JP2006329334A - 湯水混合栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】 混合栓に接続される給水管と給湯管とを止水状態において互いに連通させることがなく、しかも、使い勝手に優れた湯水混合栓を提供する。
【解決手段】 流量調節・吐水切替ユニット17は、流量調節・吐水切替ハンドル15による流量設定に応じて、水側クランク管11Rを介して供給される水の供給を行う。温度調節弁ユニット18は、流量調節・吐水切替ユニット17から供給される水と、湯側クランク管11Lから供給される湯とを、温度調節ハンドル16による温度設定に応じて混合させて供給する。流量調節・吐水切替ユニット17は、温度調節弁ユニット18から供給される湯水の流量を調節してスパウト12又はシャワーヘッドから吐水させるとともに吐水先の切り替えを行う。流量調節・吐水切替ハンドル15は、横長の水栓本体14の右端に設けられ、温度調節ハンドル16は左端に設けられている。
【選択図】 図2

Description

この発明は、スパウト及びシャワーヘッドを備えた湯水混合栓に係り、詳しくは、止水状態において給水側と給湯側との連通が遮断される構造(いわゆる、ノンクロス方式)を備えた湯水混合栓に関するものである。
従来、この種の湯水混合栓としては、特許文献1,2に記載されたものがある。
特許文献1に記載された混合栓では、給水管を介して水道管から供給される水と、給湯管を介して給湯機から供給される湯とが、まず、流量調節・止水ハンドルによって操作される止水栓部に供給される。止水栓部では、流量調節・止水ハンドルによる流量設定に応じて、水と湯とをそれぞれ流量調節して、温度調節ハンドルにより操作される温度調節部にそれぞれ供給する。温度調節部は、温度調節ハンドルによる温度設定に応じて、混合させる水と湯との割合を調節し、混合させた湯水をスパウト又はシャワーヘッドに供給する。この混合栓では、止水栓部によって水及び湯の温度調節部への供給が止められることにより止水されるようになっているので、止水状態において給水管側と給湯管側とが互いに連通しないようになっている。
また、特許文献2の混合栓では、給水管から供給される水と給湯管から供給される湯とが、先ず、温調ハンドルにより操作される上流側の温調モジュールにおいて混合され、温調モジュールにおいて温度調節された湯水が、切替ハンドルにより操作される下流側の制御弁モジュールに供給される。制御弁モジュールでは、温調モジュールから供給された湯水の吐水先がスパウト又はシャワーヘッドのいずれかに切り替えられるとともにその吐水流量が調節される。さらに、制御弁モジュールにより、スパウト及びシャワーヘッドからの吐水が遮断される。
実公平2−29333号公報 特開2000−355963号公報
ところが、特許文献1の混合栓の温度調節ハンドルは、その回転軸が使用者側に水平に延びるように水栓本体の正面に配置され、流量調節・止水ハンドルは、その回転軸が上方に向かって斜めに延びるように水栓本体の上側に配置されている。このため、各ハンドルを使用者が回動操作しようとするときに、手の向きが無理な状態となり、各ハンドルの使い勝手が悪かった。
一方、特許文献2の混合栓は、横長の水栓本体を備え、その両端に温調ハンドル及び切替ハンドルが設けられている。このため、手の向きが無理な状態とならず、各ハンドルの使い勝手が良い。ところが、この混合栓は、混合させた湯水の供給を止めることで止水する構造であることから、止水状態において給水管側と給湯管側との連通が遮断されない。このため、止水状態において、水圧の高い給水管側から給湯管側に水が逆流し、給湯管に接続された給湯機に支障が起きる虞があった。
そこで、これら両方の問題を解決するために、特許文献2の混合栓の水栓本体に、特許文献1の混合栓の止水栓部及び温度調節部を設けた構成が考えられる。しかしながら、このような構成では、流量調節と吐水先切替とを同じハンドルで行うことができない問題がある。
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、混合栓に接続される給水管と給湯管とを止水状態において互いに連通させることがなく、しかも、使い勝手に優れるとともに同じハンドルの操作で流量調節及び吐水先切替を行うことができる湯水混合栓を提供することにある。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、水を供給するための水側クランク管、及び、湯を供給するための湯側クランク管に接続される横長の水栓本体と、同水栓本体に設けられたスパウトと、同水栓本体にホースを介して設けられたシャワーヘッドとを備えた湯水混合栓であって、前記水栓本体の両端部にそれぞれ回動操作可能に設けられた流量調節ハンドル及び温度調節ハンドルと、前記流量調節ハンドルによる流量設定に応じて、前記水側クランク管を介して供給される水、又は、前記湯側クランク管を介して供給される湯の流量を調節するとともにその供給を停止する流量調節手段と、前記流量調節手段から供給される水又は湯と、外部から供給される湯又は水とを、前記温度調節ハンドルによる温度設定に応じて混合させる温度設定手段とを備え、前記流量調節手段は、前記流量調節ハンドルに対する操作により、前記温度設定手段から供給される湯水の流量を調節してスパウト又はシャワーヘッドに供給するとともに、同湯水の供給先を同スパウト又は同シャワーヘッドに切り替えるように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明に加えて、前記流量調節手段は、水栓本体内の孔部内において配置された円筒状の外側ケース体と、同外側ケース体内において回動可能に配置される円筒状の内側ケース体とを備え、同内側ケース体は、その両端における一方が閉塞され、他方が開口されるとともに、その軸線方向において内部が同じく一方側と他方側とに区画され、前記外側ケース体の周壁には、1次側水路に連通される第1開口、2次側水路に連通される第2開口、前記シャワーヘッドへの流路に連通される第3開口、及び、前記スパウトへの流路に連通される第4開口が設けられ、前記内側ケース体の一方の側における周壁には、前記第1開口と連通可能にした水入口、及び、前記第2開口と連通可能にした水出口が設けられ、同内側ケース体の他方の側における周壁には、前記第3開口と連通可能にしたシャワー側開口、及び、前記第4開口と連通可能にしたスパウト側開口が設けられ、同内側ケース体の他方の側における開口は、前記温度設定手段から供給される湯水を導入する混合水入口とされ、同内側ケース体は、前記流量調節ハンドルによる流量調節のために回動され、前記第1開口に対する前記水入口の連通が遮断されたときには、前記第3開口に対する前記シャワー側開口の連通が遮断されるとともに前記第4開口に対する前記スパウト側開口の連通が遮断され、前記第1開口に対して前記水入口が連通されたときには、前記第3開口に対して前記シャワー側開口が連通されるか、又は、前記第4開口に対して前記スパウト側開口が連通されるように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明に加えて、前記温度設定手段は、混合させた湯水の温度に応じて動作する感温素子を備え、混合させる水及び湯の割合を同感温素子の動作によって自動調節し、供給する湯水の温度変動を抑制するように構成されていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明に加えて、前記感温素子は、形状記憶合金からなる感温ばねであることを特徴とする。
(作用)
請求項1,2に記載の発明において、外部から混合栓に供給された水又は湯は、先ず、流量調節手段により、その流量が調節されるとともに供給が停止される。そして、流量調節手段により流量が調節された水又は湯と、外部から供給された湯又は水とが温度設定手段において混合される。さらに、温度設定手段により混合された湯水は、流量調節手段によりその流量が調節されるとともにスパウト及びシャワーヘッドへの供給が停止される。従って、流量調節手段による止水状態においては、外部から混合栓に接続された給水管と給湯管との連通が遮断される。また、横長の水栓本体における両端の一方に流量調節ハンドルが設けられ、他方に温度調節ハンドルが設けられる。そして、流量調節ハンドルを操作することにより、湯水の吐水先が切り替えられる。従って、手の向きを無理な状態とすることなく流量調節、温度調節及び吐水先切替を行うことができるので使い勝手が向上する。
請求項3,4に記載の発明によれば、吐水中に、水側クランク管から供給される水の流量、又は、湯側クランク管から供給される湯の流量が変動したときに、スパウト又はシャワーヘッドから吐水されている湯水の温度変動が抑制される。
この発明によれば、混合栓に接続される給水管と給湯管との連通を止水状態において遮断することができるので、給水管と給湯管とを止水状態において互いに連通させないようにすることができる。また、横長の水栓本体の右端又は左端に設けられた流量調節ハンドルを回動操作することにより吐水先をスパウトとシャワーヘッドとで切り替えることができるので、使用者が手の向きを無理に曲げる必要がなく、使い勝手が向上する。さらに、同じハンドルを操作することにより、吐水させる湯水の流量調節と吐水先切替とを行うことができるので、使い勝手が一層向上する。
(第1実施形態)
次に、この発明を具体化した第1実施形態を図1〜図11に従って説明する。
図1に示すように、この実施形態の自動温度調節式の湯水混合栓(以下、単に混合栓という)10は、水側クランク管11R及び湯側クランク管11Lを介して浴室の壁面等に設置されている。混合栓10には、図示しない給水管から水側クランク管11Rを介して水が供給され、図示しない給湯管から湯側クランク管11Lを介して湯が供給される。そして、混合栓10は、供給された水と湯とを混合した湯水を生成し、スパウト12またはシャワーヘッド13からその湯水を浴室に供給する。
図1、図2及び図3に示すように、混合栓10は、両クランク管11R,11Lがそれぞれ接続されるとともに両クランク管11R,11Lに支持される横長の水栓本体14を備えている。この水栓本体14の右端には、回動操作される流量調節ハンドルとしての流量調節・吐水切替ハンドル15が設けられ、同じく左端には回動操作される温度調節ハンドル16が設けられている。
図2及び図3に示すように、水栓本体14の内部における右部分には、前記流量調節・吐水切替ハンドル15による流量調節により、スパウト12又はシャワーヘッド13から吐水する湯水の流量を調節するとともにその供給を停止する流量調節手段としての流量調節・吐水切替ユニット17が設けられている。また、この流量調節・吐水切替ユニット17は、流量調節・吐水切替ハンドル15に対する切替操作により、湯水の吐水先をスパウト12とシャワーヘッド13とのいずれかに切り替えるようになっている。流量調節・吐水切替ユニット17は、水栓本体14の内部においてその軸線方向に延びるとともにその右端に開口する円柱状の孔部内に装着されている。
また、水栓本体14の内部における左部分には、前記温度調節ハンドル16での温度設定により、スパウト12又はシャワーヘッド13から供給する湯水の温度を設定するための温度設定手段としての温度調節弁ユニット18が設けられている。温度調節弁ユニット18は、水栓本体14の軸線方向に延びるとともにその左端に開口する円柱状の孔部内に装着されている。
また、図2及び図3に示すように、水栓本体14の内部には、水側クランク管11Rから延びる1次側水路19と、湯側クランク管11Lから延びる湯路20とが設けられている。また、水栓本体14の内部には、流量調節・吐水切替ユニット17側から温度調節弁ユニット18側に延びる2次側水路21が設けられている。さらに、水栓本体14の内部には、前記スパウト12に連通するスパウト側流路22、及び、前記シャワーヘッド13に連通するシャワー側流路23が設けられている。
次に、前記流量調節・吐水切替ユニット17について説明する。
図4及び図5に示すように、流量調節・吐水切替ユニット17は、略円筒状の第1ケース体24(外側ケース体)、この第1ケース体24の端部に螺合により結合される略円筒状の第2ケース体25、及び、結合された第1ケース体24及び第2ケース体25内に回動可能に保持される栓棒26を備えている。栓棒26は、第1ケース体24の内側に配置される略円筒状の弁筒部27(内側ケース体)と、この弁筒部27の一端を閉塞する状態で弁筒部27に一体化されるとともに第2ケース体25に挿通される軸部28とを備えている。流量調節・吐水切替ユニット17は、水栓本体14の孔部の開口部内周縁に螺合する締め付けナット29により、水栓本体14の孔部内において軸線方向及び回動方向に固定されている。軸部28は、締め付けナット29を挿通して水栓本体14の右端から外部に延出され、その端部には前記流量調節・吐水切替ハンドル15が取着されている。従って、流量調節・吐水切替ユニット17においては、流量調節・吐水切替ハンドル15に対する回動操作により温度調節弁ユニット18、第1ケース体24及び第2ケース体25に対して栓棒26が相対回動するようになっている。
図5及び図6に示すように、第1ケース体24の周壁には、前記1次側水路19に連通可能とされた第1開口24a、前記2次側水路21に連通可能とされた第2開口24b、前記シャワー側流路23に連通可能とされた第3開口24c、及び、前記スパウト側流路22に連通可能とされた第4開口24dがそれぞれ設けられている。
図4、図5及び図6に示すように、栓棒26における弁筒部27の内部は、その軸線方向において区画され、その軸部28側の領域における弁筒部27の周壁には、第1ケース体24の第1開口24aに連通可能とされた一対の水入口27aと、同じく第2開口24bに連通可能とされた一対の水出口27bとがそれぞれ設けられている。また、軸部28とは反対側の領域における弁筒部27の周壁には、第3開口24cに連通可能とされたシャワー側開口27cと、第4開口に連通可能とされたスパウト側開口27dとがそれぞれ設けられている。また、弁筒部27の内部における軸部28と反対側の領域は、弁筒部27の端部に開口された混合水入口27eを通じて、前記温度調節弁ユニット18の後述する吐水口38に常時連通する吐水切替室30とされている。
図4、図5及び図6に示すように、第1ケース体24の第1開口24aと栓棒26(弁筒部27)の両水入口27aとは、第1ケース体24の内周面と栓棒26の外周面との間に設けられた水側パッキン31aにより水密状態で連通されている。また、第1ケース体24の第3開口24cと栓棒26のシャワー側開口27c、及び、第1ケース体24の第4開口24dと栓棒26のスパウト側開口27dは、第1ケース体24の内周面と栓棒26の外周面との間に設けられた湯側パッキン31bによりそれぞれ水密状態で連通されている。
そして、図7に示すように、流量調節・吐水切替ハンドル15の回動操作により、両ケース体24,25に対する栓棒26の回動方向における位置が調節され、第1ケース体24の第1開口24aと栓棒26の両水入口27aとの連通が遮断される。このとき、第1ケース体24の第3開口24cと栓棒26のシャワー側開口27cとの連通、及び、第1ケース体24の第4開口24dと栓棒26のスパウト側開口27dとの連通が共に遮断される。従って、1次側水路19と2次側水路21との連通が遮断されるときには、温度調節弁ユニット18の吐水口38と、シャワー側流路23及びスパウト側流路22との連通が遮断される。
また、図8に示すように、流量調節・吐水切替ハンドル15の回動操作により、両ケース体24,25に対する栓棒26の回動方向における位置が調節され、第1ケース体24の第1開口24aと弁筒部27の両水入口27aの一方とが連通される。このとき、第1ケース体24の第3開口24cと栓棒26のシャワー側開口27cとが連通され、第1ケース体24の第4開口24dと栓棒26のスパウト側開口27dとの連通が遮断される。従って、1次側水路19と2次側水路21とが連通されるとともに温度調節弁ユニット18の吐水口38とシャワー側流路23とが連通されたときには、同吐水口38とスパウト側流路22との連通が遮断される。
さらに、図9に示すように、流量調節・吐水切替ハンドル15の回動操作により、両ケース体24,25に対する栓棒26の回動方向における位置が調節され、第1ケース体24の第1開口24aと弁筒部27の両水入口27aの他方とが連通される。このとき、第1ケース体24の第3開口24cと栓棒26のシャワー側開口27cとの連通が遮断され、第1ケース体24の第4開口24dと栓棒のスパウト側開口27dとが連通される。従って、1次側水路19と2次側水路21とが連通されるとともに温度調節弁ユニット18の吐水口38とスパウト側流路22とが連通されたときには、同吐水口38とシャワー側流路23との連通が遮断される。
また、流量調節・吐水切替ハンドル15が回動操作され、両ケース体24,25に対する栓棒26の回動方向における位置が調節されることにより、1次側水路19と2次側水路21とを連通する流路の断面積が調節される。このとき、1次側水路19と2次側水路21とを連通する流路の断面積とともに、温度調節弁ユニット18の吐水口38とスパウト側流路22(又はシャワー側流路23)とを連通する流路の断面積が同時に調節される。
次に、前記温度調節弁ユニット18について説明する。
図10に示すように、温度調節弁ユニット18は、略円筒状の第1弁胴32、及び、第1弁胴32の端部に螺合により結合される略円筒状の第2弁胴33を備えている。温度調節弁ユニット18は、水栓本体14の孔部の内周縁部に螺合する締め付けナット34(図2及び図3に図示)により、水栓本体14の孔部内において軸線方向及び回動方向に固定されている。
第1弁胴32の周壁には、前記2次側水路21に常時連通する水側ポート35と、前記湯路20に常時連通する湯側ポート36とがそれぞれ複数設けられている。また、第1弁胴32の端部には、前記流量調節・吐水切替ユニット17の弁筒部27の混合水入口27eに常時連通する吐水口38が設けられている。
第1弁胴32の内部には、前記水側ポート35と近接対応する水側弁座39が設けられている。また、第1弁胴32及び第2弁胴33の連結部分における内部には、水側弁座39と対面する筒状部材40が配置されている。筒状部材40は、両弁胴32,33により軸線方向に挟持されることで両弁胴32,33内に固定されている。筒状部材40における第1弁胴32側の端面には、前記湯側ポート36と近接対応する湯側弁座41が設けられている。
第1弁胴32の内部における水側弁座39と湯側弁座41との間には、第1弁胴32の内部を軸線方向において水側弁座39側と湯側弁座41側とに区画するとともにその軸線方向に移動可能とされた弁体42が配設されている。弁体42は、前記水側弁座39又は湯側弁座41に対して接離し、水側ポート35及び湯側ポート36を交互に開閉可能となっている。また、弁体42には、その軸線方向に貫通する湯供給孔43が設けられ、この湯供給孔43により、第1弁胴32の内部において水側弁座39側と湯側弁座41側とが常時連通されている。
第1弁胴32の内部において弁体42により区画された水側弁座39側には、前記吐水口38に連通する湯水混合室44が設けられている。前記水側ポート35は、弁体42に設けられた複数の水供給口45を介して湯水混合室44に連通されている。
湯水混合室44内には、形状記憶合金よりなるコイルばね状の感温ばね46(感温素子)が配設されている。感温ばね46は、弁体42の端面と第1弁胴32の内周突縁との間に介装され、弁体42を湯側弁座41に当接させる向きに付勢している。
一方、前記筒状部材40の内側には、通常のばね材からなるコイル状の第1バイアスばね47と、同じコイル状であるとともに第1バイアスばね47の内側に配置される第2バイアスばね48とが配設されている。両バイアスばね47,48は、弁体42における湯側弁座41側の端面に対して受け板49を介して接合配置されている。第1バイアスばね47の内径及び長さは、第2バイアスばね48の内径及び長さよりもそれぞれ大きくされている。この実施形態では、第1バイアスばね47及び第2バイアスばね48がバイアスばねを構成する。
前記第2弁胴33の内部には、両バイアスばね47,48を介して弁体を変位させることにより吐水温度を調節設定する吐水温度設定機構50が設けられている。吐水温度設定機構50は、第2弁胴33の内部に支持されるとともに締め付けナット34を挿通して第2弁胴33の端部開口から水栓本体14の左外方に延出された操作スピンドル51と、第2弁胴33の内部において操作スピンドル51の端部に螺合された送り部材52とを備えている。操作スピンドル51は第2弁胴33に対して軸線方向に移動不能、かつ、相対回動可能に支持され、水栓本体14の外側におけるその端部には前記温度調節ハンドル16(図2及び図3に図示)が取着されている。送り部材52は、第2弁胴33の内部において回動不能に保持され、操作スピンドル51の回動により第2弁胴33内をその軸線方向に移動する。従って、温度調節弁ユニット18においては、温度調節ハンドル16に対する回動操作により、第1弁胴32及び第2弁胴33に対して送り部材52がその軸線方向に変位するようになっている。
送り部材52における弁体42側の端縁には、前記両バイアスばね47,48の端縁と接離可能とされたばね押し部材53が嵌着されている。ばね押し部材53における弁体42側の端部には、円筒状の位置決め壁部53aが設けられ、この位置決め壁部53aの内周側には、第1バイアスばね47における弁体42側と反対側の端部が挿入されている。また、送り部材52における弁体42側の端面中央には、ほぼ円錐状の保持部53bが突出形成され、この保持部53bは、第2バイアスばね48における弁体42側と反対側の端部に挿入されている。
前記第1バイアスばね47における弁体42側の端部は、前記筒状部材40の内周面により保持されている。また、前記第2バイアスばね48における弁体42側の端部は、弁体42における筒状部材40側の端面中央に突出形成された位置決め軸部42aの外周面により保持されている。従って、両バイアスばね47,48は、両弁胴32,33の軸線上において並列に位置決めされている。
次に、前記のように構成された混合栓10の作用を説明する。
先ず、流量調節・吐水切替ハンドル15の操作による流量調節・吐水切替ユニット17の動作について説明する。
スパウト12及びシャワーヘッド13から湯水を吐水させないときには、流量調節・吐水切替ハンドル15が所定の止水位置とされる。すると、図7に示すように、流量調節・吐水切替ユニット17において、第1ケース体24の第1開口24aと弁筒部27の水入口27aとの連通が遮断されるとともに、同じく第3開口24cとシャワー側開口27cとの連通、及び、第4開口24dとスパウト側開口27dとの連通が共に遮断される。このため、1次側水路19と2次側水路21との連通が遮断されるとともに、温度調節弁ユニット18の吐水口38とスパウト側流路22との連通、及び、吐水口38とシャワー側流路23との連通が共に遮断される。従って、止水状態においては、1次側水路19と湯路20との連通が遮断されるので、給水管と給湯管とが混合栓10を介して接続された状態とはならない。このため、止水状態において、湯よりも圧力の高い水が給水管から混合栓10及び給湯管を介して給湯機側に逆流することがなく、給湯機に異常な水圧が加わることがない。
また、シャワーヘッド13から湯水を吐水させるときには、流量調節・吐水切替ハンドル15がシャワーヘッド13による吐水位置に切り替えられる。すると、図8に示すように、流量調節・吐水切替ユニット17において、第1ケース体24の第1開口24aと弁筒部27の水入口27aとが連通され、同じく第3開口24cとシャワー側開口27cとが連通されるとともに、第4開口24dとスパウト側開口27dとの連通が遮断された状態となる。このため、1次側水路19と2次側水路21とが連通されるとともに、温度調節弁ユニット18の吐水口38が吐水切替室30を介してシャワー側流路23に連通される。従って、給水管から供給された水と、給湯管から供給された湯とが混合され、シャワーヘッド13から吐水される。さらに、シャワーヘッド13による吐水位置と止水位置との間で、流量調節・吐水切替ハンドル15を調節することにより、第1開口24aと水入口27aとにより形成される流路の断面積と、第3開口24cとシャワー側開口27cとにより形成される流路の断面積とが調節される。このため、シャワーヘッド13から吐水させる湯水の流量が調節される。
また、スパウト12から湯水を吐水させるときには、流量調節・吐水切替ハンドル15がスパウト12による吐水位置に切り替えられる。すると、図9に示すように、流量調節・吐水切替ユニット17において、第1ケース体24の第1開口24aと弁筒部27の水入口27aとが連通され、同じく第4開口24dとスパウト側開口27dとが連通されるとともに、第3開口24cとシャワー側開口27cとの連通が遮断された状態となる。このため、1次側水路19と2次側水路21とが連通されるとともに、温度調節弁ユニット18の吐水口38が吐水切替室30を介してスパウト側流路22に連通される。従って、給水管から供給された水と、給湯管から供給された湯とが混合され、スパウト12から吐水される。さらに、スパウト12による吐水位置と止水位置との間で、流量調節・吐水切替ハンドル15を調節することにより、第1開口24aと水入口27aとにより形成される流路の断面積と、第4開口24dとスパウト側開口27dとにより形成される流路の断面積とが調節される。このため、スパウト12から吐水させる湯水の流量が調節される。
従って、この混合栓10においては、使用者が右手で流量調節・吐水切替ハンドル15を操作することで、スパウト12又はシャワーヘッド13から吐水させる湯水の流量調節を行うことができるとともに止水を行うことができる。さらに、同じ流量調節・吐水切替ハンドル15を操作することにより、湯水の吐水先をスパウト12又はシャワーヘッド13のいずれかに切り替えることができる。また、流量調節・吐水切替ハンドル15及び温度調節ハンドル16は、横長の水栓本体14の各端部に設けられているので、使用者は右手又は左手を無理に曲げることなく操作することができる。このため、特許文献1に記載の混合栓や、湯水の流量調節及び止水を行うためのハンドルと湯水の吐水先の切替を行うためのハンドルとを別々に設けた周知の混合栓に較べて、使い勝手が向上する。
次に、温度調節ハンドル16の操作による温度調節弁ユニット18の動作について説明する。
図10は、温度調節ハンドル16が、通常の使用温度域(例えば30〜50℃)に設定された状態を示す。この状態では、吐水温度設定機構50において、送り部材52によりばね押し部材53が弁体42側に近づいた位置に配置され、ばね押し部材53における弁体42側の端面が第1バイアスばね47の縁端に当接するとともに第2バイアスばね48の縁端には当接しない状態となる。このとき、弁体42は、感温ばね46の付勢力と、第1バイアスばね47の付勢力との均衡により、水側弁座39及び湯側弁座41から共に離間した位置に保持される。なお、この状態において、第2バイアスばね48は、非蓄力状態となっており、弁体42に対して付勢力を及ぼさない。このため、湯水混合室44には、水側ポート35を介して2次側水路21が連通されるとともに、湯側ポート36を介して湯路20が連通される。そして、2次側水路21から供給される水と、湯路20から供給される湯とが、湯水混合室44において混合される。このため、感温ばね46は、湯水混合室44内で混合された湯水の温度に応じてばね定数を変化させる。すると、弁体42は、湯水混合室44内の湯水の温度に対応した感温ばね46の付勢力と、第1バイアスばね47の付勢力とが均衡する位置に配置される。従って、流量調節・吐水切替ユニット17から供給される水と、湯路20から供給される湯とが、温度調節ハンドル16による温度設定に応じて混合される。そして、混合された湯水は、第1弁胴32の吐水口38から、流量調節・吐水切替ユニット17の混合水入口27eを通じて吐水切替室30に供給され、吐水切替室30からスパウト12又はシャワーヘッド13に供給される。
図10に示す状態での吐水中に、例えば混合栓10とは別の水栓により湯が使用されると、給湯管から湯路20に供給される湯の流量が減少する。このため、湯路20から湯水混合室44に供給される湯の流量が減少し、湯水混合室44内の湯水の温度が低下する。すると、感温ばね46のばね定数が低下して感温ばね46から弁体42に加わる付勢力が減少し、弁体42が水側弁座39側に変位する。このため、2次側水路21から湯水混合室44に供給される水の流量が減少するとともに湯路20から湯水混合室44に供給される湯の流量が増大し、湯水混合室44において生成される湯水の温度の下降が抑制される。従って、吐水中に別の水栓により湯が使用されても、感温ばね46の作動によりスパウト12又はシャワーヘッド13から吐水される湯水の温度が設定温度から下降しにくい。
また、別の水栓での湯の使用が止まると、給湯管から湯路20に供給される湯の流量が増大する。このため、湯路20から湯水混合室44に供給される湯の流量が増大し、湯水混合室44内の湯水の温度が上昇する。すると、感温ばね46のばね定数が上昇して感温ばね46から弁体42に加わる付勢力が増大し、弁体42が湯側弁座41側に変位する。このため、2次側水路21から湯水混合室44に供給される水の流量が増大するとともに湯路20から湯水混合室44に供給される湯の流量が減少し、湯水混合室44において生成される湯水の温度の上昇が抑制される。従って、吐水中に別の水栓での湯の使用が止まっても、スパウト12又はシャワーヘッド13から吐水される湯水の温度が設定温度から上昇しにくい。
以上詳述した混合栓10では、全体が円柱状の流量調節・吐水切替ユニット17及び温度調節弁ユニット18を横長の水栓本体14の内部において同軸上に配置し、水栓本体14の両端に流量調節・吐水切替ハンドル15及び温度調節ハンドル16を設けている。さらに、流量調節・吐水切替ハンドル15への操作により流量調節と吐水先切替とを行うようにしている。このため、水栓本体14からの突起物がなくなり、全体の見た目がすっきりとするとともに小型となる。
また、この混合栓10では、温度調節弁ユニット18とは独立した流量調節・吐水切替ユニット17において流量調節と吐水切替とを行うので、上記特許文献1の混合栓の温度調節部をそのまま流用することができる。
(第2実施形態)
次に、この発明を具体化した第2実施形態を図11〜図13に従って説明する。尚、この実施形態は、第1実施形態における温度調節弁ユニット18に代えて混合弁ユニット60を設けたものである。従って、第1実施形態と同じ構成については、その番号を同じにして説明を省略し、混合弁ユニット60のみについて説明する。
図11及び図12に示すように、水栓本体14の内部における左部分には、前記温度調節ハンドル16での温度設定により、スパウト12又はシャワーヘッド13から吐水させる湯水の温度を設定するための温度設定手段としての混合弁ユニット60が設けられている。この混合弁ユニット60は、前記温度調節弁ユニット18と互換性を有している。
図13に示すように、混合弁ユニット60は、略円筒状の第1弁胴61、及び、第1弁胴61の端部に螺合により結合される略円筒状の第2弁胴62を備えている。混合弁ユニット60は、前記締め付けナット34により、水栓本体14の孔部内において軸線方向及び回動方向に固定されている。
第1弁胴61の周壁には、前記2次側水路21に常時連通する水側ポート63と、前記湯路20に常時連通する湯側ポート64とが設けられている。また、第1弁胴61の端部には、前記流量調節・吐水切替ユニット17の弁筒部27の混合水入口27eに常時連通する吐水口65が設けられている。
第1弁胴61の内部には、前記水側ポート63と近接対応する水側弁座66が設けられている。また、第1弁胴61及び第2弁胴62の連結部分における内部には、水側弁座66と対面する筒状部材67が配置されている。筒状部材67は、両弁胴61,62により軸線方向に挟持され、両弁胴61,62内に固定されている。筒状部材67における第1弁胴61側の端面には、前記湯側ポート64と近接対応する湯側弁座68が設けられている。
第1弁胴61の内部における水側弁座66と湯側弁座68との間には、第1弁胴61の内部においてその軸線方向に移動可能とされた弁体69が配設されている。弁体69は、前記水側弁座66又は湯側弁座68に対して接離し、水側ポート63及び湯側ポート64を交互に開閉可能となっている。また、弁体69には、その中央を軸線方向に貫通する軸孔69aと、軸孔69aの外周側において軸線方向に貫通する複数の湯供給孔69bとが設けられている。
第1弁胴61の内部において水側弁座66よりも前記吐水口65側には、吐水口65に連通する湯水混合室70が設けられている。湯水混合室70には、水側ポート63が連通可能とされるとともに、弁体69の各湯供給孔69bを通じて湯側ポート64が連通可能とされている。
前記第2弁胴62の内部には、前記弁体69を位置決めするとともにその位置を調節可能とされた吐水温度設定機構71が設けられている。吐水温度設定機構71は、第2弁胴62の内側に支持されるとともに締め付けナット34を挿通して第2弁胴62の端部開口から水栓本体14の左外方に延出された操作スピンドル72と、第2弁胴62の内側において操作スピンドル72の端部に螺合された送り部材73とを備えている。操作スピンドル72は、第2弁胴62に対して軸線方向に移動不能に、かつ、相対回動可能に支持され、水栓本体14の外部に配置された端部には前記温度調節ハンドル16が取着されている。送り部材73は、第2弁胴62の内部において回動不能に保持され、操作スピンドル72の回動により第2弁胴62内を軸線方向に移動する。従って、混合弁ユニット60においては、温度調節ハンドル16に対する回動操作により、第1弁胴61及び第2弁胴62に対して送り部材73がその軸線方向に変位する。
送り部材73の弁体69側における端部には、円柱状の支持部材74が螺合により結合されている。支持部材74は、送り部材73とともに両弁胴61,62内を軸線方向に移動する。支持部材74には、前記筒状部材67及び弁体69(軸孔69a)を挿通して湯水混合室70まで延出する支持軸75が結合されている。支持軸75には、一対のコイルばね76a,76bが支持されている。一方のコイルばね76aは、支持部材74の弁体69側の端面と、弁体69の支持部材74側の端面との間に挟持され、他方のコイルばね76bは、弁体69の湯水混合室70側の端面と、支持軸75の端部周縁に設けられた突縁との間に挟持されている。両コイルばね76a,76bは、支持軸75に弁体69を弾性的に支持させ、支持軸75の移動に伴って弁体69を軸線方向に移動させる、また、両コイルばね76a,76bは、支持軸75の移動に伴って弁体69が水側弁座66又は湯側弁座68に当接したときに、弁体69を水側弁座66又は湯側弁座68に弾性的に圧接させる。
次に、温度調節ハンドル16の操作による混合弁ユニット60の動作について説明する。
流量調節・吐水切替ハンドル15が操作されて流量調節・吐水切替ユニット17が止水状態から吐水状態に切り替えられると、2次側水路21を通じて混合弁ユニット60の水側ポート63に水が供給されるとともに、混合弁ユニット60からの流量調節・吐水切替ユニット17を介した湯水の吐水が許容される。
このとき、流量調節・吐水切替ハンドル15により吐水温度が最も低く設定されているときには、図13に示すように、送り部材73が弁体69側から最も後退した位置に配置される。このため、弁体69は、湯側弁座68に当接して湯側ポート64を閉じるとともに水側ポート63を開く。すると、2次側水路21から水側ポート63を通じて湯水混合室70に水が供給される。湯水混合室70に導入された水は、湯水混合室70から流量調節・吐水切替ユニット17の吐水切替室30に移動し、吐水切替室30からスパウト12又はシャワーヘッド13に供給される。
また、流量調節・吐水切替ハンドル15による吐水温度をより高く設定すると、送り部材73が弁体69側により近づいた位置に配置される。このため、弁体69は、湯側弁座68から離れて湯側ポート64を開くとともに、水側ポート63を次第に閉じていく。すると、2次側水路21から水側ポート63を通じて湯水混合室70に水が供給されるとともに、湯路20から湯側ポート64を通じて湯水混合室70に湯が供給される。湯水混合室70に導入された水と湯は混合され、湯水混合室70から流量調節・吐水切替ユニット17の吐水切替室30に移動し、吐水切替室30からスパウト12又はシャワーヘッド13に供給される。
さらに、流量調節・吐水切替ハンドル15による吐水温度を最も高く設定すると、送り部材73が弁体69側に最も近づいた位置に配置される。このため、弁体69は、水側弁座66に当接して水側ポート63を閉じるとともに、湯側ポート64を最も大きく開く。すると、2次側水路21から水側ポート63を通じた湯水混合室70への水の供給が止まれ、湯路20から湯側ポート64を通じて湯水混合室70に湯が供給される。湯水混合室70に導入された湯は、湯水混合室70から流量調節・吐水切替ユニット17の吐水切替室30に移動し、吐水切替室30からスパウト12又はシャワーヘッド13に供給される。
以上詳述したこの実施形態も、前記第1実施形態と同じ効果を有する。
(変形例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ 第1実施形態で、形状記憶合金製の感温ばねに代えて、ワックスサーモ弁を設けた構成とする。
・ 第1及び第2実施形態で、流量調節・吐水切替ユニット17及び流量調節・吐水切替ハンドル15を水栓本体14の左側に設け、温度調節弁ユニット18及び温度調節ハンドル16を右側に設ける。さらに、湯側クランク管11Lの湯路20から流量調節・吐水切替ユニット17に湯を供給し、水側クランク管11Rから温度調節弁ユニット18に水を供給する構成とする。そして、流量調節・吐水切替ユニット17は、温度調節弁ユニット18から供給される湯水の流量を調節してスパウト12又はシャワーヘッド13に供給する構成とする。
浴室に設置された第1実施形態の混合栓を示す斜視図。 混合栓を示す縦断面図。 混合栓を示す横断面図。 流量調節・吐水切替ユニットを示す縦断面図。 流量調節・吐水切替ユニットを示す横断面図。 流量調節・吐水切替ユニットを示す分解斜視図。 止水時の流量調節・吐水切替ユニットを示す横断面図。 シャワー吐水時の流量調節・吐水切替ユニットを示す横断面図。 スパウト吐水時の流量調節・吐水切替ユニットを示す横断面図。 中温域に設定された温度調節弁ユニットを示す縦断面図。 第2実施形態の混合栓を示す縦断面図。 混合栓を示す横断面図。 混合弁ユニットを示す縦断面図。
符号の説明
10…湯水混合栓、11R…水側クランク管、11L…湯側クランク管、12…スパウト、13…シャワーヘッド、14…水栓本体、15…流量調節ハンドルとしての流量調節・吐水切替ハンドル、16…温度調節ハンドル、17…流量調節手段としての流量調節・吐水切替ユニット、18…温度設定手段としての温度調節弁ユニット、19…1次側水路、21…2次側湯路、24…外側ケース体としての第1ケース体、24a…第1開口、24b…第2開口、24c…第3開口、24d…第4開口、27…内側ケース体としての弁筒部、27a…水入口、27b…水出口、27c…シャワー側開口、27d…スパウト側開口、27e…混合水入口、46…感温素子としての感温ばね。

Claims (4)

  1. 水を供給するための水側クランク管、及び、湯を供給するための湯側クランク管に接続される横長の水栓本体と、同水栓本体に設けられたスパウトと、同水栓本体にホースを介して設けられたシャワーヘッドとを備えた湯水混合栓であって、
    前記水栓本体の両端部にそれぞれ回動操作可能に設けられた流量調節ハンドル及び温度調節ハンドルと、
    前記流量調節ハンドルによる流量設定に応じて、前記水側クランク管を介して供給される水、又は、前記湯側クランク管を介して供給される湯の流量を調節するとともにその供給を停止する流量調節手段と、
    前記流量調節手段から供給される水又は湯と、外部から供給される湯又は水とを、前記温度調節ハンドルによる温度設定に応じて混合させる温度設定手段とを備え、
    前記流量調節手段は、前記流量調節ハンドルに対する操作により、前記温度設定手段から供給される湯水の流量を調節してスパウト又はシャワーヘッドに供給するとともに、同湯水の供給先を同スパウト又は同シャワーヘッドに切り替えるように構成されていることを特徴とする湯水混合栓。
  2. 前記流量調節手段は、水栓本体内の孔部内において配置された円筒状の外側ケース体と、同外側ケース体内において回動可能に配置される円筒状の内側ケース体とを備え、
    同内側ケース体は、その両端における一方が閉塞され、他方が開口されるとともに、その軸線方向において内部が同じく一方側と他方側とに区画され、
    前記外側ケース体の周壁には、1次側水路に連通される第1開口、2次側水路に連通される第2開口、前記シャワーヘッドへの流路に連通される第3開口、及び、前記スパウトへの流路に連通される第4開口が設けられ、
    前記内側ケース体の一方の側における周壁には、前記第1開口と連通可能にした水入口、及び、前記第2開口と連通可能にした水出口が設けられ、
    同内側ケース体の他方の側における周壁には、前記第3開口と連通可能にしたシャワー側開口、及び、前記第4開口と連通可能にしたスパウト側開口が設けられ、
    同内側ケース体の他方の側における開口は、前記温度設定手段から供給される湯水を導入する混合水入口とされ、
    同内側ケース体は、前記流量調節ハンドルによる流量調節のために回動され、前記第1開口に対する前記水入口の連通が遮断されたときには、前記第3開口に対する前記シャワー側開口の連通が遮断されるとともに前記第4開口に対する前記スパウト側開口の連通が遮断され、前記第1開口に対して前記水入口が連通されたときには、前記第3開口に対して前記シャワー側開口が連通されるか、又は、前記第4開口に対して前記スパウト側開口が連通されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の湯水混合栓。
  3. 前記温度設定手段は、混合させた湯水の温度に応じて動作する感温素子を備え、混合させる水及び湯の割合を同感温素子の動作によって自動調節し、供給する湯水の温度変動を抑制するように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の湯水混合栓。
  4. 前記感温素子は、形状記憶合金からなる感温ばねであることを特徴とする請求項3に記載の湯水混合栓。
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