JPH0869105A - 感光性印刷版材用合紙 - Google Patents
感光性印刷版材用合紙Info
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- JPH0869105A JPH0869105A JP20565894A JP20565894A JPH0869105A JP H0869105 A JPH0869105 A JP H0869105A JP 20565894 A JP20565894 A JP 20565894A JP 20565894 A JP20565894 A JP 20565894A JP H0869105 A JPH0869105 A JP H0869105A
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- Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
Abstract
せる合紙において、露光現像後印刷までの間、合紙を印
刷面に密着被せた場合であっても、印刷面の印刷性に悪
影響を与えないようにする。 【構成】 漂白クラフトパルプを叩解し4%の濃度に希
釈した紙料に合成系サイズ剤をサイズ度が4秒になるよ
うに加え、硫酸アルミニウムをpHが5.0になるまで加え
た。この紙料を用いて抄紙し、35g/m2の感光性印刷版
材用合紙を作製した。
Description
形成された感光性印刷版材に密着させて感光層を保護す
る合紙に関するものである。
鉄、亜鉛等の金属を支持体とした平版用又は凸版用感光
性印刷版材を包装する場合、感光性印刷版材を数枚から
数十枚積み重ねて1単位の包装にする方法が一般に行わ
れている。この場合、積み重ねられた感光性印刷版材が
相互に摩擦して感光層を損傷することがある。また、数
十枚の感光紙印刷版材をギロチンで一定寸法に裁断する
場合、金属を支持体とした感光性印刷版材のみ(即ち、
合紙を使用しない場合)では、ほとんど裁断できず、ギ
ロチン刃が損傷し、印刷版材の切断面が鏡面状態になら
ず。凹凸のギザギザ状態になりギロチン刃を頻繁に交換
しなければならない。
ともに、ギロチン刃の損傷を抑えて裁断回数を伸ばすた
めに、感光性印刷版材の間に合紙と呼ばれる感光層より
柔らかな材質のシートを挟みこんでいる。そして、この
ような合紙には、上記感光層の保護及び裁断性の向上の
他、感光性印刷版材との密着性は良いが剥離が簡単であ
ること、剥離摩擦帯電が小さいこと等が要求されてい
る。
に各種合紙が提案されており、例えば、紙にワックスを
含有させたもの(特公昭61−19025号公報)、紙に脂肪酸
又はその塩を含有させたもの(特開昭55−118041号公
報)、ポリオレフィン系パルプ及びアルカリ金属のハロ
ゲン化物を含有したもの(特開昭57−99647号公報)があ
る。
は、露光時に表面に設けられている合紙を剥離除去し、
原画フィルムを感光層に密着露光させた後現像する。こ
れにより、感光層の表面には、親インク性の画像部と疎
インク性の非画像部が形成される。そして、露光前に感
光層に密着させていた合紙を、現像後印刷までの間、印
刷面(感光層)を保護するために再び密着させることが
ある。
再使用により、非画像部の疎インク性が若干親インク性
を有するようになり、非画像部にもインクが付着して印
刷物が汚れてしまうことがあり、また、画像部の親イン
ク性も強くなり、印刷物に色ムラが発生することがあっ
た。
印刷版で印刷した印刷物に汚れが発生しない合紙を提供
することを目的とする。
達成するために鋭意検討し、上述した特開昭55−118041
号公報で提案された合紙のように、親油性を示す脂肪酸
又はその塩を含有しているものは特に汚れが発生し易
く、また、ロジン系サイズ剤を添加した合紙の場合も、
印刷物に汚れが発生し易いものであることを見出し、本
発明を完成させたものである。
は、ロジン系のサイズ剤、脂肪酸及び脂肪酸塩が添加及
び塗布されていないことを特徴として構成されている。
すなわち、本発明の感光性印刷版材用合紙は、サイズ剤
が全く添加又は塗布されていないか、ロジン系サイズ剤
以外のサイズ剤が添加されているものであり、どちらに
しても、脂肪酸及び脂肪酸塩は添加又は塗布されていな
いものである。
剤、エマルジョン型サイズ剤等があり、原料ロジンの種
類はガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジンの3種
類がある。
酸、ステアリン酸、ペテン酸、オレイン酸等があり、脂
肪酸塩としては、上記脂肪酸のアルカリ金属塩、アルカ
リ土類金属塩等がある。
塗布できるサイズ剤としては、合成系サイズ剤が好まし
い。すなわち、本発明の感光性印刷版材用合紙は、合成
系サイズ剤を添加又は塗布されていることを特徴として
構成されている。
石油樹脂系サイズ剤、中性サイズ剤等がある。
〜5重量%が好ましく、0.2〜3重量%がより好まし
く、0.3〜1重量%が最も好ましい。添加又は塗布量が
0.1重量%未満であると、サイズ効果は現れず、添加又
は塗布量が5重量%を超えると、サイズ効果は飽和し、
逆にサイズ効果に寄与しない成分が抄紙機中に付着し紙
汚れを起こす。
の紙料に混合する方法等がある。
ール、塗布バー、サイズプレス等を用いて行う。
料としては、木材パルプ、麻等の天然繊維、ポリオレフ
ィン等の線状高分子から得られる合成パルプ、合成繊
維、再生セルロール等を用いることができる。
ことができ、例えば、粘度、タルク、チタンホワイト等
の充填剤、メラミン樹脂、ポリアミド、ポリアミンエピ
クロルヒドリン樹脂等の湿潤強度向上剤、澱粉、ポリア
クリルアミド等の乾燥強度向上剤、硫酸アルミニウム等
の水溶性多価金属塩、カチオン性澱粉、カチオン性ポリ
マー等の定着剤を用いることができる。
印刷版材を多数枚積み重ねる場合に用いる他、1枚の感
光性印刷版材の表面を保護するためにのみ用いるもので
あってもよく、また、新聞印刷等の未印刷ページ部分に
用いられる、感光層未塗布の感光性印刷版材用であって
もよい。
サイズ剤、脂肪酸及び脂肪酸塩が添加及び塗布されてい
ないので、現像された感光層に密着しても、感光層に悪
影響を与えず、良好な印刷を維持する。
希釈した紙料に合成系サイズ剤をサイズ度が4秒になる
ように加え、硫酸アルミニウムをpHが5.0になるまで加
えた。この紙料を用いて抄紙し、35g/m2の感光性印
刷版材用合紙を作製した。
と以外は、実施例1と同じ方法で合紙を作製した。
ジン系サイズ剤を使用する以外は、実施例1と同じ方法
で合紙を作製した。
と合成パルプ25重量%とを混合して叩解した紙料を用い
た他は、実施例1と同一である(合成サイズ剤添加)。
と合成パルプ25重量%とを混合して叩解した紙料を用い
た他は、実施例2と同一である(サイズ剤無添加)。
と合成パルプ25重量%とを混合して叩解した紙料を用い
た他は、従来例1と同一である(ロジン系サイズ剤添
加)。
m×400mmのアルミニウム板にジアゾ樹脂を塗布した市販
の感光性印刷版材を用いた。この感光性印刷版材と合紙
とを密着させシートに切断し、画像作成のため合紙を剥
がして原画フィルムを密着露光後現像した。感光性印刷
版材上に形成した画像保護のため露光前にはがした合紙
を再度感光性印刷版材上に載せ、2日間放置後、感光性
印刷版材から保護用の合紙を剥がし、印刷機に取付けて
印刷物の汚れと色ムラを観察した。結果を表1示す。
を保護するために合紙を印刷面に密着して被せても、印
刷面の印刷性に悪影響を及ぼすことがない。
Claims (3)
- 【請求項1】 ロジン系のサイズ剤、脂肪酸及び脂肪酸
塩が添加及び塗布されていないことを特徴とする感光性
印刷版材用合紙。 - 【請求項2】 合成系サイズ剤を添加又は塗布されてい
る請求項1に記載の感光性印刷版材用合紙。 - 【請求項3】 合成系サイズ剤の添加量又は塗布量が0.
1〜5重量%である請求項2に記載の感光性印刷版材用
合紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20565894A JP3306431B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 感光性印刷版材用合紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20565894A JP3306431B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 感光性印刷版材用合紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0869105A true JPH0869105A (ja) | 1996-03-12 |
JP3306431B2 JP3306431B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=16510548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20565894A Expired - Fee Related JP3306431B2 (ja) | 1994-08-30 | 1994-08-30 | 感光性印刷版材用合紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3306431B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1138520A2 (en) * | 2000-03-31 | 2001-10-04 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Protective interleaf sheet for planographic printing plates, and packaging method for planographic printing plates |
-
1994
- 1994-08-30 JP JP20565894A patent/JP3306431B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1138520A2 (en) * | 2000-03-31 | 2001-10-04 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Protective interleaf sheet for planographic printing plates, and packaging method for planographic printing plates |
EP1138520A3 (en) * | 2000-03-31 | 2001-11-28 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Protective interleaf sheet for planographic printing plates, and packaging method for planographic printing plates |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3306431B2 (ja) | 2002-07-24 |
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