JPH086932Y2 - 屋根板の位置決め用粘着テープ - Google Patents

屋根板の位置決め用粘着テープ

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JPH086932Y2
JPH086932Y2 JP1990037756U JP3775690U JPH086932Y2 JP H086932 Y2 JPH086932 Y2 JP H086932Y2 JP 1990037756 U JP1990037756 U JP 1990037756U JP 3775690 U JP3775690 U JP 3775690U JP H086932 Y2 JPH086932 Y2 JP H086932Y2
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JP
Japan
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positioning
roof plate
adhesive tape
mark
line
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Application number
JP1990037756U
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English (en)
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JPH03128133U (ja
Inventor
信司 鴨下
Original Assignee
銅金株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、屋根板を葺設する際の省力化を図り、か
つ、天候に左右されることなく、正確に屋根板を位置決
めできる屋根板の位置決め用粘着テープに関する。
〔従来の技術〕
一般に、屋根板を一文字葺き、あるいは段葺きに施工
する場合は、あらかじめ屋根板の留め付け位置を決める
ため野地板に墨付け作業を行っている。
墨付け作業は、屋根上に二人の作業者が上がり、墨壺
を持つ作業者と、墨糸先端の墨留め針を持つ作業者が屋
根の両端側に位置して、墨糸を張り、葺設される各屋根
板の上端に相当する位置に墨線を施すようにしていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、従来の墨付け作業では、強風時、墨糸が風に
あおられて正確な位置が決まらなかったり、雨天の際
は、雨滴によって墨付けをした墨が流れてしまう等、天
候に作用されることになり墨付け作業が困難を来す場合
があった。
この考案は上記の問題点に鑑み創案されたものであ
り、屋根板を葺設する際の省力化を図り、かつ、天候に
左右されることなく、正確に屋根板を位置決めできる屋
根板の位置決め用粘着テープを提供することを課題とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は上記の課題を解決するために、一側に多数
の位置決め用マークを一定間隔で付し、かつ他側に接着
剤を施したテープ状に形成されており、各位置決め用マ
ーク間の間隔が、長方形をした屋根板の高さ方向の寸法
にほぼ等しく設定され、前記位置決め用マークは、前記
屋根板の設定された寸法の各くレベル点から斜めにその
テープを横断する直線で形成されている屋根板の位置決
め用粘着テープ。
また、前記位置決め用マークはテープを直角に横断す
る直線状マークのレベル線と、このレベル線に斜めに交
差する直線状マークの斜線により形成されている前記屋
根板の位置決め用粘着テープとして構成した。
さらに、前記位置決めマークは、テープを直角に横断
する直線状マークのレベル線と、前記レベル線の上およ
び下からそれぞれそのレベル線に斜めに交差する直線状
マークの斜線によって形成される前記屋根板の位置決め
用粘着テープとして構成した。
〔作用〕
この考案は上記のように構成しているので、位置決め
用粘着テープを軒側から棟側に向かって適宜の間隔で貼
り付けると、位置決め用マークが屋根板の上端の位置を
決めるので、正しい位置に屋根板を配置することができ
る。
また、屋根板の上端が位置決めマークのレベル線と一
致しなかった場合、レベル線を斜めに交差する斜線を有
するので屋根板のずれの程度を容易に判断でき、修正が
容易である。
さらに、レベル線を上下から斜めに交差する斜線を備
えている場合は、屋根板の設置方向を位置決め用粘着テ
ープの上下のいずれからでも行うことが可能となる。
そして、レベル線を上下から斜めに交差する斜線で、
斜線の構成が上下左右対称である場合、位置決め用粘着
テープの設置向きを特定する必要がない。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案の屋根板の位置決め用粘着テープを
施工した状態を示す説明図、第2図(A)〜(E)は位
置決め用粘着テープの一部正面図、第3図および第4図
は屋根板の施工要領を示す説明図、第5図は直線状マー
クの変形を示す説明図である。
第1図で示すように、屋根板の位置決め用粘着テープ
1は、所定長さに巻回して形成され、その一側1aに多数
の位置決め用マーク2を一定間隔で付し、他側1bに接着
剤を施したテープ状に形成されている。
第2図(A)に示すように、位置決め用マーク2は、
レベルを示すレベル点2a1と、直線状マークとして、粘
着テープ1を斜めに横断する斜線2b1から構成されてい
る。そして、粘着テープ1に付された各々のレベルを示
すレベル点2a1の間隔は、屋根板3の高さ方向の寸法P
にほぼ等しくなるように設定されている。
第2図(B)に示す実施例では、位置決めマーク2
は、直線状マークとして、粘着テープ1を直角に横断す
るレベル線2a2と、このレベル線2a2の一端部に、直線状
マークとして、斜めに交差する斜線2b2から構成されて
いる。そして、レベル線2a2の各間隔は、屋根板3の高
さ方向の寸法Pにほぼ等しくなるように設定されてい
る。
なお、直線状マークは、第5図に示すように、破線20
で表示したり、菱形20aまたは円20bを一列に配列して表
示しても構わない。
第2図(C)〜(E)に示す実施例では、直線状のマ
ークとして、粘着テープを直角に横断するレベル線と、
このレベル線に交差して斜め上下方向に延びる2本、ま
たは4本の直線状マークからなる位置決めマーク2が構
成されている。
第2図(C)に示す位置決めマーク2は、レベル線2a
3と、このレベル線2a3の一端に交差する2本の斜線2b3
と、斜線2c3から構成されている。
また、第2図(D)に示す位置決めマーク2は、レベ
ル線2a4と、このレベル線2a4の両端で交差する4本の斜
線2b4,2b4,2c4,2c4から構成されている。
そして、第2図(E)に示す位置決めマーク2は、レ
ベル線2a5と、このレベル線2a5の中心部で交差する2本
の斜線2b5、斜線2c5から構成されている。
次に、上述した屋根板の位置決め用粘着テープ1の使
用手順を追って説明する。
第1図に示すように、初めに屋根板3の位置決め用粘
着テープ1を野地板4の妻5側に貼りつける。このと
き、粘着テープ1先端側の位置決め用マーク2のレベル
線2a3が軒側の屋根板下端部に位置するようにする。位
置決め用マーク2は、あらかじめ、屋根板3の高さ方向
の寸法Pにほぼ等しく設定してあるので、正確に屋根板
3を配置することができる。
粘着テープ1は、少なくとも屋根板3の横方向の幅寸
法Wに一本の割合で野路板4に貼って行けば屋根の前面
に渡って屋根板3の全ての位置決めをすることができ
る。
また、第3図および第4図に示すように、屋根板3の
位置決めが不良で屋根板3の上端がレベル線2a3より上
方に置かれた場合は、屋根板3の上端を斜線2a3との交
点の位置がずれの程度を示すので、ずれの修正が容易で
ある。
なお、この考案は上記の実施例に限定されるものでは
なく、例えばレベル線を線以外の印、一点鎖線、あるい
は絵模様等で表してもよく、また、レベル線に交差する
斜線は線以外で表しても構わない等、この考案の要旨を
逸脱しない範囲において種々の変更ができることは勿論
である。
〔考案の効果〕
この考案は、以上説明したように構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。
屋根板の位置決め用粘着テープを軒側から棟側に向か
って適宜の間隔で貼り付けると、位置決め用マークが屋
根板の上端の位置を決めるので、一人で作業することが
できると共に割り付け計算が不用となる。したがって、
屋根板の葺設作業の省力化を図ると共に屋根板を正確に
位置決めすることができる。
また、屋根板の上端が位置決めマークのレベル線と一
致しなかった場合、レベル線を斜めに交差する斜線を有
するので屋根板のずれの程度を容易に判断でき、修正が
容易であり、正確な位置に屋根板を配置することができ
る。
さらに、レベル線を上下から斜めに交差する斜線をそ
れぞれ設けることで、屋根板の上下のズレを視認できる
ため、屋根板の設置作業の始めがその位置決め用粘着テ
ープの上下のどちらからでもできる。
また、レベル線を斜めに交差する直線を前記レベル線
の上下に左右上下対称とすることで、位置決め用粘着テ
ープの上下左右の向きを考えること無く屋根に設置する
ことができるため、位置決め用粘着テープの貼りなおし
をすることがなく、位置決め用粘着テープの貼り付け作
業が簡素化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の屋根板の位置決め用粘着テープを施
工した状態を示す説明図、第2図(A)〜(E)は位置
決め用粘着テープの一部正面図、第3図および第4図は
屋根板の施工要領を示す説明図、第5図は直線状マーク
の変形を示す説明図である。 1……屋根板の位置決め用粘着テープ 2……位置決め用マーク、2a1……レベル点 2a2,2a3,2a4,2a5……レベル線(直線状マーク) 2b1,2b2,2b3,2b4,2b5……斜線(直線状マーク) 2c2,2c3,2c4,2c5……斜線(直線状マーク) 3……屋根板、4……野地板、5……妻

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側に多数の位置決め用マークを一定間隔
    で付し、かつ他側に接着剤を施したテープ状に形成され
    ており、前記各位置決め用マーク間の間隔が、長方形を
    した屋根板の高さ方向の寸法にほぼ等しく設定され、前
    記位置決め用マークは、前記屋根板の設定された寸法の
    各くレベル点から斜めにそのテープを横断する直線で形
    成されている屋根板の位置決め用粘着テープ。
  2. 【請求項2】前記位置決め用マークはテープを直角に横
    断する直線状マークのレベル線と、このレベル線に斜め
    に交差する直線状マークの斜線により形成されている請
    求項1に記載の屋根板の位置決め用粘着テープ。
  3. 【請求項3】前記位置決めマークは、テープを直角に横
    断する直線状マークのレベル線と、前記レベル線の上お
    よび下からそれぞれそのレベル線に斜めに交差する直線
    状マークの斜線によって形成される請求項2に記載の屋
    根板の位置決め用粘着テープ。
JP1990037756U 1990-04-09 1990-04-09 屋根板の位置決め用粘着テープ Expired - Lifetime JPH086932Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH03128133U JPH03128133U (ja) 1991-12-24
JPH086932Y2 true JPH086932Y2 (ja) 1996-02-28

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ID=31545154

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JP1990037756U Expired - Lifetime JPH086932Y2 (ja) 1990-04-09 1990-04-09 屋根板の位置決め用粘着テープ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56109324U (ja) * 1980-01-23 1981-08-25
JPH0161329U (ja) * 1987-10-09 1989-04-19

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JPH03128133U (ja) 1991-12-24

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