JP3928658B1 - 湯水混合装置及びそれを備えた湯水混合水栓 - Google Patents
湯水混合装置及びそれを備えた湯水混合水栓 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】本発明は、湯及び水を混合して吐出させる湯水混合装置(20)であって、湯側シート面(22c)及び水側シート面(24b)を備えた湯水混合装置本体(21)と、両側にシート部が形成されており、湯水混合装置本体の内部に移動可能に配置され、移動されることにより、流入する湯及び水の流量を変化させる主弁体(30)と、湯及び水が主弁体の外側で混合されるのを抑制する湯水隔離手段(42)と、主弁体を所定方向に摺動させるように付勢する付勢手段(32)と、逆方向に主弁体を付勢し、湯の温度に応じて付勢力が変化する感温付勢手段(34)と、を有し、シート部は、湯側シート面又は水側シート面と当接するシート曲線(60d)の長さを延長するために凹凸形状にされていることを特徴としている。
【選択図】図3
Description
このように構成された本発明によれば、主弁体を大型化することなく、シート曲線の長さを延長することができるので、各シート面とシート部との間の隙間を小さく構成した場合でも、断面積が大きい流路を確保することができ、十分な吐出流量を確保しながら、温度調節性能を向上させることができる。
このように構成された本発明によれば、主弁体に作用する、湯及び水の一次圧に基づく力による外乱を減少させることができるので、温度調節性能を向上させることができる。
このように構成された本発明によれば、湯水混合装置を構成する各部品の寸法誤差に関わりなく、主弁体のストロークを設定することができるので、各湯水混合装置の個体間のバラツキを減少させることができる。
このように構成された本発明によれば、ねじ込み量を調節する際の第1本体部材と第2本体部材の相対的な回転にクリック感が与えられるので、一旦設定したストロークを容易に再現することができ、ストロークを容易に調節することができる。
このように構成された本発明においては、C形リングによって流入した湯及び水が隔離されるので、主弁体に作用する摺動抵抗が小さくなる。また、振動減衰手段によって、主弁体の振動が減衰される。
このように構成された本発明によれば、主弁体に作用する摺動抵抗を抑制しながら、主弁体の振動を防止することができる。
このように構成された本発明によれば、位置規制部材がC形に形成されているので、主弁体が一つの部品から構成されている場合でも、外径が細くなった中央部に位置規制部材を配置することができる。
まず、図1乃至図9を参照して、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による湯水混合水栓全体を示す斜視図である。図2は、本実施形態による湯水混合水栓に内蔵されている湯水混合装置の斜視図である。
水供給脚6は、壁面に設けられた水道管(図示せず)と水栓本体2とを連結し、水栓本体2に水を供給するように構成されている。
まず、摺動部材28を螺合させた送りねじ26を第1本体部材22に挿入し、第1本体部材22から突出した送りねじ26のスプライン部26aに、ばね金具48及びOリング50を取り付ける。これにより、送りねじ26は、第1本体部材22に対して回転可能に取り付けられる。次いで、主弁体30の中間部60cの外周に、スペーサーリング44、C形リング42、及び脚付スペーサーリング46を、この順に取り付ける。さらに、脚付環状部材38、バイアスばね32、ばね押え金具36、及びCクランプ36aを主弁体30に組み付け、弁軸部62が送りねじ26のガイド穴26cに挿入されるように、主弁体30を第1本体部材22の中に配置する。
まず、湯水混合水栓1の使用者は、湯温調節用ダイヤル8を所望の温度に設定する。ここで、湯温調節用ダイヤル8を最低温度に設定した場合には、摺動部材28は図3における左端に位置される。この状態では、図3に示すように、摺動部材28がばね押え金具36から離間するのでバイアスばね32による付勢力は作用せず、主弁体30のシート部60aは、感温ばね34の付勢力により湯側シート面22cに当接される。即ち、湯水混合装置本体21内には、水のみが流入できる状態となる。
図11及び図12に主弁体の変形例を示す。図11はシート曲線を三角波状とした第1変形例の主弁体の斜視図(a)及び側面図(b)であり、図12はシート曲線を矩形波状とした第2変形例の主弁体の斜視図(a)及び側面図(b)である。
図11に示すように、第1変形例の主弁体200は、三角波状のシート曲線202を有する。図11(b)に示すように、シート曲線202は、主弁体200の円筒部204の外径を投影した円である円Cを縫うように、円Cの内部及び外部を通るように延びている。本変形例においては、円Cの周長は約59.3mmであり、シート曲線202の長さは84.0mmである。従って、シート曲線202の長さは円Cの周長の約1.4倍となる。
また、上述した実施形態では、感温付勢手段として形状記憶合金製のばねが使用されていたが、封入されたワックスが熱により液化される際の体積変化を利用したワックスエレメント等を、感温付勢手段として用いることもできる。
2 水栓本体
4 湯供給脚
6 水供給脚
8 湯温調節用ダイヤル
10 吐止水切替ハンドル
12 カラン
14 シャワーヘッド
16 切替バルブ
20 湯水混合装置
21 湯水混合装置本体
22 第1本体部材
22a 湯導入口
22b 水導入口
22c 湯側シート面
22d 雌ねじ部
22e 段部
22f スプライン部
24 第2本体部材
24a 雄ねじ部
24b 水側シート面
24c 吐出口
24d ガイド穴
24e 凹凸面
25 止めねじ
26 送りねじ
26a スプライン部
26b 送り雄ねじ部
26c ガイド穴
28 摺動部材
28a 溝
28b 送り雌ねじ部
30 主弁体
32 バイアスばね
34 感温ばね
36 ばね押え金具
36a Cクランプ
38 脚付環状部材
40 感温ばねガイド部材
40a 羽根
42 C形リング
44 スペーサーリング
46 脚付スペーサーリング
48 ばね金具
48a 板ばね部
48b 係合部
50 Oリング
52 フィルター
54 フィルター
60 円筒部
60a シート部
60b シート部
60c 中間部
60d シート曲線
60e シート曲線
62 弁軸部
64 アーム
66 隙間ゲージ
100 本発明の第2実施形態による湯水混合装置
102 弁軸部
104 Oリング
106 Oリング
108 小孔
110 小孔
200 第1変形例による主弁体
202 シート曲線
204 円筒部
300 第2変形例による主弁体
302 シート曲線
304 円筒部
Claims (10)
- 供給された湯及び水を混合し、適温に調整された湯を吐出させる湯水混合装置であって、
湯側シート面及び水側シート面を備えた湯水混合装置本体と、
両側にシート部が形成されており、上記湯水混合装置本体の内部に移動可能に配置され、移動されることにより、上記各シート部と上記湯側シート面及び上記水側シート面との間の隙間を変化させ、上記湯水混合装置本体内に流入する湯及び水の流量を変化させる主弁体と、
この主弁体の外周と上記湯水混合装置本体の内壁面との間に配置され、上記湯水混合装置本体内に流入した湯及び水が、上記主弁体の外側で混合されるのを抑制する湯水隔離手段と、
上記主弁体を所定方向に摺動させるように付勢する付勢手段と、
この付勢手段とは逆の方向に上記主弁体を付勢し、上記湯水混合装置本体内で混合された湯の温度に応じて付勢力が変化する感温付勢手段と、を有し、
上記シート部は、少なくとも一方が、上記湯側シート面又は上記水側シート面と当接するシート曲線の長さを延長するために凹凸形状にされ、上記主弁体は、上記湯水隔離手段と上記主弁体が接触する線によって囲まれた面の面積と、上記シート曲線によって囲まれた面の面積がほぼ等しくなるように構成されていることを特徴とする湯水混合装置。 - 供給された湯及び水を混合し、適温に調整された湯を吐出させる湯水混合装置であって、
湯側シート面及び水側シート面を備えた湯水混合装置本体と、
両側にシート部が形成されており、上記湯水混合装置本体の内部に移動可能に配置され、移動されることにより、上記各シート部と上記湯側シート面及び上記水側シート面との間の隙間を変化させ、上記湯水混合装置本体内に流入する湯及び水の流量を変化させる主弁体と、
この主弁体の外周と上記湯水混合装置本体の内壁面との間に配置され、上記湯水混合装置本体内に流入した湯及び水が、上記主弁体の外側で混合されるのを抑制する湯水隔離手段と、
上記主弁体を所定方向に摺動させるように付勢する付勢手段と、
この付勢手段とは逆の方向に上記主弁体を付勢し、上記湯水混合装置本体内で混合された湯の温度に応じて付勢力が変化する感温付勢手段と、を有し、
上記シート部は、少なくとも一方が、上記湯側シート面又は上記水側シート面と当接するシート曲線を上記主弁体の摺動方向に投影したとき、上記シート曲線が、上記湯水隔離手段と上記主弁体が接触する線によって囲まれた面の内部及び外部を通るように形成されていることを特徴とする湯水混合装置。 - 上記主弁体は、上記シート曲線の長さが、上記湯水隔離手段と上記主弁体が接触する線によって囲まれた面の外周の長さよりも長くなるように構成されている請求項1又は2記載の湯水混合装置。
- 上記主弁体は、上記湯水隔離手段と上記主弁体が接触する線によって囲まれた面の面積と、上記シート曲線によって囲まれた面の面積がほぼ等しくなるように構成されている請求項2又は3記載の湯水混合装置。
- 上記湯水混合装置本体が、上記主弁体が移動するストロークを調整可能に構成されている請求項1乃至4の何れか1項に記載の湯水混合装置。
- 上記湯水混合装置本体が、ねじ込み量を調節することにより上記ストロークを調節することができる、互いに螺合された第1本体部材及び第2本体部材と、これら第1本体部材と第2本体部材の相対回転位置を固定する固定手段と、を有する請求項5記載の湯水混合装置。
- さらに、上記第1本体部材と上記第2本体部材を相対的に回転させる際にクリック感を与えるクリックストップ機構を有する請求項6記載の湯水混合装置。
- 上記湯水隔離手段がC形リングであり、さらに、上記主弁体が摺動する方向の振動を減衰させる振動減衰手段を有する請求項1乃至7の何れか1項に記載の湯水混合装置。
- さらに、上記湯水隔離手段の両側に夫々配置され、上記湯水隔離手段の位置を規制するC形の位置規制部材を有する請求項1乃至8の何れか1項に記載の湯水混合装置。
- 請求項1乃至9の何れか1項に記載の湯水混合装置と、
この湯水混合装置を収納する水栓本体と、
上記湯水混合装置によって混合された湯の吐水状態と止水状態を切替える開閉弁と、
混合された湯を吐出させる吐出部と、
を有することを特徴とする湯水混合水栓。
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