JPH087586A - 半導体集積回路装置 - Google Patents
半導体集積回路装置Info
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- JPH087586A JPH087586A JP13074094A JP13074094A JPH087586A JP H087586 A JPH087586 A JP H087586A JP 13074094 A JP13074094 A JP 13074094A JP 13074094 A JP13074094 A JP 13074094A JP H087586 A JPH087586 A JP H087586A
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- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 title claims description 20
- 230000015654 memory Effects 0.000 claims abstract description 91
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims description 7
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 4
- 239000002784 hot electron Substances 0.000 claims description 3
- 238000003491 array Methods 0.000 claims 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- QCWQUWUCARNNRI-UHFFFAOYSA-N 3-ethyl-5,5,8,8-tetramethyl-6,7-dihydronaphthalene-2-carbaldehyde Chemical compound CC1(C)CCC(C)(C)C2=C1C=C(C=O)C(CC)=C2 QCWQUWUCARNNRI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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- Non-Volatile Memory (AREA)
- Read Only Memory (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 メモリセルを複数のブロックに分割した不揮
発性メモリにおいて、書き込み、消去時のディスターブ
によるメモリセルの特性変動を防止する。 【構成】 不揮発性メモリのメモリアレイをワード線
(W)方向およびデータ線(D)方向に沿って複数のブ
ロックB[0,0]、[1,0]、[0,1]、[1,
1]・・・に分割する。ブロックBの選択は、ブロック
選択線DBとブロック選択線WBとにより行い、選択さ
れたブロックBのメモリセルにのみワード線電位、デー
タ線電位、ソース電位を供給し、非選択のブロックBに
はこれらの電位が供給されない構成とする。
発性メモリにおいて、書き込み、消去時のディスターブ
によるメモリセルの特性変動を防止する。 【構成】 不揮発性メモリのメモリアレイをワード線
(W)方向およびデータ線(D)方向に沿って複数のブ
ロックB[0,0]、[1,0]、[0,1]、[1,
1]・・・に分割する。ブロックBの選択は、ブロック
選択線DBとブロック選択線WBとにより行い、選択さ
れたブロックBのメモリセルにのみワード線電位、デー
タ線電位、ソース電位を供給し、非選択のブロックBに
はこれらの電位が供給されない構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置に
関し、特に、電気的に書き込みおよび消去が可能な不揮
発性メモリを有する半導体集積回路装置に適用して有効
な技術に関する。
関し、特に、電気的に書き込みおよび消去が可能な不揮
発性メモリを有する半導体集積回路装置に適用して有効
な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は、電気的に書き込みおよび消去が
可能な不揮発性メモリの構成の一例である。
可能な不揮発性メモリの構成の一例である。
【0003】この不揮発性メモリは、電気的に書き込み
および消去が可能な不揮発性メモリをマトリクス状に配
置したメモリセルを備えている。
および消去が可能な不揮発性メモリをマトリクス状に配
置したメモリセルを備えている。
【0004】上記メモリセルには、行方向に配置した複
数本のワード線W(W0 〜WM ) と列方向に配置した複
数本のサブデータ線d(d0 〜dK ) とが接続されてい
る。ワード線Wの一端は、Xデコーダ(X−DEC)に
接続され、サブデータ線dの一端は、スイッチMISF
ETT3 を介してデータ線D(D0 〜DK ) に接続され
ている。データ線Dの一端は、Y−セレクト(Y−SE
LECT)を介してYデコーダ(Y−DEC)に接続さ
れている。
数本のワード線W(W0 〜WM ) と列方向に配置した複
数本のサブデータ線d(d0 〜dK ) とが接続されてい
る。ワード線Wの一端は、Xデコーダ(X−DEC)に
接続され、サブデータ線dの一端は、スイッチMISF
ETT3 を介してデータ線D(D0 〜DK ) に接続され
ている。データ線Dの一端は、Y−セレクト(Y−SE
LECT)を介してYデコーダ(Y−DEC)に接続さ
れている。
【0005】上記メモリセルは、ワード線W方向に沿っ
て複数のブロックBに分割されている。なお、図7では
これら複数のブロックBを2つのブロックB[0]、B
[1]で代表して示している。
て複数のブロックBに分割されている。なお、図7では
これら複数のブロックBを2つのブロックB[0]、B
[1]で代表して示している。
【0006】上記それぞれのブロックBには、スイッチ
MISFETT3 のゲート電極を介してブロック選択線
DBが接続されている。たとえばブロックB[0]には
ブロック選択線DB0 が接続され、ブロックB[1]に
はブロック選択線DB1 が接続されている。スイッチM
ISFETT3 のソース、ドレインの一方はデータ線D
に接続され、他方はサブデータ線dに接続されているの
で、データ線Dは、ブロック選択線DBによりブロック
B毎に選択される。
MISFETT3 のゲート電極を介してブロック選択線
DBが接続されている。たとえばブロックB[0]には
ブロック選択線DB0 が接続され、ブロックB[1]に
はブロック選択線DB1 が接続されている。スイッチM
ISFETT3 のソース、ドレインの一方はデータ線D
に接続され、他方はサブデータ線dに接続されているの
で、データ線Dは、ブロック選択線DBによりブロック
B毎に選択される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】データ線の選択をブロ
ック毎に行う前記の不揮発性メモリにおいては、選択さ
れたブロック内のメモリセルのうち、非選択のワード線
に接続されたメモリセルには書き込み時にデータ線電圧
のみが印加されるので、データ線ディスターブが発生
し、メモリセルのしきい値電圧が低下するという問題が
ある。
ック毎に行う前記の不揮発性メモリにおいては、選択さ
れたブロック内のメモリセルのうち、非選択のワード線
に接続されたメモリセルには書き込み時にデータ線電圧
のみが印加されるので、データ線ディスターブが発生
し、メモリセルのしきい値電圧が低下するという問題が
ある。
【0008】その結果、“1”状態のメモリセルでは、
例えば1V程度の低いしきい値電圧が0V以下にまで低
下してリーク不良が発生し、“0”状態のメモリセルで
は、例えば5V程度の高いしきい値電圧が2V程度にま
で低下して“0”が“1”と誤判定されてしまう。
例えば1V程度の低いしきい値電圧が0V以下にまで低
下してリーク不良が発生し、“0”状態のメモリセルで
は、例えば5V程度の高いしきい値電圧が2V程度にま
で低下して“0”が“1”と誤判定されてしまう。
【0009】本発明の目的は、メモリセルを複数のブロ
ックに分割した不揮発性メモリにおいて、ディスターブ
によるメモリセルの特性変動を防止することのできる技
術を提供することにある。
ックに分割した不揮発性メモリにおいて、ディスターブ
によるメモリセルの特性変動を防止することのできる技
術を提供することにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
次のとおりである。
【0012】電気的に書き込みおよび消去が可能な不揮
発性メモリをマトリクス状に配置したメモリアレイをワ
ード線方向およびデータ線方向に沿ってそれぞれ複数の
アレイブロックに分割し、書き込み電圧および消去電圧
のそれぞれを選択された1つのアレイブロックにのみ印
加するようにした半導体集積回路装置である。
発性メモリをマトリクス状に配置したメモリアレイをワ
ード線方向およびデータ線方向に沿ってそれぞれ複数の
アレイブロックに分割し、書き込み電圧および消去電圧
のそれぞれを選択された1つのアレイブロックにのみ印
加するようにした半導体集積回路装置である。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、選択されたアレイブロ
ックのメモリセルにのみ書き込み、消去の電圧が印加さ
れ、非選択ブロックには書き込み、消去の電圧が印加さ
れないので、ディスターブによるメモリセルの特性変動
を確実に防止することができる。
ックのメモリセルにのみ書き込み、消去の電圧が印加さ
れ、非選択ブロックには書き込み、消去の電圧が印加さ
れないので、ディスターブによるメモリセルの特性変動
を確実に防止することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
【0015】(実施例1)図1は、本実施例の不揮発性
メモリの構成を示すブロック図である。
メモリの構成を示すブロック図である。
【0016】この不揮発性メモリのメモリアレイは、マ
トリクス状に配置した複数のブロックBで構成されてい
る。それぞれのブロックBの容量は、たとえば512バ
イトbite である。なお、図1ではこれら複数のブロッ
クBを4つのブロックB[0,0]、B[0,1]、B
[1,0]、B[1,1]で代表して示している。
トリクス状に配置した複数のブロックBで構成されてい
る。それぞれのブロックBの容量は、たとえば512バ
イトbite である。なお、図1ではこれら複数のブロッ
クBを4つのブロックB[0,0]、B[0,1]、B
[1,0]、B[1,1]で代表して示している。
【0017】上記それぞれのブロックBには、行方向に
配置した複数本のワード線Wと、列方向に配置した複数
本のデータ線Dとが接続されている。たとえばブロック
B[0,0]には、ワード線W0 〜WL とデータ線D0
〜DK とが接続されている。また、それぞれのブロック
Bには、ブロック選択線DBとブロック選択線WBとが
接続されている。たとえばブロックB[0,0]には、
ブロック選択線DB0とブロック選択線WB0 とが接続
されている。
配置した複数本のワード線Wと、列方向に配置した複数
本のデータ線Dとが接続されている。たとえばブロック
B[0,0]には、ワード線W0 〜WL とデータ線D0
〜DK とが接続されている。また、それぞれのブロック
Bには、ブロック選択線DBとブロック選択線WBとが
接続されている。たとえばブロックB[0,0]には、
ブロック選択線DB0とブロック選択線WB0 とが接続
されている。
【0018】上記ワード線Wの一端は、Xデコーダ(X
−DEC)に接続され、データ線Dの一端は、Y−セレ
クト(Y−SELECT)を介してYデコーダ(Y−D
EC)に接続されている。また、Y−セレクト(Y−S
ELECT)には、読み出し回路(SA)、書き込み回
路(WRITE)、データ入出力回路(DIO−BU
F)が接続され、さらにこのデータ入出力回路(DIO
−BUF)を介して入出力端子DIO(DIO−0〜D
IO−7)が接続されている。本実施例の場合、それぞ
れのブロックBは、入出力端子DIOに共通に接続され
ており、Y−セレクト(Y−SELECT)によってそ
れぞれのブロックBと入出力端子DIOとの接続が制御
されている。
−DEC)に接続され、データ線Dの一端は、Y−セレ
クト(Y−SELECT)を介してYデコーダ(Y−D
EC)に接続されている。また、Y−セレクト(Y−S
ELECT)には、読み出し回路(SA)、書き込み回
路(WRITE)、データ入出力回路(DIO−BU
F)が接続され、さらにこのデータ入出力回路(DIO
−BUF)を介して入出力端子DIO(DIO−0〜D
IO−7)が接続されている。本実施例の場合、それぞ
れのブロックBは、入出力端子DIOに共通に接続され
ており、Y−セレクト(Y−SELECT)によってそ
れぞれのブロックBと入出力端子DIOとの接続が制御
されている。
【0019】前記ブロック選択線DBの一端には、デー
タブロックデコーダ(DB−DEC)が接続されてい
る。また、前記ブロック選択線WBの一端には、ワード
ブロックデコーダ(WB−DEC)が接続されている。
タブロックデコーダ(DB−DEC)が接続されてい
る。また、前記ブロック選択線WBの一端には、ワード
ブロックデコーダ(WB−DEC)が接続されている。
【0020】ワード線W、データ線Dおよびブロック選
択用のアドレス信号は、アドレス端子(A0 〜A16)か
ら入力され、アドレスバッファ(ADB)を介して前記
Xデコーダ(X−DEC)、Yデコーダ(Y−DE
C)、データブロックデコーダ(DB−DEC)、ワー
ドブロックデコーダ(WB−DEC)に入力される。
択用のアドレス信号は、アドレス端子(A0 〜A16)か
ら入力され、アドレスバッファ(ADB)を介して前記
Xデコーダ(X−DEC)、Yデコーダ(Y−DE
C)、データブロックデコーダ(DB−DEC)、ワー
ドブロックデコーダ(WB−DEC)に入力される。
【0021】データの書き込み、消去および読み出しの
制御は、制御回路(CONT)によって行われる。本実
施例の場合、制御回路(CONT)には、動作電圧Vcc
などの電源電圧やライトイネーブル(バーWE)などの
制御信号が入力され、書き込み電圧Vpp、不揮発性メモ
リのソース電圧Vs などの電圧や種々の制御信号が形成
される。
制御は、制御回路(CONT)によって行われる。本実
施例の場合、制御回路(CONT)には、動作電圧Vcc
などの電源電圧やライトイネーブル(バーWE)などの
制御信号が入力され、書き込み電圧Vpp、不揮発性メモ
リのソース電圧Vs などの電圧や種々の制御信号が形成
される。
【0022】次に、本実施例の不揮発性メモリの回路動
作を説明する。
作を説明する。
【0023】まず、制御回路(CONT)によってデー
タブロックデコーダ(DB−DEC)とワードブロック
デコーダ(WB−DEC)とが動作状態にされ、アドレ
ス端子(A0 〜A16)からのアドレス信号によって所定
のブロックBが選択される。たとえばブロックB[0,
0]の選択は、ブロック選択線DB0 とブロック選択線
WB0 とによって行われる。
タブロックデコーダ(DB−DEC)とワードブロック
デコーダ(WB−DEC)とが動作状態にされ、アドレ
ス端子(A0 〜A16)からのアドレス信号によって所定
のブロックBが選択される。たとえばブロックB[0,
0]の選択は、ブロック選択線DB0 とブロック選択線
WB0 とによって行われる。
【0024】次に、制御回路(CONT)によってXデ
コーダ(X−DEC)とYデコーダ(Y−DEC)とが
動作状態にされ、アドレス端子(A0 〜A16)からのア
ドレス信号によって所定のワード線Wとデータ線D、た
とえばブロックB[0,0]に接続されたワード線W0
とデータ線D0 とが選択される。本実施例の場合、アド
レス信号のうち、上位アドレスがブロック選択に使用さ
れ、下位アドレスがワード線Wとデータ線Dとの選択に
使用される。
コーダ(X−DEC)とYデコーダ(Y−DEC)とが
動作状態にされ、アドレス端子(A0 〜A16)からのア
ドレス信号によって所定のワード線Wとデータ線D、た
とえばブロックB[0,0]に接続されたワード線W0
とデータ線D0 とが選択される。本実施例の場合、アド
レス信号のうち、上位アドレスがブロック選択に使用さ
れ、下位アドレスがワード線Wとデータ線Dとの選択に
使用される。
【0025】ワード線W、データ線Dは、それぞれのブ
ロックBに共通に接続されているので、たとえばワード
線W0 を選択するとブロックB[0,0]だけでなく非
選択のブロックB[0,1]も同時に選択され、データ
線D0 を選択するとブロックB[0,0]だけでなく非
選択のブロックB[1,0]も同時に選択される。
ロックBに共通に接続されているので、たとえばワード
線W0 を選択するとブロックB[0,0]だけでなく非
選択のブロックB[0,1]も同時に選択され、データ
線D0 を選択するとブロックB[0,0]だけでなく非
選択のブロックB[1,0]も同時に選択される。
【0026】しかし、本実施例においては以下に説明す
るように、選択されたブロックB[0,0]のメモリセ
ルにのみワード線電位、データ線電位、ソース電位が供
給され、非選択のブロックB[1,0]、[0,1]に
はこれらの電位が供給されない構成となっている。従っ
て、たとえば512バイト bite 単位でデータの書き込
み、消去を行う場合は、選択された一つのブロックB内
のメモリセルにのみ書き込み、消去の電圧が印加され
る。この結果、非選択ブロックには書き込み、消去の電
圧が印加されないので、ディスターブによるメモリセル
の特性変動を確実に防止することができる。
るように、選択されたブロックB[0,0]のメモリセ
ルにのみワード線電位、データ線電位、ソース電位が供
給され、非選択のブロックB[1,0]、[0,1]に
はこれらの電位が供給されない構成となっている。従っ
て、たとえば512バイト bite 単位でデータの書き込
み、消去を行う場合は、選択された一つのブロックB内
のメモリセルにのみ書き込み、消去の電圧が印加され
る。この結果、非選択ブロックには書き込み、消去の電
圧が印加されないので、ディスターブによるメモリセル
の特性変動を確実に防止することができる。
【0027】次に、メモリマットをNOR型で構成した
場合のブロックBの内部構成を図2、図3を用いて説明
する。なお、ここではブロックB[0,0]を代表とし
て説明するが、他のブロックB[1,0]、[0,
1]、[1,1]の内部構成も同じである。
場合のブロックBの内部構成を図2、図3を用いて説明
する。なお、ここではブロックB[0,0]を代表とし
て説明するが、他のブロックB[1,0]、[0,
1]、[1,1]の内部構成も同じである。
【0028】図2に示すように、ブロックB[0,0]
は、電気的に書き込みおよび消去が可能なメモリセルを
マトリクス状に配置したメモリマットMAT、ワード線
選択スイッチSWWおよびデータ線選択スイッチSWD
で構成されている。メモリマットMAT内のメモリセル
は、図3に示すように、たとえばp型の半導体基板1に
形成された一対のn型半導体領域2,2からなるソー
ス、ドレイン、半導体基板1上に形成された第1ゲート
絶縁膜3、フローティングゲート4、第2ゲート絶縁膜
5およびコントロールゲート6からなるMISFETQ
で構成されている。
は、電気的に書き込みおよび消去が可能なメモリセルを
マトリクス状に配置したメモリマットMAT、ワード線
選択スイッチSWWおよびデータ線選択スイッチSWD
で構成されている。メモリマットMAT内のメモリセル
は、図3に示すように、たとえばp型の半導体基板1に
形成された一対のn型半導体領域2,2からなるソー
ス、ドレイン、半導体基板1上に形成された第1ゲート
絶縁膜3、フローティングゲート4、第2ゲート絶縁膜
5およびコントロールゲート6からなるMISFETQ
で構成されている。
【0029】特に限定はされないが、本実施例の場合、
上記MISFETQの第1ゲート絶縁膜3は10nmと薄
く形成されており、データの書き込みは、コントロール
ゲート6に10〜12V、ドレインに5〜7Vをそれぞ
れ印加し、ソースを0Vにしてドレイン端で発生するチ
ャネル・ホットエレクトロンをフローティングゲート4
に注入して行う。また、データの消去は、コントロール
ゲート6を0V、ドレインをフローティング状態にし、
ソースに12Vを印加してファウラー・ノルトハイム・
トンネルによってフローティングゲート4からソースに
エレクトロンを引き抜いて行う。
上記MISFETQの第1ゲート絶縁膜3は10nmと薄
く形成されており、データの書き込みは、コントロール
ゲート6に10〜12V、ドレインに5〜7Vをそれぞ
れ印加し、ソースを0Vにしてドレイン端で発生するチ
ャネル・ホットエレクトロンをフローティングゲート4
に注入して行う。また、データの消去は、コントロール
ゲート6を0V、ドレインをフローティング状態にし、
ソースに12Vを印加してファウラー・ノルトハイム・
トンネルによってフローティングゲート4からソースに
エレクトロンを引き抜いて行う。
【0030】図2に示すように、MISFETQのコン
トロールゲートはサブワード線w(w0 〜wL ) に接続
され、ドレインはサブデータ線d(d0 〜dK ) に接続
されている。サブワード線wは、前記ワード線選択スイ
ッチSWWを介してワード線Wに接続され、サブデータ
線dは、前記データ線選択スイッチSDWを介してデー
タ線Dに接続されている。
トロールゲートはサブワード線w(w0 〜wL ) に接続
され、ドレインはサブデータ線d(d0 〜dK ) に接続
されている。サブワード線wは、前記ワード線選択スイ
ッチSWWを介してワード線Wに接続され、サブデータ
線dは、前記データ線選択スイッチSDWを介してデー
タ線Dに接続されている。
【0031】ワード線選択スイッチSWWは、行方向に
配置した複数のMISFETT1 で構成されている。こ
れらのMISFETT1 は、それぞれのワード線Wとサ
ブワード線wとに一つずつ接続され、そのソース、ドレ
インの一方がワード線W、他方がサブワード線wに接続
されている。
配置した複数のMISFETT1 で構成されている。こ
れらのMISFETT1 は、それぞれのワード線Wとサ
ブワード線wとに一つずつ接続され、そのソース、ドレ
インの一方がワード線W、他方がサブワード線wに接続
されている。
【0032】また、データ線選択スイッチSDWは、列
方向に配置した複数のMISFETT3 で構成されてい
る。これらのMISFETT3 は、それぞれのデータ線
Dとサブデータ線dとに一つずつ接続され、そのソー
ス、ドレインの一方がデータ線D、他方がサブデータ線
dに接続されている。
方向に配置した複数のMISFETT3 で構成されてい
る。これらのMISFETT3 は、それぞれのデータ線
Dとサブデータ線dとに一つずつ接続され、そのソー
ス、ドレインの一方がデータ線D、他方がサブデータ線
dに接続されている。
【0033】メモリマットMAT内のMISFETQ
(メモリセル)のソースは互いに接続され、そのゲート
電極がワード線W方向のブロック選択線WB0 に接続さ
れたMISFETT2 を介して共通のソース線S0 に接
続されている。ソース線S0 は、ワード線W方向のブロ
ックBに共通して設けられている。本実施例の場合、ソ
ース線S0 は、ワード線W方向のブロックB[0,
0]、ブロックB[0,1]に共通して設けられてい
る。また、ソース線S0 には、そのゲート電極がデータ
線D方向のブロック選択線DB0 に接続されたMISF
ETT4 を介してソース電位Vs が供給される。
(メモリセル)のソースは互いに接続され、そのゲート
電極がワード線W方向のブロック選択線WB0 に接続さ
れたMISFETT2 を介して共通のソース線S0 に接
続されている。ソース線S0 は、ワード線W方向のブロ
ックBに共通して設けられている。本実施例の場合、ソ
ース線S0 は、ワード線W方向のブロックB[0,
0]、ブロックB[0,1]に共通して設けられてい
る。また、ソース線S0 には、そのゲート電極がデータ
線D方向のブロック選択線DB0 に接続されたMISF
ETT4 を介してソース電位Vs が供給される。
【0034】次に、メモリセルの書き込み、消去および
読み出し動作を順次説明する。なお、ここではブロック
B[0,0]内のメモリセルを代表として説明する。
読み出し動作を順次説明する。なお、ここではブロック
B[0,0]内のメモリセルを代表として説明する。
【0035】データの書き込みは、まずブロック選択線
DB0 とブロック選択線WB0 とを“H”にし、MIS
FETT1 〜T4 をONにしてブロックB[0,0]を
選択した後、Xデコーダ(X−DEC)とYデコーダ
(Y−DEC)とにより、例えばワード線W0 とデータ
線D0 とを選択し、図2の○印で囲んだメモリセル(M
ISFETQ)に前述した方法で書き込みを行う。
DB0 とブロック選択線WB0 とを“H”にし、MIS
FETT1 〜T4 をONにしてブロックB[0,0]を
選択した後、Xデコーダ(X−DEC)とYデコーダ
(Y−DEC)とにより、例えばワード線W0 とデータ
線D0 とを選択し、図2の○印で囲んだメモリセル(M
ISFETQ)に前述した方法で書き込みを行う。
【0036】ブロックB[0,0]においては、MIS
FETT1 およびMISFETT3がONになっている
ので、サブワード線w0 とサブデータ線d0 とが選択さ
れ、選択されたメモリセル(MISFETQ)のコント
ロールゲートとドレインとにそれぞれ書き込み電圧が印
加される。また、同時にMISFETT2 およびMIS
FETT3 もONになっているので、選択されたメモリ
セルを含むブロックB[0,0]内のすべてのメモリセ
ルのソースがソース電位Vs に接続される。書き込み時
には、このソース電位Vs は接地(GND)電位に設定
される。
FETT1 およびMISFETT3がONになっている
ので、サブワード線w0 とサブデータ線d0 とが選択さ
れ、選択されたメモリセル(MISFETQ)のコント
ロールゲートとドレインとにそれぞれ書き込み電圧が印
加される。また、同時にMISFETT2 およびMIS
FETT3 もONになっているので、選択されたメモリ
セルを含むブロックB[0,0]内のすべてのメモリセ
ルのソースがソース電位Vs に接続される。書き込み時
には、このソース電位Vs は接地(GND)電位に設定
される。
【0037】ブロックB[0,0]とワード線W0 を共
通にする非選択のブロックB[0,1]においては、ワ
ード線W方向のブロック選択線WB1 が“L”であるた
めにMISFETT1 はOFFになり、サブワード線w
0 には書き込み電圧が供給されない。また、ブロックB
[0,0]とデータ線D0 を共通にする非選択のブロッ
クB[1,0]においては、データ線D方向のブロック
選択線DB1 が“L”になっているためにMISFET
T3 はOFFになり、サブデータ線d0 には書き込み電
圧が供給されない。
通にする非選択のブロックB[0,1]においては、ワ
ード線W方向のブロック選択線WB1 が“L”であるた
めにMISFETT1 はOFFになり、サブワード線w
0 には書き込み電圧が供給されない。また、ブロックB
[0,0]とデータ線D0 を共通にする非選択のブロッ
クB[1,0]においては、データ線D方向のブロック
選択線DB1 が“L”になっているためにMISFET
T3 はOFFになり、サブデータ線d0 には書き込み電
圧が供給されない。
【0038】非選択のブロックB[0,1]において
は、MISFETT3 がONになっているが、データ線
DK+1 〜DN が非選択の状態にあるために書き込み電圧
は供給されない。また、非選択のブロックB[1,0]
においては、MISFETT1がONになっているが、
ワード線WL+1 〜WM が非選択の状態にあるために書き
込み電圧は供給されない。
は、MISFETT3 がONになっているが、データ線
DK+1 〜DN が非選択の状態にあるために書き込み電圧
は供給されない。また、非選択のブロックB[1,0]
においては、MISFETT1がONになっているが、
ワード線WL+1 〜WM が非選択の状態にあるために書き
込み電圧は供給されない。
【0039】以上のような動作により、書き込み電圧
は、選択されたブロックBにのみ供給され、非選択のブ
ロックBには供給されないので、非選択のブロックB内
のメモリセルにはディスターブによる特性不良が発生す
ることはない。
は、選択されたブロックBにのみ供給され、非選択のブ
ロックBには供給されないので、非選択のブロックB内
のメモリセルにはディスターブによる特性不良が発生す
ることはない。
【0040】次に、データの消去は、ブロックBを単位
として一括して行われる。ブロックBの選択は、前述し
た書き込み動作と同様に行われ、MISFETT1 〜T
4 がONになる。例えばブロックB[0,0]を選択
し、その内部のメモリセルを一括消去する場合は、ワー
ド線W0 〜WL が接地(GND)電位に設定される。こ
のとき、MISFETT1 がONになっているので、サ
ブワード線w0 〜wL も接地(GND)電位となる。
として一括して行われる。ブロックBの選択は、前述し
た書き込み動作と同様に行われ、MISFETT1 〜T
4 がONになる。例えばブロックB[0,0]を選択
し、その内部のメモリセルを一括消去する場合は、ワー
ド線W0 〜WL が接地(GND)電位に設定される。こ
のとき、MISFETT1 がONになっているので、サ
ブワード線w0 〜wL も接地(GND)電位となる。
【0041】データ線Dは、すべてフローティング状態
にされる。これにより、MISFETT3 のON/OF
Fにかかわらず、ブロックB[0,0]のサブデータ線
d0〜dK もフローティング状態となる。また、MIS
FETT2 およびMISFETT4 がONになっている
ので、ブロックB[0,0]内のすべてのメモリセル
(MISFETQ)のソースにソース電圧Vs が印加さ
れ、これにより、一括消去が行われる。
にされる。これにより、MISFETT3 のON/OF
Fにかかわらず、ブロックB[0,0]のサブデータ線
d0〜dK もフローティング状態となる。また、MIS
FETT2 およびMISFETT4 がONになっている
ので、ブロックB[0,0]内のすべてのメモリセル
(MISFETQ)のソースにソース電圧Vs が印加さ
れ、これにより、一括消去が行われる。
【0042】ここで、非選択のブロックB[0,1]に
は、ブロックB[0,0]と共通のソース線S0 が配置
されているが、MISFETT2 がOFFであるために
消去用のソース電圧Vs は印加されず、従って、消去は
行われない。また、非選択のブロックB[1,0]は、
MISFETT4 がONであるために、ブロックB
[0,1]と同様、消去用のソース電圧Vs は印加され
ず、従って、消去は行われない。
は、ブロックB[0,0]と共通のソース線S0 が配置
されているが、MISFETT2 がOFFであるために
消去用のソース電圧Vs は印加されず、従って、消去は
行われない。また、非選択のブロックB[1,0]は、
MISFETT4 がONであるために、ブロックB
[0,1]と同様、消去用のソース電圧Vs は印加され
ず、従って、消去は行われない。
【0043】なお、本実施例では、消去に先立ってすべ
てのメモリセル(またはフローティングゲート中にエレ
クトロンのない“1”状態のメモリセル)に対して書き
込み(プレライト)を行い、消去時にメモリセル(MI
SFETQ)のしきい値電圧がディプレッション状態に
なる過消去を防止するようにしている。
てのメモリセル(またはフローティングゲート中にエレ
クトロンのない“1”状態のメモリセル)に対して書き
込み(プレライト)を行い、消去時にメモリセル(MI
SFETQ)のしきい値電圧がディプレッション状態に
なる過消去を防止するようにしている。
【0044】次に、データの読出し動作は、選択された
メモリセル(MISFETQ)のコントロールゲートと
ドレインとに(書き込み電圧に代えて)読出し電圧を印
加する点を除けば、データの書き込み動作と同じであ
る。
メモリセル(MISFETQ)のコントロールゲートと
ドレインとに(書き込み電圧に代えて)読出し電圧を印
加する点を除けば、データの書き込み動作と同じであ
る。
【0045】なお、本実施例においては、選択されたブ
ロックB内においても、ワード線Wまたはデータ線の一
方が非選択状態にあるメモリセルにはディスターブのス
トレスが加わるが、一つのブロックBの容量が小さい
(本実施例では512バイト)ため、このストレスの影
響は僅かである。
ロックB内においても、ワード線Wまたはデータ線の一
方が非選択状態にあるメモリセルにはディスターブのス
トレスが加わるが、一つのブロックBの容量が小さい
(本実施例では512バイト)ため、このストレスの影
響は僅かである。
【0046】また、書き込み、消去をブロックB単位で
行い、書き込み前および消去前には必ず初期化を行うの
で、過消去などが発生し難い。すなわち、消去前には必
ずプレライトによりすべてのメモリセルを“0”状態に
してから消去を行い“1”状態にするので、書き込み前
には必ず“1”状態になっているからである。
行い、書き込み前および消去前には必ず初期化を行うの
で、過消去などが発生し難い。すなわち、消去前には必
ずプレライトによりすべてのメモリセルを“0”状態に
してから消去を行い“1”状態にするので、書き込み前
には必ず“1”状態になっているからである。
【0047】図4は、メモリマットをコンタクトアレイ
(CA)型で構成した場合のブロックBの内部構成であ
る。
(CA)型で構成した場合のブロックBの内部構成であ
る。
【0048】この場合、メモリマットMATは、図5に
示すように、ワード線W方向に沿って隣接する複数のメ
モリセル(MISFETQ)間でソースまたはドレイン
となるn型半導体領域2が共有され、このn型半導体領
域2で埋込み型のサブデータ線d(d0 〜dK ) が構成
される。
示すように、ワード線W方向に沿って隣接する複数のメ
モリセル(MISFETQ)間でソースまたはドレイン
となるn型半導体領域2が共有され、このn型半導体領
域2で埋込み型のサブデータ線d(d0 〜dK ) が構成
される。
【0049】ブロックBの選択方法は、メモリマットM
ATを前記NOR型で構成した場合と同じである。
ATを前記NOR型で構成した場合と同じである。
【0050】(実施例2)図6は、本実施例の不揮発性
メモリの構成を示すブロック図である。ここでは主とし
てブロックB[0,0]について説明するが、他のブロ
ックB[1,0]、[0,1]、[1,1]の内部構成
も同じである。
メモリの構成を示すブロック図である。ここでは主とし
てブロックB[0,0]について説明するが、他のブロ
ックB[1,0]、[0,1]、[1,1]の内部構成
も同じである。
【0051】図6に示すように、ブロックB[0,0]
は、電気的に書き込みおよび消去が可能なメモリセル
(MISFETQ)をマトリクス状に配置したメモリマ
ットMAT、第1スイッチ回路SW1 および第2スイッ
チ回路SW2 で構成されている。
は、電気的に書き込みおよび消去が可能なメモリセル
(MISFETQ)をマトリクス状に配置したメモリマ
ットMAT、第1スイッチ回路SW1 および第2スイッ
チ回路SW2 で構成されている。
【0052】上記MISFETQのコントロールゲート
は、サブワード線w(w0 〜w3)に接続され、さらに第
1スイッチ回路SW1 を介してワード線W(W0 〜W3)
に接続されている。この第1スイッチ回路SW1 は、前
記実施例1のワード線選択スイッチSWWと同様、行方
向に配置した複数のMISFETT1 で構成されてい
る。また、MISFETQのドレインは、データ線D
(D0 〜D3)に直接接続されており、前記実施例1のよ
うなデータ線選択スイッチSDWやサブデータ線dは設
けられていない。
は、サブワード線w(w0 〜w3)に接続され、さらに第
1スイッチ回路SW1 を介してワード線W(W0 〜W3)
に接続されている。この第1スイッチ回路SW1 は、前
記実施例1のワード線選択スイッチSWWと同様、行方
向に配置した複数のMISFETT1 で構成されてい
る。また、MISFETQのドレインは、データ線D
(D0 〜D3)に直接接続されており、前記実施例1のよ
うなデータ線選択スイッチSDWやサブデータ線dは設
けられていない。
【0053】それぞれのブロックBのメモリセル(MI
SFETQ)のソースは共通に接続され、第2スイッチ
回路SW2 を介して共通ソース線SL(SL0,SL1)に
接続されている。この第2スイッチ回路SW2 は、その
ゲート電極がワード線W方向のブロック選択線WB(W
B0,WB1)によって制御されるMISFETT2 で構成
されている。共通ソース線SLには第3スイッチ回路S
W3 を介して所定の電位が供給される。
SFETQ)のソースは共通に接続され、第2スイッチ
回路SW2 を介して共通ソース線SL(SL0,SL1)に
接続されている。この第2スイッチ回路SW2 は、その
ゲート電極がワード線W方向のブロック選択線WB(W
B0,WB1)によって制御されるMISFETT2 で構成
されている。共通ソース線SLには第3スイッチ回路S
W3 を介して所定の電位が供給される。
【0054】上記メモリセルにデータを書き込む際、ワ
ード線W方向のブロックBの選択は前記実施例1と同様
に行われる。すなわち、ブロックB[0,0]を選択す
る場合には、ブロック選択線WB0 を“H”にしてMI
SFETT1 をONにし、サブワード線w0,w1 に書き
込み電圧を印加する。データ線Dは、選択されたブロッ
クB[0,0]に接続されているデータ線D0,D1 のみ
が選択される。
ード線W方向のブロックBの選択は前記実施例1と同様
に行われる。すなわち、ブロックB[0,0]を選択す
る場合には、ブロック選択線WB0 を“H”にしてMI
SFETT1 をONにし、サブワード線w0,w1 に書き
込み電圧を印加する。データ線Dは、選択されたブロッ
クB[0,0]に接続されているデータ線D0,D1 のみ
が選択される。
【0055】選択されたブロックB[0,0]に接続さ
れている共通ソース線SL0 は、第3スイッチ回路SW
3 によって接地(GND)電位に設定される。このと
き、第2スイッチ回路SW2 のMISFETT2 がON
になっているので、ブロックB[0,0]内のすべての
メモリセルのソースも接地(GND)電位に設定され
る。このとき、ブロックB[0,0]とデータ線D0 を
共通にする非選択のブロックB[1,0]には、第3ス
イッチ回路SW3 によってデータ線ディスターブ防止電
圧Vdis が供給される。
れている共通ソース線SL0 は、第3スイッチ回路SW
3 によって接地(GND)電位に設定される。このと
き、第2スイッチ回路SW2 のMISFETT2 がON
になっているので、ブロックB[0,0]内のすべての
メモリセルのソースも接地(GND)電位に設定され
る。このとき、ブロックB[0,0]とデータ線D0 を
共通にする非選択のブロックB[1,0]には、第3ス
イッチ回路SW3 によってデータ線ディスターブ防止電
圧Vdis が供給される。
【0056】また、ブロックB[0,0]とワード線W
0 を共通にする非選択のブロックB[0,1]において
は、ワード線W方向のブロック選択線WB1 が“L”で
あるために、第1スイッチ回路SW1 のMISFETT
1 はOFFになり、サブワード線w0,w1 には書き込み
電圧が印加されないので、ワード線Wのディスターブは
発生しない。
0 を共通にする非選択のブロックB[0,1]において
は、ワード線W方向のブロック選択線WB1 が“L”で
あるために、第1スイッチ回路SW1 のMISFETT
1 はOFFになり、サブワード線w0,w1 には書き込み
電圧が印加されないので、ワード線Wのディスターブは
発生しない。
【0057】また、ブロックB[0,0]とデータ線D
0 を共通にする非選択のブロックB[1,0]において
は、メモリセル(MISFETQ)のドレインにデータ
線電位が供給されるが、ソースにディスターブ防止電圧
Vdis が印加されるので、データ線Dのディスターブも
発生しない。
0 を共通にする非選択のブロックB[1,0]において
は、メモリセル(MISFETQ)のドレインにデータ
線電位が供給されるが、ソースにディスターブ防止電圧
Vdis が印加されるので、データ線Dのディスターブも
発生しない。
【0058】データの消去は、前記実施例1と同様、ブ
ロックBを単位として一括して行われる。
ロックBを単位として一括して行われる。
【0059】サブワード線wは、実施例1と同様にして
接地(GND)電位に設定される。ブロックB[0,
0]を選択する場合は、ワード線W0,W1 を接地(GN
D)電位にしてMISFETT1 をONにし、データ線
Dをすべてフローティング状態にし、第3スイッチ回路
SW3 によって共通ソース線SL0 に消去電圧VE を供
給する。このとき、ブロックB[0,0]においては、
第2スイッチ回路SW2のMISFETT2 がONにな
っているので、ブロックB[0,0]内のすべてのメモ
リセルのソースに共通ソース線SL0 の消去電圧VE が
印加され、一括消去が行われる。
接地(GND)電位に設定される。ブロックB[0,
0]を選択する場合は、ワード線W0,W1 を接地(GN
D)電位にしてMISFETT1 をONにし、データ線
Dをすべてフローティング状態にし、第3スイッチ回路
SW3 によって共通ソース線SL0 に消去電圧VE を供
給する。このとき、ブロックB[0,0]においては、
第2スイッチ回路SW2のMISFETT2 がONにな
っているので、ブロックB[0,0]内のすべてのメモ
リセルのソースに共通ソース線SL0 の消去電圧VE が
印加され、一括消去が行われる。
【0060】ここで、ワード線W方向の隣接する非選択
のブロックB[0,1]には、ブロックB[0,0]と
共通の共通ソース線SL0 が接続されているが、第2ス
イッチ回路SW2 のMISFETT2 がOFFであるた
めに、すべてのメモリセルのソースには消去電圧VE が
印加されず、従って、消去は行われない。また、他のブ
ロックB[1,0]、B[1,1]の共通ソース線SL
1 は、第3スイッチ回路SW3 によって接地(GND)
電位にされるので、消去は行われない。
のブロックB[0,1]には、ブロックB[0,0]と
共通の共通ソース線SL0 が接続されているが、第2ス
イッチ回路SW2 のMISFETT2 がOFFであるた
めに、すべてのメモリセルのソースには消去電圧VE が
印加されず、従って、消去は行われない。また、他のブ
ロックB[1,0]、B[1,1]の共通ソース線SL
1 は、第3スイッチ回路SW3 によって接地(GND)
電位にされるので、消去は行われない。
【0061】以上のような動作により、前記実施例1と
同様、非選択のブロックB内のメモリセルにはディスタ
ーブによる特性不良が発生することはない。
同様、非選択のブロックB内のメモリセルにはディスタ
ーブによる特性不良が発生することはない。
【0062】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0063】例えば前記実施例では、データの書き込み
は、チャネル・ホットエレクトロンをフローティングゲ
ートに注入して行ったが、ファウラー・ノルトハイム・
トンエレクトロンをフローティングゲートに注入してデ
ータの書き込みを行ってもよい。
は、チャネル・ホットエレクトロンをフローティングゲ
ートに注入して行ったが、ファウラー・ノルトハイム・
トンエレクトロンをフローティングゲートに注入してデ
ータの書き込みを行ってもよい。
【0064】
【発明の効果】本願によって開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下の通りである。
【0065】本発明の半導体集積回路装置によれば、選
択されたアレイブロックのメモリセルにのみ書き込み、
消去の電圧が印加され、非選択ブロックには書き込み、
消去の電圧が印加されないので、ディスターブによるメ
モリセルの特性変動を確実に防止することができる。ま
た、書き込み、消去をブロック単位で行うことにより、
選択ブロックにおいてもディスターブの発生を防止する
ことができる。
択されたアレイブロックのメモリセルにのみ書き込み、
消去の電圧が印加され、非選択ブロックには書き込み、
消去の電圧が印加されないので、ディスターブによるメ
モリセルの特性変動を確実に防止することができる。ま
た、書き込み、消去をブロック単位で行うことにより、
選択ブロックにおいてもディスターブの発生を防止する
ことができる。
【0066】これにより、不揮発性メモリの信頼性が向
上し、書き込みおよび消去の回数を増加することができ
る。また、書き込みおよび消去の単位あたりメモリセル
数を増加することができるので、不揮発性メモリの高速
動作を図ることができる。
上し、書き込みおよび消去の回数を増加することができ
る。また、書き込みおよび消去の単位あたりメモリセル
数を増加することができるので、不揮発性メモリの高速
動作を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例である不揮発性メモリの構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】メモリマットをNOR型で構成した場合のブロ
ックの内部構成を示すブロック図である。
ックの内部構成を示すブロック図である。
【図3】図2のメモリマットを構成するMISFETの
概略構成図である。
概略構成図である。
【図4】メモリマットをコンタクトアレイ型で構成した
場合のブロックの内部構成を示すブロック図である。
場合のブロックの内部構成を示すブロック図である。
【図5】図4のメモリマットを構成するMISFETの
概略構成図である。
概略構成図である。
【図6】本発明の他の実施例である不揮発性メモリの構
成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
【図7】電気的に書き込みおよび消去が可能な不揮発性
メモリの構成の一例を示すブロック図である。
メモリの構成の一例を示すブロック図である。
1 半導体基板 2 n型半導体領域 3 第1ゲート絶縁膜 4 フローティングゲート 5 第2ゲート絶縁膜 6 コントロールゲート ADB アドレスバッファ B ブロック CONT 制御回路 D データ線 d サブデータ線 DB ブロック選択線 DB−DEC データブロックデコーダ DIO 入出力端子 DIO−BUF データ入出力回路 MAT メモリマット Q MISFET(メモリセル) S0 ソース線 SA 読み出し回路 SL 共通ソース線 SW1 第1スイッチ回路 SW2 第2スイッチ回路 SW3 第3スイッチ回路 SWD データ線選択スイッチ SWW ワード線選択スイッチ T1 〜T4 MISFET W ワード線 w サブワード線 WB ブロック選択線 WB−DEC ワードブロックデコーダ WRITE 書き込み回路 X−DEC Xデコーダ Y−DEC Yデコーダ Y−SELECT Y−セレクト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/792 H01L 29/78 371 (72)発明者 松尾 章則 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日 立超エル・エス・アイ・エンジニアリング 株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 電気的に書き込みおよび消去が可能な不
揮発性メモリをマトリクス状に配置したメモリセルと、
複数本のワード線と、複数の第1スイッチ回路のいずれ
かを介して前記ワード線に接続され、かつ前記ワード線
と並行して配置された複数本のサブワード線と、前記複
数本のワード線と交差して配置された複数本のデータ線
と、複数の第2スイッチ回路のいずれかを介して前記デ
ータ線に接続され、かつ前記データ線と並行して配置さ
れた複数本のサブデータ線とを備え、前記不揮発性メモ
リを構成するMISFETのゲート電極が前記サブワー
ド線に接続され、ソース、ドレインの少なくとも一方が
前記サブデータ線に接続されていることを特徴とする半
導体集積回路装置。 - 【請求項2】 前記第1スイッチ回路は、ソース、ドレ
インの一方が前記ワード線に接続され、他方が前記サブ
ワード線に接続されたMISFETで構成され、前記第
2スイッチ回路は、ソース、ドレインの一方が前記デー
タ線に接続され、他方が前記サブデータ線に接続された
MISFETで構成されていることを特徴とする請求項
1記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項3】 前記不揮発性メモリを構成するMISF
ETは、フローティングゲートと前記サブワード線に接
続されたコントロールゲートとを備え、データの書き込
みは、チャネル・ホットエレクトロンまたはファウラー
・ノルトハイム・トンネルで行い、データの消去は、フ
ァウラー・ノルトハイム・トンネルで行うことを特徴と
する請求項1または2記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項4】 第1導電型の半導体基板の主面に第1ゲ
ート絶縁膜を介して設けられたフローティングゲート
と、前記フローティングゲート上に第2ゲート絶縁膜を
介して設けられたコントロールゲートと、前記フローテ
ィングゲートを挟むように設けられた一対のソース、ド
レインからなる第2導電型の半導体領域とを備え、前記
コントロールゲートがワード線に接続され、前記ソー
ス、ドレインの少なくとも一方がデータ線に接続された
MISFETで構成された電気的に書き込みおよび消去
が可能な不揮発性メモリをマトリクス状に配置したメモ
リアレイを有し、前記メモリアレイを前記ワード線方向
および前記データ線方向に沿ってそれぞれ複数のアレイ
ブロックに分割し、書き込み電圧および消去電圧のそれ
ぞれを選択された1つのアレイブロックにのみ印加する
ようにしたことを特徴とする半導体集積回路装置。 - 【請求項5】 前記それぞれのアレイブロック内の不揮
発性メモリのコントロールゲートはサブワード線に接続
され、ドレインはサブデータ線に接続され、ソースは前
記アレイブロック内の一つの共通ソースに接続されてお
り、ワード線方向に隣接する前記それぞれのアレイブロ
ック内の前記サブワード線は、第1スイッチ回路を介し
て前記それぞれのアレイブロックに共通のワード線に接
続され、ワード線方向に隣接する前記それぞれのアレイ
ブロック内の前記共通ソースは、第2スイッチ回路を介
して前記ワード線方向に共通する共通ソース線に接続さ
れ、データ線方向に隣接する前記それぞれのアレイブロ
ック内の前記共通ソース線は、第3スイッチ回路を介し
てソース電位に接続されていることを特徴とする請求項
4記載の半導体集積回路装置。 - 【請求項6】 データの書き込み時には、選択されたア
レイブロック内の前記サブワード線にのみ前記第1スイ
ッチ回路から書き込み電圧を供給すると共に、少なくと
も前記選択されたアレイブロック内の共通ソースを前記
第2および第3スイッチ回路により接地電位にし、デー
タの消去時には、少なくとも前記選択されたアレイブロ
ック内の前記サブワード線を前記第1スイッチ回路によ
り接地電位にすると共に、前記選択されたアレイブロッ
ク内の共通ソースに前記第2および第3スイッチ回路か
ら消去電圧を供給することを特徴とする請求項5記載の
半導体集積回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13074094A JPH087586A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 半導体集積回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13074094A JPH087586A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 半導体集積回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH087586A true JPH087586A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15041500
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13074094A Withdrawn JPH087586A (ja) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | 半導体集積回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH087586A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100328359B1 (ko) * | 1999-06-22 | 2002-03-13 | 윤종용 | 기판 전압 바운싱을 최소화할 수 있는 플래시 메모리 장치 및그것의 프로그램 방법 |
-
1994
- 1994-06-14 JP JP13074094A patent/JPH087586A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100328359B1 (ko) * | 1999-06-22 | 2002-03-13 | 윤종용 | 기판 전압 바운싱을 최소화할 수 있는 플래시 메모리 장치 및그것의 프로그램 방법 |
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---|---|---|---|
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