JPH087521Y2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH087521Y2
JPH087521Y2 JP1985097040U JP9704085U JPH087521Y2 JP H087521 Y2 JPH087521 Y2 JP H087521Y2 JP 1985097040 U JP1985097040 U JP 1985097040U JP 9704085 U JP9704085 U JP 9704085U JP H087521 Y2 JPH087521 Y2 JP H087521Y2
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JP
Japan
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erasing
signal
rotary
head
magnetic
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JP1985097040U
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JPS627605U (ja
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弘幸 梅田
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は磁気記録再生装置に係り、特に磁気テープ上
へのビデオ信号やオーディオ信号の記録を行なう回転磁
気ヘッドを取付けた回転ドラムを備えたビデオテープレ
コーダ(VTR)あるいはオーディオテープレコーダ(AT
R)等の磁気記録再生装置に関する。
(従来の技術) 従来より、回転ドラムの外周に略180°強に亘って磁
気テープを巻回し、この磁気テープ上に、回転ドラムに
取付けた回転磁気ヘッドにより、傾斜状の信号トラック
を形成するように信号(ビデオ信号あるいはPCMオーデ
ィオ信号など)の記録を行ない,この記録された信号の
再生を行なう、いわゆるヘリカルスキャン型磁気記録再
生装置(以下、VTRという)がある。
このようなVTRには、磁気テープ上に記録された信号
を消去するために、テープ全幅に亘って信号の消去を行
なう固定式の消去ヘッド(全幅消去ヘッド)を設けたVT
Rがある。これに対し、テープ上で既記録信号と新たに
記録しようとする信号との継なぎ目がきれいになるよう
回転ドラムに回転消去ヘッド(フライング・イレース・
ヘッドともいう)を設けて、この回転消去ヘッドによっ
て、回転磁気ヘッドで記録された信号トラック上を走査
して信号の消去を行なうようにしたVTRがある。
上記のような回転消去ヘッドを備えたVTRにおいて、
回転消去ヘッドの幅、すなわち、回転消去ヘッドで消去
される消去トラックの幅は、次のように設定されてい
た。
すなわち、主なるビデオ信号の記録ヘッドである回転
磁気ヘッドの数をHV,回転磁気ヘッドで記録される信号
トラックのピッチをP,回転消去ヘッドの数をHEとする
と、 HV×P÷HE の計算式によって得られる値が消去トラックの幅になる
よう設定されていた。
要するに、回転ドラムが1回転する間に、回転磁気ヘ
ッドが記録する信号トラックの面積と回転消去ヘッドが
走査する消去トラックの面積とが略等しくなるようにし
ている。
従って、回転消去ヘッドによって消去される一の信号
トラック当りの消去回数、すなわち、回転消去ヘッドが
信号トラック上を走査する回数は、1回のみであり、こ
の為、消去率が不足し、既に記録された信号が完全に消
去されずに残ってしまうという問題点があった。
第4図及び第5図は回転ドラムに取付ける回転消去ヘ
ッドの配置を示す図であり、第4図は回転消去ヘッドが
1個の場合、第5図の回転消去ヘッドが2個の場合の配
置をそれぞれ示す図である。
第4図において、1は回転ドラム、2,3は主なるビデ
オ信号を記録するための回転磁気ヘッド、4は回転消去
ヘッドである。
図に示すように、回転磁気ヘッド2,3は、互いに180°
の角度間隔を保って対向するような位置で回転ドラム1
に取付けられ、また、回転消去ヘッド4は回転磁気ヘッ
ド2あるいは3と90°の角度間隔を保った位置に取付け
られている。
また、第5図においても、第4図と同様に、回転磁気
ヘッド6,7は互いに対向するような位置で回転ドラム5
に取付けられ、また、回転消去ヘッド8,9は回転磁気ヘ
ッド6,7に対してそれぞれ90°の角度間隔を保ち、か
つ、互いに180°の角度間隔を保って対向するような位
置に取付けられている。
第6図は、第4図あるいは第5図に示すように配置さ
れた回転磁気ヘッド2,3あるいは6,7で記録されたテープ
パターン及びこのテープパターンに対する回転消去ヘッ
ドの位置関係を示す図である。なお、図示のテープパタ
ーンは、信号トラックがガードバンドレスでアジマス記
録されている例である。
同図に示すように、回転消去ヘッドが1個の場合、第
4図の回転消去ヘッド4が2本の信号トラック(第1,第
2チャンネルの信号トラックをそれぞれ1本ずつ)を同
時に消去できるように回転消去ヘッドの幅が設定されて
いる。
また、回転消去ヘッドが2個の場合、第5図の回転消
去ヘッド8,9がそれぞれ1本のトラックを消去できるよ
うに回転消去ヘッドの幅が設定されている。なお、実際
には、回転消去ヘッド8が第1(あるいは第2)のチャ
ンネルの信号トラックに、回転消去ヘッド9が第2(あ
るいは第1)のチャンネルの信号トラックにそれぞれ対
応する。
従って、前述したように、上記したような構成の回転
消去ヘッドによって消去を行なう場合、回転消去ヘッド
は一の信号トラックを1回のみ走査して消去を行なって
いるだけなので消去率が悪いという問題点があった。ま
た、消去率を上げるためには、特殊な材料及び構造で消
去ヘッドを構成しなければならず、例えば、フェライト
の代わりにセンダスト等の材料を使用し、特にギャップ
部及びトラック幅部のみセンダスト等の材料を用いた構
造にしなければならず、その為、コスト高になる等の問
題点があった。
第7図には、フェライト消去ヘッド及びセンダスト消
去ヘッドにより、それぞれ1回のみ走査による消去ある
いは2回走査による消去を行なった場合の消去特性(消
去電流−消去率)を示す。
同図において、消去率が−20dB以上の消去が行なえれ
ば消去ヘッドとしての性能が十分に得られたことにな
る。特に、フェライトヘッドでも2回走査による消去を
行なうことで、このフェライトヘッドを消去ヘッドとし
て使用することが可能となり、もって、コストが低減化
できる。更に、センダストヘッドを用いて2回走査によ
る消去を行なえば、同じ消去率でも低消費電流で済み、
低消費電力化が図れることになる。
更に、上記の消去率が悪いという問題点を解決するた
めに、固定式の消去ヘッドに複数個のギャップを設け
て、この複数個のギャップで消去を繰り返し行なうよう
にすることも考えられるが、前記したように固定式の消
去ヘッドでは信号の継なぎ目がきれいにならないという
問題点が解決されない。
そこで、本考案は上記した従来の技術の問題点を解決
して、消去ヘッドに複数個のギャップを設けることもな
く、しかも、それを安価に構成できる磁気記録再生装置
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記の目的を達成するために、回転消去ヘ
ッドの幅を、Wの2倍以上の値{ただし、W=(回転磁
気ヘッドの数)×(信号トラックのピッチ)÷(回転消
去ヘッドの数)}になるよう設定し、回転消去ヘッドが
信号トラック上の略全幅を2回以上走査して信号を消去
するようにしたことを特徴とする磁気記録再生装置を提
供するものである。
(作用) 上記の構成の磁気記録再生装置においては、回転消去
ヘッドによって一の信号トラックを2回以上走査して消
去を行ない、もって、信号の消去率の向上が図れる。
(実施例) 本考案になる磁気記録再生装置の一実施例について、
以下に図面と共に説明する。
第1図は本考案になる磁気記録再生装置の一実施例に
よって消去されるテープパターン及びこのテープパター
ンに対する回転消去ヘッドの位置関係を示す図である。
なお、以下の図において、前出の図と同一構成部分には
同一符号を付し、その説明を省略する。
第2図及び第3図は回転ドラムに取付ける回転消去ヘ
ッドの配置を示す図であり、第2図は回転消去ヘッドが
1個の場合、第3図は回転消去ヘッドが2個の場合を示
す図であり、図に示すように、回転磁気ヘッド2,3及び
6,7と、回転消去ヘッド10及び11,12とが第4図及び第5
図のものと同様の配置で、それぞれ回転ドラム1,5に取
付けられている。
また、回転消去ヘッドの幅、すなわち、回転消去ヘッ
ドで消去される消去トラックの幅を、次のように設定す
る。
すなわち、主なるビデオ信号の記録ヘッドである回転
磁気ヘッドの数をHV,回転磁気ヘッドで記録される信号
トラックのピッチをP,回転消去ヘッドの数をHEとする
と、 HV×P÷HE の計算式によって得られる値が消去トラックの幅の2倍
以上の値になるよう設定する。
今、1個の回転消去ヘッド10の場合について考える。
この場合、その幅を信号トラックのピッチの4倍の値に
設定する。
第1図に示すテープパターンにおいて、あるフィール
ド期間では、回転消去ヘッド10は4つの信号トラック
T1,T2,T3,T4を同時に走査して信号の消去を行なう。そ
して、次の次のフィールド期間では、回転消去ヘッド10
(図中、10aで示す)は2つの信号トラック分だけ移動
したところの4つの信号トラックT3,T4,T5,T6を同時に
走査して信号の消去を行なうというように、4トラック
幅の回転消去ヘッド10が、2フィールド毎に順次2つの
信号トラック分ずつ移動し、信号トラック上を走査して
消去を行なう。
従って、第1図では、信号トラックT3,T4が4フィー
ルド期間の間に2回ずつ消去され、次に、信号トラック
T5,T6が4フィールド期間の間に2回ずつ消去され、と
いうように、各信号トラックが順次2回ずつ消去されて
いく。
また、2個の回転消去ヘッド11,12の場合について
は、それぞれの回転消去ヘッドの幅を信号トラックのピ
ッチの2倍の値に設定する。
この場合、第1図に示すテープパターンにおいて、あ
るフィールド期間では、回転消去ヘッド11が2つの信号
トラックT7,T8を同時に走査して消去を行なう。そし
て、次のフィールド期間では、回転消去ヘッド12が2つ
の信号トラックT8,T9を同時に走査して消去を行なう。
従って、第1図では、信号トラックT8が2フィールド
期間の間に2回消去され、次に、信号トラックT9が2フ
ィールド期間の間に2回消去され、というように、各信
号トラックが順次2回ずつ消去されていく。
以上のように、各信号トラックについて、それぞれ2
回ずつの消去を行なっているので、それだけ消去率が向
上される。そして、前述した第7図に示すように、各消
去ヘッドによる2回ずつの消去によれば、十分な消去が
行なえることがわかる。
また、上記した実施例の他にも、回転消去ヘッドの幅
を、前記した条件により設定することにより、例えば、
1個の回転消去ヘッドの場合には、信号トラックのピッ
チの6倍の値に設定することにより、各信号トラックに
ついてそれぞれ3回ずつの消去を行なうことができる。
また、2個の回転消去ヘッドの場合には、信号トラック
のピッチの3倍の値に設定することにより、各信号トラ
ックについてそれぞれ3回ずつの消去を行なうことがで
きる。
なお、上記回転消去ヘッドの個数についても、上記の
実施例には限定されず、前記の条件を満足するように、
回転消去ヘッドの幅を設定するようにすれば、その他の
種々の構成が考えられことは勿論である。
また、既記録信号と新たに記録しようとする信号との
継なぎ目では、新たな記録の始まりの部分である最初の
1〜2フィールド期間では、1回だけの消去となるが、
これは短かい期間なので、特に問題はない。更に、既記
録信号の途中に新たにインサート記録する場合も、イン
サート記録の始まりの部分である最初の1〜2フィール
ド期間では、1回だけの消去となるが、これも同様に特
に問題はない。
(考案の効果) 以上の如く、本考案の磁気記録再生装置によれば、回
転消去ヘッドによって一の信号トラックを2回以上走査
して消去を行ない、もって、信号の消去率の向上を図る
ことができ、更に、消去ヘッドに複数個のギャップを設
けるといった構成にする必要もなく、しかも、それを安
価に構成できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる磁気記録再生装置の一実施例によ
って消去されるテープパターン及びこのテープパターン
に対する回転消去ヘッドの位置関係を示す図、第2図及
び第3図は本考案になる磁気記録再生装置を構成する回
転消去ヘッドの配置を示す図、第4図及び第5図は回転
ドラムに取付ける回転消去ヘッドの配置を示す図、第6
図は回転磁気ヘッドで記録されたテープパターン及びこ
のテープパターンに対する回転消去ヘッドの位置関係を
示す図、第7図は回転消去ヘッドによる消去特性図であ
る。 1,5……回転ドラム、2,3,6,7……回転磁気ヘッド、10
(10a),11,12……回転消去ヘッド、T1〜T9……信号ト
ラック。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラムの外周に所定角度範囲に亘って
    磁気テープを巻回し、前記磁気テープ上に、前記回転ド
    ラムに取付けた回転磁気ヘッドにより、傾斜状の信号ト
    ラックを形成するように信号の記録を行ない、この記録
    された信号の再生を行ない、前記回転ドラムに取付けた
    回転消去ヘッドにより、この回転磁気ヘッドで記録され
    た信号トラック上を走査して信号の消去を行なう磁気記
    録再生装置において、 前記回転消去ヘッドの幅を、Wの2倍以上の値{ただ
    し、W=(前記回転磁気ヘッドの数)×(前記信号トラ
    ックのピッチ)÷(前記回転消去ヘッドの数)}になる
    よう設定し、 前記回転消去ヘッドが前記信号トラック上の略全幅を2
    回以上走査して信号を消去するようにしたことを特徴と
    する磁気記録再生装置。
JP1985097040U 1985-06-26 1985-06-26 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JPH087521Y2 (ja)

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JP1985097040U JPH087521Y2 (ja) 1985-06-26 1985-06-26 磁気記録再生装置

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JPS627605U JPS627605U (ja) 1987-01-17
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4990513A (ja) * 1972-12-28 1974-08-29
JPS5984303A (ja) * 1982-11-08 1984-05-16 Sony Corp 記録再生装置

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