JPH0875037A - 湯水混合装置 - Google Patents

湯水混合装置

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JPH0875037A
JPH0875037A JP20728394A JP20728394A JPH0875037A JP H0875037 A JPH0875037 A JP H0875037A JP 20728394 A JP20728394 A JP 20728394A JP 20728394 A JP20728394 A JP 20728394A JP H0875037 A JPH0875037 A JP H0875037A
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water
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spring
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正寿 榎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形状記憶合金製の感温スプリングによって自
動温度調節を行う湯水混合装置において、使い勝手を更
に一層向上させると共に小型化にも対応可能とするこ
と。 【構成】 本体の内部に設けた高温及び低温の水の流路
にそれぞれ臨んでその軸線方向に移動可能とした制御弁
体と、制御弁体の両端に対峙して配置した水弁座及び湯
弁座と、制御弁体を前記湯弁座側に付勢する感温スプリ
ングと、制御弁体を水弁座側に付勢するバイアススプリ
ングと、バイアススプリングに連接される温度設定用の
操作手段とを備えた湯水混合装置において、感温スプリ
ングは、所定の温度範囲において温度に応じてバネ定数
が変化する素材により形成し、バイアススプリングは、
その軸線方向の両端を拘束する2つの部材とこれらの部
材を結合する部材とによって予め圧縮変形させたユニッ
トとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湯と水とを混合して吐
出する湯水混合装置に係り、特に内部流路を通過する混
合水の温度によってバネ定数が変化する形状記憶合金に
よって自動温度調節のための制御弁体を付勢保持する湯
水混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湯と水とを混合して吐出する湯水混合栓
等では、予め設定した混合水の温度が給水及び給湯圧の
変動等によって変化してしまうので、これを自動的に調
節して元の設定温度に復帰させる自動温度調節機能を備
えたものがサーモスタットミキシングバルブとして従来
から利用されている。
【0003】このような湯水混合栓では、混合水の温度
を検知するための手段として、たとえば実公昭61−4
4062号公報に記載されているように、形状記憶合金
を素材とした感温スプリングが利用されるようになっ
た。この感温バネは、特定の温度下で一定の形状に設定
すると、この温度域以外の範囲で形状を変化させても先
の特定の温度になれば元の形状に復元するという形状記
憶合金の特性を利用したものである。
【0004】感温スプリングは、水側及び湯側の弁座に
一軸上で接離する制御弁体を湯弁座側に付勢するように
組み込まれる。そして、制御弁体の軸線方向のバランス
設定のため、感温バネを反対側の位置にはバイアススプ
リングを配置して制御弁体を水弁座側に付勢した構造が
一般的に採用されている。そして、制御弁体は温度設定
用のハンドルによって水弁座側及び湯弁座側のそれぞれ
の開度を調整することで、混合水の温度が設定される。
そして、水及び湯の供給圧や温度変動によって混合水の
温度が変化すると、感温スプリングが伸縮し温度補正し
て混合水の温度を設定温度に維持しようとする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バイアスス
プリングは制御弁体を常に水弁座側に付勢力を及ぼして
いるため、水側を最大開度まで開くときはその期間を通
じてこの付勢力が操作の抵抗となる。
【0006】一方、混合水はその温度が10〜30℃程
度の範囲では、シャワーを浴びるにしても洗い物をする
にしても好適温度から外れていて、一般的には余り使用
しない温度といえる。そして、このような温度範囲で
は、却って水側の弁開度を速やかに開いて制御弁体を高
温側に移行するほうが使い勝手が格段によくなることは
明らかである。
【0007】したがって、バイアススプリングによって
常に制御弁体を水弁座側に付勢することは、使い勝手か
らみると必ずしも有効ではなく、感温スプリングにも常
に負荷を与えることになるので、部材の疲労を招く度合
いも大きい。
【0008】また、このような問題の他にも、感温スプ
リングを混合水からの伝熱が一様に行われるように設置
すること等の設計上の条件が要求される。たとえば、感
温スプリングが軸線方向の捩じれを生じないように保持
する構造や、各部材の配置や操作用の設定ハンドル及び
その近傍の本体の断熱等の構成が必要とされる。したが
って、感温機能部だけでなく制御弁から操作用の設定ハ
ンドルの組込み構造までの小型化が新たな課題として残
る。
【0009】本発明において解決すべき課題は、形状記
憶合金製の感温スプリングによって自動温度調節を行う
湯水混合装置において、使い勝手を更に一層向上させる
と共に小型化にも対応可能とすることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、本体の内部に
設けた高温及び低温の水の流路にそれぞれ臨んでその軸
線方向に移動可能とした制御弁体と、前記制御弁体の両
端に対峙して配置した水弁座及び湯弁座と、前記制御弁
体を前記湯弁座側に付勢する感温スプリングと、前記制
御弁体を前記水弁座側に付勢するバイアススプリング
と、前記バイアススプリングに連接される温度設定用の
操作手段とを備えた湯水混合装置であって、前記感温ス
プリングは、所定の温度範囲において温度に応じてバネ
定数が変化する素材により形成し、前記バイアススプリ
ングは、その軸線方向の両端を拘束する2つの部材とこ
れらの部材を結合する部材とによって予め圧縮変形させ
たユニットとしてなることを特徴とする。
【0011】バイアススプリングの一端を拘束し且つ制
御弁体に対向する配置の部材をこの制御弁体に突き当た
るヘッドとし、このヘッドには制御弁体の端面との間に
湯の流路を形成するための複数の突起を備えた構成とす
ることができる。
【0012】また、操作手段は回転操作式のハンドルと
し、本体には、制御弁体が所定温度を超える高温側に設
定されるときのハンドルの回動に対して抵抗を与える抵
抗機構を備えたものとしてもよい。
【0013】
【作用】バイアススプリングを予め圧縮変形させておく
とき、たとえば混合水の温度が30℃程度になって感温
スプリングが膨張変形するときの荷重に対応してバラン
スするような圧縮度としておけば、30℃までの温度設
定の際にはバイアススプリングは制御弁体に対して負荷
を与えず、低温吐水時での制御弁体の動きが速められ
る。そして、バイアススプリングをその両端の2部材と
これらを結合する部材とにより予め一体化したユニット
としておけば、その全体を小型化することによって本体
内で占める嵩も抑えることができ、装置の小型化が可能
となる。
【0014】また、バイアススプリングの一端に備える
ヘッドに突起を設けてこれを制御弁体に当てることによ
って隙間を持たせることができ、この隙間を湯用の流路
として使うことができる。このため、バイアススプリン
グが圧縮されてコイルの間隔が短くなったような場合で
も湯の流路は確保されているので流量に影響を与えるこ
とがなく、またバイアススプリングの振動の発生も防止
される。
【0015】操作手段が回転式のハンドルとしネジ接合
等によってバイアススプリングを移動させる構造とした
ときには、高温側に一気に設定したような場合にはネジ
のリードの大きさによってはハンドルが逆回転する現象
を生じることがある。これに対し、ハンドルの回転に抵
抗を与える機構を備えておけば、このような逆回転の抑
制が図れると同時に高温側への設定操作のときにも抵抗
を感じることによって使用者に認識させることができ
る。また、この抵抗機構を備えておけば、操作手段の自
然回転の防止を考慮したネジのリード及び径を設定する
ことは不要となり、ネジの径を小さくする等の設計によ
って装置の小型化が可能となる。
【0016】
【実施例】図1は本発明の湯水混合装置の一実施例を示
す外観斜視図、図2はその正面縦断面図である。
【0017】図において、湯水混合装置の本体1の背部
には建屋側の給水及び給湯配管に接続するための水用脚
管1a及び湯用脚管1bを備え、下端中央部には吐水管
1cを接続すると共に、背部側にはシャワーヘッド(図
示せず)へ向かうホース1dを設けている。そして、本
体1の右端には吐水管1c側及びホース1d側に流路を
切り換えるための切換えハンドル2を備え、左端には混
合水温度を調節するための温度調節ハンドル3を設けて
いる。
【0018】本体1の内部には、水用脚管1a及び湯用
脚管1bにそれぞれに連通する給水室4a及び給湯室4
bをそれぞれ右端部及び左端部に形成し、給湯室の右隣
には給水室4aに直に連通した水室4cを設ける。この
水室4cと給水室4aとの間には混合室4dを設け、更
に吐水管1cに連通する吐水管側連絡路4e及びホース
1dに接続されるホース側連絡路4fを形成する。
【0019】本体1の右端から混合室4dにかけて切換
え弁用の円筒状のケース5を組み込み、このケース5a
の中に設けたスリーブ状の切換え弁体5aをスピンドル
5bによって切換えハンドル2に連結する。ケース5a
の周壁には、吐水管側連絡路4e及びホース側連絡路4
fに対応する位置であってそれぞれの芯の軸線が造る中
心角を90°程度として流出ポート5c,5dを開け
る。そして、切換え弁体5aには、これらの流出ポート
5c,5dにそれぞれ整合可能な連絡孔5e,5fを設
け、切換えハンドル2の回転操作によって、これらの流
出ポート5c,5d及び連絡孔5e,5fの組みを整合
させることによって、吐水管1c側またはホース1d側
に混合室4dからの流路を切り換えることができる。
【0020】本体1の左端部には、本体1の正面側及び
上面側の表面温度の上昇を抑えるために断熱ブッシュ6
を組み込む。この断熱ブッシュ6は、本体1の端部に嵌
合固定される円筒状であり、図3(図1のA−A線矢視
位置での要部の縦断面図)に示すように、給湯室4bか
ら混合室4dへの流路を連通させるための流路孔6aを
周壁の一部に開けたものである。そして、断熱ブッシュ
6はこの流路孔6a部分のみが給湯室4b側に臨み、他
の部分の周壁は水室4cの中にほぼ同軸配置として組み
込まれている。
【0021】このような断熱ブッシュ6を備えることに
よって、給湯室4b内の高温の湯から温度調節ハンドル
3への伝熱が抑制されて加熱を防止し、操作に支障を来
すことがなくなる。また、温度調節ハンドル3の近傍部
分の本体1は、その上面側及び正面側が水室4cの領域
に含まれているので、本体1の表面温度の上昇が抑えら
れ、火傷等を負う恐れはない。
【0022】温度調節ハンドル3には、図4の拡大縦断
面図に示すように、自動温度調整機能を持つ温度調節ユ
ニット7を連接してこれを本体1の左端部から着脱自在
に挿し込む。この温度調節ユニット7は、温度調節ハン
ドル3側から順に第1,第2,及び第3ハウジング8,
9,10をそれぞれネジ接合によって一体化した外郭構
造を持つ。そして、第1及び第2ハウジング8,9を断
熱ブッシュ6の中にシール下で嵌合固定すると共に、第
3ハウジング10を水室4cと混合室4dとの間の隔壁
に嵌め込んで固定している。
【0023】第1ハウジング8には一端を温度調節ハン
ドル3に連結したスピンドル8aを回転自在に組み込む
と共に、このスピンドル8aにネジ8c接合したスライ
ドブロック8bを設ける。スライドブロック8bは、キ
ー接合等によって第1ハウジング8に対して軸線方向の
みに移動し軸線周りには回転しないように組み込まれ、
スピンドル8aとの間にネジ歯車機構を構成する。ま
た、ネジ8cは通常のものよりもリードを大きくし、ス
ピンドル8aの回転角度に対してスライドブロック8b
の軸線方向に移動量が大きくとれるようにする。そし
て、第1ハウジング8の一端面には後述する制御弁体が
接離可能な環状の水弁座8eを形成する。
【0024】第2ハウジング9には、軸線方向の両端面
がそれぞれ給湯室4b及び水室4cに臨む配置の制御弁
体11を同軸上で移動可能に組み込む。この制御弁体1
1は、軸線方向のほぼ中央部に隔壁11aを設けてこれ
に流路孔11bを開けた断面形状を持つ。そして、給湯
室4b内に位置する第1ハウジング8の一端の湯弁座8
eと、第3ハウジング10に形成されて水室4c内に位
置する水弁座10aとの間を移動し、これらの弁座8
e,10aとの間の弁開度を設定することによって、混
合水の温度を調整可能とする。
【0025】このような制御弁11を持つ流路構造で
は、給湯室4bからの湯は図中の実線で示す矢印方向に
湯が供給され、制御弁11の流路孔11bを通って第3
ハウジング10側へ向かう。また、水室4cからの水
は、図中の破線で示す矢印方向に流れ、第3ハウジング
10内で湯と混合されて混合室4d側に送り出される。
なお、図4は水弁座10aに制御弁体11が着座して水
側を全閉している状態を示す。
【0026】制御弁体11を温度調節ハンドル3によっ
てその軸線方向にシフトして設定するため及び給水,給
湯の温度変動等による混合水温度の変化に対応して設定
温度となるように制御弁体11を作動させるため、それ
ぞれバイアススプリング12及び感温スプリング13を
設ける。
【0027】図5はバイアススプリング12をその付属
部品と共に示す縦断面図、図6はその分解斜視図であ
る。
【0028】バイアススプリング12は、その自然長に
対してこれよりも短くし、予め圧縮変形させたユニット
として第1ハウジング8内に収める。このユニット化の
ため、第1ハウジング8内を芯周りには回転しないで軸
線方向のみに移動可能な外形とした保持座14,制御弁
体11に突き当たるヘッド15及びこれらの保持座14
とヘッド15との間を連接するフック16を備える。
【0029】保持座14は図4に示すようにその一端面
がスライドブロック8bに突き当たり、このスライドブ
ロック8bの移動と共に軸線方向に動作する。そして、
中央部には2個の孔14aを開けてこの中にほぼU字状
の平面形状を持つフック16を図5に示すように挿し込
む。
【0030】また、保持座14にはバイアススプリング
12の端面を受けるためのスリップワッシャ14bを付
属することが好ましい。すなわち、バイアススプリング
12が伸縮するとき、コイルスプリングであることから
その軸線周りに回りやすくなり、その結果フック16に
無理な力が作用することになる。これに対し、スリップ
ワッシャ14bを組み込んでバイアススプリング12の
回転を許すことによって、このようなフック16への作
用力の影響を防止することができる。また、湯の供給に
よってバイアススプリング12が振動することもあり、
この場合でもバイアススプリング12が芯周りに回転し
やすくしておくことによって、その両端部の摩耗が防止
される。
【0031】ヘッド15は、図4に示すように、制御弁
体11の隔壁11aの外径より僅かに小さい環状部15
aを備え、その一端面にバイアススプリング12の中に
入り込む接合座15bを形成したものである。この接合
座15bには半径方向に対向する2つの位置に、フック
16の先端を曲げた係合爪16aが入り込む係合孔15
cを開け、これらの係合爪16a及び係合孔15cとに
よってフック16とヘッド15を連接可能とする。更
に、ヘッド15の環状部15aには、90°の角ピッチ
で4個の突起15dを設ける。
【0032】バイアススプリング12は、図5に示すよ
うに、その内部に差し通したフック16によって接合さ
れた保持座14とヘッド15との間に挟み込まれてい
る。このとき、フック16の長さを適切にすることによ
って、バイアススプリング12をその自然長よりも圧縮
して予め負荷を加えた状態に設定することができる。
【0033】また、突起15dの長さをこれらが隔壁1
1aに突き当たったときに環状部15aの端面が制御弁
体11の表面から離れる程度に維持されるようにしてお
けば、図5に示すように、給湯室4bからの湯は突起1
5dどうしの間の隙間から図中の一点鎖線で示すように
流路孔11b側へ流すことができる。このため、たとえ
ばバイアススプリング12が大きく圧縮されてコイルの
間の隙間が小さくなったとしても、これらの突起15b
の間の隙間を混合室4d側への流路として確保すること
ができる。したがって、バイアススプリング12が収縮
したときに流路抵抗が増大しても、流路が確保されてい
ることから、バイアススプリング12の振動等の発生が
防止される。
【0034】第3ハウジング10の中に収納した感温ス
プリング13は、形状記憶合金製であって制御弁体11
との間にガイドスリーブ17を介装して組み込まれるも
ので、図7にその分解斜視図を示す。
【0035】感温スプリング13は、第3ハウジング1
0内を通過する混合水の温度変動に応じてバネ定数を変
化させ、バイアススプリング12との間での制御弁体1
1の位置を調整して、予め設定した温度の混合水が継続
して得られるように自動温度調節機能を可能とする。す
なわち、混合水温度が設定値よりも高くなると、軸線長
さが大きくなるように変形してガイドスリーブ17を介
して制御弁体11を図4において左側に移動させる。こ
れにより、湯弁座8eとの間の弁開度が小さくなり水弁
座10aとのそれが大きくなって水の量比が増えて混合
水温度を設定値まで下げる向きに動作する。逆に、混合
水温度が低下すれば、感温スプリング11は収縮変形し
て水弁座10a側の弁開度を小さくして、混合水温度を
同様に設定値に復帰させる。
【0036】ガイドスリーブ17は制御弁体11に突き
当たる部分に複数のベーン17aを形成し、周面には軸
線方向に多数の浅い溝17bを設けたものである。この
浅い溝17bは、ベーン17aを設けた側の全周にエッ
ジ17cを残して形成され、このエッジ17cの外径は
第3ハウジング10の内径より僅かに小さい。また、ガ
イドスリーブ17と感温スプリング13との間には合成
樹脂製の断熱スペーサ17dを組み込む。
【0037】このようなガイドスリーブ17を備えるこ
とによって、制御弁体11と水弁座10aとの間から供
給される水室4cからの水はベーン17によってガイド
スリーブ17の芯に対して旋回するように流れが攪拌さ
れる。このため、流路孔11bからの湯との混合が促進
され、感温スプリング13の内部を通過する混合水の温
度を流路断面でほぼ一様化でき、感温スプリング13の
動作不良等を解消できる。
【0038】また、ガイドスリーブ17の外周には多数
の溝17bを形成しているので、その外周面と第3ハウ
ジング10の内壁面との間に混合水が充満してもスケー
ルの付着を抑えることができる。すなわち、平坦面どう
しの間の隙間であればスケールの付着が促進されやすい
のに対し、溝17bを円周方向に多数設けて段差のある
不連続面とすることによって第3ハウジング10の内壁
との間でのスケール膜の生成を阻止することが可能であ
る。
【0039】更に、ガイドスリーブ17に設けたエッジ
17cは第3ハウジング10の内壁との間の隙間を極め
て小さくしているので、ガイドスリーブ17の外周側か
ら第3ハウジング10の内部側に向かう流れを無視でき
る程度に抑えることができる。したがって、混合水の流
れを感温スプリング13の内部に集中させることがで
き、感温スプリング13の作動が更に適正化される。
【0040】また、ガイドスリーブ17は感温スプリン
グ13の外周を包囲する形状なので、感温スプリング1
3はその軸線が曲がるような撓み等を発生することはな
く、その付勢力を常に制御弁体11の軸線と一致する向
きに作用させることができる。したがって、制御弁体1
1の動作の円滑性が保持され、温度変動に対する応答性
も向上する。
【0041】そして更に、断熱スペーサ17dを介在さ
せたことによって、ガイドスリーブ17を耐スケール性
の点から金属製としていても、感温スプリング13への
熱影響が抑制される。たとえば、水弁座10a側が開い
ているようなときでは、ガイドスリーブ17からの伝熱
によって感温スプリング13の端部が冷やされ温度応答
性が一時的に劣化する。これに対し、断熱スペーサ17
dを組み込むことによってこのような現象を阻止するこ
とができ、常に良好な作動が維持される。
【0042】ここで、混合水の温度の設定を温度調節ハ
ンドル3で操作するとき、図1の矢印C方向にこの温度
調節ハンドル3を回転させると、図4においてスピンド
ル8aは左側に移動する。これにより、制御弁体11は
水弁座10a側の弁開度が大きくなり、低温側に設定さ
れる。また、図1において矢印H方向に回転させると、
スピンドル8aは図4において右側に移動して湯弁座8
e側の開度が大きくなり高温側に設定される。
【0043】このような温度の設定に際し、設定温度値
を知るために、図1に示すように、本体1の左端部には
温度インデックスを表示した温度表示リング18を設け
る。なお、切換えハンドル3側にも、吐水管1c又はシ
ャワー側からの吐水の表示を示すための切換え表示リン
グ19を備える。
【0044】温度調節ハンドル3によって温度を設定す
るとき、たとえば40℃を超える高温側への設定に対し
て使用者の注意を促すため、従来の湯水混合栓と同様に
温度調節ハンドル3には図1に示す用に安全ボタン3a
を設ける。図9は温度調節ハンドル3部分を示す縦断面
図であり、安全ボタン3aはスプリング3bによって外
側に付勢され、温度調節ボタン3の内部にはビス3cに
よって安全ボタン3aに連結したトリガ3dを設けてい
る。
【0045】一方、本体1側には温度調節ハンドル3の
回動規制とクリック動作をさせるためのストッパリング
20を設ける。このストッパリング20は、図4に示す
ように、第1ハウジング8の端部に連接されたものであ
り、その分解斜視図を図10に及びストッパリング20
の詳細を図11にそれぞれ示す。
【0046】ストッパリング20は、第1ハウジング8
との間でスプライン8d,20a係合によって相互の姿
勢を規定して連接され、温度調節ハンドル3側に向く面
には優弧状のストッパリブ20bを形成したものであ
る。このストッパリブ20bは、温度調節ハンドル3の
40℃以下までの設定の際にはその回動を許し、40℃
になるストッパリブ20bの係合端面20cに安全ボタ
ン3aのトリガ3dが突き当たって回動を阻止する。こ
のようなトリガ3dとストッパリブ20bの係合端面2
0cとの関係となるように、第1ハウジング8に対する
ストッパリング20の位置を決めて装着することは無論
である。
【0047】トリガ3dが係合端面20cに当たった後
には、40℃以上の混合水が必要である場合には、安全
ボタン3aを押すことで、温度調節ハンドル3を更に高
温側に設定することができる。すなわち、安全ボタン3
aを押せば、図9の位置にあるトリガ3dが第1ハウジ
ング8の周面側に移動し、弧状のストッパリブ20bの
内壁よりも中心側へ移動する。したがって、トリガ3d
は図11の(a)の実線で示す位置から一点鎖線の位置
に動いて係合端面20cとの突き当たりがなくなり、ス
トッパリブ20bの内周に沿って回動し、温度調節ハン
ドル3を高温側にセットすることができる。
【0048】ストッパリブ20bの内周壁には、図11
の(a)に示すように、波形状のクリック溝20dを設
ける。このクリック溝20dは、ストッパリブ20bの
内周側に潜り込んだトリガ3dは、安全ボタン3aの押
圧を解除すればスプリング3bの付勢力によってストッ
パリブ20bの内周壁に押し付けられる。このため、温
度調節ハンドル3を高温側に回転させていくときには、
トリガ3dがクリック溝20dの山波を超えるときのカ
チカチというクリック音が発生する。したがって、安全
ボタン3を操作して高温側に設定するときには、このよ
うなクリック音や温度調節ハンドル3を回すときの抵抗
によって、温度の設定が進行中であることを使用者に知
らせることができる。
【0049】以上の構成において、温度調節ハンドル3
によって制御弁体11の位置を設定することにより、湯
弁座8e及び水弁座10aとのそれぞれの弁開度が決め
られ、温度表示リング18の温度表示に対応した温度の
混合水が得られる。このとき、感温スプリング13は混
合水によって伝熱され、この伝熱量に応じて制御弁体1
1を湯弁座8e側に付勢する作用力が増加する。また、
設定温度よりも低い温度側へ混合水温度が変動すると、
感温スプリング13の付勢作用力は減衰して湯弁座8e
側の開度を大きくするように制御弁体11を駆動する。
そして、このような制御弁体11の駆動は、感温スプリ
ング13とバイアススプリング12との間の荷重バラン
スによって操作される。
【0050】ここで、バイアススプリング12は、フッ
ク16によって保持座14とヘッド15との間で拘束さ
れ、自然長よりも短くして予め圧縮変形させられてい
る。そして、この変形量は、混合水温度が30℃に達し
たときの感温スプリング13の膨張変形量に対応させ、
この条件のときにバイアススプリング12と感温スプリ
ング13とは互いに荷重のバランスを保つようになる。
すなわち、30℃以下では、バイアススプリング12と
感温スプリング13とは互いに無縁であって、感温スプ
リング13の付勢力がバイアススプリング12によって
吸収されずにそのままスピンドル8a側に作用した状態
で制御弁体11は保持される。
【0051】以上のことから、30℃以下の混合水を吐
出させるときでは、制御弁体11は感温スプリング13
による付勢力だけを受ける。このため、水だけを供給す
るために水弁座10a側を全開する操作のとき、スピン
ドル8aが図4において左側へ移動すると同時に感温ス
プリング13の付勢力によって制御弁体11は素早く移
動する。すなわち、、制御弁体11はバイアススプリン
グ12の反力を受けないまま動くことになり、従来のよ
うにバイアススプリングが常に制御弁体に対して抵抗を
与えているような構造に比べると、制御弁体11のより
速やかな作動が可能となる。
【0052】このように、30℃以下の温度範囲での操
作では、制御弁体11の動きを速くすることができるの
で、操作性の向上が図られる。そして、スピンドル8a
とスライドブロック8bとの間のネジ8cのリードを大
きくしておけば、温度調節ハンドル3の回転角度が小さ
くてもスライドブロック8bのストロークを長くするこ
とができ、水の吐出操作が素早く行える。
【0053】一方、混合水の温度を30℃以上に設定し
て使用するときには、感温スプリング13の熱膨張によ
って制御弁体11を押す力が次第に強くなっていき、バ
イアススプリング12との間での荷重がバランスし、制
御弁体11を設定された位置に保持する。
【0054】この制御弁体11が設定された後、給水圧
や給湯圧の変動等によって混合水の温度が設定値よりも
小さくなると、感温スプリング13は収縮する側に変形
してバイアススプリング12側の荷重の方が大きくな
る。このため、制御弁体11は図4において右側へ移動
して、水弁座10a側の開度を小さくすると同時に湯弁
座8e側の開度を大きくし、これによって混合水の温度
が元の設定値に復帰する。
【0055】更に、混合水の温度が設定値よりも高くな
ると、感温スプリング13は膨張変形してその付勢力が
バイアススプリング12よりも大きくなり、水弁座10
a側の開度を大きく且つ湯弁座8e側の開度を小さくす
るように制御弁体11を駆動する。これにより、混合水
温度が低下して元の設定温度へと復帰する。
【0056】このような湯と水の混合過程において、湯
は湯弁座8eと制御弁体11の端面との間から第2ハウ
ジング9の中に流れ込む。このとき、図5において先に
述べたように、突起15dどうしの間の隙間から流路孔
11b側へ湯は流れ去る。したがって、低温側に設定さ
れていてバイアススプリング12が少し収縮してコイル
どうしの間の隙間が小さくなっていても、突起15d部
分を抜ける流路からの湯の速やかな供給が可能であり、
湯側を絞ってその供給圧が低下するときでも流路孔11
b側への供給は速やかに行われる。
【0057】また、突起15d部分を抜ける流路が確保
されているため、バイアススプリング12に対する湯の
流動による負荷が低減される。このため、バイアススプ
リング12が湯の流動負荷を受けてもその力は小さいの
で、バイアススプリング12の振動が抑えられ、騒音の
発生が防止される。
【0058】一方、温度調節ハンドル3を回転させて高
温側に設定していくとき、温度設定値が40℃になると
安全ボタン3aのトリガ3dがストッパリング20の係
合端面20cに突き当たって回転が阻止される。そし
て、更に高温に設定するときは、安全ボタン3aを押し
ながら回転させてトリガ3dをストッパリブ20bの内
周に当てながら操作する。
【0059】このような温度調節ハンドル3の操作で
は、40℃を超えたときには、トリガ3dがストッパリ
ブ20bのクリック溝20dを摺動していく。このた
め、温度調節ハンドル3の回転に伴ってクリック音が発
生し、高温側に設定していることが使用者にも簡単に認
識される。また、クリック溝20dにトリガ3dが当た
ることによる抵抗が作用するため、温度調節ハンドル3
の回転が重くなり、これによっても高温側への設定中で
あることを使用者に認識させることができる。このよう
に、40℃を超えた後は操作の仕方が一変するような構
成とすることによって、誤って高温側に操作するような
危険性が避けられることになり、より一層安全な操作が
可能となる。
【0060】更に、スピンドル8aとスライドブロック
8bとの間のネジ8cのリードを大きくしたことで、温
度調節ハンドル3の回転角に対するスライドブロック8
bのストロークを長くとれることは既に説明した。とこ
ろが、ネジ8cのリードが大きいと、ネジ山どうしのス
ラストも大きく作用してネジ8cを弛める方向に作用力
が働く。このため、たとえば40℃を超えるまで高温側
に一気に温度調節ハンドル3を回転させると、温度調節
ハンドル3が逆回転する可能性があり、温度調節に大き
な障害となる。
【0061】これに対し、安全ボタン3aのトリガ3d
はクリック溝20dに突き当たっていて、クリック溝2
0dは山波状に連なっているので、トリガ3dを介して
温度調節ハンドル3はストッパリング20周りでの回転
に抵抗が与えられる。したがって、温度調節ハンドル3
の逆回転が阻止され、温度調節後の設定値が確実に維持
される。
【0062】なお、図11に示したストッパリング20
では、ストッパリブ20bは高温側への操作のときにト
リガ3dと係合して温度調節ハンドル3の回動を阻止し
たり抵抗を与えるようにしているが、低温側の操作の場
合にも同様の機能を持たせるようにしてもよい。この場
合では、温度調節ハンドル3を低温側に回すときにトリ
ガ3dに突き当たるように同様にストッパリブを形成し
てその内周にクリック溝を設けたものとすればよい。
【0063】また、温度調節ユニット7及び切換え弁用
のケース5は本体1に対して簡単に着脱できるように
し、組立てや保守点検を容易化することが好ましい。そ
こで、本実施例では、図12に示すように各部材を分解
できる構成とし、これについて以下説明する。
【0064】温度調節ユニット7は、第1〜第3ハウジ
ング8〜10を予めネジ接合によって一体ものとしてお
き、スピンドル8aやバイアススプリング12及び感温
スプリング13を組み込んだものとする。そして、この
温度調節ユニット7を図2に示すように、本体1の左端
から差し込んで位置決めし、スプライン21aを外周面
に形成したブッシュ21を本体1の側面に手締めによっ
てネジ接合して温度調節ユニット7の軸線方向を拘束す
る。この後、温度表示リング18をブッシュ21周りに
被せてその内周のスプライン18bを部21のスプライ
ン21aに係合させる共にその一部に形成した突起18
aを本体1の側面に設けた凹部1eに嵌め込み、ブッシ
ュ21周りとこの凹部1eとの支持点によって温度表示
リング18を本体1に固定する。そして、温度調節ハン
ドル3をスピンドル8aの先端に被せて連結すれば、温
度調節ユニット7の組込みが完了する。
【0065】このように、温度表示リング18の突起1
8aをブッシュ21の芯から離れた位置で本体1に連接
し、スプライン18b,21a係合によってブッシュ2
1の回転を阻止することができる。このため、ブッシュ
21を本体1の端部にネジ接合するときには、工具によ
って強く締め上げなくてもその温度表示リング18によ
る緩み止めが可能なので、手作業でブッシュ21をねじ
接合する作業だけで済み、工具を必要としない。
【0066】また、分解するときは組込みの場合と逆の
手順で行うことができ、工具を必要とするのは第1〜第
3ハウジング7〜9を引き抜く場合にドライバを掛ける
だけの過程である。
【0067】一方、切換え弁用のケース5についても同
様であり、ブッシュ22によって本体1に拘束すると共
に切換え表示リング19の突起19aを本体1の凹部1
eに嵌め込み、切換えハンドル2をスピンドル5bに連
結するだけでよい。
【0068】
【発明の効果】本発明では、バイアススプリングを予め
圧縮変形させておくことによって、低温吐水の期間では
制御弁体に対するバイアススプリングの負荷がないの
で、制御弁体が迅速に動作し、低温吐水の使い勝手が向
上する。また、バイアススプリングを一つのユニットに
よって圧縮変形させたものを使うので嵩を小さくでき、
湯水混合装置の小型化が可能となる。
【0069】また、バイアススプリングの一端に備えた
ヘッドによって制御弁体との間の隙間を湯の流路とする
ことによって、バイアススプリングが収縮したときでも
流路が確保でき、流量不足等の障害を招くことがない。
そして、バイアススプリングを外側から内側に抜ける湯
の流量を削減できるので、バイアススプリングの振動の
発生が抑えられ、騒音の防止も可能となる。
【0070】更に、操作手段の回転式のハンドルに抵抗
機構によって抵抗を与えることで、高温設定時等でのハ
ンドルの逆転が防止できるので、温度設定が確実に維持
され、抵抗を感じることによる高温操作を使う人に認識
させることで安全性の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の湯水混合装置の一実施例を示す斜視図
である。
【図2】図1の湯水混合装置の正面縦断面図である。
【図3】図2のA−A線矢視位置であって断熱構造の概
要を示す縦断面図である。
【図4】温度調節ユニット部分の要部を示す正面縦断面
図である。
【図5】バイアススプリングの予圧構造を示す要部の横
断面図である。
【図6】バイアススプリング,保持座,ヘッド及びフッ
クの分解斜視図である。
【図7】ガイドスリーブ,感温スプリング及び第3ハウ
ジングの分解斜視図である。
【図8】ガイドスリーブの詳細であって、同図の(a)
は軸線方向に見た正面図、同図の(b)は一部を拡大し
て示す縦断面図である。
【図9】温度調節ハンドル部分を示す要部の縦断面図で
ある。
【図10】温度調節ハンドル,ストッパリング及び第1
ハウジングの分解斜視図である。
【図11】ストッパリングの詳細であって、同図の
(a)はその正面図、同図の(b)は同図(a)のB−
B線矢視による断面図である。
【図12】温度調節ユニット,切換え弁用のケーシング
及び本体の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 本体 2 切換えハンドル 3 温度調節ハンドル 3a 安全ボタン 3b スプリング 3d トリガ 4a 給水室 4b 給湯室 4c 水室 4d 混合室 5 ケース 6 断熱ブッシュ 7 温度調節ユニット 8 第1ハウジング 8a スピンドル 8b スライドブロック 8e 湯弁座 9 第2ハウジング 10 第3ハウジング 10a 水弁座 11 制御弁体 12 バイアススプリング 13 感温スプリング 14 保持座 15 ヘッド 16 フック 17 ガイドスリーブ 18 温度表示リング 19 切換え表示リング 20 ストッパリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体の内部に設けた高温及び低温の水の
    流路にそれぞれ臨んでその軸線方向に移動可能とした制
    御弁体と、前記制御弁体の両端に対峙して配置した水弁
    座及び湯弁座と、前記制御弁体を前記湯弁座側に付勢す
    る感温スプリングと、前記制御弁体を前記水弁座側に付
    勢するバイアススプリングと、前記バイアススプリング
    に連接される温度設定用の操作手段とを備えた湯水混合
    装置であって、前記感温スプリングは、所定の温度範囲
    において温度に応じてバネ定数が変化する素材により形
    成し、前記バイアススプリングは、その軸線方向の両端
    を拘束する2つの部材とこれらの部材を結合する部材と
    によって予め圧縮変形させたユニットとしてなる湯水混
    合装置。
  2. 【請求項2】 前記バイアススプリングの一端を拘束し
    且つ前記制御弁体に対向する配置の部材を該制御弁体に
    突き当たるヘッドとし、該ヘッドには前記制御弁体の端
    面との間に湯の流路を形成するための複数の突起を備え
    てなる請求項1記載の湯水混合装置。
  3. 【請求項3】 前記操作手段は回転操作式のハンドルと
    し、前記本体には、前記制御弁体が所定温度を超える高
    温側に設定されるときの前記ハンドルの回動に対して抵
    抗を与える抵抗機構を備えてなる請求項1記載の湯水混
    合装置。
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