JPS62177701A - 回転ヘツド式磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はヘリカルスキャン方式の磁気記ＬＩ再生装置
に関し、特にその回転ドラムに関するものである。

〔従来の技術〕

ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置においては、
第９図に示すように、テープ２を回転ドラム１−１巻付
は角１８０“で巻付け、回転ドラム１に１８０°対向し
て段差なく取付けられた互いにアジマス角の異なる２個
の回転ヘッド３ａ及び３ｂで信号の記録、再生を行なう
のが一般的である。

２個の回転ヘッド３ａ、３ｂは、通常、第１０図に示す
ようにそれぞれ独立して２個のロータリトランス４ａと
４ｂの２次側に接続されており、ロータリトランス４ａ
、４ｂの１次側には２個の回転ヘッド専用の記録再生ア
ンプ５ａと５ｂが接続されている。

上記のようにテープ２が１８０°巻付けられている回転
ドラムｌで同時モニタ機能を行なう場合、即ち信号を記
録しながら同時に該記録した信号を再生する場合には以
下のようにして行なう。例えば、第１１図に示すように
４個の第１〜第４の回転ヘッド３ａ〜３ｄを９０”間隔
に、がっ第１及び第２の回転ヘッド３ａ、３ｂと第３及
び第４の回転ヘッド３ｃ、３ａ間にヘッド段差を設けて
配置し、第１の回転ヘッド３ａがスキャンしたトランク
を該第１の回転ヘッド３ａと同じアジマス角を有する第
３の回転ヘッド３ｃがスキャンし、第２の回転ヘッド３
ｂがスキャンしたトラックを該第２の回転へラド３ｂと
同じアジマス角（第１の回転へラド３ａとは逆アジマス
角）を有する第４の回転ヘッド３ｄがスキャンするよう
にする。そして第１２図に示すように、（ｔｌ　＋ｔ２
）時間において第１の回転へラド３ａが信号を記録し、
（ｔ２＋ｔ３）時間で第３の回転ヘッド３ｃが第１の回
転ヘッド３ａの記録トラックを再生し、（シ３＋ｔ４）
時間において、第２の回転ヘッド３ｂが信号を記録し、
（ｔ４　＋ｔ５）時間で第４の回転ヘッド３ｄが第２の
回転ヘッド３ｂの記録トラックを再生するようにすれば
、上記同時モニタ機能を行うことができる。この場合上
記４個の回転ヘッド３ａ〜３ｄは、第１３図に示すよう
に４個のロータリトランス４ａ〜４ｄのそれぞれの２次
側に接続されており、該４個のロータリトランス４ａ〜
４ｄの１次側には独立して４個の記録再生アンプ５３〜
５ｄが接続されている。この第１３図において、６ａ及
び６ｂは４個の記録再生アンプ５ａ〜５ｄの選択信号で
あり、第１２図に示すように、第１の選択信号６ａがハ
イレベルの時第１の記録再生アンプ５ａが、ローレベル
の時第２の記録再生アンプ５ｂが選択され、第２の選択
信号６ｂがハイレベルの時第３の記録再生アンプ５ｃが
、ローレベルの時第４の記録再生アンプ５ｄが選択され
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところでヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置の中
には、第１４図に示すように直径が３０１−で通常の径
より小さく、またテープの巻付は角が９０°と通常の巻
付は角より少ない回転ドラムを使用し、第１５図に示す
ように、時間軸圧縮したディジタル信号を間欠的に記録
再生する回転ヘッド式ディジタルオーディオテープレコ
ーダ（以下、Ｒ−ＤＡＴと記す）がある。このような小
径回転ドラムであっても、２個の回転ヘッド３ａ、３ｂ
は第１０図で示したように２個のロータリトランス４ａ
、４ｂの２次側に接続され、１次側には独立した専用の
記録再生アンプ５ａ、５ｂが接続されている。なお第１
５図は選択信号と記録又は再生信号の関係を示したもの
である。

またこのようなＲ−ＤＡＴにおいても前述したような同
時モニタ機能を行なわせることが考えられるが、この場
合、前述した方式と同様の方式で実現しようとすれば以
下のような構成となる。即ち第１６図に示すように、第
１〜第４の回転ヘッド３ａ〜３ｄを９０°間隔に、かつ
第１及び第２の回転ヘッド３ａ、３ｂと第３及び第４の
回転ヘッド３ｃ、３ａ間にヘッド段差を設けて配置する
ことにより、第１の回転ヘッド３ａがスキャンしたトラ
ックを第１の回転ヘッド３ａと同じアジマス角を有する
第３の回転ヘッド３ｃがスキャンするよう、また第２の
回転へラド３ｂがスキャンしたトラックを第２の回転へ
ラド３ｂと同じアジマス角（第の回転ヘッド３ａとは逆
のアジマス角）を有する第４の回転ヘッド３ｄがスキャ
ンするようにする。そして第１７図に示すように、ｔ１
時間において第１の回転ヘッド３ａがディジタル信号を
記録し、ｔ２時間において第３の回転へ・ノド３Ｃが第
１の回転ヘッド３ａの記録トランクを再生し、ｔ３時間
において第２の回転ヘッド３ｂがディジタル信号を記録
し、ｔ４時間で第４の回転ヘッド３ｄが第２の回転ヘッ
ド３ｂの記録トラックを再生するようにすればよい。上
記４個の回転ヘッド３ａ〜３ｄは前述した第１３図のよ
うにロータリトランスへ接続し、第１７図に示す２種の
選択信号６ａ、６ｂにより記録再生アンプの切換えを行
なうようにする。

しかしながらこのような構成では、回転ヘッド毎に独立
してロータリトランス、記録再生アンプを使用するので
、同時モニタ機能のような特殊な記録再生機能を行なう
ために回転ヘッド数を増加していくとそれに伴ってロー
タリトランス数が増え、回転ドラム自体の形状が太き（
なり、特にＲ−ＤＡＴのような小径ドラムを使用するシ
ステムではドラムの小型軽量化を図るのに不利となり、
記録再生アンプの増加がシステム全体のコストアップに
つながる。

この発明は、係る点に鑑みてなされたもので、使用する
ロータリトランス及び記録再生アンプの数を減少させ、
システム全体のコストアップを防ぎ、小型軽量化に有利
な回転ヘッド式磁気記録再生装置を提供することを目的
としている。

ここで、例えばＲ−ＤＡＴの同時モニタについて考察す
ると、第１７図からもわかるように各ヘッドは時分割的
に記録又は再生を行っている。これは、記録再生アンプ
についてみれば、各ヘッドに対して４個の記録再生アン
プが設けられてはいるものの、これらは同時に使用され
ないことを意味する。従って記録再生アンプの使用期間
を時分割的に制御すれば１つの記録再往アンプ、ロータ
リトランスで複数の回転ヘッドに対応でき、装置の小型
軽量化を図ることかできると考えられる。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明に係る回転ドラムは上記の点に着目し、ロータ
リトランスの２次側に複数個の回転ヘッドを直列に接続
し、その１次側に接続された１個の記録再往アンプで複
数個の回転ヘッドの記録再生を行なわせるようにしたも
のである。

Ｃ作用〕 この発明においては、１つのロータリトランス及び記録
再生アンプに複数の回転ヘッドを接続したから、特殊な
記録再生機能を実現するために回転ヘッド数を増加した
場合にもロータリトランス数を増加する必要がなくなり
、回転ドラムの小型軽量化に有利になり、システム全体
のコストアップを避けることができる。

〔実施例〕

以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図は本発明の一実施例であり、３ａ、３ｂは第９図
に示すようにテープ２が１８０°巻付けられている回転
ドラムｌに、１８０°対向させて設けられた互いにアジ
マス角の異なる回転ヘッドであり、これらはヘッド段差
をなくして配置されている。

そしてこの回転ヘッド３ａ、３ｂを、図で示すように直
列にしてロータリトランス４ａの２次側へ接続する。こ
の２個の回転ヘッド３ａと３ｂは同時にテープ２をスキ
ャンすることはないので、ロータリトランス４ａの１次
側に接続された１　（［ＭＩの記録再生アンプ５ａで、
該２個のヘッド２ａ、２ｂのディジタル信号の記録又は
再生を行うことができる。

このような装置において特殊記録再生機能を実現するた
めには、テープ２が１８０　’　−ｐ付けられた回転ド
ラムに４個の回転ヘッド３ａ〜３ｄを取り付ける訳であ
るが、この４個の回転ヘッド３ａ〜３ｄは、前述と同様
に（第１１図参照）第１及び第３の回転へノド３ａ、３
ｃが同じアジマス角を有し、同じトラックをスキャンす
るようにヘッド段差を設けて取り付けられ、また第２及
び第４の回転ヘッド３ｂ、３ｄが第１及び第３の回転ヘ
ッド３ａ、３ｃと逆のアジマス角を有し、同じトランク
をスキャンするようにヘッド段差を設けて取り付けられ
る。また１８０°対向した回転へノドペア（ヘッド３ａ
−３ｂ）、及び（ヘッド３ｃｍ３ｄ）においてはヘッド
段差なく取り付けられている。そしてこれら４個の回転
ヘッド３ａ〜３ｄは、第２図に示すように、第１及び第
２の回転ヘッド３ａ、３ｂが第１のロータリトランス４
ａの２次側に直列に接続され、第３及び第４の回転ヘッ
ド３ｃ、３ｄが第２のロータリトランス４ｂの２次側に
直列に接続されている９０−タリトランス４ａ、４ｂの
１次側にはそれぞれ記録再生アンプ５ａ、５ｂが接続さ
れている。

次に第１１図に示す配置で、かつ第２図に示す接続方法
で４個の回転ヘッドが取り付けられている回転ドラムを
使用して、同時モニタ機能を行なう場合の動作を説明す
る。即ちこの場合は、第１２図に示すように、（ｔ１＋
ｔ２）時間において第１の回転へノド３ａがディジタル
信号を記録し、（Ｌｚ＋ｔ３）時間で第３の回転ヘッド
３Ｃが第１の回転ヘッド３ａの記録トラックを再生し、
（ｔ３　＋ｔ４）時間において第２の回転ヘッド３ｂが
ディジタル信号を記録し、（ｔ４＋ｔ５）時間で第４の
回転ヘッド３ｄが第２の回転ヘッド３ｂの記録トランク
を再生するようにすれば、同時モニタ機能が実現できる
。この場合、記録再往アンプ５ａ、５ｂの選択信号６ａ
、６ｂは、第１２図に示すように入力゛されている。１
８０゛対向した２系統の回転ヘッドペア（３ａ−３ｂ）
と（３ｃ−３ｄ）は、同時刻にテープ２をスキャンする
ことはないので、それらが第２図に示すようにロータリ
トランスの２次側に直列に接続されていても何ら問題は
ない。

次に本発明の他の実施例として、テープが９０’巻付け
されているＲ−ＤＡＴシステムで同時モニタ機能を行な
う場合を説明する。この場合のヘッドの配置は前述と同
様であり、第１６図に示すように、４個の回転ヘッド３
ａ〜３ｄが９０’間隔に配置され、かつ第１の回転へノ
ド３ａがスキャンしたトラックを第１の回転ヘッド３ａ
と同じアジマス角を有する第３の回転ヘッド３Ｃがスキ
ャンし、第２の回転ヘッド３ｂがスキャンしたトランク
を第２の回転ヘッド３ｂと同じアジマス角（第１の回転
ヘッド３ａとは逆のアジマス角）を有する第４の回転ヘ
ッド３ｄがスキャンするよう、ヘッド段差を設けて取り
付けられる。またその接続は、第３図に示すように、同
じアジマス角を有する２系統の回転へノドベア（３ａ−
３ｃ）と（３ｂ−３ｄ）がそれぞれロータリトランス４
ａ、４ｂの２次側に接続される。

そして同時モニタを行う場合には、第４図に示すように
、ｔ１時間において第１の回転へ・ノド３ａがディジタ
ル信号を記録し、ｔ２時間で５１Ｊ３の回転ヘッド３Ｃ
が第１の回転ヘッド３ａの記録トラックを再生し、ｔ３
時間において第２の回転ヘッド３ｂがディジタル信号を
記録し、ｔ４時間で第４の回転ヘッド３ｄが第２の回転
へノド３ｂの記録トランクを再生するようにすれば、同
時モニタ機能が実現できる。この場合、同一のロータリ
トランスに接続されている回転ヘッドペア（３ａ−３ｃ
）及び（３ｂ−３ｄ）は同時刻ニテーフをスキャンする
ごとはないので、何ら問題はない。

第４図中、６は記録再生アンプの選択信号で、ハイレベ
ルの時第１の記録再生アンプ５ａが、ローレベルの時第
２の記録再生アンプ５ｂが選択される。なお、ロータリ
トランスの２次側に接続される回転ヘッドペアは、第２
図に示したようなペア、即ち１８０°対向した回転へノ
ドペアを選択してもよい。但しこの場合は、１つの記録
再生アンプを第４図のように１／２・Ｔ期間連続して使
用することができないので、該アンプの選択を第１７図
に示したタイミングで行なう必要がある。また、記録再
生アンプの記録、再生の切換タイミングも適切に制御す
れば、４個のヘッド３ａ〜３ｄを１つのロータリトラン
スに接続し、１つの記録再生アンプで処理することも可
能である。

なお、上記実施例では、同時モニタ機能を実現する場合
について説明したが、同様にアフタレコーディング（以
下アフレコと略す）機能も容易に行なわせることができ
る。この場合の回転へ・７Ｆ配置、ロータリＩ・ランス
への接続は第１６図及び第３図に示した例と同一であり
、またアフレコ動作は、記録と再生のタイミングを第４
ｅ！Ｉと逆にすればよい。即ち第５図に示すように、ｔ
１時間において第１の回転ヘッド３ａが再生を行ない、
ｔ２時間で第３の回転ヘッド３Ｃが第１の回転へ・ノド
３ａの再生したディジタル信号の内容を一部変更して、
第１の回転ヘッド３ａがスキャンしたトラックに重ね書
き記録する。次のｔ３時間において第２の回転ヘッド３
ｂが再生を行ない、ｔ４時間で第４の回転ヘッド３ｄが
第２の回転ヘッド３ｂの再生したディジタル信号の内容
を一部変更して、第２の回転へノド３ｂがスキャンした
トラックに重ね書き記録するようにすれば、アフレコが
実現できる。この場合も、同一のロータリトランスに接
続されている回転ヘッドペア（３ａ−３ｃ）と（３ｂ−
３ｄ）は同時にテープをスキャンすることはないので何
ら問題はない。

さらに第６図に示すように、互いにアジマス角の異なる
２ＩｖＡの記録再生用回転ヘッド３ａ、３ｂと、２個の
消去専用回転ヘッド９ａ、９ｂを回転ドラム１へ取り付
け、第７図に示すように、記録再生用回転ヘッドと消去
専用回転ヘッド各１個ずつペアにしてロータリトランス
の２次側へ接続すると、テープ２を消去しながら記録で
きるので、以前に記録したディジタル信号の消し残り成
分によるＳ／Ｈの劣化を低減するごとができる。

第８図を使用してこの場合の動作を説明すると、ｔ１時
間において第１の消去専用回転ヘッド９ａでテープを消
去し、１２時間で第１の記録再生用回転へノド３ａが第
１の消去専用回転へノド９ａの消去部分にディジタル信
号を記録し、ｔ３時間において第２の消去専用回転ヘッ
ド９ｂでテープを消去し、ｔ４時間で第２の記録再生用
回転へノド３ｂが第２の消去専用回転ヘッド９ｂの消去
部分にディジタル信号を記録する。記録再生用回転ヘッ
ドと消去専用回転ヘッドは、同時にテープをスキャンす
ることはないので、以前に記録したディジタル信号を消
去しながら新しく記録することを何ら問題なく行なうこ
とができる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、１つのロータリトラ
ンスの２次側へ複数個の回転ヘッドを直列に接続し、ロ
ータリトランスの共用を図ったので、回転ドラムの小型
軽量化に有利になり、同時モニタ、アフレコ等のシステ
ム機能アップを安価に行うことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による回転ヘッド式磁気記録
再生装置の回転ヘッドとロータリトランスの接続を示す
図、第２図は本発明を通用して同時モニタ、アフレコ等
の特殊記録再生機能を４ヘツド構成で行う際の回転ヘッ
ドとロータリトランスの接続を示す図、第３図は本発明
の他の実施例による回転ヘッドとロータリトランスの接
続を示す図、第４図は第３図に示した実施例の動作を説
明するためのタイミングチャート図、第５図は本発明を
適用してアフレコ機能を実現した場合の動作を説明する
ための図、第６図は消去専用回転ヘッドを含む装置に本
発明を適用した場合のヘッドの配置図、第７図はその回
転ヘッドとロータリトランスの接続を示す図、第８図は
その動作を説明するためのタイミングチャート図、第９
図は一般的な回転へノド式磁気記録再生装置のヘッド配
置図、第１０図は従来装置の回転ヘッドとロータリトラ
ンスの接続を示す図、第１１図は第９図で示す装置で同
時モニタ機能を実現するためのヘッド配置図、第１２図
はその動作を説明するためのタイミングチャート図、第
１３図は第１１図に示した装置の回転ヘッドとロータリ
トランスの接続を示す図、第１４図はＲ−ＤＡＴのヘッ
ド配置図、第１５図はその通常の記録再生動作を説明す
るための図、第１６図はＲ−ＤＡＴで同時モニタ機能を
実現するためのヘッド配置図、第１７図はその動作を説
明するためのタイミングチャート図である。 １・・・回転ドラム、２・・・テープ、３ａ〜３ｄ・・
・記録再生用回転ヘッド、９ａ〜９ｄ・・・消去専用回
転ヘッド、４ａ〜４ｄ・・・ロータリトランス、５ａ〜
５ｄ・・・記録再生アンプ。 なお図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数個の回転ヘッドを使用して、テープに信号を
   記録再生する装置であって、 ２個以上の回転ヘッドを１つの共通ロータリトランスに
   接続したことを特徴とする回転ヘッド式磁気記録再生装
   置。
2. （２）上記テープは１８０°以下の巻付角で回転ドラム
   に巻付けられており、 上記複数個の回転ヘッドのうちの上記テープに同時に接
   触しない複数個の回転ヘッドは直列に上記共通ロータリ
   トランスに接続されていることを特徴とする特許請求の
   範囲第１項記載の回転ヘッド式磁気記録再生装置。
3. （３）上記共通ロータリトランスに接続された複数個の
   回転ヘッドは、同一のトラックをスキャンするよう取り
   付けられたものであることを特徴とする特許請求の範囲
   第２項記載の回転ヘッド式磁気記録再生装置。
4. （４）上記共通ロータリトランスに接続された複数個の
   回転ヘッドは、同一のアジマス角を有するものであるこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第２項又は第３項記載の
   回転ヘッド式磁気記録再生装置。
5. （５）上記共通ロータリトランスに接続された複数個の
   回転ヘッドは、その中に少なくとも１個の消去専用回転
   ヘッドを含んでいることを特徴とする特許請求の範囲第
   ２項又は第３項記載の回転ヘッド式磁気記録再生装置。
6. （６）上記共通ロータリトランスに接続された複数個の
   回転ヘッドは、１８０°対向して配置されかつ互いにア
   ジマス角の異なる２個の回転ヘッドであることを特徴と
   する特許請求の範囲第２項記載の回転ヘッド式磁気記録
   再生装置。