JPH0870608A - 作溝機 - Google Patents

作溝機

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JPH0870608A
JPH0870608A JP21549194A JP21549194A JPH0870608A JP H0870608 A JPH0870608 A JP H0870608A JP 21549194 A JP21549194 A JP 21549194A JP 21549194 A JP21549194 A JP 21549194A JP H0870608 A JPH0870608 A JP H0870608A
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Yoshio Watanabe
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者の負担を軽減できる状態で作溝できる
作溝機を提供する。 【構成】 圃場面に水抜き溝を作溝する作溝体2を走行
機体1に昇降装置6で昇降自在に装備するとともに、作
溝体2と圃場面との相対位置を検出する検出手段10を
設け、作溝体2が圃場面に設定深さ突入されたことが検
出手段10で検知された後の走行機体1の走行に伴っ
て、作溝体2を徐々に上昇あるいは徐々に下降させて所
定勾配の作溝を行うように昇降装置6を操作制御する作
溝制御手段11を設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圃場面に水抜き溝を作
溝するために供される作溝機に関する。
【0002】
【従来の技術】田植された後の圃場は常時水を張った状
態にしておくのでなく、ときどき水抜きをして圃場の泥
面を空気に曝すのであるが、その水抜きを能率的に行え
るよう、水抜き用の溝を作溝機を用いて田植後の圃場に
数条おきに条間に形成するようにしている。そして、従
来、この種の作溝機としては、走行機体に作溝体を昇降
駆動装置を介して上下位置変更可能に設置し、操縦者が
作溝機を目視しながら溝深さを判断して、人為的にその
作溝体を適宜昇降させて勾配が生ずるように水抜き溝を
形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来に
おいては、上記のように人為的に作溝機を目視しながら
溝を形成しなければならず、操縦座席から作溝機のある
機体後方を振り返った状態でその作溝作業を行ったり、
昇降操作を行ったりするものであるから、煩わしい作業
となっていた。本発明は、上記実情に鑑みてなされたも
のであって、作業者の負担を軽減できる状態で作溝でき
る作溝機の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる作溝機
は、上記目的を達成するために、圃場面に水抜き溝を作
溝する作溝体を走行機体に昇降装置で昇降自在に装備す
るとともに、前記作溝体と圃場面との相対位置を検出す
る検出手段を設け、前記作溝体が圃場面に設定深さ突入
されたことが前記検出手段で検知された後の前記走行機
体の走行に伴って、前記作溝体を徐々に上昇あるいは徐
々に下降させて所定勾配の作溝を行うように前記昇降装
置を操作制御する作溝制御手段を設けてあることを特徴
構成とする。かかる特徴構成による作用・効果は次の通
りである。
【0005】
【作用】即ち、水抜き溝を作溝する作溝体と圃場面との
相対位置を検出する検出手段を設け、その作溝体が圃場
面に設定深さ突入されたことが検出された後の走行機体
の走行に伴って、作溝体を自動的に徐々に上昇あるいは
徐々に下降させることで、自動的に水抜き溝で勾配が生
ずることになって、人為的に作溝体を昇降操作しなくて
も良い。
【0006】
【発明の効果】従って、作溝作業が操縦作業者において
一々作溝体の作溝深さを目視してその溝深さの修正を人
為的に細かに操作して行わなくても、所望の勾配を有す
る水抜き溝を形成できるから、操縦作業者は単に走行操
作を行うだけで良く、作業が簡易なものとなり、作業能
率を向上できるに至った。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1に、作溝機を示している。この作溝機は、乗
用型田植機の走行機体1に苗植付装置に代えて作溝体2
を昇降自在に装着したものである。すなわち、この作溝
機は、左右一対の前車輪3,3及び後車輪4,4で走行
可能に支持された走行機体1の後端部に四連リンク機構
5を昇降装置としての油圧シリンダ6で昇降駆動自在に
設け、この四連リンク機構5の後端部に取付アーム7を
介して作溝体2を装着して構成している。
【0008】図1及び図2に示すように、四連リンク機
構5の走行機体1に対する上下揺動角度姿勢を検出する
ポテンショメータ8を、走行機体1における四連リンク
機構5の軸支部に設けている。そして、前記作溝体2に
は、横軸心周りで揺動自在なセンサバー9を備えて、そ
のセンサバー9の揺動角度から溝深さを検出する検出手
段としての溝深さ検出用ポテンショメータ10を備えて
いる。前記ポテンショメータ8及び溝深さ検出用ポテン
ショメータ10の検出信号は、走行機体1に備えた作溝
制御手段としての制御装置11に入力される。また、こ
の制御装置11には、四連リンク機構5に苗植付装置1
7を装着した時(図5参照)に、整地フロート23の上
下揺動量から苗植付装置17の浮沈を検出するフロート
センサ13や、前記フロートセンサ13の検出結果に基
づいて苗植付装置17を圃場面に対して設定高さに維持
する昇降制御を行う際の制御感度を圃場の硬軟に応じて
人為的に調節する感度設定器12、および、昇降切換ス
イッチ15等からの信号を入力するとともに、制御装置
11から油圧シリンダ6の電磁制御弁16に駆動信号を
出力するようにしている。
【0009】次に、上記構成を用いての作溝作業につい
て説明する。なお、この作溝作業に先立って制御装置1
1を作溝作業モードにセットし、かつ、この作溝作業モ
ードでは前記感度設定器12からの信号が溝深さ設定値
に代用される。先ず、機体を圃場の端部に位置させて昇
降切換スイッチ15を下降位置に操作すると、四連リン
ク機構5が下降制御されて空中に位置していた作溝体2
が下降して圃場面に沈下してゆく。作溝体2が圃場面か
ら設定深さまで沈下すると、これが溝深さ検出用ポテン
ショメータ10で検出されて下降が一旦停止される。そ
して、この時点における前記ポテンショメータ8の出
力、つまり、作溝体2が圃場面から設定深さまで沈下し
た時点の四連リンク機構5の位置が基準値として記憶さ
れる。次に、機体を前進走行させると、作溝体2が圃場
内を移動することで溝が形成されてゆくのであるが、図
3に示すように、設定時間が経過するごとに四連リンク
機構5が前記基準値から設定微小角度づつ下降するよう
に、ポテンショメータ8からの信号をフィードバックし
ながら制御装置11から電磁制御弁16に下降用のパル
ス信号が出力され、その結果、作溝体2により形成され
る溝の深さが自動的に除々に深くなってゆく。つまり、
所定の勾配のついた排水溝が形成されてゆくのである。
そして、この勾配は、100メートルにつき約10セン
チメートル程度の高低差がつくことが望ましい。尚、上
記勾配をつける方法としては、走行開始時に作溝体2を
深く突入させ、走行に伴って徐々に浅くなっていくよう
に作溝体2を上昇させていく制御にしても良い。
【0010】次に、上記走行機体1の路上走行時におけ
る走行速度の制限を図る手段について簡単に説明する。
図5に示すように、走行機体1に苗植付装置17を装着
して田植作業できるものにおいて走行機体1から苗植付
装置17を外した状態で路上走行する場合には、苗植付
装置17が無い分走行機体1の前後方向での重量バラン
スが前寄りになって走行上の安定性が損なわれ、特に、
高速走行して制動をかけたときに不安定になりがちとな
るので、その速度制限を行うようにしている。すなわ
ち、図4に示すように、苗植付装置17に設けた前記フ
ロートセンサ13をはじめとする各種センサ類からの信
号線を伝達するワイヤハーネス18は、一対のコネクタ
19A,19Bによって接続されるようにしているが、
このコネクタ19A,19Bのうち走行機体がわのコネ
クタ19Aには、両コネクタ19A,19Bが接続状態
であるか否か検出できるスイッチ20を設けているとと
もに、このスイッチ20の検出結果を前記制御装置11
に伝達するようにしている。そして、コネクタ19A,
19Bが接続されていると、スイッチ20のスイッチン
グ操作部20aがコネクタ19Bが接当してオフ状態と
なり、コネクタ19A,19Bの接続が解除されるとオ
ン状態となるように設定しており、コネクタ19A,1
9Bの接続が解除されることによるスイッチ20のオン
信号によって、制御装置11は、最高走行速度を所定速
度以上にならないようベルト式無段変速装置21を所定
の低速域内でしか操作できない構成にするため、制御装
置11で駆動制御できる変速用アクチュエータ22の最
高速位置を低速の位置に制限するようにしている。
【0011】〔別実施例〕 上記実施例と同様の構造において、制御装置11は、
溝深さ検出用ポテンショメータ10の検出に基づいて作
溝体2を所定の深さ位置に下降させた後、ポテンショメ
ータ8からの信号に基づくフィードバック制御を行わず
に、走行に伴って、前記四連リンク機構5を昇降駆動す
る油圧シリンダ6への圧油の給排操作する電磁制御弁1
6へ一定周期毎に所定幅のパルス信号を出力するように
して、作溝体2を徐々に上昇させたりあるいは徐々に下
降させたりすることで、作溝される水抜き溝に勾配をつ
けることも可能である。 実施例では、作溝作業の開始時に作溝体2を圃場面に
突入させる際にのみ溝深さ検出用ポテンショメータ10
を使用しているものを説明したが、圃場面が比較的均平
な場合には、この溝深さ検出用ポテンショメータ10の
検出結果に基づいて作溝体2を昇降制御して、作溝され
る水抜き溝に勾配をつけることも可能である。 作溝体2の圃場面への突入深さを検出する手段として
は、接触式の他に超音波等を利用した非接触式のものを
利用することもできる。
【0012】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】作溝機を示す全体側面図
【図2】作溝体の昇降制御を行う制御装置等を示す説明
【図3】昇降装置を作溝時に昇降作動させるパルス信号
とその駆動による溝深さとの関係の概略を示すグラフ
【図4】苗植付装置と走行機体とにわたって設けるワイ
ヤハーネスのコネクタを示す側面図であって、(イ)は
接続前のコネクタを示し、(ロ)は接続したコネクタを
示す
【図5】苗植付装置を装着した乗用型田植機を示す全体
側面図
【符号の説明】
1 走行機体 2 作溝体 6 昇降装置 10 検出手段 11 作溝制御手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場面に水抜き溝を作溝する作溝体
    (2)を走行機体(1)に昇降装置(6)で昇降自在に
    装備するとともに、前記作溝体(2)と圃場面との相対
    位置を検出する検出手段(10)を設け、前記作溝体
    (2)が圃場面に設定深さ突入されたことが前記検出手
    段(10)で検知された後の前記走行機体(1)の走行
    に伴って、前記作溝体(2)を徐々に上昇あるいは徐々
    に下降させて所定勾配の作溝を行うように前記昇降装置
    (6)を操作制御する作溝制御手段(11)を設けてあ
    る作溝機。
JP21549194A 1994-09-09 1994-09-09 作溝機 Expired - Lifetime JP2907730B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011142823A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Kubota Corp ロータリ耕耘機の溝切り装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011142823A (ja) * 2010-01-12 2011-07-28 Kubota Corp ロータリ耕耘機の溝切り装置

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