JPH0872694A - アンチスキッド装置の故障検出方法 - Google Patents

アンチスキッド装置の故障検出方法

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JPH0872694A
JPH0872694A JP23415394A JP23415394A JPH0872694A JP H0872694 A JPH0872694 A JP H0872694A JP 23415394 A JP23415394 A JP 23415394A JP 23415394 A JP23415394 A JP 23415394A JP H0872694 A JPH0872694 A JP H0872694A
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Tsuneo Hasegawa
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Abstract

(57)【要約】 【目的】メインリレーのオープン故障とメインリレーの
励磁回路下流側の電源側ショート故障とを確実に判別で
きるABS装置の故障検出方法を提供する。 【構成】アンチスキッド制御システムに異常が発生した
とき、メインリレーをOFFしてアンチスキッド制御を
禁止し、通常のブレーキ機能に戻すとともに、警報ラン
プを点灯させる。メインリレーがONでかつメインリレ
ーの励磁回路下流側を流れる電流値が所定値より大きい
時、メインリレーの励磁回路が電源側へショート故障し
たことを検出する。また、メインリレーがONで上記励
磁回路下流側を流れる電流が所定値以下でかつ警報ラン
プとメインリレーとを結ぶ回路の電圧がLレベルの時、
メインリレーのオープン故障を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用アンチスキッド
装置(以下、ABS装置と呼ぶ)の故障検出方法、特に
ABS装置のメインリレー回路の故障を検出する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用ABS装置は、ブレーキペダルに
より操作されるマスタシリンダ内のブレーキ圧を各車輪
のホイールシリンダへ伝達する流路の途中にソレノイド
バルブを設け、急制動により車輪がスキッド状態に近づ
くと、ソレノイドバルブでブレーキ圧の減圧と加圧とを
交互に行うことにより車輪がスキッド状態に至るのを防
止し、安定した走行性を保つことができるものである。
【0003】ABS装置は、システムに何らかの異常が
発生した時に、それを検知しうる自己診断機能をアンチ
スキッドコントローラ(以下、単にコントローラと呼
ぶ)に持たせてある。そして、故障検出時には、メイン
リレーおよびモータリレーをOFFしてアンチスキッド
制御を禁止するとともに、警報ランプを点灯させ、通常
のブレーキ機能に戻す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、メインリレ
ーがオープン故障(例えば励磁回路の断線、メインリレ
ーの接点が常時OFF)を起こした場合、メインリレー
はOFFのままとなり、警報ランプは常灯する。一方、
メインリレーの励磁回路下流側が電源側へショートした
場合も、メインリレーはOFFのままとなり、警報ラン
プは常灯する。この場合、メインリレーをON/OFF
させた時の警報ランプとメインリレーとを結ぶ回路の電
圧をモニターしても、この電圧はLレベルのままであ
り、両者の故障を判別できない欠点があった。
【0005】そこで、本発明の目的は、メインリレーの
オープン故障とメインリレーの励磁回路下流側の電源側
ショート故障とを確実に判別できるABS装置の故障検
出方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の故障検出方法
は、アンチスキッド制御システムに異常が発生したと
き、メインリレーをOFFしてアンチスキッド制御を禁
止し、通常のブレーキ機能に戻すとともに、警報ランプ
を点灯させるようにしたアンチスキッド装置において、
上記メインリレーがONでかつメインリレーの励磁回路
下流側を流れる電流値が所定値より大きい時、メインリ
レーの励磁回路が電源側へショート故障したことを検出
し、上記メインリレーがONで、上記励磁回路下流側を
流れる電流が所定値以下でかつ警報ランプとメインリレ
ーとを結ぶ回路の電圧がLレベルの時、メインリレーの
オープン故障を検出するものである。
【0007】
【作用】メインリレーをONした時、メインリレーのオ
ープン故障またはメインリレーの励磁回路下流側の電源
側ショート故障のいずれの場合も、警報ランプとメイン
リレーとを結ぶ回路の電圧はLレベルのままであるた
め、判別がつかない。そこで、本発明では、メインリレ
ーをONした時のメインリレーの励磁回路下流側を流れ
る電流値をモニターし、この電流値が所定値より大きい
時には、メインリレーの励磁回路が電源側へショート故
障したと判定し、一方、この電流値が所定値以下であ
り、かつ警報ランプとメインリレーとを結ぶ回路の電圧
がLレベルである時には、メインリレーのオープン故障
であると判定する。
【0008】
【実施例】図1は本発明にかかる車両用ABS装置のシ
ステム図である。図において、1はマイクロコンピュー
タ等よりなるコントローラであり、このシステムを統括
し、かつ故障診断するものである。2は車載用バッテ
リ、3はブレーキペダルの操作に応じてONするブレー
キスイッチ、4はブレーキペダルの操作状態を報知する
ブレーキランプであり、ブレーキペダルを踏み込むとブ
レーキスイッチ3がONし、ブレーキランプ4は点灯す
る。上記ブレーキスイッチ3のON/OFF信号はコン
トローラ1のT1 端子に入力される。5,6,7,8は
4輪の車輪速度を独立して検出する車輪速センサであ
り、これらセンサ5〜8の検出信号はそれぞれコントロ
ーラ1に入力される。
【0009】10はポンプモータであり、リザーバのブ
レーキ液を動圧側へ汲み上げるためのポンプを駆動す
る。ポンプモータ10と直列にモータリレー11の常開
接点11aが接続され、ポンプモータ10の信号はコン
トローラ1のT2 端子に入力される。また、モータリレ
ー11のコイル11bはコントローラ1のT3 端子によ
って制御される。コントローラ1のG端子は車体ボデー
に接続され、常時接地されている。コントローラ1のB
端子にはバッテリ2の電圧が常時入力され、何らかの故
障を検出した場合、イグニッションスイッチ12がOF
Fした後でも故障コードをコントローラ1内のメモリに
記憶できるようにバックアップされている。
【0010】12は主電源スイッチであるイグニッショ
ンスイッチであり、イグニッションスイッチ12の信号
はコントローラ1のT4 端子に入力されている。イグニ
ッションスイッチ12は警報ランプ13と直列に接続さ
れており、さらにダイオード14を経てメインリレー1
5の接点15aに直列接続される。メインリレー15
は、ABSシステムに故障が発生した時に、警報ランプ
13を点灯させるとともに、後述するソレノイドバルブ
20をOFFし、通常のブレーキ機能に戻す働きをす
る。なお、警報ランプ13はコントローラ1のランプ制
御用のW端子にも接続され、W端子をON(G端子と内
部導通)することにより、メインリレー15とは関係な
く警報ランプ13を点灯させることもできる。メインリ
レー15のコイル15bはコントローラ1のR端子によ
って制御される。コイル15bに通電していない時には
接点15aが接地され(OFF)、警報ランプ13は点
灯する。コイル15bに通電すると接点15aがONと
なり、警報ランプ13は消灯する。
【0011】上記ダイオード14はコネクタ21を介し
て回路に接続されており、ダイオード14はコネクタ2
1に対して着脱自在である。そのため、ダイオード14
をコネクタ21から取り外すことにより、警報ランプ1
3とメインリレー15との間を電気的に開くことができ
る。上記ダイオード14とメインリレー15の接点15
aとの間は、上記モータリレー11のコイル11bとソ
レノイドバルブ20とコントローラ1のモニター用M端
子とに接続されている。
【0012】ソレノイドバルブ20はブレーキ圧を減圧
または増圧するためのバルブであり、例えば各車輪に2
個ずつ合計8個設けられている。ソレノイドバルブ20
の下流側はそれぞれコントローラ1に接続されている。
そのため、メインリレー15がOFFすると、モータリ
レー11およびソレノイドバルブ20もOFFし、M端
子の電圧もLレベルとなる。メインリレー15がONす
ることにより、初めてモータリレー11およびソレノイ
ドバルブ20は動作可能状態となり、M端子の電圧がH
レベルとなる。
【0013】上記構造のABSシステムにおいて、メイ
ンリレー15がオープン故障(例えば励磁回路22の断
線、メインリレー15の接点15aが常時OFF)を起
こしたり、メインリレー15の励磁回路22が電源側へ
ショートした場合、いずれもメインリレー15がOFF
となり、警報ランプ13はON(点灯)のままとなる。
そのため、両者の故障を判別できない。そこで、本発明
では図2に示されるように、メインリレー15のON時
におけるR端子を流れる電流をモニターすることによ
り、メインリレー15のオープン故障であるか、メイン
リレー15の励磁回路15の電源側ショート故障である
かを判別している。
【0014】図2は上記故障判別の一例のフローチャー
トである。まずイグニッションスイッチ12をONし
(ステップS1 )、R端子をOFFしてメインリレー1
5をOFFする(ステップS2 )。この時、回路が正常
であれば、警報ランプ13は初期点灯することになる。
次に、M端子の電圧をモニターし(ステップS3 )、M
端子の電圧がHレベルである場合には、メインリレー1
5のショート故障と判断し、該当する故障コードを記憶
する(ステップS4 )。そして、ABS制御を中止する
とともに、警報ランプ13を連続点灯させる(ステップ
5 )。
【0015】一方、ステップS3 において、M端子の電
圧がLレベルである場合、R端子をONしてメインリレ
ー15をONし(ステップS6 )、R端子を流れる電流
をモニターする(ステップS7 )。具体的には、メイン
リレードライバーに流れる電流を電圧に変換した電圧を
モニターしている。上記電流値が所定値より大きい時に
は、メインリレー15の励磁回路22が電源ショートし
ていると判断し、該当する故障コードを記憶する(ステ
ップS8 )。そして、ABS制御を中止するとともに、
警報ランプ13を連続点灯させる(ステップS5 )。な
お、上記所定値とは、励磁回路22が電源ショートして
いない場合に、R端子をONした時に流れる最大電流よ
りやや大きい値に設定されている。
【0016】また、R端子を流れる電流値が所定値より
小さい時には、M端子の電圧をモニターし(ステップS
9 )、その電圧がLレベルの場合、メインリレー15の
接点回路がオープン故障していると判断し、該当する故
障コードを記憶する(ステップS10)。そして、ABS
制御を中止し、警報ランプ13を連続点灯させる(ステ
ップS5 )。また、ステップS9 において、M端子の電
圧がHレベルである場合には、故障判別を終了する。
【0017】なお、図2は警報ランプ13の初期点灯期
間中における故障判定方法を示したが、ABS制御中あ
るいは非制御中、さらには故障コード読み出しモード中
においても、上記の故障判定を行うことができる。ま
た、図2の故障判定において、ステップS7 の判定の前
にステップS9 の判定を行ってもよいが、これではメイ
ンリレー15の励磁回路22の電源ショート故障の判定
がメインリレー15のオープン故障の判定より遅れる可
能性がある。そこで、ステップS7 をステップS9 より
先に行い、励磁回路22の電源ショート故障の判定をオ
ープン故障の判定より優先するのが回路保護上望まし
い。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、メインリレーをONした時のR端子の電流値が
所定値より大きい時、メインリレーの励磁回路下流側の
電源側ショート故障と判定し、R端子の電流値が所定値
以下でかつM端子の電圧がLレベルの時、メインリレー
のオープン故障を検出するため、メインリレーのオープ
ン故障とメインリレーの励磁回路下流側の電源側ショー
ト故障とを確実に判別できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するためのABS装置の回路図で
ある。
【図2】本発明にかかる故障検出方法の一例のフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 12 イグニッションスイッチ 13 警報ランプ 15 メインリレー 22 励磁回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンチスキッド制御システムに異常が発生
    したとき、メインリレーをOFFしてアンチスキッド制
    御を禁止し、通常のブレーキ機能に戻すとともに、警報
    ランプを点灯させるようにしたアンチスキッド装置にお
    いて、 上記メインリレーがONでかつメインリレーの励磁回路
    下流側を流れる電流値が所定値より大きい時、メインリ
    レーの励磁回路が電源側へショート故障したことを検出
    し、 上記メインリレーがONで、上記励磁回路下流側を流れ
    る電流が所定値以下でかつ警報ランプとメインリレーと
    を結ぶ回路の電圧がLレベルの時、メインリレーのオー
    プン故障を検出することを特徴とするアンチスキッド装
    置の故障検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007235347A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Denso Corp バス通信システム
JP2011028297A (ja) * 2010-11-08 2011-02-10 Oki Data Corp 画像形成装置及び画像形成装置の梱包部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007235347A (ja) * 2006-02-28 2007-09-13 Denso Corp バス通信システム
JP4656421B2 (ja) * 2006-02-28 2011-03-23 株式会社デンソー バス通信システム
JP2011028297A (ja) * 2010-11-08 2011-02-10 Oki Data Corp 画像形成装置及び画像形成装置の梱包部材

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