JP3259593B2 - アンチスキッド制御装置 - Google Patents

アンチスキッド制御装置

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JP3259593B2 JP12250895A JP12250895A JP3259593B2 JP 3259593 B2 JP3259593 B2 JP 3259593B2 JP 12250895 A JP12250895 A JP 12250895A JP 12250895 A JP12250895 A JP 12250895A JP 3259593 B2 JP3259593 B2 JP 3259593B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制動時の制動シリンダ
の流体圧を制御して車輪のロック状態発生を防止する車
両のアンチスキッド制御装置に関し、特に、ポンプ用電
動モータの自己診断装置を有したアンチスキッド制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアンチスキッド制御装置として
は、例えば特開平3−96469号公報に記載されてい
るものがある。この従来例には、マスターシリンダから
各車輪のホイールシリンダへのブレーキ液の供給と、ホ
イールシリンダのブレーキ液の保持と、ホイールシリン
ダからリザーバへのブレーキ液の排出とを電磁液圧制御
弁で切換えると共に、リザーバのブレーキ液をマスタシ
リンダ側にポンプモータで駆動されるポンプで吐出する
ようにしたアンチスキッド制御装置において、ポンプの
固着及びリザーバの液漏れを個別に検出するために、ポ
ンプモータが定常速度に達するに十分な長さの第一の所
定時間駆動する第一駆動手段と、この第一駆動手段によ
る前記モータの駆動停止直後におけるモータの端子電圧
の低下の緩急に基づいて前記ポンプの固着と前記リザー
バへの液漏れとの少なくとも一方が発生しているか否か
を判定する第一判定手段と、この第一判定手段による判
定後、モータを第一の所定時間より長く、前記リザーバ
にその容量一杯に液が収容されている場合にその液前部
を汲み出すのに十分な第二の所定時間駆動する第二駆動
手段と、この第二駆動手段によるモータの駆動停止直後
に前記第一判定手段と同様の方法でポンプの固着が発生
しているか否かを判定する第二判定手段とを備えた液圧
源装置の異常検出装置が開示されている。
【0003】ここで、第一判定手段及び第二判定手段に
よる異常判定は、イグニッションスイッチがオン状態と
なった後に一回だけ行われると共に、第二判定手段でポ
ンプの固着状態と判定したときにはアンチスキッド制御
が正常に行われないので、これを行わないようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のアンチスキッド制御装置にあっては、リザーバへの
液漏れとポンプ駆動系の固着とを個別に判断するために
ポンプモータを異なる時間で2回駆動して判断するよう
にしているが、ポンプ駆動系の固着を判断するための第
二駆動手段によるモータ駆動時間を短めに設定すると、
ポンプモータに供給される電源電圧が低いときには、ポ
ンプ駆動系が正常であってもポンプモータが回転しない
場合が生じることがあり、このときにはポンプ駆動系の
固着であると誤検出して、アンチスキッド制御が行われ
ないことになり、この誤検出を防止するために第二駆動
手段によるモータ駆動時間を長めに設定すると、ポンプ
モータに供給される電源電圧が高い場合で且つポンプ駆
動系に固着が発生している場合には、ポンプモータに大
電流が流れることになり、ポンプモータの異常を検出す
る前にポンプモータが異常発熱するおそれがあり、電源
電圧の低電圧時の誤検出と電源電圧の高電圧時のポンプ
モータの発熱とを同時に解消することはできないという
未解決の課題がある。
【0005】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、ポンプ用電動モー
タに供給される電源電圧の低電圧時の誤検出を防止しな
がら高電圧時の発熱を確実に防止することができるアン
チスキッド制御装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るアンチスキッド制御装置は、図1の
基本構成図に示すように、少なくとも流入出弁、アキュ
ムレータ、アキュムレータ内の流体を吐出させるポン
プ、及びポンプ用電動モータを有し各車輪に配設された
制動用シリンダの流体圧を制御するアクチュエータを備
え、制動時に前記アクチュエータを車輪速度に基づいて
制御するようにしたアンチスキッド制御装置において、
前記ポンプ用電動モータを所定駆動時間だけ回転駆動し
てその回転状態を自己診断するモータ回転状態自己診断
手段と、前記ポンプ用電動モータに供給する電源電圧を
検出する電源電圧検出手段と、前記モータ回転状態自己
診断手段の所定駆動時間を、前記電源電圧検出手段で検
出した電源電圧が設定値以下であるときに長めの第1の
設定時間に、電源電圧が設定値を越えているときに第1
の設定時間より短い第2の設定時間に夫々設定するモー
タ駆動時間設定手段とを備えたことを特徴としている。
【0007】また、請求項2に係るアンチスキッド制御
装置は、請求項1の発明において、前記モータ駆動時間
設定手段は、電源電圧が前記設定値を挟む第1の設定値
及び第2の設定値間にあるとき電源電圧の増加に応じて
モータ駆動時間が連続的に低下するように構成されてい
ることを特徴としている。
【0008】
【作用】請求項1に係る発明においては、モータ回転状
態自己診断手段でポンプ用電動モータの回転状態を自己
診断する際に、電源電圧検出手段でポンプ用電動モータ
に供給する電源電圧を検出し、検出した電源電圧に基づ
いてモータ駆動時間設定手段で、電源電圧が設定値以下
であるときには低電圧状態であると判断して、モータ駆
動時間を長めの第1の設定時間に設定し、この第1の設
定時間だけポンプ用電動モータを通電駆動して、ポンプ
用電動モータを確実に駆動して、電源電圧不足によるポ
ンプ駆動系の固着と誤判断することを防止する。
【0009】一方、電源電圧検出手段で検出した電源電
圧が設定値を越えているときには、モータ駆動時間設定
手段で、高電圧状態であると判断して、モータ駆動時間
を短めの第2の設定時間に設定し、この第2の設定時間
だけポンプ用電動モータを通電駆動して、ポンプ用電動
モータの通電時間が長くなることにより異常発熱を確実
に防止する。
【0010】請求項2に係る発明においては、モータ駆
動手段で、電源電圧が第1の設定値以下にあるときには
モータ駆動時間が第1の設定時間に設定され、電源電圧
が第1の設定値より増加したときには、その増加に応じ
てモータ駆動時間が第1の設定時間より徐々に短くな
り、電源電圧が第2の設定値以上ではモータ駆動時間が
第2の設定時間に設定され、検出された電源電圧に応じ
た最適のモータ駆動時間を設定することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図2は本発明の一実施例を示す概略構成図であ
る。図中、1FL,1FRは左右前輪、1RL,1RR
は左右後輪であり、後輪1RL,1RRには、エンジン
2の回転駆動力が変速機3、プロペラシャフト4及び終
減速装置5を介して伝達されるよう構成される。
【0012】車輪1FL〜1RRには、それぞれ制動用
シリンダとしてのホイールシリンダ6FL〜6RRが取
付けられている。また、各前輪1FL,1FRには、こ
れらの車輪の回転速度に応じた周波数の車輪速信号を出
力する車輪速検出手段としての車輪速センサ7FL,7
FRが各々取付けられ、プロペラシャフト4には、後輪
1RL,1RRの回転速度に応じた周波数の車輪速信号
を出力する同じく車輪速検出手段としての車輪速センサ
7Rが取付けられている。
【0013】そして、前輪側のホイールシリンダ6F
L,6FRには、ブレーキペダル8の踏み込みに応じて
2系統のマスタシリンダ圧を発生するマスタシリンダ9
からの一方のマスタシリンダ圧が、前輪側のアクチュエ
ータ10FL,10FRを介して個別に供給されると共
に、後輪側のホイールシリンダ6RL,6RRには、マ
スタシリンダ9からの他方のマスタシリンダ圧が共通の
後輪側のアクチュエータ10Rを介して供給される。
【0014】各アクチュエータ10FL〜10Rは、図
3に示すように、マスタシリンダ9に接続される油圧配
管11及びホイールシリンダ6FL〜6RR間に介装さ
れた電磁流入弁12と、この電磁流入弁12に対して並
列に接続された電磁流出弁13、ポンプ用電動モータ1
7で回転駆動される油圧ポンプ14及び逆止弁15から
なる直列回路と、流出弁13及び油圧ポンプ14間の油
圧配管に接続された蓄圧用のアキュムレータ16とを備
えている。
【0015】各電磁流入弁12にはソレノイドFLI〜
RIが配設され、同じく各電磁流出弁13にもソレノイ
ドFLO〜ROが配設され、電磁流入弁12及び電磁流
出弁13はともに可動鉄心(プランジャン)を有し、可
動鉄心をソレノイドに発生した電磁力で可動することに
より作動液の通路の開閉を行っている。電磁流入弁12
及び電磁流出弁13の各ソレノイドは後述するコントロ
ーラ20によって励磁電流iFLI 〜iRI及びiFLO 〜i
ROが通電制御され、各ソレノイドに対する励磁電流i
FLI 〜iRI及びiFLO 〜iROを非通電状態とすると、電
磁流入弁12は開状態、電磁流出弁13は閉状態にそれ
ぞれ保持され、一方、各ソレノイドに対する励磁電流i
FLI 〜iRI及びiFLO 〜iROを通電状態とすると、電磁
流入弁12は閉状態、電磁流出弁13は開状態にそれぞ
れ保持される。
【0016】また、ポンプ用電動モータ17は、コント
ローラ20から出力される制御信号MRによって間接的
に制御され、制御信号MRがローレベルのときに駆動電
流が供給され油圧ポンプ14を回転駆動する。また、各
車輪速センサ7FL〜7Rは、各車輪1FL〜1RRと
共に回転する外周面に例えば20の歯数を有するセレー
ションが形成されたロータと、これに対向する磁石が内
蔵され且つその発生磁束による誘導起電力を検出するコ
イルとから構成される。ロータが回転すると、コイルか
らセレーションの回転数に応じた周波数の起電力が誘導
され、これにより各車輪速センサ7FL〜7Rから交流
電圧信号が出力される。
【0017】コントローラ20は、図4に示すように、
車輪速センサ7FL〜7Rの交流電圧信号を増幅し且つ
波形整形して矩形波に変換する波形整形回路21と、波
形整形回路21から出力された矩形波信号と後述するバ
ッテリ電圧検出回路26から出力されるバッテリ電圧検
出値VB 及び誘起電圧検出回路27から出力された誘起
電圧検出値VG とが夫々入力され、これらに基づいて電
動モータ17の自己診断処理と車輪のスリップ状態に応
じて各アクチュエータを増圧モード、保持モード及び減
圧モードに制御するアンチスキッド制御処理とを行うマ
イクロコンピュータ22と、このマイクロコンピュータ
22から出力されるモータ駆動信号SMが供給されるモ
ータリレー駆動回路23と、マイクロコンピュータ22
から出力されるアクチュエータリレー駆動信号SA が供
給されるアクチュエータリレー駆動回路24と、同じく
マイクロコンピュータ22から出力されたソレノイド駆
動信号SFLI 〜SROが供給されるソレノイド駆動回路2
5と、電動モータ17に対する電力供給源としてのバッ
テリ30の電源電圧を検出し、これをバッテリ電圧検出
値VB として前記マイクロコンピュータ22に供給する
バッテリ電圧検出回路26と、電動モータ17の端子電
圧であるモータ検出電圧VMRが入力され、誘起電圧検出
値VG をマイクロコンピュータ22に供給する誘起電圧
検出回路27とを備えている。
【0018】ここで、マイクロコンピュータ22は、少
なくとも波形整形回路21から出力された矩形波信号と
バッテリ電圧検出回路26から出力されるバッテリ電圧
検出値VB 及び誘起電圧検出回路27から出力される誘
起電圧検出値VG とが夫々入力される入力インタフェー
ス回路22aと、電動モータ17の自己診断処理及びア
ンチスキッド制御処理を行う演算処理装置22bと、こ
の演算処理装置22bの処理に必要なプログラムを記憶
していると共に、処理結果等を逐次記憶する記憶装置2
2cと、演算処理装置22bの処理結果に応じて制御信
号をモータリレー駆動回路23、アクチュエータ駆動回
路24、ソレノイド駆動回路25に出力する出力インタ
フェース回路22dを有する。
【0019】モータリレー駆動回路23は、例えばスイ
ッチング回路で構成され、その出力制御信号MRをモー
タリレー28に供給し、モータリレー28のオン・オフ
を制御する。モータリレー28は駆動コイル28aとリ
レー接点28bとを有し、この駆動コイル28aの一端
は、モータリレー駆動回路23の出力端に接続され、他
端は、ヒューズF2及びイグニッション・スイッチ29
を介してバッテリ30に接続され、リレー接点28bの
一端は、ヒューズF1を介してバッテリ30に接続さ
れ、他端はポンプ用電動モータ17の電流供給端子17
aに接続されている。
【0020】そして、モータリレー駆動回路23にハイ
レベルのモータ駆動信号SM が入力されたときに、ロー
レベルの出力制御信号MRがモータリレー28に供給さ
れ、これにより、駆動コイル28aにはバッテリ30か
ら励磁電流が供給され、リレー接点28bが閉じ、電動
モータ17は電源電流の供給によって駆動される。アク
チュエータリレー駆動回路24は、例えばスイッチング
回路で構成され、その出力制御信号ARをアクチュエー
タリレー31に供給し、アクチュエータリレー31のオ
ン・オフを制御する。アクチュエータリレー31は駆動
コイル31aとリレー接点31bとを有し、この駆動コ
イル31aの一端は、アクチュエータリレー駆動回路2
4の出力端に接続され、他端は、モータリレー28の駆
動コイル28a及びヒューズF2の接続点に接続され、
リレー接点31bの常開接点taはヒューズF3を介し
てバッテリ30に接続され、常閉接点tbは接地され、
可動接点tcは、各アクチュエータ10FL〜10Rの
流入弁12及び流出弁13に配設された各ソレノイドF
LI〜ROに接続される。
【0021】そして、アクチュエータリレー駆動回路2
4にハイレベルのアクチュエータリレー駆動信号SA
入力されたときにローレベルの制御信号ARがアクチュ
エータリレー31に供給され、これにより駆動コイル3
1aには励磁電流が供給され、リレー接点31bが作動
して常開接点ta及び可動接点tc間が導通し、各ソレ
ノイドFLI〜ROへの電流供給の準備が整う。
【0022】ソレノイド駆動回路25は、例えばソレノ
イドFLI〜ROと接地との間に介挿され且つソレノイ
ド駆動信号SFLI 〜SROによってオン・オフ制御される
スイッチング回路を有し、ソレノイドFLI〜ROの通
電・非通電制御を行う。そして、ソレノイド駆動回路2
5にローレベルのソレノイド駆動信号SFLI 〜SROが入
力されたときには、ソレノイドFLI〜ROを非通電状
態に制御し、一方、ハイレベルのソレノイド駆動信号S
FLI 〜SROが入力されたときには、バッテリ30からヒ
ューズF3、アクチュエータリレー31、ソレノイドF
LI〜RO及び接地に達する通電路を形成して、ソレノ
イドFLI〜ROに励磁電流iFL I 〜iROを供給する通
電状態に制御する。したがって、ソレノイドFLI〜R
Oが通電状態にあるときに、対応するアクチュエータ1
0FL〜10Rの各流入弁12は閉状態となり、各流出
弁13は開状態となる。
【0023】誘起電圧検出回路27は、逆電圧阻止用の
ダイオードD1と、バイアス抵抗R1と、平滑用抵抗R
2と、放電用抵抗R3と、平滑用コンデンサC1と、例
えばシュミットトリガ回路で構成される反転増幅回路U
1とを有する。ダイオードD1のカソード端子にモータ
検出電圧VMRが供給され、バッテリ30の電圧を例えば
5Vの定電圧にする定電圧電源E及び接地間に抵抗R1
〜R3を直列に配設し、この直列の抵抗R1〜R3のバ
イアス抵抗R1と平滑用抵抗R2との接続点T1はダイ
オードD1のアノード端子に接続され、平滑用抵抗R2
及び放電用抵抗R3の接続点T2は、反転増幅回路U1
の入力側に接続されると共に、一端が接地された平滑用
コンデンサC1の他端に接続され、反転増幅回路U1か
らは誘起電圧検出値VG が出力され、これが入力インタ
フェース回路22aに供給される。
【0024】ここで、反転増幅回路U1は、閾値レベル
が反転増幅回路U1の出力レベルに応じて可変するヒス
テリシス特性を有してチャタリングを抑制し、閾値レベ
ルに対して入力電圧を反転して所定のハイレベル又はロ
ーレベルの誘起電圧検出値V G を出力する。また、抵抗
R1〜R3の抵抗値は、入力されたモータ検出電圧V MR
が、所定の電圧例えば零電圧の近傍のときには、平滑用
抵抗R2及び放電用抵抗R3の接続点T2の電圧値が反
転増幅回路U1の閾値レベルより低くなるように設定さ
れ、モータ検出電圧VMRが、零電圧の近傍より高い電圧
のときには、接続点T2の電圧値が反転増幅回路U1の
閾値レベルより高くなるように設定される。
【0025】したがって、誘起電圧検出回路27から、
モータ検出電圧VMRが零電圧の近傍のときには、反転増
幅回路U1で反転されてハイレベルの誘起電圧検出値V
G が出力され、一方、モータ検出電圧VMRが零電圧の近
傍より高い電圧のときには、ローレベルの誘起電圧検出
値VG が出力される。また、バイアス抵抗R1は、定電
圧電源Eの電流が抵抗R1及びダイオードD1を介して
電動モータ17に供給されても、電動モータ17を回転
させない程度の大きな抵抗値を有する。
【0026】この誘起電圧検出回路27から出力される
誘起電圧検出値VG はインタフェース回路22aに供給
され、この誘起電圧検出値VG に基づいて、電動モータ
17の回転状態の異常検出が行われる。通常、電動モー
タ17は、駆動電流の供給が停止された後も惰性で回転
を継続し、このとき、回転数に応じた誘起電圧が発生
し、モータ駆動状態から停止状態への移行時には回転数
が減少することにより、電動モータ17のモータ検出電
圧VMRは徐々に減少する。一方、例えば電動モータ17
の回転子及び固定子が接触したりして、ポンプ駆動系が
固着に近い状態のときには、駆動電流の供給が停止され
ると回転は速やかに終了するので、モータ検出電圧VMR
は急激に減少する。したがって、モータ検出電圧VMR
より生成された誘起電圧検出値VG に基づいて異常検出
を行うことにより、電動モータ17を含むポンプ駆動系
が固着に近い状態又はモータロック状態にあるか否か判
定することができる。
【0027】また、出力インタフェース22dからは警
告信号SD が警告表示回路32に供給され、通常はロー
レベルの警告信号SD が出力されており、電動モータ1
7にモータロック状態等の異常が検出されたときには、
ハイレベルの警告信号SD が出力され、警告表示回路3
2により例えばインストルメントパネルに設けられた警
告灯を点灯しあるいは警告音を発して、異常が発生した
ことを運転者に知らせる。
【0028】次に、上記実施例の動作をマイクロコンピ
ュータ22の演算処理装置22bの処理手順の一例を示
す図5のフローチャートを伴って説明する。この処理
は、イグニッションスイッチ29がオン状態となったと
きに実行される。先ず、ステップS1で、電動モータ1
7を回転駆動するモータ駆動信号SM をオン状態とし、
次いでステップS2に移行して、第2の設定時間t
S2(例えば1sec)でタイムアップするソフトウェア
タイマをセットし、そのカウント値t 2 を“1”だけイ
ンクリメントし、次いでステップS3に移行して、カウ
ント値t2 が第2の設定時間tS2に達したか否かを判定
し、t2 <tS2であるときには、前記ステップS2に戻
り、t2 ≧tS2であるときにはタイムアップしたものと
判断してステップS4に移行する。ここで、第2の設定
時間tS2は、バッテリ電圧が高電圧であり且つ電動モー
タ17を含むポンプ駆動系が固着状態となっているとき
に、電動モータ17に駆動電流を供給した際に異常発熱
を生じない程度の時間に選定されている。
【0029】ステップS4では、バッテリ電圧検出回路
26のバッテリ電圧検出値VB を読込み、次いでステッ
プS5に移行して、バッテリ電圧検出値VB が予め設定
した設定値VS (例えば12ボルト)を越えているか否
かを判定し、VB >VS であるときには、そのままステ
ップS8にジャンプし、VB ≦VS であるときには、ス
テップS6に移行する。
【0030】このステップS6では、前記ステップS
2,S3での第2の設定時間t2 と通算して第1の設定
時間tS1(例えば4.5sec)となる設定時間t
S3(例えば3.5sec)でタイムアップするソフトウ
ェアタイマをセットし、そのカウント値t3 を“1”だ
けインクリメントし、次いでステップS7に移行して、
カウント値t3 が設定時間tS3に達したか否かを判定
し、t3 <tS3であるときには、前記ステップS6に戻
り、t3 ≧tS3であるときにはタイムアップしたものと
判断してステップS8に移行する。ここで、第1の設定
時間tS1はバッテリ電圧が低電圧であり且つ電動モータ
17を含むポンプ駆動系が固着状態を生じていない正常
であるときに電動モータ17を確実に回転駆動できる程
度の時間に選定されている。
【0031】ステップS8では、ステップS1でオン状
態としたモータ駆動信号SM をオフ状態とし、次いで、
ステップS9に移行して、リレー接点28b等の作動遅
れを生じた場合を考慮する所定の待機時間tS4(例えば
20msec)でタイムアップするソフトウェアタイマ
をセットし、そのカウント値t4 を“1”だけインクリ
メントし、次いでステップS10に移行して、カウント
値t4 が待機時間tS4に達したか否かを判定し、t4
S4であるときには前記ステップS9に戻り、t4 ≧t
S4であるときには、ステップS11に移行する。
【0032】このステップS11では、誘起電圧検出回
路27の誘起電圧検出値VG を読込み、次いでステップ
S12に移行して、電動モータ17が正常状態であるか
否かを判定する。この判定は、誘起電圧検出値VG がロ
ーレベルであるか否かを判断することによって行い、ロ
ーレベルであるときには、電動モータ17が正常回転状
態であると判断してステップS13に移行して、アンチ
スキッド制御を許可するためにアンチスキッド制御許可
フラグFASを“1”にセットしてから処理を終了する。
【0033】一方、ステップS12の判定結果が誘起電
圧検出値VG がハイレベルであるときには、電動モータ
17を含むポンプ駆動系に固着が発生した異常状態であ
ると判断してステップS14に移行する。このステップ
S14では、ポンプ駆動系の固着異常を表す履歴を不揮
発メモリ又はバックアップ電源が供給された履歴格納メ
モリに格納し、次いでステップS15に移行してハイレ
ベルの警告信号SD を警告表示回路32に出力して警告
灯を点灯させ、次いでステップS16に移行して、アン
チスキッド制御を許可しないようにアンチスキッド制御
許可フラグFASを“0”にリセットしてから処理を終了
する。
【0034】この図5の自己診断処理において、ステッ
プS2〜S7の処理がモータ駆動時間設定手段に対応
し、ステップS1,S8〜S16の処理がモータ回転状
態自己診断手段に対応している。次に、アンチスキッド
制御許可フラグFASが“1”にセットされているときに
実行されるアンチスキッド制御処理の一例を、図6のフ
ローチャートについて説明する。
【0035】このアンチスキッド制御処理は、先ず、車
輪速センサ7i(i=FL,FR,R)から車輪速パル
スを読み込み(ステップS21)、例えば車輪速パルス
の単位時間当りのパルス数に所定の定数を乗じて、車輪
速を表す車輪速演算値VWiを算出し(ステップS2
2)、制御対象車輪の車輪速演算値と他の車輪速演算値
との差分値に基づいて車輪速センサ7iに異常があるか
否か判定する(ステップS23)。異常がある場合に
は、異常を表す所定の識別コードを所定の記憶領域に記
憶して(ステップS28)、通常のブレーキ状態に移行
するフェイルセーフ処理を実行する(ステップS2
9)。異常がない場合には、各車輪の車輪速演算値VWi
から最も高い値の車輪速演算値を選択してこれを疑似車
速VWREFとして設定する(ステップS24)。そして、
疑似車速VWREFを微分して車輪加減速度αWiを算出し
(ステップS25)、疑似車速VWREF及び車輪速演算値
Wiに基づいてスリップ率Si を算出する(ステップS
26)。
【0036】そして、所定の記憶領域に予め記憶されて
いる図7に示した制御マップに基づいて制御モードを設
定し、制動用シリンダに作用する作動液の制御を行う
(ステップS27)。制御マップには、縦軸にスリップ
率Si 、横軸に車輪加減速度α Wiが配列され、算出され
たスリップ率Si 及び車輪加減速度αWiに応じて増圧モ
ード(流入弁12iを所定の周期で開閉させる緩増圧モ
ードも含む)、保持モード、及び減圧モードの何れかの
モードを選択し、制動時のホイールシリンダ6FL〜6
Rのブレーキ液圧を制御して車輪のロック状態の発生を
防止する。
【0037】したがって、今、車両がイグニッションス
イッチ29をオフ状態として停車しているものとし、こ
の停車状態で、イグニッションスイッチ29をオン状態
とすると、マイクロコンピュータ22に電源が投入され
て、これによって図5の自己診断処理が実行開始され
る。このとき、先ず、モータ駆動信号SM が短めの第2
の設定時間tS2だけオン状態を継続してポンプ用電動モ
ータ17が通電制御されるが、この状態では、第2の設
定時間tS2が短めに設定されていることにより、バッテ
リ30の電源電圧が高電圧であったとしても、ポンプ用
電動モータ17に大電流が流れても異常発熱を伴うこと
がない。
【0038】その後、設定時間ts2が経過した後に、バ
ッテリ電圧検出値VB を読込み(ステップS4)、この
バッテリ電圧検出値VB が予め設定した設定値VS を越
えているか否かを判定する(ステップS5)。このと
き、バッテリ電圧検出値VB が設定値VS を越えている
高電圧状態にあるときには、ポンプ用電動モータ17を
正常に駆動可能であると判断して、モータ駆動信号SM
をオフ状態としてポンプ用電動モータ17への通電を停
止する(ステップS8)。
【0039】その後、リレー接点28b等の作動遅れを
生じた場合を考慮する所定の待機時間tS4が経過した後
に、誘起電圧検出値VG を読み込み、誘起電圧検出値V
G がローレベルであるか否か判定して、回転状態が正常
であるか否かをチェックする。このとき、回転状態に異
常がなければ、モータ検出電圧VMRは、図8で実線で示
すように、通電状態から非通電状態となった後に緩やか
に減少するが、固着に近い状態のときには、モータ検出
電圧VMRは、図8で破線で示すように、通電状態から非
通電状態となった後に急激に低下する。したがって、回
転状態が正常であれば、非通電状態となった後も誘起電
圧検出値VG はしばらくの間ローレベルを維持し、逆
に、異常であれば、非通電状態となった後の誘起電圧検
出値VG はハイレベルとなる。
【0040】したがって、待機時間tS4経過後に読み込
んだ誘起電圧検出値VG がローレベルのときには、回転
状態は正常であると判断して、アンチスキッド制御許可
フラグFASを“1”にセットして処理を終了する。この
ため、車両が制動状態となると、図6のアンチスキッド
制御処理が実行されて、車輪のロック状態を防止して、
車輪スリップ率を目標スリップ率に維持しながら良好な
アンチスキッド制御効果を発揮することができる。
【0041】一方、誘起電圧検出値VG がハイレベルの
ときには、電動モータ17が固着状態にあると判断し
て、ポンプ駆動系の固着異常を表す履歴を履歴保持メモ
リに格納し、次いで警告表示回路32で警告灯を点灯す
ると共に、アンチスキッド制御許可フラグFASを“0”
にリセットして図6のアンチスキッド制御処理の実行を
禁止し、ブレーキペダルの踏み込み量に応じた制動力を
発揮させる通常のブレーキ状態に保持される。
【0042】一方、バッテリ電圧検出値VB が設定値V
S 以下である低電圧状態であるときには、第2の設定時
間tS2の経過後に、再度第3の設定時間tS3時間分オン
状態を継続して通算で第2の設定時間tS2より長い第1
の設定時間tS1分ポンプ用電動モータ17に通電するこ
とにより、バッテリ30の電圧不足による電動モータ1
7の非回転状態を解消して、電動モータ17の回転を保
証することができ、この状態で、電動モータ17の自己
診断を行うことにより、前述したバッテリ30が高電圧
状態である場合と同様に正確な自己診断を行うことがで
きる。
【0043】このように、上記実施例によると、図9に
示すように、バッテリ30の電圧が設定値VS より高い
ときには、ポンプ用電動モータ17への通電時間が短め
の第2の設定時間tS2(例えば1秒程度)に設定され、
逆にバッテリ30の電圧が設定値VS 以下であるときに
は、ポンプ用電動モータ17への通電時間が長めの第1
の設定時間tS1(例えば4.5秒程度)に設定されるこ
とにより、バッテリ30が高電圧で且つポンプ駆動系が
固着状態にあるときのポンプ用電動モータ17の発熱を
確実に防止することができると共に、バッテリ20が低
電圧であって且つポンプ駆動系が正常であるときのポン
プ用電動モータ17の非回転状態をポンプ駆動系の固着
状態と誤判断することを確実に防止することができる。
【0044】なお、上記実施例においては、第2の設定
時間tS2だけポンプ用電動モータ17を駆動してからバ
ッテリ電圧検出値VB を判定する場合について説明した
が、これに限定されるものではなく、先ず、バッテリ電
圧検出値VB を読込んでから設定値VS を越えているか
否かを判定し、VB >VS であるときに第2の設定時間
S2を、VB ≦VS であるときに第1の設定時間tS1
設定するようにしてもよい。
【0045】また、上記実施例においては、バッテリ電
圧検出値VB が設定値VS を越えているか否かでポンプ
用電動モータ17の駆動時間を切換えるようにした場合
について説明したが、これに限定されるものではなく、
図10に示すように、設定値VS を挟む前後に第1の設
定値VS1及び第2の設定値VS2を設定し、これら設定値
S1及びVS2間で、バッテリ電圧検出値VB の増加に応
じて駆動時間が徐々に低下するようにした制御マップを
予め記憶装置22cに記憶しておき、図5の処理が実行
されたときに、先ずバッテリ電圧検出値VB を読込み、
このバッテリ電圧検出値VB をもとに制御マップを参照
して、ポンプ用電動モータ17の駆動時間を設定するよ
うにしてもよく、この場合には、バッテリ電圧に応じた
最適のモータ駆動時間を設定することができる。
【0046】さらに、上記実施例においては、電動モー
タ17への供給電流を停止した後、電動モータ17の誘
起電圧を検出することによって慣性による回転状態にあ
るか否か判定しているが、これに限定されるものでな
く、回転子に応じて回転する部材を設け、この部材の回
転を例えば発光素子及び受光素子の組み合わせで検出
し、これにより、慣性による回転状態にあるか否か判定
してもよい。また、電動モータ17に発電機を設け、発
電機の周波数を検出することにより、慣性による回転状
態にあるか否か判定してもよい。
【0047】さらにまた、上記実施例においては、後輪
側の車輪速を共通の車輪速センサで検出する3センサ3
チャンネルアンチスキッド制御装置の場合についてのみ
詳述したが、これに限定されるものでなく、センサの数
と制御チャンネル(制御する油圧回路)の数は任意に設
定可能である。例えば、後輪側の左右輪についても個別
に車輪速センサを設け、これに応じて左右のホイールシ
リンダに対して個別のアクチュエータを設ける、所謂4
センサ4チャンネルアンチスキッド制御装置にも適用可
能である。
【0048】なおさらに、上記実施例においては、コン
トローラ20としてマイクロコンピュータを適用した場
合について説明したが、マイクロコンピュータに代わり
に、比較回路、論理回路、演算回路等の電子回路を組み
合わせて構成してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明においては、モータ回転状態自己診断手段でポンプ用
電動モータの回転状態を自己診断する際に、電源電圧検
出手段でポンプ用電動モータに供給する電源電圧を検出
し、検出した電源電圧に基づいてモータ駆動時間設定手
段で、電源電圧が設定値以下であるときには低電圧状態
であると判断して、モータ駆動時間を長めの第1の設定
時間に設定し、この第1の設定時間だけポンプ用電動モ
ータを通電駆動して、ポンプ用電動モータを確実に駆動
して、電源電圧不足によるポンプ駆動系の固着と誤判断
することを防止する一方、電源電圧検出手段で検出した
電源電圧が設定値を越えているときには、モータ駆動時
間設定手段で、高電圧状態であると判断して、モータ駆
動時間を短めの第2の設定時間に設定し、この第2の設
定時間だけポンプ用電動モータを通電駆動して、ポンプ
用電動モータの通電時間が長くなることにより異常発熱
を確実に防止することができるという効果が得られる。
【0050】また、請求項2に係る発明によれば、モー
タ駆動手段で、電源電圧が第1の設定値以下にあるとき
にはモータ駆動時間が第1の設定時間に設定され、電源
電圧が第1の設定値より増加したときには、その増加に
応じてモータ駆動時間が第1の設定時間より徐々に短く
なり、電源電圧が第2の設定値以上ではモータ駆動時間
が第2の設定時間に設定され、検出された電源電圧に応
じた最適のモータ駆動時間を設定することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成を示す基本構成図である。
【図2】本発明に係るアンチスキッド制御装置の一実施
例を示す概略構成図である。
【図3】アクチュエータの一例を示す構成図である。
【図4】コントローラの一例を示すブロック図である。
【図5】コントローラにおける自己診断処理の一例を示
すフローチャートである。
【図6】コントローラにおけるアンチスキッド制御処理
を示すフローチャートである。
【図7】アンチスキッド制御の制御マップを示す説明図
である。
【図8】自己診断処理時の各部の信号波形を示すタイム
チャートである。
【図9】バッテリ電圧とモータ駆動時間との関係を示す
グラフである。
【図10】図9の変形例を示すバッテリ電圧とモータ駆
動時間との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1FL,1FR 前輪 1RL,1RR 後輪 6FL〜6RR ホイールシリンダ 7FL〜7RR 車輪速センサ 10FL,10FR 前輪側アクチュエータ 10R 後輪側アクチュエータ 12 流入弁 13 流出弁 14 油圧ポンプ 16 アキュムレータ 17 ポンプ用電動モータ 20 コントローラ 23 モータリレー駆動回路 24 アクチュエータリレー駆動回路 25 ソレノイド駆動回路 26 バッテリ電圧検出回路 27 誘起電圧検出回路 28 モータリレー 31 アクチュエータリレー
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 7/12 - 8/96 B60T 15/00 - 17/22 G01R 31/32 - 31/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも流入出弁、アキュムレータ、
    アキュムレータ内の流体を吐出させるポンプ、及びポン
    プ用電動モータを有し各車輪に配設された制動用シリン
    ダの流体圧を制御するアクチュエータを備え、制動時に
    前記アクチュエータを車輪速度に基づいて制御するよう
    にしたアンチスキッド制御装置において、前記ポンプ用
    電動モータを所定駆動時間だけ回転駆動してその回転状
    態を自己診断するモータ回転状態自己診断手段と、前記
    ポンプ用電動モータに供給する電源電圧を検出する電源
    電圧検出手段と、前記モータ回転状態自己診断手段の所
    定駆動時間を、前記電源電圧検出手段で検出した電源電
    圧が設定値以下であるときに長めの第1の設定時間に、
    電源電圧が設定値を越えているときに第1の設定時間よ
    り短い第2の設定時間に夫々設定するモータ駆動時間設
    定手段とを備えたことを特徴とするアンチスキッド制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記モータ駆動時間設定手段は、電源電
    圧が前記設定値を挟む第1の設定値及び第2の設定値間
    にあるとき電源電圧の増加に応じてモータ駆動時間が連
    続的に低下するように構成されていることを特徴とする
    請求項1記載のアンチスキッド制御装置。
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