JP7051521B2 - 穴位置特定治具及び穴位置特定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、穴位置特定治具及び穴位置特定方法に関する。
従来、屋根や壁等を構成する建築板が知られている。建築板は、例えば、隅棟等においては、隅棟に沿うように、建築板の長手方向に対して傾斜した方向に切断することがある。そして、切断した部分を他の箇所で用いることで、廃材の発生を抑えることができる。
このとき、建築板を切断した部分について、他の箇所で用いることを踏まえると、建築板を下地に取り付けるための釘を通す釘穴を、工場出荷時に設けることは防水上、好ましくない。そこで、施工者は、現場作業において、建築板に釘穴を開ける作業を行っている。
ここで、特許文献1には、平板瓦本体に水切り帯を設け、切断した切断物を屋根板に利用することが記載されている。特許文献1に記載の平板瓦は、切断した切断物を、水切り帯の縁を目印にしながら配置していくことで、作業性を向上させようとする。
特開平7-317226号公報
しかしながら、特許文献1に記載の平板瓦では、すべての平板瓦に対して、水切り帯を設ける必要がある。すべての平板瓦に対して水切り帯を設けることは、製造コストが上がる上に、材料コストも上がって好ましくない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、建築板における穴位置を容易に特定することができる穴位置特定治具及び穴位置特定方法を提供することを目的とする。
本発明に係る一態様の穴位置特定治具は、端部に少なくとも1つの位置合わせマークが形成された建築板に対し、穴位置を特定するための穴位置特定治具である。穴位置特定治具は、当て部と、位置表示部とを備える。当て部は、前記位置合わせマークに合わせるための位置合わせ部を有し、前記位置合わせ部を前記位置合わせマークに合わせた状態で前記建築板の端面に当てられる。位置表示部は、前記当て部に対して固定され、前記建築板の表面に沿って延びて前記建築板の表面の前記穴位置を示す表示部を有する。
本発明は、建築板における穴位置を容易に特定することができる、という利点がある。
図1Aは、本発明の一実施形態に係る穴位置特定治具を建築板の第1の端面に使用する方法を説明する斜視図である。図1Bは、同上の穴位置特定治具を建築板の第2の端面に使用する方法を説明する斜視図である。 図2は、同上の建築板の使用状態を説明する斜視図である。 図3は、図2において、軒先の隅棟の拡大図である。 図4は、同上の建築板の平面図である。 図5Aは、同上の穴位置特定治具を上方からみた斜視図である。図5Bは、同上の穴位置特定治具を下方からみた斜視図である。 図6は、同上の穴位置特定治具を用いて隅切りを行うことを説明する斜視図である。 図7は、変形例に係る穴位置特定治具の斜視図である。
(実施形態)
(1)概要
本実施形態に係る穴位置特定治具1は、建築板5において、穴の位置を特定するための部材である。本実施形態では、建築板5は、複数の端部のうちの少なくとも1つの端部に少なくとも1つの位置合わせマーク53が形成されている。穴位置特定治具1は、位置合わせ部22を有する当て部2を有しており、位置合わせマーク53に位置合わせ部22を合わせた状態で、建築板5の端面に当て部2を当てることで、穴位置を特定することができる。建築板5の表面の穴位置は、端面に形成された位置合わせ部22を通りかつ当該端面に直交する直線上にある。
これにより、施工者は、建築板5に対して、容易に穴位置を特定することができ、罫書き線を引いた上で穴位置を特定していた従来の作業を簡略化することができる。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る穴位置特定治具1について詳細に説明する。
(2.1)建築板
建築板5は、建材として用いられる板状の資材である。建築板5は、本実施形態では、屋根板であり、例えば、図2に示すように、寄棟屋根に用いられる。ただし、本開示では、建築板5は、寄棟屋根に限らず、屋根の谷部に適用されてもよい。また、建築板5は、壁板であってもよく、屋根板に限らない。建築板5は、下地に対して、釘等の固着具を介して固定される。
ところで、屋根板には、通常、固着具を通すための位置が施工時に直ちに分かるように、製造時(工場出荷時)において、下穴等の穴が形成される。このため、図3のように施工する際、施工者は、穴に固着具を通して施工すればよい。
しかし、例えば、寄棟屋根の隅棟6に隣接する建築板5等の屋根面の端部に位置する屋根板については、予め穴が設けられていない建築板5が用いられる。それは、(i)建築板5の余剰部分は作業現場で切断されるが、切断された余剰部分は、厚み方向に見て(以下、平面視で)180°ひっくり返して使用される可能性があること、(ii)穴位置が、建築板5の幅方向の中央から当該幅方向にずれていること、を主な理由としている。
本実施形態では、屋根面の端部に位置する建築板5に対して、穴位置を特定する。ただし、対象とする建築板5として、屋根面の端部に配置される建築板5のみに用途を限る意図ではなく、本開示では、穴が形成されていない建築板5であれば適用可能である。以下、特に断りのない限り「建築板5」とは、予め穴が開けられていない建築板5を意味する。また、「穴位置」とは、建築板5において穴が開けられる予定の位置を意味する。
本実施形態に係る建築板5は、図4に示すように、平面視略矩形状である。本開示でいう「略矩形状」とは、4つの角が90°とみなせる角度を持つ形状を意味し、各辺が直線であるか否かは問わない。例えば、各辺が、凹凸形状を有していても、「略矩形状」の範ちゅうである。建築板5は、本実施形態では、平面視における図心を中心とした点対称形状に形成されている。
建築板5は、一対の第1の端面51と、一対の第2の端面52とを備える。各第1の端面51は、各第2の端面52に交差する方向に沿って延びており、より詳細には、各第2の端面52に対して垂直な方向に沿って延びている。各第1の端面51の長手方向の長さは、本実施形態では、各第2の端面52の長手方向の長さよりも短い。一対の第1の端面51は、建築板5において、互いに反対側に位置している。本実施形態において、各端面51,52は、複数の位置合わせマーク53を有している。
複数の位置合わせマーク53は、穴位置から、建築板5の端面に対して垂直に直線を引いた時に、直線と端面との交点に形成される。複数の位置合わせマーク53は、本実施形態では、複数の第1の位置合わせマーク54と、複数の第2の位置合わせマーク55とを有する。
第1の位置合わせマーク54は、第1の端面51に形成される位置合わせマークである。第1の位置合わせマーク54は、本実施形態では、複数形成されており、複数の第1の位置合わせマーク54は、第1の端面51から突出した凸部58の複数の(ここでは、2つの)側面で構成される。各側面は、第1の端面51に直交している。
各第1の位置合わせマーク54は、本実施形態では、凸部58の各側面であるが、本開示では、第1の位置合わせマーク54は、凹部の側面、切込み、又は印刷などで構成されてもよい。また、第1の位置合わせマーク54は、尖った突起の先端で構成されてもよい。
凸部58は、本実施形態では、第1の端面51の長手方向の中央に凸部58の中央が一致するようにして形成されている。凸部58は、第1の端面51の長手方向に沿って幅を有する。このため、一対の第1の位置合わせマーク54は、第1の端面51の長手方向の中央からずれた位置に形成されており、第1の端面51の長手方向の中央を挟んで対称位置に配置されている。
第2の位置合わせマーク55は、第2の端面52に形成される位置合わせマークである。第2の位置合わせマーク55は、本実施形態では、複数(ここでは、2つの)形成されている。各第2の位置合わせマーク55は、第2の端面52に形成された切込みで構成されている。
各第2の位置合わせマーク55は、本実施形態では、切込みであるが、本開示では、第2の位置合わせマーク55は、凸部58の側面,凹部の側面,又は印刷等で構成されてもよい。また、第2の位置合わせマーク55は、尖った突起の先端で構成されてもよい。
建築板5では、第1の仮想直線56と、第2の仮想直線57との交点が穴位置となる。穴位置は、建築板5の幅方向の中心を通ってその長手方向に延びる仮想中心線に対して対象に配置される。第1の仮想直線56は、建築板5の互いに反対側にある第1の端面51の第1の位置合わせマーク54同士を結ぶ仮想線である。第2の仮想直線57は、建築板5の互いに反対側にある第2の端面52の第2の位置合わせマーク55同士を結ぶ仮想線である。本実施形態では、穴位置特定治具1を用いることで、第1の仮想直線56及び第2の仮想直線57を罫書くことなく、穴位置を特定することができる。
(2.2)穴位置特定治具
本実施形態に係る穴位置特定治具1は、金属板を曲げ加工して形成されており、図5A,5Bに示すように、平面視略矩形状であって縦断面が略T字状をなしている。この穴位置特定治具1は、建築板5の端面に当てられる当て部2と、この当て部2に沿って延在する取手部3と、これら当て部2及び取手部3と直交するように延びる矩形板状の位置表示部4とを備える。より具体的に、孔位置特定治具1は、矩形板状の金属板の長手方向一端部を上方に垂直に折り曲げ、さらに、この折り曲げ部分の先端部を180度下方に折り曲げて、上方に折り曲げられた部分よりも下方に突出させ、この下方に突出した部分に、矩形状の切欠き250を設けて形成されている。ここで、本開示では、位置表示部4の長手方向を「長さ方向L」とし、長さ方向Lに直交しかつ水平面に沿う方向を「幅方向W」とし、長さ方向L及び幅方向Wに直交する方向を「上下方向H」として定義する。
当て部2は、位置表示部4よりも下方に突出した部分(下方突出部分という場合がある)であって、位置合わせ部22を有しており、位置合わせ部22を建築板5の位置合わせマーク53に合わせた状態で、建築板5の端面に当てられる部分である。当て部2は、複数(ここでは2つ)の接触部21と、複数(ここでは2つ)の位置合わせ部22と、嵌合部25と、を備える。
複数の接触部21は、当て部2において切欠き250の両側の下方突出部分であって、建築板5の端面に対して、当該端面の長手方向に互いに離れた位置で接触する。複数の接触部21は、本実施形態では、いずれも少なくとも一部である接触する面が平面であり、平面の部分が同一平面上に位置する。複数の接触部21は、建築板5の端面の長手方向に沿って並ぶように配置される。
ここで、本実施形態に係る当て部2は、複数の接触部21を有していたが、接触部21は1つでもよい。また、接触部21は、建築板5の端面に対して、面状に接触しなくてもよく、例えば、接触部21は円柱状又は球状であってもよい。この場合、端面に接触する部分が同一平面上に位置していればよい。
複数の位置合わせ部22は、当て部2における切欠き250の両端縁部分であって、建築板5の端面に形成された位置合わせマーク53に合わせる部分である。各位置合わせ部22は、本実施形態では、各当て部2において、穴位置特定治具1の幅方向Wの両端面のうちの中央側の端面で構成された第1の位置合わせ部23と、当て部2の外側の端面で構成された第2の位置合わせ部24とを備える。ただし、本実施形態では、各位置合わせ部22は、接触部21の一部で構成されるが、本開示では、位置合わせ部22と接触部21とは、別の箇所に設けられてもよい。
嵌合部25は、当て部2に形成された切欠き250であって、建築板5の凸部58に嵌め込まれる部分である。嵌合部25は、本実施形態では、下向きU字状に形成されている。嵌合部25は、図1Aに示すように、建築板5の上方から下方向に沿って穴位置特定治具1を移動させ、嵌合部25に凸部58を嵌め込むことで、凸部58に対して位置決めされる。すると、位置合わせマーク53である凸部58の側面に対し、位置合わせ部22である第1の位置合わせ部23が合わせられる。
取手部3は、位置表示部4よりも上方に突出した部分(上述の折り曲げられた部分)であって、穴位置特定治具1を施工者が手に持つためのつまみである。取手部3は、本実施形態では、当て部2の上端部から上方向に突出しており、当て部2の上端部に一体に設けられている。
位置表示部4は、当て部2に対して固定されており、穴位置を特定するための複数の表示部41,42を有する。位置表示部4は平板状であり、当て部2の上端に対応する位置から延びている。位置表示部4の長手方向は、複数の接触部21が位置する仮想平面に対して直交する。複数の表示部41,42は、穴位置を示す。穴位置は、第1の端面51に対して直交し、かつ第1の位置合わせマーク54を通る直線上に位置する。位置表示部4は、複数の表示部として、複数(ここでは4つ)の第1の表示部41と、複数(こここでは2つ)の第2の表示部42とを備える。
第1の表示部41は、第1の位置合わせ部23を第1の位置合わせマーク54に合わせた状態で、当て部2が第1の端面51に当てられることで、穴位置を示す表示である。第1の表示部41は、本実施形態では、位置表示部4を貫通する丸穴である。図1Aに示すように、複数の第1の表示部41は、嵌合部25を凸部58に対して嵌め込むと、建築板5の第1の端面51の長手方向の中央を挟んで対称位置に配置される穴位置を同時に示す。要するに、複数の第1の表示部41は、複数の第1の位置合わせマーク54の各々に対応する穴位置を同時に示すことができる。
第2の表示部42は、第2の位置合わせ部24を第2の位置合わせマーク55に合わせた状態で、当て部2が第2の端面52に当てられることで、穴位置を示す表示である。各第2の表示部42は、本実施形態では、位置表示部4に対して幅方向Wに沿って罫書きされた直線である。図1Bに示すように、複数の第2の表示部42は、第2の位置合わせ部24を第2の位置合わせマーク55に合わせた状態で、第2の端面52に当て部2が当てられると、建築板5の第1の端面51の長手方向の中央を挟んで対称位置に配置される穴位置を同時に示す。要するに、複数の第2の表示部42は、複数の穴位置を同時に示すことができる。なお、本実施形態における建築板5の第2の端面52は、その長手方向中央部が平坦状(つまり、長手方向に略平行)をなし、その両側部分が長手方向外側に向かって当該長手方向に対して傾斜している。そして、この傾斜部分に上記位置合せマーク55が形成されている。そうして、第2の位置合せ部24を位置合せマーク55に合わせる場合には、一方の第2の位置合せ部24が上記平坦状の中央部分に当てるのが好ましい。これにより、穴位置特定治具1が建築板5の幅方向に平行となり、穴位置を正確に特定することが可能となる。
本実施形態では、点対称な形状を備えた建築板5の第1の端面51に設けられた凸部58に穴位置特定治具1の嵌合部25を嵌合させることによって当て部2を第1の端面51に当てて第1の位置合せ部23を第1の位置合せマーク54に合わせ、位置表示部4に形成された第1の表示部41を利用して建築板5の表面に固着具の穴位置を記す。そうして、寄棟又は谷部の形状に合わせて建築板5をカットし、一方の板片を当該寄棟又は谷部に合わせて屋根下地に固定し、他方の板片を屋根のその他の箇所に利用する。また、建築板5の第2の端面52の第2の位置合せマーク54に第2の位置合せ部24を合わせ、位置表示部4に形成された第2の表示部42を利用して建築板5の表面に固着具の穴位置を記す。そうして、上記と同様に建築板5をカットする。
このように、第1の位置合わせ部23を第1の位置合わせマーク54に合わせた状態で第1の端面51に当て部2を当てた場合と、第2の位置合わせ部24を第2の位置合わせマーク55に合わせた状態で第2の端面52に当て部2を当てた場合とで、同じ複数の穴位置を示すことができる。このため、図1Bに示すように、建築板5において第1の端面51を含む部分を切り落とした場合でも、第2の端面52を利用して、複数の穴位置を特定することができる。
また、本実施形態では、穴位置特定治具1は、第3の表示部43を有する。第3の表示部43は、図6に示すように、位置表示部4の長手方向のうちの当て部2とは反対側の端部との間の寸法が、第2の端面52における隅切りの目安となる寸法を表している。隅切りの寸法は、第2の端面52の先端から、第2の端面52のうち隅切り部分59に対応する部分とそれ以外の部分との境界までの寸法であり、当該境界が隅棟6の笠木の外側に位置するような寸法である。ここでいう「隅切り」とは、屋根板の出隅部を切り落とすことを意味し、屋根板の端面を横走りした雨水が、笠木の内部に入るのを防ぐ加工である。
このように、本実施形態に係る穴位置特定治具1では、施工者は、位置合わせ部22を位置合わせマーク53に合わせた状態で、当て部2を建築板5の端面に当てることで、建築板5において容易に穴位置を特定することができる。これにより、建築板5に対して、罫書き線を引く必要がないため、穴位置を特定するための従来の作業を低減することができる。
(変形例)
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、変形例を説明する。
(1)変形例1
変形例1の穴位置特定治具1は、図7に示すように、当て部2と、位置表示部4とを備える。位置表示部4は、複数の表示部41を有する。各表示部41は、本変形例では、位置表示部4の幅方向の縁から切り込まれた凹みである。
当て部2は、一対の接触部21を有する。各接触部21の幅方向の内側の端面は、位置合わせ部22である。
位置表示部4の幅方向の両側の縁の延長線上には、位置合わせ部22が位置する。位置表示部4の幅方向の両側の縁の延長線と、一対の接触部21が位置する仮想平面とは直交する。
本変形例に係る穴位置特定治具1では、施工者は、位置合わせ部22を、建築板5の第1の位置合わせマーク54に合わせた状態で、当て部2を第1の端面51に当てる。すると、第1の端面51に対して直交しかつ位置合わせマーク53を通る直線上の複数の穴位置を、表示部41が示す。これにより、施工者は、容易に穴位置を特定することができる。
(2)その他の変形例
以下、実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
第1の表示部41は、上記実施形態では丸穴であり、変形例では切込みであったが、本開示では、突起,印刷等であってもよい。また、屋根板ごとに線種を変えて、屋根板に応じた穴位置を表示することで、1つの穴位置特定治具1で、複数種類の建築板5に対応することができる。
また、上記実施形態では、第1の表示部41が第1の端面51に直交し位置合せマーク53を通る直線上になるように設けられているが、これに限定されず、第1の表示部41が当該直線からずれていてもよい。
第2の表示部42は、位置表示部4に予め印刷等されていても良いが、これに限定されず、例えば、位置表示部4に予め印刷等されておらず、施工現場において施工予定の建築板の種類に応じて筆記具等で記載してもよい。
上記実施形態では、位置合わせマーク53は、建築板5の端面にのみ形成されたが、本開示では、例えば、建築板5の表面と端面とにまたがって形成されてもよいし、建築板5の表面において端面に近い箇所に形成されてもよい。要するに、位置合わせマーク53は、建築板5の端部に形成されればよい。
上記実施形態では、第1の端面51に形成された凸部58に対し、嵌合部25を嵌め込むことで、第1の端面51に当て部2を位置決めしたが、本開示では、穴位置特定治具1は、第1の端面51に凹部を形成し、嵌合部25として、凹部に嵌め込む凸部を備えてもよい。
上記実施形態では、屋根板の穴位置を特定する用途を一例として説明したが、本開示では、壁板に対して適用してもよい。特に、壁板では、妻壁の上端部に用いられ、斜めに切断される壁板に対して、効果的に適用し得る。
上記実施形態では、建築板5の短辺の端面を第1の端面51とし、建築板5の長辺の端面を第2の端面52としたが、これに限らず、本開示では、建築板5の長い辺の端面を第2の端面52とし、建築板5の短辺の端面を第1の端面51としてもよい。
上記実施形態では、穴位置特定治具1は、金属板を曲げ加工することで形成されたが、本開示では、鋳造により形成されてもよいし、樹脂成形によって一体に形成されてもよい。
(まとめ)
以上説明したように、第1の態様に係る穴位置特定治具1は、端部に少なくとも1つの位置合わせマーク53が形成された建築板5に対し、穴位置を特定するための穴位置特定治具1である。穴位置特定治具1は、当て部2と、当て部2に対して固定されると共に建築板5の表面に沿って延びた位置表示部4とを備える。当て部2は、位置合わせマーク53に合わせるための位置合わせ部22を有し、位置合わせ部22を位置合わせマーク53に合わせた状態で建築板5の端面に当てられる。位置表示部4は、表示部(第1の表示部41)を有する。表示部41は、建築板5の表面の穴位置を示す。
この態様によれば、施工者は、建築板5に対して、容易に穴位置を特定することができ、罫書き線を引いた上で穴位置を特定していた従来の作業を低減することができる。
第2の態様に係る穴位置特定治具1では、第1の態様において、位置合わせマーク53は、建築板5の一の端部に複数形成されている。当て部2は、複数の位置合わせ部22を有する。当て部2は、複数の位置合わせマーク53の各々に複数の位置合わせ部22の各々を合わせた状態で、建築板5の一の端面に当てられる。位置表示部4は、複数の位置合わせマーク53の各々に対応する穴位置を同時に示す複数の表示部41を有する。
この態様によれば、一度、当て部2を建築板5の端面に当てるだけで、複数の穴位置を特定できるため、作業性を向上させることができる。
第3の態様に係る穴位置特定治具1では、第1又は第2の態様において、建築板5は、端面としての第1の端面51と、第1の端面51に交差する方向に沿って延びる第2の端面52とを有する。第2の端面52には第2の位置合わせマーク55が形成される。位置表示部4は、第2の位置合わせマーク55に位置合わせ部22を合わせた状態で、当て部2が第2の端面52に当てられることで、穴位置を示す第2の表示部42を有する。
この態様によれば、例えば、第1の端面51が切り落とされた場合であっても、第2の端面52の第2の位置合わせマーク55を利用して、穴位置を特定することができる。
第4の態様に係る穴位置特定治具1では、第1~第3のいずれか1つの態様において、位置合わせマーク53は、端面に形成された凸部58又は凹部の側面である。穴位置特定治具1は、凸部58又は凹部に嵌め込まれて、側面に位置合わせ部22が合わせられる嵌合部25を更に備える。
この態様によれば、凸部58又は凹部に嵌合部25を嵌め込むだけで、穴位置を特定することができ、作業性を向上させることができる。
第2~第4の態様に係る構成については、穴位置特定治具1に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1 穴位置特定治具
2 当て部
22 位置合わせ部
23 第1の位置合わせ部
24 第2の位置合わせ部
25 嵌合部
4 位置表示部
41 第1の表示部
42 第2の表示部
5 建築板
51 第1の端面
52 第2の端面
53 位置合わせマーク
54 第1の位置合わせマーク
55 第2の位置合わせマーク
58 凸部

Claims (5)

  1. 第1の端面と、前記第1の端面に交差する方向に沿って延びる第2の端面とを有し、前記第1の端面に第1の位置合わせマークが形成され、前記第2の端面に第2の位置合わせマークが形成された建築板に対し、穴位置を特定するための穴位置特定治具であって、
    前記第1の位置合わせマークに合わせるための第1の位置合わせ部と、前記第2の位置合わせマークに合わせるための第2の位置合わせ部と、を有し、前記第1の端面又は前記第2の端面に当てられる当て部と、
    前記当て部に対して固定され、前記建築板の表面に沿って延びて、前記第1の位置合わせマークに前記第1の位置合わせ部を合わせた状態で前記当て部が前記第1の端面に当てられることで前記建築板の表面の前記穴位置を示す第1の表示部と、前記第2の位置合わせマークに前記第2位置合わせ部を合わせた状態で前記当て部が前記第2の端面に当てられることで、前記穴位置を示す第2の表示部と、を有する位置表示部と、を備え
    前記第1の表示部と前記第2の表示部とは、互いに異なる形状を有する、穴位置特定治具。
  2. 前記第1の位置合わせマークは、前記第1の端面に形成されており、
    前記当て部は、前第1の位置合わせ部を有し、前記第1の位置合わせマークに記第1の位置合わせ部を合わせた状態で前記第1の端面に当てられ、
    前記位置表示部は、前記第1の位置合わせマークに対応する前記穴位置を同時に示す複数の前記第1の表示部を有する、請求項1の穴位置特定治具。
  3. 前記第2の位置合わせマークは、前記第2の端面に形成されており、
    前記当て部は、前記第2の位置合わせ部を有し、前記第2の位置合わせマークに前記第2の位置合わせ部を合わせた状態で前記第2の端面に当てられ、
    前記位置表示部は、前記第2の位置合わせマークに対応する前記穴位置を同時に示す複数の前記第2の表示部を有する、請求項1又は請求項2の穴位置特定治具。
  4. 前記第1の位置合わせマーク又は前記第2の位置合わせマークが、前記第1の端面又は前記第2の端面に形成された凸部又は凹部の側面であり、
    前記穴位置特定治具は、前記凸部又は前記凹部に嵌め込まれて、前記側面に前記第1の位置合わせ部又は前記第2の位置合わせ部が合わせられる嵌合部を更に備える、請求項1~3のいずれか1つの穴位置特定治具。
  5. 請求項1~4のいずれか1つの穴位置特定治具を用いて建築板の穴位置を特定する方法であって、
    前記第1の位置合わせ部が前記第1の位置合わせマークに合わせられた状態で、前記当て部が前記第1の端面に当てられて、前記第1の表示部が前記穴位置を特定するか、あるいは、
    前記第2の位置合わせ部が前記第2の位置合わせマークに合わせられた状態で、前記当て部が前記第2の端面に当てられて、前記第2の表示部が前記穴位置を特定する、建築板の穴位置特定方法。
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