためのセンサである。
メダルセレクターのセンサは、メダル投入口から投入されたメダルを検知するためのセンサである。
B.出力用の遊技用周辺機器75
(1)モータ類
モータ類としては、上述した(リール)モータ75eの他、ホッパーのモータや、メダルセレクターのブロッカー等が挙げられる。
ホッパーのモータは、ホッパーに設けられたディスクを回転させることで、メダルを払出し口に移動させるものである。
メダルセレクターのブロッカーは、ゲーム状態に応じて、メダルを受け付けることができないときは、投入されたメダルをメダル返却口から排出するものである。
(2)ランプ類(LED等を含む)
LEDを含むランプ類としては、回数表示LED75fや、メダル払出し枚数表示LED、貯留メダル数表示LED、有効ラインランプ、遊技状態表示ランプ、メダル投入表示ランプ、ウェイト表示ランプ、ストップスイッチLED、エラー表示ランプ等が挙げられる。
回数表示LED75fは、通常遊技から特別遊技に移行したときに、当該遊技時のゲーム回数や入賞回数等を表示するLEDである。
メダル払出し枚数表示LEDは、入賞時に払出し枚数に応じたメダル枚数を表示等するLEDである。
貯留メダル数表示LEDは、貯留されているメダル枚数を表示するLEDである。
有効ラインランプは、投入されたメダル枚数に応じて有効化された有効ラインを点灯表示するものである。
遊技状態表示ランプは、遊技状態、特に通常遊技以外の特殊な遊技状態のときにその旨を表示等するランプである。
メダル投入表示ランプは、メダルの投入受付が可能である状態を表示するランプである。
ウェイト表示ランプは、スタートスイッチ75aの操作の受付後に、リールの回転不可状態の間に点灯するランプである。
ストップスイッチLEDは、例えばストップスイッチ75bの周囲部に設けられたLEDであって、ストップスイッチ75bの操作受付可能状態と、操作受付不可状態とを、所定色で発光させることにより表示するLEDである。
エラー表示ランプは、スロットマシン内部でエラーが発生したときに、それを知らせるためのランプである。
なお、遊技用周辺機器75は、以上に挙げたものに限定されるものではない。
(サブ制御基板)
サブ制御基板80は、スロットマシンの制御のうち、特に演出に係る部分を担当するものであり、サブCPU81、プログラムROM83及び制御用RAM84を搭載している。
サブCPU81は、サブ制御基板80全体の制御をつかさどるものである。なお、サブCPU81は、処理能力や開発言語等に何ら制約はない。
プログラムROM83及び制御用RAM84は、演出用周辺機器85の出力に関するプログラムやデータ等を記憶しておく記憶手段である。特に制御用RAM84は、本発明におけるサブメモリに相当するものである。
これらのサブCPU81、プログラムROM83及び制御用RAM84は、それぞれメイン制御基板70のメインCPU71、プログラムROM73及び制御用RAM74と同様の機能を有するものである。なお、プログラムROM83及び制御用RAM84は、それぞれプログラムROM73及び制御用RAM74と同一のものを用いても良いが、これらよりも容量の大きいものを用いても良い。
I/Oポート82は、サブ制御基板80と演出用周辺機器85やメイン制御基板70等との間で情報の授受を行うための出入口となる部分である。プログラムROM83は、I/Oポート82の入力側に接続されており、サブCPU81及び制御用RAM84は、I/Oポート82の入力側及び出力側に接続されている。
さらにI/Oポート82の入力側には、メイン制御基板70が接続されている。ここで、I/Oポート82の出力側には、メイン制御基板70は接続されていない。これにより、メイン制御基板70とサブ制御基板80とは、電気的に接続されているが、メイン制御基板70からサブ制御基板80に対して所定の情報を一方向で送信するように構成されている。なお、この場合の信号線の本数としては、8〜32本程度である。
(演出用周辺機器)
演出用周辺機器85は、サブ制御基板80のI/Oポート82の出力側に接続されており、メイン制御基板70とは接続されていない。
演出用周辺機器85は、遊技に直接関係しない周辺機器であって、遊技中の演出(役の当選可能性の告知演出を含む)の出力を行うものであり、本実施形態では、バックランプ85a、スピーカ85c、及びその他のランプ類(LED等も含む)と、液晶表示パネル85b等からなる。なお、これらのものに限定されるものではない。
バックランプ85aは、リールの内側に配置され、リール上の図柄を照光する演出を行うものである。
スピーカ85cは、遊技者のスタートスイッチ75a及びストップスイッチ75b等の操作時、リールの動作時、入賞時等に対応させて、演出に係る所定のサウンドを出力するものである。
液晶表示パネル85bは、遊技中の演出を行うときに、各種の画像(カラー動画等)を表示するものである。
なお、図1では省略しているが、演出用周辺機器85がスピーカ85cである場合は、音声信号を処理する音源ICや、増幅器であるパワーアンプ等がサブ制御基板80に搭載され、スピーカ85cは、これらを介してI/Oポート82に接続される。また、演出用周辺機器85が液晶表示パネル85bである場合は、出力画像を制御するための画像制御IC、表示画像データの記憶手段であるキャラクタROMやビデオRAM等がサブ制御基板80に搭載され、液晶表示パネル85bは、画像制御ICを介してI/Oポート82に接続される。さらにキャラクタROMやビデオRAMは、画像制御ICと情報の授受可能に接続される。
以上のような接続をすることにより、メイン制御基板70は、単独で、すなわちサブ制御基板80がなくても、遊技用周辺機器75を制御して、遊技を進行可能である。これにより、例えばサブ制御基板80が故障して、動作不能状態にあるときや、メイン制御基板70と非接続状態にあるときでも、演出用周辺機器85からの出力(演出)を行うことはできないが、遊技自体を行うことが可能である。
次に、メイン制御基板70のメインCPU71、及びサブ制御基板80のサブCPU81等をより詳細に説明する。
図2は、メインCPU71及びサブCPU81の制御の概略を説明するブロック図である。
メインCPU71は、以下の各手段を有している。なお、メインCPU71は、図示した手段以外に、ゲームの進行を制御するゲーム制御手段等を有しており、図示した手段に限られるものではない。
(遊技用周辺機器制御手段)
遊技用周辺機器制御手段71aは、入力用の遊技用周辺機器75であるスイッチ類及びセンサ類等からの入力を検知して所定の制御を行うとともに、出力用の遊技用周辺機器75であるモータ類、及びランプ類等の出力(動作、表示等)を制御するものである。
例えば、遊技用周辺機器制御手段71aは、I/Oポート72の入力側に接続されたスイッチ類及びセンサ類からの入力を検知する。より具体的には、遊技者によってメダルが投入されると、メダルセレクターのセンサから入力信号が遊技用周辺機器制御手段71aに送信される。これにより、遊技用周辺機器制御手段71aは、メダルが投入されたことを検知する。
また、遊技者の操作によりスタートスイッチ75aがオンされると、その入力信号は遊技用周辺機器制御手段71aに送信され、遊技用周辺機器制御手段71aは、スタートスイッチ75aがオンされたことを検知する。そして、遊技用周辺機器制御手段71aは、(リール)モータ75eを駆動して、リールを始動する。さらに、ゲーム制御手段(図示せず)は、役の抽選等を行う。
さらに、遊技者の操作によりストップスイッチ75bがオンされると、その入力信号が遊技用周辺機器制御手段71aに送信され、遊技用周辺機器制御手段71aは、ストップスイッチ75bがオンされたことを検知する。そして、ゲーム制御手段は、役の抽選結果やストップスイッチ75bがオンされた時のリール位置等から、リールの停止位置を決定する。その後、遊技用周辺機器制御手段71aは、この決定された位置にリールが停止するように、(リール)モータ75eを駆動制御し、リールを所定の位置に停止させる。
(出力情報送信手段)
出力情報送信手段71bは、I/Oポート72及び82を介して、メインCPU71からサブCPU81に対して、演出用周辺機器85の出力に関する情報を一方向で送信するものである。メインCPU71は、遊技状態や遊技者の操作等に応じて、演出用周辺機器85からどのような演出を出力するかを判断し、送信すべき情報を作成する。ここで、各演出用周辺機器85の出力に関する情報を1つずつ送信するようにしても良いが、複数の演出用周辺機器85により一連の演出を行うときは、その一連の演出を包括するイベント命令(コマンド)を送信するようにしても良い。
一連の演出を包括するイベント命令とは、1つのイベント命令が、サウンドパターンAをスピーカ85cから出力し、バックランプ85aを点灯パターンBに従って点滅させ、液晶表示パネル85bに画像表示パターンCを表示させるとともに、これらを繰り返す等のように、一連の演出を意味するものである。
(遊技情報バックアップ手段)
遊技情報バックアップ手段71cは、電源切断時(電源スイッチをオフにした時や停電時等、電源の供給が断たれたとき)に、その時点での所定の遊技情報を制御用RAM74にバックアップするものである。所定の遊技情報とは、例えば電源切断時点での遊技状態、具体的には役の抽選において特別役が当選しているか否か、リールの停止位置、当該遊技の演出用周辺機器85の出力に関する情報である。
なお、スロットマシンの出玉率の設定値は、制御用RAM74の所定の記憶エリアに予め記憶されているので、この時は、設定値をバックアップする必要はない。
(遊技情報初期化判別手段)
遊技情報初期化判別手段71dは、電源投入後、制御用RAM74にバックアップされた上記遊技情報を初期化するか否かを判別するものである。ここで、遊技情報初期化判別手段71dは、上述の設定キースイッチ75dにより、スロットマシンの出玉率の設定値が変更されたときは、遊技情報を初期化すると判断する。また、上述したRAMクリアボタン75cがオンにされた状態で電源が投入されたときも同様である。
(遊技情報初期化実行手段)
遊技情報初期化実行手段71eは、遊技情報初期化判別手段71dで初期化すると判別したときは、制御用RAM74にバックアップされた遊技情報の初期化を実行するものである。ここでは、制御用RAM74の記憶エリアのうち、スロットマシンの出玉率の設定値の記憶エリアを除く全ての記憶エリアを初期化する。設定キースイッチ75dによりスロットマシンの出玉率の設定値が変更されたときは、変更後の設定値を、制御用RAM74の設定値の記憶エリアに書き込むとともに、設定値の記憶エリア以外の全ての記憶エリアを初期化する。
(初期化命令送信手段)
初期化命令送信手段71fは、遊技情報初期化実行手段71eにより初期化を実行するときは、サブ制御基板80に対して初期化命令を送信するものである。これは、メイン制御基板70側の制御用RAM74を初期化するときは、サブ制御基板80側の制御用RAM84も初期化する必要があるので、制御用RAM84にバックアップした出力情報を初期化する命令(コマンド)を送信するものである。
(メイン側復帰可否判別手段)
メイン側復帰可否判別手段71gは、遊技情報初期化判別手段71dで遊技情報を初期化しないと判別したときは、電源切断前の状態にメイン制御基板70が復帰可能であるか否かを判別するものである。
ここでは、電源切断前の状態に復帰するために必要な遊技情報の全てが制御用RAM74にバックアップされているか否かをチェックし、バックアップされているときは復帰可能であると判別する。これに対して、必要な遊技情報の一部が欠けているときや、バックアップした遊技情報が異常と判断されたとき等、電源切断前の状態に復帰するための遊技情報が不足しているとき等は、復帰不可能であると判別する。
(メイン側復帰手段)
メイン側復帰手段71hは、メイン側復帰可否判別手段71gで電源切断前の状態に復帰可能であると判別したときは、電源切断前の状態に復帰するものである。すなわちメイン側復帰手段71hで電源切断前の状態に復帰するときは、初期状態にはならない。
(メイン側復帰エラー表示手段)
メイン側復帰エラー表示手段71jは、メイン側復帰可否判別手段71gで電源切断前の状態に復帰不可能であると判別したときは、所定の表示手段によって、メイン制御基板70に復帰エラーが生じたことを示すエラー表示を行わせるものである。ここでの所定の表示手段には、例えば出力用の遊技用周辺機器75のいずれかのランプやLED等を用いることができる。あるいは、遊技用周辺機器75とは別個に専用の表示手段(ランプやLED等)を設けても良い。また、メイン制御基板70にLED等を搭載し、発光によりエラー表示を行うものであっても良い。
このようにエラー表示を行うようにしたのは、制御用RAM74を初期化することを行わず、かつ電源切断前の状態に復帰できない場合は、遊技を進行することができないので、それを外部に知らせるためである。
サブCPU81は、以下の各手段を有している。なお、これらの図示した手段に限られるものではない。
(演出用周辺機器制御手段)
演出用周辺機器制御手段81aは、出力情報送信手段71bから送信されてきた演出用周辺機器85の出力に関する情報を参照し、演出用周辺機器85を制御するものである。
すなわち、演出用周辺機器制御手段81aは、出力情報送信手段71bからの情報を受信し、その受信した情報を解読し、その内容を参照しつつ、演出用周辺機器85を制御する。例えば送信されてきた情報が、上述のイベント命令である場合は、そのイベント命令の意味するところを解読し、どの演出用周辺機器85からどのような出力を、どのようなタイミングで出力するのかを判断する。なお、送信されてくる情報がイベント命令である場合は、例えばプログラムROM83内に、各イベント命令の意味する内容を予め記憶しておけば良い。
具体的な制御としては、例えば、ゲームの進行に合わせてバックランプ85aの点灯/消灯を行い、スピーカ85cからサウンドの出力を行い、液晶表示パネル85bに演出画像を表示する。
ここで、液晶表示パネル85bによって出力(画像表示)を行う場合には、演出用周辺機器制御手段81aは、所定の画像データをキャラクタROMから引出し、画像制御ICによって画像データに所定の信号処理を施し、液晶表示パネル85bに送信して画像表示させるように制御する。
(出力情報バックアップ手段)
出力情報バックアップ手段81bは、電源切断時に、その時点での演出用周辺機器85の所定の出力情報を制御用RAM84にバックアップするものである。サブCPU81は、演出用周辺機器85から出力を行うときは、その出力情報を制御用RAM84に一時的に記憶しておく。そして、電源切断時に、出力情報のうち、演出用周辺機器85から未だ出力が行われていないものがあるときは、この出力情報をそのまま制御用RAM84にバックアップする。
また、バックアップする出力情報には、メインCPU71の出力情報送信手段71bから送信されてきた出力に関する情報のうちの必要な情報も含まれる。
(サブ側復帰可否判別手段)
サブ側復帰可否判別手段81cは、電源投入後、電源切断前の状態にサブ制御基板80が復帰可能であるか否かを判別するものである。ここでは、電源切断前の状態に復帰するために必要な出力情報の全てが制御用RAM84にバックアップされているか否かをチェックし、バックアップされているときは復帰可能であると判別する。これに対して、必要な出力情報の一部が欠けているときや、バックアップした出力情報が異常と判断されたとき等、電源切断前の状態に復帰するために必要な出力情報が不足しているとき等は、復帰不可能であると判別する。
(サブ側復帰手段)
サブ側復帰手段81gは、サブ側復帰可否判別手段81cで電源切断前の状態に復帰可能であると判別したときは、制御用RAM84にバックアップされた出力情報に基づいて、電源切断前の状態に復帰するものである。これにより、サブ制御基板80側では、電源投入後は、一定条件下で、メイン制御基板70から指示を受けることなく独自に復帰するようになる。
(初期化命令受信判別手段)
初期化命令受信判別手段81hは、初期化命令送信手段71fからの初期化命令を受信したか否かを判別するものである。
(出力情報初期化実行手段)
出力情報初期化実行手段81dは、サブ側復帰可否判別手段81cで電源切断前の状態に復帰不可能であると判別したとき、又は初期化命令受信判別手段81hで初期化命令を受信したと判別したときは、制御用RAM84にバックアップされた出力情報の初期化を実行するものである。
なお、サブCPU81は、電源切断前の状態に復帰不可能であると判別して初期化を実行したときは、全ての演出用周辺機器85を初期状態にする。また、サブCPU81は、電源切断前の状態に復帰後、初期化命令を受信したと判別して初期化を実行したときは、演出用周辺機器85の出力を初期状態に戻す。すなわち、液晶表示パネル85bの出力画像を初期画像に戻し、バックランプ85aを消灯し、スピーカ85cのサウンドを消音する等の処理を行う。
以上のように、本実施形態では、演出用周辺機器85の制御をサブ制御基板80側で行い、ゲームの進行状況や遊技状態に応じて、ゲーム中に演出用周辺機器85から何らかの演出を出力する必要があるときは、その要求をメイン制御基板70からサブ制御基板80側に送信している。
これにより、メイン制御基板70側の制御用RAM74やプログラムROM73の容量の負担を軽減することができる。すなわち、メイン制御基板70側の記憶容量には一定の限界があるので、具体的な演出データ等をサブ制御基板80側に持たせることで、メイン制御基板70側の記憶容量に余裕を持たせることができる。
特に、液晶表示パネル85bを設けた場合には大きな容量の画像データが必要になるが、この画像データによってメイン制御基板70側の記憶容量を圧迫すること等がなく、液晶表示パネル85bの画像表示を制御することができる。
また、電源切断時には、サブ制御基板80側で演出用周辺機器85の出力情報をバックアップするので、メイン制御基板70側のバックアップ容量の負担を大幅に軽減することができる。さらに、サブ制御基板80は、メイン制御基板70からの指示を受けなくても独自に復帰可能であるか否かを判別し、復帰可能であるときは独自に復帰するようにしたので、メイン制御基板70によるサブ制御基板80の制御負担を軽減することができる。
次に、本実施形態のスロットマシンにおいて、電源投入後の復帰処理の流れについて説明する。図3は、メイン制御基板70側での復帰処理の流れの一実施形態を示すフローチャートである。また、図4は、図3のフローチャートと並行して進行する、サブ制御基板80側での復帰処理の流れの一実施形態を示すフローチャートである。
先ず、図3のステップS1においてスロットマシンの電源が投入されると、メイン制御基板70に電源が供給される。これにより、ステップS2に進み、メイン制御基板70側では、プログラムROM73に記憶されたプログラムに従い、所定の処理が開始される。次のステップS3では、遊技情報初期化判別手段71dは、RAMクリアボタン75cがオンの状態で電源が投入されたか否かを判別する。RAMクリアボタン75cがオンの状態で電源が投入されたと判別したときはステップS5に進み、オフの状態で電源が投入されたと判別したときはステップS4に進む。
ステップS4では、遊技情報初期化判別手段71dは、設定キースイッチ75dが操作されたか否か、すなわちスロットマシンの出玉率の設定値が変更されたか否かを判別する。設定キースイッチ75dが操作されて設定値が変更されたと判別したときはステップS7に進み、設定キースイッチ75dが操作されていないと判別したときはステップS12に進む。
ステップS3からステップS5に進んだときは、遊技情報初期化実行手段71eは、制御用RAM74の設定値以外の遊技情報の全てを初期化する。そして次のステップS6で、初期化命令送信手段71fは、サブ制御基板80に対して、制御用RAM84にバックアップした出力情報を初期化する旨の初期化命令を送信する。次にステップS11に進んで、通常遊技時の進行処理を行う。
これに対し、ステップS4からステップS7に進んだときは、ステップS7及び次のステップS8において、それぞれ上記のステップS5及びステップS6と同様に、制御用RAM74の初期化及び初期化命令の送信を行う。次いでステップS9に進んで、メインCPU71は、制御用RAM74の設定値を記憶するエリアに変更後の設定値を書き込む処理を行う。次にステップS10に進み、遊技情報初期化実行手段71eは、再度、制御用RAM74の記憶エリアのうち、設定値を記憶したエリア以外のエリアを初期化する。
このように、ステップS7及びステップS10において、変更後の設定値を書き込む処理の前後に制御用RAM74を初期化しているのは、初期化の確実性を担保するためである。よって、ステップS7で初期化を実行していれば、ステップS10の処理は省略しても特に問題はない。ステップS10の後は、ステップS11に進んで通常遊技時の進行処理を行う。
一方、ステップS4からステップS12に進んだときは、メイン側復帰可否判別手段71gは、制御用RAM74にバックアップした遊技情報をチェック等し、電源切断前の状態にメイン制御基板70が復帰可能であるか否かを判別する。復帰可能であると判別したときは、ステップS13に進む。そしてステップS13で、メイン側復帰手段71hは、電源切断前の状態にメイン制御基板70を復帰させる。
これに対し、ステップS12で復帰不可能であると判別したときは、メインCPU71は、ステップS14に進んで復帰エラーと判断する。そして、メイン側復帰エラー表示手段71jは、ランプ類やLEDを点灯させること等によって、エラー表示を行うようにする。
また、サブ制御基板80側では、以上の処理と並行して、図4に示す復帰処理が行われる。
図4のステップS21においてスロットマシンの電源が投入されると、サブ制御基板80に対しても、メイン制御基板70を介して電源が供給される。これにより、ステップS22に進み、サブ制御基板80は、プログラムROM83に記憶されたプログラムに従い、所定の処理を開始する。
次のステップS23では、サブ側復帰可否判別手段81cは、制御用RAM84にバックアップした出力情報をチェック等し、電源切断前の状態にサブ制御基板80が復帰可能であるか否かを判別する。復帰可能であると判別したときは、ステップS24に進み、復帰不可能であると判別したときはステップS26に進む。
ステップS24では、サブ側復帰手段81gは、サブ制御基板80を電源切断前の状態に復帰させる。これにより、演出用周辺機器制御手段81aは、制御用RAM84にバックアップされた出力情報に基づき演出用周辺機器85の出力を制御する。
次に、ステップS25に進み、初期化命令受信判別手段81hは、初期化命令送信手段71fからの初期化命令を受信したか否かを判別する。受信したと判別したときはステップS26に進み、受信していないと判別したときはステップS28に進む。
ステップS26、すなわちステップS23で電源切断前の状態に復帰不可能であると判別されたとき、又はステップS25で初期化命令を受信したと判別されたときは、出力情報初期化実行手段81dは、制御用RAM84にバックアップした出力情報の初期化を実行する。そして、ステップS27に進んで、演出用周辺機器85の出力が初期状態とされる。
次のステップS28では、サブCPU81は、メインCPU71の出力情報送信手段71bから出力情報(コマンド)が送信されるまで待機する。そして、コマンドを受信したときは、ステップS29に進んで、演出用周辺機器制御手段81aは、受信したコマンドに応じて、演出用周辺機器85の出力処理を行う。処理の終了後は、ステップS28に戻り、再度、出力情報送信手段71bから出力情報(コマンド)が送信されるまで待機する。
70 メイン制御基板
71 メインCPU
71a 遊技用周辺機器制御手段
71b 出力情報送信手段
71c 遊技情報バックアップ手段
71d 遊技情報初期化判別手段
71e 遊技情報初期化実行手段
71f 初期化命令送信手段
71g メイン側復帰可否判別手段
71h メイン側復帰手段
71j メイン側復帰エラー表示手段
72 I/Oポート
73 プログラムROM
74 制御用RAM(メインメモリ)
75 遊技用周辺機器
75a スタートスイッチ
75b ストップスイッチ
75c RAMクリアボタン
75d 設定キースイッチ
75e (リール)モータ
75f 回数表示LED
80 サブ制御基板
81 サブCPU
81a 演出用周辺機器制御手段
81b 出力情報バックアップ手段
81c サブ側復帰可否判別手段
81d 出力情報初期化実行手段
81g サブ側復帰手段
81h 初期化命令受信判別手段
82 I/Oポート
83 プログラムROM
84 制御用RAM(サブメモリ)
85 演出用周辺機器
85a バックランプ
85b 液晶表示パネル
85c スピーカ

Claims (1)

  1. メインCPU及びメインメモリを搭載したメイン制御基板と、
    前記メイン制御基板と別体で構成されており、サブCPU及びサブメモリを搭載したサブ制御基板と、
    遊技中の演出を行う演出用周辺機器と、
    前記演出用周辺機器以外の周辺機器であって、遊技に関する所定の動作に用いられる遊技用周辺機器とを備え、
    前記遊技用周辺機器と前記メイン制御基板、前記演出用周辺機器と前記サブ制御基板、及び前記メイン制御基板と前記サブ制御基板がそれぞれ電気的に接続されており、
    前記メイン制御基板は、前記遊技用周辺機器を制御するとともに、前記演出用周辺機器の出力に関する情報を一方向で前記サブ制御基板に送信し、
    前記サブ制御基板は、前記メイン制御基板から送信されてきた情報を参照し、前記演出用周辺機器を制御するスロットマシンであって、
    前記メイン制御基板は、
    電源切断時に、その時点での所定の遊技情報を前記メインメモリにバックアップする遊技情報バックアップ手段と、
    電源投入時に、前記メインメモリにバックアップされた前記遊技情報を初期化するか否かを判別する遊技情報初期化判別手段と、
    前記遊技情報初期化判別手段で初期化すると判別したときは、前記メインメモリにバックアップされた前記遊技情報の初期化を実行する遊技情報初期化実行手段と、
    前記遊技情報初期化実行手段により初期化を実行するときは、前記サブ制御基板に対して初期化命令を送信する初期化命令送信手段とを備え、
    前記サブ制御基板は、
    電源切断時に、その時点での前記演出用周辺機器の所定の出力情報を前記サブメモリにバックアップする出力情報バックアップ手段と、
    電源投入後、電源切断前の状態に復帰可能であるか否かを判別するサブ側復帰可否判別手段と、
    前記サブ側復帰可否判別手段で電源切断前の状態に復帰可能であると判別したときは、前記サブメモリにバックアップされた前記出力情報に基づいて、電源切断前の状態に復帰するサブ側復帰手段と、
    前記初期化命令送信手段からの初期化命令を受信したか否かを判別する初期化命令受信判別手段と、
    前記サブ側復帰可否判別手段で電源切断前の状態に復帰不可能であると判別したとき、又は前記初期化命令受信判別手段で初期化命令を受信したと判別したときは、前記サブメモリにバックアップされた前記出力情報の初期化を実行する出力情報初期化実行手段とを備える
    ことを特徴とするスロットマシン。
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