JP2936705B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2936705B2 JP2323593A JP32359390A JP2936705B2 JP 2936705 B2 JP2936705 B2 JP 2936705B2 JP 2323593 A JP2323593 A JP 2323593A JP 32359390 A JP32359390 A JP 32359390A JP 2936705 B2 JP2936705 B2 JP 2936705B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、情報信号の磁気記録再生装置、特にテレビ
ジョン信号のディジタルVTRに関するものである。
従来の技術 テレビジョン信号の高密度記録方式としてアジマス記
録方式はVHS方式VTR等でも採用されており、よく知られ
ている。また、テレビジョン信号をディジタル記録する
装置においては、マルチチャンネルヘッドによるアジマ
ス記録方式が採用されており、マルチチャンネルヘッド
で順次記録されるトラックは隣接トラック間で互いに異
なるギャップアジマスのヘッドで記録されるように構成
される。
発明が解決しようとする課題 テレビジョン信号をディジタル記録する場合、一般に
1サンプル当り8ビットで量子化して記録するのが普通
であるが、記録時間を長くするためにビット圧縮して記
録する方法が種々検討されている。
このように少なくとも2種類のビットレートの信号を
記録する場合、記録ヘッドチャンネルを切り替え、テー
プ速度も変更して記録し、かつ、順次記録される記録ト
ラックが隣接トラック間でギャップアジマスが互いに異
なるように記録する方法が考えられる。
民生用として普及しているVTRの大半に対して記録結
果の信頼性が重要視される放送用や業務用のVTRには、
信号記録時において、ほぼ同時に記録信号のモニタ機能
が要求される。また、記録信号の編集機能が必要な場合
には編集記録するトラックを先行して再生する必要が生
じる。このような場合、記録ヘッドに対して、記録モニ
タ用の磁気ヘッド及び先行再生用の磁気ヘッドが必要に
なる。
しかしながら、上記したように2種類のビットレート
の信号を記録するために記録ヘッドチャンネルを切り替
え、テープ速度も変更して記録し、かつ、順次記録され
る記録トラックが隣接トラック間でギャップアジマスが
互いに異なるように記録するVTRにおいては、2つの記
録モードにおいて同時記録モニタ及び先行再生が両立可
能とすることは任意に行なうことができるものではな
い。
本発明の目的は、第1の記録モードではもちろんのこ
と、第2の記録モードにおいても、記録ヘッドによって
記録された信号を同時にモニタが可能で、記録再生され
ているヘリカルトラックに対して所定のトラック分だけ
先行再生が可能な磁気記録再生装置を提供することであ
る。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の磁気記録再生装置
は、略180度にテープが巻き着けられる回転ドラムと、
前記回転ドラム上に配置されるヘッド幅略Tpを有し互い
に近接した2N個(Tpは正の実数、Nは2以上の自然数)
の磁気ヘッドからなる第1のヘッドブロックと、前記回
転ドラム上に第1のヘッドブロックに対して略同一高さ
で略180度の位置に相対して配置されるヘッド幅略Tpを
有し互いに近接した2N個の磁気ヘッドからなる第2のヘ
ッドブロックとを有し、前記第1及び第2のヘッドブロ
ックを構成するそれぞれの2N個の磁気ヘッドは互いに隣
接する磁気ヘッド間で異なるアジマス角を有し隣々接に
位置する磁気ヘッド間で同一アジマス角を有するように
構成して、信号を記録する時には前記第1及び第2のヘ
ッドブロックによって前記回転ドラム1回転当り略同一
ピッチで2N+1本のヘリカルトラックを構成するような第
1のテープ速度でテープを駆動し、前記第1の伝送速度
の略半分の伝送速度を有する信号を記録する時には前記
第1のテープ速度の略半分のテープ速度でテープを駆動
し、かつ、前記第1のヘッドブロックを構成するN2個の
磁気ヘッドの内の互いに近接する2N-1個の磁気ヘッドと
前記第2のヘッドブロックを構成する2N個の磁気ヘッド
の内の前記2N-1個の磁気ヘッドと略180度の位置に相対
して配置されている2N-1個の磁気ヘッドによって前記回
転ドラム1回転当り略同一ピッチで2N本のヘリカルトラ
ックを構成するように構成し、前記回転ドラム上におい
て、前記第1及び第2のヘッドブロックに対してそれぞ
れ角度θだけ遅れ、かつ、高さが(θ/180)・2N・Tpだ
け異なる位置に互いに隣接する磁気ヘッド間で異なるア
ジマス角を有し隣隣接に位置する磁気ヘッド間で同一ア
ジマス角を有し互いに近接した2N個の磁気ヘッドからな
る第3及び第4のヘッドブロックを配置し、前記回転ド
ラム上において、前記第1及び第2のヘッドブロックに
対してそれぞれ角度θだけ進み、かつ、高さが(θ/18
0)・2N・Tp+L・2N・Tpだけ異なる位置(Lは自然
数)に互いに隣接する磁気ヘッド間で異なるアジマス角
を有し隣々接に位置する磁気ヘッド間で同一アジマス角
を有し互いに近接した2N個の磁気ヘッドからなる第5及
び第6のヘッドブロックを配置し、「α=(θ/180)・
2N-1・Tp−2・M・Tp」なる等式(αは実数、Mは0以
上の整数)において、0≦α<Tpとなるように前記角度
θ及びMの値を設定し、前記第3,第4,第5及び第6のヘ
ッドブロックを構成するそれぞれの2N個の磁気ヘッドの
ヘッド幅を略(Tp+α)とし、前記第1及び第2のヘッ
ドブロック内の磁気ヘッドを記録用の磁気ヘッド、前記
第3及び第4のヘッドブロック内の磁気ヘッドを信号記
録時の記録モニタ用再生磁気ヘッド、前記第5及び第6
のヘッドブロック内の磁気ヘッドを信号記録時の先行再
生ヘッドとして使用するものである。
作用 回転ドラム上に略同一高さで180度相対向して配置さ
れるヘッド幅Tpの4個の磁気ヘッド(N=2)で構成さ
れる信号記録用の第1及び第2のヘッドブロックに対し
て、45度(θ=45度)だけ遅れて、かつ、Tpだけ異なる
高さに回転ドラム上に180度相対向して配置される4個
の磁気ヘッドで構成される第3及び第4の記録モニタ用
再生磁気ヘッドを構成する場合において、第1の伝送速
度を持つ信号を記録する第1の記録モードとして第1及
び第2のヘッドブロックの合計8個の磁気ヘッドでテー
プ上にヘリカルトラックを記録構成する際に回転ドラム
の1回転当りに略同一のトラックピッチTpの8本のヘリ
カルトラックを構成するようにした時、第1のヘッド分
がある点で記録した情報は、第1のヘッドブロックがそ
れから45度回転した時には、テープが移送されているた
めにTpだけ進んだ位置に至る。
この時、第1のヘッドブロックに対してTpの高さずれ
を有する第3のヘッドブロックはちょうど第1のヘッド
ブロックが45度回転する前に記録された点に一致するこ
とになり、前記モニタが可能となる。
次いで、第1の伝送速度に対して半分の伝送速度を持
つ第2の伝送速度を記録する際に、第1のヘッドブロッ
クを構成する4個の磁気ヘッドの内互いに隣接し合う2
個の磁気ヘッドを選択し、それぞれに180度の位置に相
対向する2つの磁気ヘッドを第2のヘッドブロックから
選択して記録し回転ドラム1回転当り略同一トラックピ
ッチTpの4本のヘリカルトラックを構成する第2の記録
モードにおいて、第1及び第2のヘッドブロックから選
択した4個の磁気ヘッドに対して45度に位置する磁気ヘ
ッドを第3及び第4のヘッドブロックからそれぞれ選び
記録モニタする際、第1のヘッドブロック内から選択し
た2個の磁気ヘッドがある点で記録した情報は、第1の
ヘッドブロックがそれから45度回転した時には、テープ
が移送されているためにTp/2だけ進んだ位置に至る。
この時、第1のヘッドブロック内から選択した2個の
磁気ヘッドに対してTpの高さずれを持つ選択された第3
のヘッドブロック内の2個の磁気ヘッドと、ちょうど第
1のヘッドブロック内の2個の磁気ヘッドが45度回転す
る前に記録した点とは、Tp/2(=Tp/2)だけずれた位置
関係となる。第3及び第4のヘッドブロックを構成する
磁気ヘッドのヘッド幅が第1及び第2のヘッドブロック
を構成する磁気ヘッドのヘッド幅Tpと同一の場合には再
生信号レベルが低下して正確なモニタができないことに
なる。そこで、第3及び第4のヘッドブロックを構成す
る磁気ヘッドのヘッド幅をTp+Tp/2(α=Tp/2,M=0)
に選ぶことで第1及び第2のヘッドブロック内の磁気ヘ
ッドで記録構成されたヘリカルトラックを包含してトレ
ースすることが可能となる。
また、同様に、第5及び第6のヘッドブロックを回転
ドラム上で第1及び第2のヘッドブロックに対してそれ
ぞれ45度だけ進み、かつ、Tp/2+L・4・Tpの高さに配
置し、第3及び第4のヘッドブロックを構成する磁気ヘ
ッドと同一のヘッド幅とすることで第1及び第2のヘッ
ドブロックに対して、第1の記録モード時は回転ドラム
(L/2)回転分だけ先行再生することが可能となり、第
2の記録モード時は回転ドラム(L)回転分だけ先行再
生することが可能となる。
実施例 以下、本発明の磁気記録再生装置の一実施例につい
て、図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例における回転ドラム上の磁
気ヘッドブロック配置を示す模擬図である。
矢印4の方向に駆動される磁気テープ3が、180度に
わたり巻き着けられる回転ドラム1は矢印2の方向に回
転する。回転ドラム1上にはギャップアジマス角θ
有する磁気ヘッドa1及びa3とギャップアジマス角θ
有する磁気ヘッドa2及びa4の近接する4個の磁気ヘッド
からなる第1のヘッドブロックAに180度相対向して、
ギャップアジマス角θを有する磁気ヘッドb1及びb3と
ギャップアジマス角θを有する磁気ヘッドb2及びb4の
近接する4個の磁気ヘッドからなる第2のヘッドブロッ
クBが配置される。また、第1及び第2のヘッドブロッ
クA,Bのそれぞれに45度遅れた角度位置にギャップアジ
マス角θを有する磁気ヘッドc1及びc3とギャップアジ
マス角θを有する磁気ヘッドc2及びc4の近接する4個
の磁気ヘッドからなる第2のヘッドブロックCとギャッ
プアジマス角θを有する磁気ヘッドd1及びd3とギャッ
プアジマス角θを有する磁気ヘッドd2及びd4の近接す
る4個の磁気ヘッドからなる第4のヘッドブロックDが
配置され、第1及び第2のヘッドブロックA,Bのそれぞ
れに45度進んだ角度位置にギャップアジマス角θを有
する磁気ヘッドe1及びe3とギャップアジマス角θを有
する磁気ヘッドe2及びe4の近接する4個の磁気ヘッドか
らなる第5のヘッドブロックEとギャップアジマス角θ
を有する磁気ヘッドf1及びf3とギャップアジマス角θ
を有する磁気ヘッドf2及びf4の近接する4個の磁気ヘ
ッドからなる第6のヘッドブロックFが配置される。
第2図は第1図に示される磁気ヘッドの高さ及びヘッ
ド幅の関係を説明するための説明図である。第1のヘッ
ドブロックAと第2のヘッドブロックBは回転ドラム1
上において同一高さに配置され、磁気ヘッドa1,a2,a3,a
4,b1,b2,b3,b4は略同一のヘッド幅Tpを有する。第3の
ヘッドブロックCと第4のヘッドブロックDは回転ドラ
ム1上において同一高さで、かつ、第1及び第2のヘッ
ドブロックA,Bに対して図示のように回転ドラム1の上
面にはTpの高さだけ寄った位置に配置される。磁気ヘッ
ドc1,c2,c3,c4,d1,d2,d3,d4は略同一のヘッド幅(3/2)
・Tpを有する。第5のヘッドブロックEと第6のヘッド
ブロックFは回転ドラム1上において同一高さで、か
つ、第1及び第2のヘッドブロックA,Bに対して図示の
ように回転ドラム1の下面に4・Tpの高さだけ寄った位
置に配置される。磁気ヘッドe1,e2,e3,e4,f1,f2,f3,f4
は略同一のヘッド幅(3/2)・Tpを有する。
このように構成される本実施例の磁気記録再生装置に
より、第1の伝送速度を持つ信号を記録する場合、第1
及び第2のヘッドブロックA,Bを構成する磁気ヘッドa1,
a2,a3,a4,b1,b2,b3,b4によって回転ドラム1回転当り略
同一ピッチで8本のヘリカルトラックを構成するような
第1のテープ速度で磁気テープ3は駆動される。この時
の記録再生されるヘリカルトラックと角ヘッドブロック
A,B,C,D,E,Fの位置関係は第3図のようになる。
第3は第1の記録モードにおけるヘリカルトラックと
第1,第3,第5のヘッドブロックA,C,Eの位置関係を示す
模擬図である。
磁気テープ3上のトラックT1,T2,T3,T4はそれぞれ第
1のヘッドブロックAの磁気ヘッドa1,a2,a3,a4によっ
て形成され、トラックT5,T6,T7,T8はそれぞれ第2のヘ
ッドブロックBの磁気ヘッドb1,b2,b3,b4によって形成
されるものである。トラックT1,T3,T5,T7はアジマス角
θのトラックであり、トラックT2,T4,T6,T8はアジマ
ス角θのトラックである。
第1のヘッドブロックAに対して、第3のヘッドブロ
ックC及び第5のヘッドブロックEは図示のような関係
にあり、それぞれのヘッドはアジマス角の一致するトラ
ック上をトレースすることになり、正確にトラックに記
録される信号を読み出すことができる。
例えば磁気ヘッドc1はアジマス角θを有しており、
同一アジマス角を有する磁気ヘッドa1によって記録され
たトラックT1上にある。ただし、磁気ヘッドc1はトラッ
クT2上にTp/2だけ重なることになるが、トラックT2のア
ジマス角はθであり、アジマス角θを有する磁気ヘ
ッドc1にはトラックT2に記録される信号はほとんど再生
されない。同様のことが、磁気ヘッドc2,c3,c4,e1,e2,e
3,e4についても成立する。
この場合には第5のヘッドブロックEは第1のヘッド
ブロックAに対して回転ドラム1の1/2回転分だけ先行
してトラックを再生することになる。
また、第2,第4,第6のヘッドブロックB,D,Fのヘリカ
ルトラックに対する位置関係は、第1,第3,第5のヘッド
ブロックA,C,Eの位置関係と相対的に同様であることは
言うまでもない。
さて、第1の伝送速度の半分の伝送速度を持つ第2の
伝送速度を有する信号を記録する第2の記録モードにお
いては、磁気ヘッドa1,a2,b1,b2によって、回転ドラム
1の1回転当りに同一ピッチTpの4本のヘリカルトラッ
クが構成される。
第4図は第2の記録モードにおけるヘリカルトラック
と第1,第3及び第5のヘッドブロックの位置関係を示す
模擬図である。
磁気テープ3上のトラックt1,t2,t5,t6,t9はそれぞれ
第1のヘッドブロックAの磁気ヘッドa1,a2によって形
成され、トラックt0,t3,t4,t7,t8はそれぞれ第2のヘッ
ドブロックBの磁気ヘッドb1,b2によって形成されるも
のである。トラックt1,t3,t5,t7,t9はアジマス角θ
トラックであり、トラックt0,t2,t4,t6,t8はアジマス角
θのトラックである。
第1のヘッドブロックAに対して、第3のヘッドブロ
ックC及び第5のヘッドブロックEは図示のような関係
にあり、それぞれのヘッドはアジマス角の一致するトラ
ック上をトレースすることになり、正確にトラックに記
録される信号を読み出すことができる。
例えば、磁気ヘッドc1はアジマス角θを有してお
り、同一アジマス角の有する磁気ヘッドa1によって記録
されたトラックt1上にある。ただし、磁気ヘッドc1は第
1の記録モード時とは逆方向に隣接するトラックt0上に
Tp/2だけ重なることになるが、トラックt0のアジマス角
はθであり、アジマス角θを有する磁気ヘッドc1に
はトラックt0に記録される信号はほとんど再生されな
い。同様のことが、磁気ヘッドc2,e1,e2についても成立
する。
この場合には第5のヘッドブロックEは第1のヘッド
ブロックAに対して回転ドラム1の1回転分だけ先行し
てトラックを再生することになる。
また、第2,第4,第6のヘッドブロックB,D,Fのヘリカ
ルトラックに対する位置関係は、第1,第3,第5のヘッド
ブロックA,C,Eの位置関係と相対的に同様であることは
言うまでもない。
なお、本実施例の説明においては、記録時において、
回転ドラム1に対して磁気テープ3が対向する方向に駆
動される場合について説明したが、記録時において、回
転ドラム1に対して磁気テープ3が逃げるような方向に
駆動される場合には第1及び第2のヘッドブロックA,B
に対する第3及び第4のヘッドブロックC,D、第5及び
第6のヘッドブロックE,Fの高さ関係は本実施例の逆に
なることを付しておく。
発明の効果 以上述べたように、本発明の磁気再生装置によれば、
第1及び第2の記録モードにおいても、信号記録時にお
いて、同時に記録状態のモニタと先行再生が可能とな
る。
記録結果の信頼性が重要視される放送用や業務用のVT
Rには、信号記録時において、ほぼ同時に記録信号のモ
ニタ機能が要求され、また、記録信号の編集機能が必要
な場には編集記録するトラックを先行して再生すること
が要求されるが、このような要求を満足する装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における回転ドラム上のヘッ
ドブロック配置を示す模擬図、第2図は第1図に示され
る磁気ヘッドの高さ及びヘッド幅の関係を説明するため
の説明図、第3図は第1の記録モードにおけるヘリカル
トラックと第1,第3及び第5のヘッドブロックの位置関
係を示す模擬図、第4図は第2図の記録モードにおける
ヘリカルトラックと第1,第3及び第5のヘッドブロック
の位置関係を示す模擬図である。 1……回転ドラム、A……第1のヘッドブロック、B…
…第2のヘッドブロック、C……第3のヘッドブロッ
ク、D……第4のヘッドブロック、E……第5のヘッド
ブロック、F……第6のヘッドブロック、3……磁気テ
ープ。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 27/36 G11B 5/068 G11B 5/53 H04N 5/782 - 5/783

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略180度にテープが巻き着けられる回転ド
    ラムと、前記回転ドラム上に配置されるヘッド幅略Tpを
    有し互いに近接した2N個(Tpは正の実数、Nは2以上の
    自然数)の磁気ヘッドからなる第1のヘッドブロック
    と、前記回転ドラム上に第1のヘッドブロックに対して
    略同一高さで略180度の位置に相対して配置されるヘッ
    ド幅略Tpを有し互いに近接した2N個の磁気ヘッドからな
    る第2のヘッドブロックとを有し、前記第1及び第2の
    ヘッドブロックを構成するそれぞれの2N個の磁気ヘッド
    は互いに隣接する磁気ヘッド間で異なるギャップアジマ
    ス角を有し隣々接に位置する磁気ヘッド間で同一ギャッ
    プアジマス角を有するように構成され、第1の伝送速度
    を有する信号を記録する時には前記第1及び第2のヘッ
    ドブロックによって前記回転ドラム1回転当り略同一ピ
    ッチで2N+1本のヘリカルトラックを構成するような第1
    のテープ速度でテープを駆動し、前記第1の伝送速度の
    略半分の伝送速度である第2の伝送速度の信号を記録す
    る時には前記第1のテープ速度の略半分のテープ速度で
    テープを駆動し、かつ、前記第1のヘッドブロックを構
    成する2N個の磁気ヘッドの内の互いに近接する2N-1個の
    磁気ヘッドと前記第2のヘッドブロックを構成する2N
    の磁気ヘッドの内の前記2N-1個の磁気ヘッドと略180度
    の位置に相対して配置されている2N-1個の磁気ヘッドに
    よって前記回転ドラム1回転当り略同一ピッチで2N本の
    ヘリカルトラックを構成するような磁気記録再生装置で
    あって、前記回転ドラム上において、前記第1及び第2
    のヘッドブロックに対してそれぞれ角度θだけ遅れ、か
    つ、高さが(θ/180)・2N・Tpだけ異なる位置に互いに
    隣接する磁気ヘッド間で異なるギャップアジマス角を有
    し隣々接に位置する磁気ヘッド間で同一ギャップアジマ
    ス角を有し互いに近接した2N個の磁気ヘッドからなる第
    3及び第4のヘッドブロックを配置し、「α=(θ/18
    0)・2N-1・Tp−2・M・Tp」なる等式(αは実数、M
    は0以上の整数)において、0≦α<Tpとなるように前
    記角度θ及びMの値を設定し、前記第3及び第4のヘッ
    ドブロックを構成するそれぞれの2N個の磁気ヘッドのヘ
    ッド幅を略(Tp+α)とし、前記第1及び第2のヘッド
    ブロック内の磁気ヘッドを記録用の磁気ヘッド、前記第
    3及び第4のヘッドブロック内の磁気ヘッドを信号記録
    時の記録モニタ用再生磁気ヘッドとして使用することを
    特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】回転ドラム上において、第1及び第2のヘ
    ッドブロックに対してそれぞれ角度θだけ進み、かつ、
    高さが(θ/180)・2N・Tp+L・2N・Tpだけ異なる位置
    (Lは自然数)に互いに隣接する磁気ヘッド間で異なる
    ギャップアジマス角を有し隣々接に位置する磁気ヘッド
    間で同一ギャップアジマス角を有し互いに近接した2N
    の磁気ヘッドからなる第5及び第6のヘッドブロックを
    配置し、前記第1及び第2のヘッドブロック内の磁気ヘ
    ッドを記録用の磁気ヘッド、前記第3及び第4のヘッド
    ブロック内の磁気ヘッドを信号記録時の記録モニタ用再
    生磁気ヘッド、前記第5及び第6のヘッドブロック内の
    磁気ヘッドを信号記録時の先行再生磁気ヘッドとして使
    用することを特徴とする請求項(1)記載の磁気記録再
    生装置。
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