JPH0873194A - 車両用昇降台装置 - Google Patents
車両用昇降台装置Info
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- JPH0873194A JPH0873194A JP7221249A JP22124995A JPH0873194A JP H0873194 A JPH0873194 A JP H0873194A JP 7221249 A JP7221249 A JP 7221249A JP 22124995 A JP22124995 A JP 22124995A JP H0873194 A JPH0873194 A JP H0873194A
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66F—HOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
- B66F7/00—Lifting frames, e.g. for lifting vehicles; Platform lifts
- B66F7/06—Lifting frames, e.g. for lifting vehicles; Platform lifts with platforms supported by levers for vertical movement
- B66F7/065—Scissor linkages, i.e. X-configuration
- B66F7/0666—Multiple scissor linkages vertically arranged
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B66—HOISTING; LIFTING; HAULING
- B66F—HOISTING, LIFTING, HAULING OR PUSHING, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. DEVICES WHICH APPLY A LIFTING OR PUSHING FORCE DIRECTLY TO THE SURFACE OF A LOAD
- B66F7/00—Lifting frames, e.g. for lifting vehicles; Platform lifts
- B66F7/06—Lifting frames, e.g. for lifting vehicles; Platform lifts with platforms supported by levers for vertical movement
- B66F7/08—Lifting frames, e.g. for lifting vehicles; Platform lifts with platforms supported by levers for vertical movement hydraulically or pneumatically operated
Abstract
(57)【要約】
【課題】 幅の狭い支持部材の使用を可能にしなが
ら、同時に昇降台装置を下降させた時の床からの高さを
低くすることができるようにする。 【解決手段】 互いに交差する少なくとも２つの下交差
レバー部材と、互いに交差する少なくとも２つの上交差
レバー部材からなる上下交差レバー部材組がそれぞれ、
それらの交差点において第１枢支部により互いに接続さ
れている。両下交差レバー部材が、その上部領域におい
て、第２枢支部によって両上交差レバー部材の下部領域
に接続され、相互枢支接続された前記交差レバー部材の
内の上交差レバー部材又は下交差レバー部材のいずれか
が、これらレバー部材の長手方向に形成されている凹部
を有する。この凹部が、この凹部を形成する側のレバー
部材からこのレバー部材に枢支連結された他方のレバー
部材に向けて開口していて、この他方のレバー部材が、
昇降台装置が下降位置にある時に、凹部の内側に、少な
くともその大部分が陥入する形状に構成されている。
ら、同時に昇降台装置を下降させた時の床からの高さを
低くすることができるようにする。 【解決手段】 互いに交差する少なくとも２つの下交差
レバー部材と、互いに交差する少なくとも２つの上交差
レバー部材からなる上下交差レバー部材組がそれぞれ、
それらの交差点において第１枢支部により互いに接続さ
れている。両下交差レバー部材が、その上部領域におい
て、第２枢支部によって両上交差レバー部材の下部領域
に接続され、相互枢支接続された前記交差レバー部材の
内の上交差レバー部材又は下交差レバー部材のいずれか
が、これらレバー部材の長手方向に形成されている凹部
を有する。この凹部が、この凹部を形成する側のレバー
部材からこのレバー部材に枢支連結された他方のレバー
部材に向けて開口していて、この他方のレバー部材が、
昇降台装置が下降位置にある時に、凹部の内側に、少な
くともその大部分が陥入する形状に構成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用昇降台装置に
関し、詳しくは、交差式フレーム体が、互いに交差する
少なくとも２つの下交差レバー部材と、互いに交差する
少なくとも２つの上交差レバー部材とを有し、これら上
下レバー部材組は、それぞれ、それらの交差点において
第１枢支部を介して接続されていると共に、各下レバー
部材の上部分と各上レバー部材の下部分とが、第２枢支
部を介して接続されている車両用昇降台装置に関する。
関し、詳しくは、交差式フレーム体が、互いに交差する
少なくとも２つの下交差レバー部材と、互いに交差する
少なくとも２つの上交差レバー部材とを有し、これら上
下レバー部材組は、それぞれ、それらの交差点において
第１枢支部を介して接続されていると共に、各下レバー
部材の上部分と各上レバー部材の下部分とが、第２枢支
部を介して接続されている車両用昇降台装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】これまで、上述したような交差式昇降台
装置として種々の形式のものが知られている。これらの
装置は、一般に、２つの支持部材とともに使用され、こ
れら支持部材をそれぞれ対応する交差フレーム体ととも
に、車両の両側に配置し、車両の下部に配置させるよう
になっている。しかし、車両の底部は支持部材によって
カバーされるため、修理のために車両の底部にアクセス
することができなくなる。そこで、この支持部材として
可能な限り小型のものが求められてきた。この目的のた
めに、従来、例えば、上下のレバー部材を、その相互枢
支端部において、横並び状態に配置するかわりに、むし
ろ、上下に配置することによって装置の幅を狭くするも
のがあった。この場合、レバー部材の支持には、これら
の交差レバー部材に対してその長手方向と横方向とに突
出する側方溶接ブラケットを使用し、この昇降台装置を
折り畳んだ時、上交差レバー部材は下交差レバー部材上
に平坦に載置される。しかし、この構成によれば、昇降
台装置を下降させた時に、支持部材と床との間の距離が
比較的大きくなり、その結果、下方クリアランスの小さ
な車両や、あるいは非常に低いスポイラを取り付けた車
両をこの装置上に乗り入れたり、あるいはこの装置上か
ら乗り出す時に、車両を損傷する可能性がある。
装置として種々の形式のものが知られている。これらの
装置は、一般に、２つの支持部材とともに使用され、こ
れら支持部材をそれぞれ対応する交差フレーム体ととも
に、車両の両側に配置し、車両の下部に配置させるよう
になっている。しかし、車両の底部は支持部材によって
カバーされるため、修理のために車両の底部にアクセス
することができなくなる。そこで、この支持部材として
可能な限り小型のものが求められてきた。この目的のた
めに、従来、例えば、上下のレバー部材を、その相互枢
支端部において、横並び状態に配置するかわりに、むし
ろ、上下に配置することによって装置の幅を狭くするも
のがあった。この場合、レバー部材の支持には、これら
の交差レバー部材に対してその長手方向と横方向とに突
出する側方溶接ブラケットを使用し、この昇降台装置を
折り畳んだ時、上交差レバー部材は下交差レバー部材上
に平坦に載置される。しかし、この構成によれば、昇降
台装置を下降させた時に、支持部材と床との間の距離が
比較的大きくなり、その結果、下方クリアランスの小さ
な車両や、あるいは非常に低いスポイラを取り付けた車
両をこの装置上に乗り入れたり、あるいはこの装置上か
ら乗り出す時に、車両を損傷する可能性がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】そこで、このような構
造の昇降台装置においては、この装置を床に埋め込み設
置するか、あるいは、車両の装置への乗降用に長い傾斜
台を別に設ける必要があった。上記構成とは反対に、上
下の交差レバー部材に横に並置される形式の交差フレー
ム体の場合には、床からの高さは確かに低くなるが、こ
の場合には、装置全体の横幅が大きくなるとともに、枢
支部を片持ち式の枢支構成としなければならず、昇降台
装置の安定性に問題があった。上記実情に鑑み、本発明
は、幅の狭い支持部材の使用を可能にしながら、同時に
昇降台装置を下降させた時の床からの高さを低くするこ
とができるように構成することによって、従来の昇降台
装置を改良することにある。
造の昇降台装置においては、この装置を床に埋め込み設
置するか、あるいは、車両の装置への乗降用に長い傾斜
台を別に設ける必要があった。上記構成とは反対に、上
下の交差レバー部材に横に並置される形式の交差フレー
ム体の場合には、床からの高さは確かに低くなるが、こ
の場合には、装置全体の横幅が大きくなるとともに、枢
支部を片持ち式の枢支構成としなければならず、昇降台
装置の安定性に問題があった。上記実情に鑑み、本発明
は、幅の狭い支持部材の使用を可能にしながら、同時に
昇降台装置を下降させた時の床からの高さを低くするこ
とができるように構成することによって、従来の昇降台
装置を改良することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明にかかる車両用昇降台装置の特徴構成は、車
両の下側に配置される少なくとも１つの支持部材を有
し、この支持部材は上昇位置と下降位置との間において
移動操作可能な交差式フレーム体に接続されていて、こ
の交差式フレーム体は互いに交差する少なくとも２つの
下交差レバー部材と、互いに交差する少なくとも２つの
上交差レバー部材とを備え、これら上下交差レバー部材
組がそれぞれ、それらの交差点において第１枢支部によ
り互いに接続され、前記両下交差レバー部材が、その上
部領域において、第２枢支部によって前記両上交差レバ
ー部材の下部領域に接続され、相互枢支接続された前記
交差レバー部材の内の上交差レバー部材又は下交差レバ
ー部材のいずれかが、これらレバー部材の長手方向に形
成されている凹部を有し、この凹部が、この凹部を形成
する側のレバー部材からこのレバー部材に枢支連結され
た他方のレバー部材に向けて開口していて、この他方の
レバー部材が、前記昇降台装置が下降位置にある時に、
前記凹部の内側に、少なくともその大部分が陥入する形
状に構成されている点にある。更に、前記凹部を下交差
レバー部材に形成すれば、昇降台装置を下降させた時
に、上交差レバー部材が下交差レバー部材に完全に陥入
してその上交差レバー部材自身の高さがゼロになる（下
交差レバー部材の高さ以上に上交差レバー部材の高さが
付加されない）ので有利である。従って、本発明の昇降
台装置は、上下に配設された交差レバー部材を備えた交
差式フレーム体の利点と、左右に配設された交差レバー
部材を備えた交差式フレーム体との利点とを、それぞれ
の欠点を伴うこと無く、あわせ持つものである。更に、
この装置は、枢支部用の特殊なブラケットの溶接が不要
であることから、製造コストの面においても有利であ
る。尚、前述した凹部を備える交差レバー部材の断面形
状はいかなるものであっても良いが、製造コストを低く
抑えるためには、これらの交差レバー部材を略Ｕ字状あ
るいは略Ｌ字状断面の鋼鉄材から製造するのが有利であ
る。この場合、陥入する側の交差レバー部材は、平坦な
立ち上がり端部を有する棒鋼（角棒、丸棒など）材から
形成することができる。もっとも、本願明細において一
方の交差レバー部材に形成される「凹部」とは、一方の
交差レバー部材に他方の交差レバー部材の大部分が陥入
される空間であって、その意味で一方の交差レバー部材
の断面は上記した略Ｕ字状あるいは略Ｌ字状のみなら
ず、底部の存在しない単なる角棒断面であってもよい。
に、本発明にかかる車両用昇降台装置の特徴構成は、車
両の下側に配置される少なくとも１つの支持部材を有
し、この支持部材は上昇位置と下降位置との間において
移動操作可能な交差式フレーム体に接続されていて、こ
の交差式フレーム体は互いに交差する少なくとも２つの
下交差レバー部材と、互いに交差する少なくとも２つの
上交差レバー部材とを備え、これら上下交差レバー部材
組がそれぞれ、それらの交差点において第１枢支部によ
り互いに接続され、前記両下交差レバー部材が、その上
部領域において、第２枢支部によって前記両上交差レバ
ー部材の下部領域に接続され、相互枢支接続された前記
交差レバー部材の内の上交差レバー部材又は下交差レバ
ー部材のいずれかが、これらレバー部材の長手方向に形
成されている凹部を有し、この凹部が、この凹部を形成
する側のレバー部材からこのレバー部材に枢支連結され
た他方のレバー部材に向けて開口していて、この他方の
レバー部材が、前記昇降台装置が下降位置にある時に、
前記凹部の内側に、少なくともその大部分が陥入する形
状に構成されている点にある。更に、前記凹部を下交差
レバー部材に形成すれば、昇降台装置を下降させた時
に、上交差レバー部材が下交差レバー部材に完全に陥入
してその上交差レバー部材自身の高さがゼロになる（下
交差レバー部材の高さ以上に上交差レバー部材の高さが
付加されない）ので有利である。従って、本発明の昇降
台装置は、上下に配設された交差レバー部材を備えた交
差式フレーム体の利点と、左右に配設された交差レバー
部材を備えた交差式フレーム体との利点とを、それぞれ
の欠点を伴うこと無く、あわせ持つものである。更に、
この装置は、枢支部用の特殊なブラケットの溶接が不要
であることから、製造コストの面においても有利であ
る。尚、前述した凹部を備える交差レバー部材の断面形
状はいかなるものであっても良いが、製造コストを低く
抑えるためには、これらの交差レバー部材を略Ｕ字状あ
るいは略Ｌ字状断面の鋼鉄材から製造するのが有利であ
る。この場合、陥入する側の交差レバー部材は、平坦な
立ち上がり端部を有する棒鋼（角棒、丸棒など）材から
形成することができる。もっとも、本願明細において一
方の交差レバー部材に形成される「凹部」とは、一方の
交差レバー部材に他方の交差レバー部材の大部分が陥入
される空間であって、その意味で一方の交差レバー部材
の断面は上記した略Ｕ字状あるいは略Ｌ字状のみなら
ず、底部の存在しない単なる角棒断面であってもよい。
【０００５】上下の交差レバー部材を互いに接続する枢
支部は、前記凹部中にその側方から突入するとともに、
他方の交差レバー部材を貫通して延出するピンとして構
成されることが好ましい。この構成によれば、曲げ応力
が小さい特に安定した支持構造を得ることができる。
支部は、前記凹部中にその側方から突入するとともに、
他方の交差レバー部材を貫通して延出するピンとして構
成されることが好ましい。この構成によれば、曲げ応力
が小さい特に安定した支持構造を得ることができる。
【０００６】本発明において、前記凹部を備える側の交
差レバー部材は、その長手方向中間域に、他方の交差レ
バー部材の前記第１枢支部用の側方切り欠部を備えてい
ると一層好ましい。この構成によれば、枢支部に邪魔さ
れることなく、対応する両交差レバー部材を完全に合わ
せることが可能である。尚、この構成は、上交差レバー
部材が、昇降力を受けるための従来式の横リンク点を備
える場合にも有利である。前記切り欠部は、前記凹部を
構成する部材の片方側のみに設けられていることが好ま
しい。この構成によれば、切り欠部の反対側に、例え
ば、平坦な棒鋼部材を溶接して強化することによって、
これらの切り欠部を形成したことによる曲げ剛性の低下
を補強することができる。
差レバー部材は、その長手方向中間域に、他方の交差レ
バー部材の前記第１枢支部用の側方切り欠部を備えてい
ると一層好ましい。この構成によれば、枢支部に邪魔さ
れることなく、対応する両交差レバー部材を完全に合わ
せることが可能である。尚、この構成は、上交差レバー
部材が、昇降力を受けるための従来式の横リンク点を備
える場合にも有利である。前記切り欠部は、前記凹部を
構成する部材の片方側のみに設けられていることが好ま
しい。この構成によれば、切り欠部の反対側に、例え
ば、平坦な棒鋼部材を溶接して強化することによって、
これらの切り欠部を形成したことによる曲げ剛性の低下
を補強することができる。
【０００７】
【発明の効果】本発明によれば、交差式フレーム体を幅
が狭いばかりでなく、極めて嵩低く平坦になるように構
成することができ、しかも、安定性の優れた車両用昇降
台装置を提供することができた。この装置は修理工場に
おける使用のみならず、立体駐車場における昇降装置と
しても好適である。
が狭いばかりでなく、極めて嵩低く平坦になるように構
成することができ、しかも、安定性の優れた車両用昇降
台装置を提供することができた。この装置は修理工場に
おける使用のみならず、立体駐車場における昇降装置と
しても好適である。
【０００８】
【発明の実施の形態】図１は、車両の片側部のみを支持
するように構成された、本発明の昇降台装置の半部分を
示す。この装置は、ベース１を構成するベースプレート
と、このベースプレート１上に取り付けられ、互いに平
行に接続された２本の油圧シリンダ３として構成された
昇降機構によって上下操作可能な交差式フレーム体２
と、この交差式フレーム体の天頂部に取り付けられたプ
レート４として構成された支持部材とを有する。更に、
前記プレート４の前後端部には揺動プレート５，６がそ
れぞれ取り付けられていて、昇降すべき車両のこの装置
の上方への乗入れを容易にしている。先ず、前記交差フ
レーム体２を、図１において紙面手前側に配置された交
差レバーに関してのみ説明する。即ち、２つの下交差レ
バー部材７ａ，７ｂが互いに交差する状態に設けられ、
これらの内の片方のレバー部材７ｂが前記ベースプレー
ト１の固定枢支部に接続されている。他方のレバー部材
７ａは、ベースプレート１に対して枢動可能で、かつ、
ベースプレート１上で水平移動案内されるように構成さ
れている。２つの下交差レバー部材７ａ，７ｂのベース
プレートに接する側の端部は、外側に向けて部分的に切
り欠かれていて、重量減に寄与している。これら両レバ
ー部材７ａ，７ｂは、その交差点において、第１枢支部
８によって互いに接続されるとともに、両レバー部材７
ａ，７ｂは、その上端部に第２枢支部９，１０を備え
る。これら第２枢支部９，１０に、上交差レバー部材１
１ａ，１１ｂがそれぞれ接続されている。これらの上交
差レバー部材１１ａ，１１ｂは、それぞれに対応する前
記下交差レバー部材７ａ，７ｂに対して平行に延出して
いる。上交差レバー部材１１ａ，１１ｂ同士がその交差
点において、もう１つの第１枢支部１２によって接続さ
れている。更に、上交差レバー部材１１ａ，１１ｂの上
端部に、具体的には、ベースプレート１に対して設けら
れた前述のものと同じ支持案内構成の枢支構造によって
支持プレート４が取り付けられている。
するように構成された、本発明の昇降台装置の半部分を
示す。この装置は、ベース１を構成するベースプレート
と、このベースプレート１上に取り付けられ、互いに平
行に接続された２本の油圧シリンダ３として構成された
昇降機構によって上下操作可能な交差式フレーム体２
と、この交差式フレーム体の天頂部に取り付けられたプ
レート４として構成された支持部材とを有する。更に、
前記プレート４の前後端部には揺動プレート５，６がそ
れぞれ取り付けられていて、昇降すべき車両のこの装置
の上方への乗入れを容易にしている。先ず、前記交差フ
レーム体２を、図１において紙面手前側に配置された交
差レバーに関してのみ説明する。即ち、２つの下交差レ
バー部材７ａ，７ｂが互いに交差する状態に設けられ、
これらの内の片方のレバー部材７ｂが前記ベースプレー
ト１の固定枢支部に接続されている。他方のレバー部材
７ａは、ベースプレート１に対して枢動可能で、かつ、
ベースプレート１上で水平移動案内されるように構成さ
れている。２つの下交差レバー部材７ａ，７ｂのベース
プレートに接する側の端部は、外側に向けて部分的に切
り欠かれていて、重量減に寄与している。これら両レバ
ー部材７ａ，７ｂは、その交差点において、第１枢支部
８によって互いに接続されるとともに、両レバー部材７
ａ，７ｂは、その上端部に第２枢支部９，１０を備え
る。これら第２枢支部９，１０に、上交差レバー部材１
１ａ，１１ｂがそれぞれ接続されている。これらの上交
差レバー部材１１ａ，１１ｂは、それぞれに対応する前
記下交差レバー部材７ａ，７ｂに対して平行に延出して
いる。上交差レバー部材１１ａ，１１ｂ同士がその交差
点において、もう１つの第１枢支部１２によって接続さ
れている。更に、上交差レバー部材１１ａ，１１ｂの上
端部に、具体的には、ベースプレート１に対して設けら
れた前述のものと同じ支持案内構成の枢支構造によって
支持プレート４が取り付けられている。
【０００９】上述の複数の交差レバーに対して平行に、
かつ、これらレバーの後方（紙面に対して）に、同様の
交差レバーシステムが設けられ、支持プレート４を傾き
に対して安定化させている。尚、これら両側のレバーシ
ステム間の相互接続構成としては、公知の様々なタイプ
のものを使用することが可能である。前記交差式フレー
ム体全体の駆動は、２つのシリンダ−ピストン・アセン
ブリ３によって行う。これらアセンブリ３は、その一端
部がベースプレート１に接続され、他端部が具体的には
リンク点１３を介して上交差レバー部材１１ａに作用す
るようになっている。更に、前記昇降機構がその下死点
から十分に離れた位置にまで揺動するまで、倒屈状態に
ある交差レバー部材からの昇降移動を支持するために、
ドイツ国実用新案第９２ ０５ ９００号による伸縮レ
バー１４を使用することができる。
かつ、これらレバーの後方（紙面に対して）に、同様の
交差レバーシステムが設けられ、支持プレート４を傾き
に対して安定化させている。尚、これら両側のレバーシ
ステム間の相互接続構成としては、公知の様々なタイプ
のものを使用することが可能である。前記交差式フレー
ム体全体の駆動は、２つのシリンダ−ピストン・アセン
ブリ３によって行う。これらアセンブリ３は、その一端
部がベースプレート１に接続され、他端部が具体的には
リンク点１３を介して上交差レバー部材１１ａに作用す
るようになっている。更に、前記昇降機構がその下死点
から十分に離れた位置にまで揺動するまで、倒屈状態に
ある交差レバー部材からの昇降移動を支持するために、
ドイツ国実用新案第９２ ０５ ９００号による伸縮レ
バー１４を使用することができる。
【００１０】尚、前記下交差レバー部材７ａ〜７ｄは、
それぞれ、図２に示されているように、上方に開口する
スロット状の凹部１７ａ〜１７ｄを備えて断面が略Ｕ字
状に形成されている。他方、前記上交差レバー部材１１
ａ〜１１ｄは、それぞれ、対応する下交差レバー部材に
沿って延出し断面が矩形状で、かつ、下交差レバー部材
に形成された前記凹部に陥入する形状に形成されてい
る。これによって、この昇降台装置を下降操作した時
に、断面矩形状の部材が前記凹部内部に確実に陥入する
ように構成されている。
それぞれ、図２に示されているように、上方に開口する
スロット状の凹部１７ａ〜１７ｄを備えて断面が略Ｕ字
状に形成されている。他方、前記上交差レバー部材１１
ａ〜１１ｄは、それぞれ、対応する下交差レバー部材に
沿って延出し断面が矩形状で、かつ、下交差レバー部材
に形成された前記凹部に陥入する形状に形成されてい
る。これによって、この昇降台装置を下降操作した時
に、断面矩形状の部材が前記凹部内部に確実に陥入する
ように構成されている。
【００１１】更に、このような陥入移動が上交差レバー
部材同士の前記第１枢支部１２によって邪魔されないよ
うに、下交差レバー部材７ａ，７ｂには、その略Ｕ字状
断面の内側及び／または外側部に、対応する切り欠部２
７ａ〜２７ｄを有している。これらの切り欠部２７ａ〜
２７ｄは、すべて上方に向けて開口している。更に、内
側に位置する下交差レバー部材７ｂ及び７ｃは、その内
側に、前記昇降機構の前記リンク点１３用の更に別の切
り欠き部２８ｂ，２８ｃを有する。そして、略Ｕ字形状
のこれらの切り欠部の反対側部分は、溶接された平坦な
棒鋼部材などによって補強されている。上記交差式フレ
ーム体の断面を示す図３において、上記交差レバー部材
は折り畳まれた状態にある。この図から、上交差レバー
部材が間隔無く下交差レバー部材中に確実に陥入してい
ることがわかる。
部材同士の前記第１枢支部１２によって邪魔されないよ
うに、下交差レバー部材７ａ，７ｂには、その略Ｕ字状
断面の内側及び／または外側部に、対応する切り欠部２
７ａ〜２７ｄを有している。これらの切り欠部２７ａ〜
２７ｄは、すべて上方に向けて開口している。更に、内
側に位置する下交差レバー部材７ｂ及び７ｃは、その内
側に、前記昇降機構の前記リンク点１３用の更に別の切
り欠き部２８ｂ，２８ｃを有する。そして、略Ｕ字形状
のこれらの切り欠部の反対側部分は、溶接された平坦な
棒鋼部材などによって補強されている。上記交差式フレ
ーム体の断面を示す図３において、上記交差レバー部材
は折り畳まれた状態にある。この図から、上交差レバー
部材が間隔無く下交差レバー部材中に確実に陥入してい
ることがわかる。
【００１２】〔別実施形態〕もとより、本発明を、上記
構成とは逆の構成、即ち、凹部を有するレバー部材を上
方に配置し、この凹部に陥入するレバー部材を下方に配
置する構成によって実施してもよい。又、凹部を有する
レバー部材の断面を、図示した略Ｕ字状断面形状に代え
て、この形状と同様に上方または下方に凹部を開口させ
るその他の断面形状を使用することも可能である。例え
ば、前述した両サイドに開口するスロット状の凹部を備
えた略Ｕ字状断面形状の交差レバー部材の代わりに、片
サイドのみに開口する凹部を備えた略Ｌ字状断面形状の
交差レバー部材を使用して、昇降台装置を下降操作した
時に、他方の交差レバー部材がこの略Ｌ字状断面の内側
に陥入するように構成することも可能である。この別構
造は、図２を参照することによって容易に推測できるで
あろう。尚、前記枢支部９及び１０において浮動式（ｆ
ｌｙｉｎｇ）枢支部を設けるならば、外側に位置する交
差レバー部材７ａ及び７ｄの略Ｕ字状断面形状の外側壁
の全部と、交差レバー部材７ｂ及び７ｃの略Ｕ字状断面
形状の内側壁の全部とを省略することができる。更に、
それに代えて、枢支部８の位置を交差レバー部材の側壁
ではなく、交差レバー部材の下側部に移動させるなら
ば、このレバー部材のその他の側壁全部を省略すること
ができる。このことは枢支部９，１０に関しても同様で
ある。
構成とは逆の構成、即ち、凹部を有するレバー部材を上
方に配置し、この凹部に陥入するレバー部材を下方に配
置する構成によって実施してもよい。又、凹部を有する
レバー部材の断面を、図示した略Ｕ字状断面形状に代え
て、この形状と同様に上方または下方に凹部を開口させ
るその他の断面形状を使用することも可能である。例え
ば、前述した両サイドに開口するスロット状の凹部を備
えた略Ｕ字状断面形状の交差レバー部材の代わりに、片
サイドのみに開口する凹部を備えた略Ｌ字状断面形状の
交差レバー部材を使用して、昇降台装置を下降操作した
時に、他方の交差レバー部材がこの略Ｌ字状断面の内側
に陥入するように構成することも可能である。この別構
造は、図２を参照することによって容易に推測できるで
あろう。尚、前記枢支部９及び１０において浮動式（ｆ
ｌｙｉｎｇ）枢支部を設けるならば、外側に位置する交
差レバー部材７ａ及び７ｄの略Ｕ字状断面形状の外側壁
の全部と、交差レバー部材７ｂ及び７ｃの略Ｕ字状断面
形状の内側壁の全部とを省略することができる。更に、
それに代えて、枢支部８の位置を交差レバー部材の側壁
ではなく、交差レバー部材の下側部に移動させるなら
ば、このレバー部材のその他の側壁全部を省略すること
ができる。このことは枢支部９，１０に関しても同様で
ある。
【００１３】尚、当業者においては、本発明の基本構成
から外れることなく、以上に説明及び図示した具体例の
他に、その他様々な変更構成が可能であることが理解さ
れるであろう。従って、本発明の範囲はこれらの具体例
に限られるものではなく、特許請求の範囲によって定義
された構造の範囲内において可能なその他の改変構成を
も含むものである。
から外れることなく、以上に説明及び図示した具体例の
他に、その他様々な変更構成が可能であることが理解さ
れるであろう。従って、本発明の範囲はこれらの具体例
に限られるものではなく、特許請求の範囲によって定義
された構造の範囲内において可能なその他の改変構成を
も含むものである。
【００１４】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図１】交差式フレーム体を備える昇降台装置の半部分
を示す斜視図
を示す斜視図
【図２】交差式フレーム体の拡大斜視図であって、支持
部材とベースプレートと昇降機構を取り外した状態を示
す図
部材とベースプレートと昇降機構を取り外した状態を示
す図
【図３】交差式フレーム体の下降状態を示す断面図
１ ベース ２ 交差式フレーム体 ４ 支持部材 ７ａ，７ｂ 下交差レバー部材 ８，１２ 第１枢支部 ９，１０ 第２枢支部 １１ａ，１１ｂ 上交差レバー部材 １７ａ，１７ｂ 凹部 ２７ａ，２７ｂ 切り欠部 ２８ｂ 側方切り欠部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハンス・ヌスバウム ドイツ連邦共和国 デー‐77694 ケー ル‐ズントハイム パッペルヴェーク ２
Claims (11)
- 【請求項１】 車両の下側に配置される少なくとも１つ
の支持部材（４）を有し、この支持部材（４）は上昇位
置と下降位置との間において移動操作可能な交差式フレ
ーム体（２）に接続されていて、この交差式フレーム体
（２）は互いに交差する少なくとも２つの下交差レバー
部材（７ａ，７ｂ）と、互いに交差する少なくとも２つ
の上交差レバー部材（１１ａ，１１ｂ）とを備え、これ
ら上下交差レバー部材組（７ａ，７ｂ，１１ａ，１１
ｂ）がそれぞれ、それらの交差点において第１枢支部
（８，１２）により互いに接続され、前記両下交差レバ
ー部材（７ａ，７ｂ）が、その上部領域において、第２
枢支部（９，１０）によって前記両上交差レバー部材
（１１ａ，１１ｂ）の下部領域に接続され、相互枢支接
続された前記交差レバー部材の内の上交差レバー部材
（１１ａ，１１ｂ）又は下交差レバー部材（７ａ，７
ｂ）のいずれかが、これらレバー部材の長手方向に形成
されている凹部（１７ａ，１７ｂ）を有し、この凹部
（１７ａ，１７ｂ）が、この凹部を形成する側のレバー
部材からこのレバー部材に枢支連結された他方のレバー
部材に向けて開口していて、この他方のレバー部材が、
前記昇降台装置が下降位置にある時に、前記凹部（１７
ａ，１７ｂ）の内側に、少なくともその大部分が陥入す
る形状に構成されていることを特徴とする車両用昇降台
装置。 - 【請求項２】 前記凹部（１７ａ，１７ｂ）内に陥入す
る側の前記交差レバー部材は、前記昇降台装置が下降位
置にある時に、前記凹部（１７ａ，１７ｂ）の底部に平
坦な状態に載置される請求項１に記載の車両用昇降台装
置。 - 【請求項３】 前記凹部（１７ａ，１７ｂ）を有する前
記交差レバー部材が、略Ｕ字状断面を有する部材として
形成されている請求項１に記載の車両用昇降台装置。 - 【請求項４】 前記凹部（１７ａ，１７ｂ）に陥入する
前記交差レバー部材は、平坦な端部を有する棒鋼部材で
ある請求項１に記載の車両用昇降台装置。 - 【請求項５】 前記第２枢支部（９，１０）は、前記凹
部（１７ａ，１７ｂ）の側方側から突入しているととも
に、前記凹部（１７ａ，１７ｂ）に陥入する前記交差レ
バー部材を貫通して延出するピンである請求項１に記載
の車両用昇降台装置。 - 【請求項６】 前記凹部（１７ａ，１７ｂ）を備える前
記交差レバー部材は、その長手方向中間域に、前記凹部
（１７ａ，１７ｂ）に陥入する他方の交差レバー部材の
前記枢支部（１２）用の側方切り欠部（２７ａ，２７
ｂ）を有する請求項１に記載の車両用昇降台装置。 - 【請求項７】 前記凹部（１７ａ，１７ｂ）を備える前
記交差レバー部材は、昇降機構との接続用の更に別の側
方切り欠部（２８ｂ）を有する請求項１に記載の車両用
昇降台装置。 - 【請求項８】 前記凹部（１７ａ，１７ｂ）を備える前
記交差レバー部材は、前記切り欠部（２７ａ，２７ｂ）
とは反対側に位置する前記凹部の側において補強されて
いる請求項６に記載の車両用昇降台装置。 - 【請求項９】 前記凹部（１７ａ，１７ｂ）を備える前
記交差レバー部材は、前記別の切り欠部（２８ｂ）に対
して反対側に位置する前記凹部（１７ａ，１７ｂ）の側
において補強されている請求項７に記載の車両用昇降台
装置。 - 【請求項１０】 互いに交差している前記両交差レバー
部材は、浮動枢支構造によって前記第１枢支部（８，１
２）に接続されている請求項１に記載の車両用昇降台装
置。 - 【請求項１１】 前記凹部（１７ａ，１７ｂ）を備えた
前記交差レバー部材は、略Ｌ字状断面を有する部材とし
て形成されている請求項１に記載の車両用昇降台装置。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE9414456:7 | 1994-09-07 | ||
| DE9414456U DE9414456U1 (de) | 1994-09-07 | 1994-09-07 | Hebebühne für Kraftfahrzeuge |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0873194A true JPH0873194A (ja) | 1996-03-19 |
Family
ID=6913353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7221249A Pending JPH0873194A (ja) | 1994-09-07 | 1995-08-30 | 車両用昇降台装置 |
Country Status (5)
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|---|---|
| US (1) | US5636711A (ja) |
| EP (1) | EP0700861B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0873194A (ja) |
| AT (1) | ATE187417T1 (ja) |
| DE (2) | DE9414456U1 (ja) |
Cited By (1)
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- 1995-06-29 EP EP95110116A patent/EP0700861B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-06-29 AT AT95110116T patent/ATE187417T1/de not_active IP Right Cessation
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