JP6474025B2 - バルブユニットおよび水栓装置 - Google Patents
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そして、浄水側配管と原水側流路とは、吐水口を有する吐水管内に収納されている。
さらに、吐水管は弁カートリッジから供給される水より浄水を生成する浄水カートリッジも内蔵している。
すなわち、浄水流路を確保すると、原水流路が狭くなってしまい、原水の流量を大きくできず、原水流路を確保すると、浄水流路が狭くなってしまい、浄水の流量を大きくできないという課題もあった。
まず、本発明の実施形態の水栓装置Fの概要について、水栓装置Fの斜視外観図である図1を用いて説明する。
そして、このハンドルシャワーHSは、バルブユニット100と下流配管T(単一の流路)によって連通されている。
これにより、水栓装置Fは、水、湯、水および湯を混合した湯水混合水、並びに浄水を吐水口Sから吐水する。
すなわち、「原水」とは、「水、湯、湯水混合水」のいずれかを指す。
続いて、バルブユニット100の構造について、図2乃至図4を用いて説明する。
バルブユニット100は、水と湯とを混合して湯水混合水を生成すると共に、原水および浄水の吐止水を制御するものである。
さらに、バルブユニット100の内部は、ケース120に鉛直上方の開口から突出すると共にレバーハンドルLHと連結されるレバー150と、このレバー150の動きを規制するレバーガイド160と、このレバーガイド160を支持すると共に可動弁体140に載置される支持部材170とをさらに備えている。
詳述すると、レバーハンドルLHを回転させると、可動弁体140は固定弁体130上の摺動面131と垂直な回動軸の回りを周回する。
また、レバーハンドルLHを上下に動かすと、可動弁体140は固定弁体130の摺動面131上を直線運動する。
次に、固定弁体130の構造について、固定弁体130の上面図である図3を用いて詳述する。
そして、流出孔132の直下には配管接続部材110の下流配管接続孔111があり、下流配管Tと連通している。
これらの孔はいずれも固定弁体130上の仮想円A上に形成されており、湯流入孔134は、水流入孔133および浄水流入孔135によって挟まれている。
同様に、湯流入孔134の直下には配管接続部材110の湯供給管接続孔113があり、湯供給管HTと連通している。
同様に、浄水流入孔135の直下には配管接続部材110の浄水供給管接続孔114があり、浄水供給管PTと連通している。
次に、可動弁体140の構造について、可動弁体140の上面図である図4を用いて詳述する。
そして、外周の残りの一方には、外周を切り欠いた第一連通孔142が形成されている。
続いて、各吐水形態(水、湯、湯水混合水、浄水)を選択した際の、吐水時および止水時の弁体の位置について、図5乃至図8を用いて説明する。
なお、図5乃至図8において、固定弁体130の摺動面131を明確にするために、摺動面131に市松模様を付している。
まず、水を選択した際の弁体の位置について、図5を用いて説明する。
図5は、水を吐止水する際のレバーハンドルLHおよび固定弁体130と可動弁体140との位置関係を示す図である。
なお、この「レバーハンドルLHとハンドルシャワーHSがおおよそ重なる位置」(あるいは「レバーハンドルLHの先端とハンドルシャワーHSの伸びる方向がおおよそ重なる位置」)を以下「正対位置P1」とする。
図5(b)は、この止水状態における固定弁体130と可動弁体140の位置関係を示す図である。
すなわち、バルブユニット100内に原水あるいは浄水が流入することがなく、これにより水栓装置Fから吐水されることがない。
図5(c)は、この吐水状態における固定弁体130と可動弁体140の位置関係を示す図である。
このとき、固定弁体130の湯流入孔134および浄水流入孔135は可動弁体140によって閉塞されている。
すなわち、バルブユニット100内に水のみが流入し、水栓装置Fからは水が吐水される。
換言すれば、水供給管CT、湯供給管HT及び浄水供給管PTのうち、水供給管CTのみが、吐水口Sと連通する。
これにより、正対位置P1において、水吐水が実現される。
次に、湯水混合水を選択した際の弁体の位置について、図6を用いて説明する。
図6は、湯水混合水を吐止水する際のレバーハンドルLHおよび固定弁体130と可動弁体140との位置関係を示す図である。
この湯水混合水が吐水される位置を以下「湯水混合水吐水位置P2」とする。
すなわち、バルブユニット100内に原水あるいは浄水が流入することがなく、これにより水栓装置Fから吐水されることがない。
このとき、固定弁体130の浄水流入孔135は可動弁体140によって閉塞されている。
すなわち、バルブユニット100内に水および湯が流入し、湯水混合水が生成され、この湯水混合水が水栓装置Fから吐水される。
これにより、水流入孔133および湯流入孔134の開口具合が変わり、水と湯との混合比が変わる。
すなわち、湯水混合水の温度が変わる。
次に、湯を選択する際の弁体の位置について、図7を用いて説明する。
図7は、湯を吐止水する際のレバーハンドルLHおよび固定弁体130と可動弁体140との位置関係を示す図である。
この湯が吐水される位置を以下「湯吐水位置P3」とする。
すなわち、バルブユニット100内に原水あるいは浄水が流入することがなく、これにより水栓装置Fから吐水されることがない。
このとき、可動弁体140は図6(c)の状態よりもさらに左方に回転しているため、可動弁体140の第二連通孔143は、固定弁体130の流出孔132および湯流入孔134と連通する。
また、固定弁体130の水流入孔133および浄水流入孔135は可動弁体140によって閉塞されている。
すなわち、バルブユニット100内に湯のみが流入し、水栓装置Fからは湯が吐水される。
換言すれば、水供給管CT、湯供給管HT及び浄水供給管PTのうち、湯供給管HTのみが、吐水口Sと連通する。
最後に、浄水を選択する際の弁体の位置について、図8を用いて説明する。
図8は、浄水を吐止水する際のレバーハンドルLHおよび固定弁体130と可動弁体140との位置関係を示す図である。
この浄水が吐水される位置を以下「浄水吐水位置P4」とする。
すなわち、バルブユニット100内に原水あるいは浄水が流入することがなく、これにより水栓装置Fから吐水されることがない。
このとき、固定弁体130の水流入孔133および湯流入孔134は可動弁体140によって閉塞されている。
すなわち、バルブユニット100内に浄水のみが流入し、水栓装置Fから浄水が吐水される。
換言すれば、水供給管CT、湯供給管HT及び浄水供給管PTのうち、浄水供給管PTのみが、吐水口Sと連通する。
このようにして得られた本実施形態のバルブユニット100は、原水および浄水の吐止水を制御することにより、原水および浄水を単一のバルブユニットで制御することができるばかりでなく、以下の特有の構成に対応した格別の効果を奏することができる。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明は上記に限定されるものではない。
本発明は、水と湯と前記水および前記湯を混合した湯水混合水との何れかである原水、並びに浄水の吐止水を制御するバルブユニットであって、前記水の流入する水流入孔、前記湯の流入する湯流入孔および前記浄水の流入する浄水流入孔が形成されていると共に筐体に固定されている固定弁体と、前記原水および前記浄水の流出する流出孔と、前記固定弁体上を摺動し、前記水流入孔から流入する水と前記湯流入孔から流入する湯とを混合させて湯水混合水を生成すると共に前記流出孔へ前記原水および前記浄水のどちらか一方を供給する可動弁体と、を備えているものであり、バルブユニットの下流側における浄水流路と原水流路の確保を両立して浄水流路と原水流路とのトレードオフの関係を解消することに加え、下流側の構造が簡便なバルブユニットを提供することができるものであれば、その具体的な実施態様は、如何なるものであっても構わない。
110 ・・・ 配管接続部材(筐体)
111 ・・・ 下流配管接続孔
112 ・・・ 水供給管接続孔
113 ・・・ 湯供給管接続孔
114 ・・・ 浄水供給管接続孔
120 ・・・ ケース
130 ・・・ 固定弁体
131 ・・・ 摺動面
132 ・・・ 流出孔
133 ・・・ 水流入孔
134 ・・・ 湯流入孔
135 ・・・ 浄水流入孔
140 ・・・ 可動弁体
141 ・・・ 係合溝
142 ・・・ 第一連通孔
143 ・・・ 第二連通孔
143a・・・ 蓋部
150 ・・・ レバー
151 ・・・ 柱状部
152 ・・・ 球体部
153 ・・・ 接続部
160 ・・・ レバーガイド
170 ・・・ 支持部材
171 ・・・ 係合爪
172 ・・・ レバー接続孔
F ・・・ 水栓装置
C ・・・ カバー
LH ・・・ レバーハンドル
HS ・・・ ハンドルシャワー
S ・・・ 吐水口
PT ・・・ 浄水供給管
CT ・・・ 水供給管
HT ・・・ 湯供給管
T ・・・ 下流配管(単一の流路)
CW ・・・ 冷水
HW ・・・ 湯
MW ・・・ 湯水混合水(水)
A ・・・ 仮想円
P1 ・・・ 正対位置
P2 ・・・ 湯水混合水吐水位置
P3 ・・・ 湯吐水位置
P4 ・・・ 浄水吐水位置
Claims (3)
- 水と湯と前記水および前記湯を混合した湯水混合水との何れかである原水、並びに浄水の吐止水を制御するバルブユニットであって、
前記水の流入する水流入孔、前記湯の流入する湯流入孔および前記浄水の流入する浄水流入孔が形成されていると共に筐体に固定されている固定弁体と、
前記原水および前記浄水の流出する流出孔と、
前記固定弁体上を摺動し、前記水流入孔から流入する水と前記湯流入孔から流入する湯とを混合させて湯水混合水を生成すると共に前記流出孔へ前記原水および前記浄水のどちらか一方を供給する可動弁体と、を備え、
前記可動弁体が、前記浄水流入孔を通過した前記浄水を通過させる第一連通孔と、前記水流入孔および前記湯流入孔のいずれか一方を通過した前記原水を通過させる第二連通孔とを備え、
前記浄水を前記流出孔から流出させる場合は、前記可動弁体が前記水流入孔および前記湯流入孔を閉塞すると共に前記第一連通孔から前記浄水を通過させ、
前記原水を前記流出孔から流出させる場合は、前記可動弁体が前記浄水流入孔を閉塞すると共に前記第二連通孔から前記原水を通過させることを特徴とするバルブユニット。 - 前記第一連通孔が、前記可動弁体の外周側に形成され、
前記第二連通孔が、前記可動弁体の中央に形成され、
前記固定弁体の水流入孔、湯流入孔および浄水流入孔が、前記固定弁体上の同一円周上に形成され、
前記湯流入孔が、前記浄水流入孔および前記水流入孔によって挟まれた位置に形成されていることを特徴とする請求項1に記載されたバルブユニット。 - 水、湯、前記水および前記湯を混合した湯水混合水からなる原水、並びに浄水を吐水する水栓装置であって、
請求項1乃至請求項2のいずれか1項に記載されたバルブユニットと、
該バルブユニットの下流側に前記原水および前記浄水を吐水する吐水口と、
該吐水口と前記バルブユニットとを連通させる単一の流路と、を備えていることを特徴とする水栓装置。
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