JP3661203B2 - ランプショート検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ランプに流れる負荷電流によりランプショートを検出するランプショート検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の装置においては、実開平3ー128330号公報等に示すように、車両用のヘッドライト等のランプ負荷に対し、負荷電流を電圧に変換し、この検出電圧により、負荷電流が所定レベルを越えた時にランプショートの検出を行うようにしている。
【0003】
このものは、アナログ回路によりランプショートを検出するようにしたものである。これに対し、ディジタル的にランプショートを検出するようにしたものもある。このようなディジタル構成のものにおいては、ランプへの負荷電流を電圧に変換するとともに、それをサンプリング的に入力してランプショートの検出を行うようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ランプの点灯開始時にはラッシュ電流(突入電流)があり、このラッシュ電流が発生している間に、ランプショート検出を行おうとすると、誤検出をしてしまう。また、このようなサンプリング的な検出の場合、1回の検出だけではノイズ等の影響により誤検出してしまう可能性があるため、2回以上のサンプリング値がランプショート状態を示している時に、ランプショートの検出を行う必要がある。
【0005】
従って、従来のものは、そのようなことを考慮し、ラッシュ電流が発生している間を除いて、検出電圧をサンプリング的に入力し、そのサンプリング値が2回以上ランプショート状態を示している時に、ランプショートの検出を行うものである。
しかしながら、そのサンプリング間隔が長いと、1回目のサンプリングによりショート状態を検出してから、2回目のサンプリングによりショート状態を検出するまでの間が長くなり、その間ランプショートによる過電流が流れるため、ランプショート保護を行う上で好ましくない。
【0006】
一方、サンプリング間隔を短くすると、ラッシュ電流が流れている時に、ランプショートを検出してしまう可能性がある。
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、ランプ点灯開始後の、最初にランプショート検出を行うまでのサンプリング間隔をその後のサンプリング間隔より短くして、上記問題を解決することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明においては、
ランプ(1)と、このランプを点灯駆動する駆動回路(5)と、
前記ランプに流れる負荷電流を電圧として検出し、検出電圧を出力する検出回路(10)と、
前記駆動回路による前記ランプの点灯開始により、前記検出回路からの検出電圧をサンプリング入力するサンプリング手段(31)と、
このサンプリング手段にてサンプリング入力した検出電圧が所定回数連続して前記ランプのショート状態を示すものであることを判定して前記ランプのショート状態を判定する判定手段(32)と
を備えたランプショート検出装置において、
前記サンプリング手段(31)は、前記駆動回路による前記ランプの点灯開始時点から前記ランプにラッシュ電流が流れる所定の期間が経過した後に、前記検出電圧のサンプリング入力を開始するものであって、最初の前記所定回数のサンプリング間隔が、その後のサンプリング間隔より短くなるようにサンプリングタイミングを切り換えるサンプリングタイミング切換手段(45〜47,49)を有する
ことを特徴としている。
【0008】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の発明において、ランプ点灯条件が成立した時に、前記ランプを点灯させる点灯信号を出力するランプ制御手段(24〜29)を有し、前記サンプリング手段(31)は前記点灯信号の発生により前記ランプの点灯開始を判断する
ことを特徴としている。
【0009】
請求項3に記載の発明では、請求項2に記載の発明において、前記ランプ制御手段(24〜29)は、前記判定手段が前記ランプのショート状態を判定した時に、前記駆動回路への前記点灯信号の発生を停止させる停止手段(29,30)を有する
ことを特徴としている。
【0010】
請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の発明において、前記ランプ制御手段(24〜29)は、複数種類の点灯条件のうちのいずれかが成立した時に前記点灯信号を発生するものであって、前記停止手段(29,30)は、前記複数種類の点灯条件のうちの特定の点灯条件が成立した時にのみ前記点灯信号の発生停止を解除する
ことを特徴としている。
【0011】
請求項5に記載の発明においては、
ランプ(1)と、
ランプ点灯条件が成立した時に、前記ランプを点灯させる点灯信号を出力し、ランプ点灯条件が消滅した時に、前記点灯信号の発生を終了するランプ制御手段(2)と、
このランプ制御手段からの点灯信号が発生してる間、前記ランプを点灯駆動する駆動回路(5)と、
前記ランプに流れる負荷電流を電圧として検出し、検出電圧を出力する検出回路(10)とを備え、
前記ランプ制御手段(2)は、前記駆動回路に点灯信号を発生した時点から前記ランプにラッシュ電流が流れる所定の期間が経過した後に、前記検出電圧のサンプリング入力を行うサンプリング手段(31)と、サンプリング入力した検出電圧が所定回数連続して前記ランプのショート状態を示すものである時に前記ランプのショート状態を判定する判定手段(32)とを有し、前記サンプリング手段は、最初の前記所定回数のサンプリング間隔が、その後のサンプリング間隔より短くなるようにサンプリングタイミングが設定されたものである
ことを特徴としている。
【0012】
請求項6に記載の発明においては、
ランプ(1)と、
ランプ点灯条件が成立した時に、前記ランプを点灯させる点灯信号を出力し、ランプ点灯条件が消滅した時に、前記点灯信号の発生を終了するランプ制御手段(2)と、
このランプ制御手段からの点灯信号が発生してる間、前記ランプを点灯駆動する駆動回路(5)と、
前記ランプに流れる負荷電流を電圧として検出し、検出電圧を出力する検出回路(10)とを備え、
前記ランプ制御手段(2)は、前記点灯信号を発生した後に所定のサンプリング間隔で前記検出電圧のサンプリング入力を行うサンプリング手段(31)と、サンプリング入力した検出電圧が2回連続して前記ランプのショート状態を示すものである時に前記ランプのショート状態を判定する判定手段(32)とを有し、前記サンプリング間隔は、前記ランプの点灯開始時に流れるラッシュ電流が定常電流に移行する移行期間より短く設定されたものであって、前記点灯信号の発生後の最初のサンプリング入力のみ前記移行期間より遅らせて、2回目のサンプリング入力との間隔をそれ以降の前記サンプリング間隔より短くした
ことを特徴としている。
【0013】
なお、上記各手段のカッコ内の符号は、後述する実施例記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0014】
【発明の作用効果】
本発明によれば、ランプ点灯開始後のラッシュ電流が流れる所定の期間が経過した後に、ランプの負荷電流に応じた検出電圧をサンプリング入力し、サンプリング入力した検出電圧が所定回数連続してランプのショート状態を示すものである時にランプのショート状態を判定している。従って、ラッシュ電流およびノイズの影響を受けないランプショート検出を行うことができる。
【0015】
さらに、最初の前記所定回数のサンプリング間隔が、その後のサンプリング間隔より短くなるようにサンプリングタイミングを設定している。従って、ランプ点灯当所からランプがショートしている場合に、そのショート状態を直ちに検出してランプショート保護を十分に行うことができる。
【0016】
【実施例】
以下、本発明を図に示す実施例について説明する。
図1は本発明の一実施例を示す車両用ランプ制御装置の全体構成図である。
この図1において、車室内のセンター、ルームミラー付近のフロント部、左右のピラー部に、ルームランプ1a〜1d(以後、これらを総称してランプ1という)がそれぞれ設けられており、このランプ1をマイクロコンピュータ(以下、単にコンピュータという)2により点灯制御する。
【0017】
コンピュータ2は、車載バッテリ3から安定化電源回路4を介し、安定化電圧の供給を受けて常時作動している。このコンピュータ2には、キースイッチがイグニッション(IG)端子に入った時に閉成するIGスイッチ6、運転席、助手席、左右の後席のドアが開放した時に閉成するドアスイッチ7a〜7d(以後、これらを総称してドアスイッチ7という)、全ドアの施錠・解錠状態を検出する施錠・解錠検出スイッチ8からの信号(スイッチ8が図の上側接点にあるときはロック信号、下側接点にある時はアンロック信号)が入力される。コンピュータ2は、それらの信号状態により、ランプ1の点灯条件、消灯条件を判別し、点灯条件が成立した時には、駆動回路5に点灯信号を出力して、ランプ1を点灯させる。
【0018】
駆動回路5は、トランジスタ5aおよびランプ電流制限抵抗5b等により構成されており、トランジスタ5aはコンピュータ2からHレベルの点灯信号が発生した時にオンする。この時、車載バッテリ3よりヒューズ9を介し、ランプ1に負荷電流が流れ、ランプ1は点灯する。
このランプ1の負荷電流は、負荷電流検出回路10にて検出される。この負荷電流検出回路10は、プルアップ抵抗10a、入力保護抵抗10bにより構成されており、ランプ1と駆動回路5の間の負荷電流に応じた電圧により検出電圧を出力する。コンピュータ2は、その検出電圧を入力してランプ1がショート状態にあるか否かを判定する。すなわち、ランプ1がショートしてトランジスタ5aに過電流が流れると、トランジタ5aのコレクタ電圧が上昇し、それに応じた検出電圧を入力してショート状態の判定を行う。
【0019】
なお、図中における+Bはバッテリ電圧を意味している。
コンピュータ2は、1ビットマイクロコンピュータで構成されており、そのハード構成を図2に示している。
コンピュータ2は、ドアスイッチ7からの出力によりドアが開から閉に変化したことを検出するドア開閉検出部21と、施錠・解錠検出スイッチ8からの信号によりドアが施錠から解錠に変化したことを検出するドア解錠変化検出部22を有している。また、フリップフロップ(以下、単にF/Fという)30は、ランプショート判定時にセットされるものであり、それ以外の時には、リセット状態になっており、Lレベル信号を出力している。
【0020】
そして、ドアスイッチ7からの信号がドアが開いている信号(ドアスイッチ7がオープン状態の時には、コンピュータ2内でHレベルの信号とされる)である時には、OR回路28の出力がHレベルになり、AND回路29の出力がHレベルとなって、駆動回路5にHレベルの点灯信号を出力する。
また、上記以外に、ドア開閉検出部21にてドアが開から閉に変化したことを検出した時、あるいはドア解錠変化検出部22にてドアが施錠から解錠に変化したことを検出した時に、それらの出力により、OR回路24を介しタイマ回路26が作動して、一定時間Hレベルのタイマ信号を出力する。このタイマ信号により、AND回路27、OR回路28、AND回路29を介し、点灯信号を出力する。
【0021】
従って、ランプ1を点灯させる点灯条件は、ドアが開状態となっていること、ドアが開から閉に変化した後の一定時間、ドアが施錠から解錠に変化した後の一定時間の3つである。
また、ランプ1の消灯条件は、IGスイッチ6からIGオンの信号が出力された時、あるいはドアが解錠から施錠に変化した時である。このドアが解錠から施錠に変化したことを検出するため、ドア施錠変化検出部23が設けられている。そして、これらの消灯条件が生じた時に、OR回路25の出力がHレベルになるため、AND回路27の出力がLレベルとなり、その結果、OR回路28を介し、AND回路29の出力がLレベルとなって、駆動回路5へLレベルの消灯信号を出力する。
【0022】
なお、このような消灯条件が生じた時には、上記タイマ回路26からタイマ信号が出力されていても強制的にランプ1を消灯させる。
次に、ランプ点灯時のランプショート検出について説明する。
上記のようにランプ点灯条件が成立すると、コンピュータ2は駆動回路5に点灯信号を出力する。この点灯信号により、駆動回路5内のトランジスタ5aはオンし、車載バッテリ3からヒューズ9を介し、ランプ1に負荷電流を供給する。ここで、その負荷電流に比例した検出電圧が、負荷電流検出回路10の抵抗10aと10b間に発生する。
【0023】
ランプ1の点灯開始時には、ランプ1にラッシュ電流が生じるため、点灯開始直後には、負荷電流検出回路10からの検出電圧によりランプ1がショートしているか否かが判定できない。そこで、本実施例においては、ランプ点灯開始後、一定時間経過してからランプショート検出を行うようにしている。
具体的には、上記点灯信号が発生してから、ランプ1の点灯開始時に流れるラッシュ電流が定常電流(ショート判定のスレショルドレベル以下となる電流)に移行する移行期間が経過した後、負荷電流検出回路10からの検出電圧をサンプリング回路31にてサンプリング入力する。
【0024】
また、負荷電流検出回路10からの検出電圧には、ノイズが入る可能性があり、それによる誤検出を防ぐため、サンプリングした検出電圧が2回連続してショート状態を示すHレベルの時にランプショートを判定するランプショート判定回路32を設けている。このランプショート判定回路32にてランプショートを判定した時に、そこからのHレベル出力により、F/F30がセットされる。その結果、F/F30よりHレベル信号が出力され、AND回路29の出力をLレベルにしてランプ1を消灯させる。
【0025】
また、ランプショート判定によりF/F30がセットされた後は、ドア開閉検出部21からの信号によりドアが開から閉になったことを検出した時のみ、F/F30をリセットして、ランプ1の点灯を行い、ランプ1のショートが回復したか否かを再度判定できるようにしている。これは、ドアが施錠から解錠に変化した時の点灯条件にてランプ1を点灯させるようにすると、キーでドアの施錠、解錠を繰り返し行った場合に、その都度ランプ1が点灯し、ランプショート保護を十分行えないからである。
【0026】
上述したランプショートの判定において、本実施例の特徴とするところは、サンプリング回路31において、1回目のサンプリングと2回目のサンプリングの間を短くし、3回目以降はそれよりも長いサンプリング間隔にてサンプリングを行うようにした点である。言い換えれば、サンプリングを周期的に行う場合に、1回目のサンプリングのみサンプリングタイミングを遅らせるようにした点である。
【0027】
このことを図3により説明すると、図3(a)に示すHレベルの点灯信号が出力され、ランプ1の点灯が開始されると、ランプ1に流れる負荷電流は図3(b)のように変化する。ランプ1の点灯開始直後はラッシュ電流が流れるため、負荷電流は大きいが、その後徐々に低下していく。ここで、そのラッシュ電流が流れている間は、検出電圧が高いため、その間の電圧をスレッショルド電圧Vthと比較すると、誤検出をしてしまう。そこで、このようなラッシュ電流の発生期間を外した一定時間経過後に1回目のサンプリングを行う。
【0028】
また、上述したように、本実施例ではサンプリングデータの2回一致により、ランプショート検出をしている。ここで、1回目のサンプリングデータを入力し、それがランプショート状態を示している時に、2回目のサンプリングデータの入力が遅れると、その間トランジスタ5aに過電流が流れることになり、トランジスタ5aの保護を十分に行うことができない。そこで、本実施例においては、2回目のサンプリングを図に示すように1回目のサンプリング直後の短い時点で行うようにし、3回目以降はそれよりも長い間隔でサンプリングを行うようにしている。
【0029】
言い換えれば、サンプリングを行う場合、通常、一定間隔でサンプリングを行うようにサンプリング回路を設定するが、その間隔が長い場合には、ランプ1のショート検出が遅れることになり、トランジスタ5aの十分な保護ができない。一方、サンプリング間隔を短くすると、ラッシュ電流の影響により検出電圧が高い間にサンプリングが行われ、誤検出してしまう可能性がある。そこで、ラッシュ電流が定常電流に移行する移行期間より短いサンプリング間隔を設定して、ランプショート保護を図るとともに、その移行期間内に入ってしまう1回目のサンプリングタイミングを移行期間後に遅らせて、ラッシュ電流による影響を防ぐようにしている。
【0030】
このような作動を行うサンプリング回路31およびランプショート判定回路32の詳細な構成を図4に示す。なお、図中の論理素子に付した白丸は、信号レベルの反転を示している。
サンプリング回路31において、図2のAND回路29から点灯信号が発生すると、OR回路41の出力がLレベルに変化し、これによりカウンタ42のリセットが解除されてカウント動作を開始する。このカウント動作によりQn およびQn+1 よりHレベルの出力がなされると、AND回路43の出力がHレベルとなり、NOT回路とAND回路にて構成されるワンショット回路44よりパルス信号が出力される。また、上記点灯信号によりF/F45はリセットされその出力はLレベルとなっている。従って、AND回路46の出力はHレベルとなり、1回目のサンプリングパルスがOR回路47から出力される。
【0031】
この後、カウンタ42のQn+2 よりHレベルの信号が出力されると、このHレベル信号によりOR回路47より2回目のサンプリングパルスが出力される。従って、1回目と2回目は短いサンプリング間隔となる。また、カウンタ42のQn+2 からのHレベル信号によりF/F45はセットされる。また、そのHレベル信号により、OR回路41を介しカウンタ42はリセットされカウント作動を再開する。
【0032】
そして、F/F45がセットされたことにより、AND回路46が閉じるためカウンタ42のQn およびQn+1 からHレベルが出力されてもそれによるサンプリングパルスは発生されない。
また、F/F45のセットにより、AND回路49が開くため、カウンタ42のQn+1 からHレベルの信号が出力されると、ワンショット回路48からパルス信号が発生し、それが3回目のサンプリングパルスとなる。また、カウンタ42のQn+2 からのHレベル信号もサンプリングパルスとなるため、3回目以降は、ワンショット回路48からのパルス信号とカウンタ42のQn+2 からのHレベル信号により交互にサンプリングパルスがOR回路47より出力される。
【0033】
上記したカウンタ42の動作に対するOR回路47からのサンプリングパルスの発生タイミングを図5に示す。
なお、上記2回目以降のサンプリング間隔はラッシュ電流が定常電流に移行する移行期間より短く設定してあり、従って図5からも明らかなように、点灯信号の発生後の1回目のサンプリングタミングのみ、その移行期間より長く設定されている。
【0034】
また、図2のAND回路29からの点灯信号は、遅延ゲート50を介しAND回路51に入力される。従って、AND回路51は、負荷電流検出回路10からの検出電圧がAND回路51のスレッショルド電圧Vthより高い時にHレベル信号を出力し、低い時にLレベル信号を出力する。そして、上記のようなサンプリングパルスが発生する毎に、OR回路52を介したHレベル信号によりゲート53が開き、AND回路51の出力、すなわち負荷電流検出回路10からの検出電圧がサンプリング入力される。
【0035】
次に、ランプショート判定回路32について説明する。
このランプショート判定回路32において、ゲート61はOR回路52の出力がHレベルになる毎に開き、ゲート53の出力を遅延して出力する。排他的論理和回路62は、ゲート53、61の出力を排他的論理和して出力し、ゲート63を制御する。
【0036】
ここで、ゲート61は、OR回路52からのサンプリングパルスが発生する毎に、ゲート53の出力を遅延して出力する。従って、ランプショート時のようにAND回路51の出力がHレベルになっていたとしても、ゲート53を開いてサンプリング入力する値が連続して2回ゲート53を通過しない限り、排他的論理和回路62の出力がHレベルにならない。言い換えれば、サンプリング入力した値が連続してHレベルの時に、排他的論理和回路62の出力によりゲート63を開いてそのHレベル信号を出力する。このHレベル信号はAND回路64を介し、図2のF/F30に出力され、ランプショート状態であるとして、F/F30をセットし、AND回路29を閉じて点灯信号の出力を停止させる。
【0037】
従って、ランプ点灯当所からランプ1がショート状態にあれば、図3(c)のランプ点灯状態に対し、図3(d)に示すように、2回のサンプリングにてランプショート状態が直ちに判定され、ランプ1を消灯させる。また、ランプ1の点灯後しばらくたってからランプショート状態になった時には、図3(e),(f)に示すように、その時点でランプ1を消灯させる。
【0038】
なお、コンピュータ2としては、上記した1ビットマイクロコンピュータ以外に、図6に示すフローチャートによる制御を行うものを用いることができる。
図6において、まずステップ101にて上記したランプ1の3つの点灯条件のいずれかが成立したか否かを判定する。点灯条件が成立した時には、ステップ102に進んで、駆動回路5に点灯信号を出力する。そして、ステップ103にてラッシュ電流の時間待ちを行う。この後、ステップ104にて短い間隔で2回のサンプリングを行い、ステップ105に進んで、そのサンプリングした検出電圧が2回ともランプ1のショート状態を示しているか否かによりランプショート判定を行う。
【0039】
ランプショートでないと判定されると、ステップ106に進み、上記したランプ1の消灯条件が成立したか否かを判定する。ランプ消灯条件が成立した時は、ステップ107に進み、駆動回路5への点灯信号の発生を停止する。また、ランプ消灯条件が成立しない間は、ステップ108にて3回目以降のサンプリングを行い、ステップ105にてランプショート判定を行う。
【0040】
ステップ105にてランプショート判定がなされると、ステップ109に進んで駆動回路5への点灯信号の発生を停止する。そして、ステップ110に進んで、ドアが開から閉になった点灯条件のみ判定する。
この点灯条件が成立した時には、ステップ102に戻り、再度ランプ1を点灯させて、ランプ1がショート状態から回復したか否かを判定するようにする。
【0041】
なお、上記したフローチャートの各ステップは、それぞれの機能を実現する機能実現手段を構成しており、それらは図2に示すもののような構成として把握されるものである。
また、上記実施例では、サンプリング入力した検出電圧が2回連続してランプ1のショート状態を示すものである場合にランプショートを判定するようにしたが、その連続回数は2回に限らず3回以上であってもよい。その場合には、その連続回数分だけ最初のサンプリング間隔が短く設定される。
【0042】
なお、駆動回路5において、トランジスタ5aを用いた構成としているが、p−MOS等の他の能動素子を用いて構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す車両用ランプ制御装置の全体構成図である。
【図2】コンピュータのハード構成を示す構成図である。
【図3】ランプの点灯に対する負荷電流の変化状態を示す図である。
【図4】サンプリング回路およびランプショート判定回路の詳細な構成を示す構成図である。
【図5】カウンタの動作に対するサンプリングパルスの発生タイミングを示すタイミングチャートである。
【図6】コンピュータによるランプ点灯およびショート検出の処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ランプ
2 コンピュータ
5 駆動回路
6 IGスイッチ
7 ドアスイッチ
8 施錠・解錠検出スイッチ
10 負荷電流検出回路

Claims (6)

  1. ランプと、
    このランプを点灯駆動する駆動回路と、
    前記ランプに流れる負荷電流を電圧として検出し、検出電圧を出力する検出回路と、
    前記駆動回路による前記ランプの点灯開始により、前記検出回路からの検出電圧をサンプリング入力するサンプリング手段と、
    このサンプリング手段にてサンプリング入力した検出電圧が所定回数連続して前記ランプのショート状態を示すものであることを判定して前記ランプのショート状態を判定する判定手段と
    を備えたランプショート検出装置において、
    前記サンプリング手段は、前記駆動回路による前記ランプの点灯開始時点から前記ランプにラッシュ電流が流れる所定の期間が経過した後に、前記検出電圧のサンプリング入力を開始するものであって、最初の前記所定回数のサンプリング間隔が、その後のサンプリング間隔より短くなるようにサンプリングタイミングを切り換えるサンプリングタイミング切換手段を有する
    ことを特徴とするランプショート検出装置。
  2. ランプ点灯条件が成立した時に、前記ランプを点灯させる点灯信号を出力するランプ制御手段を有し、前記サンプリング手段は前記点灯信号の発生により前記ランプの点灯開始を判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載のランプショート検出装置。
  3. 前記ランプ制御手段は、前記判定手段が前記ランプのショート状態を判定した時に、前記駆動回路への前記点灯信号の発生を停止させる停止手段を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載のランプショート検出装置。
  4. 前記ランプ制御手段は、複数種類の点灯条件のうちのいずれかが成立した時に前記点灯信号を発生するものであって、前記停止手段は、前記複数種類の点灯条件のうちの特定の点灯条件が成立した時にのみ前記点灯信号の発生停止を解除する
    ことを特徴とする請求項3に記載のランプショート検出装置。
  5. ランプと、
    ランプ点灯条件が成立した時に、前記ランプを点灯させる点灯信号を出力し、ランプ点灯条件が消滅した時に、前記点灯信号の発生を終了するランプ制御手段と、
    このランプ制御手段からの点灯信号が発生してる間、前記ランプを点灯駆動する駆動回路と、
    前記ランプに流れる負荷電流を電圧として検出し、検出電圧を出力する検出回路とを備え、
    前記ランプ制御手段は、前記駆動回路に点灯信号を発生した時点から前記ランプにラッシュ電流が流れる所定の期間が経過した後に、前記検出電圧のサンプリング入力を行うサンプリング手段と、サンプリング入力した検出電圧が所定回数連続して前記ランプのショート状態を示すものである時に前記ランプのショート状態を判定する判定手段とを有し、前記サンプリング手段は、最初の前記所定回数のサンプリング間隔が、その後のサンプリング間隔より短くなるようにサンプリングタイミングが設定されたものである
    ことを特徴とするランプショート検出装置。
  6. ランプと、
    ランプ点灯条件が成立した時に、前記ランプを点灯させる点灯信号を出力し、ランプ点灯条件が消滅した時に、前記点灯信号の発生を終了するランプ制御手段と、
    このランプ制御手段からの点灯信号が発生してる間、前記ランプを点灯駆動する駆動回路と、
    前記ランプに流れる負荷電流を電圧として検出し、検出電圧を出力する検出回路とを備え、
    前記ランプ制御手段は、前記点灯信号を発生した後に所定のサンプリング間隔で前記検出電圧のサンプリング入力を行うサンプリング手段と、サンプリング入力した検出電圧が2回連続して前記ランプのショート状態を示すものである時に前記ランプのショート状態を判定する判定手段とを有し、前記サンプリング間隔は、前記ランプの点灯開始時に流れるラッシュ電流が定常電流に移行する移行期間より短く設定されたものであって、前記点灯信号の発生後の最初のサンプリング入力のみ前記移行期間より遅らせて、2回目のサンプリング入力との間隔をそれ以降の前記サンプリング間隔より短くした
    ことを特徴とするランプショート検出装置。
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