JPH0873221A - 複合酸化物粉末の製造方法 - Google Patents

複合酸化物粉末の製造方法

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JPH0873221A
JPH0873221A JP7097077A JP9707795A JPH0873221A JP H0873221 A JPH0873221 A JP H0873221A JP 7097077 A JP7097077 A JP 7097077A JP 9707795 A JP9707795 A JP 9707795A JP H0873221 A JPH0873221 A JP H0873221A
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oxide powder
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒に利用できる微粒で均質なCe1-X Zr
X 2-Z 、Ce1-X-Y ZrX Y 2-Z 組成の複合酸化
物粉末を安価に製造することを目的とする。 【構成】 セリウムとジルコニウムおよびセリウムとジ
ルコニウムと希土類元素とを含有する複合酸化物の粉末
を製造する方法であって、上記複合酸化物の構成元素の
硝酸塩、硫酸塩および酢酸塩のうちの少なくとも1種を
所定の比率で水に溶解して水溶液にする第1工程と、上
記水溶液を噴霧すると共に酸化雰囲気で加熱することに
より、上記複合酸化物の構成元素を酸化して複合酸化物
に変換させると共に粉末化する第2工程とよりなること
を特徴とする複合酸化物粉末の製造方法。硝酸塩、硫酸
塩および酢酸塩のうちの少なくとも1種を溶かした水溶
液を使用することにより所望の組成をもつ均一で微細な
複合酸化物粉末が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用の排ガス浄化
用触媒の配合成分等として使用される、Ce 1-X ZrX
2-Z またはCe1-X-Y ZrX Y 2-Z (RはCe以
外の希土類元素を表す)で示されるセリウムとジルコニ
ウムとを含有する、または更に希土類元素を含有する複
合酸化物の粉末を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複合酸化物粉末を製造する方法として、
工業的には単純に酸化物または金属酸化物に変化する金
属炭酸塩などの化合物粉末を混合して、混合粉末を高温
で固相反応させることによって合成する手法がとられて
いる。しかし上記の固相反応では成分を均一にすること
は困難であり、高温に保持して成分の拡散を活発にする
と粒成長が顕著となって微粒で均質な粉末が得られな
い。
【0003】このような背景から高純度均質微細な複合
酸化物粉末を得るため、アルコキシド法や、共沈法とい
った化学的手法が実験室レベルで検討されている。アル
コキシド法はアルコキシル基を有する金属化合物を出発
原料に用いる手法であり、均質な組成物が得られるが、
原料が高価であり、特殊用途を除いて工業的に成り立た
ない。共沈法は金属イオンを含む水溶液を液体状態で混
合し、水溶液のpHをコントロールすることにより固体
を生成する手法であるが、複数の金属イオンを同時に固
体として均質に析出させることは困難で、実験室レベル
で種々の技法を凝らして均質な粉末を合成する試験研究
がなされている状況にある。現状では大量生産すると不
均一組成の粉末しか得られない。
【0004】工業的に均質組成の複合酸化物粉末を得る
には、構成成分を水溶液状態で混合することが有利であ
り、この水溶液を高温雰囲気中に噴霧し、脱水、酸化反
応を起こさせて粉末を得る噴霧焙焼法が知られている
(たとえば特公昭47−11550号)。噴霧焙焼法の
原料には、金属の塩化物、硝酸塩などの水溶性化合物あ
るいは混合有機溶液を形成するアルコキシドなどを用い
ることができ、共通の溶媒に溶解するものであれば原料
の制約はない。
【0005】しかしながら、上記の水溶性化合物として
は、製造時に副生する廃ガス中の塩化水素をリサイクル
して使用できる塩化物を原料とするのが工業的に有利と
いわれている。たとえば、特開平1−192708号公
報には、金属塩化物を溶解した水溶液を、還元性物質を
殆ど含まない高温ガス流中に噴霧混合し、高温ガス流中
で急速に加熱して所定の温度に保つと共に、原料ならび
に分解生成物の流れを熱ガス流に並流的に同伴させつつ
金属塩化混合物の分解をおこない、微細粒子とする方法
の開示がある。一方、特開平2−59405号公報に
は、原料金属塩化物の混合水溶液の噴霧を低温、中温、
高温の3段階加熱により組成のずれや不純物相の発生を
防いだ噴霧焙焼装置が開示されている。
【0006】自動車の排気ガス浄化用触媒の一成分とし
て利用されるCe1-X-Y ZrX Y2-Z で示される複
合酸化物は、CeO2 だけでは耐熱性が不十分な用途に
対して、ZrおよびR(希土類元素)を固溶させること
によって耐熱性が改善されることが知られている(米国
特許4927799号公報)。上記の複合酸化物は、C
eの含有量が多い方が排気ガス浄化用触媒能は高いが、
耐熱性は低い。現在、エンジンや燃焼器の熱効率を上げ
るために燃焼温度を上昇させる傾向があり、その結果排
気ガスの温度も上昇する。そのため排気ガス浄化用触媒
は、その温度条件に対して触媒能を維持する耐熱性の高
いことが要求される。したがって、排気ガス浄化用触媒
として使用するCe1-X-Y ZrX Y 2-Z 組成の複合
酸化物は、Ceの含有量が少ない組成においても均質な
微粉末を作製する必要がある。
【0007】Ce1-X-Y ZrX Y 2-Z 組成の複合酸
化物の製造においては、酸化セリウム等の基本となる酸
化物粉末に他の金属酸化物を粒子状、あるいは溶液状に
溶解した状態で混合し、固体状態で加熱して製造してい
る。従来法では、Ce1-X-Y ZrX Y 2-Z またはC
1-X ZrX 2-Z 組成の複合酸化物を噴霧焙焼法で製
造する方法は知られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】Ce1-X-Y ZrX Y
2-Z またはCe1-X ZrX 2-Z 組成の複合酸化物の
製造に、噴霧焙焼法を採用し、構成元素の塩化物を原料
として用いると、Ceに対するZrの置換量が20%か
ら80%までの範囲では均質な固溶体粉末が得られず、
20%以下および80%以上の2つの固溶体の混合相と
なるが判明した。これらの2つの固溶体の混合相からな
る微粒子では耐熱性と触媒能を併せ持つ粉末にはならな
い。(均質な固溶体粉末が得られないことの理由につい
ては明らかでない。) 本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、Ce1-X
ZrX 2-Z またはCe1-X-Y ZrX Y 2-Z (Rは
Ce以外の希土類元素を表す)組成で微粒状で且つ均質
で排気ガス浄化用触媒に利用できる組成比率の複合酸化
物を安価に製造することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の複合酸化
物粉末の製造方法は、セリウムとジルコニウムとを含有
する複合酸化物の粉末を製造する方法であって、上記複
合酸化物の構成元素の硝酸塩、硫酸塩および酢酸塩のう
ちの少なくとも1種を所定の比率で水に溶解して水溶液
にする第1工程と、上記水溶液を噴霧すると共に酸化雰
囲気で加熱することにより、上記複合酸化物の構成元素
を酸化して複合酸化物に変換させると共に粉末化する第
2工程とよりなることを特徴とする。
【0010】本発明の第2の複合酸化物粉末の製造方法
は、セリウムとジルコニウムと希土類元素(セリウムを
除く)とを含有する複合酸化物の粉末を製造する方法で
あって、上記複合酸化物の構成元素の硝酸塩、硫酸塩お
よび酢酸塩のうちの少なくとも1種を所定の比率で水に
溶解して水溶液にする第1工程と、上記水溶液を噴霧す
ると共に酸化雰囲気で加熱することにより、上記複合酸
化物の構成元素を酸化して複合酸化物に変換させると共
に粉末化する第2工程とよりなることを特徴とする。
【0011】本発明の複合酸化物粉末の製造方法は、第
1工程で複合酸化物の構成元素の硝酸塩、硫酸塩および
酢酸塩のうちの少なくとも1種を所定割合で溶解した水
溶液を形成し、第2工程で該水溶液を噴霧し液滴中の水
分を蒸発させ、金属イオンを酸化させながら粉末化す
る。本発明において、希土類元素とは、Sc、Y、ラン
タノイド(La、Pr等)アクチノイド(Ac、Th
等)である周期律表第IIIb族元素を示し、セリウムは除
く。
【0012】複合酸化物の構成元素として使用する原料
は、硝酸塩、硫酸塩および酢酸塩のうちの少なくとも1
種が使用される。たとえば、硝酸セリウム(Ce(NO
3 3 ・6H2 O)、酢酸セリウム(Ce(C2 3
2 3 ・H2 O)、硝酸ジルコニル(ZrO(NO3
2 ・2H2 O)、酢酸ジルコニル(ZrO(C2 3
2 n )、硝酸イットリウム(Y(NO3 3 ・6H2
O)、酢酸イットリウム、他の希土類元素の硝酸塩、硫
酸塩、酢酸塩が使用できる。その中でも、硝酸塩または
酢酸塩を使用するのが望ましい。原料の組み合わせとし
ては、硝酸セリウムと硝酸ジルコニルの組み合わせ、硝
酸セリウムと硝酸ジルコニルおよび硝酸イットリウムの
組み合わせ、または 酢酸セリウムと酢酸ジルコニルの
組み合わせ、酢酸セリウムと酢酸ジルコニルおよび酢酸
イットリウムの組み合わせが好ましい。また、一般的な
ジルコニウム化合物の硝酸ジルコニウム(Zr(N
3 4 ・5H2 O)、酢酸ジルコニウム(Zr(C2
3 2 4 )も使用することができる。さらに上記の
硝酸塩と酢酸塩との組み合わせのように硝酸塩、硫酸
塩、酢酸塩それぞれ組み合わせて使用することもでき
る。
【0013】出発原料は硝酸塩、硫酸塩および酢酸塩の
うちの少なくとも1種の結晶をそれぞれ溶解した水溶液
を所定の割合で混合するか、硝酸塩、硫酸塩および酢酸
塩のうちの少なくとも1種を計量して所定量の濃度とな
るよう水に溶解してもよい。水溶液中の硝酸塩、硫酸塩
および酢酸塩のうちの少なくとも1種の総溶解量は、1
-3モル/リットル以上固溶限界までの濃度の水溶液を
用いることができる。硝酸塩、硫酸塩および酢酸塩のう
ちの少なくとも1種の溶解量が10-3モル/リットル以
下では得られる粉末量が少なく製造効率が悪く好ましく
ない。望ましくは10-2〜10モル/リットルの濃度範
囲が良いが、高濃度側は物質によっては溶解しないもの
があり、硝酸塩、硫酸塩および酢酸塩のうちの少なくと
も1種の溶解度の範囲内で用いる。
【0014】構成元素の硝酸塩、硫酸塩および酢酸塩の
少なくとも1種を溶解した水溶液は、可燃性の油と乳化
剤とを加えてエマルジョン状として使用することができ
る。硝酸塩、硫酸塩および酢酸塩のうちの少なくとも1
種の溶解液を、エマルジョンとすることにより得られる
微粉末の粒径のコントロールが幾分よくなる。また、エ
マルジョンを形成している油が可燃性であるため、硝酸
塩、硫酸塩および酢酸塩のうちの少なくとも1種の噴霧
液滴は、バーナーで加熱されるだけでなく、可燃性液体
の油が燃焼し、酸化物になる金属イオンを含む水溶液に
隣接する部位で燃焼が起こるため、得られる複合酸化物
粉末の組成均一性がさらに改善される。また、このエマ
ルジョンは、油中に水溶液が分散した状態(W/O型)
でも、水溶液中に油が分離した状態(O/W型)であっ
てもよい。
【0015】上記の可燃性液体の油としては灯油、鉱油
などで一般に水と相溶性のないものが用いられる。ま
た、乳化剤としてはノニオン系界面活性剤を用いること
ができるが、その他食品添加物などに用いる分散剤も利
用することができる。上記のエマルジョンの組成割合
は、水溶液1に対して油が0.01〜10の体積割合
で、望ましくは0.05〜1の体積割合で用いるのが好
ましい。一方、乳化剤は重量割合で溶液に対して0.0
1〜10%、望ましくは0.05〜5%で使用するのが
好ましい。上記の範囲であれば、均一に分散し、安定性
に優れたエマルジョンが形成できる。しかし、より好ま
しい組成割合はそれぞれ油の種類、乳化剤の特性に依存
する。
【0016】上記のエマルジョン中の油の量が少ないと
噴霧液滴の燃焼領域が小さく、その効果が不十分とな
り、多すぎると油の消費量の多いわりに得られる粉末が
少なく非効率となり好ましくない。また、上記のエマル
ジョン中の乳化剤の量が少ないとエマルジョンの安定性
が悪くなり、多すぎるとエマルジョンおよび得られる粉
末に対しての添加効果が少なく好ましくない。
【0017】また、上記のエマルジョンの液滴の大きさ
は、0.1μm〜20μmの範囲とするのが好ましい。
上記の範囲であれば安定性の高いエマルジョンが得られ
る。溶解溶液を噴霧焙焼する噴霧方式の制約はないが、
噴霧液滴を高温燃焼部中に急速に通過させるために、噴
霧方式として、二流体ノズルのように流速の速いものを
採用するのが望ましい。噴霧液滴の燃焼炎中での滞留時
間は、0.1〜5秒、望ましくは0.2〜1秒である。
滞留時間が長すぎると粒子の比表面積が小さくなって触
媒能が低下するおそれがあり好ましくない。
【0018】噴霧液滴は1〜200μmの範囲が好まし
く、大きすぎると液滴表面と内部の温度差が生じ組成の
不均一の原因となるため通常20〜100μmがより好
ましい。噴霧液滴の加熱温度は粉末が実質的に500℃
以上1000℃以下になる温度とすることが望ましい。
加熱温度が500℃以下では複合酸化物の形成が不十分
であり、塩の状態で残存することがあり好ましくない。
加熱温度が1000℃以上では生成した粒子が、焼結合
体して粗粒化し、比表面積が低下するので好ましくな
い。
【0019】噴霧液滴の加熱を酸化雰囲気とするには、
空気を吹き込むか必要に応じて酸素を導入する。複合酸
化物の組成は、それぞれの金属塩を所定量配合して水溶
液とするか、予め調整したそれぞれの金属塩の水溶液を
所定の割合で混合することによりおこなう。Ce1-X-Y
ZrX Y 2-Z またはCe1-X ZrX 2-Z の組成に
おいて、X、Y、Zは下記の範囲とするのが好ましい。
【0020】Xは、0<X<1の組成範囲が製造が可能
である。なかでも、X、Yは以下の範囲が好ましい。 0.10≦X≦0.75、0.008≦Y≦0.06
0、0.11≦X+Y≦0.81 Zは上記の組成において酸素欠陥量に依存するもので
0.5以下の正の数を表す。
【0021】本発明の方法で得られる複合酸化物粉末の
比表面積は5〜300m2 /gであり、X線回折法で計
算される複合酸化物粉末の結晶粒子径は4〜30nm程
度のものが形成できる。複合酸化物粉末が得られると反
応系中に原料である硝酸塩、硫酸塩、酢酸塩からの酸ま
たは副生成物が残存するが、以下のような後処理により
これら酸等を除去するのがよい。原料に硝酸塩を用いる
場合、複合酸化物粉末が形成されるとNOX ガスを反応
系より吸収して、NH3 などと接触させて分解する。
【0022】同様に、原料に硫酸塩を用いる場合、SO
X のガスが発生するため、該SOXガスを反応系より吸
収して、通常のSOX 処理によりSOX を分解する。ま
た、原料に酢酸塩を用いる場合、COとH2 Oが発生す
るため、このCOとH2 Oがとを反応系から取り出し、
冷却させてCOをH2 O中に溶解させてトラップする。
【0023】前記したように、本発明のCe1-X-Y Zr
X Y 2-Z またはCe1-X ZrX2-Z の組成のもの
を塩化物を原料として使用すると、Ceに対するZrの
置換基が20〜80%の範囲で2相分離がおきる。しか
し本発明では、出発原料として硝酸塩、酢酸塩を使用す
ることで均一相の複合酸化物を得ることができる。この
理由は解明されていないが、Y2 3 のような螢石構造
の安定化ジルコニアを生成する元素の添加は、螢石構造
のCeO2 と均質な固溶体を形成しやすいものと推定さ
れる。
【0024】なお、一般にCe,La以外の希土類元素
の水溶性化合物原料は高価であり、本発明ではこれらの
高価な原料を用いなくても良いのでコストメリットがあ
る。また、使用する原料の種類が少ないので製造工程が
単純化できる利点がある。さらに、原因は明らかでない
が、Ce1-x Zrx 2-Z は酸素吸蔵能がCe以外の希
土類元素を加えたものに劣らず高くなる利点がある。
【0025】
【作用】本発明の製造方法では、硝酸塩、硫酸塩および
酢酸塩のうちの少なくとも1種の混合溶液を噴霧加熱す
ることで均一組成の生成しにくいセリウムとジルコニウ
ムまたはセリウムとジルコニウムと希土類元素とを所定
の組成の複合酸化物粉末を生成することができる。この
原因は明らかではないが、原料の熱分解特性、例えば、
蒸気圧が低く還元性物質を生成しない等の特性が適当で
あるのか、あるいは、高温急加熱、短時間滞留の条件が
適当であることによるものと推測される。
【0026】また、本発明のように構成元素の硝酸塩、
硫酸塩および酢酸塩のうちの少なくとも1種の所定組成
の水溶液を噴霧液滴にして、酸化雰囲気で加熱すること
で、相分離しない幅広い組成の複合酸化物が合成できる
ので、耐熱性を満足して触媒能を最大限発揮できる複合
酸化物粉末が容易に得ることができる。くわえて、噴霧
溶液をエマルジョンとすることで加熱時に可燃性の油の
燃焼により酸化が促進され組成の均一な微細な複合酸化
物粉末が形成できる。
【0027】さらに、この複合酸化物は、Zr固溶量が
増加すると共に材料本来の物質の拡散が抑制されるた
め、高温において比表面積の高い値の粉末とすることが
できる。また、希土類元素としてイットリウムなどを加
えると生成した複合酸化物のX線回折のピークが固溶量
に応じてシフトして、そのピークは対称形であって均一
固溶であることを示す。またセリウム以外の希土類元素
を含まない系(Ce1-xZrx 2-Z )においても固溶
量に対応したピークのシフトがあり、対称性はやや低下
するが、触媒としてのCeO2 の耐熱性向上に必要な量
のジルコニウム(Zr)の固溶が認められた。
【0028】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。 (実施例1)硝酸セリウム、硝酸ジルコニル、硝酸イッ
トリウムの各1モル/リットル水溶液を金属イオン濃度
で41:41:8の割合で配合して混合水溶液とした。
これを二流体ノズルを用いて、0.4リットル/時の流
量で、噴霧方向に対して垂直に火炎を形成するように水
素バーナーを配置して直接噴霧焙焼した。加熱時に酸化
雰囲気に保持するために空気1200リットル/時と酸
素900リットル/時を火炎部に投入した。燃焼部の温
度は700℃であった。得られた粉末はCeO 2 と立方
晶ZrO2 のほぼ中間の格子定数をもつことをX線回折
で確認した。X線回折に基づく不純物相は認められなか
った。 (実施例2)酢酸セリウム、酢酸ジルコニウム、硝酸イ
ットリウムの各1モル/リットル水溶液を金属イオン濃
度で41:41:8の割合で配合して混合水溶液とし
た。これを実施例1と同様に噴霧焙焼した。得られた粉
末はCeO2 と立方晶ZrO2のほぼ中間の固溶体単相
であり、不純物相は認められなかった。合成粉末の化学
分析の結果、仕込みの組成の元素比と同じ分析値が得ら
れた。 (実施例3)硝酸セリウム、硝酸ジルコニル、硝酸イッ
トリウムの各水溶液を金属イオン濃度が74:18:8
および18:74:8の2種類の混合水溶液を作製し
た。これらの各混合溶液を個々に実施例1と同様に噴霧
焙焼した。得られた2種類の粉末はいずれもX線的には
単相で、それらの化学分析値は各々仕込み組成と同一で
あった。 (実施例4)実施例1と同じ原料の3モル/リットル溶
液と0.1モル/リットル溶液の2種類の濃度の異なる
溶液を作製し、これらの各混合溶液を個々に実施例1と
同様に噴霧焙焼した。得られた2種類の粉末はX線的に
は単相で、BETによる比表面積測定の結果、それぞれ
15m2 /gおよび7m2 /gであった。 (実施例5)実施例1と同じ混合水溶液1容量に対しケ
ロシン0.8容量と乳化剤としてソルビタンモノラウレ
ート0.01容量を加え、ホモゲナイザーで5分攪拌し
てエマルジョンを作製した。これを実施例1と同じ条件
で噴霧し、粉末を合成した。燃焼部の温度は燃料ガスの
水素の流量をコントロールして750℃になるように設
定した。得られた粉末はX線的に単相で化学分析値は仕
込みの組成と同一であり、比表面積は18m2 /gであ
った。X線回折の結果、ピークの対称性はエマルジョン
燃焼の方がエマルジョン化しないものより優れており、
均質性がより優れていることがわかった。エマルジョン
燃焼で得た粉末のX線回折ピークから求めた粒子径は1
5nmであった。 (実施例6)実施例5のエマルジョンを噴霧する条件
で、バーナーに供給する水素の流量を変えて850℃お
よび600℃の2種類の燃焼部温度になるように設定し
た。得られた粉末はX線的に単相で、比表面積はそれぞ
れ19m2 /gおよび11m2/gであった。 (比較例)塩化セリウム、塩化ジルコニル、塩化イット
リウムの水溶液を金属イオン濃度で74:18:8、4
1:41:8、18:74:8の3種類の混合水溶液を
作製した。これらを実施例1と同じ条件で個々に噴霧焙
焼し、3種類の粉末を合成した。上記金属イオン濃度で
74:18:8の混合水溶液を用いて得られた粉末およ
び上記金属イオン濃度で18:74:8の混合水溶液を
用いて得られた粉末の化学分析値はそれぞれ仕込み組成
と同じであり、かつX線的に単相であった。
【0029】しかし、上記金属イオン濃度で41:4
1:8の混合水溶液を用いて得られた粉末は、X線的に
CeリッチおよびZrリッチの2相からなる2相共存状
態であることが判明した。Ceリッチ相のCe含有量は
約80%、Zrリッチ相のZr含有量は約80%である
ことがX線回折から推定された。 (実施例7)硝酸セリウム、硝酸ジルコニル、硝酸イッ
トリウムを用いて表1に示すXとYの割合を変えたCe
1-x-y Zrx Y 2-Z の粉末を実施例1の方法に基づ
いて、すなわち、硝酸セリウム、硝酸ジルコニル、硝酸
イットリウムの各1モル/リットル水溶液を用いて、試
料No.1〜5の5種類の粉末を作製した。
【0030】上記の各粉末を水に懸濁し、Ptを含む水
溶液を一定量加えて蒸発乾固してPtを担持した。その
後、1000℃のモデルガス中で処理した後、500℃
で還元状態と酸化状態を繰り返して酸素吸蔵能を測定し
た。結果を表1に示す。比較のために、上記の試料No
2と同じ組成となるように、CeO2 、ZrO 2 および
2 3 の各粉末を混合して試料を作製し、上記と同一
条件で処理した後の酸素吸蔵能は500℃で45μモル
/gであった。
【0031】
【表1】 表1から明らかなように、本実施例の複合酸化物粉末
は、60μモル/g以上の高い酸素吸蔵能をもつことが
わかる。 (実施例8)硝酸セリウム、硝酸ジルコニウムの各1モ
ル/リットル水溶液を1:1の割合で配合して混合水溶
液とし、本発明の実施例5の方法を適用して、Ce0.5
Zr 0.5 2 の組成の粉末を作製した。この粉末を実施
例7と同様に同じ評価を行った結果、比表面積は14m
2 /g、酸素吸蔵能は500℃で160μモル/gで、
り、優れた酸素吸蔵能をもつことがわかった。
【0032】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、金属イオン
を硝酸塩、硫酸塩および酢酸塩のうちの少なくとも1種
の水溶液として混合し、その噴霧液滴のまま酸化、粉末
化されるので、得られる粉末は微細で原子オーダーの均
一な混合粉末となる。また、エマルジョン状の噴霧液滴
を加熱した場合は、より安定に組成の均一な粉末を得る
ことができる。また加熱時間が短くできるので粒成長が
抑制され微粒子粉末が得られる。
【0033】さらに、原料としても金属単純酸化物やア
ルコキシドなどにくらべて安価な無機塩が利用でき、ま
た工程も少なくなるのでコストメリットが大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 曽布川 英夫 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内 (72)発明者 土井 晴夫 愛知県愛知郡長久手町大字長湫字横道41番 地の1 株式会社豊田中央研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セリウムとジルコニウムとを含有する複
    合酸化物の粉末を製造する方法であって、 上記複合酸化物の構成元素の硝酸塩、硫酸塩および酢酸
    塩のうちの少なくとも1種を所定の比率で水に溶解して
    水溶液にする第1工程と、 上記水溶液を噴霧すると共に酸化雰囲気で加熱すること
    により、上記複合酸化物の構成元素を酸化して複合酸化
    物に変換させると共に粉末化する第2工程とよりなるこ
    とを特徴とする複合酸化物粉末の製造方法。
  2. 【請求項2】 第1工程は、上記の複合酸化物の構成元
    素の硝酸塩、硫酸塩および酢酸塩のうちの少なくとも1
    種を所定の比率で水に溶解すると共に、これに可燃性油
    と乳化剤とを添加してエマルジョンとする工程であり、
    第2工程は、得られたエマルジョンを噴霧すると共に酸
    化雰囲気で加熱する請求項1記載の複合酸化物粉末の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 セリウムとジルコニウムと希土類元素
    (セリウムを除く)を含有する複合酸化物の粉末を製造
    する方法であって、 上記複合酸化物の構成元素の硝酸塩、硫酸塩および酢酸
    塩のうちの少なくとも1種を所定の比率で水に溶解して
    水溶液にする第1工程と、 上記水溶液を噴霧すると共に酸化雰囲気で加熱すること
    により、上記複合酸化物の構成元素を酸化して複合酸化
    物に変換させると共に粉末化する第2工程とよりなるこ
    とを特徴とする複合酸化物粉末の製造方法。
  4. 【請求項4】 第1工程は、上記の複合酸化物の構成元
    素の硝酸塩、硫酸塩および酢酸塩のうちの少なくとも1
    種を所定の比率で水に溶解すると共に、これに可燃性の
    油と乳化剤とを添加してエマルジョンとする工程であ
    り、第2工程は、得られたエマルジョンを噴霧すると共
    に酸化雰囲気で加熱する請求項3記載の複合酸化物粉末
    の製造方法。
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