JP3276252B2 - アンチスキッド装置の故障検出方法 - Google Patents

アンチスキッド装置の故障検出方法

Info

Publication number
JP3276252B2
JP3276252B2 JP23415294A JP23415294A JP3276252B2 JP 3276252 B2 JP3276252 B2 JP 3276252B2 JP 23415294 A JP23415294 A JP 23415294A JP 23415294 A JP23415294 A JP 23415294A JP 3276252 B2 JP3276252 B2 JP 3276252B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
relay
turned
power supply
failure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23415294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0872693A (ja
Inventor
恒雄 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
Priority to JP23415294A priority Critical patent/JP3276252B2/ja
Publication of JPH0872693A publication Critical patent/JPH0872693A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3276252B2 publication Critical patent/JP3276252B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車用アンチスキッド
装置(以下、ABS装置と呼ぶ)の故障検出方法、特に
ポンプモータを制御するモータリレー系回路の故障を検
出する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用ABS装置は、ブレーキペダルに
より操作されるマスタシリンダ内のブレーキ圧を各車輪
のホイールシリンダへ伝達する流路の途中にソレノイド
バルブを設け、急制動により車輪がスキッド状態に近づ
くと、ソレノイドバルブでブレーキ圧の減圧と加圧とを
交互に行うことにより車輪がスキッド状態に至るのを防
止し、安定した走行性を保つことができるものである。
【0003】ABS装置には、リザーバのブレーキ液を
動圧側へ汲み上げる働きをするポンプが設けられ、この
ポンプを駆動するポンプモータはABS制御中の間動作
し、ABS制御が終了すれば停止する。このポンプモー
タはモータリレーによって制御される。モータリレーの
励磁回路は、その上流側をメインリレーを介して電源側
と接地側とに切換可能とし、下流側をアンチスキッドコ
ントローラ(以下、単にコントローラと呼ぶ)で制御す
るのが通例である。
【0004】ところで、イグニッションスイッチをON
した後、メインリレーのショート故障を検出するため、
メインリレーを一定期間OFFしている。ところが、モ
ータリレーの励磁回路の下流側とコントローラとの間が
電源側にショートした場合、イグニッションスイッチを
ONした後メインリレーをONするまでの間、モータリ
レーの励磁回路に電流が流れるので、モータリレーがO
Nとなり、ポンプモータは回転する。その後、メインリ
レーがONすることによってモータリレーがOFFとな
り、ポンプモータの回転が停止する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】モータリレー回路の故
障を検出するため、コントローラがポンプモータとモー
タリレーとの間の電圧(モータ電圧)をモニターしてい
る。イグニッションスイッチがONでかつメインリレー
がONの状態で、モータリレーをONすることにより、
モータ電圧は上昇し、モータリレーがONすることによ
り、緩やかに低下する。モータ電圧でモータリレーのシ
ョート故障を検出する場合、誤検出防止のため、モータ
リレーがOFFの時、モータ電圧がHレベルの状態がモ
ータ電圧の立ち下がり時間に見合った所定の検出時間
(例えば1.5sec程度)連続して発生した場合、故
障として検出している。ところが、イグニッションスイ
ッチのONからメインリレーをONするまでの時間がモ
ータリレーの故障検出時間より短いと、モータリレー系
回路の電源ショート故障を、イグニッションスイッチの
ON直後に検出できない。
【0006】そこで、本発明の目的は、主電源のON直
後に、モータリレー系回路の電源ショート故障を確実に
検出できるABS装置の故障検出方法を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の故障検出方法
は、メインリレーを主電源のONから所定時間後に電源
側へ切り換えるとともに、ポンプモータとモータリレー
との間の電圧を所定時間モニターすることにより、モー
タリレーの故障検出を行うようにし、主電源のONから
メインリレーが接地側から電源側へ切り換わるまでの期
間を、モータリレーの故障検出時間より相対的に長くし
たものである。
【0008】
【作用】イグニッションスイッチ(電源)をONした時
点では、メインリレーはOFFであり、モータリレーも
OFFしている。そのため、モータリレー回路が正常で
あれば、モータ電圧はLレベルのままである。しかし、
モータリレーの励磁回路の下流側が電源ショートしてい
る場合には、イグニッションスイッチをONした時点か
らモータが回転し始め、モータ電圧も上昇する。モータ
電圧はイグニッションスイッチONによりHレベルとな
る。この状態が一定期間連続した場合、コントローラは
モータリレーの励磁回路が電源ショート故障しているこ
とを検出し、ABS制御を禁止する。故障を検出しない
場合には、モータリレーの故障検出時間を経過した後、
メインリレーをON(電源側へ切換)させる。
【0009】
【実施例】図1は本発明にかかる車両用ABS装置のシ
ステム図である。図において、1はマイクロコンピュー
タ等よりなるコントローラであり、このシステムの各部
を制御し、かつ故障診断するものである。2は車載用バ
ッテリ、3はブレーキペダルの操作に応じてONするブ
レーキスイッチ、4はブレーキペダルの操作状態を報知
するブレーキランプであり、ブレーキペダルを踏み込む
とブレーキスイッチ3がONし、ブレーキランプ4は点
灯する。上記ブレーキスイッチ3のON/OFF信号は
コントローラ1のT1 端子に入力される。5,6,7,
8は4輪の車輪速度を独立して検出する車輪速センサで
あり、これらセンサ5〜8の検出信号はそれぞれコント
ローラ1に入力される。
【0010】10はポンプモータであり、リザーバのブ
レーキ液を動圧側へ汲み上げるためのポンプを駆動す
る。ポンプモータ10と直列にモータリレー11の常開
接点11aが接続され、ポンプモータ10の電圧はコン
トローラ1のT2 端子でモニターされる。また、モータ
リレー11のコイル11bの上流側は後述するメインリ
レー15の接点15aに接続され、下流側はコントロー
ラ1のT3 端子に接続されている。コントローラ1のG
端子は車体ボデーに接続され、常時接地されている。コ
ントローラ1のB端子にはバッテリ2の電圧が常時入力
され、何らかの故障を検出した場合、イグニッションス
イッチ12がOFFした後でも故障コードをコントロー
ラ1内のメモリに記憶できるようにバックアップされて
いる。
【0011】12は主電源スイッチであるイグニッショ
ンスイッチであり、イグニッションスイッチ12の信号
はコントローラ1のT4 端子に入力されている。イグニ
ッションスイッチ12は警報ランプ13と直列に接続さ
れており、さらにダイオード14を経てメインリレー1
5の接点15aに直列接続される。メインリレー15
は、ABSシステムに故障が発生した時に、警報ランプ
13を点灯させるとともに、後述するソレノイドバルブ
20をOFFし、通常のブレーキ機能に戻す働きをす
る。なお、警報ランプ13はコントローラ1のランプ制
御用のW端子にも接続され、W端子をON(G端子と内
部導通)することにより、メインリレー15とは関係な
く警報ランプ13を点灯させることもできる。メインリ
レー15のコイル15bはコントローラ1のR端子によ
って制御される。コイル15bに通電していない時には
接点15aが接地され(OFF)、警報ランプ13は点
灯する。コイル15bに通電すると接点15aがONと
なり、警報ランプ13は消灯する。
【0012】上記ダイオード14はコネクタ21を介し
て回路に接続されており、ダイオード14はコネクタ2
1に対して着脱自在である。そのため、ダイオード14
をコネクタ21から取り外すことにより、警報ランプ1
3とメインリレー15との間を電気的に開くことができ
る。上記ダイオード14とメインリレー15の接点15
aとの間は、上記モータリレー11のコイル11bとソ
レノイドバルブ20とコントローラ1のモニター用M端
子とに接続されている。
【0013】ソレノイドバルブ20はブレーキ圧を減圧
または増圧するためのバルブであり、例えば各車輪に2
個ずつ合計8個設けられている。ソレノイドバルブ20
の下流側はそれぞれコントローラ1に接続されている。
そのため、メインリレー15をOFFすると、モータリ
レー11およびソレノイドバルブ20もOFFし、M端
子の電圧もLレベルとなる。メインリレー15がONす
ることにより、初めてモータリレー11およびソレノイ
ドバルブ20は動作可能状態となり、M端子の電圧がH
レベルとなる。
【0014】図2はモータリレー11の励磁回路22の
故障を検出するためのタイムチャート図である。モータ
リレー11のコイル11bの下流側とコントローラ1と
の間の励磁回路22が電源側にショートした場合、イグ
ニッションスイッチ12をONした後、メインリレー1
5をONするまでの期間t1 の間、モータリレー11の
コイル11bに電流が流れるので、モータリレー11が
ONとなり、ポンプモータ10は回転する。その後、メ
インリレー15がONすることによってモータリレー1
1がOFFとなり、ポンプモータ10の回転が停止す
る。端子T2 でモニターされるモータ電圧VMSは、回路
が正常であれば常にLレベルであるが、上記のように励
磁回路22に電源ショート故障があると、イグニッショ
ンスイッチ12のON直後にHレベルとなり、メインリ
レー15のONにより、緩やかに低下してLレベルとな
る。したがって、励磁回路22の故障を検出するにはモ
ータ電圧VMSの立ち下がりに見合った検出時間t2 が必
要である。ところで、図2に破線で示すようにイグニッ
ションスイッチ12をONする直前に、イグニッション
スイッチ12がONされた期間が存在し、かつそのON
期間中にポンプモータ10が正規の制御として回転して
いる場合、イグニッションスイッチ12をOFFした瞬
間にモータ10の回転が中止するため、モータ電圧VMS
が緩やかに低下する。その直後に、イグニッションスイ
ッチ12をONし、かつその直後にメインリレー15を
ONさせると、モータ10が正規に回転していたにも拘
わらず、電源ショート故障と誤検出する恐れがある。そ
こで、本発明では、メインリレー15がONするまでの
時間t1 を検出時間t2 より相対的に長くすることによ
り、励磁回路22の故障を検出している。
【0015】図3は励磁回路22の電源ショート故障の
検出方法の一例のフローチャートである。まずイグニッ
ションスイッチ12をONすると、ONからの経過時間
tが設定時間t2 を越えたか、つまり故障検出時間t2
を経過したか否かを判断する(ステップS1 )。検出時
間t2 を経過した場合には、モータ電圧VMSをモニター
し(ステップS2 )、モータ電圧VMSがLレベルであれ
ば、正常(励磁回路22の電源ショート故障ではない)
と判断し(ステップS3 )、イグニッションスイッチO
Nからの時間tが所定期間t1 を経過すれば(ステップ
4 )、メインリレー15をONする(ステップ
5 )。一方、ステップS2 において、モータ電圧VMS
がHレベルであれば、励磁回路22の電源ショート故障
であると判断し(ステップS6 )、該当する故障コード
を記憶する(ステップS7 )。そして、ABS制御を禁
止するとともに、W端子をONし、警報ランプ13を連
続点灯させる(ステップS8 )。
【0016】励磁回路22の故障検出を行う方法として
は、上記のように検出時間t2 を予め設定し、イグニッ
ションスイッチ12をONしてからメインリレー15を
ONするまでの期間t1 を時間t2 より長くする方法の
ほか、モータ電圧VMSが設定値を上回った時のみ、期間
1 を検出時間t2 より長くする方法などがある。
【0017】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、主電源のONからメインリレーがONするまで
の時間を、モータリレーの故障検出時間より長くしたの
で、モータリレーの励磁回路の下流側が電源ショート故
障したか否かを、イグニッションスイッチのON直後に
検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するためのABS装置の回路図で
ある。
【図2】本発明にかかる故障検出方法の一例のタイムチ
ャート図である。
【図3】本発明にかかる故障検出方法の一例のフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
1 コントローラ 10 ポンプモータ 11 モータリレー 12 イグニッションスイッチ 13 警報ランプ 15 メインリレー 22 励磁回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブレーキペダルにより操作されるマスタシ
    リンダ内のブレーキ圧を各車輪のホイールシリンダへ伝
    達する流路の途中にソレノイドバルブを設け、ソレノイ
    ドバルブでブレーキ圧の減圧と加圧とを交互に行うこと
    により車輪がスキッド状態に至るのを防止するアンチス
    キッド装置であって、 ブレーキ液を動圧側へ汲み上げる働きをするポンプモー
    タと、このモータを制御するモータリレーとを設け、 上記モータリレーの励磁回路の上流側をメインリレーを
    介して電源側と接地側とに切換可能とし、下流側をアン
    チスキッドコントローラで制御するようにしたものにお
    いて、 上記メインリレーを主電源のONから所定時間後に電源
    側へ切り換えるとともに、 上記ポンプモータとモータリレーとの間の電圧を所定時
    間モニターすることにより、モータリレーの故障検出を
    行うようにし、 主電源のONからメインリレーが接地側から電源側へ切
    り換わるまでの期間を、モータリレーの故障検出時間よ
    り相対的に長くしたことを特徴とするアンチスキッド装
    置の故障検出方法。
JP23415294A 1994-09-01 1994-09-01 アンチスキッド装置の故障検出方法 Expired - Fee Related JP3276252B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23415294A JP3276252B2 (ja) 1994-09-01 1994-09-01 アンチスキッド装置の故障検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23415294A JP3276252B2 (ja) 1994-09-01 1994-09-01 アンチスキッド装置の故障検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0872693A JPH0872693A (ja) 1996-03-19
JP3276252B2 true JP3276252B2 (ja) 2002-04-22

Family

ID=16966470

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23415294A Expired - Fee Related JP3276252B2 (ja) 1994-09-01 1994-09-01 アンチスキッド装置の故障検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3276252B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5000893B2 (ja) * 2005-01-27 2012-08-15 日立オートモティブシステムズ株式会社 電動ブレーキ制御装置及び電動ブレーキ制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0872693A (ja) 1996-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5658131A (en) Electric pump control system
JP2006335353A (ja) 自動車用ブレーキ装置
KR100521066B1 (ko) 차량의제동력분배제어방법및제어장치
US5779328A (en) Method for monitoring a brake system
KR920008333B1 (ko) 앤티스키드장치
JP3055630B2 (ja) ブレーキ圧制御方法
JP3276252B2 (ja) アンチスキッド装置の故障検出方法
JP2935335B2 (ja) アンチスキッド制御装置のモータ故障判定装置
JP3207418B2 (ja) 二輪車両の車輪のブレーキ方法および装置
JPH10510134A (ja) アンチロックブレーキ装置の作動不能ポンプモータの検出方法
JPH1024767A (ja) トレーラの電流または電圧供給装置
JP3480518B2 (ja) アンチスキッド装置の故障検出方法
KR100884822B1 (ko) 솔레노이드 밸브의 고장 검출 방법
JP3150001B2 (ja) アンチスキッド装置のフェールセーフ方法
JP3276251B2 (ja) アンチスキッド装置の故障検出方法
JPH06199222A (ja) アンチスキッド装置の故障検出方法
JP3150000B2 (ja) アンチスキッド装置の故障検出方法
JPH06199221A (ja) アンチスキッド装置の故障検出方法
JP3276250B2 (ja) アンチスキッド装置の故障検出方法
JPS588452A (ja) アンチスキツド制御システムのモ−タ故障検出装置
JPH08104221A (ja) 電子制御ユニットの故障検出装置
JP3558664B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JP3259593B2 (ja) アンチスキッド制御装置
JPH0375377B2 (ja)
JP2503528B2 (ja) 制動力制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees