JPH09331466A - 水平直線性補正回路 - Google Patents

水平直線性補正回路

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JPH09331466A
JPH09331466A JP8149327A JP14932796A JPH09331466A JP H09331466 A JPH09331466 A JP H09331466A JP 8149327 A JP8149327 A JP 8149327A JP 14932796 A JP14932796 A JP 14932796A JP H09331466 A JPH09331466 A JP H09331466A
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JP
Japan
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horizontal
capacitor
circuit
correction
winding
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JP8149327A
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Hitoshi Suzuki
仁 鈴木
Eiji Takano
英次 高野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
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    • H04N3/23Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction
    • H04N3/233Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction using active elements
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 偏向幅が変化しても直線性や中間ピン歪が悪
化しないようにする。 【解決手段】 水平トランジスタ3のコレクタ、エミッ
タ間に並列に、第1及び第2のダンパーダイオード4
a、4bの直列回路と、第1及び第2の共振コンデンサ
5a、5bの直列回路が接続される。またトランジスタ
3のコレクタ、エミッタ間に並列に、水平偏向巻線6及
びS字補正用コンデンサ7、直流阻止用コンデンサ8、
ピン歪み変調用巻線9の直列回路が接続される。さらに
ダンパーダイオード4a、4b、共振コンデンサ5a、
5bと、コンデンサ7、8の接続中点が互いに接続され
る。また、S字補正用コンデンサ7に並列に、第2のS
字補正用コンデンサ13と、例えばMOS−FET素子
で形成される切り替え手段14の直列回路が接続され
る。そしてこの切り替え手段14に、鋸波発生回路15
aと比較回路15bからの任意の制御パルス信号を供給
するための駆動回路16が接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばテレビジョ
ン信号やパーソナルコンピュータからの画像信号を表示
する画像表示装置に使用して好適な水平直線性補正回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばテレビジョン信号を表示する画像
表示装置においては、基本的に図5のAに示すような水
平直線性補正回路が用いられている。すなわち図5のA
において、トランジスタTrをオンすると共振コンデン
サCc は短絡され、水平偏向巻線DYには電源Vccから
一定の傾きを持った電流が流れさる。次にトランジスタ
Trをオフにすると、共振コンデンサCc と水平偏向巻
線DYが共振して、水平偏向巻線DYを流れる電流は正
弦波になる。
【0003】そしてこの電流が負の最大値に達したと
き、すなわち水平偏向巻線DYの両端の電位が0電位を
越えて下がるとダイオードDがオンする。これによって
水平偏向巻線DYには再び一定の傾きを持った電流が流
れ、トランジスタTrのコレクタ電圧が接地より高くな
るとダイオードDはオフする。従ってダイオードDがオ
フする以前に、トランジスタTrをオンさせておけば、
電流は逆向きに途切れることなく流れ、以上の動作が繰
り返す。これが水平偏向の一周期となる。
【0004】しかしながら、このような水平偏向の一周
期においてビームを一定の速度で走査すると、管面中心
付近に対して左右端の画像が伸びてしまう。そこで図5
のBに示すように、水平偏向巻線DYに直列にコンデン
サCs を追加し、偏向電流の波形を鈍らせることによっ
て、水平走査線の左右端でのビームの走査速度を遅くし
て、画像の左右の伸びを無くすことが行われている。こ
れが「S字補正」であって、上述のコンデンサCs がS
字補正用コンデンサである。
【0005】一方、画面の上から下まで走査を行う場合
を考えてみると、偏向中心からのビーム電流の経路差が
幾何学的に管面の上下で長いために、画像は管面の上下
で伸び、中心では縮んでしまう。これがピン歪と呼ばれ
る画歪みである。そこでこのような画歪みを補正するた
めに、S字補正用コンデンサCs の電圧を垂直周期の始
めと終わりで小さく、中程で大きくなるようにパラボラ
状に変調して補正を行う。これが「ピン歪補正」であ
る。
【0006】なお実際の回路では、例えば図5のBに示
すように、電源Vccを垂直周期のパラボラ状に変調し、
この電源Vccを巻線LOCを介して水平偏向巻線DYと
S字補正用コンデンサCs の直列回路に並列に接続す
る。これによってS字補正用コンデンサCs に加わる電
源電圧をパラボラ状に変調し、上述のピン歪補正を実現
する。このようにして画像表示装置の水平直線性補正回
路において、上述のS字補正とピン歪補正を行うことが
できる。
【0007】ところがこのような補正を行っていても、
例えば上述のように画面の上から下まで走査を行う場合
を考えてみると、偏向中心からのビーム電流の経路差が
幾何学的に管面上で異なるなど理由により、例えば図6
に示す管面の上下端とX軸とでは水平の偏向角が異な
り、これによって偏向電流のS字補正量も異なることに
なる。すなわち管面の上下端より偏向角の大きい中心の
方が、より強いS字補正量を必要としているものであ
る。
【0008】このため画面全体で同じS字補正量の場合
には、画面中心付近ではS字補正量が上下端に比べて小
さくなり、左右のピン歪補正ができていても、図6に示
すように左右端とY軸との間の縦線が中心に向かって凸
状に弧を描いてしまうことになる。この画歪みを「中間
ピン歪」と称し、これは特に管面がシリンドリカルに形
成された陰極線管では、球面に形成されたものより歪み
が強く現れる傾向にあるものである。また、偏向角を大
きくした場合にもこの歪みは顕著になる。
【0009】このような中間ピン歪に対しては、例えば
一般的にダイオードモジュレータ方式と呼ばれる水平直
線性補正回路が提案されている。このダイオードモジュ
レータ方式の水平直線性補正回路は、例えば図7に示す
ように、上述の図5のBの回路を2段構成にし、さら
に、下段のS字補正用コンデンサに相当するコンデンサ
Cs2の位置を移動することで実現される。
【0010】すなわちこの回路において、下段のコンデ
ンサCs2の両端電圧を変化させることによってこのコン
デンサCs2を流れる電流を変化させ、コンデンサCs2の
見掛け上の容量値を変化させることができる。これによ
って、水平偏向巻線DYとS字補正用コンデンサCs1、
Cs2の共振周波数が変わることになり、S字補正量を変
化させることができる。従ってこの回路において、例え
ば垂直周期で電源電圧Vccを変調することによって、上
述の中間ピン歪を補正することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な図7の回路においては、中間ピン歪の補正量を必ずし
も充分に得られるものではない。すなわちこの図7の回
路においては、2つのS字補正用コンデンサCs1、Cs2
の値を、水平直線性と中間ピン歪補正のトラッキングを
取りながら設定する。一方、偏向角の大きい陰極線管C
RTでは、特に中間ピン歪の補正量を大きく取る必要が
ある。
【0012】ところがその場合に、中間ピン歪の補正量
を大きくするためには下段のS字補正用コンデンサCs2
の値を小さくすればよいが、これではS字補正量も増え
てしまい水平振幅の両端が縮んでしまう。さらにこのS
字補正量を減らすために上段のS字補正用コンデンサC
s1の値を大きくすればよいが、現実にはコンデンサの値
を大きくすることには限界があり、自由度が少ないもの
である。
【0013】また、他の方法として、下段のコイルLs2
をトランス構造にし、2次巻線を水平偏向巻線DYに直
列に接続することで補正量を大きくして両端の縮みを緩
和することが考えられているが、水平偏向幅の可変範囲
が減少し、またトランスが大型化するなどの問題が生じ
る。さらに、2つのコンデンサの値がそれぞれ固定であ
るために、部品のばらつき等で補正量が変動してしまう
問題もあった。
【0014】さらに上述の回路においては、例えば水平
偏向幅を変化させた場合に、水平直線性や中間ピン歪が
悪化する恐れがある。すなわち上述の2つのS字補正用
コンデンサCs1、Cs2の値を、管面上のある水平振幅の
時に水平直線性、中間ピン歪が良好になるように設定す
ると、それ以下の振幅では過補正、それ以上では補正が
不足になる。このため、例えば16対9の管面に4対3
の映像を表示するために水平振幅を縮めると、映像の両
端が縮み中間部が樽形に歪むことになる。
【0015】この出願はこのような点に鑑みて成された
ものであって、解決しようとする問題点は、従来の回路
では、中間ピン歪の補正量を必ずしも充分に得られるも
のではない。また、水平偏向幅を変化させた場合に、水
平直線性や中間ピン歪等が悪化する恐れがあるというも
のである。
【0016】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、水平偏向巻線に結合され両端に走査電圧を生じる複
数のコンデンサを設け、このコンデンサの一部を任意に
接続または切り離して容量値を走査期間内の任意の時間
で変化させるようにしたものであって、これによれば、
中間ピン歪の補正量を充分に得られると共に、水平偏向
幅を変化させた場合にも水平直線性や中間ピン歪が悪化
しないようにすることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】すなわち本発明においては、水平
偏向巻線と、この水平偏向巻線に結合され両端に走査電
圧を生じる複数のコンデンサと、このコンデンサの一部
を接続しまたは切り離す切り替え手段とを備え、切り替
え手段は走査区間内の任意の時間で導通または非導通に
する制御端子を有し、導通または非導通の制御によって
結合されるコンデンサの容量値を走査区間内の任意の時
間で変化させるようにしてなるものである。
【0018】以下、図面を参照して本発明を説明する
に、図1は本発明による水平直線性補正回路の一例を示
す構成図である。この図1において、電源1は、高圧発
生トランス2の一次巻線2aを介して水平周期で制御さ
れるトランジスタ3のコレクタに接続される。なお、ト
ランス2の二次巻線2bからはいわゆる高圧HVが取り
出されている。
【0019】さらにトランジスタ3のコレクタ、エミッ
タ間に並列に、第1及び第2のダンパーダイオード4
a、4bの直列回路と、第1及び第2の共振コンデンサ
5a、5bの直列回路が接続される。また、このトラン
ジスタ3のコレクタ、エミッタ間に並列に、水平偏向巻
線6及びS字補正用コンデンサ7、直流阻止用コンデン
サ8、ピン歪み変調用巻線9の直列回路が接続される。
【0020】また、上述のダンパーダイオード4a、4
b、共振コンデンサ5a、5bと、コンデンサ7、8の
接続中点が互いに接続される。この接続中点には巻線1
0の一端が接続され、この巻線10の他端が、制御素子
11を介して接地されると共に、ダイオード12を介し
て電源1に接続される。この制御素子11は後述する制
御パルス信号によって制御される。また制御素子11が
開放のとき、ダイオード12によって上述の接続中点の
電位が電源1の電圧にクランプされる。
【0021】さらに上述のS字補正用コンデンサ7に並
列に、第2のS字補正用コンデンサ13と、例えばMO
S−FET素子で形成される切り替え手段14の直列回
路が接続される。この切り替え手段14には、後述する
比較回路15bからの制御パルス信号を供給するための
駆動回路16が接続される。なお抵抗器17は、切り替
え手段14が開放したとき過電圧が印加されないための
ものである。
【0022】以上の回路において、水平出力トランジス
タ3は走査区間の後半に短絡している。また、第1のダ
ンパーダイオード4aは走査区間の前半に短絡してい
る。そして共振コンデンサ5a、5bは、トランジスタ
3及びダンパーダイオード4a、4bの全てが開放して
いる帰線区間に、巻線2aと、巻線6、コンデンサ7、
8及び10、巻線9による共振回路を構成し、例えば図
2のAに示すような帰線パルスを発生する。
【0023】そこでこの帰線パルスを検出用コンデンサ
18a、18bで分圧し、この分圧された帰線パルスn
i同期し、振幅が一定の鋸歯状波を鋸波発生回路15a
で生成し、比較回路15bに供給する。それと共に、こ
の比較回路15bに端子20からの垂直周期のパラボラ
波を供給して、この比較出力から、例えば図2のBに示
すような制御パルス信号を発生させる。そしてこの制御
パルス信号を駆動回路16を介して切り替え手段14に
供給し、第2のS字補正用コンデンサ13を接続し、ま
たは切り離す制御を行う。
【0024】従ってまず水平振幅を一定とした場合に
は、上述の制御パルス信号のパルスの期間t1 が、画面
の上下端で長く、中央で短いPWM波形になる。そして
この期間t1 では、切り替え手段14が短絡され、水平
偏向巻線6にはコンデンサ7、13が並列に接続され
る。これに対して制御されたタイミングで切り替え手段
14が開放されると、コンデンサ13の両端にはその直
前の電圧が保持され、このとき水平偏向巻線6にはコン
デンサ7のみが接続されることになる。
【0025】これによって、切り替え手段14が短絡し
ている画面の左右端では、水平偏向巻線6に接続される
容量が大きいために、偏向巻線6に流れる偏向電流iの
時間変化(di/dt)は緩やかになる。これに対して
切り替え手段14が開放している画面の中央では、水平
偏向巻線6に接続される容量が小さくなって、偏向巻線
6に流れる偏向電流の時間変化は急峻になる。従ってこ
のように偏向電流を変化させることにより、S字補正を
行うことができる。
【0026】すなわち切り替え手段14のコンデンサ1
3側の電位は、例えば図2のCに示すように、期間t1
では上述のダンパーダイオード4a、4b等の接続中点
の電位と等しくなる。これに対して切り替え手段14が
開放されると、電位は図示のようにパラボラ状に変化さ
れ、さらに切り替え手段14がMOS−FET素子の場
合にはコンデンサ13側の電位が負になると素子が導通
して短絡と同じ状態に戻る。そしてこのとき電位変化の
振幅が期間t1 の長さによって変化される。
【0027】さらにコンデンサ13の水平偏向巻線6側
の電位は、切り替え手段14の短絡期間にコンデンサ
7、13の和の容量によるパラボラ波形が加算され、全
体として図2のDに示すようなS字補正の波形が得られ
る。そしてこのときS字補正コンデンサ7には、上述の
波形から帰線パルスの成分が除かれた、図2のEに示す
ような補正電圧が発生することになる。
【0028】そしてこの場合に、上述の比較出力のパル
スの期間t1 の長さを、「0」から「走査時間/2」ま
で変化させることにより、水平偏向巻線6に接続される
S字補正用コンデンサの容量値を、コンデンサ13の単
独から、コンデンサ7、13の和の値まで連続的に変化
させたのと同等の効果を得ることができる。このように
して所望のS字補正を行い、水平直線性を良好に保つこ
とができる。
【0029】さらにこの回路において、帰線パルスを検
出用コンデンサ18a、18bで分圧し、この分圧され
た帰線パルスに同期し、振幅が一定のもう一つの鋸歯状
波を鋸波発生回路19aで生成し、比較回路19bに供
給する。それと共に、この比較回路19bに端子20か
らの垂直周期のパラボラ波を供給して、制御パルス信号
を発生させる。
【0030】そしてこの制御パルス信号のPWM波形を
用いて制御素子11を制御し、巻線10に流れる電流を
調整することによって、共振コンデンサ5a、5bに加
わる平均電圧の比が変えられている。これによって水平
振幅を変化させている。
【0031】従ってこの回路において、水平振幅が上述
のパラボラ波に追従して変化するので、上述の期間t1
の長さも水平振幅に応じて変わることになり、これによ
ってS字補正を制御することで、水平直線性を常に良好
に保つことができる。
【0032】すなわちこの回路において、水平周波数に
応じてもパルスの期間t1 の長さが制御されることによ
って、水平走査周波数を複数持つような、いわゆるマル
チスキャン方式の水平偏向回路においても、常に必要な
S字補正量を得ることができるものである。
【0033】従ってこの回路において、水平偏向巻線に
結合され両端に走査電圧を生じる複数のコンデンサを設
け、このコンデンサの一部を任意に接続または切り離し
て容量値を走査期間内の任意の時間で変化させることに
よって、中間ピン歪の補正量を充分に得られると共に、
水平偏向幅を変化させた場合にも水平直線性や中間ピン
歪が悪化しないようにすることができる。
【0034】これによって、従来の回路では中間ピン歪
の補正量を充分に得られず、また水平偏向幅を変化させ
た場合には水平直線性や中間ピン歪等が悪化する恐れが
あったものを、本発明によれば、水平直線性や中間ピン
歪を悪化させることなく水平偏向幅を変化させることが
でき、また水平偏向幅の可変範囲を減らすことなく中間
ピン歪の補正量を大きく取ることができるものである。
【0035】従って本発明によれば、特に水平走査周波
数を複数持つような、いわゆるマルチスキャン方式の水
平偏向回路においても、常に必要なS字補正量を得て、
各々の周波数で良好な水平直線性を保つことができるも
のである。
【0036】さらに図3は、本発明による水平直線性補
正回路の他の実施例を示す。なお、以下の説明で上述の
図1の実施例と対応する部分には同一の符号を附して重
複の説明を省略する。
【0037】この図3において、水平偏向巻線6に直列
に電流トランス21の一次巻線21aを挿入する。そし
てこの電流トランス21の二次巻線21bに並列に抵抗
器22を設けて偏向電流iを電圧に変換し、この変換さ
れた電圧のピーク値をダイオード3及びコンデンサ24
で検出する。このピーク値の電圧をエラーアンプ25に
供給して、端子20からの垂直周期のパラボラ波との差
分を増幅する。
【0038】そしてこの差分値と、検出用コンデンサ1
8a、18bからの分圧された帰線パルスに同期し、振
幅一定の鋸歯状波とを比較回路26で比較し、この比較
出力で制御素子11を制御する。これによって、この回
路において、S字補正量を可変した際に、偏向電流iの
ピークトゥピーク(p−p)値の変動を抑える効果を生
じさせることができる。
【0039】すなわち偏向電流iのp−p値が変化する
と水平振幅が変化することになり、再調整を行う必要が
生じる。これに対してこの回路では、偏向電流iのp−
p値の変動が抑えられるので、特に同一走査周波数内で
S字補正量を可変したい場合や、マルチスキャン方式の
ように走査周波数を複数有している場合に効果を奏する
ものである。
【0040】さらに、上述の回路においては、上述のよ
うにパルスの期間t1 を可変することによってS字補正
量を制御できることから、この期間t1 を垂直周期で変
調することによって従来の技術で述べた「中間ピン歪」
を補正することができる。すなわちこの場合には、画面
の中央のほうが上下より大きなS字補正量を必要とする
ので、期間t1 を画面の中央部で短くすることで補正を
行うことができる。
【0041】また上述の回路において、巻線とコンデン
サで得られる補正波形は、例えば図4のAに曲線aで示
すようにcosθ(θは偏向角)の一部になる。これに
対して実際に必要とされる補正波形は、図中に曲線bで
示すように1/1+tan2θである。このため従来の
回路では、いわゆる「M字型直線性」の問題が生じる場
合があった。
【0042】すなわち従来から、偏向角が小さい場合
や、管面の平面度(管面の曲率半径)が小さい場合に
は、上述の曲線a、bの差は小さく、「直線性」に対す
る影響も少なくて問題とならなかったが、偏向角が大き
く、また管面の平面度を大きくした場合には、管面の両
端と中央部で画面が縮み、中間部で伸びる傾向が顕著に
なってくる。図4のBはその様子を示したもので、横軸
が管面位置を表し、縦軸の+(−)は平均値より伸びて
(縮んで)いることを示す。
【0043】これを補正する場合には、例えば図4のC
に示すように管面の両端と中央部で補正電圧を大きく、
中間部で小さくすればよい。そこで上述の回路におい
て、S字補正電圧を走査区間中で切り替えることによ
り、例えば図中に矢印dで示す位置に切り替えのタイミ
ングを持ってくることで補正電圧を理想のものに近づけ
ることができる。
【0044】従ってこの回路において、いわゆるM字型
直線性に対する補正も良好に行うことができるものであ
る。なお、M字型直線性に対する補正は、例えば水平振
幅を最大に広げた状態で設定すれば、これ以下の状態、
例えば16:9の画面に4:3の表示を行うような状態
では、M字型直線性は余り目立つことがないので、全て
の状態にこれを適用することができる。
【0045】こうして上述の水平直線性補正回路によれ
ば、水平偏向巻線と、この水平偏向巻線に結合され両端
に走査電圧を生じる複数のコンデンサと、このコンデン
サの一部を接続しまたは切り離す切り替え手段とを備
え、切り替え手段は走査区間内の任意の時間で導通また
は非導通にする制御端子を有し、導通または非導通の制
御によって結合されるコンデンサの容量値を走査区間内
の任意の時間で変化させることにより、中間ピン歪の補
正量を充分に得られると共に、水平偏向幅を変化させた
場合にも水平直線性や中間ピン歪が悪化しないようにす
ることができるものである。
【0046】
【発明の効果】この発明によれば、水平偏向巻線に結合
され両端に走査電圧を生じる複数のコンデンサを設け、
このコンデンサの一部を任意に接続または切り離して容
量値を走査期間内の任意の時間で変化させることによっ
て、中間ピン歪の補正量を充分に得られると共に、水平
偏向幅を変化させた場合にも水平直線性や中間ピン歪が
悪化しないようにすることができるようになった。
【0047】これによって、従来の回路では中間ピン歪
の補正量を充分に得られず、また水平偏向幅を変化させ
た場合には水平直線性や中間ピン歪等が悪化する恐れが
あったものを、本発明によれば、水平直線性や中間ピン
歪を悪化させることなく水平偏向幅を変化させることが
でき、また水平偏向幅の可変範囲を減らすことなく中間
ピン歪の補正量を大きく取ることができるものである。
【0048】従って本発明によれば、特に水平走査周波
数を複数持つような、いわゆるマルチスキャン方式の水
平偏向回路においても、常に必要なS字補正量を得て、
各々の周波数で良好な水平直線性を保つことができるも
のである。
【0049】さらに本発明によれば、いわゆるM字型直
線性に対する補正も良好に行うことができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される水平直線性補正回路の一例
の構成図である。
【図2】その動作の説明のための波形図である。
【図3】本発明の適用される水平直線性補正回路の他の
例の構成図である。
【図4】その動作の説明のための波形図である。
【図5】従来の水平直線性補正回路の構成図である。
【図6】中間ピン歪の説明のための図である。
【図7】従来の水平直線性補正回路の構成図である。
【符号の説明】
1 電源、2 高圧発生トランス、2a,2b 巻線、
3 水平トランジスタ、4a,4b ダンパーダイオー
ド、5a,5b 共振コンデンサ、6 水平偏向巻線、
7 S字補正用コンデンサ、8 直流阻止用コンデン
サ、9 ピン歪み変調用巻線、10 巻線、11 制御
素子、12 ダイオード、13 第2のS字補正用コン
デンサ、14 切り替え手段、15a 鋸波発生回路、
15b 比較回路、16 駆動回路、17 抵抗器、1
8a,18b 検出用コンデンサ、19a 鋸波発生回
路、19b 比較回路、20 垂直パラボラ波供給端
子、21 電流トランス、21a 一次巻線、21b
二次巻線、22 抵抗器、23ダイオード、24 コン
デンサ、25 エラーアンプ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平偏向巻線と、 この水平偏向巻線に結合され両端に走査電圧を生じる複
    数のコンデンサと、 このコンデンサの一部を接続しまたは切り離す切り替え
    手段とを備え、 上記切り替え手段は走査区間内の任意の時間で導通また
    は非導通にする制御端子を有し、 上記導通または非導通の制御によって上記結合されるコ
    ンデンサの容量値を上記走査区間内の任意の時間で変化
    させることを特徴とする水平直線性補正回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水平直線性補正回路にお
    いて、 上記水平偏向巻線に流される水平偏向電流を検出し、 この電流値が一定となるように制御を行うことを特徴と
    する水平直線性補正回路。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の水平直線性補正回路にお
    いて、 上記導通または非導通の制御のタイミングを設定される
    水平偏向幅に応じて変化させることを特徴とする水平直
    線性補正回路。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の水平直線性補正回路にお
    いて、 上記導通または非導通の制御のタイミングを垂直周期で
    変調することを特徴とする水平直線性補正回路。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の水平直線性補正回路にお
    いて、 上記導通または非導通の制御を任意のタイミングで行う
    ことを特徴とする水平直線性補正回路。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の水平直線性補正回路にお
    いて、 上記コンデンサの一部を接続しまたは切り離す切り替え
    手段をMOS−FET素子で形成することを特徴とする
    水平直線性補正回路。
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