JPH0879554A - Ｓ字補正回路 - Google Patents
Ｓ字補正回路Info
- Publication number
- JPH0879554A JPH0879554A JP21232494A JP21232494A JPH0879554A JP H0879554 A JPH0879554 A JP H0879554A JP 21232494 A JP21232494 A JP 21232494A JP 21232494 A JP21232494 A JP 21232494A JP H0879554 A JPH0879554 A JP H0879554A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- horizontal synchronizing
- capacitor
- synchronizing frequency
- curve
- shaped
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、様々な水平同期周波数に対応
するＳ字補正回路において、水平同期周波数によらず最
適なＳ字補正を働かせる回路を提供することである。 【構成】Ｓ字補正回路に水平同期周波数によりＳ字コン
デンサに流れる電流量を制御する抵抗素子８を設け、Ｓ
字コンデンサ５，６に発生するパラボラ電圧を連続的に
可変出来るようにした。 【効果】本発明によれば、水平同期周波数により最適値
の変化するＳ字コンデンサ容量値を抵抗素子により連続
的に可変出来るようにしたことにより、表示画面に発生
するラスタ歪を全ての水平同期周波数において最少に抑
えることが出来る。
するＳ字補正回路において、水平同期周波数によらず最
適なＳ字補正を働かせる回路を提供することである。 【構成】Ｓ字補正回路に水平同期周波数によりＳ字コン
デンサに流れる電流量を制御する抵抗素子８を設け、Ｓ
字コンデンサ５，６に発生するパラボラ電圧を連続的に
可変出来るようにした。 【効果】本発明によれば、水平同期周波数により最適値
の変化するＳ字コンデンサ容量値を抵抗素子により連続
的に可変出来るようにしたことにより、表示画面に発生
するラスタ歪を全ての水平同期周波数において最少に抑
えることが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、様々な水平同期周波数
に対応する陰極線管表示装置のＳ字補正回路に関するも
のである。
に対応する陰極線管表示装置のＳ字補正回路に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来の回路は、特開平５−７４０６５号
公報に記載のように、水平周波数に応じた水平Ｓ字補正
を行うために、数個の水平Ｓ字コンデンサを水平周波数
に応じた制御信号によりＯＮ，ＯＦＦさせ、画面歪の補
正を行っていた。
公報に記載のように、水平周波数に応じた水平Ｓ字補正
を行うために、数個の水平Ｓ字コンデンサを水平周波数
に応じた制御信号によりＯＮ，ＯＦＦさせ、画面歪の補
正を行っていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】テレビジョン受像機、
あるいはディスプレイ装置において、偏向コイルに直線
的に増加するノコギリ波電流を流すと、ブラウン管に表
示されるラスタは偏向角と管面中心からの距離により表
示画面両端で伸び、中心で縮む形状となる。これを補正
するには、走査期間でＳ字に歪ませたノコギリ波を流せ
ば良い。
あるいはディスプレイ装置において、偏向コイルに直線
的に増加するノコギリ波電流を流すと、ブラウン管に表
示されるラスタは偏向角と管面中心からの距離により表
示画面両端で伸び、中心で縮む形状となる。これを補正
するには、走査期間でＳ字に歪ませたノコギリ波を流せ
ば良い。
【０００４】これを実現するために、従来から偏向コイ
ルと直列にコンデンサを接続し、偏向コイルとＳ字コン
デンサとの直列共振によりＳ字形のノコギリ波電流を流
す方式がある。これは、偏向出力回路の電源（上記Ｓ字
コンデンサの電圧）が水平偏向周期でパラボラ状に変調
されていることになる。このパラボラ電圧のＰ−Ｐ値Ｖ
ｐｐは Ｖｐｐ＝（Ｉｐ・ＴH／Ｃ）・（４＋（４−π）・ｒ）／８π） −（１） で表される。ただし、Ｉｐは偏向電流Ｐ−Ｐ値、ＴHは
水平偏向周期、ＣはＳ字コンデンサの容量、ｒは走査線
率（走査期間／偏向周期）を示す。
ルと直列にコンデンサを接続し、偏向コイルとＳ字コン
デンサとの直列共振によりＳ字形のノコギリ波電流を流
す方式がある。これは、偏向出力回路の電源（上記Ｓ字
コンデンサの電圧）が水平偏向周期でパラボラ状に変調
されていることになる。このパラボラ電圧のＰ−Ｐ値Ｖ
ｐｐは Ｖｐｐ＝（Ｉｐ・ＴH／Ｃ）・（４＋（４−π）・ｒ）／８π） −（１） で表される。ただし、Ｉｐは偏向電流Ｐ−Ｐ値、ＴHは
水平偏向周期、ＣはＳ字コンデンサの容量、ｒは走査線
率（走査期間／偏向周期）を示す。
【０００５】また、偏向電流のＰ−Ｐ値Ｉｐは Ｉｐ＝（ＥB・Ｔｓ／Ｌ） −（２） で表される。ただし、ＥBは電源電圧、Ｌは水平偏向コ
イルのインダクタンス、Ｔｓは走査期間を示す。すなわ
ち、水平偏向サイズを周波数に対して一定に保つには、
ブラウン管のアノード電圧及び偏向コイルのインダクタ
ンスが一定であれば走査期間に逆比例した電圧を偏向出
力回路の電源とすれば良い。
イルのインダクタンス、Ｔｓは走査期間を示す。すなわ
ち、水平偏向サイズを周波数に対して一定に保つには、
ブラウン管のアノード電圧及び偏向コイルのインダクタ
ンスが一定であれば走査期間に逆比例した電圧を偏向出
力回路の電源とすれば良い。
【０００６】よって、一つのディスプレイ装置で様々な
水平同期周波数に対応することを可能としたマルチスキ
ャンディスプレイにおいてＳ字補正量を一定にするため
には（１）式で求めたパラボラ電圧Ｖｐｐと電源電圧Ｅ
Bの比を一定とすればよい。また、上記で述べたように
サイズを一定に保つために電源電圧ＥBは１／ＴHに比例
関係にあり上記Ｖｐｐは（１）式よりＴHと比例関係で
ある事からＶｐｐ／ＥB＝一定とするには（１）式でＳ
字コンデンサの値を１／ＴH 2で変化させなければならな
い。
水平同期周波数に対応することを可能としたマルチスキ
ャンディスプレイにおいてＳ字補正量を一定にするため
には（１）式で求めたパラボラ電圧Ｖｐｐと電源電圧Ｅ
Bの比を一定とすればよい。また、上記で述べたように
サイズを一定に保つために電源電圧ＥBは１／ＴHに比例
関係にあり上記Ｖｐｐは（１）式よりＴHと比例関係で
ある事からＶｐｐ／ＥB＝一定とするには（１）式でＳ
字コンデンサの値を１／ＴH 2で変化させなければならな
い。
【０００７】様々な水平同期周波数に対応することを可
能とした近年のマルチスキャンディスプレイは、３０Ｋ
Ｈｚから１００ＫＨｚ程度の水平同期周波数に対応で
き、その際の水平同期周波数とＳ字コンデンサ容量の関
係は図２のようになる。従来のマルチスキャンディスプ
レイでは、このように変化するＳ字コンデンサ容量を、
図３のように段階的に区切って画面歪の補正を行ってい
るため、上記容量切り換え点付近では最適な補正が出来
ないという問題、また上記問題を解決するために切り換
え点を増やすと部品点数増加、基板面積増加という問題
があった。
能とした近年のマルチスキャンディスプレイは、３０Ｋ
Ｈｚから１００ＫＨｚ程度の水平同期周波数に対応で
き、その際の水平同期周波数とＳ字コンデンサ容量の関
係は図２のようになる。従来のマルチスキャンディスプ
レイでは、このように変化するＳ字コンデンサ容量を、
図３のように段階的に区切って画面歪の補正を行ってい
るため、上記容量切り換え点付近では最適な補正が出来
ないという問題、また上記問題を解決するために切り換
え点を増やすと部品点数増加、基板面積増加という問題
があった。
【０００８】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
をなくし水平同期周波数に応じた最適なＳ字コンデンサ
容量を簡単且つ安価な回路構成により実現することにあ
る。
をなくし水平同期周波数に応じた最適なＳ字コンデンサ
容量を簡単且つ安価な回路構成により実現することにあ
る。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、従来の水平同期周波数に合わせてＳ字コ
ンデンサを切り換えるためのスイッチング素子に替えて
抵抗素子を設け、それを水平同期周波数に対応させて可
変し、Ｓ字コンデンサに流れる電流を制御するようにし
たものである。
に本発明では、従来の水平同期周波数に合わせてＳ字コ
ンデンサを切り換えるためのスイッチング素子に替えて
抵抗素子を設け、それを水平同期周波数に対応させて可
変し、Ｓ字コンデンサに流れる電流を制御するようにし
たものである。
【００１０】
【作用】スイッチング素子に替えて設けた抵抗素子に、
水平同期周波数をＦ／Ｖ変換したｆ−ｖ信号を印加する
ことによりＳ字コンデンサに流れる電流が制御できる
が、このことは即ち偏向出力回路の電源（上記Ｓ字コン
デンサの電圧）がパラボラ状に変調される量を制御する
ことである。このことにより、全ての水平同期周波数に
おいてＶｐｐ／ＥBの値を連続して一定に保つことがで
き、最適なＳ字補正が可能となる。
水平同期周波数をＦ／Ｖ変換したｆ−ｖ信号を印加する
ことによりＳ字コンデンサに流れる電流が制御できる
が、このことは即ち偏向出力回路の電源（上記Ｓ字コン
デンサの電圧）がパラボラ状に変調される量を制御する
ことである。このことにより、全ての水平同期周波数に
おいてＶｐｐ／ＥBの値を連続して一定に保つことがで
き、最適なＳ字補正が可能となる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１により説明す
る。
る。
【００１２】図１は本発明の一実施例を示す回路図であ
る。図１において１はフライバックトランス、２は水平
出力トランジスタ、３はダンパーダイオード、４は共振
容量、５，６はＳ字コンデンサ、７は水平偏向ヨーク、
８はＳ字コンデンサの電流量を制御する抵抗素子であ
る。
る。図１において１はフライバックトランス、２は水平
出力トランジスタ、３はダンパーダイオード、４は共振
容量、５，６はＳ字コンデンサ、７は水平偏向ヨーク、
８はＳ字コンデンサの電流量を制御する抵抗素子であ
る。
【００１３】図１において、水平同期周波数をＦ／Ｖ変
換したｆ−ｖ信号により抵抗素子８を制御しＳ字コンデ
ンサ６に流れる電流量を可変することにより、Ｓ字コン
デンサ５，６の両端に発生するパラボラ電圧Ｖｐｐを水
平同期周波数によらずＥB／Ｖｐｐ＝一定となるように
制御するように構成されている。ただし、ＥBは電源電
圧である。
換したｆ−ｖ信号により抵抗素子８を制御しＳ字コンデ
ンサ６に流れる電流量を可変することにより、Ｓ字コン
デンサ５，６の両端に発生するパラボラ電圧Ｖｐｐを水
平同期周波数によらずＥB／Ｖｐｐ＝一定となるように
制御するように構成されている。ただし、ＥBは電源電
圧である。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、水平同期周波数によっ
て最適値の変化するＳ字コンデンサ容量を連続的に可変
でき最適なＳ字補正が可能となり、画面歪補正の最適化
が図れる。また、従来はＳ字コンデンサ容量を段階的に
切り換えるためのスイッチング回路が切り換え区間分必
要であったが、その簡略化を図ることができる。
て最適値の変化するＳ字コンデンサ容量を連続的に可変
でき最適なＳ字補正が可能となり、画面歪補正の最適化
が図れる。また、従来はＳ字コンデンサ容量を段階的に
切り換えるためのスイッチング回路が切り換え区間分必
要であったが、その簡略化を図ることができる。
【図１】本発明の一実施例を示す回路図である。
【図２】水平同期周波数（ＦH）と最適なＳ字コンデン
サ容量（Ｃｓ）との関係を示すグラフである。
サ容量（Ｃｓ）との関係を示すグラフである。
【図３】従来のＳ字コンデンサ容量を段階的に切り換え
る方式の水平同期周波数（ＦH）とＳ字コンデンサ容量
（Ｃｓ）との関係を示すグラフである。
る方式の水平同期周波数（ＦH）とＳ字コンデンサ容量
（Ｃｓ）との関係を示すグラフである。
１…フライバックトランス、２…水平出力トランジス
タ、３…ダンパーダイオード、４…共振容量、５…Ｓ字
コンデンサ、６…Ｓ字コンデンサ、７…水平偏向ヨー
ク、８…抵抗素子。
タ、３…ダンパーダイオード、４…共振容量、５…Ｓ字
コンデンサ、６…Ｓ字コンデンサ、７…水平偏向ヨー
ク、８…抵抗素子。
Claims (2)
- 【請求項１】様々な水平同期周波数に対応する陰極線管
表示装置のＳ字補正回路において、水平周波数の変化に
応じた信号によりＳ字補正容量に流れる電流を可変し、
最適なＳ字補正を行うことを特徴とするＳ字補正回路。 - 【請求項２】請求項１において、Ｓ字補正容量に流れる
電流を可変する素子として抵抗素子（バイポーラトラン
ジスタ，ＦＥＴ）を用いたことを特徴とするＳ字補正回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21232494A JPH0879554A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | Ｓ字補正回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21232494A JPH0879554A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | Ｓ字補正回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0879554A true JPH0879554A (ja) | 1996-03-22 |
Family
ID=16620659
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21232494A Pending JPH0879554A (ja) | 1994-09-06 | 1994-09-06 | Ｓ字補正回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0879554A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5962993A (en) * | 1996-08-07 | 1999-10-05 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Horizontal S-shape correction circuit |
-
1994
- 1994-09-06 JP JP21232494A patent/JPH0879554A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5962993A (en) * | 1996-08-07 | 1999-10-05 | Victor Company Of Japan, Ltd. | Horizontal S-shape correction circuit |
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