JP2005061007A - 浄水器付湯水混合栓 - Google Patents

浄水器付湯水混合栓 Download PDF

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Abstract

【課題】 高温の湯の流入による浄水器の破損や性能低下を防止しながら、温調され、かつ所定の浄水器を通った浄水を確実に使用できる浄水器付湯水混合栓を提供する。
【解決手段】 湯水混合弁で湯水を混合した混合水を原水のまま吐水する原水モードまたは浄水器を介して吐水する浄水モードに切替える切替弁とを備えた浄水器付湯水混合栓において、前記浄水器に流入する混合水が所定温度以下になるように調整する温調弁を設け、浄水モード時のみ前記温調弁が機能するように構成したことを特徴とする浄水器付湯水混合栓。
【選択図】 図1

Description

本発明は、浄水器などを接続して原水と浄水両方を使用できる浄水器付湯水混合栓に関する。
従来より、浄水器などを接続して原水と浄水両方を使用できる浄水器付湯水混合栓として、湯水を混合した後の混合水を浄水器に通して吐水することにより、原水のみならず所望の温度の浄水が使用できるようにしたものが知られている。
このうち、特許文献1では、切替弁により湯水混合弁で湯水を混合した混合水をそのまま通水する原水路と混合水を浄水器を介して通水する浄水路のいずれかに切替えて原水/浄水を吐水する浄水器付湯水混合栓が開示されている。
また、特許文献2では、活性炭を収納する第一浄水器と中空糸膜を収納する第二浄水器を備え、湯水混合弁で湯水を混合した混合水を第一浄水器のみを通した浄水と第一、第二浄水器双方を通した浄水にさせることができる浄水器付湯水混合栓において、第一浄水器への入水路を分岐し第一浄水器からの出水路へ第一浄水器を通さずに接続したバイパス路を設け、分岐部には熱湯が流入すると流路をバイパス路へ切替える熱湯切替弁を設けて第一浄水器に熱湯が流入しないようにした浄水器付湯水混合栓が開示されている。
実開平5−69468号公報 特開2000−226870号公報
しかし、上記従来例では、特許文献1の場合、浄水を吐水する際、湯水混合弁で調整された混合水がそのまま浄水器へ流入する構成となっているため、例えば、湯水混合弁に流入する湯の熱源にタンクに貯湯した湯をそのまま給湯する電気温水器が使用されている場合、冬場に湯切れ防止のために沸き上げ設定温度を高温(例えば85℃)にしている場合は、高温の湯が湯水混合弁に供給されるため、湯水混合弁が最も高温側で切替弁を浄水に切替えられると、湯水混合弁から排出された高温の湯が浄水器へ流入し、浄水器の破損や性能低下を招いてしまうといった問題がある。
また、特許文献2の場合、第一浄水器への高温の湯の流入は防止できるが、第一浄水器を通した浄水を使用しているときに勝手に第一浄水器を通らない水に切替わるため、使用者は吐水された混合水が第一浄水器を通ったのか否か判断できず、第一浄水器を通らない水が吐水されているにもかかわらずに第一浄水器を通った残留塩素や溶解性鉛などが除去された浄水のつもりで使用してしまうといった問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、高温の湯の流入による浄水器の破損や性能低下を防止しながら、温調され、かつ所定の浄水器を通った浄水を確実に使用できる浄水器付湯水混合栓を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1では、湯水混合弁で湯水を混合した混合水を原水のまま吐水する原水モードまたは浄水器を介して吐水する浄水モードに切替える切替弁を備えた浄水器付湯水混合栓において、
前記浄水器に流入する混合水が所定温度以下になるように調整する温調弁を設け、浄水モード時のみ前記温調弁が機能するように構成した。
上記発明によれば、浄水器に流入する混合水が所定温度以下になるように調整する温調弁を設け、浄水モード時のみ温調弁が機能するように構成したことにより、温調弁を浄水器の耐熱温度(例えば60℃)より低い温度(例えば55℃)に自動設定するようにしておけば、浄水モード時に湯水混合弁が最も高温側であっても浄水器に高温の湯が流入することがなく、浄水器の破損や性能低下を防止しながら、吐水される混合水が所定の浄水器を通らない混合水に勝手に切替わったりぜず、温調され、かつ所定の浄水器を通った浄水を確実に使用できる。その上、原水モード時には水が混ざることがないため、高温の原水が使用でき食器の油落としなどには便利である。
請求項2では、請求項1に記載の浄水器付湯水混合栓において、前記湯水混合弁に水を供給する給水路と湯を供給する給湯路とをバイパスする分水路を設け、
前記温調弁を前記分水路と前記給湯路の接続部に配置し、
前記切替弁は前記分水路を開閉する機構を併設し、
浄水モードに切替えた場合のみ前記分水路を開成する構成とした。
上記発明によれば、給水路と給湯路とをバイパスする分水路を設け、温調弁を分水路と給湯路の接続部に配置し、切替弁は分水路を開閉する機構を併設し、浄水モードに切替えた場合のみ分水路を開成する構成としたことにより、温調弁は給湯路の上流から流入する湯と分水路から流入する水を所定の湯温に自動調節し給湯路の下流に排出するので、温調弁を浄水器の耐熱温度(例えば60℃)より低い温度(例えば55℃)に自動設定するようにしておけば、浄水モード時に湯水混合弁が最も高温側であっても浄水器に高温の湯が流入することがなく、浄水器の破損や性能低下を防止しながら、吐水される混合水が所定の浄水器を通らない混合水に勝手に切替わったりぜず、温調され、かつ所定の浄水器を通った浄水を確実に使用できる。その上、原水モード時には水が混ざることがないため、高温の原水が使用でき食器の油落としなどには便利である。
請求項3では、請求項1に記載の浄水器付湯水混合栓において、前記湯水混合弁に水を供給する給水路と前記湯水混合弁で混合した混合水を排出する混合水路とをバイパスする分水路を設け、
前記温調弁を前記分水路と前記混合水路の接続部に配置し、
前記切替弁は前記分水路を開閉する機構を併設し、
浄水モードに切替えた場合のみ前記分水路を開成する構成とした。
上記発明によれば、給水路と混合水路とをバイパスする分水路を設け、温調弁を分水路と混合水路の接続部に配置し、切替弁は分水路を開閉する機構を併設し、浄水モードに切替えた場合のみ分水路を開成する構成としたことにより、温調弁は混合水路の上流から流入する湯と分水路から流入する水を所定の湯温に自動調節し混合水路の下流に排出するので、温調弁を浄水器の耐熱温度(例えば60℃)より低い温度(例えば55℃)に自動設定するようにしておけば、浄水モード時に湯水混合弁が最も高温側であっても浄水器に高温の湯が流入することがなく、浄水器の破損や性能低下を防止しながら、吐水される混合水が所定の浄水器を通らない混合水に勝手に切替わったりぜず、温調され、かつ所定の浄水器を通った浄水を確実に使用できる。その上、原水モード時には水が混ざることがないため、高温の原水が使用でき食器の油落としなどには便利である。
請求項4では、請求項1に記載の浄水器付湯水混合栓において、前記湯水混合弁に水を供給する給水路と前記浄水器に混合水を流入する浄水路とをバイパスする分水路を設け、
前記温調弁を前記分水路と前記浄水路の接続部に配置し、
前記切替弁は前記分水路を開閉する機構を併設し、
浄水モードに切替えた場合のみ前記分水路を開成する構成とした。
上記発明によれば、給水路と浄水路とをバイパスする分水路を設け、温調弁を分水路と浄水路の接続部に配置し、切替弁は分水路を開閉する機構を併設し、浄水モードに切替えた場合のみ分水路を開成する構成としたことにより、温調弁は浄水路の上流から流入する湯と分水路から流入する水を所定の湯温に自動調節し浄水路の下流に排出するので、温調弁を浄水器の耐熱温度(例えば60℃)より低い温度(例えば55℃)に自動設定するようにしておけば、浄水モード時に湯水混合弁が最も高温側であっても浄水器に高温の湯が流入することがなく、浄水器の破損や性能低下を防止しながら、吐水される混合水が所定の浄水器を通らない混合水に勝手に切替わったりぜず、温調され、かつ所定の浄水器を通った浄水を確実に使用できる。その上、原水モード時には水が混ざることがないため、高温の原水が使用でき食器の油落としなどには便利である。
請求項5では、湯水混合弁で湯水を混合した混合水を原水のまま吐水する原水モードまたは浄水器を介して吐水する浄水モードに切替える切替弁を備えた浄水器付湯水混合栓において、
前記切替弁から排出する混合水が所定温度以下になるように調整する温調弁を設けた。
上記発明によれば、切替弁から排出する混合水が所定温度以下になるように調整する温調弁を設け、原水モード/浄水モード時ともに温調弁が機能するように構成したことにより、温調弁を浄水器の耐熱温度(例えば60℃)より低い温度(例えば55℃)に自動設定するようにしておけば、浄水モード時に湯水混合弁が最も高温側であっても浄水器に高温の湯が流入することがなく、浄水器の破損や性能低下を防止しながら、吐水される混合水が所定の浄水器を通らない混合水に勝手に切替わったりぜず、温調され、かつ所定の浄水器を通った浄水を確実に使用できる。その上、原水モード時にも水を混ぜるため、高温の原水が吐水されることがなくやけどの危険性が低減できる。また、浄水モード時のみ温調弁が機能するように構成するのに比べ、水通路や切替機構が簡略化されるためコスト的に有利である。
請求項6では、請求項5に記載の浄水器付湯水混合栓において、前記湯水混合弁に水を供給する給水路と湯を供給する給湯路とをバイパスする分水路を設け、
前記温調弁を前記分水路と前記給湯路の接続部に配置した構成とした。
上記発明によれば、給水路と給湯路とをバイパスする分水路を設け、温調弁を分水路と給湯路の接続部に配置した構成としたことにより、温調弁は給湯路の上流から流入する湯と分水路から流入する水を所定の湯温に自動調節し給湯路の下流に排出するので、温調弁を浄水器の耐熱温度(例えば60℃)より低い温度(例えば55℃)に自動設定するようにしておけば、浄水モード時に湯水混合弁が最も高温側であっても浄水器に高温の湯が流入することがなく、浄水器の破損や性能低下を防止しながら、吐水される混合水が所定の浄水器を通らない混合水に勝手に切替わったりぜず、温調され、かつ所定の浄水器を通った浄水を確実に使用できる。その上、原水モード時にも水を混ぜるため、高温の原水が吐水されることがなくやけどの危険性が低減できる。また、浄水モード時のみ温調弁が機能するように構成するのに比べ、水通路や切替機構が簡略化されるためコスト的に有利である。
請求項7では、請求項5に記載の浄水器付湯水混合栓において、前記湯水混合弁に水を供給する給水路と前記湯水混合弁で混合した混合水を排出する混合水路とをバイパスする分水路を設け、
前記温調弁を前記分水路と前記混合水路の接続部に配置した構成とした。
上記発明によれば、給水路と混合水路とをバイパスする分水路を設け、温調弁を分水路と混合水路の接続部に配置した構成としたことにより、温調弁は混合水路の上流から流入する湯と分水路から流入する水を所定の湯温に自動調節し混合水路の下流に排出するので、温調弁を浄水器の耐熱温度(例えば60℃)より低い温度(例えば55℃)に自動設定するようにしておけば、浄水モード時に湯水混合弁が最も高温側であっても浄水器に高温の湯が流入することがなく、浄水器の破損や性能低下を防止しながら、吐水される混合水が所定の浄水器を通らない混合水に勝手に切替わったりぜず、温調され、かつ所定の浄水器を通った浄水を確実に使用できる。その上、原水モード時にも水を混ぜるため、高温の原水が吐水されることがなくやけどの危険性が低減できる。また、浄水モード時のみ温調弁が機能するように構成するのに比べ、水通路や切替機構が簡略化されるためコスト的に有利である。
請求項8では、請求項1ないし請求項7に記載の浄水器付湯水混合栓において、前記温調弁は、
湯を流入する湯入口、水を流入する水入口、前記湯入口からの湯と前記水入口からの水を混合する温調室、前記温調室で混合された温調水を排出する混合水出口とを本体に備え、
前記湯入口と前記温調室を常時連通させ前記温調室への湯の流入量を略一定にするとともに、
ワックス式の感温体で検知した温調水の温度に基づいて、前記水入口から前記温調室への水の流入量を制御する弁機構を前記本体内に備えた。
上記発明によれば、温調室への湯の流入量を略一定にするとともに、温調水の温度により温調室への水の流入量を制御することにより、流入する湯の温度が高い場合は温調水の温度が高くなるため、温調室への水の流入量を増やして、所定の温度より高温の温調水が排出されないようするとともに、流入する湯の温度が低い場合は温調水の温度が低くなるため、温調室への水の流入量を抑えて、流入する湯の温度とほぼ同一の温度の温調水を排出させることができる。
請求項9では、請求項8に記載の浄水器付湯水混合栓において、前記弁機構は略直線的な形状を成して少なくとも弁体と前記感温体と前記感温体の検知温度に基づいて伸縮するピストンとで構成され、
前記本体の前記水入口と前記温調室の間に前記水入口側から水室と水出口を設け、
前記弁体を前記水室内に配置し、
前記感温体を格納する部分を前記温調室内に配置し、
前記ピストンを前記弁機構の前記温調室内の前記温調水出口側端部に配置し、
前記弁機構は前記感温体で検知した温調水の温度によって前記ピストンを伸縮させることにより前記弁体を移動させて前記弁体と前記水出口に設けた弁座との隙間を調節して前記温調室への水の流入量を制御するようにした。
上記発明によれば、弁体を水室内に配置し、感温体を温調室内に配置したことにより、万一、寿命などにより感温体が膨張したままの状態に至っても、弁体が水入口側に移動し、水の流入量が増加することになるため、高温の湯が排出されることのないフェールセーフの構成となる。
請求項10では、請求項8または請求項9に記載の浄水器付湯水混合栓において、前記ピストンの前記温調水出口側への飛び出し位置を規制するガイドを前記本体内に設け、さらに前記ガイドの位置を調整できるようにした。
上記発明によれば、ガイドの位置を調整できるようにしたことにより、排出される温調水の温度の閾値を調整でき、組合わせる浄水器の耐熱温度や使用者の好みに応じて変更することができる。
請求項11では、請求項1ないし請求項7に記載の温調弁において、湯を流入する湯入口、水を流入する水入口、前記湯入口からの湯と前記水入口からの水を混合する温調室、前記温調室で混合された温調水を排出する温調水出口とを本体に備え、
前記湯入口と前記温調室を常時連通させ前記温調室への湯の流入量を略一定にするとともに、
形状記憶バネ式の感温体で検知した温調水の温度に基づいて、前記水入口から前記温調室への水の流入量を制御する弁機構を前記本体内に備えた。
上記発明によれば、温調室への湯の流入量を略一定にするとともに、温調水の温度により温調室への水の流入量を制御することにより、流入する湯の温度が高い場合は温調水の温度が高くなるため、温調室への水の流入量を増やして、所定の温度より高温の温調水が排出されないようするとともに、流入する湯の温度が低い場合は温調水の温度が低くなるため、温調室への水の流入量を抑えて、流入する湯の温度とほぼ同一の温度の温調水を排出させることができる。また、形状記憶バネ式の感温体としたことで、俊敏な制御が可能となるため、流入する湯の温度が急に高温になっても温調水の温度を瞬時に低下させることができる。
請求項12では、請求項11に記載の浄水器付湯水混合栓において、前記弁機構は略直線的な形状を成して少なくとも弁体と感温体で構成され、
前記本体の前記水入口と前記温調室の間に前記水入口側から水室と水出口を設け、
前記弁体を前記水室内に配置し、
前記弁機構に装着された前記感温体を前記温調室内に配置し、
前記弁機構は検知した温調水の温度によって前記感温体のバネ定数を変化させることにより前記弁体を移動させて前記弁体と前記水出口に設けた弁座との隙間を調節して前記温調室への水の流入量を制御するようにした。
上記発明によれば、弁体を水室内に配置し、感温体を温調室内に配置したことにより、万一、寿命などにより感温体が膨張したままの状態に至っても、弁体が水入口側に移動し、水の流入量が増加することになるため、高温の湯が排出されることのないフェールセーフの構成となる。
請求項13では、請求項11または請求項12に記載の浄水器付湯水混合栓において、前記感温体の前記温調水出口側の位置を規制するガイドを前記本体内に設けるとともに、前記ガイドの位置を調整できるようにした。
上記発明によれば、ガイドの位置を調整できるようにしたことにより、排出される温調水の温度の閾値を調整でき、組合わせる浄水器の耐熱温度や使用者の好みに応じて変更することができる。
ここで、「浄水器」とは、水道水などに含まれる赤さびなどの濁り・残留塩素・雑菌・重金属などの除去を行う装置等をいい、磁気式、紫外線式の浄水器やアルカリイオン水を生成する電解槽を組合せたものなどを示す。「湯水混合弁」とは、シングルレバー式、2ハンドル式、サーモスタット式などを含む。
本発明によれば、温調弁を浄水器の耐熱温度(例えば60℃)より低い温度(例えば55℃)に自動設定するようにしておけば、浄水モード時に湯水混合弁が最も高温側であっても浄水器に高温の湯が流入することがなく、浄水器の破損や性能低下を防止しながら、吐水される混合水が所定の浄水器を通らない混合水に勝手に切替わったりぜず、温調され、かつ所定の浄水器を通った浄水を確実に使用できる。
以下、本発明の実施形態に係る浄水器付湯水混合栓について図1〜図5を用いて説明する。
図1は第一実施形態を示す浄水器付湯水混合栓1であり、次のような構成となる。
本体4は、流し台などのカウンター100上に図示しないナットや馬蹄型固定具などによりカウンター100下方より締付けて固定されている。
本体4には、吐水管5が突設されており、この吐水管5の先端に、吐水ヘッド20が回転自在にに保持されている。本体4には、湯水混合弁11が内蔵されており、カウンター100下方に設置される給水源2(例えば給水側止水栓)および給湯源3(例えば給湯側止水栓)からそれぞれ延びる給水路12および給湯路13がそれぞれ接続されている。また、本体4上部には、湯水混合ハンドル10が取り付けられており、この湯水混合ハンドル10の傾動・回動操作により湯水混合弁11を駆動させ、給水源2から給水路12を介して供給される水および給湯源3から給湯路13を介して供給される湯を混合して所望の水量および温度に調節し、混合した混合水を混合水路14に排出する。
また、混合水路14の下流側は切替弁41、吐水路21、吐水ヘッド20の順に接続されている。
カウンター100下方には、水道水に含まれる赤さびや残留塩素等の不純物を濾過して除去する浄水器30が設置されている。この浄水器30は、活性炭や中空糸膜などのろ材を収納した交換可能なカートリッジを内蔵した浄水器、またはカートリッジそのものであり、耐熱温度は約60℃とする。そして、浄水器30には混合水を流入するための浄水路31と混合水を濾過して排出するための浄水路32が接続されている。また、浄水路31の上流側は切替弁41に接続され、浄水路32の下流側は吐水路21の途中に接続されている。
切替弁41は本体4に内蔵されており、本体4の側面に配置された切替ハンドル40により操作される。この切替ハンドル40の回動操作により、混合水路14から切替弁41に流入した混合水を吐水路21へ排出するか浄水路31に排出するかのいずれかに切替える。そして、切替弁41から吐水路21に排出された混合水は、吐水ヘッド20を経て原水のまま使用者へ吐水される。一方、切替弁41から浄水路31に排出された混合水は浄水器30、浄水路32、吐水路21、吐水ヘッド20を経て浄水として使用者へ吐水される。
さらに、給水路12の途中に分岐継手52、給湯路13の途中に温調弁50が設けられ、分岐継手52から温調弁50に給水路12からの水をバイパスする分水路51、55が順に接続されている。また、分水路55と分水路51との間に切替弁41が接続されている。
そして、温調弁50は、給湯路13の上流から流入した湯と分水路55から流入した水を混合して調整し、調整した温調水を給湯路13の下流へ排出する。
また、切替弁41は、相互に連通しない2つの切替経路を有し、一方は上記したように混合水路14から流入した混合水を吐水路21へ排出するか浄水路31に排出するかのいずれかに切替える経路で、もう一方は混合水を浄水路31に排出するほうに切替えるのと同期して、分水路51から流入した水を分水路55に排出する経路である。
図2は第二実施形態を示す浄水器付湯水混合栓1であり、次のような構成となる。
図1と異なる点は、温調弁50は混合水路14の途中に設けられていることである。他の構成は図1と同様であり同じ構成には同一の符号を付している。
そして、温調弁50は、混合水路14の上流から流入した混合水と分水路55から流入した水を混合して調整し、調整した温調水を混合水路14の下流へ排出する。
図3は第三実施形態を示す浄水器付湯水混合栓1であり、次のような構成となる。
図1と異なる点は、温調弁50は浄水路31の途中に設けられていることである。他の構成は図1と同様であり同じ構成には同一の符号を付している。
そして、温調弁50は、浄水路31の上流から流入した混合水と分水路55から流入した水を混合して調整し、調整した温調水を浄水路31の下流へ排出する。
図4は第四実施形態を示す浄水器付湯水混合栓1であり、次のような構成となる。
本体4は、流し台などのカウンター100上に図示しないナットや馬蹄型固定具などによりカウンター100下方より締付けて固定されている。
本体4には、吐水管5が突設されており、この吐水管5の先端に、吐水ヘッド20が回転自在にに保持されている。本体4には、湯水混合弁11が内蔵されており、カウンター100下方に設置される給水源2(例えば給水側止水栓)および給湯源3(例えば給湯側止水栓)からそれぞれ延びる給水路12および給湯路13がそれぞれ接続されている。また、本体4上部には、湯水混合ハンドル10が取り付けられており、この湯水混合ハンドル10の傾動・回動操作により湯水混合弁11を駆動させ、給水源2から給水路12を介して供給される水および給湯源3から給湯路13を介して供給される湯を混合して所望の水量および温度に調節し、混合した混合水を混合水路14に排出する。
また、混合水路14の下流側は切替弁41、吐水路21、吐水ヘッド20の順に接続されている。
カウンター100下方には、水道水に含まれる赤さびや残留塩素等の不純物を濾過して除去する浄水器30が設置されている。この浄水器30は、活性炭や中空糸膜などのろ材を収納した交換可能なカートリッジを内蔵した浄水器、またはカートリッジそのものであり、耐熱温度は約60℃とする。そして、浄水器30には混合水を流入するための浄水路31と混合水を濾過して排出するための浄水路32が接続されている。また、浄水路31の上流側は切替弁41に接続され、浄水路32の下流側は吐水路21の途中に接続されている。
切替弁41は本体4に内蔵されており、本体4の側面に配置された切替ハンドル40により操作される。この切替ハンドル40の回動操作により、混合水路14から切替弁41に流入した混合水を吐水路21へ排出するか浄水路31に排出するかのいずれかに切替える。そして、切替弁41から吐水路21に排出された混合水は、吐水ヘッド20を経て原水のまま使用者へ吐水される。一方、切替弁41から浄水路31に排出された混合水は浄水器30、浄水路32、吐水ヘッド20を経て浄水として使用者へ吐水される。
さらに、給水路12の途中に分岐継手52、給湯路13の途中に温調弁50が設けられ、分岐継手52から温調弁50に給水路12からの水をバイパスする分水路51が接続されている。
そして、温調弁50は、給湯路13の上流から流入した湯と分水路51から流入した水を混合して調整し、調整した温調水を給湯路13の下流へ排出する。
また、切替弁41は、1つの切替経路を有し、上記したように混合水路14から流入した混合水を吐水路21へ排出するか浄水路31に排出するかのいずれかに切替える経路である。
図5は第五実施形態を示す浄水器付湯水混合栓1であり、次のような構成となる。
図4と異なる点は、温調弁50は混合水路14の途中に設けられていることである。他の構成は図4と同様であり同じ構成には同一の符号を付している。
そして、温調弁50は、混合水路14の上流から流入した混合水と分水路51から流入した水を混合して調整し、調整した温調水を混合水路14の下流へ排出する。
つぎに、第一実施形態の場合の切替弁41の切替機構について図1、図6を用いて詳細に説明する。
切替弁41は、一点鎖線で示す回転軸上に円筒形状の弁ケース48に、弁棒44に固定された円筒形状の弁体46が内蔵され、ナット43により本体4内に固定されている。弁体46には、回転軸方向に弁体46内を相互に連通しない2つの切替経路を形成するために2つの空間に仕切る隔壁を有する。弁ケース48には、一方の切替経路に関するものとして、本体4に形成された吐水路21に連通する側に弁パッキン45Aと浄水路31に連通する側に弁パッキン45Bが装着され、もう一方の切替経路に関するものとして、分水路55に連通する側に弁パッキン45Cと分水路51に連通する側に弁パッキン45Dが装着されている。弁棒44には、切替ハンドル40がネジ42により固定されている。弁体46は、一方の切替経路に関するものとして、円筒面上に開口47A、47B、および回転軸方向の混合水路14に連通する側に開口47Cを有し、もう一方の切替経路に関するものとして、円筒面上に開口47D、47Eを有する。
上記した構成により、まず、切替ハンドル40を回動操作し、弁体46を図6(A)の状態にすると、一方の切替経路では、開口47Aは吐水路21に連通する側に向くため混合水は混合水路14から開口47Cを経て弁体46内に流入し開口47Aを経て吐水路21に排出され、もう一方の切替経路では、開口47D、開口47Eともに分水路55、分水路51に連通する側に向かないため経路は遮断され、混合水が混合水路14、切替弁41、吐水路21を経て原水のまま吐水ヘッド20から吐水される。つぎに、図6(A)の状態から、切替ハンドル40を約90°回動操作し、弁体46を図6(B)の状態にすると、一方の切替経路では、開口47Bは浄水路31に連通する側に向くため混合水は混合水路14から開口47Cを経て弁体46内に流入し開口47Bを経て浄水路31に排出され、もう一方の切替経路では、開口47Dは分水路55に連通する側に向き、開口47Eは分水路51に連通する側に向くため、給湯路13の上流から流入した湯と分水路51、切替弁41を経て分水路55から流入した水を温調弁50で混合して温調し、その温調された温調水が湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21を経て浄水として吐水ヘッド20から吐水される。このようにして、切替ハンドル40により切替弁41を駆動させることにより、温調弁50で温調されない原水と温調弁50で温調された浄水の吐水切替が可能となる。
つぎに、第二実施形態の場合の切替弁41の切替機構について図2、図6を用いて詳細に説明する。
第一実施形態の場合と同様の構成により、まず、切替ハンドル40を回動操作し、弁体46を図6(A)の状態にすると、一方の切替経路では、開口47Aは吐水路21に連通する側に向くため混合水は混合水路14から開口47Cを経て弁体46内に流入し開口47Aを経て吐水路21に排出され、もう一方の切替経路では、開口47D、開口47Eともに分水路55、分水路51に連通する側に向かないため経路は遮断され、混合水が混合水路14、切替弁41、吐水路21を経て原水のまま吐水ヘッド20から吐水される。つぎに、図6(A)の状態から、切替ハンドル40を約90°回動操作し、弁体46を図6(B)の状態にすると、一方の切替経路では、開口47Bは浄水路31に連通する側に向くため混合水は混合水路14から開口47Cを経て弁体46内に流入し開口47Bを経て浄水路31に排出され、もう一方の切替経路では、開口47Dは分水路55に連通する側に向き、開口47Eは分水路51に連通する側に向くため、混合水路14の上流から流入した混合水と分水路51、切替弁41を経て分水路55から流入した水を温調弁50で混合して温調し、その温調された温調水が混合水路14、切替弁41、浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21を経て浄水として吐水ヘッド20から吐水される。このようにして、切替ハンドル40により切替弁41を駆動させることにより、温調弁50で温調されない原水と温調弁50で温調された浄水の吐水切替が可能となる。
つぎに、第三実施形態の場合の切替弁41の切替機構について図3、図6を用いて詳細に説明する。
第一実施形態の場合と同様の構成により、まず、切替ハンドル40を回動操作し、弁体46を図6(A)の状態にすると、一方の切替経路では、開口47Aは吐水路21に連通する側に向くため混合水は混合水路14から開口47Cを経て弁体46内に流入し開口47Aを経て吐水路21に排出され、もう一方の切替経路では、開口47D、開口47Eともに分水路55、分水路51に連通する側に向かないため経路は遮断され、混合水が混合水路14、切替弁41、吐水路21を経て原水のまま吐水ヘッド20から吐水される。つぎに、図6(A)の状態から、切替ハンドル40を約90°回動操作し、弁体46を図6(B)の状態にすると、一方の切替経路では、開口47Bは浄水路31に連通する側に向くため混合水は混合水路14から開口47Cを経て弁体46内に流入し開口47Bを経て浄水路31に排出され、もう一方の切替経路では、開口47Dは分水路55に連通する側に向き、開口47Eは分水路51に連通する側に向くため、浄水路55から流入した混合水と分水路51、切替弁41を経て分水路55から流入した水を温調弁50で混合して温調し、その温調された温調水が浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21を経て浄水として吐水ヘッド20から吐水される。このようにして、切替ハンドル40により切替弁41を駆動させることにより、温調弁50で温調されない原水と温調弁50で温調された浄水の吐水切替が可能となる。
つぎに、第四実施形態の場合の切替弁41の切替機構について図4、図7を用いて詳細に説明する。
切替弁41は、一点鎖線で示す回転軸上に円筒形状の弁ケース48に、弁棒44に固定された円筒形状の弁体46が内蔵され、ナット43により固定されている。弁ケース48には本体4に形成された吐水路21に連通する側に弁パッキン45Aと浄水路31に連通する側に弁パッキン45Bが装着されている。弁棒44には切替ハンドル40がネジ42により固定されている。弁46は、円筒面上に開口47A、47B、および回転軸方向の混合水路14に連通する側に開口47Cを有する。
上記した構成により、まず、切替ハンドル40を回動操作し、弁体46を図7(A)の状態にすると、開口47Aは吐水路21に連通する側に向くため混合水は混合水路14から開口47Cを経て弁体46内に流入し開口47Aを経て吐水路21に排出されるため、給湯路13の上流から流入した湯と分水路51から流入した水を温調弁50で混合して温調し、その温調した温調水が給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、吐水路21を経て原水のまま吐水ヘッド20から吐水される。つぎに、図4(A)の状態から、切替ハンドル40を約90°回動操作し、弁体46を図4(B)の状態にすると、開口47Bは浄水路31に連通する側に向くため混合水は混合水路14から開口47Cを経て弁体46内に流入し開口47Bを経て浄水路31に排出されるため、給湯路13の上流から流入した湯と分水路51から流入した水を温調弁50で混合して温調し、その温調した温調水が給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21を経て浄水として吐水ヘッド20から吐水される。このようにして、切替ハンドル40により切替弁41を駆動させることにより、温調弁50で温調された原水/浄水の吐水切替が可能となる。
つぎに、第五実施形態の場合の切替弁41の切替機構について図5、図7を用いて詳細に説明する。
切替弁41は、一点鎖線で示す回転軸上に円筒形状の弁ケース48に、弁棒44に固定された円筒形状の弁体46が内蔵され、ナット43により固定されている。弁ケース48には本体4に形成された吐水路21に連通する側に弁パッキン45Aと浄水路31に連通する側に弁パッキン45Bが装着されている。弁棒44には切替ハンドル40がネジ42により固定されている。弁46は、円筒面上に開口47A、47B、および回転軸方向の混合水路14に連通する側に開口47Cを有する。
上記した構成により、まず、切替ハンドル40を回動操作し、弁体46を図7(A)の状態にすると、開口47Aは吐水路21に連通する側に向くため混合水は混合水路14から開口47Cを経て弁体46内に流入し開口47Aを経て吐水路21に排出されるため、混合水路14の上流から流入した湯と分水路51から流入した水を温調弁50で混合して温調し、その温調した温調水が混合水路14、切替弁41、吐水路21を経て原水のまま吐水ヘッド20から吐水される。つぎに、図4(A)の状態から、切替ハンドル40を約90°回動操作し、弁体46を図4(B)の状態にすると、開口47Bは浄水路31に連通する側に向くため混合水は混合水路14から開口47Cを経て弁体46内に流入し開口47Bを経て浄水路31に排出されるため、混合水路14の上流から流入した湯と分水路51から流入した水を温調弁50で混合して温調し、その温調した温調水が混合水路14、切替弁41、浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21を経て浄水として吐水ヘッド20から吐水される。このようにして、切替ハンドル40により切替弁41を駆動させることにより、温調弁50で温調された原水/浄水の吐水切替が可能となる。
ここで、温調弁50にワックス式の感温体を用いた場合の温調弁50Aの温調機構について図8、図9を用いて詳細に説明する。
温調弁50Aの温調弁本体60は3つの端部を持つ複数の円筒を組合わせた形状を成し、一円筒部の相対する端部に、給水路12の上流から水を流入するための水入口67Aと、給湯路13の上流からの湯(第二、第五実施形態の場合は混合水路14の上流からの混合水、第三実施形態の場合は浄水路31の上流からの混合水)を流入するための湯入口67Bをそれぞれ形成し、その円筒部の側壁から突出した別の円筒部の端部に、流入した水と湯(または混合水)を混合して温調した温調水を給湯路13の下流へ排出するための温調水出口67Cを形成している。また、温調弁本体60の内部には、水室67F、水出口67E、温調室67G、湯出口67Dが形成されている。そして、水入口67Aは、下流方向に水室67F、水出口67E、温調室67Gを経て温調水出口67Cと連通し、湯入口67Bは、下流方向に湯出口67Dを経て温調室67Gに連通している。さらに、水出口67Eには、水室67Fに面した口縁に環状の弁座65を有する。
また、水入口67Aから温調水出口67Cを結ぶ温調弁本体60内のほぼ直線上に、上流から、全て円柱状を成すガイド軸71、バネ押え部76、弁体72、感温体を格納した感温部73、キャップ74、ピストン75を一体的に有する弁70が配置されている。この内、ガイド軸71、バネ押え部76、弁体72は水室67F内に、感温部73、キャップ74、ピストン75は温調室67G内に配置されている。
弁70は、感温部73内に格納した感温体であるワックスの温度による体積変化を利用してピストン75をスライドさせて、ピストン75のキャップ74から突出する長さを変化させる仕組みになっている。
ガイド軸71には、バネガイド69A、69Bで挟んで保持され、ピストン75の突出長さを吸収するのに十分な長さを有するバイアスバネ61が装着されている。また、ピストン75には、ピストン75をガイドしながらピストン75が所定の位置より下流に飛び出ないように規制するピストンガイド68が装着されている。
また、バネガイド69Aの上流側への移動を規制する止め輪66Aと、ピストンガイド68の下流側への移動を規制する止め輪66Bが温調弁本体60に固定されている。
上記した構成により、浄水器30の耐熱温度未満の湯(以下低温の湯とする)が湯入口67Bに流入している図8の状態から、浄水器30の耐熱温度以上の湯(以下高温の湯とする)が湯入口67Bに流入してきた場合、湯入口67Bから流入した高温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入するため、図9のように感温部73内のワックスが高温を検知して膨張し、ピストン75のキャップ74から突出する長さが長くなるため、ピストンガイド68によりピストン75の下流側への突出が規制される。この反動により、温調弁70のガイド軸71〜キャップ74が上流側に移動するためバネ押え部76がバイアスバネ61を押し縮めると同時に弁体72が弁座65から離れ、水出口67Eは開放されて水入口67Aから流入した水は温調室67Gへ流入する状態となる。すなわち、湯入口67Bから流入した高温の湯と水出口67Eから流入した水が温調室67Gで混合されて温調水出口67Cから流出する状態となる。
そして、温調室67Gで混合された温調水の温度を感温部73内のワックスが検知して、温調水の温度が浄水器30の耐熱温度未満(例えば55℃)になるように弁体72の位置を自動調整して水出口67Eから流入する水量を調整する。
浄水器30の低温の湯が湯入口67Bに流入してきた場合、湯入口67Bから流入した低温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入するため、再び図1のように感温部73内のワックスが低温を検知するとともに、バイアスバネ61がバネ押え部76を押すことにより感温部73内のワックスが収縮し、温調弁70のガイド軸71〜キャップ74が下流側に移動するため弁体72が弁座65に密着し、水出口67Eは閉塞されて水入口67Aから流入した水は温調室67Gへは流入しない状態となる。すなわち、湯入口67Bから流入する低温の湯しか温調水出口67Cから流出しない状態となる。
ここで、温調弁50に形状記憶バネ式の感温体を用いた場合の温調弁50Bの温調機構について図14、図15を用いて詳細に説明する。
温調弁50Bの温調弁本体60は3つの端部を持つ複数の円筒を組合わせた形状を成し、一円筒部の相対する端部に給水路12の上流から水を流入するための水入口67Aと、給湯路13の上流からの湯(第二、第五実施形態の場合は混合水路14の上流からの混合水、第三実施形態の場合は浄水路31の上流からの混合水)を流入するための湯入口67Bをそれぞれ形成し、その円筒部の側壁から突出した別の円筒部の端部に流入した水と湯(または混合水)を混合して温調した温調水を給湯路13の下流へ排出するための温調水出口67Cを形成している。また、温調弁本体60の内部には、水室67F、水出口67E、温調室67G、湯出口67Dが形成されている。そして、水入口67Aは、下流方向に水室67F、水出口67E、温調室67Gを経て温調水出口67Cと連通し、湯入口67Bは、下流方向に湯出口67Dを経て温調室67Gに連通している。さらに、水出口67Eには、水室67Fに面した口縁に環状の弁座65を有する。
また、水入口67Aから温調水出口67Cを結ぶ温調弁本体60内のほぼ直線上に、上流から、円柱状を成すガイド軸71、バネ押え部76、弁体72、形状記憶バネ押え部79、ピストン75を一体的に有し、ビストン75に感温体として形状記憶バネ78が装着されている弁70が配置されている。また、形状記憶バネ78は形状記憶バネ押え部79を確実に押すように形状記憶バネガイド77がピストン75に装着されている。この内、ガイド軸71、バネ押え部76、弁体72は水室67F内に、形状記憶バネ押え部79、ピストン75、形状記憶バネ78は温調室67G内に配置されている。なお、形状記憶バネガイド77がなくても形状記憶バネ78が形状記憶バネ押え部79を確実に押すようにしていれば形状記憶バネガイド77を設ける必要はない。
弁70は、形状記憶バネ78の温度によるバネ定数の変化を利用して形状記憶バネ押え部79を押す力を変化させる仕組みになっている。
ガイド軸71には、バネガイド69A、69Bで挟んで保持され、形状記憶バネ78の形状記憶バネ押え部79を押す長さを吸収するのに十分な長さを有するバイアスバネ61が装着されている。また、ピストン75には、ピストン75をガイドしながら形状記憶バネ78が所定の位置より下流に飛び出ないように規制するピストンガイド68が装着されている。
また、バネガイド69Aの上流側への移動を規制する止め輪66Aと、ピストンガイド68の下流側への移動を規制する止め輪66Bが温調弁本体60に固定されている。
上記した構成により、浄水器30の耐熱温度未満の湯(以下低温の湯とする)が湯入口67Bに流入している図14の状態から、浄水器30の耐熱温度以上の湯(以下高温の湯とする)が湯入口67Bに流入してきた場合、湯入口67Bから流入した高温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入するため、図15のように形状記憶バネ78が高温を検知してバネ定数が大きくなり、形状記憶バネ78が形状記憶バネ押え部79を上流方向へ押すため、温調弁70のガイド軸71〜ピストン75が上流側に移動するためバネ押え部76がバイアスバネ61を押し縮めると同時に弁体72が弁座65から離れ、水出口67Eは開放されて水入口67Aから流入した水は温調室67Gへ流入する状態となる。すなわち、湯入口67Bから流入した高温の湯と水出口67Eから流入した水が温調室67Gで混合されて温調水出口67Cから流出する状態となる。
そして、温調室67Gで混合された温調水の温度を形状記憶バネ78が検知して、温調水の温度が浄水器30の耐熱温度未満(例えば55℃)になるように弁体72の位置を自動調整して水出口67Eから流入する水量を調整する。
浄水器30の耐熱温度未満の湯が湯入口67Bに流入してきた場合、湯入口67Bから流入した低温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入するため、再び図14のように形状記憶バネ78が低温を検知してバネ定数が小さくなるともに、バイアスバネ61がバネ押え部76を押すことにより形状記憶バネ78が収縮し、温調弁70のガイド軸71〜ピストン75が下流側に移動するため弁体72が弁座65に密着し、水出口67Eは閉塞されて水入口67Aから流入した水は温調室67Gへは流入しない状態となる。すなわち、湯入口67Bから流入する低温の湯しか温調水出口67Cから流出しない状態となる。
なお、弁体72や弁座65にパッキンなどを使用すれば、湯入口67Bからの低温の湯の流入時、温調室67Gへの水の流入が完全に閉止でき低温の湯に混ざってしまうことがない。
以上説明した各構成において、例えば、給湯路13に流入する湯の熱源をタンクに貯湯した湯に水を混合して設定温度に調節する温調機能の付いた電気温水器とし、電気温水器の設定温度を適温(例えば40℃)にしている場合の各実施形態の原水/浄水使用時の動作について説明する。
第一実施形態において、適温の原水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41の一方の経路を混合水路14から流入する混合水を吐水路21に排出するように切替えると同時にもう一方の経路を分水路51から流入する水を遮断するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した適温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき水入口67Aから水は流入しないため、湯入口67Bから流入する適温の湯のみが温調水出口67Cから給湯路13の下流へ排出される。そして、給湯路13から湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、吐水路21、吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ適温の原水が使用者へ吐水される。
つぎに、適温の浄水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41の一方の経路を混合水路14から流入する混合水を浄水路31に排出するように切替えると同時にもう一方の経路を分水路51から流入する水を開放するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した適温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき分水路51、切替弁41、分水路55を経て水入口67Aから水が流入しようとするが、水出口67Eは弁体72により閉塞されるため、湯入口67Bから流入する適温の湯のみが温調水出口67Cから給湯路13の下流へ排出される。そして、給湯路13から湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21、吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ適温の浄水が使用者へ吐水される。
第二実施形態において、適温の原水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41の一方の経路を混合水路14から流入する混合水を吐水路21に排出するように切替えると同時にもう一方の経路を分水路51から流入する水を遮断するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した適温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき水入口67Aから水は流入しないため、湯入口67Bから流入する適温の湯のみが温調水出口67Cから混合水路14の下流へ排出される。そして、混合水路14からが切替弁41、吐水路21、吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ適温の原水が使用者へ吐水される。
つぎに、適温の浄水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41の一方の経路を混合水路14から流入する混合水を浄水路31に排出するように切替えると同時にもう一方の経路を分水路51から流入する水を開放するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した適温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき分水路51、切替弁41、分水路55を経て水入口67Aから水が流入しようとするが、水出口67Eは弁体72により閉塞されるため、湯入口67Bから流入する適温の湯のみが温調水出口67Cから混合水路14の下流へ排出される。そして、混合水路14から切替弁41、浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21、吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ適温の浄水が使用者へ吐水される。
第三実施形態において、適温の原水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41の一方の経路を混合水路14から流入する混合水を吐水路21に排出するように切替えると同時にもう一方の経路を分水路51から流入する水を遮断するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41を経て適温の湯は吐水路21に流入する。このとき水入口67Aから水、および湯入口67Bから湯は流入しないため、この適温の湯のみが吐水路21から吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ適温の原水が使用者へ吐水される。
つぎに、適温の浄水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41の一方の経路を混合水路14から流入する混合水を浄水路31に排出するように切替えると同時にもう一方の経路を分水路51から流入する水を開放するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、浄水路31を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した適温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき分水路51、切替弁41、分水路55を経て水入口67Aから水が流入しようとするが、水出口67Eは弁体72により閉塞されるため、湯入口67Bから流入する適温の湯のみが温調水出口67Cから浄水路31の下流へ排出される。そして、浄水路31から浄水器30、浄水路32、吐水路21、吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ適温の浄水が使用者へ吐水される。
第四実施形態において、適温の原水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41を混合水路14から流入する混合水を吐水路21に排出するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した適温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき水出口67Eは弁体72により閉塞されるため、湯入口67Bから流入する適温の湯のみが温調水出口67Cから給湯路13の下流へ排出される。そして、給湯路13から湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、吐水路21、吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ適温の原水が使用者へ吐水される。
つぎに、適温の浄水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41を混合水路14から流入する混合水を浄水路31に排出するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した適温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき水出口67Eは弁体72により閉塞されるため、湯入口67Bから流入する適温の湯のみが温調水出口67Cから給湯路13の下流へ排出される。そして、給湯路13から湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21、吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ適温の浄水が使用者へ吐水される。
第五実施形態において、適温の原水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41を混合水路14から流入する混合水を吐水路21に排出するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した適温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき水出口67Eは弁体72により閉塞されるため、湯入口67Bから流入する適温の湯のみが温調水出口67Cから混合水路14の下流へ排出される。そして、混合水路14から切替弁41、吐水路21、吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ適温の原水が使用者へ吐水される。
つぎに、適温の浄水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41を混合水路14から流入する混合水を浄水路31に排出するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した適温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき水出口67Eは弁体72により閉塞されるため、湯入口67Bから流入する適温の湯のみが温調水出口67Cから混合水路14の下流へ排出される。そして、混合水路14から切替弁41、浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21、吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ適温の浄水が使用者へ吐水される。
すなわち、熱源の設定温度を適温にしている場合、原水/浄水ともにその設定温度とほぼ同じ温度で使用することができる。
一方、例えば、給湯路13に流入する湯の熱源をタンクに貯湯した湯をそのまま給湯する電気温水器とし、電気温水器の沸き上げ温度を高温(例えば85℃)にしている場合の各実施形態の原水/浄水使用時の動作について説明する。
第一実施形態において、高温の原水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41の一方の経路を混合水路14から流入する混合水を吐水路21に排出するように切替えると同時にもう一方の経路を分岐路51から流入する水を遮断するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した高温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき水入口67Aから水は流入しないため、湯入口67Bから流入した高温の湯のみが温調水出口67Cから給湯路13の下流へ排出される。そして、給湯路13から湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、吐水路21、吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ高温の原水が使用者へ吐水される。
つぎに、高温の浄水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41の一方の経路を混合水路14から流入する混合水を浄水路31に排出するように切替えると同時にもう一方の経路を分岐路51から流入する水を開放するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した高温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき分水路51、切替弁41、分水路55を経て水入口67Aから流入した水は、水出口67Eが弁体72により開放されて温調室67Gへ流入するため、高温の湯と水が温調室67Gで混合される。そして、温調室67Gで混合された温調水の温度が浄水器30の耐熱温度より少し低い温度(例えば55℃)になるように弁体72の位置を自動調整して水出口67Eから流入する水量を調整し、温調された温調水が温調水出口67Cから給湯路13の下流へ排出される。そして、給湯路13から湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21、吐水ヘッド20を経て浄水器30の耐熱温度より少し低い温度の浄水が使用者へ吐水される。
第二実施形態において、高温の原水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41の一方の経路を混合水路14から流入する混合水を吐水路21に排出するように切替えると同時にもう一方の経路を分岐路51から流入する水を遮断するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した高温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき水入口67Aから水は流入しないため、湯入口67Bから流入した高温の湯のみが温調水出口67C混合水路14の下流へ排出される。そして、混合水路14から切替弁41、吐水路21、吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ高温の原水が使用者へ吐水される。
つぎに、高温の浄水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41の一方の経路を混合水路14から流入する混合水を浄水路31に排出するように切替えると同時にもう一方の経路を分岐路51から流入する水を開放するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した高温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき分水路51、切替弁41、分水路55を経て水入口67Aから流入した水は、水出口67Eが弁体72により開放されて温調室67Gへ流入するため、高温の湯と水が温調室67Gで混合される。そして、温調室67Gで混合された温調水の温度が浄水器30の耐熱温度より少し低い温度(例えば55℃)になるように弁体72の位置を自動調整して水出口67Eから流入する水量を調整し、温調された温調水が温調水出口67Cから混合水路14の下流へ排出される。そして、混合水路14から切替弁41、浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21、吐水ヘッド20を経て浄水器30の耐熱温度より少し低い温度の浄水が使用者へ吐水される。
第三実施形態において、高温の原水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41の一方の経路を混合水路14から流入する混合水を吐水路21に排出するように切替えると同時にもう一方の経路を分岐路51から流入する水を遮断するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41を経て吐水路21に流入する。このとき水入口67Aから水、および湯入口67Bから湯は流入しないため、この高温の湯のみが吐水路21から吐水ヘッド20を経て電気温水器で設定した設定温度とほぼ同じ高温の原水が使用者へ吐水される。
つぎに、高温の浄水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41の一方の経路を混合水路14から流入する混合水を浄水路31に排出するように切替えると同時にもう一方の経路を分岐路51から流入する水を開放するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、浄水路31を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した高温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき分水路51、切替弁41、分水路55を経て水入口67Aから流入した水は、水出口67Eが弁体72により開放されて温調室67Gへ流入するため、高温の湯と水が温調室67Gで混合される。そして、温調室67Gで混合された温調水の温度が浄水器30の耐熱温度より少し低い温度(例えば55℃)になるように弁体72の位置を自動調整して水出口67Eから流入する水量を調整し、温調された温調水が温調水出口67Cから浄水路31の下流へ排出される。そして、浄水路31から浄水器30、浄水路32、吐水路21、吐水ヘッド20を経て浄水器30の耐熱温度より少し低い温度の浄水が使用者へ吐水される。
第四実施形態において、高温の原水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41を混合水路14から流入する混合水を吐水路21に排出するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した高温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき分水路51を経て水入口67Aから流入した水は、水出口67Eが弁体72により開放されて温調室67Gへ流入するため、高温の湯と水が温調室67Gで混合される。そして、温調室67Gで混合された温調水の温度が浄水器30の耐熱温度より少し低い温度(例えば55℃)になるように弁体72の位置を自動調整して水出口67Eから流入する水量を調整し、温調された温調水が温調水出口67Cから給湯路13の下流へ排出される。そして、給湯路13から湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、吐水路21、吐水ヘッド20を経て浄水器30の耐熱温度より少し低い温度の原水が使用者へ吐水される。
つぎに、高温の浄水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41を混合水路14から流入する混合水を浄水路31に排出するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した高温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき分水路51を経て水入口67Aから流入した水は、水出口67Eが弁体72により開放されて温調室67Gへ流入するため、高温の湯と水が温調室67Gで混合される。そして、温調室67Gで混合された温調水の温度が浄水器30の耐熱温度より少し低い温度(例えば55℃)になるように弁体72の位置を自動調整して水出口67Eから流入する水量を調整し、温調された温調水が温調水出口67Cから給湯路13の下流へ排出される。そして、給湯路13から湯水混合弁11、混合水路14、切替弁41、浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21、吐水ヘッド20を経て浄水器30の耐熱温度より少し低い温度の浄水が使用者へ吐水される。
第五実施形態において、高温の原水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41を混合水路14から流入する混合水を吐水路21に排出するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した高温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき分水路51を経て水入口67Aから流入した水は、水出口67Eが弁体72により開放されて温調室67Gへ流入するため、高温の湯と水が温調室67Gで混合される。そして、温調室67Gで混合された温調水の温度が浄水器30の耐熱温度より少し低い温度(例えば55℃)になるように弁体72の位置を自動調整して水出口67Eから流入する水量を調整し、温調された温調水が温調水出口67Cから混合水路14の下流へ排出される。そして、混合水路14から切替弁41、吐水路21、吐水ヘッド20を経て浄水器30の耐熱温度より少し低い温度の原水が使用者へ吐水される。
つぎに、高温の浄水を使おうと、切替ハンドル40により切替弁41を混合水路14から流入する混合水を浄水路31に排出するように切替えるとともに、湯水混合ハンドル10により湯水混合弁11を給湯路13から流入する湯のみを混合水路14に排出するように調節する。
そうすると、給湯源3、給湯路13、湯水混合弁11、混合水路14を経て温調弁50の湯入口67Bから流入した高温の湯は湯出口67Dを経て温調室67Gに流入する。このとき分水路51を経て水入口67Aから流入した水は、水出口67Eが弁体72により開放されて温調室67Gへ流入するため、高温の湯と水が温調室67Gで混合される。そして、温調室67Gで混合された温調水の温度が浄水器30の耐熱温度より少し低い温度(例えば55℃)になるように弁体72の位置を自動調整して水出口67Eから流入する水量を調整し、温調された温調水が温調水出口67Cから混合水路14の下流へ排出される。そして、混合水路14から切替弁41、浄水路31、浄水器30、浄水路32、吐水路21、吐水ヘッド20を経て浄水器30の耐熱温度より少し低い温度の浄水が使用者へ吐水される。
すなわち、熱源の設定温度を高温にしている場合、第一〜第三実施形態の場合は、原水は高温で使用できるとともに浄水は浄水器30の耐熱温度より少し低い温度で使用でき、第四、第五実施形態の場合は、原水/浄水ともに浄水器30の耐熱温度より少し低い温度で使用できる。
なお、温調弁50A、50Bのピストンガイド68の位置を調整できるようにしておけば、温調水の上限温度の変更が可能となる。
温調弁50Aの場合について説明する。例えば、図10、図11は図8、図9の温調弁50Aの温調室67G内に複数の調整溝85を追加で設け、止め輪66Bの位置を変更することによりピストンガイド68の位置を調整できるようにしてある。ピストンガイドバネ82はピストンガイド68を止め輪66Bに押しつけて安定させるためのものである。他の構成は図8、図9と同様であり同じ構成には同一の符号を付している。
これによれば、高温の湯が湯入口67Bから流入してきた際、温調水出口67Cから排出される温調水の上限温度を低めにしたいときは、図10のように止め輪66Bの位置を温調弁本体60の最も内側よりの調整溝85に嵌めてピストン75があまり飛び出さなくてもピストンガイド68で規制し、湯入口67Bから流入する湯の温度が低めでも水出口67Eから水を流入させるようにする。また、温調水出口67Cから排出される温調水の上限温度を高めにしたいときは、図11のように止め輪66Bの位置を温調弁本体60の最も外側よりの調整溝85に嵌めてピストン75が長めに飛び出さないとピストンガイド68で規制しないようにし、湯入口67Bから流入する湯の温度が高めでないと水出口67Eから水を流入させないようにする。このように、温調水出口67Cから排出される温調水の上限温度を調節することができる。
また、別の例として、例えば、図12、図13は図8、図9の温調弁50Aの止め輪66Bの代わりに温調弁本体60外に配置された温調ハンドル80と一体的に設けられた調整軸81を設け、その調整軸81は混合室67G内に螺合により接続され、調整軸押え83で温調弁本体60外に抜け出ないようにしている。温調弁本体60は4つの端部を持つ複数の円筒を組合わせた形状を成し、調整軸押え83は温調弁本体60の一端に水入口67Aを形成する円筒部の他端に接続されている。そして、温調ハンドル80の回動操作により調整軸81の位置を変更することによりピストンガイド68の位置を調整できるようにしてある。ピストンガイドバネ82はピストンガイド68を調整軸81に押しつけて安定させるためのものである。また、湯入口67Bと混合水出口67Cは温調弁本体60の一端に水入口67Aを形成する円筒部の側壁から突出させたそれぞれ別の円筒部の端部に形成され、湯入口67Bは湯出口67Dを介して温調弁67Gと連通し、混合水出口67Cは混合水出口67Hを介して温調室67Gと連通している。他の構成は図8、図9と同様であり同じ構成には同一の符号を付している。
これによれば、高温の湯が湯入口67Bから流入してきた際、温調水出口67Cから排出される温調水の上限温度を低めにしたいときは、図12のように温調ハンドル80を操作して調整軸81の位置を温調弁本体60の内側よりにしてピストン75があまり飛び出さなくてもピストンガイド68で規制し、湯入口67Bから流入する湯の温度が低めでも水出口67Eから水を流入させるようにする。また、温調水出口67Cから排出される温調水の上限温度を高めにしたいときは、図13のように温調ハンドル80を操作して調整軸81の位置を温調弁本体60の外側よりにしてピストン75が長めに飛び出さないとピストンガイド68で規制しないようにし、湯入口67Bから流入する湯の温度が高めでないと水出口67Eから水を流入させないようにする。
温調弁50Bの場合について説明する。例えば、図16、図17は図14、図15の温調弁50Bの温調室67G内に複数の調整溝85を追加で設け、止め輪66Bの位置を変更することによりピストンガイド68の位置を調整できるようにしてある。ピストンガイドバネ82はピストンガイド68を止め輪66Bに押しつけて安定させるためのものである。他の構成は図14、図15と同様であり同じ構成には同一の符号を付している。
これによれば、高温の湯が湯入口67Bから流入してきた際、温調水出口67Cから排出される温調水の上限温度を低めにしたいときは、図16のように止め輪66Bの位置を温調弁本体60の最も内側よりの調整溝85に嵌めてピストン75があまり飛び出さなくてもピストンガイド68で規制し、湯入口67Bから流入する湯の温度が低めでも水出口67Eから水を流入させるようにする。また、温調水出口67Cから排出される温調水の上限温度を高めにしたいときは、図17のように止め輪66Bの位置を温調弁本体60の最も外側よりの調整溝85に嵌めてピストン75が長めに飛び出さないとピストンガイド68で規制しないようにし、湯入口67Bから流入する湯の温度が高めでないと水出口67Eから水を流入させないようにする。このように、温調水出口67Cから排出される温調水の上限温度を調節することができる。
また、別の例として、例えば、図18、図19は図14、図15の温調弁50Bの止め輪66Bの代わりに温調弁本体60外に配置された温調ハンドル80と一体的に設けられた調整軸81を設け、その調整軸81は混合室67G内に螺合により接続され、調整軸押え83で温調弁本体60外に抜け出ないようにしている。温調弁本体60は4つの端部を持つ複数の円筒を組合わせた形状を成し、調整軸押え83は温調弁本体60の一端に水入口67Aを形成する円筒部の他端に接続されている。そして、温調ハンドル80の回動操作により調整軸81の位置を変更することによりピストンガイド68の位置を調整できるようにしてある。ピストンガイドバネ82はピストンガイド68を調整軸81に押しつけて安定させるためのものである。また、湯入口67Bと混合水出口67Cは温調弁本体60の一端に水入口67Aを形成する円筒部の側壁から突出させたそれぞれ別の円筒部の端部に形成され、湯入口67Bは湯出口67Dを介して温調弁67Gと連通し、混合水出口67Cは混合水出口67Hを介して温調室67Gと連通している。他の構成は図14、図15と同様であり同じ構成には同一の符号を付している。
これによれば、高温の湯が湯入口67Bから流入してきた際、温調水出口67Cから排出される温調水の上限温度を低めにしたいときは、図18のように温調ハンドル80を操作して調整軸81の位置を温調弁本体60の内側よりにして形状記憶バネ78のバネ定数があまり大きくならなくても形状記憶バネ押え部を押して、湯入口67Bから流入する湯の温度が低めでも水出口67Eから水を流入させるようにする。また、温調水出口67Cから排出される温調水の上限温度を高めにしたいときは、図19のように温調ハンドル80を操作して調整軸81の位置を温調弁本体60の外側よりにして形状記憶バネ78のバネ定数が大きくならないと形状記憶バネ押え部を押さないようにし、湯入口67Bから流入する湯の温度が高めでないと水出口67Eから水を流入させないようにする。
このように、温調水出口67Cから排出される温調水の上限温度を調節することができ、さらにこの調整作業を温調ハンドル80により使用者が容易に行うことができる。
なお、以上の説明において示した数値や配置位置や形状などは一例であって、限定されるものではない。
また、湯水混合弁11や切替弁41は、上記構成に限ったものではなく、また、機械的に駆動されるもののみならず、電気的に駆動される電磁弁などを用いてもよく、その場合、湯水混合ハンドル10や切替ハンドル40はスイッチなどの操作手段を用いてもよい。
また、温調弁50は、上記した浄水器付湯水混合栓に使用するのみならず、やけど防止の観点から高温給湯の抑制のための電気温水器への組み込みなどさまざまな応用が考えられる。
また、浄水器付湯水混合栓1は、上記構成の温調弁50を組み合わせることに限定するものではなく、水量のみならず湯量も調整できるものや湯量のみを調整できるものなどを組み合わせてもよい。
また、切替弁41は弁体46が円筒形状のシリンダー式のものを紹介したが、スプール式やボール式などさまざまな方式が考えられる。
また、上記した各実施形態では、カウンター上に本体を配置した台付きタイプの場合を示したが、本体を給水脚、給湯脚を介して壁に配置した壁付きタイプにも応用が可能である。
また、流し台のみならず、洗面台や浴室に設置される場合にも適用することが可能である。
また、温調弁50は浄水器付湯水混合栓の本体に内蔵したり、壁付タイプの水栓の給水脚、給湯脚と一体化してもよい。
また、吐水ヘッド20を吐水管5に着脱自在に保持し、吐水路21の下流側は可撓性のあるホースで構成し、そのホースは本体4下方に吐水ヘッド20を吐水管5から引き出すのに十分な長さを有して配置すれば、洗い物時やシンクの清掃時に使い勝手がよくなる。
また、浄水路31、32の途中や合流継手50の浄水路32との接続部に定流量弁を設けておけば、吐水量過多による浄水能力の低下や寿命の短縮を防止できる。
また、浄水路32の途中に逆止弁を設けておけば、吐水路21からの浄水器30への原水の逆流を防止できる。
また、第一、第四実施形態において、分水路51、55の途中や分岐継手52の分水路51の分岐部や温調弁50の水入口67Aに逆止弁を設けておけば、給湯路13側から給水路12側への湯の逆流を防止できる。
また、第二、第五実施形態において、分水路51、55の途中や分岐継手52の分水路51の分岐部や温調弁50の水入口67Aに逆止弁を設けておけば、混合水路14側から給水路12側への混合水の逆流を防止できる。
また、第三実施形態において、分水路51、55の途中や分岐継手52の分水路51の分岐部や温調弁50の水入口67Aに逆止弁を設けておけば、浄水路31側から給水路12側への混合水の逆流を防止できる。
本発明は、原水と浄水両方を使用できる浄水器付湯水混合栓、例えば、台所用浄水器付湯水混合栓、洗面化粧台浄水器付湯水混合栓等に利用可能性がある。
本発明の第一実施形態を示す浄水器付湯水混合栓のブロック図。 本発明の第二実施形態を示す浄水器付湯水混合栓のブロック図。 本発明の第三実施形態を示す浄水器付湯水混合栓のブロック図。 本発明の第四実施形態を示す浄水器付湯水混合栓のブロック図。 本発明の第五実施形態を示す浄水器付湯水混合栓のブロック図。 本発明の第一〜第三実施形態における切替弁41の内観図。 本発明の第四、第五実施形態における切替弁41の内観図。 本発明の温調弁50Aの浄水器の耐熱温度未満の湯流入時の内観図。 本発明の温調弁50Aの浄水器の耐熱温度以上の湯流入時の内観図。 本発明の温調弁50Aの別の例の最低温設定時を示す内観図である。 本発明の温調弁50Aの別の例の最高温設定時を示す内観図である。 本発明の温調弁50Aの別の例の最低温設定時を示す内観図である。 本発明の温調弁50Aの別の例の最高温設定時を示す内観図である。 本発明の温調弁50Bの浄水器の耐熱温度未満の湯流入時の内観図である。 本発明の温調弁50Bの浄水器の耐熱温度以上の湯流入時の内観図である。 本発明の温調弁50Bの別の例の最低温設定時を示す内観図である。 本発明の温調弁50Bの別の例の最高温設定時を示す内観図である。 本発明の温調弁50Bの別の例の最低温設定時を示す内観図である。 本発明の温調弁50Bの別の例の最高温設定時を示す内観図である。
符号の説明
1…浄水器付湯水混合栓
2…給水源
3…給湯源
4…本体
5…吐水管
10…湯水混合ハンドル、
11…湯水混合弁、
12…給水路
13…給湯路
14…混合水路
20…吐水ヘッド
21…吐水路
30…浄水器
31、32…浄水路
40…切替ハンドル
41…切替弁
42…ネジ
43…ナット
44…弁棒
45A、45B、45C、45D…弁パッキン
46…弁体
47A、47B、47C、47D、47E…開口
48…弁ケース
50…温調弁
51、55…分水路
52…分岐継手
60…温調弁本体
61…バイアスバネ
65…弁座
66A、66B…止め輪
67A…水入口
67B…湯入口
67C、67H…温調水出口
67D…湯出口
67E…水出口
67F…水室
67G…温調室
68…ピストンガイド
69A、69B…バネガイド
70…弁
71…ガイド軸
72…弁体
73…感熱部
74…キャップ
75…ピストン
76…バネ押え部
77…形状記憶バネ
78…形状記憶バネガイド
79…形状記憶バネ押え
80…温調ハンドル
81…調整軸
82…ピストンガイドバネ
83…調整軸押え
85…調整溝

Claims (13)

  1. 湯水混合弁で湯水を混合した混合水を原水のまま吐水する原水モードまたは浄水器を介して吐水する浄水モードに切替える切替弁を備えた浄水器付湯水混合栓において、
    前記浄水器に流入する混合水が所定温度以下になるように調整する温調弁を設け、浄水モード時のみ前記温調弁が機能するように構成したことを特徴とする浄水器付湯水混合栓。
  2. 前記湯水混合弁に水を供給する給水路と湯を供給する給湯路とをバイパスする分水路を設け、
    前記温調弁を前記分水路と前記給湯路の接続部に配置し、
    前記切替弁は前記分水路を開閉する機構を併設し、
    浄水モードに切替えた場合のみ前記分水路を開成する構成としたことを特徴とする請求項1記載の浄水器付湯水混合栓。
  3. 前記湯水混合弁に水を供給する給水路と前記湯水混合弁で混合した混合水を排出する混合水路とをバイパスする分水路を設け、
    前記温調弁を前記分水路と前記混合水路の接続部に配置し、
    前記切替弁は前記分水路を開閉する機構を併設し、
    浄水モードに切替えた場合のみ前記分水路を開成する構成としたことを特徴とする請求項1記載の浄水器付湯水混合栓。
  4. 前記湯水混合弁に水を供給する給水路と前記浄水器に混合水を流入する浄水路とをバイパスする分水路を設け、
    前記温調弁を前記分水路と前記浄水路の接続部に配置し、
    前記切替弁は前記分水路を開閉する機構を併設し、
    浄水モードに切替えた場合のみ前記分水路を開成する構成としたことを特徴とする請求項1記載の浄水器付湯水混合栓。
  5. 湯水混合弁で湯水を混合した混合水を原水のまま吐水する原水モードまたは浄水器を介して吐水する浄水モードに切替える切替弁を備えた浄水器付湯水混合栓において、
    前記切替弁から排出する混合水が所定温度以下になるように調整する温調弁を設けたことを特徴とする浄水器付湯水混合栓。
  6. 前記湯水混合弁に水を供給する給水路と湯を供給する給湯路とをバイパスする分水路を設け、
    前記温調弁を前記分水路と前記給湯路の接続部に配置した構成としたことを特徴とする請求項5記載の浄水器付湯水混合栓。
  7. 前記湯水混合弁に水を供給する給水路と前記湯水混合弁で混合した混合水を排出する混合水路とをバイパスする分水路を設け、
    前記温調弁を前記分水路と前記混合水路の接続部に配置した構成としたことを特徴とする請求項5記載の浄水器付湯水混合栓。
  8. 前記温調弁は、
    湯を流入する湯入口、水を流入する水入口、前記湯入口からの湯と前記水入口からの水を混合する温調室、前記温調室で混合された温調水を排出する温調水出口とを本体に備え、
    前記湯入口と前記温調室を常時連通させ前記温調室への湯の流入量を略一定にするとともに、
    ワックス式の感温体で検知した温調水の温度に基づいて、前記水入口から前記温調室への水の流入量を制御する弁機構を前記本体内に備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項7に記載の浄水器付湯水混合栓。
  9. 前記弁機構は略直線的な形状を成して少なくとも弁体と前記感温体と前記感温体の検知温度に基づいて伸縮するピストンとで構成され、
    前記本体の前記水入口と前記温調室の間に前記水入口側から水室と水出口を設け、
    前記弁体を前記水室内に配置し、
    前記感温体を格納する部分を前記温調室内に配置し、
    前記ピストンを前記弁機構の前記温調室内の前記温調水出口側端部に配置し、
    前記弁機構は前記感温体で検知した温調水の温度によって前記ピストンを伸縮させることにより前記弁体を移動させて前記弁体と前記水出口に設けた弁座との隙間を調節して前記温調室への水の流入量を制御するようにしたことを特徴とする請求項8に記載の浄水器付湯水混合栓。
  10. 前記ピストンの前記温調室出口側への飛び出し位置を規制するガイドを前記本体内に設け、さらに前記ガイドの位置を調整できるようにしたことを特徴とする請求項8または請求項9に記載の浄水器付湯水混合栓。
  11. 前記温調弁は、
    湯を流入する湯入口、水を流入する水入口、前記湯入口からの湯と前記水入口からの水を混合する温調室、前記温調室で混合された温調水を排出する温調水出口とを本体に備え、
    前記湯入口と前記温調室を常時連通させ前記温調室への湯の流入量を略一定にするとともに、
    形状記憶バネ式の感温体で検知した温調水の温度に基づいて、前記水入口から前記温調室への水の流入量を制御する弁機構を前記本体内に備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項7に記載の浄水器付湯水混合栓。
  12. 前記弁機構は略直線的な形状を成して少なくとも弁体と前記感温体で構成され、
    前記本体の前記水入口と前記温調室の間に前記水入口側から水室と水出口を設け、
    前記弁体を前記水室内に配置し、
    前記弁機構に装着された前記感温体を前記温調室内に配置し、
    前記弁機構は検知した温調水の温度によって前記感温体のバネ定数を変化させることにより前記弁体を移動させて前記弁体と前記水出口に設けた弁座との隙間を調節して前記温調室への水の流入量を制御するようにしたことを特徴とする請求項11に記載の浄水器付湯水混合栓。
  13. 前記感温体の前記温調室出口側の位置を規制するガイドを前記本体内に設けるとともに、前記ガイドの位置を調整できるようにしたことを特徴とする請求項11または請求項12に記載の浄水器付湯水混合栓。

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