JP4255179B2 - ウイング車両におけるウイングルーフ取付部の構造 - Google Patents

ウイング車両におけるウイングルーフ取付部の構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はウイング車両におけるウイングルーフ取付部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
雨露による損傷を防止する必要がある貨物の運搬用に、いわゆるウイング車両(図4)が利用されている。この種の車両は、荷台床面の上方に、車体の長手方向中心線に対して実質的に平行に、通常センタービームと呼ばれる四角形断面の中空梁部材を架設し、その梁部材の両側面に車幅方向の断面が断面L字状をなす一対のウイングをヒンジによって上下動可能に枢着し、油圧アクチュエータによって、ウイングを上下に枢動させ、荷台上の貨物室を開閉するように構成されている。
そして上記センタービームは、通常荷台の前後端に設けた門構の中央に、その両端を固着して車体長手方向に差し渡されている。しかし、荷台の長さに対して充分な強度を持たせることは困難であり、走行中に振動を起こしやすい。
【0003】
図5を参照して説明すると、10はトラックのキャブ、11はフレーム、12は荷台、13及び14は荷台12の前後端部に樹立された門構、15はその前後端部を上記門構の上部中央部に固着されたセンタービームであって、同センタービーム15は通常断面形状が四角形をなす中空の角材で構成されている。そして、図7に示すごとく、蝶番16で枢支されセンタービーム15とウイングルーフの内枠材17との間がウイングルーフを下して閉じたとき、距離a隔てられている。
又、センタービーム15の中間には支柱等の支持部材が設けられていない。このためセンタービーム15が、走行中にしばしば図5及び図6の点線15´で示すようなモードで上下に振動する。その結果、センタービームの取付部に無理な力が作用し、強度的に耐えられず破損する等の不具合があった。
【0004】
このような問題を解決する方法として、センタービームの前後取付部を振動に耐えうる様強固に結合する門構に対しセンタービームをピン構造による取付けにして取付部の負担を減らす等の方法がとられていた。しかしこの方法は軽量化と相反する方法であり、多様な仕様条件のもとでは全てを満足できず、またの方法ではセンタービームの振幅が大きくなり、センタービーム本体の破損やウイングルーフ自体への強度上の影響が大となり問題である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような問題を解決すべくセンタービームとウイングルーフ内枠材間に生じる走行時の振動を抑えるゴム等の弾性材を取付け、弾性材による反発力を支持するために、センタービームを取付ける蝶番に弾性部材を組み付けて対処する構成とすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、
「荷台床面の上方に車体の長手方向中心線と略平行に架設されたセンタービームと、内枠材を有するウイングルーフとを備えたウイング車両のウイングルーフ取付部の構造であって
前記内枠材は、前記センタービームの横方向側面に固定された蝶番により、前記センタービームの横方向側面との間に距離aを設けて前記センタービームと結合されており、さらに、
前記蝶番の前記内枠材側の蝶番片には、前記ウイングルーフが閉じたときに前記センタービーム側の蝶番片と密着する弾性体が取付けられ、
前記弾性体は、ウイング車両走行時のセンタービームの上下振動時において、前記内枠材と前記センタービームの横方向側面との間の距離aの減少を実質的に防止するようにした」
ことを特徴とするウイングルーフ取付部の構造となっている
また、弾性体を蝶番取付位置とは別の位置に取付けたときは、
「荷台床面の上方に車体の長手方向中心線と略平行に架設されたセンタービームと、内枠材を有するウイングルーフとを備えたウイング車両のウイングルーフの構造であって、
前記内枠材は、前記センタービームの横方向側面に固定された蝶番により、前記センタービームの横方向側面との間に距離aを設けて前記センタービームと結合されており、さらに、
前記内枠材には、前記ウイングルーフが閉じたときに前記センタービームの側面と密着する弾性体が取付けられ、
前記弾性体は、ウイング車両走行時のセンタービームの上下振動時において、前記内枠材と前記センタービームの横方向側面との間の距離aの減少を実質的に防止するようにした」
ことを特徴とするウイングルーフの構造となる
【0007】
【発明の実施の形態】
以下本発明の1つの実施形態を添付図面について説明する。先ず、図4において、18は車幅方向の断面形状がL字状をなす一対のウイングルーフであって、通常は重量軽減のためアルミニウム合金等で作られる。そして車体内方の側縁をヒンジ16によってセンタービーム15に蝶着されている。19はその下端縁を荷台12の側縁にヒンジ20によって蝶着された側あおりである。21は夫夫の側縁をヒンジ22のよって後方の門構部側柱に取着られた後扉、21´は前方の門構に固着された前壁である。従って、油圧シリンダ23等により、ウイングルーフ18を夫々のヒンジ16の周りに下向きに廻動させると共に、側方あおり19を立て、後扉21を閉鎖することによって、荷台12上に実質的に密閉された貨物室を形成することができる。
【0008】
さて、本発明はこのようなウイング車両における、ウイングルーフ18の内枠材17をセンタービーム15へ蝶着する蝶番部近傍の構造に関するものである。図1で24は本発明に係る弾性体である。これはウイングルーフの内枠材17に取り付けられる。詳しく言えば、2枚の蝶番片からなる蝶番16の一方の蝶番片16aは内枠材17側にボルト23で固定されるが、この蝶番片16a上にハット型をしたブラケット26がボルト25で一体に固着されている。ハット型ブラケット26の頂部に弾性体24が固着具または接着剤で固着されている。
【0009】
図2はこの弾性体24を取付けた蝶番を介し、ウイングルーフ18が閉じている状態である。この状態ではセンタービーム15と蝶番片16aとの間には距離aの隔りがある。センタービーム15が走行中に振動で上方に変位した場合は、弾性体24が圧縮されて、距離aの減少は実質的に防止される(図2(b))。その結果弾性体24により反発力を受け、弾性体24無しの場合に比べて変位を抑えることができる。このように上方への変位を規制する事により、全振幅も小さくする事ができる。この弾性体24を取付ける位置は変位量の最も大きいボディーの長手方向中央付近が好適である。
【0010】
なお図2は弾性体としてゴム等を使用しているがミニチュアダンパー(小型緩衝装置)を使用することもできる。
図3は弾性体24を蝶番16とは別個に独立して取付けた例で、ウイングルーフの内枠材17にボルト25で直接取付けている。
【0011】
【発明の効果】
以上説明したように、ウイングルーフの内枠材をセンタービームに枢支する蝶番の部分又は蝶番とは別の位置に弾性材を取り付けたので、センタービーム15の上下振動時に、センタービーム15と前記内枠材17間の距離aの減少を防ぐことができる。従ってウイングルーフとセンタービームとのヒンジ取付部のヒンジ数、又はセンタービームの前後両端と門構との取付部の取付構造を比較的簡略化することができる。
従って、ウイングルーフ全体の軽量化が可能となった。
【0012】
このように弾性体24の効果によりセンタービーム15の振幅が減少するので ウイングルーフ取付部へ加わる力が減殺され、L字型ウイングルーフの変形が少なくなり、さらにウイングルーフ側面の振幅が減るのでウイングボディーに対し強度上極めて有利な構成となった。その結果、各部の亀裂やボルトの緩み、変形を未然に防止でき、更には適正強度の設定により軽量化・コストダウンにつながる利点は大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の要部斜視図。
【図2】(a)はウイングルーフが閉じたときの弾性体の位置関係を示す。(b)はセンタービーム振動時の弾性体の作動態様を示す。
【図3】弾性体を蝶番とは別の位置に取付けた例を示す。
【図4】ウイング車両の全体斜視図。
【図5】センタービームの上下振動状態を示す図。
【図6】図5のA−A矢視図。
【図7】公知ウイングルーフ枢着用蝶番部の構造。
【符号の説明】
10 キャブ 11 フレーム
12 荷台 13,14 門構
15 センタービーム 16 蝶番
16a 蝶番片 17 (ウイングルーフの)内枠材
18 ウイングルーフ 20 ヒンジ
21 後扉 21' 前壁
22 蝶番 23 シリンダ
24 弾性体 25ボルト
26 (断面ハット型)ブラケット

Claims (2)

  1. 荷台床面の上方に車体の長手方向中心線と略平行に架設されたセンタービーム(15)と内枠材(17)を有するウイングルーフとを備えたウイング車両のウイングルーフ取付部の構造であって
    前記内枠材(17)は、前記センタービーム(15)の横方向側面に固定された蝶番(16)により、前記センタービーム(15)の横方向側面との間に距離aを設けて前記センタービーム(15)と結合されており、さらに、
    前記蝶番(16)の前記内枠材(17)側の蝶番片(16a)には、前記ウイングルーフが閉じたときに前記センタービーム(15)側の蝶番片と密着する弾性体(24)が取付けられ、
    前記弾性体(24)は、ウイング車両走行時のセンタービーム(15)の上下振動時において、前記内枠材(17)と前記センタービーム(15)の横方向側面との間の距離aの減少を実質的に防止するようにしたことを特徴とするウイングルーフ取付部の構造
  2. 荷台床面の上方に車体の長手方向中心線と略平行に架設されたセンタービーム(15)と、内枠材(17)を有するウイングルーフとを備えたウイング車両のウイングルーフの構造であって、
    前記内枠材(17)は、前記センタービーム(15)の横方向側面に固定された蝶番(16)により、前記センタービーム(15)の横方向側面との間に距離aを設けて前記センタービーム(15)と結合されており、さらに、
    前記内枠材(17)には、前記ウイングルーフが閉じたときに前記センタービーム(15)の側面と密着する弾性体(24)が取付けられ、
    前記弾性体(24)は、ウイング車両走行時のセンタービーム(15)の上下振動時において、前記内枠材(17)と前記センタービーム(15)の横方向側面との間の距離aの減少を実質的に防止するようにしたことを特徴とするウイングルーフの構造
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