JP2779904B2 - ウイング車における側部アオリの自動開閉装置 - Google Patents

ウイング車における側部アオリの自動開閉装置

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JP2779904B2
JP2779904B2 JP6212474A JP21247494A JP2779904B2 JP 2779904 B2 JP2779904 B2 JP 2779904B2 JP 6212474 A JP6212474 A JP 6212474A JP 21247494 A JP21247494 A JP 21247494A JP 2779904 B2 JP2779904 B2 JP 2779904B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ウイング車における
側部アオリの自動開閉装置に関する。
【0002】この明細書において、「内」とはウイング
車の内方向を、「外」とは同外方向を指すものとする。
【0003】
【従来の技術】従来、ウイング車は、箱形荷台の上面中
央部の桁の左右両側に揺動自在に取り付けられた一対の
横断面倒L形の翼状パネルと、同荷台の左右両側縁部に
略180°揺動自在に取り付けられた側部アオリとを備
えているが、翼状パネルと側部アオリの開閉は、それぞ
れ別々に行なわれていた。すなわち、翼状パネルの開閉
は、油圧シリンダ等によって自動的に行なわれていた
が、側部アオリの開閉は、ほとんどの場合、これを人手
によって行なっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、側部ア
オリは、その重量が非常に重く、このような重量の重い
側部アオリを人手によって開閉するには、負担が非常に
大きく、腰、手首等を痛めるおそれがあり、アオリ開閉
のさいの作業者の負担を少なくし、荷役作業を軽減する
ことは大きな課題であった。
【0005】そこで従来、側部アオリを構成するパネル
の下端部外面に、開閉時に側部アオリを支承するアーム
を取り付けて、このアームに空気ばね等を作用させるこ
とにより、アオリ開閉のさいの作業者の負担を少なく
し、荷役作業の軽減を図ることが試みられた。
【0006】しかし、このような従来の側部アオリの開
閉装置では、箱形荷台の外面にアオリ支承用アームが大
きく張り出した状態となるため、ウイング車の走行のさ
い危険であり、またこのようなアオリ支承用アームが外
方に張り出す分だけ、荷台の製作時その内法寸法を縮小
しなければならず、荷物積載空間が狭められるという問
題があった。
【0007】この発明の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、ウイング車の翼状パネルの開閉のさい、それ
に連動して自動的に側部アオリを開閉することができ
て、作業者の負担が非常に少なく、荷役作業の軽減を図
り得、しかもアオリの外面に突出物がなく、走行時の安
全性を確保し得るとともに、荷台製作時その内法寸法を
広くとることができて、荷物積載空間を広げることがで
きる、ウイング車における側部アオリの自動開閉装置を
提供しようとするにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、箱形荷台の上面中央部の桁の左右両
側にそれぞれ揺動自在に取り付けられた一対の横断面倒
L形の翼状パネルと、荷台の左右両側縁部に揺動自在に
取り付けられた側部アオリとを備えているウイング車に
おいて、翼状パネルの開閉動作に連動して側部アオリを
自動的に開閉する装置であって、各翼状パネルの頂壁の
前後両端部にリンクの内端部がピン連結各翼状パネルの
頂壁の前後両端部の所要箇所にリンクの内端部がピン連
結せられ、荷台前端部の鳥居の前部上桁および荷台後端
部の後部支柱同志を連結する後部上桁にそれぞれガイド
レールが取り付けられ、これらのガイドレールに案内さ
れるスライダがリンクの外端部にピン連結せられ、同ス
ライダに前後一対のアオリ吊持用ワイヤの上端部がそれ
ぞれ接続され、該ワイヤの長さの中間部が、荷台前端部
の鳥居および荷台後端部の後部上桁と後部支柱の所要箇
所にそれぞれ備えられたプーリーに掛けられて、ワイヤ
の下端部が側部アオリの前後両端部に接続されており、
各翼状パネルが開放方向に揺動するにより、前後両リン
クの内端部が引き上げられるとともに、両リンクの外端
部に結合したスライダがガイドレールに沿って移動し、
前後両アオリ吊持用ワイヤがガイドレールの内端より繰
り出されて、側部アオリが外側に倒れ、各翼状パネルの
閉鎖方向に揺動することにより、前後両リンクを介して
スライダがガイドレールに沿って上記と逆方向に移動
し、前後両アオリ吊持用ワイヤが引き戻されて、側部ア
オリが起立せしめられるようになされている、ウイング
車における側部アオリの自動開閉装置を要旨としてい
る。
【0009】
【作用】上記において、ウイング車の左右両翼状パネル
が閉じている状態では、荷台の左右側縁部にそれぞれ側
部アオリが垂直状に起立しており、このとき、各翼状パ
ネルの頂壁前後両端部に取り付けられたリンクは略水平
状に配置されていて、リンク外端部に結合した例えばロ
ーラを具備するスライダは、ガイドレールの外端部にそ
れぞれ位置し、前後両アオリ吊持用ワイヤは最も引き戻
されて、両ワイヤによって側部アオリが引き上げられて
いる。
【0010】そしていま、翼状パネルが開放方向に揺動
することにより、翼状パネルの頂壁によってリンクの内
端部が引き上げられ、これに伴って同リンクの外端部の
スライダがガイドレールに沿って内方向に移動し、アオ
リ吊持用ワイヤの引張力がゆるんで、同ワイヤがガイド
レールの内端より繰り出され、側部アオリが外側に略1
80°倒れる。
【0011】こうして、側部アオリが外側に倒れる間
中、側部アオリに対してワイヤによる引張力が作用し、
側部アオリの重量を受けるため、作業者の負担が軽減さ
れる。なお、側部アオリ自体の重量で全開状態になる程
度にワイヤによる引張力を調節しておき、最終的に側部
アオリが略180°下向きに倒れるようにする。
【0012】つぎに、翼状パネルが、上記の場合とは逆
に、閉鎖方向に揺動すると、翼状パネルの頂壁によって
リンクの内端部が押し下げられ、これに伴って同リンク
の外端部のスライダがガイドレールに沿って上記と逆の
外方向に移動し、アオリ吊持用ワイヤが引き戻されて、
側部アオリが起立せしめられるものである。
【0013】このようにして、ウイング車の翼状パネル
の開閉のさい、それに連動して自動的に側部アオリを開
閉することができるので、作業者の負担が非常に少な
く、荷役作業の軽減を図ることができる。
【0014】しかも、側部アオリが垂直状に立上がって
いるウイング車の走行状態においては、箱形荷台より外
方への突出物がほとんどなく、走行時の安全性を確保し
得るものである。また箱形荷台より外方への突出物がほ
とんどないので、ウイング車の荷台製作時に、その内法
寸法を広くとることができて、荷物積載空間を広げるこ
とができる。
【0015】
【実施例】つぎに、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。
【0016】まず図1において、ウイング車(1) は、箱
形荷台(2) の上面中央部のアルミニウム中空押出形材製
の桁(8) の左右両側に一対の横断面倒L形の翼状パネル
(3)(3)が、それぞれヒンジ部(5)(5)を介して略90°揺
動自在に取り付けられるとともに、同荷台(2) の左右両
側縁部に複数枚のアルミニウム中空押出形材製パネル(4
a)(4a)よりなる側部アオリ(4)(4)が、それぞれ蝶番より
なるヒンジ部(9)(9)を介して略180°揺動自在に取り
付けられている。
【0017】そして、この発明は、左右両翼状パネル
(3)(3)の開閉のさいに、それらに連動して左右両側部ア
オリ(4)(4)を自動的に開閉するものである。
【0018】なおここで、左右両側の翼状パネル(3)(3)
および側部アオリ(4)(4)の構造、並びにそれらの開閉機
構は、左右対称であるだけで、共に同一であるので、以
下、一方の右側の翼状パネル(3) と側部アオリ(4) の構
造と開閉機構についてのみ、詳しく説明する。
【0019】図1〜図3に示すように、翼状パネル(3)
の頂壁(6) の前後両端部に正面よりみて略三角形状のブ
ラケット(25)(25)が取り付けられ、これらのブラケット
(25)(25)に、前後一対の中空角パイプよりなるリンク(1
5)(15)の内端部(15a)(15a)がそれぞれピン(26)(26)によ
り連結せられている。
【0020】図1〜図5に示すように、荷台前端部の鳥
居(10)の上桁(12)および荷台後端部の後部支柱(13)(13)
同志を連結する後部上桁(14)に横断面略コ形のガイドレ
ール(16)(16)がそれぞれ取り付けられ、これらのガイド
レール(16)(16)に、一対のローラ(17a)(17a)を具備した
スライダ(17)(17)が案内され、これらのスライダ(17)(1
7)は、リンク(15)(15)の外端部(15b)(15b)にそれぞれピ
ン(28)(28)により取り付けられている。
【0021】なお、各ピン(28)はリンク(15)の外端部(1
5b) に挿通され、リンク外端部(15b) を越えるピン(28)
の先端部に雄ねじ部が設けられ、この雄ねじ部にナット
(29)がねじ止められている。リンク(15)の外端部(15b)
とスライダ(17)との間のピン(28)部分には、スペーサ(3
0)がピン(28)と一体に設けられており、スライダ(17)に
具備された一対のローラ(17a)(17a)は、これらに設けら
れたベアリングにより回転自在となされている。
【0022】荷台(2) の前後両側において、各ガイドレ
ール(16)に案内されるスライダ(17)に具備された一対の
ローラ(17a)(17a)同志の間に、平面よりみて略Y形の連
結部材(27)の基端部(27a) が介在され、この連結部材(2
7)の二股状部の先端部(27a)(27a)に、アオリ吊持用ワイ
ヤ(20)のループ状となされた上端部(20a) が補強リング
(31)とピン(32)を介して接続されている。
【0023】また、荷台(2) の前後両側において、各ガ
イドレール(16)の内端部に一対のブラケット(18)(18)が
取り付けられ、これらのブラケット(18)(18)に、中間プ
ーリー(21)がピン(22)により取り付けられている。な
お、各ピン(22)はボルトよりなるものであり、その先端
部にはナット(23)がねじ止められ、さらに、荷台前端部
の鳥居(10)の側柱(11)と同上桁(12)の外側縁部の下端寄
り部分とに、2つの中間プーリー(21)(21)がそれぞれピ
ン(22)(22)により取り付けられるとともに、荷台後端部
の後部支柱(13)(13)とこれらを連結する後部上桁(14)の
対応箇所にも、2つの中間プーリー(21)(21)がそれぞれ
ピン(22)(22)により取り付けられている。
【0024】そして、上記アオリ吊持用ワイヤ(20)(20)
の長さの中間部(20c)(20c)が、これら3つのプーリー(2
1)に掛けられている。
【0025】図6と図7に詳しく示すように、側部アオ
リ(4) の前後両端部に正面よりみて略三角形状のブラケ
ット(33)(33)が取り付けられ、これらのブラケット(33)
(33)に、上記アオリ吊持用ワイヤ(20)(20)のループ状の
下端部(20b)(20b)が同様に、補強リング(31)とピン(32)
を介して接続されている。
【0026】上記において、図1、図2と図6に実線で
示すように、ウイング車(1) の左右両翼状パネル(3)(3)
が閉じている状態では、荷台(2) の左右側縁部にそれぞ
れ側部アオリ(4)(4)が垂直状に起立しており、このと
き、各翼状パネル(3) の頂壁(6) の前後両端部に取り付
けられたリンク(15)(15)は、ほゞ頂壁(6) の下面に沿っ
て略水平状に配置されている。またこれらのリンク(15)
(15)の外端部(15b)(15b)に結合した一対のローラ(17a)
(17a)付きスライダ(17)(17)は、それぞれガイドレール
(16)(16)の外端部に位置し、前後両アオリ吊持用ワイヤ
(20)(20)は最も引き戻されて、両ワイヤ(20)(20)によっ
て左右両側部アオリ(4)(4)が引き上げられている。
【0027】そしていま、図1と図2に2点鎖線で示す
ように、翼状パネル(3) が、これの駆動用油圧シリンダ
のピストン・ロッド(図示略)の作動により、開放方向
に揺動せしめられると、翼状パネル(3) の頂壁(6) によ
ってリンク(15)(15)の内端部(15a)(15a)が引き上げら
れ、これに伴って同リンク(15)(15)の外端部(15b)(15b)
に結合したスライダ(17)(17)がガイドレール(16)(16)に
沿って内方向に移動し、アオリ吊持用ワイヤ(20)(20)の
引張力がゆるんで、ワイヤ(20)(20)がガイドレール(16)
(16)の内端より繰り出され、側部アオリ(4) が外側に略
180°倒れる。
【0028】こうして、側部アオリ(4) が外側に倒れる
間中、側部アオリ(4) に対してアオリ吊持用ワイヤ(20)
(20)による引張力が作用して、側部アオリ(4) の重量を
受けるため、作業者の負担が軽減される。なお、側部ア
オリ(4) 自体の重量で全開状態になる程度に前後アオリ
吊持用ワイヤ(20)(20)による引張力を調節しておき、最
終的に側部アオリ(4) が略180°下向きに倒れるよう
にする。
【0029】つぎに、翼状パネル(3) が、上記の場合と
は逆に、閉鎖方向に揺動すると、翼状パネル(3) の頂壁
(6) によって前後両リンク(15)(15)の内端部(15a)(15a)
が、逆に押し下げられ、これに伴って同リンク(15)(15)
の外端部(15b)(15b)のスライダ(17)(17)がガイドレール
(16)(16)に沿って上記と逆の外方向に移動し、アオリ吊
持用ワイヤ(20)(20)が引き戻されて、側部アオリ(4) が
再び起立せしめられるものである。
【0030】このようにして、ウイング車(1) の翼状パ
ネル(3) の開閉のさい、それに連動して自動的に側部ア
オリ(4) を開閉することができるので、作業者の負担が
非常に少なく、荷役作業の軽減を図ることができる。
【0031】しかも、側部アオリ(4) が垂直状に立上が
っているウイング車(1) の走行状態においては、箱形荷
台(2) より外方への突出物がほとんどなく、走行時の安
全性を確保し得るものである。また箱形荷台(2) より外
方への突出物がほとんどないので、ウイング車(1) の荷
台製作時に、その内法寸法を広くとることができて、荷
物積載空間を広げることができる。
【0032】なお、上記実施例では、ガイドレール(16)
が横断面略コ形であり、かつスライダ(17)が一対のロー
ラ(17a)(17a)を具備しているが、ガイドレール(16)およ
びスライダ(17)の形状は、これに限らず、その他のもの
であって良い。
【0033】また上記実施例では、側部アオリ(4) が荷
台(2) の側縁部に蝶番よりなるヒンジ部(9) を介して取
り付けられているが、このようなヒンジ部(9) は、図示
のものに限らず、その他の構造を有するものであっても
良い。例えば側部アオリ(4)を構成するアルミニウム押
出形材製パネル(4a)の下端に、第1ヒンジ構成部を下方
突出状に設けるとともに、荷台(2) のアルミニウム押出
形材製枠部材に第2ヒンジ構成部を上方突出状に設けて
おき、上下両側縁部に第3および第4ヒンジ構成部を有
する連結部材を、アオリ(4) 下端部と荷台(2) の枠部材
との間に介在させて、アオリ(4) 側の第1ヒンジ構成部
と連結部材上側縁部の第3ヒンジ構成部とを組合わせ、
つぎに連結部材下側縁部の第4ヒンジ構成部を、荷台枠
部材の第2ヒンジ構成部に組合わせて、ヒンジ部(9)(9)
を構成するようにしても良い。
【0034】なお、側部アオリ(4) は、通常、2枚以上
のアルミニウム中空押出形材製パネル(4a)が積み重ねら
れて連結されているが、1枚のパネル(4a)のみによって
構成される場合もある。
【0035】また、上記実施例では、アオリ吊持用ワイ
ヤ(20)が用いられているが、これはその他、チェンなど
を用いることもできる。
【0036】
【発明の効果】この発明は、上述のように、箱形荷台の
上面中央部の桁の左右両側にそれぞれ揺動自在に取り付
けられた一対の横断面倒L形の翼状パネルと、荷台の左
右両側縁部に揺動自在に取り付けられた側部アオリとを
備えているウイング車において、翼状パネルの開閉動作
に連動して側部アオリを自動的に開閉する装置であっ
て、各翼状パネルの頂壁の前後両端部にリンクの内端部
がピン連結各翼状パネルの頂壁の前後両端部の所要箇所
にリンクの内端部がピン連結せられ、荷台前端部の鳥居
の前部上桁および荷台後端部の後部支柱同志を連結する
後部上桁にそれぞれガイドレールが取り付けられ、これ
らのガイドレールに案内されるスライダがリンクの外端
部にピン連結せられ、同スライダに前後一対のアオリ吊
持用ワイヤの上端部がそれぞれ接続され、該ワイヤの長
さの中間部が、荷台前端部の鳥居および荷台後端部の後
部上桁と後部支柱の所要箇所にそれぞれ備えられたプー
リーに掛けられて、ワイヤの下端部が側部アオリの前後
両端部に接続されており、各翼状パネルが開放方向に揺
動するにより、前後両リンクの内端部が引き上げられる
とともに、両リンクの外端部に結合したスライダがガイ
ドレールに沿って移動し、前後両アオリ吊持用ワイヤが
ガイドレールの内端より繰り出されて、側部アオリが外
側に倒れ、各翼状パネルの閉鎖方向に揺動することによ
り、前後両リンクを介してスライダがガイドレールに沿
って上記と逆方向に移動し、前後両アオリ吊持用ワイヤ
が引き戻されて、側部アオリが起立せしめられるように
なされているものである。
【0037】従って、この発明によれば、ウイング車の
翼状パネルの開閉のさい、それに連動して側部アオリを
自動的に略180°開閉することができ、重量の重い側
部アオリを人手によって開閉する必要がないので、作業
者に負担がかゝらず、腰、手首等を痛めるおそれが全く
なくなり、荷役作業の軽減を図ることができる。
【0038】しかも、側部アオリが垂直状に立上がって
いるウイング車の走行状態においては、箱形荷台より外
方への突出物がほとんどなく、走行時の安全性を確保し
得るものである。また箱形荷台より外方への突出物がほ
とんどないので、ウイング車の荷台製作時に、その内法
寸法を広くとることができて、荷物積載空間を広げるこ
とができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例のウイング車の部分切欠き背
面図で、翼状パネルが閉じかつ側部アオリが起立した状
態を示している。
【図2】同ウイング車の翼状パネルの頂壁と鳥居上桁部
分の要部拡大断面図である。
【図3】図2のウイング車に取り付けられたリンク、ス
ライダおよびガイドレール部分の一部切欠き拡大断面図
である。
【図4】同要部拡大一部切欠き平面図である。
【図5】同要部拡大横断面図である。
【図6】図1のウイング車の荷台の側部パネル部分の要
部拡大背面図である。
【図7】同側部パネルのアオリ吊持用ワイヤ取付部分の
要部拡大一部切欠き背面図である。
【符号の説明】
1 ウイング車 2 箱形荷台 3 横断面倒L形の翼状パネル 4 側部アオリ 5 ヒンジ部 6 頂壁 7 側壁 8 桁 9 ヒンジ部 10 鳥居 11 側柱 12 上桁 13 後部支柱 14 後部上桁 15 リンク 15a 内端部 15b 外端部 16 ガイドレール 17 スライダ 20 アオリ吊持用ワイヤ 20a 上端部 20b 下端部 20c 中間部 21 プーリー
フロントページの続き (72)発明者 深沢 次男 堺市海山町6丁224番地 昭和アルミニ ウム株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−58163(JP,A) 実開 平3−126717(JP,U) 実開 平6−37074(JP,U) 実開 平3−67280(JP,U) 実公 昭63−41271(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 33/02 - 33/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形荷台(2) の上面中央部の桁(8) の左
    右両側にそれぞれ揺動自在に取り付けられた一対の横断
    面倒L形の翼状パネル(3)(3)と、荷台(2) の左右両側縁
    部に揺動自在に取り付けられた側部アオリ(4)(4)とを備
    えているウイング車(1) において、翼状パネル(3)(3)の
    開閉動作に連動して側部アオリ(4) を自動的に開閉する
    装置であって、各翼状パネル(3) の頂壁(6) の前後両端
    部の所要箇所にリンク(15)(15)の内端部(15a)(15a)がピ
    ン連結せられ、荷台前端部の鳥居(10)の前部上桁(12)お
    よび荷台後端部の後部支柱(13)(13)同志を連結する後部
    上桁(14)にそれぞれガイドレール(16)(16)が取り付けら
    れ、これらのガイドレール(16)(16)に案内されるスライ
    ダ(17)(17)がリンク(15)(15)の外端部(15b)(15b)にピン
    連結せられ、同スライダ(17)(17)に前後一対のアオリ吊
    持用ワイヤ(20)(20)の上端部(20a)(20a)がそれぞれ接続
    され、該ワイヤ(20)(20)の長さの中間部(20c)(20c)が、
    荷台前端部の鳥居(10)および荷台後端部の後部上桁(14)
    と後部支柱(13)(13)の所要箇所にそれぞれ備えられたプ
    ーリー(21)(21)に掛けられて、ワイヤ(20)(20)の下端部
    (20b)(20b)が側部アオリ(4) の前後両端部に接続されて
    おり、各翼状パネル(3) が開放方向に揺動するにより、
    前後両リンク(15)(15)の内端部(15a)(15a)が引き上げら
    れるとともに、両リンク(15)(15)の外端部(15b)(15b)に
    結合したスライダ(17)(17)がガイドレール(16)(16)に沿
    って移動し、前後両アオリ吊持用ワイヤ(20)(20)がガイ
    ドレール(16)(16)の内端より繰り出されて、側部アオリ
    (4) が外側に倒れ、各翼状パネル(3) の閉鎖方向に揺動
    することにより、前後両リンク(15)(15)を介してスライ
    ダ(17)(17)がガイドレール(16)(16)に沿って上記と逆方
    向に移動し、前後両アオリ吊持用ワイヤ(20)(20)が引き
    戻されて、側部アオリ(4) が起立せしめられるようにな
    されている、ウイング車における側部アオリの自動開閉
    装置。
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