JP7230403B2 - 湯水混合バルブ装置 - Google Patents
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Description
このタイプの湯水混合バルブ装置では、ケーシングの底面において、湯側開口、水側開口及び流出開口が面シール部材にて面シールされており、湯水はケーシング底面の下方側に流れる。
しかしながら、上述した構造では、湯側開口及び水側開口のみに面シール部材が配置されることとなるため、ケーシングの底面にかかる面シール部材からの反力が偏り、湯水混合バルブ装置のケーシングが湯水混合水栓内で傾き、面シールが機能せず、異音が発生するという問題があった。
この問題を解決するために、流出流路の中央にケーシングの傾き抑制のための反力部材を配置することが考えられる。
しかし、流出流路内に反力部材を配置した場合、反力部材が流出する水の抵抗となるため、反力部材をあまり大きくすることができず、ケーシングの傾き抑制に効果的でなかった。
この湯水混合バルブ装置によれば、流出流路内に反力部材を配置する場合と比較して、反力部材を大きくすることができる。そのため、ケーシングの底面において、面シール部材からの反力と、反力部材からの反力とを均衡状態に近づけ、湯水混合水栓内でのケーシングの傾きを抑制でき、湯水混合水栓内での湯水混合バルブ装置のケーシングの傾きによる異音の発生を抑制できる。
この湯水混合バルブ装置によれば、流出流路の外側に1つの反力部材を配置する場合と比べて、湯水混合水栓内での湯水混合バルブ装置のケーシングの傾きをより抑制できる。
この湯水混合バルブ装置によれば、面シール部材と反力部材を別体で形成する場合と比べて、部材の数を減らすことができ、組み立て性を低下させることなく、湯水混合水栓内での湯水混合バルブ装置のケーシングの傾きによる異音の発生を抑制できる。
この湯水混合バルブ装置によれば、接続部材をできるだけ幅狭にすることで、例えば、バルブ支持部材と当接する突起等のように、ケーシングの底面に形成されるその他機能部に対して接続部材が邪魔になることを抑制することができる。
図1は、本発明の実施形態における湯水混合バルブ装置1が組み込まれた湯水混合水栓100の外観斜視図である。図2は、本発明の実施形態における湯水混合バルブ装置1が組み込まれた湯水混合水栓100の断面図である。
また、バルブ支持部材8には、給水源から湯水混合バルブ装置1の湯側開口14a、水側開口14bに湯水を供給する給水管8a及び給湯管8bが接続される。
図3は、本発明の実施形態における湯水混合バルブ装置1の外観斜視図である。図4は、本発明の実施形態における湯水混合バルブ装置1の分解斜視図である。
レバーハンドル6を上下回動操作、左右回動操作すると、開閉機構のレバーが前後傾動、左右回動し、バルブガイドを介して可動弁体34が前後摺動、左右回動する。これにより、固定弁体32の湯流入弁孔32a、水流入弁孔32bの開閉及び開度調節が行われ、混合水流出孔32cから流出する湯・水の混合比や流入量が調整される。
この下部ケーシング14の底面14aには、上述した湯流入弁孔32a、水流入弁孔32b、及び混合水流出孔32cのそれぞれと対応する湯側開口14b、水側開口14c、流出開口14dと、流出開口14dから下流側に湯水を導く流出流路14eと、が形成されている。
ここで、湯側開口14bと水側開口14cとは、下部ケーシング14の底面14aにおいて軸対称に形成される。流出流路14eは、流出開口14dから下部ケーシング14の底面14aの外周方向に延びるように形成されている。
また、下部ケーシング14には、バルブ支持部材8と当接する突起14fが形成されている。
なお、本発明の実施形態において、下部ケーシング14の底面14aがケーシング10の底面である。
なお、本発明の実施形態において、面シール部42と、反力部44と、接続部46が一体で形成されているが、接続部46を設けず、面シール部42と、反力部44とを別部材にしてもよい。
反力部44が流出流路14eの外側に配置されることで、流出開口14dから流出した湯水が、流出流路14eを通り、下部ケーシング14の底面14aの外周側(ケーシング10の底面の側方側)へ流れるようになっている。
ここで、反力部44の面積(第1の反力部44aと第2の反力部44bの合計面積)は、外側面シール部42aの面積と同じである。なお、反力部44と外側面シール部42aの面積は同じでなくてもよい。
また、反力部44は、下部ケーシング14の底面14aの最も外周側に配置されている。
第1の接続部46aの幅H1は、第1の反力部44aの幅H2よりも狭くなっている。同様に、第2の接続部46bの幅H1は、第2の反力部44bの幅H2よりも狭くなっている。つまり、接続部46の幅H1は、反力部44の幅H2よりも狭くなっている。
本発明の実施形態においては、湯水混合バルブ装置1が、湯側開口14b及び水側開口14cの周囲を覆う面シール部42(面シール部材)と、流出流路14eの外側に配置される反力部44(反力部材)と、を備えている。
また、前述した実施形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
本体部 2
吐水部 4
吐水口 4a
レバーハンドル 6
バルブ支持部材 8
給水管 8a
給湯管 8b
ケーシング 10
上部ケーシング 12
下部ケーシング 14
底面 14a
湯側開口 14b
水側開口 14c
流出開口 14d
流出流路 14e
突起 14f
レバー部 20
レバー 22
レバーガイド 24
ピン 26
開閉機構 30
固定弁体 32
湯流入弁孔 32a
水流入弁孔 32b
混合水流出孔 32c
可動弁体 34
バルブガイド 36
パッキン 38a
Oリング 38b
シール部材 40
面シール部 42
外側面シール部 42a
内側面シール部 42b
反力部 44
第1の反力部 44a
第2の反力部 44b
接続部 46
第1の接続部 46a
第2の接続部 46b
湯水混合水栓 100
Claims (1)
- 湯水混合水栓に組み込まれ、給湯源から供給される湯と給水源から供給される水とを混合した湯水を吐止水する湯水混合バルブ装置であって、
湯流入弁孔、水流入弁孔、混合水流出孔が形成された固定弁体と、
前記湯流入弁孔と水流入弁孔との少なくとも一方を混合水流出孔と連通させる可動弁体と、
前記可動弁体を操作するレバーと、
前記湯流入弁孔、水流入弁孔、混合水流出孔のそれぞれに対応する湯側開口、水側開口、流出開口と、前記流出開口から下流側に湯水を導く流出流路と、が形成された底面を有するケーシングと、
前記湯側開口及び水側開口の周囲を覆う面シール部材と、
前記ケーシングの底面において、前記流出流路の外側に配置される反力部材と、を備え、
前記反力部材は、前記流出流路の両方の外側に配置され、
前記面シール部材と前記反力部材とを接続する接続部材と、をさらに備え、
前記面シール部材と、前記反力部材と、前記接続部材とは、一体で形成されることを特徴とする湯水混合バルブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018182500A JP7230403B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 湯水混合バルブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018182500A JP7230403B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 湯水混合バルブ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2020051549A JP2020051549A (ja) | 2020-04-02 |
JP7230403B2 true JP7230403B2 (ja) | 2023-03-01 |
Family
ID=69996467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018182500A Active JP7230403B2 (ja) | 2018-09-27 | 2018-09-27 | 湯水混合バルブ装置 |
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JP (1) | JP7230403B2 (ja) |
Citations (1)
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- 2018-09-27 JP JP2018182500A patent/JP7230403B2/ja active Active
Patent Citations (1)
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