JPH0869885A - ランプショート検出装置 - Google Patents

ランプショート検出装置

Info

Publication number
JPH0869885A
JPH0869885A JP6203694A JP20369494A JPH0869885A JP H0869885 A JPH0869885 A JP H0869885A JP 6203694 A JP6203694 A JP 6203694A JP 20369494 A JP20369494 A JP 20369494A JP H0869885 A JPH0869885 A JP H0869885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lamp
sampling
lighting
circuit
short
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6203694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3661203B2 (ja
Inventor
Takeshi Kumazaki
武 熊崎
Minoru Yamada
実 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP20369494A priority Critical patent/JP3661203B2/ja
Publication of JPH0869885A publication Critical patent/JPH0869885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3661203B2 publication Critical patent/JP3661203B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ランプ点灯直後のラッシュ電流およびノイズ
の影響を受けないランプショート検出を行い、かつショ
ート状態にある場合に点灯直後のランプショート保護を
十分に行えるようにする。 【構成】 ランプ1を駆動回路5にて点灯駆動した時
に、負荷電流を負荷電流検出回路10にて検出し、これ
による検出電圧をコンピュータ2にてサンプリング入力
する。この場合、点灯開始後のラッシュ電流が流れる所
定の期間が経過した後に、ランプ1の負荷電流に応じた
検出電圧をサンプリング入力し、サンプリング入力した
検出電圧が2回連続してランプ1のショショート状態を
示すものである時にランプ1のショート状態を判定す
る。さらに、最初の2回のサンプリング間隔を、その後
のサンプリング間隔より短く設定してランプ点灯直後の
ショート検出を直ちに行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ランプに流れる負荷電
流によりランプショートを検出するランプショート検出
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置においては、実開平
3ー128330号公報等に示すように、車両用のヘッ
ドライト等のランプ負荷に対し、負荷電流を電圧に変換
し、この検出電圧により、負荷電流が所定レベルを越え
た時にランプショートの検出を行うようにしている。
【0003】このものは、アナログ回路によりランプシ
ョートを検出するようにしたものである。これに対し、
ディジタル的にランプショートを検出するようにしたも
のもある。このようなディジタル構成のものにおいて
は、ランプへの負荷電流を電圧に変換するとともに、そ
れをサンプリング的に入力してランプショートの検出を
行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ランプ
の点灯開始時にはラッシュ電流(突入電流)があり、こ
のラッシュ電流が発生している間に、ランプショート検
出を行おうとすると、誤検出をしてしまう。また、この
ようなサンプリング的な検出の場合、1回の検出だけで
はノイズ等の影響により誤検出してしまう可能性がある
ため、2回以上のサンプリング値がランプショート状態
を示している時に、ランプショートの検出を行う必要が
ある。
【0005】従って、従来のものは、そのようなことを
考慮し、ラッシュ電流が発生している間を除いて、検出
電圧をサンプリング的に入力し、そのサンプリング値が
2回以上ランプショート状態を示している時に、ランプ
ショートの検出を行うものである。しかしながら、その
サンプリング間隔が長いと、1回目のサンプリングによ
りショート状態を検出してから、2回目のサンプリング
によりショート状態を検出するまでの間が長くなり、そ
の間ランプショートによる過電流が流れるため、ランプ
ショート保護を行う上で好ましくない。
【0006】一方、サンプリング間隔を短くすると、ラ
ッシュ電流が流れている時に、ランプショートを検出し
てしまう可能性がある。本発明は上記問題に鑑みてなさ
れたもので、ランプ点灯開始後の、最初にランプショー
ト検出を行うまでのサンプリング間隔をその後のサンプ
リング間隔より短くして、上記問題を解決することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項1に記載の発明においては、ランプ
(1)と、このランプを点灯駆動する駆動回路(5)
と、前記ランプに流れる負荷電流を電圧として検出し、
検出電圧を出力する検出回路(10)と、前記駆動回路
による前記ランプの点灯開始により、前記検出回路から
の検出電圧をサンプリング入力するサンプリング手段
(31)と、このサンプリング手段にてサンプリング入
力した検出電圧が所定回数連続して前記ランプのショー
ト状態を示すものであることを判定して前記ランプのシ
ョート状態を判定する判定手段(32)とを備えたラン
プショート検出装置において、前記サンプリング手段
(31)は、前記駆動回路による前記ランプの点灯開始
時点から前記ランプにラッシュ電流が流れる所定の期間
が経過した後に、前記検出電圧のサンプリング入力を開
始するものであって、最初の前記所定回数のサンプリン
グ間隔が、その後のサンプリング間隔より短くなるよう
にサンプリングタイミングを切り換えるサンプリングタ
イミング切換手段(45〜47,49)を有することを
特徴としている。
【0008】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、ランプ点灯条件が成立した時に、前
記ランプを点灯させる点灯信号を出力するランプ制御手
段(24〜29)を有し、前記サンプリング手段(3
1)は前記点灯信号の発生により前記ランプの点灯開始
を判断することを特徴としている。
【0009】請求項3に記載の発明では、請求項2に記
載の発明において、前記ランプ制御手段(24〜29)
は、前記判定手段が前記ランプのショート状態を判定し
た時に、前記駆動回路への前記点灯信号の発生を停止さ
せる停止手段(29,30)を有することを特徴として
いる。
【0010】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記ランプ制御手段(24〜29)
は、複数種類の点灯条件のうちのいずれかが成立した時
に前記点灯信号を発生するものであって、前記停止手段
(29,30)は、前記複数種類の点灯条件のうちの特
定の点灯条件が成立した時にのみ前記点灯信号の発生停
止を解除することを特徴としている。
【0011】請求項5に記載の発明においては、ランプ
(1)と、ランプ点灯条件が成立した時に、前記ランプ
を点灯させる点灯信号を出力し、ランプ点灯条件が消滅
した時に、前記点灯信号の発生を終了するランプ制御手
段(2)と、このランプ制御手段からの点灯信号が発生
してる間、前記ランプを点灯駆動する駆動回路(5)
と、前記ランプに流れる負荷電流を電圧として検出し、
検出電圧を出力する検出回路(10)とを備え、前記ラ
ンプ制御手段(2)は、前記駆動回路に点灯信号を発生
した時点から前記ランプにラッシュ電流が流れる所定の
期間が経過した後に、前記検出電圧のサンプリング入力
を行うサンプリング手段(31)と、サンプリング入力
した検出電圧が所定回数連続して前記ランプのショート
状態を示すものである時に前記ランプのショート状態を
判定する判定手段(32)とを有し、前記サンプリング
手段は、最初の前記所定回数のサンプリング間隔が、そ
の後のサンプリング間隔より短くなるようにサンプリン
グタイミングが設定されたものであることを特徴として
いる。
【0012】請求項6に記載の発明においては、ランプ
(1)と、ランプ点灯条件が成立した時に、前記ランプ
を点灯させる点灯信号を出力し、ランプ点灯条件が消滅
した時に、前記点灯信号の発生を終了するランプ制御手
段(2)と、このランプ制御手段からの点灯信号が発生
してる間、前記ランプを点灯駆動する駆動回路(5)
と、前記ランプに流れる負荷電流を電圧として検出し、
検出電圧を出力する検出回路(10)とを備え、前記ラ
ンプ制御手段(2)は、前記点灯信号を発生した後に所
定のサンプリング間隔で前記検出電圧のサンプリング入
力を行うサンプリング手段(31)と、サンプリング入
力した検出電圧が2回連続して前記ランプのショート状
態を示すものである時に前記ランプのショート状態を判
定する判定手段(32)とを有し、前記サンプリング間
隔は、前記ランプの点灯開始時に流れるラッシュ電流が
定常電流に移行する移行期間より短く設定されたもので
あって、前記点灯信号の発生後の最初のサンプリング入
力のみ前記移行期間より遅らせて、2回目のサンプリン
グ入力との間隔をそれ以降の前記サンプリング間隔より
短くしたことを特徴としている。
【0013】なお、上記各手段のカッコ内の符号は、後
述する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0014】
【発明の作用効果】本発明によれば、ランプ点灯開始後
のラッシュ電流が流れる所定の期間が経過した後に、ラ
ンプの負荷電流に応じた検出電圧をサンプリング入力
し、サンプリング入力した検出電圧が所定回数連続して
ランプのショート状態を示すものである時にランプのシ
ョート状態を判定している。従って、ラッシュ電流およ
びノイズの影響を受けないランプショート検出を行うこ
とができる。
【0015】さらに、最初の前記所定回数のサンプリン
グ間隔が、その後のサンプリング間隔より短くなるよう
にサンプリングタイミングを設定している。従って、ラ
ンプ点灯当所からランプがショートしている場合に、そ
のショート状態を直ちに検出してランプショート保護を
十分に行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図に示す実施例について説明
する。図1は本発明の一実施例を示す車両用ランプ制御
装置の全体構成図である。この図1において、車室内の
センター、ルームミラー付近のフロント部、左右のピラ
ー部に、ルームランプ1a〜1d(以後、これらを総称
してランプ1という)がそれぞれ設けられており、この
ランプ1をマイクロコンピュータ(以下、単にコンピュ
ータという)2により点灯制御する。
【0017】コンピュータ2は、車載バッテリ3から安
定化電源回路4を介し、安定化電圧の供給を受けて常時
作動している。このコンピュータ2には、キースイッチ
がイグニッション(IG)端子に入った時に閉成するI
Gスイッチ6、運転席、助手席、左右の後席のドアが開
放した時に閉成するドアスイッチ7a〜7d(以後、こ
れらを総称してドアスイッチ7という)、全ドアの施錠
・解錠状態を検出する施錠・解錠検出スイッチ8からの
信号(スイッチ8が図の上側接点にあるときはロック信
号、下側接点にある時はアンロック信号)が入力され
る。コンピュータ2は、それらの信号状態により、ラン
プ1の点灯条件、消灯条件を判別し、点灯条件が成立し
た時には、駆動回路5に点灯信号を出力して、ランプ1
を点灯させる。
【0018】駆動回路5は、トランジスタ5aおよびラ
ンプ電流制限抵抗5b等により構成されており、トラン
ジスタ5aはコンピュータ2からHレベルの点灯信号が
発生した時にオンする。この時、車載バッテリ3よりヒ
ューズ9を介し、ランプ1に負荷電流が流れ、ランプ1
は点灯する。このランプ1の負荷電流は、負荷電流検出
回路10にて検出される。この負荷電流検出回路10
は、プルアップ抵抗10a、入力保護抵抗10bにより
構成されており、ランプ1と駆動回路5の間の負荷電流
に応じた電圧により検出電圧を出力する。コンピュータ
2は、その検出電圧を入力してランプ1がショート状態
にあるか否かを判定する。すなわち、ランプ1がショー
トしてトランジスタ5aに過電流が流れると、トランジ
タ5aのコレクタ電圧が上昇し、それに応じた検出電圧
を入力してショート状態の判定を行う。
【0019】なお、図中における+Bはバッテリ電圧を
意味している。コンピュータ2は、1ビットマイクロコ
ンピュータで構成されており、そのハード構成を図2に
示している。コンピュータ2は、ドアスイッチ7からの
出力によりドアが開から閉に変化したことを検出するド
ア開閉検出部21と、施錠・解錠検出スイッチ8からの
信号によりドアが施錠から解錠に変化したことを検出す
るドア解錠変化検出部22を有している。また、フリッ
プフロップ(以下、単にF/Fという)30は、ランプ
ショート判定時にセットされるものであり、それ以外の
時には、リセット状態になっており、Lレベル信号を出
力している。
【0020】そして、ドアスイッチ7からの信号がドア
が開いている信号(ドアスイッチ7がオープン状態の時
には、コンピュータ2内でHレベルの信号とされる)で
ある時には、OR回路28の出力がHレベルになり、A
ND回路29の出力がHレベルとなって、駆動回路5に
Hレベルの点灯信号を出力する。また、上記以外に、ド
ア開閉検出部21にてドアが開から閉に変化したことを
検出した時、あるいはドア解錠変化検出部22にてドア
が施錠から解錠に変化したことを検出した時に、それら
の出力により、OR回路24を介しタイマ回路26が作
動して、一定時間Hレベルのタイマ信号を出力する。こ
のタイマ信号により、AND回路27、OR回路28、
AND回路29を介し、点灯信号を出力する。
【0021】従って、ランプ1を点灯させる点灯条件
は、ドアが開状態となっていること、ドアが開から閉に
変化した後の一定時間、ドアが施錠から解錠に変化した
後の一定時間の3つである。また、ランプ1の消灯条件
は、IGスイッチ6からIGオンの信号が出力された
時、あるいはドアが解錠から施錠に変化した時である。
このドアが解錠から施錠に変化したことを検出するた
め、ドア施錠変化検出部23が設けられている。そし
て、これらの消灯条件が生じた時に、OR回路25の出
力がHレベルになるため、AND回路27の出力がLレ
ベルとなり、その結果、OR回路28を介し、AND回
路29の出力がLレベルとなって、駆動回路5へLレベ
ルの消灯信号を出力する。
【0022】なお、このような消灯条件が生じた時に
は、上記タイマ回路26からタイマ信号が出力されてい
ても強制的にランプ1を消灯させる。次に、ランプ点灯
時のランプショート検出について説明する。上記のよう
にランプ点灯条件が成立すると、コンピュータ2は駆動
回路5に点灯信号を出力する。この点灯信号により、駆
動回路5内のトランジスタ5aはオンし、車載バッテリ
3からヒューズ9を介し、ランプ1に負荷電流を供給す
る。ここで、その負荷電流に比例した検出電圧が、負荷
電流検出回路10の抵抗10aと10b間に発生する。
【0023】ランプ1の点灯開始時には、ランプ1にラ
ッシュ電流が生じるため、点灯開始直後には、負荷電流
検出回路10からの検出電圧によりランプ1がショート
しているか否かが判定できない。そこで、本実施例にお
いては、ランプ点灯開始後、一定時間経過してからラン
プショート検出を行うようにしている。具体的には、上
記点灯信号が発生してから、ランプ1の点灯開始時に流
れるラッシュ電流が定常電流(ショート判定のスレショ
ルドレベル以下となる電流)に移行する移行期間が経過
した後、負荷電流検出回路10からの検出電圧をサンプ
リング回路31にてサンプリング入力する。
【0024】また、負荷電流検出回路10からの検出電
圧には、ノイズが入る可能性があり、それによる誤検出
を防ぐため、サンプリングした検出電圧が2回連続して
ショート状態を示すHレベルの時にランプショートを判
定するランプショート判定回路32を設けている。この
ランプショート判定回路32にてランプショートを判定
した時に、そこからのHレベル出力により、F/F30
がセットされる。その結果、F/F30よりHレベル信
号が出力され、AND回路29の出力をLレベルにして
ランプ1を消灯させる。
【0025】また、ランプショート判定によりF/F3
0がセットされた後は、ドア開閉検出部21からの信号
によりドアが開から閉になったことを検出した時のみ、
F/F30をリセットして、ランプ1の点灯を行い、ラ
ンプ1のショートが回復したか否かを再度判定できるよ
うにしている。これは、ドアが施錠から解錠に変化した
時の点灯条件にてランプ1を点灯させるようにすると、
キーでドアの施錠、解錠を繰り返し行った場合に、その
都度ランプ1が点灯し、ランプショート保護を十分行え
ないからである。
【0026】上述したランプショートの判定において、
本実施例の特徴とするところは、サンプリング回路31
において、1回目のサンプリングと2回目のサンプリン
グの間を短くし、3回目以降はそれよりも長いサンプリ
ング間隔にてサンプリングを行うようにした点である。
言い換えれば、サンプリングを周期的に行う場合に、1
回目のサンプリングのみサンプリングタイミングを遅ら
せるようにした点である。
【0027】このことを図3により説明すると、図3
(a)に示すHレベルの点灯信号が出力され、ランプ1
の点灯が開始されると、ランプ1に流れる負荷電流は図
3(b)のように変化する。ランプ1の点灯開始直後は
ラッシュ電流が流れるため、負荷電流は大きいが、その
後徐々に低下していく。ここで、そのラッシュ電流が流
れている間は、検出電圧が高いため、その間の電圧をス
レッショルド電圧Vthと比較すると、誤検出をしてしま
う。そこで、このようなラッシュ電流の発生期間を外し
た一定時間経過後に1回目のサンプリングを行う。
【0028】また、上述したように、本実施例ではサン
プリングデータの2回一致により、ランプショート検出
をしている。ここで、1回目のサンプリングデータを入
力し、それがランプショート状態を示している時に、2
回目のサンプリングデータの入力が遅れると、その間ト
ランジスタ5aに過電流が流れることになり、トランジ
スタ5aの保護を十分に行うことができない。そこで、
本実施例においては、2回目のサンプリングを図に示す
ように1回目のサンプリング直後の短い時点で行うよう
にし、3回目以降はそれよりも長い間隔でサンプリング
を行うようにしている。
【0029】言い換えれば、サンプリングを行う場合、
通常、一定間隔でサンプリングを行うようにサンプリン
グ回路を設定するが、その間隔が長い場合には、ランプ
1のショート検出が遅れることになり、トランジスタ5
aの十分な保護ができない。一方、サンプリング間隔を
短くすると、ラッシュ電流の影響により検出電圧が高い
間にサンプリングが行われ、誤検出してしまう可能性が
ある。そこで、ラッシュ電流が定常電流に移行する移行
期間より短いサンプリング間隔を設定して、ランプショ
ート保護を図るとともに、その移行期間内に入ってしま
う1回目のサンプリングタイミングを移行期間後に遅ら
せて、ラッシュ電流による影響を防ぐようにしている。
【0030】このような作動を行うサンプリング回路3
1およびランプショート判定回路32の詳細な構成を図
4に示す。なお、図中の論理素子に付した白丸は、信号
レベルの反転を示している。サンプリング回路31にお
いて、図2のAND回路29から点灯信号が発生する
と、OR回路41の出力がLレベルに変化し、これによ
りカウンタ42のリセットが解除されてカウント動作を
開始する。このカウント動作によりQn およびQn+1 よ
りHレベルの出力がなされると、AND回路43の出力
がHレベルとなり、NOT回路とAND回路にて構成さ
れるワンショット回路44よりパルス信号が出力され
る。また、上記点灯信号によりF/F45はリセットさ
れその出力はLレベルとなっている。従って、AND回
路46の出力はHレベルとなり、1回目のサンプリング
パルスがOR回路47から出力される。
【0031】この後、カウンタ42のQn+2 よりHレベ
ルの信号が出力されると、このHレベル信号によりOR
回路47より2回目のサンプリングパルスが出力され
る。従って、1回目と2回目は短いサンプリング間隔と
なる。また、カウンタ42のQn+2 からのHレベル信号
によりF/F45はセットされる。また、そのHレベル
信号により、OR回路41を介しカウンタ42はリセッ
トされカウント作動を再開する。
【0032】そして、F/F45がセットされたことに
より、AND回路46が閉じるためカウンタ42のQn
およびQn+1 からHレベルが出力されてもそれによるサ
ンプリングパルスは発生されない。また、F/F45の
セットにより、AND回路49が開くため、カウンタ4
2のQn+1 からHレベルの信号が出力されると、ワンシ
ョット回路48からパルス信号が発生し、それが3回目
のサンプリングパルスとなる。また、カウンタ42のQ
n+2 からのHレベル信号もサンプリングパルスとなるた
め、3回目以降は、ワンショット回路48からのパルス
信号とカウンタ42のQn+2 からのHレベル信号により
交互にサンプリングパルスがOR回路47より出力され
る。
【0033】上記したカウンタ42の動作に対するOR
回路47からのサンプリングパルスの発生タイミングを
図5に示す。なお、上記2回目以降のサンプリング間隔
はラッシュ電流が定常電流に移行する移行期間より短く
設定してあり、従って図5からも明らかなように、点灯
信号の発生後の1回目のサンプリングタミングのみ、そ
の移行期間より長く設定されている。
【0034】また、図2のAND回路29からの点灯信
号は、遅延ゲート50を介しAND回路51に入力され
る。従って、AND回路51は、負荷電流検出回路10
からの検出電圧がAND回路51のスレッショルド電圧
Vthより高い時にHレベル信号を出力し、低い時にLレ
ベル信号を出力する。そして、上記のようなサンプリン
グパルスが発生する毎に、OR回路52を介したHレベ
ル信号によりゲート53が開き、AND回路51の出
力、すなわち負荷電流検出回路10からの検出電圧がサ
ンプリング入力される。
【0035】次に、ランプショート判定回路32につい
て説明する。このランプショート判定回路32におい
て、ゲート61はOR回路52の出力がHレベルになる
毎に開き、ゲート53の出力を遅延して出力する。排他
的論理和回路62は、ゲート53、61の出力を排他的
論理和して出力し、ゲート63を制御する。
【0036】ここで、ゲート61は、OR回路52から
のサンプリングパルスが発生する毎に、ゲート53の出
力を遅延して出力する。従って、ランプショート時のよ
うにAND回路51の出力がHレベルになっていたとし
ても、ゲート53を開いてサンプリング入力する値が連
続して2回ゲート53を通過しない限り、排他的論理和
回路62の出力がHレベルにならない。言い換えれば、
サンプリング入力した値が連続してHレベルの時に、排
他的論理和回路62の出力によりゲート63を開いてそ
のHレベル信号を出力する。このHレベル信号はAND
回路64を介し、図2のF/F30に出力され、ランプ
ショート状態であるとして、F/F30をセットし、A
ND回路29を閉じて点灯信号の出力を停止させる。
【0037】従って、ランプ点灯当所からランプ1がシ
ョート状態にあれば、図3(c)のランプ点灯状態に対
し、図3(d)に示すように、2回のサンプリングにて
ランプショート状態が直ちに判定され、ランプ1を消灯
させる。また、ランプ1の点灯後しばらくたってからラ
ンプショート状態になった時には、図3(e),(f)
に示すように、その時点でランプ1を消灯させる。
【0038】なお、コンピュータ2としては、上記した
1ビットマイクロコンピュータ以外に、図6に示すフロ
ーチャートによる制御を行うものを用いることができ
る。図6において、まずステップ101にて上記したラ
ンプ1の3つの点灯条件のいずれかが成立したか否かを
判定する。点灯条件が成立した時には、ステップ102
に進んで、駆動回路5に点灯信号を出力する。そして、
ステップ103にてラッシュ電流の時間待ちを行う。こ
の後、ステップ104にて短い間隔で2回のサンプリン
グを行い、ステップ105に進んで、そのサンプリング
した検出電圧が2回ともランプ1のショート状態を示し
ているか否かによりランプショート判定を行う。
【0039】ランプショートでないと判定されると、ス
テップ106に進み、上記したランプ1の消灯条件が成
立したか否かを判定する。ランプ消灯条件が成立した時
は、ステップ107に進み、駆動回路5への点灯信号の
発生を停止する。また、ランプ消灯条件が成立しない間
は、ステップ108にて3回目以降のサンプリングを行
い、ステップ105にてランプショート判定を行う。
【0040】ステップ105にてランプショート判定が
なされると、ステップ109に進んで駆動回路5への点
灯信号の発生を停止する。そして、ステップ110に進
んで、ドアが開から閉になった点灯条件のみ判定する。
この点灯条件が成立した時には、ステップ102に戻
り、再度ランプ1を点灯させて、ランプ1がショート状
態から回復したか否かを判定するようにする。
【0041】なお、上記したフローチャートの各ステッ
プは、それぞれの機能を実現する機能実現手段を構成し
ており、それらは図2に示すもののような構成として把
握されるものである。また、上記実施例では、サンプリ
ング入力した検出電圧が2回連続してランプ1のショー
ト状態を示すものである場合にランプショートを判定す
るようにしたが、その連続回数は2回に限らず3回以上
であってもよい。その場合には、その連続回数分だけ最
初のサンプリング間隔が短く設定される。
【0042】なお、駆動回路5において、トランジスタ
5aを用いた構成としているが、p−MOS等の他の能
動素子を用いて構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両用ランプ制御装置
の全体構成図である。
【図2】コンピュータのハード構成を示す構成図であ
る。
【図3】ランプの点灯に対する負荷電流の変化状態を示
す図である。
【図4】サンプリング回路およびランプショート判定回
路の詳細な構成を示す構成図である。
【図5】カウンタの動作に対するサンプリングパルスの
発生タイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】コンピュータによるランプ点灯およびショート
検出の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】 1 ランプ 2 コンピュータ 5 駆動回路 6 IGスイッチ 7 ドアスイッチ 8 施錠・解錠検出スイッチ 10 負荷電流検出回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランプと、 このランプを点灯駆動する駆動回路と、 前記ランプに流れる負荷電流を電圧として検出し、検出
    電圧を出力する検出回路と、 前記駆動回路による前記ランプの点灯開始により、前記
    検出回路からの検出電圧をサンプリング入力するサンプ
    リング手段と、 このサンプリング手段にてサンプリング入力した検出電
    圧が所定回数連続して前記ランプのショート状態を示す
    ものであることを判定して前記ランプのショート状態を
    判定する判定手段とを備えたランプショート検出装置に
    おいて、 前記サンプリング手段は、前記駆動回路による前記ラン
    プの点灯開始時点から前記ランプにラッシュ電流が流れ
    る所定の期間が経過した後に、前記検出電圧のサンプリ
    ング入力を開始するものであって、最初の前記所定回数
    のサンプリング間隔が、その後のサンプリング間隔より
    短くなるようにサンプリングタイミングを切り換えるサ
    ンプリングタイミング切換手段を有することを特徴とす
    るランプショート検出装置。
  2. 【請求項2】 ランプ点灯条件が成立した時に、前記ラ
    ンプを点灯させる点灯信号を出力するランプ制御手段を
    有し、前記サンプリング手段は前記点灯信号の発生によ
    り前記ランプの点灯開始を判断することを特徴とする請
    求項1に記載のランプショート検出装置。
  3. 【請求項3】 前記ランプ制御手段は、前記判定手段が
    前記ランプのショート状態を判定した時に、前記駆動回
    路への前記点灯信号の発生を停止させる停止手段を有す
    ることを特徴とする請求項2に記載のランプショート検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記ランプ制御手段は、複数種類の点灯
    条件のうちのいずれかが成立した時に前記点灯信号を発
    生するものであって、前記停止手段は、前記複数種類の
    点灯条件のうちの特定の点灯条件が成立した時にのみ前
    記点灯信号の発生停止を解除することを特徴とする請求
    項3に記載のランプショート検出装置。
  5. 【請求項5】 ランプと、 ランプ点灯条件が成立した時に、前記ランプを点灯させ
    る点灯信号を出力し、ランプ点灯条件が消滅した時に、
    前記点灯信号の発生を終了するランプ制御手段と、 このランプ制御手段からの点灯信号が発生してる間、前
    記ランプを点灯駆動する駆動回路と、 前記ランプに流れる負荷電流を電圧として検出し、検出
    電圧を出力する検出回路とを備え、 前記ランプ制御手段は、前記駆動回路に点灯信号を発生
    した時点から前記ランプにラッシュ電流が流れる所定の
    期間が経過した後に、前記検出電圧のサンプリング入力
    を行うサンプリング手段と、サンプリング入力した検出
    電圧が所定回数連続して前記ランプのショート状態を示
    すものである時に前記ランプのショート状態を判定する
    判定手段とを有し、前記サンプリング手段は、最初の前
    記所定回数のサンプリング間隔が、その後のサンプリン
    グ間隔より短くなるようにサンプリングタイミングが設
    定されたものであることを特徴とするランプショート検
    出装置。
  6. 【請求項6】 ランプと、 ランプ点灯条件が成立した時に、前記ランプを点灯させ
    る点灯信号を出力し、ランプ点灯条件が消滅した時に、
    前記点灯信号の発生を終了するランプ制御手段と、 このランプ制御手段からの点灯信号が発生してる間、前
    記ランプを点灯駆動する駆動回路と、 前記ランプに流れる負荷電流を電圧として検出し、検出
    電圧を出力する検出回路とを備え、 前記ランプ制御手段は、前記点灯信号を発生した後に所
    定のサンプリング間隔で前記検出電圧のサンプリング入
    力を行うサンプリング手段と、サンプリング入力した検
    出電圧が2回連続して前記ランプのショート状態を示す
    ものである時に前記ランプのショート状態を判定する判
    定手段とを有し、前記サンプリング間隔は、前記ランプ
    の点灯開始時に流れるラッシュ電流が定常電流に移行す
    る移行期間より短く設定されたものであって、前記点灯
    信号の発生後の最初のサンプリング入力のみ前記移行期
    間より遅らせて、2回目のサンプリング入力との間隔を
    それ以降の前記サンプリング間隔より短くしたことを特
    徴とするランプショート検出装置。
JP20369494A 1994-08-29 1994-08-29 ランプショート検出装置 Expired - Fee Related JP3661203B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20369494A JP3661203B2 (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ランプショート検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20369494A JP3661203B2 (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ランプショート検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0869885A true JPH0869885A (ja) 1996-03-12
JP3661203B2 JP3661203B2 (ja) 2005-06-15

Family

ID=16478303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20369494A Expired - Fee Related JP3661203B2 (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ランプショート検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3661203B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008094192A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Sumitomo Wiring Syst Ltd ヘッドランプ制御回路
JP2013089286A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Mitsubishi Electric Corp 光源点灯装置及び照明装置
JP2013161591A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Mitsubishi Electric Corp 光源点灯装置及び照明装置
JP2014213663A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 市光工業株式会社 車両用灯具
CN104497153A (zh) * 2014-11-24 2015-04-08 广东中轻枫泰生化科技有限公司 一种低粘度季铵型阳离子淀粉的制备方法
US9500691B2 (en) 2014-11-06 2016-11-22 Hyundai Motor Company Apparatus and method for detecting disconnnection of lamps
CN112423450A (zh) * 2020-11-13 2021-02-26 上海耀通电子仪表有限公司 车灯控制装置及车灯控制方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008094192A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Sumitomo Wiring Syst Ltd ヘッドランプ制御回路
JP4678355B2 (ja) * 2006-10-10 2011-04-27 住友電装株式会社 ヘッドランプ制御回路
JP2013089286A (ja) * 2011-10-13 2013-05-13 Mitsubishi Electric Corp 光源点灯装置及び照明装置
JP2013161591A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Mitsubishi Electric Corp 光源点灯装置及び照明装置
JP2014213663A (ja) * 2013-04-24 2014-11-17 市光工業株式会社 車両用灯具
US9500691B2 (en) 2014-11-06 2016-11-22 Hyundai Motor Company Apparatus and method for detecting disconnnection of lamps
CN104497153A (zh) * 2014-11-24 2015-04-08 广东中轻枫泰生化科技有限公司 一种低粘度季铵型阳离子淀粉的制备方法
CN112423450A (zh) * 2020-11-13 2021-02-26 上海耀通电子仪表有限公司 车灯控制装置及车灯控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3661203B2 (ja) 2005-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4933664A (en) Theft prevention device for automobiles
JP3661203B2 (ja) ランプショート検出装置
US4479110A (en) Automobile burglar alarm and arming circuit for same
US20030048180A1 (en) Key lock-in prevention system
US6268663B1 (en) Power supply controller for vehicle with function of preventing running down of battery
JPH0555341B2 (ja)
GB2061583A (en) Self-priming interlock/warning system
JPH063697B2 (ja) スイッチオンオフ検出装置
KR100190802B1 (ko) 차량 윈도우 및 도어 록 구동제어장치
JPH01151303A (ja) 自動車用モータアンテナ制御装置
KR100207913B1 (ko) 자동차 전장시스템의 자동제어장치
JPH0532079U (ja) 自動変速機用シフトレバーのロツク装置
KR200178369Y1 (ko) 밧데리 방전 차단장치
JPH0226066Y2 (ja)
JPH0557133B2 (ja)
JPH0553667B2 (ja)
JP3187207B2 (ja) 車両用盗難防止装置
KR900003580B1 (ko) 자동차 도난 경보장치
KR0158961B1 (ko) 자동차의 도어록 제어장치
JPH02200980A (ja) キー抜き忘れ防止装置
KR910006826B1 (ko) 차량용 도난방지 및 음성응답장치
JPH04112420U (ja) ドアロツクスイツチ検出装置
JPH0545743Y2 (ja)
KR100205581B1 (ko) 자동차 도어의 중앙 잠금 장치
KR0138567Y1 (ko) 자동차 전조등의 점등경보장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040713

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080401

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees